JP2621335B2 - 半浮動式車軸の軸受装置 - Google Patents
半浮動式車軸の軸受装置Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
- F16C35/04—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
- F16C35/06—Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
- F16C35/067—Fixing them in a housing
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C2226/00—Joining parts; Fastening; Assembling or mounting parts
- F16C2226/50—Positive connections
- F16C2226/60—Positive connections with threaded parts, e.g. bolt and nut connections
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C2326/00—Articles relating to transporting
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- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/58—Raceways; Race rings
- F16C33/583—Details of specific parts of races
- F16C33/586—Details of specific parts of races outside the space between the races, e.g. end faces or bore of inner ring
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明に係る半浮動式車軸の軸受装置は、各種自動
車の車軸を回転自在に支持する場合等に利用する。
車の車軸を回転自在に支持する場合等に利用する。
（従来の技術） 通常のFR車（前置エンジン・後輪駆動車）で駆動輪が
非独立懸架の場合に於ける後車軸、FF車（前置エンジン
・前輪駆動車）で非駆動輪が非独立懸架の場合に於ける
後車軸、或はフォークリフトやショベルローダ等の特殊
車両の場合に於ける前車軸は、車体の床下面にばねを介
して支持された車軸管の内側に、玉軸受、円錐ころ軸
受、円筒ころ軸受等の転がり軸受により回転自在に支持
している。
非独立懸架の場合に於ける後車軸、FF車（前置エンジン
・前輪駆動車）で非駆動輪が非独立懸架の場合に於ける
後車軸、或はフォークリフトやショベルローダ等の特殊
車両の場合に於ける前車軸は、車体の床下面にばねを介
して支持された車軸管の内側に、玉軸受、円錐ころ軸
受、円筒ころ軸受等の転がり軸受により回転自在に支持
している。
例えば第４〜５図に示した構造は、FR車に於ける後車
軸を、車軸管に対して回転自在に支持する部分の、従来
構造の２例を示している。それぞれの図面で、リーフス
プリング等を介して自動車の床下面に支持された車軸管
１の一端は、差動装置（デファレンシャルギヤ）のケー
シングに結合し、この車軸管１の他端開口部に、本発明
の対象となる軸受装置を設けている。
軸を、車軸管に対して回転自在に支持する部分の、従来
構造の２例を示している。それぞれの図面で、リーフス
プリング等を介して自動車の床下面に支持された車軸管
１の一端は、差動装置（デファレンシャルギヤ）のケー
シングに結合し、この車軸管１の他端開口部に、本発明
の対象となる軸受装置を設けている。
先ず、第４図に示した第１例の場合、車軸管１の開口
端部に固定した円筒状の軸受ハウジング２に、玉軸受３
等の転がり軸受を構成する外輪４を内嵌している。又、
上記差動装置にその一端を結合し、上記車軸管１を挿通
した車軸５に、玉軸受３を構成する内輪６を外嵌してい
る。内周面に内方軌道７を有する外輪４と、外周面に外
方軌道８を有する内輪６との間には、複数の玉９、９等
の転動体を装着し、これら玉９、９の転動に伴なって、
車軸管１の内側で車軸５が回転する様にしている。
端部に固定した円筒状の軸受ハウジング２に、玉軸受３
等の転がり軸受を構成する外輪４を内嵌している。又、
上記差動装置にその一端を結合し、上記車軸管１を挿通
した車軸５に、玉軸受３を構成する内輪６を外嵌してい
る。内周面に内方軌道７を有する外輪４と、外周面に外
方軌道８を有する内輪６との間には、複数の玉９、９等
の転動体を装着し、これら玉９、９の転動に伴なって、
車軸管１の内側で車軸５が回転する様にしている。
更に、一端面を軸受ハウジング２の内周面に形成した
段部10に突き当てた外輪４の他端面には、バッキングプ
レート（ドラムブレーキの基板となる部材）11等を介し
て抑え蓋12を突き当てている。そして、この抑え蓋12と
上記軸受ハウジング２とを、ボルト13とナット14とによ
り結合し、外輪４の軸受ハウジング２からの脱落防止を
図っている。
段部10に突き当てた外輪４の他端面には、バッキングプ
レート（ドラムブレーキの基板となる部材）11等を介し
て抑え蓋12を突き当てている。そして、この抑え蓋12と
上記軸受ハウジング２とを、ボルト13とナット14とによ
り結合し、外輪４の軸受ハウジング２からの脱落防止を
図っている。
一方、車軸５の端部外周面に形成した段部25に一端面
を突き当てた内輪６の他端面には、車軸５に外嵌した固
定用リング15の端面を突き当てて、内輪６の位置決めを
図っている。
を突き当てた内輪６の他端面には、車軸５に外嵌した固
定用リング15の端面を突き当てて、内輪６の位置決めを
図っている。
又、第５図に示した第２例の場合、車軸管１の開口端
に固定する軸受ハウジング２を、基半部16と先半部17と
に二分割している。そして、先半部17に形成した内向鍔
部18により、外輪４の軸受ハウジング２からの脱落防止
を図っている。
に固定する軸受ハウジング２を、基半部16と先半部17と
に二分割している。そして、先半部17に形成した内向鍔
部18により、外輪４の軸受ハウジング２からの脱落防止
を図っている。
（発明が解決しようとする課題） ところが、上述の様に構成される従来の半浮動式車軸
の軸受装置の場合、次に述べる様な不都合を生じる。
の軸受装置の場合、次に述べる様な不都合を生じる。
即ち、何れの構造の場合も、玉軸受３等の転がり軸受
を構成する外輪４が軸受ハウジング２から抜け出るのを
防止する為、抑え蓋12、先半部17の様に、玉軸受３等の
転がり軸受とは別体の部品を使用している。この為、部
品管理や組立作業が面倒になる事が避けられない。
を構成する外輪４が軸受ハウジング２から抜け出るのを
防止する為、抑え蓋12、先半部17の様に、玉軸受３等の
転がり軸受とは別体の部品を使用している。この為、部
品管理や組立作業が面倒になる事が避けられない。
又、半浮動式車軸の軸受装置を設ける空間は狭い為、
軸受装置の外径寸法を極力小さくする要望が強い。但
し、大きなラジアル荷重を受ける玉軸受３等の転がり軸
受の強度保持の為、内方軌道７形成部分に於ける外輪４
の厚さ寸法ｔをあまり小さくする事ができず、小型化に
も限度があった。
軸受装置の外径寸法を極力小さくする要望が強い。但
し、大きなラジアル荷重を受ける玉軸受３等の転がり軸
受の強度保持の為、内方軌道７形成部分に於ける外輪４
の厚さ寸法ｔをあまり小さくする事ができず、小型化に
も限度があった。
本発明の半浮動式車軸の軸受装置は、上述の様な不都
合を何れも解消するものである。
合を何れも解消するものである。
（課題を解決する為の手段） 本発明の半浮動式車軸の軸受装置は、前述した従来の
軸受装置と同様に、車体の下面に支持された車軸管と、
この車軸管に挿通された車軸と、この車軸の端部に内輪
を外嵌固定すると共に、外輪を上記車軸管の開口端部に
固定する、玉軸受、円錐ころ軸受、円筒ころ軸受等の転
がり軸受とから構成する。
軸受装置と同様に、車体の下面に支持された車軸管と、
この車軸管に挿通された車軸と、この車軸の端部に内輪
を外嵌固定すると共に、外輪を上記車軸管の開口端部に
固定する、玉軸受、円錐ころ軸受、円筒ころ軸受等の転
がり軸受とから構成する。
更に、本発明の半浮動式車軸の軸受装置に於いては、
上記転がり軸受を構成する外輪の外周面でこの外輪の内
周面に設けた内方軌道の周囲部分に、この外輪と一体で
上記内方軌道の幅寸法よりも大きい厚さ寸法を有する凸
部及び第一のフランジを設け、この第一のフランジと車
軸管の開口端部に固設した第二のフランジとをボルトを
用いて結合している。
上記転がり軸受を構成する外輪の外周面でこの外輪の内
周面に設けた内方軌道の周囲部分に、この外輪と一体で
上記内方軌道の幅寸法よりも大きい厚さ寸法を有する凸
部及び第一のフランジを設け、この第一のフランジと車
軸管の開口端部に固設した第二のフランジとをボルトを
用いて結合している。
（作用） 上述の様に構成される、本発明の半浮動式車軸の軸受
装置が、車軸を回転自在に支持する作用自体は、前述し
た従来の軸受装置の場合と同様である。
装置が、車軸を回転自在に支持する作用自体は、前述し
た従来の軸受装置の場合と同様である。
特に、本発明の半浮動式車軸の軸受装置の場合には、
軸受装置を構成する転がり軸受の外周面に形成した第一
のフランジと、車軸管の開口端部に固設した第二のフラ
ンジとを直接結合固定する。この為、転がり軸受を構成
する外輪が車軸管から分離するのを防止する為に、転が
り軸受と別体の部品を使用する必要がなく、部品管理、
組立作業が容易となる。
軸受装置を構成する転がり軸受の外周面に形成した第一
のフランジと、車軸管の開口端部に固設した第二のフラ
ンジとを直接結合固定する。この為、転がり軸受を構成
する外輪が車軸管から分離するのを防止する為に、転が
り軸受と別体の部品を使用する必要がなく、部品管理、
組立作業が容易となる。
更に、外輪の外周面で内方軌道の周囲部分に形成し
た、この内方軌道の幅寸法よりも大きい厚さ寸法を有す
る凸部及び第一のフランジが、この外輪の内方軌道形成
部分を補強する。この為、外輪の厚さ寸法を特に大きく
しなくても、外輪の強度を十分に確保する事ができる。
た、この内方軌道の幅寸法よりも大きい厚さ寸法を有す
る凸部及び第一のフランジが、この外輪の内方軌道形成
部分を補強する。この為、外輪の厚さ寸法を特に大きく
しなくても、外輪の強度を十分に確保する事ができる。
（実施例） 第１〜３図は、本発明の実施例を示している。車軸管
１は、車体の下面に、リーフスプリング等の懸架装置を
介して支持している。この車軸管１の開口端部には、軸
受ハウジング２を溶接固定している。そして、この車軸
管１に挿通した車軸５の端部を、この軸受ハウジング２
から外方に突出させている。
１は、車体の下面に、リーフスプリング等の懸架装置を
介して支持している。この車軸管１の開口端部には、軸
受ハウジング２を溶接固定している。そして、この車軸
管１に挿通した車軸５の端部を、この軸受ハウジング２
から外方に突出させている。
上記車軸５の端部外周面に形成した段部25と、車軸５
の端部外周面に外嵌固定した固定用リング15との間に
は、外輪４及び複数の玉９、９と共に玉軸受３を構成す
る。内輪６を挟持固定している。
の端部外周面に外嵌固定した固定用リング15との間に
は、外輪４及び複数の玉９、９と共に玉軸受３を構成す
る。内輪６を挟持固定している。
上記玉軸受３を構成する外輪４の外周面で、この外輪
４の内周面に形成した内方軌道７の周囲部分には、この
外輪４の全周に亙って凸部19を形成している。そして、
この凸部19の複数個所（図示の例に於いては４個所）
を、外方に向けて延出させる事により、外輪４と一体の
第一のフランジ20、20としている。一方、上記軸受ハウ
ジング２の開口端部外周縁で、上記第一のフランジ20、
20と整合する位置には、第二のフランジ21を形成してい
る。
４の内周面に形成した内方軌道７の周囲部分には、この
外輪４の全周に亙って凸部19を形成している。そして、
この凸部19の複数個所（図示の例に於いては４個所）
を、外方に向けて延出させる事により、外輪４と一体の
第一のフランジ20、20としている。一方、上記軸受ハウ
ジング２の開口端部外周縁で、上記第一のフランジ20、
20と整合する位置には、第二のフランジ21を形成してい
る。
これら第一、第二の両フランジ20、21、並びにブレー
キ用のバッキングプレート11にそれぞれ形成した円孔2
2、23、24には、ボルト13を挿通している。そして、こ
のボルト13とナット14とを螺合し、更に緊締する事によ
り、玉軸受３の外輪４及びバッキングプレート11を、軸
受ハウジング２に対し結合固定している。
キ用のバッキングプレート11にそれぞれ形成した円孔2
2、23、24には、ボルト13を挿通している。そして、こ
のボルト13とナット14とを螺合し、更に緊締する事によ
り、玉軸受３の外輪４及びバッキングプレート11を、軸
受ハウジング２に対し結合固定している。
即ち、玉軸受３を構成する外輪４の両端部で凸部19か
ら外れた部分のうち、一端部を軸受ハウジング２の開口
端部に内嵌し、バッキングプレート11を外輪４の他端部
に外嵌した状態で、上記ボルト13とナット14とを螺合、
緊締して、各部材２、４、11同士を結合固定している。
ら外れた部分のうち、一端部を軸受ハウジング２の開口
端部に内嵌し、バッキングプレート11を外輪４の他端部
に外嵌した状態で、上記ボルト13とナット14とを螺合、
緊締して、各部材２、４、11同士を結合固定している。
玉軸受３は、内周面に内方軌道７を有する外輪４と、
外周面に外方軌道８を有する内輪６と、これら内方、外
方、両軌道７、８の間に装着された複数の玉９、９とか
ら構成している。そして、外輪４の外周面で、内方軌道
７の外側に対応する部分に凸部19を、全周に亙って外輪
４と一体に形成すると共に、一部に取付用の第一のフラ
ンジ20、20を形成している。この第一のフランジ20、20
を含む凸部19の厚さ寸法Ｔは、外輪４の内周面に形成さ
れた内方軌道７の幅寸法Ｗよりも大きく（Ｔ＞Ｗ）し
て、内方軌道７の存在に拘らず、外輪４の強度保持を確
実に図れる様にしている。
外周面に外方軌道８を有する内輪６と、これら内方、外
方、両軌道７、８の間に装着された複数の玉９、９とか
ら構成している。そして、外輪４の外周面で、内方軌道
７の外側に対応する部分に凸部19を、全周に亙って外輪
４と一体に形成すると共に、一部に取付用の第一のフラ
ンジ20、20を形成している。この第一のフランジ20、20
を含む凸部19の厚さ寸法Ｔは、外輪４の内周面に形成さ
れた内方軌道７の幅寸法Ｗよりも大きく（Ｔ＞Ｗ）し
て、内方軌道７の存在に拘らず、外輪４の強度保持を確
実に図れる様にしている。
上述の様に構成される、本発明の半浮動式車軸の軸受
装置の場合、車軸５を回転自在に支持する作用自体は、
前述した従来の軸受装置の場合と同様である。即ち、上
記車軸５は、玉９、９の転動に伴なって、車軸管１の内
側で回転する。
装置の場合、車軸５を回転自在に支持する作用自体は、
前述した従来の軸受装置の場合と同様である。即ち、上
記車軸５は、玉９、９の転動に伴なって、車軸管１の内
側で回転する。
特に、本発明の場合には、軸受装置を構成する玉軸受
３の外周面で上記内方軌道７の周囲部分に第一のフラン
ジ20、20を一体に形成し、この第一のフランジ20、20と
車軸管１の開口端部に固定した軸受ハウジング２に形成
した第二のフランジ21とを直接結合固定する。この為、
上記玉軸受３を構成する外輪４が車軸管１の端部に固定
した軸受ハウジング２から分離するのを防止する為に、
上記玉軸受３と別体の部品を使用する必要がない。従っ
て、部品管理、組立、交換作業が容易となる。
３の外周面で上記内方軌道７の周囲部分に第一のフラン
ジ20、20を一体に形成し、この第一のフランジ20、20と
車軸管１の開口端部に固定した軸受ハウジング２に形成
した第二のフランジ21とを直接結合固定する。この為、
上記玉軸受３を構成する外輪４が車軸管１の端部に固定
した軸受ハウジング２から分離するのを防止する為に、
上記玉軸受３と別体の部品を使用する必要がない。従っ
て、部品管理、組立、交換作業が容易となる。
又、軸受装置を構成する玉軸受３の外輪４の外周面
に、第一のフランジ20、20を含む凸部19を形成してお
り、しかも、この第一のフランジ20、20を含む凸部19の
厚さ寸法Ｔを外輪４の内周面に形成された内方軌道７の
幅寸法Ｗよりも大きく（Ｔ＞Ｗ）している為、この外輪
４の内方軌道形成部分が補強される。従って、内方軌道
７を形成した部分で肉厚が小さくなる外輪４の厚さ寸法
を特に大きくしなくても、外輪４の強度を十分に確保す
る事ができる。この結果、大きなラジアル荷重を受ける
上記玉軸受の耐久性を十分に確保できる。
に、第一のフランジ20、20を含む凸部19を形成してお
り、しかも、この第一のフランジ20、20を含む凸部19の
厚さ寸法Ｔを外輪４の内周面に形成された内方軌道７の
幅寸法Ｗよりも大きく（Ｔ＞Ｗ）している為、この外輪
４の内方軌道形成部分が補強される。従って、内方軌道
７を形成した部分で肉厚が小さくなる外輪４の厚さ寸法
を特に大きくしなくても、外輪４の強度を十分に確保す
る事ができる。この結果、大きなラジアル荷重を受ける
上記玉軸受の耐久性を十分に確保できる。
尚、凸部19は必ずしも外輪４の全周に亙って形成する
必要はない。例えば、外輪４の負荷圏（第２図の上部）
と非負荷圏（同じく下部）とにのみ凸部19を形成し、そ
れ以外の左右部分は、第２図に鎖線で示す様に、省略す
る事もできる。
必要はない。例えば、外輪４の負荷圏（第２図の上部）
と非負荷圏（同じく下部）とにのみ凸部19を形成し、そ
れ以外の左右部分は、第２図に鎖線で示す様に、省略す
る事もできる。
又、図示の実施例の場合、玉軸受３の内輪６と固定用
リング15とを別体としているが、この内輪６と固定用リ
ング15とを一体として、部品管理、並びに組立作業の効
率化を図る事もできる。この場合には、内輪６の一方の
側を外輪４の一方の端面よりも突出させて、この突出部
分に固定用リング15としての役目を持たせる為、例えば
この突出部分の内径を、非突出部分の内径よりも僅かに
小さくする。
リング15とを別体としているが、この内輪６と固定用リ
ング15とを一体として、部品管理、並びに組立作業の効
率化を図る事もできる。この場合には、内輪６の一方の
側を外輪４の一方の端面よりも突出させて、この突出部
分に固定用リング15としての役目を持たせる為、例えば
この突出部分の内径を、非突出部分の内径よりも僅かに
小さくする。
（発明の効果） 本発明の半浮動式車軸の軸受装置は、以上に述べた通
り構成され作用する為、部品点数の減少に伴ない、部品
管理、組立、交換作業の簡易化を図れるだけでなく、玉
軸受の強度を充分に確保したまま、軸受装置の外径寸法
を小さくする事ができる。
り構成され作用する為、部品点数の減少に伴ない、部品
管理、組立、交換作業の簡易化を図れるだけでなく、玉
軸受の強度を充分に確保したまま、軸受装置の外径寸法
を小さくする事ができる。
第１図は本発明の半浮動式車軸の軸受装置の実施例を示
す断面図、第２図はこれに使用する転がり軸受の１種で
ある玉軸受の正面図、第３図は第２図のＡ−Ａ断面図、
第４〜５図は、従来の半浮動式車軸の軸受装置の２例を
示すそれぞれ断面図である。 1:車軸管、2:軸受ハウジング、3:玉軸受、4:外輪、5:車
軸、6:内輪、7:内方軌道、8:外方軌道、9:玉、10:段
部、11:バッキングプレート、12:抑え蓋、13:ボルト、1
4:ナット、15:固定用リング、16:基半部、17:先半部、1
8:内向鍔部、19:凸部、20:第一のフランジ、21:第二の
フランジ、22、23、24:円孔、25:段部。
す断面図、第２図はこれに使用する転がり軸受の１種で
ある玉軸受の正面図、第３図は第２図のＡ−Ａ断面図、
第４〜５図は、従来の半浮動式車軸の軸受装置の２例を
示すそれぞれ断面図である。 1:車軸管、2:軸受ハウジング、3:玉軸受、4:外輪、5:車
軸、6:内輪、7:内方軌道、8:外方軌道、9:玉、10:段
部、11:バッキングプレート、12:抑え蓋、13:ボルト、1
4:ナット、15:固定用リング、16:基半部、17:先半部、1
8:内向鍔部、19:凸部、20:第一のフランジ、21:第二の
フランジ、22、23、24:円孔、25:段部。
Claims (1)
- 【請求項１】車体の下面に支持された車軸管と、この車
軸管に挿通された車軸と、この車軸の端部に内輪を外嵌
固定すると共に外輪を上記車軸管の開口端部に固定する
転がり軸受とから成る半浮動式車軸の軸受装置に於い
て、上記転がり軸受を構成する外輪の外周面でこの外輪
の内周面に設けた内方軌道の周囲部分に、この外輪と一
体で上記内方軌道の幅寸法よりも大きい厚さ寸法を有す
る凸部及び第一のフランジを設け、この第一のフランジ
と車軸管の開口端部に固設した第二のフランジとをボル
トを用いて結合した事を特徴とする半浮動式車軸の軸受
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63113613A JP2621335B2 (ja) | 1988-05-12 | 1988-05-12 | 半浮動式車軸の軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63113613A JP2621335B2 (ja) | 1988-05-12 | 1988-05-12 | 半浮動式車軸の軸受装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01288619A JPH01288619A (ja) | 1989-11-20 |
| JP2621335B2 true JP2621335B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=14616656
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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1988
- 1988-05-12 JP JP63113613A patent/JP2621335B2/ja not_active Expired - Fee Related
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