JP2618179B2 - パワーシートスライド装置 - Google Patents
パワーシートスライド装置Info
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- rail
- side rail
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/04—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
- B60N2/06—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable
- B60N2/07—Slide construction
- B60N2/0702—Slide construction characterised by its cross-section
- B60N2/0715—C or U-shaped
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60N2/12—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable and tiltable
- B60N2/123—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable and tiltable and provided with memory locks
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、据付部位に固定される
車体側のレールと、該車体側のレールに相対的に前後移
動可能に嵌合して座席を支持する座席側のレールとを有
するレールユニットを備え、動力により駆動部を介して
車体側のレールと座席側のレールとを相対的に前後方向
へ移動させて座席の前後位置を調節するようにしたパワ
ーシートスライド装置に関する。
車体側のレールと、該車体側のレールに相対的に前後移
動可能に嵌合して座席を支持する座席側のレールとを有
するレールユニットを備え、動力により駆動部を介して
車体側のレールと座席側のレールとを相対的に前後方向
へ移動させて座席の前後位置を調節するようにしたパワ
ーシートスライド装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のパワーシートスライド装
置としては、例えば、実公平５−３３８７号公報に開示
されたようなものがある。
置としては、例えば、実公平５−３３８７号公報に開示
されたようなものがある。
【０００３】すなわち、電動モータによりねじ軸を回転
駆動すると、ナット部材がねじ軸方向に相対移動し、ロ
アレールに対してアッパレールが前後方向に移動し、車
両シートが前後方向に移動するものであり、また、アッ
パレールの内部にスライド自在に中間レールが組み込ま
れており、中間レールの係合孔からロック爪を外すと、
アッパレールがフリー状態になり、シートを前端側に迅
速かつ確実に移動させて乗降空間を簡単に得るようにな
っている。
駆動すると、ナット部材がねじ軸方向に相対移動し、ロ
アレールに対してアッパレールが前後方向に移動し、車
両シートが前後方向に移動するものであり、また、アッ
パレールの内部にスライド自在に中間レールが組み込ま
れており、中間レールの係合孔からロック爪を外すと、
アッパレールがフリー状態になり、シートを前端側に迅
速かつ確実に移動させて乗降空間を簡単に得るようにな
っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパワーシートスライド装置では、アッパレー
ルおよびロアレールの他にわざわざ中間レールを設ける
必要があり、軽量化する上で支障になるという問題点が
あった。
うな従来のパワーシートスライド装置では、アッパレー
ルおよびロアレールの他にわざわざ中間レールを設ける
必要があり、軽量化する上で支障になるという問題点が
あった。
【０００５】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、製品を軽減することができるパワ
ーシートスライド装置を提供することを目的としてい
る。
してなされたもので、製品を軽減することができるパワ
ーシートスライド装置を提供することを目的としてい
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、据付部位（１０）に
固定される車体側のレール（２１）と、該車体側のレー
ル（２１）に相対的に前後移動可能に嵌合して座席を支
持する座席側のレール（２２）とを有するレールユニッ
ト（２０）を備え、動力（６０）により駆動部（３０）
を介して車体側のレール（２１）と座席側のレール（２
２）とを相対的に前後方向へ移動させて座席の前後位置
を調節するようにしたパワーシートスライド装置であっ
て、座席側のレール（２２）を車体側のレール（２１）
に対して前進させて座席後方の空間を広げるようにした
ウオークイン機構（５０）を備えたものにおいて、前記
駆動部（３０）は、車体側のレール（２１）または座席
側のレール（２２）の一方に長手方向に沿って延ばされ
回転可能に支持されるスクリュー部材（３１）と、該ス
クリュー部材（３１）に相対的に回転可能に螺合し、車
体側のレール（２１）または座席側のレール（２２）の
他方に支持されるナット部材（３２）とを備え、前記ウ
オークイン機構（５０）は、車体側のレール（２１）ま
たは座席側のレール（２２）の他方に対して前記ナット
部材（３２）を所定位置に移動不能に拘束した拘束位置
と車体側のレール（２１）または座席側のレール（２
２）の他方に対して前記ナット部材（３２）を移動可能
にした拘束解除位置とに変位可能なロック部材（５１）
と、該ロック部材（５１）を変位操作して、前記拘束位
置では前記スクリュー部材（３１）が回転した際に、前
記ナット部材（３２）が車体側のレール（２１）または
座席側のレール（２２）の他方と一体的に前後方向に移
動し、かつ、前記拘束解除位置では前記ナット部材（３
２）がスクリュー部材（３１）を介して車体側のレール
（２１）または座席側のレール（２２）の一方と共に前
進可能になるようにした操作手段（５５）とから成るこ
とを特徴とするパワーシートスライド装置に存する。
めの本発明の要旨とするところは、据付部位（１０）に
固定される車体側のレール（２１）と、該車体側のレー
ル（２１）に相対的に前後移動可能に嵌合して座席を支
持する座席側のレール（２２）とを有するレールユニッ
ト（２０）を備え、動力（６０）により駆動部（３０）
を介して車体側のレール（２１）と座席側のレール（２
２）とを相対的に前後方向へ移動させて座席の前後位置
を調節するようにしたパワーシートスライド装置であっ
て、座席側のレール（２２）を車体側のレール（２１）
に対して前進させて座席後方の空間を広げるようにした
ウオークイン機構（５０）を備えたものにおいて、前記
駆動部（３０）は、車体側のレール（２１）または座席
側のレール（２２）の一方に長手方向に沿って延ばされ
回転可能に支持されるスクリュー部材（３１）と、該ス
クリュー部材（３１）に相対的に回転可能に螺合し、車
体側のレール（２１）または座席側のレール（２２）の
他方に支持されるナット部材（３２）とを備え、前記ウ
オークイン機構（５０）は、車体側のレール（２１）ま
たは座席側のレール（２２）の他方に対して前記ナット
部材（３２）を所定位置に移動不能に拘束した拘束位置
と車体側のレール（２１）または座席側のレール（２
２）の他方に対して前記ナット部材（３２）を移動可能
にした拘束解除位置とに変位可能なロック部材（５１）
と、該ロック部材（５１）を変位操作して、前記拘束位
置では前記スクリュー部材（３１）が回転した際に、前
記ナット部材（３２）が車体側のレール（２１）または
座席側のレール（２２）の他方と一体的に前後方向に移
動し、かつ、前記拘束解除位置では前記ナット部材（３
２）がスクリュー部材（３１）を介して車体側のレール
（２１）または座席側のレール（２２）の一方と共に前
進可能になるようにした操作手段（５５）とから成るこ
とを特徴とするパワーシートスライド装置に存する。
【０００７】
【作用】ウオークイン機構（５０）のロック部材（５
１）が拘束位置にあって、車体側のレール（２１）また
は座席側のレール（２２）の他方に対して前記ナット部
材（３２）を所定位置に移動不能に拘束している状態で
は、スクリュー部材（３１）がナット部材（３２）に螺
合していて、車体側のレール（２１）と座席側のレール
（２２）とが前後方向に相対移動不能であり、座席は移
動不能に拘束されている。
１）が拘束位置にあって、車体側のレール（２１）また
は座席側のレール（２２）の他方に対して前記ナット部
材（３２）を所定位置に移動不能に拘束している状態で
は、スクリュー部材（３１）がナット部材（３２）に螺
合していて、車体側のレール（２１）と座席側のレール
（２２）とが前後方向に相対移動不能であり、座席は移
動不能に拘束されている。
【０００８】また、この状態で、スクリュー部材（３
１）が回転したとき、ナット部材（３２）と車体側のレ
ール（２１）または座席側のレール（２２）の他方とが
一体的に前後方向に移動するようになり、車体側のレー
ル（２１）と座席側のレール（２２）とが前後方向に移
動可能になり、それにより、座席の前後位置調整が可能
になる。
１）が回転したとき、ナット部材（３２）と車体側のレ
ール（２１）または座席側のレール（２２）の他方とが
一体的に前後方向に移動するようになり、車体側のレー
ル（２１）と座席側のレール（２２）とが前後方向に移
動可能になり、それにより、座席の前後位置調整が可能
になる。
【０００９】操作手段（５５）により、ロック部材（５
１）を拘束解除位置にすると、車体側のレール（２１）
または座席側のレール（２２）の他方に対して前記ナッ
ト部材（３２）が移動可能になり、例えば、付勢力によ
り、座席側のレール（２２）が車体側のレール（２１）
に対して前進し、座席後方の空間が広がるようになる。
このとき、ナット部材（３２）がスクリュー部材（３
１）を介して車体側のレール（２１）または座席側のレ
ール（２２）の一方と共に前進する。
１）を拘束解除位置にすると、車体側のレール（２１）
または座席側のレール（２２）の他方に対して前記ナッ
ト部材（３２）が移動可能になり、例えば、付勢力によ
り、座席側のレール（２２）が車体側のレール（２１）
に対して前進し、座席後方の空間が広がるようになる。
このとき、ナット部材（３２）がスクリュー部材（３
１）を介して車体側のレール（２１）または座席側のレ
ール（２２）の一方と共に前進する。
【００１０】座席をウオークインした後には、ナット部
材（３２）をスクリュー部材（３１）を介して車体側の
レール（２１）または座席側のレール（２２）の一方と
共に所定位置まで後退させ、操作手段（５５）により、
ロック部材（５１）を拘束位置にして、車体側のレール
（２１）または座席側のレール（２２）の他方に対して
前記ナット部材（３２）を所定位置に移動不能に拘束
し、元の状態に戻す。
材（３２）をスクリュー部材（３１）を介して車体側の
レール（２１）または座席側のレール（２２）の一方と
共に所定位置まで後退させ、操作手段（５５）により、
ロック部材（５１）を拘束位置にして、車体側のレール
（２１）または座席側のレール（２２）の他方に対して
前記ナット部材（３２）を所定位置に移動不能に拘束
し、元の状態に戻す。
【００１１】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。
する。
【００１２】第１図および第２図は本発明の第１実施例
を示している。
を示している。
【００１３】第１図に示すように、車体フロア１０に図
示省略した座席がパワーシートスライド装置２０ａを介
して前後移動調節可能に装着されている。
示省略した座席がパワーシートスライド装置２０ａを介
して前後移動調節可能に装着されている。
【００１４】パワーシートスライド装置２０ａは座席の
両側部の下方にそれぞれ配されて前後方向に延びる一対
のレールユニット２０，２０を有している。レールユニ
ット２０は車体フロア１０にレッグ部材１２，１３を介
して固設される車体側のレール２１と、車体側のレール
２１に前後移動可能に嵌合し座席を支持する座席側のレ
ール２２とから成っている。
両側部の下方にそれぞれ配されて前後方向に延びる一対
のレールユニット２０，２０を有している。レールユニ
ット２０は車体フロア１０にレッグ部材１２，１３を介
して固設される車体側のレール２１と、車体側のレール
２１に前後移動可能に嵌合し座席を支持する座席側のレ
ール２２とから成っている。
【００１５】車体側のレール２１は溝状断面に形成さ
れ、底面部２３と両側壁２４を有している。同じく、座
席側のレール２２は溝状断面に形成され、天井部２５と
両側壁２６とを有している。
れ、底面部２３と両側壁２４を有している。同じく、座
席側のレール２２は溝状断面に形成され、天井部２５と
両側壁２６とを有している。
【００１６】車体側のレール２１の開口と座席側のレー
ル２２の開口とが合わさり、車体側のレール２１の底面
部２３および両側壁２４並びに座席側のレール２２の天
井部２５および両側壁２６により取り囲まれて空隙２０
ｂが形成されている。
ル２２の開口とが合わさり、車体側のレール２１の底面
部２３および両側壁２４並びに座席側のレール２２の天
井部２５および両側壁２６により取り囲まれて空隙２０
ｂが形成されている。
【００１７】第１図および第２図に示すように、車体側
のレール２１の両側壁２４の各上端部には円弧状断面の
凹部２４ａに形成され、同じく、座席側のレールの天井
部２５の両側縁部には円弧状断面の凹部２５ａが形成さ
れている。両方の円弧状断面の凹部２４ａ，２５ａとに
より、両方のレール２１，２２が相対的に前後移動した
際に転動可能なベアリング２７用の収納部が形成されて
いる。
のレール２１の両側壁２４の各上端部には円弧状断面の
凹部２４ａに形成され、同じく、座席側のレールの天井
部２５の両側縁部には円弧状断面の凹部２５ａが形成さ
れている。両方の円弧状断面の凹部２４ａ，２５ａとに
より、両方のレール２１，２２が相対的に前後移動した
際に転動可能なベアリング２７用の収納部が形成されて
いる。
【００１８】空隙２０ｂには駆動部３０が配されてい
る。駆動部３０は前後方向へ延びるスクリュー部材３１
と、スクリュー部材３１に螺合するナット部材３２とを
有している。
る。駆動部３０は前後方向へ延びるスクリュー部材３１
と、スクリュー部材３１に螺合するナット部材３２とを
有している。
【００１９】ナット部材３２はその下面部３２ａが底面
部２３に当接した状態で螺着されて回転不能に、かつ、
前後から挟まれるようにして前後移動不能にケース部材
３５に嵌合しており、ケース部材３５の底部には係合孔
３６が穿設されている。車体側のレール２１の底面部２
３には、係合孔３６に対応して貫通孔２８が穿設され、
係合孔３６の前位置にカム爪用の挿通孔２９が穿設さ
れ、係合孔３６の後位置に後進阻止用の突起２９ａが形
成されている。
部２３に当接した状態で螺着されて回転不能に、かつ、
前後から挟まれるようにして前後移動不能にケース部材
３５に嵌合しており、ケース部材３５の底部には係合孔
３６が穿設されている。車体側のレール２１の底面部２
３には、係合孔３６に対応して貫通孔２８が穿設され、
係合孔３６の前位置にカム爪用の挿通孔２９が穿設さ
れ、係合孔３６の後位置に後進阻止用の突起２９ａが形
成されている。
【００２０】車体側のレール２１の底面部２３の外側に
は、サポートプレート５２がリベット止めされ、サポー
トプレート５２には枢軸部材５３を介してロック部材５
１が揺動可能に支持されている。ロック部材５１はクラ
ンク状断面形に形成され、ロック部材５１の一端部に
は、ロック爪５１ａとカム爪５１ｂとが形成されてい
る。カム爪５１ｂは前方へ向かって下方へ傾斜するカム
面を有している。
は、サポートプレート５２がリベット止めされ、サポー
トプレート５２には枢軸部材５３を介してロック部材５
１が揺動可能に支持されている。ロック部材５１はクラ
ンク状断面形に形成され、ロック部材５１の一端部に
は、ロック爪５１ａとカム爪５１ｂとが形成されてい
る。カム爪５１ｂは前方へ向かって下方へ傾斜するカム
面を有している。
【００２１】枢軸部材５３に巻着したコイルばね５４に
よりロック部材５１が図２のＡ方向から見て時計方向に
揺動する方向に付勢されている。ロック部材５１ロック
部材５１の他端部には、コントロールケーブル５５のイ
ンナワイヤ５６の先端部が連結されている。コントロー
ルケーブル５５のアウターケーシング５７は中継ブラケ
ット５８を介してサポートプレート５２に支持されてい
る。インナワイヤ５６の基端部は図示省略したリクライ
ニング機構側に連結されている。リクライニング機構お
よびコントロールケーブル５５が操作手段を構成してい
る。また、ウオークイン機構５０はロック部材５１と操
作手段とから成る。
よりロック部材５１が図２のＡ方向から見て時計方向に
揺動する方向に付勢されている。ロック部材５１ロック
部材５１の他端部には、コントロールケーブル５５のイ
ンナワイヤ５６の先端部が連結されている。コントロー
ルケーブル５５のアウターケーシング５７は中継ブラケ
ット５８を介してサポートプレート５２に支持されてい
る。インナワイヤ５６の基端部は図示省略したリクライ
ニング機構側に連結されている。リクライニング機構お
よびコントロールケーブル５５が操作手段を構成してい
る。また、ウオークイン機構５０はロック部材５１と操
作手段とから成る。
【００２２】空隙２０ｂの前部には、ギアケース４０が
格納されている。ギアケース４０は天井部２５にボルト
によって締着されている。
格納されている。ギアケース４０は天井部２５にボルト
によって締着されている。
【００２３】スクリュー部材３１の後端部が軸受部材３
９を介して回転可能に座席側のレール２２の天井部２５
に枢支されている。また、スクリュー部材３１の前端部
がギアケース４０に挿通し、ギアケース４０を介して座
席側のレール２２の天井部２５に回転可能に支持されて
いる。
９を介して回転可能に座席側のレール２２の天井部２５
に枢支されている。また、スクリュー部材３１の前端部
がギアケース４０に挿通し、ギアケース４０を介して座
席側のレール２２の天井部２５に回転可能に支持されて
いる。
【００２４】スクリュー部材３１の前端には、スクリュ
ー部材３１の後方への抜けを阻止可能な抜止め用のナッ
ト３７が螺着されている。同じく、スクリュー部材３１
の前端部には、ギアケース４０の後面部に当接してスク
リュー部材３１の前方への移動を阻止可能なリング部材
３８が嵌着されている。
ー部材３１の後方への抜けを阻止可能な抜止め用のナッ
ト３７が螺着されている。同じく、スクリュー部材３１
の前端部には、ギアケース４０の後面部に当接してスク
リュー部材３１の前方への移動を阻止可能なリング部材
３８が嵌着されている。
【００２５】ギアケース４０にはウオーム４１が回転可
能に内装されるとともに、ウオーム４１に噛合するウオ
ームホイール４２が内装されている。ウオームホイール
４２は、ギアケース４０に挿通したスクリュー部材３１
の前端部に一体的に回転可能に固設されている。
能に内装されるとともに、ウオーム４１に噛合するウオ
ームホイール４２が内装されている。ウオームホイール
４２は、ギアケース４０に挿通したスクリュー部材３１
の前端部に一体的に回転可能に固設されている。
【００２６】一方のレールユニット２０の座席側のレー
ル２２の側壁２６に、支持ブラケット６１を介して駆動
モータ６０が装着され、駆動モータ６０から両側方向へ
出力軸６２が突設され、出力軸６２にウオーム４１の回
転軸が連結されている。
ル２２の側壁２６に、支持ブラケット６１を介して駆動
モータ６０が装着され、駆動モータ６０から両側方向へ
出力軸６２が突設され、出力軸６２にウオーム４１の回
転軸が連結されている。
【００２７】次に作用を説明する。ウオークイン機構５
０のロック部材５１が拘束位置にあって、ロック部材５
１のロック爪５１ａがケース部材３５の係合孔３６に係
合していて、車体側のレール２１に対してナット部材３
２が所定位置に移動不能に拘束されている状態では、ス
クリュー部材３１がナット部材３２に螺合していて、車
体側のレール２１と座席側のレール２２とが前後方向に
相対移動不能であり、座席は移動不能に拘束されてい
る。
０のロック部材５１が拘束位置にあって、ロック部材５
１のロック爪５１ａがケース部材３５の係合孔３６に係
合していて、車体側のレール２１に対してナット部材３
２が所定位置に移動不能に拘束されている状態では、ス
クリュー部材３１がナット部材３２に螺合していて、車
体側のレール２１と座席側のレール２２とが前後方向に
相対移動不能であり、座席は移動不能に拘束されてい
る。
【００２８】また、この状態で、駆動モータ６０を始動
すると、出力軸６２〜ウオーム４１〜ウオームホイール
４２を介してスクリュー部材３１が回転し、スクリュー
部材３１が回転したとき、スクリュー部材３１はナット
部材３２に送られて徐々に前後移動する。それにより、
座席側のレール２２が前後方向へ移動し、図示省略した
座席が前後方向へ移動して座席の位置を調節することが
できる。
すると、出力軸６２〜ウオーム４１〜ウオームホイール
４２を介してスクリュー部材３１が回転し、スクリュー
部材３１が回転したとき、スクリュー部材３１はナット
部材３２に送られて徐々に前後移動する。それにより、
座席側のレール２２が前後方向へ移動し、図示省略した
座席が前後方向へ移動して座席の位置を調節することが
できる。
【００２９】リクライニング機構を操作して、コントロ
ールケーブル５５のインナワイヤ５６を引き上げ、図３
において想像線で示すように、コイルばね５４の付勢力
に抗して、ロック部材５１を拘束解除位置にすると、ロ
ック部材５１のロック爪５１ａがケース部材３５の係合
孔３６から外れ、車体側のレール２１に対してナット部
材３２が移動可能になり、ナット部材３２がスクリュー
部材３１に螺合した状態で座席側のレール２２と共に移
動可能になり、例えば、付勢力により、座席側のレール
２２が車体側のレール２１に対して前進し、座席後方の
空間が広がるようになる。
ールケーブル５５のインナワイヤ５６を引き上げ、図３
において想像線で示すように、コイルばね５４の付勢力
に抗して、ロック部材５１を拘束解除位置にすると、ロ
ック部材５１のロック爪５１ａがケース部材３５の係合
孔３６から外れ、車体側のレール２１に対してナット部
材３２が移動可能になり、ナット部材３２がスクリュー
部材３１に螺合した状態で座席側のレール２２と共に移
動可能になり、例えば、付勢力により、座席側のレール
２２が車体側のレール２１に対して前進し、座席後方の
空間が広がるようになる。
【００３０】座席をウオークインした後には、ナット部
材３２をスクリュー部材３１を介して座席側のレール２
２と共に所定位置まで後進させると、ケース部材３５の
後壁がロック部材５１のカム爪５１ｂに当接して、カム
爪５１ｂのカム面に沿って相対的に移動する。それによ
り、コイルばね５４の付勢力に抗してロック部材５１が
図３において実線で示す拘束位置から想像線で示す拘束
解除位置に揺動し、ナット部材３２の後進が可能にな
る。
材３２をスクリュー部材３１を介して座席側のレール２
２と共に所定位置まで後進させると、ケース部材３５の
後壁がロック部材５１のカム爪５１ｂに当接して、カム
爪５１ｂのカム面に沿って相対的に移動する。それによ
り、コイルばね５４の付勢力に抗してロック部材５１が
図３において実線で示す拘束位置から想像線で示す拘束
解除位置に揺動し、ナット部材３２の後進が可能にな
る。
【００３１】さらにナット部材３２を後進すると、ケー
ス部材３５のの後壁が車体側のレール２１の後進阻止用
の突起２９ａに当接し、後進不能になる。前後して、ケ
ース部材３５の係合孔３６と車体側のレール２１の貫通
孔２８が一致し、ロック部材５１がコイルばね５４の付
勢力により揺動して、ロック部材５１のロック爪５１ａ
が貫通孔２８を通ってケース部材３５の係合孔３６に係
合し、ロック部材５１が拘束位置になる。それにより、
ナット部材３２が車体側のレール２１に対して所定位置
に移動不能に拘束され、元の状態に戻る。
ス部材３５のの後壁が車体側のレール２１の後進阻止用
の突起２９ａに当接し、後進不能になる。前後して、ケ
ース部材３５の係合孔３６と車体側のレール２１の貫通
孔２８が一致し、ロック部材５１がコイルばね５４の付
勢力により揺動して、ロック部材５１のロック爪５１ａ
が貫通孔２８を通ってケース部材３５の係合孔３６に係
合し、ロック部材５１が拘束位置になる。それにより、
ナット部材３２が車体側のレール２１に対して所定位置
に移動不能に拘束され、元の状態に戻る。
【００３２】
【発明の効果】本発明に係るパワーシートスライド装置
によれば、ウオークイン機構のロック部材が拘束位置に
あるときは、スクリュー部材が回転した際に、ナット部
材と車体側のレールまたは座席側のレールの他方とが一
体的に前後方向に移動するようになり、車体側のレール
と座席側のレールとが前後方向に移動可能になって、座
席の前後位置調整が可能になり、操作手段により、ロッ
ク部材を拘束解除位置にすると、車体側のレールまたは
座席側のレールの他方に対して前記ナット部材が移動可
能になり、例えば、付勢力により、ナット部材がスクリ
ュー部材を介して車体側のレールまたは座席側のレール
の一方と共に前進し、座席側のレールが車体側のレール
に対して前進するようにしたので、迅速に座席をウオー
クインすることができ、また、動力によらないで機械的
にウオークインすることができ、安全性を高めることが
できる。
によれば、ウオークイン機構のロック部材が拘束位置に
あるときは、スクリュー部材が回転した際に、ナット部
材と車体側のレールまたは座席側のレールの他方とが一
体的に前後方向に移動するようになり、車体側のレール
と座席側のレールとが前後方向に移動可能になって、座
席の前後位置調整が可能になり、操作手段により、ロッ
ク部材を拘束解除位置にすると、車体側のレールまたは
座席側のレールの他方に対して前記ナット部材が移動可
能になり、例えば、付勢力により、ナット部材がスクリ
ュー部材を介して車体側のレールまたは座席側のレール
の一方と共に前進し、座席側のレールが車体側のレール
に対して前進するようにしたので、迅速に座席をウオー
クインすることができ、また、動力によらないで機械的
にウオークインすることができ、安全性を高めることが
できる。
【図１】本発明の一実施例を示すパワーシートスライド
装置の分解斜視図である。
装置の分解斜視図である。
【図２】本発明の一実施例を示すウオークイン機構の斜
視図である。
視図である。
【図３】本発明の一実施例を示すウオークイン機構の要
部断面図である。
部断面図である。
【図４】本発明の一実施例を示すパワーシートスライド
装置の作用説明図である。
装置の作用説明図である。
【図５】本発明の一実施例を示すパワーシートスライド
装置の作用説明図である。
装置の作用説明図である。
１０…車体フロア ２０…レールユニット ２０ａ…パワーシートスライド装置 ２０ｂ…空隙 ２１…車体側のレール ２２…座席側のレール ３０…駆動部 ３１…スクリュー部材 ３２…ナット部材 ４０…ギアケース ４１…ウオーム ４２…ウオームホイール ５０…ウオークイン機構 ５１…ロック部材 ５５…コントロールケーブル（操作手段の構成部品） ６０…駆動モータ
Claims (1)
- 【請求項１】据付部位に固定される車体側のレールと、
該車体側のレールに相対的に前後移動可能に嵌合して座
席を支持する座席側のレールとを有するレールユニット
を備え、動力により駆動部を介して車体側のレールと座
席側のレールとを相対的に前後方向へ移動させて座席の
前後位置を調節するようにしたパワーシートスライド装
置であって、座席側のレールを車体側のレールに対して
前進させて座席後方の空間を広げるようにしたウオーク
イン機構を備えたものにおいて、 前記駆動部は、車体側のレールまたは座席側のレールの
一方に長手方向に沿って延ばされ回転可能に支持される
スクリュー部材と、該スクリュー部材に相対的に回転可
能に螺合し、車体側のレールまたは座席側のレールの他
方に支持されるナット部材とを備え、 前記ウオークイン機構は、車体側のレールまたは座席側
のレールの他方に対して前記ナット部材を所定位置に移
動不能に拘束した拘束位置と車体側のレールまたは座席
側のレールの他方に対して前記ナット部材を移動可能に
した拘束解除位置とに変位可能なロック部材と、該ロッ
ク部材を変位操作して、前記拘束位置では前記スクリュ
ー部材が回転した際に、前記ナット部材が車体側のレー
ルまたは座席側のレールの他方と一体的に前後方向に移
動し、かつ、前記拘束解除位置では前記ナット部材がス
クリュー部材を介して車体側のレールまたは座席側のレ
ールの一方と共に前進するようにした操作手段とから成
ることを特徴とするパワーシートスライド装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5101283A JP2618179B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | パワーシートスライド装置 |
| US08/233,798 US5516071A (en) | 1993-04-27 | 1994-04-26 | Seat slide device with walk-in mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5101283A JP2618179B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | パワーシートスライド装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06305349A JPH06305349A (ja) | 1994-11-01 |
| JP2618179B2 true JP2618179B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=14296539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5101283A Expired - Lifetime JP2618179B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | パワーシートスライド装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5516071A (ja) |
| JP (1) | JP2618179B2 (ja) |
Families Citing this family (39)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPH0655569B2 (ja) * | 1986-02-10 | 1994-07-27 | マツダ株式会社 | 自動車のシ−トスライド装置 |
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-
1993
- 1993-04-27 JP JP5101283A patent/JP2618179B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-04-26 US US08/233,798 patent/US5516071A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5516071A (en) | 1996-05-14 |
| JPH06305349A (ja) | 1994-11-01 |
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