JP2621287B2 - 多層配線層の形成方法 - Google Patents

多層配線層の形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体装置の多層配線構造の平坦化技術に
関するものである。
[従来の技術] 半導体装置の集積化技術の1つとして多層配線の平坦
化技術がある。この平坦化技術は3次元デバイスの製造
等にも応用される重要な技術であり、これまでに種々の
方法が考案された。たとえば、第2A図ないし第2C図は、
従来の半導体装置の2層配線構造をその形成工程順に示
した断面図である。以下、本図に従って従来の2層配線
構造の形成方法を説明する。まず、第2A図に示すよう
に、基板1上に形成された第1の層間絶縁膜2上に、ス
パッタ法等を用いて第1の導電体層を形成し、これをパ
ターニングすることによって第1の配線層3を形成す
る。
次に、第2B図に示すように、第1の配線層3上にCVD
(化学的気相成長)法や、あるいはプラズマCVD法を用
いて第2の層間絶縁膜4を形成する。その後、この第2
の層間絶縁膜4の一部を開孔して基板1とのコンタクト
孔を形成する(図示省略)。
次に、第2C図に示すように、第2の層間絶縁膜層4上
に、スパッタ法などを用いて第2の導電体層を形成し、
これをパターニングすることによって第2の配線層5を
形成する。
[発明が解決しようとする課題] 従来の2層配線は以上のように形成されるため、次の
ような問題点があった。すなわち、第1の配線層3が形
成された上に第2の層間絶縁膜4が形成されるため、第
2の層間絶縁膜4の表面は第1の配線層3の形状の影響
を受け凹凸が激しくなる。したがって、その上に形成さ
れる第2の配線層5が第2の層間絶縁膜層4の表面に形
成された段差をカバーしきれずに断線に至ったり、ある
いは配線の信頼性が著しく低下するといった問題があっ
た。このため、第2の層間絶縁膜4を平坦化するための
種々のプロセスが採用されている。たとえば、 (1) 第2の層間絶縁膜としてリン(P)やボロン
(B)の入ったシリコン酸化膜を用い、このシリコン酸
化膜を堆積させた後、高温熱処理(900℃以上)によっ
てこの膜を溶融して平坦化する。
(2) SOG(Spin−On−Glass)を塗布して表面の凹凸
を緩和する。
などの平坦化法が実用化されている。しかしながら、上
記(1)の方法は、高温熱処理を必要とするため第1の
配線層がアルミニウム(Al)などの低融点金属の場合に
は使用できない。またタングステン(W)などの高融点
金属の場合であっても、コンタクト領域での基板と配線
との反応が問題となる場合が多い。
また、上記(2)の方法は、有機溶剤に溶かしたシラ
ノールを塗布し、これをベークすることによって平坦化
されたシリコン酸化膜を得る方法であるが、ベークの
際、シリコン酸化膜の体積収縮によってクラックが発生
したり、あるいは得られたシリコン酸化膜の膜質が良質
でないといった問題点があった。
したがって、本発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、信頼性が高く、しかも低温で形
成可能な多層配線層の形成方法を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 本発明は、半導体基板の主面上に少なくとも第1の配
線層と第2の配線層とを層間絶縁膜を介して積層する多
層配線層の形成方法であり、以下の工程を含む。
(1) 前記半導体基板の主面上に第1の層間絶縁膜を
堆積する工程。
(2) 前記第1の層間絶縁膜に前記半導体基板との電
気的導通をとるためのコンタクト孔を形成する工程。
(3) 前記第1の層間絶縁膜上に前記第1の配線層の
所定の膜厚より薄い導電膜を堆積して導電膜の配線パタ
ーンを形成する工程。
(4) 前記配線パターンが形成された前記第1の層間
絶縁膜上に第1の絶縁膜を堆積する工程。
(5) 前記導電膜の配線パターン上の領域に堆積した
前記第1の絶縁膜をエッチングし、配線用の溝パターン
を形成する工程。
(6) 前記導電膜の配線パターン上に形成された溝パ
ターン部に選択CVD法を用いて導電膜を堆積させ、第1
の配線層を形成する工程。
(7) 前記第1の配線層上に第2の絶縁膜を堆積さ
せ、前記第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜とからなる第
2の層間絶縁膜を形成する工程。
[作用] 本発明における配線層の形成方法によれば、まず層間
絶縁膜を形成し、さらにパターニングを行ない配線層用
の溝部を形成する。その後、この溝部に配線材料を選択
的に埋め込むために、層間絶縁膜表面の形状が平坦とな
る。したがって、さらにこの平坦な層間絶縁膜の表面上
に形成される配線層は断線や膜質の低下が防止され、配
線層の信頼性が向上し、より多くの多層配線化が容易に
なる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。第1A
図ないし第1F図は、本発明による2層配線構造をその形
成工程順に示した断面図である。
まず、第1A図に示すように、基板1上に第1の層間絶
縁膜2をCVD法などによって形成する。次に、基板1と
のコンタクト孔を開孔した後、選択CVD法によってタン
グステン(W)をコンタクト孔6の内部にのみ堆積し、
コンタクト配線7を形成する。次に、スパッタ法などを
用いて1000Å程度の薄いタングステン膜を形成し、これ
をパターニングして第1配線層用の配線パターン膜8を
形成する。
次に、第1B図に示すように、引き続いてCVD法などを
用いて第2の層間絶縁膜を構成する第1の絶縁膜9を形
成する。このとき、前工程で形成された第1配線層用の
配線パターン膜8の膜厚が薄いため、第1の絶縁膜9の
表面の凹凸は緩やかになり、または完全に平坦化するこ
とも容易となる。
次に、第1C図に示すように、前記第1の絶縁膜9を第
1配線層用の配線パターン膜8と同じパターンでパター
ニングして、先に形成された薄い配線パターン膜8の表
面を露出させる。
そして、第1D図に示すように、選択CVD法によりタン
グステン(W)を第1の絶縁膜9の配線パターンの溝部
内にのみ成長させ、第1の配線層10を形成する。一般
に、選択CVD法では導電膜上にのみ膜を形成することが
可能であり、したがって本工程では、薄いタングステン
(W)の配線パターン膜8の存在によって配線パターン
の溝部内にのみタングステン(W)を形成することがで
きる。
次に、第1E図に示すように、第1の絶縁膜9および第
1の配線層10の表面上に第2の絶縁膜11を形成し、既に
形成された第1の絶縁膜9とこの第2の絶縁膜11とで第
2の層間絶縁膜12を構成する。
以上で、第1の配線層10と第2の層間絶縁膜12との形
成が完了する。
さらに、第1F図に示すように、第2の層間絶縁膜12の
上に第2の配線層13を形成し、2層配線構造を形成す
る。
このような形成方法によって形成された第2の層間絶
縁膜12の表面は、非常に平坦なものとなり、したがって
この第2の層間絶縁膜12の上に形成される第2の配線層
13の信頼性は非常に高いものとなる。
なお、上記実施例では第1の層間絶縁膜2上に形成さ
れたコンタクト孔6の埋め込みを選択CVD法で行なって
いるが、この工程は必ずしも必要としない。
また、上記実施例では、コンタクト孔6の埋め込み、
および第1の配線層10の形成に選択CVD法によるタング
ステン(W)膜を用いているが、選択CVD法によるアル
ミニウム(Al)膜など、選択成長が可能な他の導電膜を
用いてもよく、あるいはそれらの組合わせを用いても同
様な効果を得ることができる。
また、上記実施例では、選択CVD成長の下敷となる配
線パターン用薄膜8としてタングステン(W)を用いた
が、TiW、TiN、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タン
タル(Ta)、金属シリサイド(TiSi2、MoSi2、WSi2、Ta
Si2)、白金(Pt)、多結晶シリコンなどの導電膜を用
いても同様な効果が得られる。
また、上記実施例では2層配線の場合について示した
が、第1A図ないし第1E図に示した形成工程を複数回用い
ることにより、3層以上の多層配線にも適用できること
は言うまでもない。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、まず層間絶縁膜中に
配線パターン用の溝を形成し、次にこの溝中に選択CVD
法により導電膜を埋め込み、配線層を形成し、さらにそ
の表面を層間絶縁膜で覆って表面を平坦化している。し
たがって、その上層に別の配線を形成する際には下層の
配線層の段差の影響が小さくなり、断線などが生じない
信頼性の高い多層配線を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図、第1B図、第1C図、第1D図、第1E図および第1F図
は、本発明の一実施例による多層配線層の形成方法を示
す断面図である。 第2A図、第2B図および第2C図は、従来の多層配線層の形
成方法を示す断面図である。 図において、1は基板、2は第1の層間絶縁膜、8は第
1配線層用の配線パターン膜、12は第1の絶縁膜9と第
2の絶縁膜11とから構成される第2の層間絶縁膜、10は
第1の配線層、13は第2の配線層を示している。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板の主面上に少なくとも第1の配
    線層と第2の配線層とを層間絶縁膜を介して積層する多
    層配線層の形成方法であって、 前記半導体基板の主面上に第1の層間絶縁膜を堆積する
    工程と、 前記第1の層間絶縁膜に前記半導体基板との電気的導通
    をとるためのコンタクト孔を形成する工程と、 前記第1の層間絶縁膜上に前記第1の配線層の所定の膜
    厚より薄い導電膜を堆積して導電膜の配線パターンを形
    成する工程と、 前記配線パターンが形成された前記第1の層間絶縁膜上
    に第1の絶縁膜を堆積する工程と、 前記導電膜の配線パターン上の領域に堆積した前記第1
    の絶縁膜をエッチングし、配線用の溝パターンを形成す
    る工程と、 前記導電膜の配線パターン上に形成された溝パターン部
    に選択CVD法を用いて導電膜を堆積させ、第1の配線層
    を形成する工程と、 前記第1の配線層上に第2の絶縁膜を堆積させ、前記第
    1の絶縁膜と第2の絶縁膜とからなる第2の層間絶縁膜
    を形成する工程と、 を備えたことを特徴とする、多層配線層の形成方法。
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