JP2514078Y2 - フユ―エルデリバリパイプ - Google Patents

フユ―エルデリバリパイプ

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JP2514078Y2
JP2514078Y2 JP1989139340U JP13934089U JP2514078Y2 JP 2514078 Y2 JP2514078 Y2 JP 2514078Y2 JP 1989139340 U JP1989139340 U JP 1989139340U JP 13934089 U JP13934089 U JP 13934089U JP 2514078 Y2 JP2514078 Y2 JP 2514078Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、燃料噴射式自動車用エンジンの燃料加圧ポ
ンプから送給された燃料をエンジンの各吸気通路あるい
は各気筒に燃料インジエクタ(噴射ノズル)を介して供
給するためのフユーエルデリバリパイプの改良に関す
る。
(従来の技術) 燃料噴射方式のエンジンの4気筒あるいは3気筒に向
けて燃料を噴射するためのフユーエルデリバリパイプの
典型的な構造を第5図と第6図に示す。第5図に示すフ
ユーエルデリバリパイプ70は、トップフイードタイプと
呼ばれる型式のもので、実開昭59-40577号公報にも類似
の構造が示されている。この型式では、長手方向に延伸
する主管71が断面角形の鋼管で形成され、その一端側に
は燃料入口に通じる導入管77が、他端側には余った燃料
の出口に通じる戻り管78がそれぞれ銅ろう付けにより接
続されている。主管71の中間部には、燃料ノズルの導入
軸を受入れるための複数の筒形ソケット74が主管71の下
面側にあたる壁面に一定の間隔をおいて穿設された接続
口に接続部分を銅ろう付けして固定されている。
これらのソケットはインテークマニホルド内の吸気弁
にのぞむ各噴射ノズルの取付方向に対し正確な角度で合
致させなければならず、ソケット相互の間隔もまた噴射
ノズル相互の間隔と完全に一致させなければならない。
ソケットの内周面には燃料インジエクタ側のOリングを
受入れて完全な液密を達成できるように極めて高い真円
度と平滑度を有するバニシング加工等が施され、さらに
入口には面取り加工が施されている。その結果、ソケッ
トの肉厚が必然的に大きくなり、重量の増加を招いてい
た。
第6図に示すフユーエルデリバリパイプ80は、ボトム
フロータイプと呼ばれる型式のもので、燃料インジエク
タの導入軸(筒状部分)を受入れる3個の円筒状ソケッ
ト81が連通管82を介して相互に内部で連通するように接
続され、一定の間隔をあけて配設されている。これらの
ソケット81は鍛造又は鋳造品を切削加工して作られ、内
周面は燃料インジエクタ側の1対のOリングを受入れて
完全な液密を達成できるように極めて高い真円度と平滑
度を有するバニシング加工等が施されている。各ソケッ
トの筒壁83には、中心軸線と直交する方向でかつ直径中
心位置又は少し偏心した位置を貫通する開口が穿設さ
れ、この開口に連通管82の接続端部を嵌合してろう付け
部84により固定している。
いずれの型式のフユーエルデリバリパイプも、ソケッ
トの製作、組付け及び検査に多大の工数を必要とし、コ
ストの上昇と重量の増加を招いていた。
米国特許第4457280号「燃料噴射レール組立体」に
は、トップフイードタイプのフユーエルデリバリパイプ
の連通管部分だけを上下に分割してそれぞれを成形し、
両者の間を溶接すると共にソケットを挿入して溶接し、
全体を一体に構成するフユーエルデリバリパイプが示さ
れている。この例では、ソケット部分を薄板の深絞りで
成形しているが、深絞りが可能な薄板は溶接作業中に熱
変形を起こして真円度が低下し、Oリングを受入れた際
のシール性能が低下するという欠点がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は、前述した製作上の困難性を除去し、
フユーエルデリバリパイプの加工工数を低減させると共
に重量の軽減を図ることにある。
(問題点を解決するための手段とその作用) 本考案の前述した目的は、その第1の態様として、ト
ップフイードタイプのフユーエルデリバリパイプにおい
て、各ソケットが上半部分と下半部分とに分割され、上
半部分はプラグとダイスを用いた芯引加工によって得ら
れる引き抜き鋼管で作られかつその上端が拡径加工さ
れ、下半部分は薄板からプレス成形され、上半部分と下
半部分とがろう付け溶接によって接合されており、下半
部分の下端には円形の突起が形成されて連通管に形成さ
れた孔と嵌合するようになっているフユーエルデリバリ
パイプによって達成される。
かかる構成に基づき、本考案によれば筒状のソケット
が上下に分割された部分から成り、上半部分はプラグ・
ダイスを使用したいわゆる芯引工程を経て製造される引
き抜き鋼管で作られているので、その内面は一定の滑ら
かさが保証されており、内面を機械加工する必要がなく
なって工数が大幅に低減される。その上端には円錐状工
具を押し込んでテーパ状に押し広げるバーリング加工と
呼ばれる拡径加工が施されており、この塑性加工による
バーリング部によって内径の真円度が維持され、後で溶
接した際に熱変形を起こすことがない。従って、肉厚を
薄く作ることができて軽量化が可能になる。ソケットの
下半部分はプレス成形され、その下端に円形の突起が設
けられて連通管の孔と嵌合するので、ソケットの位置決
めが確実になって噴射ノズルとの間の整合が達成され
る。
本考案の前述した目的は、その第2の態様として、ボ
トムフロータイプのフユーエルデリバリパイプにおい
て、各ソケットが上半部分と下半部分とに分割され、上
半部分は第1の態様と同様の引き抜き鋼管で作られかつ
その上端が拡径加工され、下半部分は薄板からプレス成
形され、上半部分と下半部分とがろう付け溶接によって
接合されており、上半部分の中央付近には連通管を受入
れる孔が対向配置されて連通管と溶接接合されるように
なっているフユーエルデリバリパイプによって達成され
る。
この場合も、第1の態様と同様にして加工工数が低減
され、熱変形が防止されるため薄肉の鋼管を使用するこ
とができて軽量化が可能になる。
本考案の他の特徴及び利点は、添付図面の実施例を参
照した以下の記載により明らかとなろう。
(実施例) 第1図は、本考案の好適な実施例によるトップフイー
ドタイプのフユーエルデリバリパイプ10のソケット接合
部分を断面で表わしており、ソケットは上半部分11と下
半部分12とに分割して作られている。上半部分11は、表
面を鏡面仕上げしたプラグとダイスを用いた芯引加工に
よって得られる比較的肉厚が小さく内壁面の面あらさが
滑らかな引き抜き鋼管を輪切りにし、その上端側に円錐
状工具を押し込んで押し広げるバーリング加工を施して
テーパ状のバーリング部13が形成されている。下半部分
12は薄板のプレス成形により皿形に作られ、その上側環
状部分14は上半部分11の底部を受入れ、その下端は円形
の突起15に形成されて、連通管20に穿設された孔21内を
嵌合して固定されるようになっている。
このソケットの上部開口には上方から噴射ノズルの導
入軸30が挿入され、その先端付近の溝に収容されたOリ
ング31がソケットの上半部分11の内面に摺接し、燃料が
漏れないようにシールする働きをする。
また、前記上部開口にはバーリング加工により鍔(つ
ば)状に押し広げられたバーリング部13を設けているの
で、Oリング31の進入を容易にすると同時にその真円度
を保持することができ、Oリング31を変形させて破損さ
せることがない。
第2図、第3図の実施例は、下半部分の変形例を表わ
しており、第2図の下半部分12Aは外周の周縁部分で上
半部分11の下端を受入れるような形状に作られ、第3図
の下半部分12Bは円周溝の部分で上半部分11の下端を受
入れるような形状に作られている。これらの下半部分12
A,12Bはプレス成形により作られるが、必要に応じて機
械加工を追加してもよい。
第4図は、本考案の第2の態様によるボトムフロータ
イプのフユーエルデリバリパイプ40のソケット接合部分
を断面で表わしており、ソケットは上半部分41と下半部
分42とに分割して作られている。上半部分41は、第1図
示の上半部分11と同様な芯引加工がなされた比較的肉厚
の小さな引き抜き鋼管を輪切りにし、その上端側にバー
リング加工を施してテーパ状のバーリング部43が形成さ
れている。下半部分42は薄板のプレス成形により皿形に
作られ、その上側環状部分44は上半部分41の底部を受入
れ、その下部は段付き状に縮径されて最小径部分45がそ
の内側でOリングを受入れるように滑らかな形状にプレ
ス成形されている。
ソケット上半部の筒壁には、中心軸線と直交する方向
でかつ直径中心位置又は少し偏心した位置を貫通する開
口46が穿設され、この開口に連通管50の接続端部を嵌合
してろう付けにより固定している。
第4図に示すフユーエルデリバリパイプ40はボトムフ
ロータイプであるから、第6図に関連して説明したよう
に、燃料インジエクタ側の1対のOリングを受入れて液
密を達成する。すなわち、第4図のソケットの上部開口
には上方から噴射ノズルの導入軸が挿入され、その先端
付近の溝に収容されたOリングがソケットの下半部分42
の縮径部分45の内面に摺接し、さらに噴射ノズルの導入
軸の中央付近に装着されたOリングがソケットの上半部
分41の内面47に摺接し、これら1対のOリングの働きに
よって燃料が漏れないようにシールする。
また、前記上部開口にはバーリング加工により鍔(つ
ば)状に押し広げられたバーリング部43を設けているの
で、1対のOリングの進入を容易にすると同時にその真
円度を保持することができ、Oリングを変形させて破損
させることがない。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く、本考案によれば各ソケット
のOリングと接触する内面が、あらかじめ一定の平滑度
が保証されている引き抜き鋼管の内面、又はプレス加工
による平滑な面に仕上げられているので、従来のような
複雑な機械加工はほとんど必要がなくなって工数が大幅
に削減され、コストが低減される。引き抜き鋼管は加工
歪が小さいので、比較的肉厚の小さな管を使うことがで
きて、軽量化が可能になる等、その実用的価値には顕著
なものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるフユーエルデリバリパイプのソケ
ット接続部分を表わす縦断面図、第2図は変形例を表わ
す第1図と類似の縦断面図、第3図は他の変形例を表わ
す第1図と類似の縦断面図、第4図は本考案の他の実施
例によるソケット接続部分を表わす縦断面図、第5図は
従来のフユーエルデリバリパイプを表わす斜視図、第6
図は他の型式による従来のフユーエルデリバリパイプを
表わす斜視図である。 10,40……フユーエルデリバリパイプ 11,41……上半部分 12,42……下半部分 13,43……バーリング部 15……円形突起 20,50……連通管 21,46……孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料インジエクタの導入軸を受入れる複数
    の筒状ソケットが連通管に沿って所定の間隔で配置され
    て成るフユーエルデリバリパイプにおいて、 前記各ソケットが上半部分と下半部分とに分割され、上
    半部分はプラグとダイスを用いた芯引加工によって得ら
    れる引き抜き鋼管で作られかつその上端が拡径加工さ
    れ、下半部分は薄板からプレス形成され、上半部分と下
    半部分とはろう付け溶接によって接合されており、下半
    部分の下端には円形の突起が形成されて連通管に形成さ
    れた孔と嵌合するようになっていることを特徴とするフ
    ユーエルデリバリパイプ。
  2. 【請求項2】燃料インジエクタの導入軸を受入れる複数
    の筒状ソケットが連通管を介して所定の間隔で配置され
    て成るフユーエルデリバリパイプにおいて、 前記各ソケットが上半部分と下半部分とに分割され、上
    半部分はプラグとダイスを用いた芯引加工によって得ら
    れる引き抜き鋼管で作られかつその上端が拡径加工さ
    れ、下半部分は薄板からプレス成形され、上半部分と下
    半部分とはろう付け溶接によって接合されており、上半
    部分の中央付近には連通管を受入れる孔が対向配置され
    て連通管と溶接接合されるようになっていることを特徴
    とするフユーエルデリバリパイプ。
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