JP2001263970A - 内燃機関のegrガスクーラー - Google Patents

内燃機関のegrガスクーラー

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Naoki Oi
直樹 大井
Katsuya Yamada
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換チューブと乱流促進板との間のフレッ
チングを防止する。 【解決手段】 内部に冷却水が通流するボディ8と、ボ
ディ8の両端をそれぞれ閉塞する端板10と、ボディ8
内に配設され、かつ両端がそれぞれ端板10の取付孔に
接続される略ベローズ形状の熱交換チューブ12とを備
え、ボディ8と端板10と熱交換チューブ12とが、予
めクーラーエレメント4としてろう付けされていると共
に、熱交換チューブ12内部に略スパイラル形状の乱流
促進板40が配設された内燃機関のEGRガスクーラー
2において、乱流促進板40は、熱交換チューブ12の
内周面に対して密接する2つの保持部46を備え、保持
部46以外の部分が、熱交換チューブ12の内周面に対
して所定間隔を空け離間するよう形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気還
流装置において、EGRガス(排気還流ガス)を冷却水
によって冷却するEGRガスクーラーに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関から排出される窒素酸化物を抑
制するために、内燃機関から排出された排気ガスの一部
を吸気系に還流するようにした排気還流装置が従来から
用いられている。
【0003】この排気還流装置においては、一般に、排
気系から取り出した高温の排気ガスを、特に冷却するこ
となく、そのまま吸気系へ導入する構成となっている
が、排気系から取り出された排気ガスは非常に高温であ
り、ガスそのものが膨張しているため、十分な量のEG
Rガスを導入しようとすると、内燃機関の体積効率が低
下し、出力の低下や燃費の悪化を招来する。
【0004】そこで、EGRガスを冷却水の循環によっ
て冷却するEGRガスクーラーが提案されており、一部
で実用に供されている。
【0005】図11は、多管式の構造を採用した従来の
EGRガスクーラーの一構成例を示すもので、筒状のボ
ディ61の内部に、側面の冷却水入口62および冷却水
出口63を介して冷却水が通流するようになっており、
かつこのボディ61内に、複数本の金属製の熱交換チュ
ーブ64が配設されている。各熱交換チューブ64は、
ボディ61の両端をそれぞれ閉塞する一対の端板65に
端部が接続固定されており、かつこれらの熱交換チュー
ブ64の内部に排気ガスを導入するために、上記ボディ
61の両端に、それぞれガス入口およびガス出口となる
キャップ状部材66が固定されている。従って、EGR
ガスとなる排気ガスは、複数本の熱交換チューブ64内
を並列に流れ、その周囲を囲む冷却水によって冷却され
ることになる。
【0006】また、各熱交換チューブ64内には、排気
ガスの冷却効率を促進するために、帯状の金属板を捩じ
ってなるスパイラル形状の乱流促進板67が各熱交換チ
ューブ64内に配設されている。
【0007】そして、このような構成のEGRガスクー
ラーは、一般には、炉内で全体を加熱して各部を同時に
ろう付けする手法によって製造されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スパイラル形
状の乱流促進板67の外周縁を、その全長に亙って熱交
換チューブ64の内壁面にろう付けすることは困難であ
る。そのため、熱交換チューブ64に振動が生じた場合
に、乱流促進板67と熱交換チューブ64との間にフレ
ッチングが発生し、熱交換チューブ64の内壁を傷つけ
孔をあけてしまいEGRガスクーラーの耐久性を損なう
虞がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の発明は、内部に冷却水を通流させるように側面に冷却
水入口及び冷却水出口が設けられた略筒状のボディと、
上記ボディの両端をそれぞれ閉塞する端板と、上記ボデ
ィ内に配設され、かつ両端がそれぞれ上記端板の取付孔
に接続される略ベローズ形状の熱交換チューブと、上記
ボディの両端にそれぞれ接続され、かつガス入口及びガ
ス出口を構成する入口側及び出口側のキャップ状部材
と、を備え、上記ボディと上記端板と上記熱交換チュー
ブとが、クーラーエレメントとしてろう付けされている
と共に、排気ガスが通流する上記熱交換チューブ内部に
略スパイラル形状の乱流促進板が配設された内燃機関の
EGRガスクーラーにおいて、上記乱流促進板は、上記
熱交換チューブの内周面に対して密接する2つ保持部を
備え、該各保持部によって熱交換チューブと固定されて
いると共に、上記保持部以外の部分が、上記熱交換チュ
ーブの内周面に対して所定間隔を空け離間するよう形成
されていることを特徴としている。これによって、熱交
換チューブに振動が生じても、乱流促進板は、その両端
の保持部以外が熱交換チューブの内周面に接触すること
はない。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記乱流促進板の保持部の少なくとも
一つが、上記熱交換チューブの内周面とろう付けされ、
固定されていることを特徴としている。これによって、
乱流促進板は熱交換チューブに対して強固に固定され
る。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、上記熱交換チューブの略中央
部分には、略円筒状のストレート部が形成され、上記ス
トレート部の内周面に、上記乱流促進板の一方の保持部
が密接していると共に、該乱流促進板の他方の保持部
が、該熱交換チューブの一端の内周面に密接しているこ
とを特徴としている。これによって、熱交換チューブの
乱流促進板が配設されていないベローズ形状部分は、上
記乱流促進板によってその長さを拘束されることがな
い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は、この発明に係るEGRガスクーラ
ー2の全体的構成を示す断面図、図2はその横断面図で
ある。
【0014】このEGRガスクーラー2は、ろう付けに
より一体化される中央のクーラーエレメント4と、この
クーラーエレメント4の入口側および出口側の端部にそ
れぞれ溶接または、クーラーエレメント4とともにろう
付けされる一対のキャップ状部材6,6と、に大別され
る。
【0015】上記クーラーエレメント4は、断面矩形の
筒状をなすボディ8と、このボディ8の両端をそれぞれ
閉塞する一対の端板10,10と、上記ボディ8内に収
容され、かつ両端がそれぞれ端板10に接続された6本
の熱交換チューブ12と、ボディ8内に3つの流路14
a,14b,14cを構成するように配設された仕切板
16、18とから大略構成されている。
【0016】上記ボディ8は、例えば0.8mm程度の
肉厚のステンレス製のものであり、冷却水入口20及び
冷却水出口22を有している。これらの冷却水入口20
及び冷却水出口22には、それぞれ冷却水用配管を接続
するためのコネクタ24が、ろう付けにより固定されて
いる。ここで、上記冷却水入口20は、EGRガスの出
口側となるボディ8の一端に位置し、かつ上記冷却水出
口22は、EGRガスの入口側となるボディ8の他端に
位置するよう形成されている。
【0017】上記端板10は、ボディ8よりも厚肉の例
えば1.5mm程度の肉厚のステンレス板からなり、そ
の6カ所に予め円形の取付孔26が開口形成されている
と共に、筒状に折り曲げられ、さらに先端側部分が外周
側で折曲されており、この端板10の外周部28先端側
部分が上記ボディ8の外周側に折曲された端部と突き合
わされ、上記外周部28の先端側部分とボディ8の端部
は、上記キャップ状部材6の端部で巻き込まれるように
加工された後、ろう付けされる。尚、上記キャップ状部
材6は、クーラーエレメント4をろう付けした後に溶接
して取り付けることもできる。
【0018】上記仕切板16,18は、図2に示すよう
に、両側縁がそれぞれ取付片16a,18aとして略L
字形に折り曲げられており、これら取付片16a,18
aでもって、それぞれボディ8内壁面にろう付けされて
いる。
【0019】また、これらの仕切板16,18は、ボデ
ィ8の全長よりも短く、かつEGRガスの入口側となる
一方の端板10には、仕切板18の一端が当接した状態
に配置されていると共に、EGRガスの出口側となる他
方の端板10には、仕切板16の一端が当接した状態に
配置されている。すなわち、冷却水入口20から供給さ
れた冷却水は、図1中に示す矢印の順路に従って、ボデ
ィ8内壁面と仕切板16とによって画成された流路14
a内をボディ8のEGRガス出口側からEGRガス入口
側へと流れ、仕切板16,18とに挟まれた流路14b
内をボディ8のEGRガス入口側からEGRガス出口側
へと流れ、ボディ8内壁面と仕切板18とによって画成
された流路14c内をボディ8のEGRガス出口側から
EGRガス入口側へと流れて、冷却水出口22から外部
に排出されている。
【0020】熱交換チューブ12は、やはりステンレス
製のものであり、非常に薄い例えば0.3mm程度の肉
厚に構成され、上述した3つの流路14a,14b,1
4c内にそれぞれ2本づつ配設されている。
【0021】この熱交換チューブ12は、図3に示すよ
うに、略円筒状のストレート部30によって一対のベロ
ーズ部32a,32bが連結された構成となっていると
共に、熱交換チューブ12の端部となる各ベローズ部3
2a,32bの一端には、端板10,10の取付孔9に
嵌合する円筒形の嵌合部34a,34bがそれぞれ設け
られている。換言すれば、ベローズ形状の熱交換チュー
ブ12の略中央に、略円筒状のストレート部30が形成
されている。
【0022】これらベローズ部32a,32bは、表面
積の増大のために、この熱交換チューブ12の長手方向
に沿って大径の山部36と小径の谷部38が交互に連続
するように形成されたものであって、図4に示すよう
に、谷部38の内径D1がストレート部30の内径D2
りも大きくなるよう形成されている。
【0023】そして、EGRガス入口側に位置する一方
のベローズ部32a内には、図5〜図7に示すような乱
流促進板40が配設されている。
【0024】この乱流促進板40は、例えばステンレス
製の略H形状の一枚の金属板からなり、帯状の本体部4
2を捩ることによって、この本体部42がスパイラル形
状に形成され、かつ本体部42端部から延出する一対の
延出片44が、それぞれ円弧状に折曲されることによっ
て、全体として略円筒状の保持部46が本体部42の両
端に形成されている。
【0025】そして、上記保持部46が、熱交換チュー
ブ12のストレート部30内周面と嵌合部34a内周面
とにそれぞれ密接することによって、乱流促進板40
は、熱交換チューブ12内に固定されている。
【0026】また、保持部46外径D3は、スパイラル
形状に捩じられた本体部42外径D4よりも大径となる
よう形成されている。すなわち、本体部42外径D
4は、ベローズ部32aの谷部38の内径D1よりも小さ
くなるよう設定されており、本体部42が熱交換チュー
ブ12の内周面、すなわちベローズ部32aの内周面に
対して所定間隔を空け離間するよう形成されている。
【0027】尚、上記延出片44には、ろう材を収容す
るための凹部48が円周上に4カ所形成されているが、
この凹部48は、延出片44を折曲する前にプレス加工
等により形成される。
【0028】上記のように構成されたクーラーエレメン
ト4は、ろう付けによって一体化されている。このろう
付けには、例えば、ニッケルろう付けが用いられ、かつ
各部材を治具により組み付けた状態として炉内で加熱す
る、いわゆる炉内ろう付けによって組み立てられてい
る。
【0029】このように構成されたEGRガスクーラー
2においては、上記乱流促進板40が、両端の保持部4
6の外径D3に対して、スパイラル形状の本体部42の
外径D4が小径となるよう形成され、両端の保持部46
のみが熱交換チューブ12の内周面、すなわち嵌合部3
4a及びストレート部30の内周面に密接するよう構成
されているので、乱流促進板40のスパイラル形状の本
体部42とベローズ部32aの内周面とが、熱交換チュ
ーブ12の振動によって接触することがなく、両者間で
フレッチングが発生することを確実に防止することがで
き、熱交換チューブ12の内壁を傷つけ孔をあけてしま
うことがない。
【0030】そして、両端の保持部46を熱交換チュー
ブ12にろう付けすることにより、両者をより強固に一
体化することができる。尚、両端の保持部46を熱交換
チューブ12に必ずしもろう付けする必要はなく、2つ
の保持部46のうちどちらかどちらか一方の保持部46
がろう付けされていればよい。
【0031】また、略円筒状のストレート部30によっ
て一対のベローズ部32a,32bを連結するよう構成
し、かつ乱流促進板40を一方のベローズ部32a内に
のみに配設することによって、EGRガス熱による熱応
力により熱交換チューブ12全体の伸縮を乱流促進板4
0が配設されていないベローズ部32bの伸縮によって
吸収することが可能となる。
【0032】すなわち、内部に乱流促進板40が配設さ
れたベローズ部32aは、ストレート部30とこのベロ
ーズ部32aの嵌合部34aとに両端が固定された乱流
促進板40によって、その長さが拘束されることになる
が、内部に乱流促進板40が配設されていないベローズ
部32bは、冷却効率を向上させるために形成されたベ
ローズ形状を利用したこのベローズ部32bの軸方向に
沿った伸縮が可能であり、この伸縮を利用することによ
って、熱交換チューブ12と端板10,10とのろう付
けされた接合部分に応力が集中して作用することを回避
し、この接合部分の耐久性を向上させることができる。
【0033】尚、上記保持部46は、乱流促進板40の
両端に必ずしも位置している必要はなく、乱流促進板の
内側にずらして形成することもできる。
【0034】ここで、熱交換チューブ12は、上述した
実施例のように、2つのベローズ部32a,32bが1
つのストレート部30によって連結された構成に限定さ
れるものではなく、例えば、n個のベローズ部を(n−
1)個のストレート部によって連結し、少なくとも1つ
のベローズ部内に乱流促進板が配置されていない構成で
あれば、上述した作用効果を得ることができる。但し、
nはn≧2とする。
【0035】尚、乱流促進板の保持部の形状は、上述し
た円筒形状のものに限定されるものではなく、例えば、
図8に示すように形成することもできる。
【0036】図8に示す乱流促進板50は、上述した乱
流促進板40と同様に一枚の金属板からなり、本体部4
2、保持部52,54を有しており、本体部42は上述
した乱流促進板40の本体部42と同様にスパイラル形
状に形成されているものの、保持部52,54の形状が
上述した乱流促進板の保持部とは異なる形状に形成され
ている。
【0037】すなわち、図8において右側の保持部52
の寸法D5は、本体部42の外径D4よりも大きく、かつ
この左側の本体部42との連結部分に向かって徐々に寸
法が小さくなる略等脚台形状に形成されている。そし
て、この略等脚台形状の保持部52の最大幅となる端部
近傍の縁が、熱交換チューブ12のストレート部30内
周面に密接し、ろう付け固定される。
【0038】乱流促進板50の保持部54は、ベローズ
部32aの嵌合部34a内周面に当接する、図8におい
て左側の保持部54は、図9に示すように、本体部42
の外径D4より広幅の略矩形板状を呈し、かつ略中央に
断面三角形となる隆起部56が形成されており、乱流促
進板50を熱交換チューブ12内に挿入した後に、この
隆起部56を押し潰すことによって、保持部の幅寸法を
大きくし、ベローズ部32aの嵌合部34a内周面に密
接させ、ろう付け固定される。
【0039】このような保持部52,54の形状とすれ
ば、上述した乱流促進板40の保持部46に比べ、熱交
換チューブ12内に挿入した後の位置決めをより簡単に
行うことができる。
【0040】また、この乱流促進板50においては、保
持部54の形状を図10に示すように、保持部57の外
周側を相半した方向に折曲させた形状にすることも可能
である。このような折曲させた保持部57とすること
で、熱交換チューブ12内に挿入した後、嵌合部34a
内周との接触面積を増大することができ、保持部57を
安定して嵌合部34a内に設置することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、乱流促進板は、保持部
以外が熱交換チューブの内周面に接触することはないの
で、上記乱流促進板と熱交換チューブとの間でフレッチ
ングが発生してしまうことを確実に防止することがで
き、熱交換チューブの内壁を傷つけ孔あけることがなく
なるので、EGRガスクーラーの耐久性を向上させるこ
とができる。
【0042】また、請求項2のように、乱流促進板の保
持部を熱交換チューブの内周面に対してろう付けするこ
とにより、乱流促進板をより強固に熱交換チューブと一
体化させることができる。
【0043】そして、請求項3のように構成することに
より、熱交換チューブの乱流促進板が配設されていない
ベローズ形状部分は、上記乱流促進板によってその長さ
を拘束されることがないので、熱による熱交換チューブ
の伸縮を、乱流促進板が配設されていないベローズ形状
部分のベローズ形状を利用した伸縮によって吸収するこ
とができ、端板の取付孔にろう付けされた熱交換チュー
ブの両端に、応力が作用することを回避し、この接合部
分の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃機関のEGRガスクーラーの
全体構成を示す断面図。
【図2】本発明に係る内燃機関のEGRガスクーラーの
横断面図。
【図3】本発明に係る内燃機関のEGRガスクーラーに
用いられる熱交換チューブの正面図。
【図4】図3のA部の拡大図。
【図5】熱交換チューブ内に配置される乱流促進板の斜
視図。
【図6】乱流促進板の正面図。
【図7】乱流促進板の側面図。
【図8】乱流促進板の異なる実施例を示す正面図。
【図9】異なる実施例における乱流促進板の保持部の斜
視図。
【図10】異なる実施例における乱流促進板の保持部の
斜視図。
【図11】従来の内燃機関のEGRガスクーラーの全体
構成を示す断面図。
【符号の説明】
12…熱交換チューブ 30…ストレート部 32…ベローズ部 40…乱流促進板 42…本体部 46…保持部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に冷却水を通流させるように側面に
    冷却水入口及び冷却水出口が設けられた略筒状のボディ
    と、 上記ボディの両端をそれぞれ閉塞する端板と、 上記ボディ内に配設され、かつ両端がそれぞれ上記端板
    の取付孔に接続される略ベローズ形状の熱交換チューブ
    と、 上記ボディの両端にそれぞれ接続され、かつガス入口及
    びガス出口を構成する入口側及び出口側のキャップ状部
    材と、を備え、上記ボディと上記端板と上記熱交換チュ
    ーブとが、クーラーエレメントとしてろう付けされてい
    ると共に、排気ガスが通流する上記熱交換チューブ内部
    に略スパイラル形状の乱流促進板が配設された内燃機関
    のEGRガスクーラーにおいて、 上記乱流促進板は、上記熱交換チューブの内周面に対し
    て密接する2つ保持部を備え、該各保持部によって熱交
    換チューブと固定されていると共に、上記保持部以外の
    部分が、上記熱交換チューブの内周面に対して所定間隔
    を空け離間するよう形成されていることを特徴とする内
    燃機関のEGRガスクーラー。
  2. 【請求項2】 上記乱流促進板の保持部の少なくとも一
    つが、上記熱交換チューブの内周面とろう付けされ、固
    定されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機
    関のEGRガスクーラー。
  3. 【請求項3】 上記熱交換チューブの略中央部分には、
    略円筒状のストレート部が形成され、上記ストレート部
    の内周面に、上記乱流促進板の一方の保持部が密接して
    いると共に、該乱流促進板の他方の保持部が、該熱交換
    チューブの一端の内周面に密接していることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の内燃機関のEGRガスクー
    ラー。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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