JP2612445B2 - 写真焼付方法 - Google Patents

写真焼付方法

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JP2612445B2 JP62091564A JP9156487A JP2612445B2 JP 2612445 B2 JP2612445 B2 JP 2612445B2 JP 62091564 A JP62091564 A JP 62091564A JP 9156487 A JP9156487 A JP 9156487A JP 2612445 B2 JP2612445 B2 JP 2612445B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真焼付方法に係り、特に現像済のネガフイ
ルム等を原画フイルムに記録された画像齣とこの画像齣
の画像が焼付られた印画紙との照合を容易に行なうこと
が可能な写真焼付方法に関する。
〔従来技術〕
従来より、現像済みのネガフイルム等の原画フイルム
に記録された齣画像を印画紙へ焼付けて現像処理するこ
とによりプリントする自動写真焼付装置が知られてい
る。この自動写真焼付装置を使用する場合には、自動写
真焼付装置で焼付処理する前に検定装置(以下、ノツチ
ヤパンチヤという)によって検定作業を行ない、この検
定作業の結果に基づいて自動写真焼付装置で焼付処理を
行なっている。
上記ノツチヤパンチヤは、原画フイルムの側端でかつ
画像齣に対応した位置に半円形のノツチを穿設するノツ
チヤとしての機能と記憶媒体としての紙テープに平均透
過濃度(LATD)に対する濃度補正等の露光補正情報を穿
孔するパンチヤとしての機能を備えている。このノツチ
は、自動写真焼付装置において画像齣を焼付位置に位置
決めする際に使用され、自動写真焼付装置では原画フイ
ルムを搬送しながら光電スイツチ等によってノツチの存
在を検出し、ノツチの存在を検出したときに搬送を停止
して検出されたノツチに対応する画像齣を焼付位置に位
置決めする。このように、ノツチは画像齣位置決め情報
として使用されるから、焼付すべき画像齣のみに対応し
てノツチを穿設しておいて自動写真焼付装置でノツチを
検出してこの画像齣を位置決めして焼付する方法と、焼
付すべき画像齣と焼付けを必要としない画像齣とを区別
することなくこれらの画像齣に対応してノツチを穿設し
ておいて自動写真焼付装置でノツチを検出してこれらの
画像齣を位置決めして焼付すべき画像齣のみ焼付する方
法とを採用することができる。
焼付すべき画像齣のみに対応してノツチを穿設して焼
付に供する場合には、ノツチヤパンチヤのノツチヤとし
ての機能のみを利用してノツチを穿設し、自動写真焼付
装置でフオトダイオード等の光センサを用いてLATDに対
する補正情報を検出して焼付する第1の方法と、ノツチ
ヤパンチヤのノツチヤとパンチヤとの機能を利用してノ
ツチを穿設すると共にノツチに対応して焼付すべき画像
齣の露光補正情報を紙テープに穿孔し、自動写真焼付装
置で紙テープに穿孔された露光補正情報に基づいて焼付
する第2の方法が採用されている。この第2の方法で
は、焼付を必要としない画像齣を焼付位置で停止させる
ことなく通過させるためのパス情報を紙テープに穿孔し
ておく。また、焼付すべき画像齣と焼付を必要としない
画像齣とを区別することなくノツチを穿設し焼付に供す
る場合には、ノツチヤパンチヤのノツチヤとパンチヤの
機能を利用してノツチを穿設すると共に焼付すべき画像
齣の露光補正情報と焼付を必要としない画像齣を焼付な
いようにするためのリジエクト情報とを紙テープに穿孔
し、自動写真焼付装置でノツチを検出して画像齣を位置
決めした後紙テープに穿孔された露光補正情報に基づい
て焼付すべき画像齣を焼付すると共にリジエクト情報に
基づいて焼付を必要としない画像齣の焼付を行なわない
ようにする第3の方法が採用されている。
また、上記のような方法で焼付処理する場合には、1
本のフイルムをそのまま焼付処理する場合や複数本のフ
イルムをスプライスで接続してロール状にした後連続処
理する場合とがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のいずれの方法においても一部の
画像齣の焼付現像を失敗(例えば、露光不良、色バラン
ス不良等)したときには、焼直しをする必要があるが、
原画フイルムに類似する画像齣が連続して撮影されてい
る場合等には、焼直しをするために失敗したプリントの
画像齣に対応する齣を原画フイルムの画像齣の中から見
付け出すのは困難である。特に、複数のフイルムをスプ
ライステープで接続して多量の原画フイルムを処理する
場合には、1注文(1件)毎の再焼付作業の効率が非常
に悪くなっている。また、顧客が焼増し等の再注文をす
る場合に印画紙にプリントされた画像齣と原画フイルム
の画像齣との対応がつけにくく、齣指定が煩雑となって
いる。
本発明は、上記問題点を解決すべく成されたもので、
上記のように焼付すべき画像齣に対応してノツチを穿設
して焼付現像する場合に、原画フイルムの焼付すべき画
像齣と当該齣がプリントされた印画紙とを容易に照合で
きる写真焼付方法を提供することを目的とする。なお、
本発明に関連する技術としては、特開昭56−128933号公
報および特開昭56−128932号公報に記載の技術がある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、焼付工程前の原
画フイルムに焼付すべき画像齣に対応してノッチを穿設
し、焼付工程で前記ノッチを検出して前記焼付すべき画
像齣を位置決めした後、イメージセンサによって露光制
御用の画像情報を検出して画像齣の画像を印画紙へ焼付
し、焼付した画像を識別するための識別符号を焼付する
毎に更新すると共に、前記ノッチが対応して穿設されて
いない画像齣を検出して該画像齣の検出個数に応じて前
記識別符号を更に更新して、前記印画紙へ付する写真焼
付方法において、前記ノッチの検出は、イメージセンサ
によって、原画フイルムが存在しないときと原画フイル
ムのベース部分が存在するときとの濃度差を検出するこ
とにより行い、前記ノッチが対応して穿設されていない
画像齣の検出は、イメージセンサによって、原画フイル
ムのフイルムベース部分と画像齣部分との濃度差を検出
して齣エッジを検出することにより行うと共に、前記ノ
ッチおよび前記齣エッジを検出するときには、画像情報
を検出するときより、イメージセンサの蓄積時間を短く
することを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、焼付工程前の原画フイルムに焼付す
べき画像齣に対応してノツチが穿設される。焼付工程で
は、イメージセンサを用いてノッチを検出して焼付すべ
き画像齣を位置決めした後イメージセンサを用いて露光
制御用の画像情報を検出して画像齣の画像を印画紙へ焼
付ける。焼付時の露光制御は、自動写真焼付装置に二次
元イメージセンサ等のイメージセンサを設け、画像齣の
画素単位で検出された透過濃度情報からLATDや各種特性
値濃度を求めて制御するようにしてもよい。
また、上記焼付工程時には焼付した画像齣を識別する
ための識別符号が焼付した印画紙へ付される。この識別
符号は、ノッチがイメージセンサで検出されて焼付する
画像齣毎に更新されると共に、ノッチが対応して穿設さ
れていない画像齣がイメージセンサで検出されることに
より該画像齣の検出個数に応じて更新される。識別符号
がこのように更新されることから、識別符号は原画フイ
ルムのすべての画像齣に対応することになり、焼付され
た印画紙に付された識別符号を見れば、プリントされた
画像が原画フイルムの画像齣のどの齣に対応するかを容
易に確認することができる。ここで、識別符号として番
号を用い、この番号の初期値を画像齣に対応して原画フ
イルムに予め施されている齣番号の初期値えと一致させ
れば、識別符号と齣番号とが一致することになるため、
プリントの画像と原画フイルムの画像齣との対応を更に
容易に行なうことができる。
ところで、通常再焼付の注文(オーダ)はネガフイル
ム1本毎に行なわれるから、オーダに関する識別符号を
更に付するようにすれば、オーダ毎の再焼付作業の効率
を向上することができる。このため本発明では焼付した
画像を識別するための画像齣識別符号とフイルム(オー
ダ)を識別するためのフイルム識別符号とを付し、焼付
した画像を識別する画像齣識別符号を上記のように更新
すると共に、フイルム接続用に使用されているスプライ
ステープまたはフイルム先頭部のかぶり部分を検出して
オーダの切り換わりを検出し、切り換わりが検出される
毎にオーダを識別するためのフイルム識別符号を更新す
るのが好ましい。
また、自動写真焼付装置にイメージセンサを設けて露
光制御を行なう場合には、このイメージセンサをノツチ
検出やノツチが対応して穿設されていない画像齣の検出
に兼用することができる。イメージセンサを用いてノツ
チが対応して穿設されていない画像齣を検出する場合に
は、齣画像の濃度情報を検出して演算処理することによ
り検出でき、また原画フイルムの素抜けのフイルムベー
ス部分と画像齣部分との濃度差を検出して齣エツジを検
出することにより検出することができる。一方、イメー
ジセンサを用いてノツチを検出する場合には、原画フイ
ルムが存在しないときと原画フイルムのベース部分が存
在するときとの濃度差を検出することにより検出するこ
とができる。
ところで、イメージセンサを使用して露光制御を行な
う場合には、イメージセンサのダイナミツクレンジを有
効に使用するために画像の最低濃度であるフイルムベー
スが基準濃度零になるようにダイナミツクレンジを設定
し、イメージセンサ出力の逆数を対数変換して相対的に
低濃度側の情報を圧縮すると共に高濃度側の情報を拡大
するように演算処理している。このため、上記のように
ダイナミツクレンジが設定されたイメージセンサを用い
ると、フイルムベースより低濃度側の情報を検出するこ
とが困難となり、ノツチや齣エツジを検出することが困
難となる。従って、イメージセンサを用いてノツチや齣
エツジを検出する場合には、露光制御用の画像情報を検
出する場合より相対的に感度が低下するようにイメージ
センサのダイナミツクレンジを変更している。
イメージセンサの感度の切り換えは、イメージセンサ
の蓄積時間を変化させるか、または、光源系を変更す
る、例えば、光源からの光量を調整することや光源とネ
ガフイルムとの間にフイルターを挿入する等が考えられ
るが、光源の光量を変化させるとそ光量が安定するまで
ある程度時間が必要となる。また、フイルターを出し入
れする場合にもある程度時間が必要となる。よって、光
源系を変更すると、イメージセンサの感度の切り換えに
ある程度時間が必要となり、従って、イメージセンサの
ダイナミックレンジの変更時間にある程度時間が必要と
なる。
そこで、本発明は、ノッチまたはノッチが対応して穿
設されていない画像齣を検出するときには、画像情報を
検出するときより、イメージセンサの蓄積時間を短くす
ることにより、イメージセンサの感度の切換えを行っ
て、イメージセンサのダイナミックレンジを変更するよ
うにしている。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、露光制御用の画
像情報を検出するイメージセンサにより、ノッチおよび
齣エッジを検出することから、画像情報を検出するイメ
ージセンサをノッチ等を検出に兼用することができ、こ
れにより、不要なセンサを備える必要がなくなる。ま
た、ノッチおよび齣エッジを検出するときには、画像情
報を検出するときより、イメージセンサの蓄積時間を短
くすることから、イメージセンサの変更時間を、光源系
を変更する場合よりも短くすることができる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明す
る。本実施例は複数本のネガフイルムをスプライステー
プで接続してロールフイルムとし、焼付すべき画像齣に
対応してノツチを穿設すると共に焼付すべき画像齣の露
光制御情報を二次元イメージセンサを用いて検出して焼
付現像する場合に本発明を適用したものである。
第2図は、本発明で用いる写真焼付方法の焼付光学系
の概略構成を示す図である。フイルム搬送装置10は、ネ
ガフイルム等の現像済原画フイルム18を搬送して画像齣
を所定焼付位置17に位置決めする機能を備えている。
原画フイルム18の焼付すべき画像齣の側端部近傍に
は、ノツチが穿設されており、焼付すべき画像齣の検出
用とされている。すなわち、このノツチは焼付工程前の
検定時にノツチヤパンチヤ(図示省略)により焼付すべ
き画像齣のみに対応して穿設されるようになっている。
また、原画フイルム18には各画像齣毎の側端部近傍のフ
イルムベース上に予め齣番号(一般にはアラビア数字お
よびアラビア数字とアルフアベツトとの組合せ番号)が
付されており、焼増注文時等の齣指定番号として使用さ
れる。焼付位置17の下方には焼付用光源19が配置されて
おり、フイルム18と光源19との間には、イエロ(Y)、
マゼンタ(M)及びシアン(C)の各補色フイルタから
なる調光フイルム27が配置されている。フイルム18の上
方には、焼付用レンズ29及びブラツクシヤツタ31を介し
て、長尺の印画紙33が配置されている。なお、33Aは印
画紙33の供給ロールであり、33Bはその巻き取りロール
であり、LSは焼付の光軸である。
印画紙33の裏面側には周知のナンバリング装置20が配
設され、その番号は画像齣の識別符号として適用された
原画フイルム18の画像齣のうち焼付を必要とする画像齣
に付されたノツチを検出する毎およびノツチが対応して
穿設されていない画像齣を検出する毎に制御装置43によ
って更新され、かつ焼付処理時に印画紙33の裏面へ番号
を印字するようになっている。ノツチの検出及び画像齣
の検出は画像情報検出装置35の主要構成部品である二次
元イメージセンサ37でなされるが、これについては後述
する。この番号は原画フイルム18の各画像齣側端部に予
め施された齣番号と同一であることが好ましいが(本実
施例では同一の数字または数字とアルフアベツトの組合
せとする)、相互に照合可能であればABCとか、イロハ
等の順序がある符号列であってもよい。また、このナン
バリング装置20には、前記画像齣識別符号とは異なるフ
イルム識別符号も付されるようになっている。この原画
フイルム18を識別するためのフイルム識別符号はスプラ
イステープによって接続されて連続して搬送される複数
の原画フイルム18のかぶり部分を検出する毎に(オーダ
が変わる毎に)更新され、このフイルム識別符号から原
画フイルム18をオーダ単位で特定できるようになってい
る。なお、原画フイルム18を識別するフイルム識別符号
が更新されると、これと連動して画像齣を識別する画像
齣識別符号は初期値にセツトされるようになっている。
印画紙33への焼付の邪魔にならないように光軸LSと所
定角度をなして、焼付位置17の近傍に、焼付位置17での
フイルム1の濃度分布を整列された画素単位で検出する
ための画素情報検出装置35が配置されている。この画像
情報検出装置35は、CCD式やMOS式等の蓄積型光電変換素
子からなる二次元イメージセンサ37、焼付位置17のフイ
ルムの画像を当該イメージセンサ37に結像させるレンズ
39及び、イメージセンサ37の出力を電子処理して焼付位
置17からの光量信号を形成する回路41からなる。イメー
ジセンサ37は、焼付位置17に位置するネガフイルム18の
原画透過光をレンズ系39を介して受光し、焼付位置17か
らの光量情報を多数の整列画素に分割して出力する。ま
た、回路41はCPU43に接続され、CPU43は搬送速度を制御
するようにフイルム搬送装置10のパルスモータや、光量
を制御するように調光フイルム27の駆動装置に接続され
ている。
原画フイルム18はフイルム搬送装置10により順次、焼
付位置17に齣送りされるが、フイルム搬送装置10は、次
のように構成されている。
第3および第4図に示される如く光軸LSの上流側及び
下流側にはそれぞれ搬送ローラ22、24が搬送されるネガ
フイルムの裏面(下面)に対応するように配置されてい
る。これらの搬送ローラ22、24はそれぞれ回転軸26、28
へ固着されており、平面的に見てフイルム搬送路Aと直
角方向に配置されている。
搬送ローラ22にはプーリ38が、搬送ローラ24にはプー
リ40がそれぞれ固着されており、これらのプーリ38、40
間へタイミングベルト42が掛け渡されている。これによ
って回転軸26、28は軸方向に見て同一回転方向でかつ同
一回転数で回転されるようになっている。
プーリ40と搬送ローラ24との間にはプーリ44が固着さ
れており、タイミングベルト46の一部が巻掛けられてい
る。このタイミングベルト46の他の一部はプーリ48へ巻
掛けられており、このプーリ48はCPU43によって駆動パ
ルス数が制御されるパルスモータ50の出力軸52へ連結さ
れている。このためパルスモータ50はその回転力をタイ
ミングベルト46、42を介して回転軸26、28へ伝え、搬送
ローラ22、24を第4図時計方向に回転させ、フイルム搬
送路A上のネガフイルムへ搬送力を与えるようになって
いる。
第3図に示される如くフイルム搬送路Aの下方にはロ
アマスク64が搭載されている。このロアマスク64には第
1マスク開口68と第2マスク開口70とがそれぞれ貫通さ
れている。また、第1マスク開口68の周縁に連続して、
ノツチを検出するための切欠72が穿設されている。
また、第4図に示される如く大アーム14には一対のプ
レスローラ114、116が取付けられ、それぞれ搬送ローラ
22、24との間にネガフイルムを挟持し、搬送ローラ22、
24の回転時にネガフイルムを搬送できるようになってい
る。小アーム16の先端部にはマスク台136が固着されて
いる。このマスク台136へはマスク開口140よりも大きな
開口137が形成されていると共にアツパマスク138が取付
けられている。
フイルム18が搬送路Aを送られる際には、イメージセ
ンサ37の、フイルム搬送方向に直交する方向の画素列の
中からネガサイズに応じて選択された複数の受光素子か
らの平均(または積算)出力すなわち真数値は、第5図
に示すようになる。第5図(A)はフイルム18の平面図
であり、第5図(B)はイメージセンサ37を低い光感度
で作動させてダイナミツクレンジを第6図のCDRとした
ときのイメージセンサの平均出力であり、第5図(C)
は高い光感度で作動させてダイナミツクレンジを第6図
のFDRとしたときのイメージセンサの平均出力である。
第5図(B)から理解されるように、イメージセンサを
低感度で作動させた場合、例えばフイルムが存在してい
ない状態での光源の明るさを基準濃度零としたときに
は、高濃度側すなわち画像齣部分のセンサの平均出力は
飽和状態にあるが、低濃度側では、フイルムエツジ部分
で平均出力が大きく変化しており、この変化からフイル
ムエツジを検出することにより画像齣の有無を検出する
ことができる。また、ノツチはフイルムベース部分が存
在いない場合であるから、上記のようにイメージセンサ
を低感度で作動させて画像齣の周辺領域を上記切欠72を
介して検出すれば、ノツチの周縁でフイルムエツジの場
合と同様に出力が大きく変化するため、ノツチを検出す
ることができる。すなわち、ノツチの移動軌跡上に受光
素子に注目して受光素子の出力が大きく変化したか否か
を検出することによりフイルム搬送中にノツチの存在を
検出することができる。なお、このノツチを検出するこ
とにより原画フイルム18は焼付位置へ位置決めされ搬送
が停止されるようになっている。また、画像齣の有無お
よび位置情報を検出する場合も前記ノツチ検出の場合と
同様にイメージセンサを低感度に設定して動作させるこ
とにより正確で効率のよい検出ができる。一方、第5図
(C)から理解されるようにイメージセンサを高感度で
作動させた場合、すなわちフイルムベース濃度を基準濃
度零としたときには、高濃度側での画像情報は精度よく
得ることができ、画像齣焼付露光制御のため透過濃度情
報等を検出することができる。
本実施例では、イメージセンサ37の上記のような特性
を利用して、ノツチの検出時および画像齣有無の検出時
にはダイナミツクレンジを低感度とし、露光制御または
露光補正のための画像齣の透過濃度情報等を得る場合に
はダイナミツクレンジを高感度側へ切り換えるようにし
ている。イメージセンサ37の光感度切換は、本出願人が
既に提案している特開昭61−275625号公報のカラー写真
画像情報の較正方法や特願昭60−251575号の画像情報読
取方法(昭和60年11月9日出願)を用いてイメージセン
サの蓄積時間を変化させることにより行なう。
すなわち、ノツチや画像齣の有無を検出する場合に
は、光量の絶対値量よりむしろ相対的変位量が分かれば
よいのだから実用上齣画像情報を検出する場合の蓄積時
間の1/2程度の蓄積時間にすればよく、またネガフイル
ムが存在しないときの光源の明るさを基準としたときの
蓄積時間をベース濃度を基準としたときの蓄積時間の50
%程度で決定してもよい。またノツチや画像齣の有無を
検出する場合には、調光フイルムを制御して、齣画像の
濃度情報を検出する場合よりも光量を低下させてイメー
ジセンサの感度を低下させ、齣画像の濃度情報を検出す
る場合には上記の場合より光量を増加してイメージセン
サの感度を高くする。なお、調光フイルタ等を制御する
代わりに光源から照射される光量自体を制御するように
すれば、消費電力を低減することができる。
以下に本実施例に係る自動写真焼付装置の作動を第1
図のフローチャートに従い説明する。
まず、ステツプ100でフイルム識別符号、画像齣識別
符号および識別符号の更新数Aをイニシヤライズする。
なお、画像齣識別符号の初期値は原画フイルムの先頭齣
に対応する齣番号(通常数字の1)の1つ前の番号に対
応させ、フイルム識別符号および更新数Aも0にする。
次に、ステツプ102で画像齣のサイズを測定し、次い
でステツプ104でイメージセンサ37のダイナミツクレン
ジを低感度側へ切り換えた後、ステツプ106で原画フイ
ルム18の搬送を開始する。ステツプ108では、画像齣が
焼付位置へ到達したか否かが判断される。すなわち、一
般的には、撮影時にパトローネから引出されたフイルム
をカメラに装填するので、原画フイルムの先端部分には
外光により完全に露光されたかぶり部分が発生してお
り、このかぶり部分の濃度は通常の露光オーバの画像齣
と比較して全体が略均一でかつ極めて高濃度であり、ま
た一般の画像齣情報のように低濃度部分と高濃度部分と
が混在していない。一方、フイルムベース部分は未露光
部分であり、全てのネガフイルムについて同一濃度と見
做すことができる。また、画像齣の濃度はフイルムベー
ス部分の濃度とかぶり濃度との間の値を採る。従って、
イメージセンサ出力がフイルムベース濃度とかぶり濃度
との間の値になった変化時点を検出することにより齣エ
ツジの存在を検出することができ、この齣エツジの検出
から画像齣の存在を検出することができる。ステツプ10
8で画像齣が検出された場合はステツプ110へ移行して画
像齣識別符号の更新数Aをインクリメントし、次いでス
テツプ112でノツチの検出を行なう。
一方、ステツプ108で画像齣が検出されない間はステ
ツプ111で二次元イメージセンサの感度を高感度に切り
換えた後ステツプ114で所定の濃度(齣画像の濃度を越
える濃度)以上になったか否かが判断される。このステ
ツプは、原画フイルム18の先端にあるかぶり部分を検出
するものであり、かぶり部分は原画フイルム18のフイル
ムベース部分や画像齣の濃度よりも極端に高い飽和濃度
であるので容易に検出することができる。このかぶり部
分を検出した場合は、別のオーダの原画フイルムへ切り
換わったと判断され、ステツプ116で画像齣識別符号が
初期値にセツトされ、次いでステツプ118でフイルム識
別符号が更新され(例えば、1インクリメントする)、
次のステツプ119で更新数Aを0とした後、ステツプ104
へ移行する。ステツプ114で前記所定の濃度以上となら
ない場合は原画フイルム18のオーダの切り換えがないと
判断して、ステツプ104へ移行する。
ステツプ112では、イメージセンサ37のダイナミツク
レンジが低感度側へ切り換えられたままなので、第5図
(B)に示される如く、フイルムベースと原画フイルム
18が存在しない部分との濃度差が明らかに区別できる値
となり、ノツチの移動軌跡上にあるイメージセンサ37の
受光素子の出力に注目してノツチの有無を検出する。
ここで、ステツプ108において画像齣が検出されたタ
イミングでノツチが検出されると、このノツチに対応す
る画像齣は焼付が必要であるのでステツプ120で焼付位
置へ位置決めがなされた後、ステツプ122へ移行して原
画フイルム18の搬送が停止され、一方、ステツプ112で
ノツチが検出されないときはステツプ106へジヤンプす
る。次のステツプ123では画像齣識別符号が更新される
が、ノツチが対応して穿設されていない画像齣分も合わ
せて更新されるように、更新数Aが画像齣識別符号に加
算される。このため予め画像齣に付された齣番号と画像
齣識別符号とが一致し画像齣とプリントとを容易に対応
させることが可能となる。
ステツプ123で画像齣識別符号が更新されるとステツ
プ124へ移行して、更新数Aが0とされ次の画像齣を1
つ目として計数できるようにし、ステツプ125へ移行す
る。
ステツプ125では、イメージセンサのダイナミツクレ
ンジが高感度側へ切り換えられ、ステツプ126でイメー
ジセンサ出力から画像齣の透過速度情報が検出される。
このステツプでは、第5図(C)で説明した如く、イメ
ージセンサ37によって精度よく画像齣の透過濃度情報を
検出することができる。ステツプ128では、ステツプ126
で得た透過濃度情報に基づいて最適な露光量が演算され
た後、ステツプ130で焼付処理が行なわれる。この焼付
処理が終了するとステツプ132へ移行してナンバリング
装置によって印画紙33へ画像齣識別符号とフイルム識別
符号とが付された後、ステツプ134へ移行する。ステツ
プ134では例えばネガフイルムの有無検出によってフイ
ルムが存在するか否かが判断され、ネガフイルムが存在
する場合はステツプ104へ移行し、ネガフイルムが存在
しない場合はこのルーチンを終了する。
このように、印画紙33へは焼付された画像に対応した
画像齣識別符号が付されるので、焼直し等の作業の際等
の画像齣の選別が容易となる。また、オーダ毎のフイル
ム識別符号をも付されるので原画フイルムのオーダ毎の
選別も容易となる。
また、事前の検定作業で1オーダ毎に先頭齣に対応す
る齣番号(フイルム側端にプレ露光されている齣番号)
を指定しておけば、画像齣識別符号は齣番号と完全に一
致するため、より選別がし易くなる。更に、上記ではか
ぶり部分を検出することによりフイルム識別符号を更新
する例について説明したが、スプライス部を検出してフ
イルム識別符号を更新するようにしてもよい。このスプ
ライス部の検出は赤外光による検出が一般的であるが上
記の二次元イメージセンサで検出してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のフイルム搬送ルーチンを示す
流れ図、第2図は上記実施例の焼付光学系部分の概略構
成図、第3図は大アーム、小アーム等を取り外した状態
のフイルム搬送装置の平面図、第4図は第3図に示した
フイルム搬送装置のIV−IV線断面図、第5図はフイルム
の長手方向に沿ったイメージセンサの平均出力を示す線
図、第6図はイメージセンサのダイナミツクレンジを説
明するための線図である。 10……フイルム搬送装置、 18……原画フイルム、 37……二次元イメージセンサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼付工程前の原画フイルムに焼付すべき画
    像齣に対応してノッチを穿設し、焼付工程で前記ノッチ
    を検出して前記焼付すべき画像齣を位置決めした後、イ
    メージセンサによって露光制御用の画像情報を検出して
    画像齣の画像を印画紙へ焼付し、焼付した画像を識別す
    るための識別符号を焼付する毎に更新すると共に、前記
    ノッチが対応して穿設されていない画像齣を検出して該
    画像齣の検出個数に応じて前記識別符号を更に更新し
    て、前記印画紙へ付する写真焼付方法において、 前記ノッチの検出は、イメージセンサによって、原画フ
    イルムが存在しないときと原画フイルムのベース部分が
    存在するときとの濃度差を検出することにより行い、 前記ノッチが対応して穿設されていない画像齣の検出
    は、イメージセンサによって、原画フイルムのフイルム
    ベース部分と画像齣部分との濃度差を検出して齣エッジ
    を検出することにより行うと共に、 前記ノッチおよび前記齣エッジを検出するときには、画
    像情報を検出するときより、イメージセンサの蓄積時間
    を短くすることを特徴とする写真焼付方法。
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