JP2588320Y2 - 回転速度検出センサ付半浮動式車軸用軸受ユニット - Google Patents
回転速度検出センサ付半浮動式車軸用軸受ユニットInfo
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- JP2588320Y2 JP2588320Y2 JP1992048997U JP4899792U JP2588320Y2 JP 2588320 Y2 JP2588320 Y2 JP 2588320Y2 JP 1992048997 U JP1992048997 U JP 1992048997U JP 4899792 U JP4899792 U JP 4899792U JP 2588320 Y2 JP2588320 Y2 JP 2588320Y2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60B—VEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
- B60B27/00—Hubs
- B60B27/0005—Hubs with ball bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
- F16C41/007—Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P3/00—Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
- G01P3/42—Devices characterised by the use of electric or magnetic means
- G01P3/44—Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed
- G01P3/443—Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed mounted in bearings
- G01P3/446—Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed mounted in bearings mounted between two axially spaced rows of rolling elements
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- G01P3/487—Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage of pulse signals delivered by rotating magnets
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案に係る回転速度検出セン
サ付半浮動式車軸用軸受ユニットは、商用車若しくは小
型トラック等の後輪の車軸を回転自在に支持すると共
に、この車軸の回転速度を検出する為に利用する。
サ付半浮動式車軸用軸受ユニットは、商用車若しくは小
型トラック等の後輪の車軸を回転自在に支持すると共
に、この車軸の回転速度を検出する為に利用する。
【０００２】
【従来の技術】通常のＦＲ車（前置エンジン・後輪駆動
車）で駆動輪が非独立懸架の場合に於ける後車軸、ＦＦ
車（前置エンジン・前輪駆動車）で非駆動輪が非独立懸
架の場合に於ける後車軸、或はフォークリフトやショベ
ルローダ等の特殊車両の場合に於ける前車軸は、車体の
床下面にばねを介して支持された車軸管の内側に、玉軸
受、円錐ころ軸受、円筒ころ軸受等の転がり軸受により
回転自在に支持している。
車）で駆動輪が非独立懸架の場合に於ける後車軸、ＦＦ
車（前置エンジン・前輪駆動車）で非駆動輪が非独立懸
架の場合に於ける後車軸、或はフォークリフトやショベ
ルローダ等の特殊車両の場合に於ける前車軸は、車体の
床下面にばねを介して支持された車軸管の内側に、玉軸
受、円錐ころ軸受、円筒ころ軸受等の転がり軸受により
回転自在に支持している。
【０００３】例えば図３に示した構造は、ＦＲ車に於け
る後車軸を車軸管に対して回転自在に支持する部分の従
来構造として、特開平１−２８８６１９号公報に記載さ
れたものを示している。リーフスプリング等を介して自
動車の床下面に支持された車軸管１は、一端を差動装置
（デファレンシャルギヤ）のケーシングに結合し、他端
開口部に軸受装置を設けている。車軸管１の開口端部に
溶接固定した円筒状の軸受ハウジング２に、玉軸受３を
構成する外輪４を内嵌すると共に、上記差動装置に一端
を結合し、上記車軸管１を挿通した車軸５に、上記玉軸
受３を構成する内輪６を外嵌している。外輪４内周面の
外輪軌道７と内輪６外周面の内輪軌道８との間には、複
数の玉９、９を装着して、上記車軸管１の内側での車軸
５の回転を自在としている。
る後車軸を車軸管に対して回転自在に支持する部分の従
来構造として、特開平１−２８８６１９号公報に記載さ
れたものを示している。リーフスプリング等を介して自
動車の床下面に支持された車軸管１は、一端を差動装置
（デファレンシャルギヤ）のケーシングに結合し、他端
開口部に軸受装置を設けている。車軸管１の開口端部に
溶接固定した円筒状の軸受ハウジング２に、玉軸受３を
構成する外輪４を内嵌すると共に、上記差動装置に一端
を結合し、上記車軸管１を挿通した車軸５に、上記玉軸
受３を構成する内輪６を外嵌している。外輪４内周面の
外輪軌道７と内輪６外周面の内輪軌道８との間には、複
数の玉９、９を装着して、上記車軸管１の内側での車軸
５の回転を自在としている。
【０００４】更に、一端面（図３の左端面）を軸受ハウ
ジング２の内周面に形成した段部１０に突き当てた外輪
４の他端面（図３の右端面）には、バッキングプレート
（ドラムブレーキの基板となる部材）１１等を介して抑
え蓋１２を突き当てている。そして、この抑え蓋１２と
上記軸受ハウジング２とを、ボルト１３とナット１４と
により結合して、外輪４の軸受ハウジング２からの脱落
防止を図っている。一方、車軸５の端部外周面に形成し
た段部１５に一端面（図３の右端面）を突き当てた内輪
６の他端面（図３の左端面）には、車軸５に外嵌した固
定リング１６の端面を突き当てて、内輪６の位置決めを
図っている。
ジング２の内周面に形成した段部１０に突き当てた外輪
４の他端面（図３の右端面）には、バッキングプレート
（ドラムブレーキの基板となる部材）１１等を介して抑
え蓋１２を突き当てている。そして、この抑え蓋１２と
上記軸受ハウジング２とを、ボルト１３とナット１４と
により結合して、外輪４の軸受ハウジング２からの脱落
防止を図っている。一方、車軸５の端部外周面に形成し
た段部１５に一端面（図３の右端面）を突き当てた内輪
６の他端面（図３の左端面）には、車軸５に外嵌した固
定リング１６の端面を突き当てて、内輪６の位置決めを
図っている。
【０００５】上述の様に構成される半浮動式車軸用軸受
で、アンチロックブレーキシステム（ＡＢＳ）やトラク
ションコントロールシステム（ＴＣＳ）を制御する為、
この様な軸受により回転自在に支持される車軸５の回転
速度を検出する場合、従来は図４に示す様に構成してい
た。図４に示したトーンホイール１７は、外周面に歯車
状の凹凸を形成している。このトーンホイール１７は、
車軸５に外嵌され、内輪６と固定リング１６との間で挟
持された状態で、この車軸５と共に回転する。又、軸受
ハウジング２の一部で、上記トーンホイール１７の外周
面と対向する位置には、取付孔１８を形成している。そ
して、この取付孔１８にセンサ１９を、上記軸受ハウジ
ング２の外側から挿入し、このセンサ１９の先端部を上
記トーンホイール１７の外周面に対向させている。尚、
このセンサ１９の支持腕２０は、スタッド２１とナット
２２との螺合に基づき、上記軸受ハウジング２の外周面
に固定する。
で、アンチロックブレーキシステム（ＡＢＳ）やトラク
ションコントロールシステム（ＴＣＳ）を制御する為、
この様な軸受により回転自在に支持される車軸５の回転
速度を検出する場合、従来は図４に示す様に構成してい
た。図４に示したトーンホイール１７は、外周面に歯車
状の凹凸を形成している。このトーンホイール１７は、
車軸５に外嵌され、内輪６と固定リング１６との間で挟
持された状態で、この車軸５と共に回転する。又、軸受
ハウジング２の一部で、上記トーンホイール１７の外周
面と対向する位置には、取付孔１８を形成している。そ
して、この取付孔１８にセンサ１９を、上記軸受ハウジ
ング２の外側から挿入し、このセンサ１９の先端部を上
記トーンホイール１７の外周面に対向させている。尚、
このセンサ１９の支持腕２０は、スタッド２１とナット
２２との螺合に基づき、上記軸受ハウジング２の外周面
に固定する。
【０００６】車両の走行に伴なって車軸５に固定したト
ーンホイール１７が回転すると、このトーンホイール１
７の外周面とセンサ１９の先端との距離が変化し、この
センサ１９の出力が変化する。この変化の周波数は、上
記車軸５の回転速度に比例する為、上記センサ１９の出
力信号を図示しない制御器に入力すれば、ＡＢＳやＴＣ
Ｓを制御できる。
ーンホイール１７が回転すると、このトーンホイール１
７の外周面とセンサ１９の先端との距離が変化し、この
センサ１９の出力が変化する。この変化の周波数は、上
記車軸５の回転速度に比例する為、上記センサ１９の出
力信号を図示しない制御器に入力すれば、ＡＢＳやＴＣ
Ｓを制御できる。
【０００７】
【考案が解決しようとする課題】本考案の回転速度検出
センサ付半浮動式車軸用軸受ユニットは、部品点数を少
なく抑える事で、部品管理、組立作業の能率化を図り、
製作費を低減させると共に、軽量化による乗り心地及び
燃費の向上を図るものである。
センサ付半浮動式車軸用軸受ユニットは、部品点数を少
なく抑える事で、部品管理、組立作業の能率化を図り、
製作費を低減させると共に、軽量化による乗り心地及び
燃費の向上を図るものである。
【０００９】上記図４に示した従来構造の場合、構成部
品数が多く、部品管理、組立作業が煩雑で、製作費が嵩
む原因となっていた。又、重量、特にばね下重量が嵩む
為、路面の凹凸に対する車輪の追従性が悪化し、乗り心
地に多少なりとも悪影響を与える事が考えられていた。
更に、重量が嵩む分、僅かとは言え、燃費にも悪影響を
与える事になる。
品数が多く、部品管理、組立作業が煩雑で、製作費が嵩
む原因となっていた。又、重量、特にばね下重量が嵩む
為、路面の凹凸に対する車輪の追従性が悪化し、乗り心
地に多少なりとも悪影響を与える事が考えられていた。
更に、重量が嵩む分、僅かとは言え、燃費にも悪影響を
与える事になる。
【００１０】例えば、実開昭６２−１７０３６３号公
報、実開平３−３０８６４号公報、同３−３９１６１号
公報、米国特許第４７７８２８６号明細書、同４８６４
２３１号明細書、同４９６０３３３号明細書、同４９８
８２２０号明細書、同５０１８３８４号明細書、フラン
ス特許第１６５３１９１号明細書等には、車輪支持用の
軸受と回転速度検出用のセンサ及びトーンホイールとを
ユニット化した構造が記載されている。ところが、これ
らに記載された構造は、何れも独立懸架構造を対象とし
ており、そのまま本考案の対象である半浮動式車軸の軸
受部に適用できるものではない。本考案の回転速度検出
センサ付半浮動式車軸用軸受ユニットは、上述の様な事
情に鑑みて考案したものである。
報、実開平３−３０８６４号公報、同３−３９１６１号
公報、米国特許第４７７８２８６号明細書、同４８６４
２３１号明細書、同４９６０３３３号明細書、同４９８
８２２０号明細書、同５０１８３８４号明細書、フラン
ス特許第１６５３１９１号明細書等には、車輪支持用の
軸受と回転速度検出用のセンサ及びトーンホイールとを
ユニット化した構造が記載されている。ところが、これ
らに記載された構造は、何れも独立懸架構造を対象とし
ており、そのまま本考案の対象である半浮動式車軸の軸
受部に適用できるものではない。本考案の回転速度検出
センサ付半浮動式車軸用軸受ユニットは、上述の様な事
情に鑑みて考案したものである。
【００１１】
【課題を解決する為の手段】本考案の回転速度検出セン
サ付半浮動式車軸用軸受ユニットは、車輪を支持する為
に配置されて一端を玉軸受ユニットにより、他端を他の
軸受により、それぞれ回転自在に支持され、内部に油を
含んだ車軸管の内側に挿通された車軸の一端を支持する
為、上記車軸管に結合された状態で使用される。この様
な本考案の上記玉軸受ユニットは、上記車軸管に結合固
定する為のフランジをその外周面に、単一の外輪軌道を
その内周面に、この外輪軌道の近傍に取付孔を、それぞ
れ設けた外輪と、上記取付孔に挿通する事により、上記
外輪に装着されたセンサと、外周面に単一の内輪軌道を
設け、その内側に上記車軸を挿通する円筒形の内周面を
有する内輪と、この内輪の外周面に固定されたトーンホ
イールと、上記外輪軌道と内輪軌道とこれら両軌道の間
に設けられた複数の玉とにより構成される短列深溝型玉
軸受と、上記車軸管内の油が上記玉軸受側に入り込むの
を防止する為、上記複数の玉及びトーンホイールと上記
車軸管との間で、上記外輪と内輪との間を塞ぐ第一シー
ル部材と、外部から上記玉軸受内に異物が入り込むのを
防止する為、上記複数の玉及びトーンホイールと上記車
輪との間で、上記外輪と内輪との間を塞ぐ第二シール部
材と、上記車軸管内の油が外部に漏洩するのを防止する
為、上記外輪外周面のフランジ若しくはこのフランジの
近傍と上記車軸管との間を密封するシール面とを備え
る。
サ付半浮動式車軸用軸受ユニットは、車輪を支持する為
に配置されて一端を玉軸受ユニットにより、他端を他の
軸受により、それぞれ回転自在に支持され、内部に油を
含んだ車軸管の内側に挿通された車軸の一端を支持する
為、上記車軸管に結合された状態で使用される。この様
な本考案の上記玉軸受ユニットは、上記車軸管に結合固
定する為のフランジをその外周面に、単一の外輪軌道を
その内周面に、この外輪軌道の近傍に取付孔を、それぞ
れ設けた外輪と、上記取付孔に挿通する事により、上記
外輪に装着されたセンサと、外周面に単一の内輪軌道を
設け、その内側に上記車軸を挿通する円筒形の内周面を
有する内輪と、この内輪の外周面に固定されたトーンホ
イールと、上記外輪軌道と内輪軌道とこれら両軌道の間
に設けられた複数の玉とにより構成される短列深溝型玉
軸受と、上記車軸管内の油が上記玉軸受側に入り込むの
を防止する為、上記複数の玉及びトーンホイールと上記
車軸管との間で、上記外輪と内輪との間を塞ぐ第一シー
ル部材と、外部から上記玉軸受内に異物が入り込むのを
防止する為、上記複数の玉及びトーンホイールと上記車
輪との間で、上記外輪と内輪との間を塞ぐ第二シール部
材と、上記車軸管内の油が外部に漏洩するのを防止する
為、上記外輪外周面のフランジ若しくはこのフランジの
近傍と上記車軸管との間を密封するシール面とを備え
る。
【００１２】
【作用】上述の様に構成される、本考案の回転速度検出
センサ付半浮動式車軸用軸受ユニットにより、車軸を回
転自在に支持する場合、取付フランジにより外輪を車軸
管の端部に固定すると共に、内輪の内側に車軸の端部を
内嵌する。車軸と共に内輪が回転すると、この内輪の外
周面に固定したトーンホイールが回転する。そして、外
輪に固定したセンサの出力が、上記車軸の回転速度に比
例した周波数で変化する。そこで、このセンサの出力を
制御器に入力すれば、ＡＢＳやＴＣＳを制御できる。
センサ付半浮動式車軸用軸受ユニットにより、車軸を回
転自在に支持する場合、取付フランジにより外輪を車軸
管の端部に固定すると共に、内輪の内側に車軸の端部を
内嵌する。車軸と共に内輪が回転すると、この内輪の外
周面に固定したトーンホイールが回転する。そして、外
輪に固定したセンサの出力が、上記車軸の回転速度に比
例した周波数で変化する。そこで、このセンサの出力を
制御器に入力すれば、ＡＢＳやＴＣＳを制御できる。
【００１３】
【実施例】図１は本考案の第一実施例を示している。外
輪２３の外周面には取付フランジ２４を一体形成し、こ
の取付フランジ２４と、車体下面に支持された車軸管１
の開口端部に固設された受側フランジ２５とを、突き合
わせ接合自在としている。又、上記外輪２３の内周面に
は単一の深溝型の外輪軌道７を、上記外輪２３の内側に
この外輪２３と同心に支持された内輪２６の外周面には
単一の深溝型の内輪軌道８を、それぞれ形成している。
そして、これら両軌道７、８同士を互いに対向させた状
態で、両軌道７、８の間に複数の玉９、９を転動自在に
設け、短列深溝型玉軸受を構成している。
輪２３の外周面には取付フランジ２４を一体形成し、こ
の取付フランジ２４と、車体下面に支持された車軸管１
の開口端部に固設された受側フランジ２５とを、突き合
わせ接合自在としている。又、上記外輪２３の内周面に
は単一の深溝型の外輪軌道７を、上記外輪２３の内側に
この外輪２３と同心に支持された内輪２６の外周面には
単一の深溝型の内輪軌道８を、それぞれ形成している。
そして、これら両軌道７、８同士を互いに対向させた状
態で、両軌道７、８の間に複数の玉９、９を転動自在に
設け、短列深溝型玉軸受を構成している。
【００１４】又、上記内輪２６の外周面で上記内輪軌道
８から外れた位置には、トーンホイール１７を外嵌固定
している。一方、上記外輪２３の一部でこのトーンホイ
ール１７の外周面と対向する位置には、取付孔１８を形
成している。そして、この取付孔１８内にセンサ１９
を、上記外輪２３の外側から挿入し、このセンサ１９の
外周面に固設した支持腕２０を上記外輪２３の外周面
に、螺子２７により固定している。この状態で上記セン
サ１９の先端は、上記トーンホイール１７の外周面に、
微小隙間（例えば０．５〜１mm以下）を介して対向す
る。尚、上記取付孔１８の開口部内周縁と上記センサ１
９の外周面との間にはＯリング２８を装着して、当該部
分をシールしている。
８から外れた位置には、トーンホイール１７を外嵌固定
している。一方、上記外輪２３の一部でこのトーンホイ
ール１７の外周面と対向する位置には、取付孔１８を形
成している。そして、この取付孔１８内にセンサ１９
を、上記外輪２３の外側から挿入し、このセンサ１９の
外周面に固設した支持腕２０を上記外輪２３の外周面
に、螺子２７により固定している。この状態で上記セン
サ１９の先端は、上記トーンホイール１７の外周面に、
微小隙間（例えば０．５〜１mm以下）を介して対向す
る。尚、上記取付孔１８の開口部内周縁と上記センサ１
９の外周面との間にはＯリング２８を装着して、当該部
分をシールしている。
【００１５】又、上記内輪２６の両端部外周面と外輪２
３の内周面との間には、１対のシール部材２９ａ、２９
ｂを設け、両シール部材２９ａ、２９ｂにより、上記セ
ンサ１９及び上記玉９、９を設けた部分への、塵芥や水
等の異物進入防止を図っている。これら１対のシール部
材２９ａ、２９ｂのうち、上記複数の玉９、９及びトー
ンホイール１７と上記車軸管１との間に設けた（図１の
左側の）シール部材２９ａが第一シール部材に相当し、
上記車軸管１内の油が上記玉軸受側に入り込むのを防止
する。又、上記複数の玉９、９及びトーンホイール１７
と車軸５（図３〜４参照）の端部に固定する車輪との間
に設けた（図２の右側の）シール部材２９ｂが第二シー
ル部材に相当し、外部から上記玉軸受内に異物が入り込
むのを防止する。
３の内周面との間には、１対のシール部材２９ａ、２９
ｂを設け、両シール部材２９ａ、２９ｂにより、上記セ
ンサ１９及び上記玉９、９を設けた部分への、塵芥や水
等の異物進入防止を図っている。これら１対のシール部
材２９ａ、２９ｂのうち、上記複数の玉９、９及びトー
ンホイール１７と上記車軸管１との間に設けた（図１の
左側の）シール部材２９ａが第一シール部材に相当し、
上記車軸管１内の油が上記玉軸受側に入り込むのを防止
する。又、上記複数の玉９、９及びトーンホイール１７
と車軸５（図３〜４参照）の端部に固定する車輪との間
に設けた（図２の右側の）シール部材２９ｂが第二シー
ル部材に相当し、外部から上記玉軸受内に異物が入り込
むのを防止する。
【００１６】更に、上記外輪２３の内端部外周面で、前
記取付フランジ２４から突出した部分の外周面には係止
凹溝３０を、全周に亙って形成している。そしてこの係
止凹溝３０内に、第三シール部材であるＯリング３１を
嵌着している。このＯリング３１の外周縁は、上記外輪
２３と車軸管１とを接合した場合に、この車軸管１の内
周面に当接して、上記両部材２３、１の接合部をシール
する。そして、車軸管１内への塵芥や水等の異物進入
と、車軸管１内に存在する油の漏洩とを防止する。
記取付フランジ２４から突出した部分の外周面には係止
凹溝３０を、全周に亙って形成している。そしてこの係
止凹溝３０内に、第三シール部材であるＯリング３１を
嵌着している。このＯリング３１の外周縁は、上記外輪
２３と車軸管１とを接合した場合に、この車軸管１の内
周面に当接して、上記両部材２３、１の接合部をシール
する。そして、車軸管１内への塵芥や水等の異物進入
と、車軸管１内に存在する油の漏洩とを防止する。
【００１７】上述の様に構成される、本考案の回転速度
検出センサ付半浮動式車軸用軸受ユニットにより、車軸
５（図３〜４参照）を回転自在に支持する場合、取付フ
ランジ２４を受側フランジ２５に突き合わせ、ボルト３
２により両フランジ２４、２５を接合する事で、外輪２
３を車軸管１の端部に固定する。これと共に、内輪２６
の内側に車軸５の端部を内嵌する。車両の走行に伴なっ
て車軸５と共に内輪２６が回転すると、この内輪２６の
外周面に外嵌固定したトーンホイール１７が回転し、こ
のトーンホイール１７の外周面とセンサ１９の先端との
距離が変化する。この結果、センサ１９の出力が、上記
車軸５の回転速度に比例した周波数で変化する。そこ
で、このセンサの出力を制御器に入力すれば、ＡＢＳや
ＴＣＳを制御できる。
検出センサ付半浮動式車軸用軸受ユニットにより、車軸
５（図３〜４参照）を回転自在に支持する場合、取付フ
ランジ２４を受側フランジ２５に突き合わせ、ボルト３
２により両フランジ２４、２５を接合する事で、外輪２
３を車軸管１の端部に固定する。これと共に、内輪２６
の内側に車軸５の端部を内嵌する。車両の走行に伴なっ
て車軸５と共に内輪２６が回転すると、この内輪２６の
外周面に外嵌固定したトーンホイール１７が回転し、こ
のトーンホイール１７の外周面とセンサ１９の先端との
距離が変化する。この結果、センサ１９の出力が、上記
車軸５の回転速度に比例した周波数で変化する。そこ
で、このセンサの出力を制御器に入力すれば、ＡＢＳや
ＴＣＳを制御できる。
【００１８】次に、図２は本考案の第二実施例を示して
いる。本実施例の場合、外輪２３を車軸管１の端部に外
嵌すると共に、取付フランジ２４と受側フランジ２５と
の間で、第三シール部材である、シート状のパッキング
３３を挟持し、車軸管１内への塵芥や水等の異物進入
と、車軸管１内のデファレンシャルオイルの漏洩とを防
止している。これに合わせて上記受側フランジ２５は、
車軸管１の端部よりも少し内側に寄った部分に設けてい
る。その他の構成及び作用は、上述の第一実施例と同様
である為、同等部分には同一符号を付して、重複する説
明を省略する。
いる。本実施例の場合、外輪２３を車軸管１の端部に外
嵌すると共に、取付フランジ２４と受側フランジ２５と
の間で、第三シール部材である、シート状のパッキング
３３を挟持し、車軸管１内への塵芥や水等の異物進入
と、車軸管１内のデファレンシャルオイルの漏洩とを防
止している。これに合わせて上記受側フランジ２５は、
車軸管１の端部よりも少し内側に寄った部分に設けてい
る。その他の構成及び作用は、上述の第一実施例と同様
である為、同等部分には同一符号を付して、重複する説
明を省略する。
【００１９】
【考案の効果】本考案の回転速度検出センサ付半浮動式
車軸用軸受ユニットは、以上に述べた通り構成され作用
する為、部品点数の減少に伴ない、部品管理、組立作業
の簡易化による低廉化を図れるだけでなく、軽量化によ
る乗り心地向上と燃費向上とを図れる。
車軸用軸受ユニットは、以上に述べた通り構成され作用
する為、部品点数の減少に伴ない、部品管理、組立作業
の簡易化による低廉化を図れるだけでなく、軽量化によ
る乗り心地向上と燃費向上とを図れる。
【図１】本考案の第一実施例を示す断面図。
【図２】同第二実施例を示す断面図。
【図３】従来の半浮動式車軸の軸受装置を示す断面図。
【図４】従来の半浮動式車軸の軸受装置に回転速度検出
センサを組み込んだ状態を示す断面図。
センサを組み込んだ状態を示す断面図。
１ 車軸管 ２ 軸受ハウジング ３ 玉軸受 ４ 外輪 ５ 車軸 ６ 内輪 ７ 外輪軌道 ８ 内輪軌道 ９ 玉 １０ 段部 １１ バッキングプレート １２ 抑え蓋 １３ ボルト １４ ナット １５ 段部 １６ 固定リング １７ トーンホイール １８ 取付孔 １９ センサ ２０ 支持腕 ２１ スタッド ２２ ナット ２３ 外輪 ２４ 取付フランジ ２５ 受側フランジ ２６ 内輪 ２７ 螺子 ２８ Ｏリング ２９ａ、２９ｂ シール部材 ３０ 係止凹溝 ３１ Ｏリング ３２ ボルト ３３ パッキング
Claims (2)
- 【請求項１】 車輪を支持する為に配置されて一端を玉
軸受ユニットにより、他端を他の軸受により、それぞれ
回転自在に支持され、内部に油を含んだ車軸管の内側に
挿通された車軸の一端を支持する為、上記車軸管に結合
される上記玉軸受ユニットであって、上記車軸管に結合
固定する為のフランジをその外周面に、単一の外輪軌道
をその内周面に、この外輪軌道の近傍に取付孔を、それ
ぞれ設けた外輪と、上記取付孔に挿通する事により、上
記外輪に装着されたセンサと、外周面に単一の内輪軌道
を設け、その内側に上記車軸を挿通する円筒形の内周面
を有する内輪と、この内輪の外周面に固定されたトーン
ホイールと、上記外輪軌道と内輪軌道とこれら両軌道の
間に設けられた複数の玉とにより構成される短列深溝型
玉軸受と、上記車軸管内の油が上記玉軸受側に入り込む
のを防止する為、上記複数の玉及びトーンホイールと上
記車軸管との間で、上記外輪と内輪との間を塞ぐ第一シ
ール部材と、外部から上記玉軸受内に異物が入り込むの
を防止する為、上記複数の玉及びトーンホイールと上記
車輪との間で、上記外輪と内輪との間を塞ぐ第二シール
部材と、上記車軸管内の油が外部に漏洩するのを防止す
る為、上記外輪外周面のフランジ若しくはこのフランジ
の近傍と上記車軸管との間を密封するシール面とを備え
た回転速度検出センサ付半浮動式車軸用軸受ユニット。 - 【請求項２】 フランジ若しくはこのフランジの近傍と
上記車軸管との間を密封するシール面には、第三シール
部材を装着する為の凹溝が形成されている、請求項１に
記載した回転速度検出センサ付半浮動式車軸用軸受ユニ
ット。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP1992048997U JP2588320Y2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 回転速度検出センサ付半浮動式車軸用軸受ユニット |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992048997U JP2588320Y2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 回転速度検出センサ付半浮動式車軸用軸受ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH064674U JPH064674U (ja) | 1994-01-21 |
| JP2588320Y2 true JP2588320Y2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=12818849
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP1992048997U Expired - Fee Related JP2588320Y2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 回転速度検出センサ付半浮動式車軸用軸受ユニット |
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-
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- 1992-06-22 JP JP1992048997U patent/JP2588320Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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1993
- 1993-06-21 US US08/079,059 patent/US5308171A/en not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Publication date |
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| US5308171A (en) | 1994-05-03 |
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