JP2615733B2 - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
磁気ヘッドの製造方法Info
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- JP2615733B2 JP2615733B2 JP33426187A JP33426187A JP2615733B2 JP 2615733 B2 JP2615733 B2 JP 2615733B2 JP 33426187 A JP33426187 A JP 33426187A JP 33426187 A JP33426187 A JP 33426187A JP 2615733 B2 JP2615733 B2 JP 2615733B2
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- core block
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ヘッドの製造方法に関する。
従来の磁気ヘッドの製造工程を第7図〜第12図に示
す。先ず、第7図の如く、記録再生(R/W)用の磁気ヘ
ッドを形成するフェライト材からなるC型コアブロック
1、I型コアブロック2、イレース用の磁気ヘッドを形
成するフェライト材からなるC型コアブロック3、I型
コアブロック4及び結晶化ガラス材からなるスペーサ5
を用意する。次に、第8図の如く、夫々のC型コアブロ
ック1、3及びI型コアブロック2、4をトラック加工
して溝1a、2a、3a、4aを形成する。次に、第9図の如
く、夫々の溝1a、2a及び3a、4aにガラスを充填し溶融し
てC型コアブロック1とI型コアブロック2及びC型コ
アブロック3とI型コアブロック4を接着してR/W用磁
気ヘッドのコアブロック6及びイレース用磁気ヘッドの
コアブロック7を形成する。次に、第10図の如くコアブ
ロック6と、コアブロック7をスペーサ5に溶融接着し
て磁気ヘッドブロック8を形成する。第10図において、
点線A、B、Cで示す如く切断して、第11図及び第12図
の如く単体の磁気ヘッド9を形成する。なお、第11図、
第12図で示す符号10はセンダスあるいはアモルファスと
いった高い飽和密度を有する金属磁性体で第7図あるい
は第8図の工程でC型コアブロック1に金属磁性体10を
スパッタあるいは蒸着によって形成される。符号12は第
9図で説明したコアブロック6、7を溶着するガラスで
ある。第12図の寸法DはR/W用磁気ヘッドのギャップ11
とイレース用磁気ヘッドのギャップ13との間の距離、す
なわちギャップ間距離である。上記構成の磁気ヘッド9
を用いて記録テープへ記録する場合には、まずギャップ
11を利用して記録テープをイレース(消去)し、ギャッ
プ13を利用して所望の情報を記録する。
す。先ず、第7図の如く、記録再生(R/W)用の磁気ヘ
ッドを形成するフェライト材からなるC型コアブロック
1、I型コアブロック2、イレース用の磁気ヘッドを形
成するフェライト材からなるC型コアブロック3、I型
コアブロック4及び結晶化ガラス材からなるスペーサ5
を用意する。次に、第8図の如く、夫々のC型コアブロ
ック1、3及びI型コアブロック2、4をトラック加工
して溝1a、2a、3a、4aを形成する。次に、第9図の如
く、夫々の溝1a、2a及び3a、4aにガラスを充填し溶融し
てC型コアブロック1とI型コアブロック2及びC型コ
アブロック3とI型コアブロック4を接着してR/W用磁
気ヘッドのコアブロック6及びイレース用磁気ヘッドの
コアブロック7を形成する。次に、第10図の如くコアブ
ロック6と、コアブロック7をスペーサ5に溶融接着し
て磁気ヘッドブロック8を形成する。第10図において、
点線A、B、Cで示す如く切断して、第11図及び第12図
の如く単体の磁気ヘッド9を形成する。なお、第11図、
第12図で示す符号10はセンダスあるいはアモルファスと
いった高い飽和密度を有する金属磁性体で第7図あるい
は第8図の工程でC型コアブロック1に金属磁性体10を
スパッタあるいは蒸着によって形成される。符号12は第
9図で説明したコアブロック6、7を溶着するガラスで
ある。第12図の寸法DはR/W用磁気ヘッドのギャップ11
とイレース用磁気ヘッドのギャップ13との間の距離、す
なわちギャップ間距離である。上記構成の磁気ヘッド9
を用いて記録テープへ記録する場合には、まずギャップ
11を利用して記録テープをイレース(消去)し、ギャッ
プ13を利用して所望の情報を記録する。
しかしながら上記磁気ヘッドの製造方法においては、
R/W用磁気ヘッドのC型ブロック、I型ブロック及びイ
レース用磁気ヘッドのC型ブロック、I型ブロックの4
本のブロックに対し各々トラック加工を施こすための製
造工程が増加し、コアブロック6、7のスペーサ5との
接着温度に比べ、コアブロック6、7の各々のギャップ
ズレを生じさせないため、C型コアブロック1とI型コ
アブロック2及びC型コアブロック3とI型コアブロッ
ク4との接着温度を充分高くしなければならない等の問
題点がある。
R/W用磁気ヘッドのC型ブロック、I型ブロック及びイ
レース用磁気ヘッドのC型ブロック、I型ブロックの4
本のブロックに対し各々トラック加工を施こすための製
造工程が増加し、コアブロック6、7のスペーサ5との
接着温度に比べ、コアブロック6、7の各々のギャップ
ズレを生じさせないため、C型コアブロック1とI型コ
アブロック2及びC型コアブロック3とI型コアブロッ
ク4との接着温度を充分高くしなければならない等の問
題点がある。
本発明は上記問題点を解決する為に提案したものであ
り、イレース用のC型コア、I型コア及び記録再生用の
I型コアを接着して複合ブロックを形成し、該複合ブロ
ック及び該記録再生用のC型コアの夫々にトラック加工
を施こした後、該トラック加工された複合ブロック及び
記録再生用のC型コアを接着した磁気ヘッドの製造方法
を提供する。
り、イレース用のC型コア、I型コア及び記録再生用の
I型コアを接着して複合ブロックを形成し、該複合ブロ
ック及び該記録再生用のC型コアの夫々にトラック加工
を施こした後、該トラック加工された複合ブロック及び
記録再生用のC型コアを接着した磁気ヘッドの製造方法
を提供する。
本発明は製造工程を簡略化して作業性を改善し、かつ
コアブロックの接着温度、とくにR/W用磁気ヘッドのC
型コアブロックの接着温度を低くする。
コアブロックの接着温度、とくにR/W用磁気ヘッドのC
型コアブロックの接着温度を低くする。
次に本発明の実施例について説明する。第1図から第
6図は本発明に係る磁気ヘッドの製造方法の実施例を示
す製造工程である。先ず、第1図の如くR/W用の磁気ヘ
ッドを形成するフェライト材からなるC型コアブロック
21、I型コアブロック22、イレース用の磁気ヘッドを形
成するフェライト材からなるC型ブロック23、I型コア
ブロック24及び結晶化ガラス材からなるスペーサを用意
する。次に、第2図の如く、C型コアブロック22及びI
型コアブロック23、I型コアブロック24をスペーサ25と
共にガラスを溶融して接着し、複合ブロック27を形成す
る。R/W用磁気ヘッドのC型コアブロックのギャップを
形成する部分にセンダス又はアモルファスの金属磁性体
をスパッタあるいは蒸着などで形成する。次に、第3図
の如く複合体26及びI型コアブロック21をトラック加工
して斜めの溝27、28を形成する。次に、C型コアブロッ
ク21を複合ブロック26を接合し、第4図の如く、溝27、
28内にガラス41を充填し溶融してC型ブロック21と複合
ブロック26とを接着して磁気ヘッドブロック29を形成す
る。次に第4図の状態で点線X、Y、Zの如く切断し、
第5図、第6図の如く単体の磁気ヘッド30を形成する。
第5図、第6図において、符号31はコアブロック接着用
のガラスであり、又符号32、33はそれぞれR/W用磁気ヘ
ッドのギャップ及びイレース用の磁気ヘッドのギャップ
を示し、又符号34は上述した金属磁性体である。又第6
図において、寸法EはR/W用磁気ヘッドのギャップ32と
イレース用磁気ヘッドのギャップ33との間の距離であ
る。
6図は本発明に係る磁気ヘッドの製造方法の実施例を示
す製造工程である。先ず、第1図の如くR/W用の磁気ヘ
ッドを形成するフェライト材からなるC型コアブロック
21、I型コアブロック22、イレース用の磁気ヘッドを形
成するフェライト材からなるC型ブロック23、I型コア
ブロック24及び結晶化ガラス材からなるスペーサを用意
する。次に、第2図の如く、C型コアブロック22及びI
型コアブロック23、I型コアブロック24をスペーサ25と
共にガラスを溶融して接着し、複合ブロック27を形成す
る。R/W用磁気ヘッドのC型コアブロックのギャップを
形成する部分にセンダス又はアモルファスの金属磁性体
をスパッタあるいは蒸着などで形成する。次に、第3図
の如く複合体26及びI型コアブロック21をトラック加工
して斜めの溝27、28を形成する。次に、C型コアブロッ
ク21を複合ブロック26を接合し、第4図の如く、溝27、
28内にガラス41を充填し溶融してC型ブロック21と複合
ブロック26とを接着して磁気ヘッドブロック29を形成す
る。次に第4図の状態で点線X、Y、Zの如く切断し、
第5図、第6図の如く単体の磁気ヘッド30を形成する。
第5図、第6図において、符号31はコアブロック接着用
のガラスであり、又符号32、33はそれぞれR/W用磁気ヘ
ッドのギャップ及びイレース用の磁気ヘッドのギャップ
を示し、又符号34は上述した金属磁性体である。又第6
図において、寸法EはR/W用磁気ヘッドのギャップ32と
イレース用磁気ヘッドのギャップ33との間の距離であ
る。
上述した磁気ヘッドの製造方法においては、第3図に
示す如くトラック加工を複合体26とC型ブロック21のみ
を対象にしているので加工数が従来に比べて減少してお
り、又C型コアブロック21を複合ブロック26に接着する
ので、本実施例の如く高温で磁気特性が劣化する金属磁
性体を形成したC型コアブロックを接着するさいに、磁
気特性を劣化させることなく低温で作業でき、又、イレ
ースのトラックセンサーと、R/Wのトラックセンターを
容易に一致させることができる。
示す如くトラック加工を複合体26とC型ブロック21のみ
を対象にしているので加工数が従来に比べて減少してお
り、又C型コアブロック21を複合ブロック26に接着する
ので、本実施例の如く高温で磁気特性が劣化する金属磁
性体を形成したC型コアブロックを接着するさいに、磁
気特性を劣化させることなく低温で作業でき、又、イレ
ースのトラックセンサーと、R/Wのトラックセンターを
容易に一致させることができる。
なお、上記説明中、金属磁性体34及びスペーサ25は必
らずしも必要としない。
らずしも必要としない。
上述の如く、本発明の磁気ヘッドの製造方法は、イレ
ース用のC型コアブロック、I型コアブロック及び記録
再生用のI型コアを接着して複合ブロックを形成し、該
複合ブロック及び該記録再生用のC型コアブロックの夫
々にトラック加工を施こした後、該トラック加工された
複合ブロック及び記録再生用のC型コアブロックを接着
したため、トラック加工の加工作業が減少し、又コアブ
ロック、とくに記録再生用磁気ヘッドのC型コアブロッ
クを低温で接着作業できる等の効果を生じる。
ース用のC型コアブロック、I型コアブロック及び記録
再生用のI型コアを接着して複合ブロックを形成し、該
複合ブロック及び該記録再生用のC型コアブロックの夫
々にトラック加工を施こした後、該トラック加工された
複合ブロック及び記録再生用のC型コアブロックを接着
したため、トラック加工の加工作業が減少し、又コアブ
ロック、とくに記録再生用磁気ヘッドのC型コアブロッ
クを低温で接着作業できる等の効果を生じる。
第1図〜第6図は本発明に係る磁気ヘッドの製造方法の
実施例を示し、第1図はC型コアブロック、スペーサ及
びI型コアブロックの斜視図、第2図はC型コアブロッ
クと複合コアブロックの斜視図、第3図はトラック加工
したC型コアブロックと複合コアブロックの斜視図、第
4図は磁気ヘッドブロックの斜視図、第5図は磁気ヘッ
ドの平面図、第6図は第5図のA−A′線断面図、第7
図〜第12図は従来の磁気ヘッドの製造方法を示し、第7
図はC型コアブロック、スペーサ及びI型コアブロック
の斜視図、第8図はトラック加工したC型コアブロック
及びI型コアブロックの斜視図、第9図はコアブロック
の斜視図、第10図は磁気ヘッドブロックの斜視図、第11
図は磁気ヘッドの平面図、第12図は第11図のB−B′線
断面図である。 1、3、21、23……C型コアブロック 2、4、22、24……I型コアブロック 5……スペーサ 1a、2a、3a、4a、27、28……溝 26……複合ブロック
実施例を示し、第1図はC型コアブロック、スペーサ及
びI型コアブロックの斜視図、第2図はC型コアブロッ
クと複合コアブロックの斜視図、第3図はトラック加工
したC型コアブロックと複合コアブロックの斜視図、第
4図は磁気ヘッドブロックの斜視図、第5図は磁気ヘッ
ドの平面図、第6図は第5図のA−A′線断面図、第7
図〜第12図は従来の磁気ヘッドの製造方法を示し、第7
図はC型コアブロック、スペーサ及びI型コアブロック
の斜視図、第8図はトラック加工したC型コアブロック
及びI型コアブロックの斜視図、第9図はコアブロック
の斜視図、第10図は磁気ヘッドブロックの斜視図、第11
図は磁気ヘッドの平面図、第12図は第11図のB−B′線
断面図である。 1、3、21、23……C型コアブロック 2、4、22、24……I型コアブロック 5……スペーサ 1a、2a、3a、4a、27、28……溝 26……複合ブロック
Claims (1)
- 【請求項1】イレース用のC型コアブロック、I型コア
ブロック及び記録再生用のI型コアを接着して複合ブロ
ックを形成し、該複合ブロック及び該記録再生用のC型
コアブロックの夫々にトラック加工を施こした後、該ト
ラック加工された複合ブロック及び記録再生用のC型コ
アブロックを接着したことを特徴とする磁気ヘッドの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33426187A JP2615733B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33426187A JP2615733B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01179210A JPH01179210A (ja) | 1989-07-17 |
JP2615733B2 true JP2615733B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=18275363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33426187A Expired - Lifetime JP2615733B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2615733B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03106508U (ja) * | 1990-02-20 | 1991-11-05 |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP33426187A patent/JP2615733B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01179210A (ja) | 1989-07-17 |
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