JP2602059B2 - 分岐管継手の製法 - Google Patents

分岐管継手の製法

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JP2602059B2 JP63126843A JP12684388A JP2602059B2 JP 2602059 B2 JP2602059 B2 JP 2602059B2 JP 63126843 A JP63126843 A JP 63126843A JP 12684388 A JP12684388 A JP 12684388A JP 2602059 B2 JP2602059 B2 JP 2602059B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は一般に自動車、或いは各種の機械、装置等に
燃料その他給油、給気等の供給路として配設される管径
20m/m程度以下の比較的細径からなる金属配管によるT
型、十字型等の分岐管継手の製法に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の分岐管継手、特にT型分岐管継手の製
法としては、例えば第11図に示すように主管(P′)の
周壁部に設けた分流孔(13)部に、枝管(P′)側の端
部に成形した鞍状の開口壁(14)部を被着重合した状態
で該重合面を鑞溶着して成形するか、或いは第12図
(イ)及び(ロ)(実公昭56−16453号公報)に示すよ
うに偏心した軸芯部に貫孔(22)と、周側部に該貫孔に
直交して連通した分岐接続孔(24)とを設けるよう短円
柱状の金属棒材を切削加工して継手本体(21)を形成
し、該貫孔部に、分流孔(23)部を位置して主管
(P″)を挿入し、同時に前記分岐接続孔(24)部に枝
管(P1″)を組付けた状態でそれぞれ孔周部を鑞溶着し
て成形するかしてなるものであった。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の技術においては、前
者にあっては被着重合面での鑞溶着に先立って、スポッ
ト溶接等の板付けによる位置決め作業を必要とするた
め、これら作業上の煩わしさを招き、また開口壁(14)
の面積を充分に得ることができず、従って重合した構造
によって鑞溶着強度の不足を招いて洩れを生ぜしめる傾
向にあり、更に枝管側に管径上の制限を余儀なくされ、
主管と少くとも同径の枝管が使用しにくい等の問題を有
するものであった。
又、後者にあっては、棒材の切削加工、特に偏心した
加工による継手本体(21)によって製造コストを高める
ことにより、また製品重量を著しく増加する等の問題を
有するものであった。
本発明は従来技術の有する前記問題に鑑みてなされた
もので、鑞溶着作業上の煩わしさを軽減し、また鑞溶着
強度を充分となして漏れの憂いをなくすことができ、更
に所望に応じて主管と同径又は径が異なる枝管の配設を
可能となす等、該枝管側の管径の制限を緩和すると共
に、製造コストを低減し、同時に製品の剛性を高めると
共に、軽量となすことのできる分岐管継手の製法を提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するため、周壁部に分流孔を
有する一体からなる主管の該分流孔部、或いは相互の対
向する端部に間隔を保持して配設した別体からなる主管
との該間隔部を、周側に分岐接続孔を穿設した前記主管
より大径の短管からなる継手本体の該分岐接続孔附近の
内部に位置して挿入せしめると共に、前記分岐接続孔部
に枝管を組付け、更にかかる状態にあって枝管の組付け
側に位置する前記継手本体の左右長手方向の一部周壁部
を、該枝管の組付け部を残して扁平状の押圧絞り加工を
施して縮径せしめ、前記主管及び枝管の外周面とにそれ
ぞれ密合せしめた状態でこれら相互の密合面を一括鑞溶
着して成形するか、或いは分流孔のない主管を予め継手
本体内部に挿入し前記工程を経た後一括鑞溶着し、次い
で枝管内部に切削具を挿入し主管の周壁に分流孔を穿設
して成形せしめてなる分岐管継手の製法を要旨とするも
のである。
[作 用] 本発明はこのような製法によるため、短管片からなる
継手本体内部に主管及び枝管を組付けた状態での前記押
圧絞り加工による縮径と、相互の密合面での一括鑞溶着
とにより成形することにより、鑞溶着時に仮付けを廃止
できる等作業上の煩わしさを軽減し、また前記密合によ
って鑞溶着強度を充分となして洩れの憂いがなく、且つ
押圧絞り加工した扁平部がリブとしての補強効果を発揮
して継手全体の剛性を高め、更に主管同径又は径が異な
る枝管の配設をも可能となすことができて枝管側の管径
の制限を緩和すると共に、前記継手本体としての短管に
よる簡易な成形によって製造コストを低減し、同時に製
品を軽量となすことができることとなる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すれば、
第1図は本発明の一実施例に係る分岐管継手の製法によ
って製造されるT型分岐管継手の押圧絞り加工前の平面
図、第2図(イ)は第1図の側面図、第2図(ロ)は他
の実施例の第2図(イ)相当図、第3図は第1図の押圧
絞り加工後の状態図、第4図は第3図の側面図、第5図
は第3図A−A線の断面図、第6図は第4図B−B線の
断面図、第7図は他の実施例による第6図相当図、第8
図は第7図C−C線の断面図、第9図及び第10図はそれ
ぞれ更に他の実施例による第6図相当図であって、
(1)は短管からなる継手本体であり、その周側に分岐
接続孔(2)を穿設してなるものである。尚、継手本体
(1)は第2図(イ)のように断面円形にする他に、後
の押圧絞り加工を容易且つ正確に行うよう、第2図
(ロ)のように予め主管(P)の外径と略同じ内径の円
弧壁(1′)を有する断面楕円又は長円形状に形成する
こともできる。そして周壁部に分流孔(3)を有して前
記継手本体(1)の内径より小径の外径をもつ一体から
なる主管(P)の該分流孔部、或いは相互の対向する端
部に間隔(3′)を保持して配設した別体からなる主管
(P)との該間隔部を、前記継手本体(1)側の分岐接
続孔(2)附近の内部に位置して挿入せしめると共に、
該分岐接続孔部に主管(P)と同径の枝管(P0)を組付
けてなるものである。更にこれら状態にあって枝管
(P0)の組付け側に位置する前記継手本体(1)の左右
長手方向の一部周壁部を上下一対からなるT字状の溝を
有するプレス型により該枝管の組付け部を残して扁平状
の押圧絞り加工を施して扁平部(5)を形成すると同時
に主管(P)及び枝管(P0)との嵌合部を縮径せしめ、
主管(P)と枝管(P0)の外周面とにそれぞれ密合せし
めた状態で、相互の密合面を炉中加熱等により一括鑞溶
着して成形せしめるのである。
尚第7図乃至第8図は主管(P)より径の小さな枝管
(P0)を配設した例を示すもので、この場合は枝管
(P0)の端部を主管(P)の分流孔(3)内部にわずか
に臨ませたもので、枝管(P0)の分流孔(3)に対する
位置決めを容易とすることができる。また第7図乃至第
9図における(4)は必要に応じて主管(P)の挿入側
附近、或いは枝管(P0)の組付け附近のそれぞれの外周
面に設けた環状突起壁であり、継手本体(1)内部での
位置決めを容易となし、同時に鑞溶着強度や気密性の向
上をも図ることができる。
以上実施例では分流孔(3)を有する主管(P)又は
相互の対向する端部に間隔を保持して配設した別体の主
管(P)について説明したが、第10図に示すように分流
孔のない主管を継手本体(1)に挿入し押圧絞り加工や
鑞溶着等の前記同様の加工を施した後に枝管(P0)より
ドリル、キリ等の切削具(6)を挿入して主管(P)の
周壁に分流孔(3)を穿設することもできる。尚この際
当然ながら切粉等の除去を行なう。
また、本発明はT型分岐管継手のみならず、十字型分
岐管継手の製造にも用いることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明による分岐管継手の製法
は、特に短管からなる継手本体(1)による前記主管
(P)の挿入及び枝管(P0)の組付け状態での前記一部
周壁部の扁平状の押圧絞り加工に伴って縮径せしめ、相
互のなす密合面を一括鑞溶着して成形せしめてなるた
め、鑞溶着作業上の煩わしさを軽減して簡易に成形する
ことができ、また押圧絞り加工による前記密合によって
鑞溶着強度を充分となして洩れの憂いをなくすことがで
き、扁平部(5)がリブとして補強効果を発揮して継手
全体の剛性を高め、振動に対する抵抗力を増すと共に、
所望に応じて枝管(P0)が主管(P)と同径又は径が異
っても配設を可能となす等、該枝管側の管径の制限を緩
和し、且つ、継手本体(1)として短管により製品コス
トを低減し、同時に充分に対処できる比較的薄肉の該短
管構造によって製品を軽量となすことができる等、極め
て有用な分岐管継手の製法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す分岐管継手の製法によ
って製造されるT型分岐管継手の押圧絞り加工前の平面
図、第2図(イ)は第1図の側面図、第2図(ロ)は他
の実施例の第2図(イ)相当図、第3図は第1図の押圧
絞り加工後の状態図、第4図は第3図の側面図、第5図
は第3図A−A線の断面図、第6図は第4図B−B線の
断面図、第7図は他の実施例による第6図相当図、第8
図は第7図C−C線の断面図、第9図及び第10図はそれ
ぞれ更に他の実施例による第6図相当図、第11図及び第
12図(イ)は従来例によって製造された分岐管継手の一
部切欠き断面図、第12図(ロ)は第12図(イ)のD−D
線の断面図である。 (1)……継手本体、(2)……分岐接続孔、(3)…
…分流孔、(4)……環状突起壁、(5)……扁平部、
(P)……主管、(P0)……枝管

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周壁部に分流孔を有する一体からなる主管
    の該分流孔部、或いは相互の対向する端部に間隔を保持
    して配設した別体からなる主管との該間隔部を、周側に
    分岐接続孔を穿設した前記主管より大径の短管からなる
    継手本体の該分岐接続孔附近の内部に位置して挿入せし
    めると共に、前記分岐接続孔部に枝管を組付け、更にか
    かる状態にあって枝管の組付け側に位置する前記継手本
    体の左右長手方向の一部周壁部を、該枝管の組付け部を
    残して扁平状の押圧絞り加工を施して縮径せしめ、前記
    主管及び枝管の外周面とにそれぞれ密合せしめた状態で
    これら相互の密合面を一括鑞溶着して成形せしめてなる
    ことを特徴とする分岐管継手の製法。
  2. 【請求項2】主管を、周側に分岐接続孔を穿設した前記
    主管より大径の短管からなる継手本体の内部に挿入せし
    めると共に、前記分岐接続孔部に枝管を組付け、更にか
    かる状態にあって枝管の組付け側に位置する前記継手本
    体の左右長手方向の一部周壁部を、該枝管の組付け部を
    残して扁平状の押圧絞り加工を施して縮径せしめ、前記
    主管及び枝管の外周面とにそれぞれ密合せしめた状態で
    これら相互の密合面を一括鑞溶着し、次いで枝管内部に
    切削具を挿入して主管の周壁部に分流孔を穿設して成形
    せしめてなることを特徴とする分岐管継手の製法。
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