JP2682760B2 - 条件設定・維持プリント - Google Patents

条件設定・維持プリント

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JP2682760B2
JP2682760B2 JP3144960A JP14496091A JP2682760B2 JP 2682760 B2 JP2682760 B2 JP 2682760B2 JP 3144960 A JP3144960 A JP 3144960A JP 14496091 A JP14496091 A JP 14496091A JP 2682760 B2 JP2682760 B2 JP 2682760B2
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    • G03B27/72Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
    • G03B27/73Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真焼付装置の標準露光
条件を設定あるいは維持するための条件設定・維持プリ
ントに関する。
【0002】
【従来の技術】写真焼付装置では、濃度及び色合いが最
適となった状態でカラープリントを仕上げるためには、
現像液を管理して現像処理を正しく行うこととプリンタ
の標準露光条件を適正に機器に設定することが必要であ
る。このためプリンタの設置時に標準露光条件を設定し
ているが、乳剤番号が異なるカラーペーパを使用する場
合、露光部の露光ランプを交換した場合、現像処理液を
交換した場合、季節の変わり目等で写真の内容が色彩の
多いものから少ないものへ或いはその逆に変化した場合
等においてはプリント条件が変化するため、この標準露
光条件を修正して設定し直す必要がある。また、調光フ
ィルタ、ハロゲンランプ及びリフレクタ等を含む光源系
の汚れや劣化又はそのための交換等によってプリント条
件が変化するため、上記と同様に露光条件を修正して設
定し直す必要がある。
【0003】標準露光条件を修正するにあたっては、中
央部に円状のグレイの被写体を撮影した基準ネガフイル
ムを用い、この基準ネガフイルムから焼付現像されたテ
ストプリント(以下「サンプルプリント」と言う)の濃
度と、予め焼付現像されたリファレンスプリントの濃度
とを比較して修正しており、この比較作業を条件出しと
言う。尚、基準ネガフイルムはその画像の形状から一般
に目玉ネガと呼ばれており、以下目玉ネガと言う。
【0004】また、一般のネガフイルムは、常に正常な
露光状態で露光されているとは限らない。このため、近
年の写真焼付装置には、ネガフイルムの露光状態を検知
して、その露光状態に応じて露光する機能を備えたもの
がある。このような写真焼付装置では、予めネガフイル
ムの露光状態に対応した標準露光条件が設定されてい
る。これらのネガフイルムの露光状態に対応した標準露
光条件も、前記標準の露光条件と同様に修正する必要が
ある。このため、目玉ネガとしては、ノーマル露光、ア
ンダー露光、オーバー露光、超オーバー露光の4種類の
露光条件で露光されたものが予め用意されており、写真
焼付装置では、各々の目玉ネガを使用して細かく標準露
光条件を修正して設定するようになっている。
【0005】このため、写真焼付装置の条件出しには、
マスターバランス、ペーパバランス、レンズバランス、
ネガバランス等があり、マスターバランスは、現像液等
の処理液の入れ替え、光源のランプ交換、同一の乳剤番
号でのカラーペーパを交換した際、等に行われる。ペー
パバランスはカラーペーパの面種が代わった場合や乳剤
番号が代わった場合に行われ、レンズバランスは、レン
ズを交換した場合に行われる。また、ネガバランスは、
ネガの露光状態に応じた露光条件を変更するものであ
り、これらの条件出しは、一日の作業前あるいは定期的
に、また、露光部のランプ交換、プロセッサ部の各処理
液の交換、使用するカラーペーパ等の交換等のたびに、
適宜対応した内容で行われるのが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、写真焼
付装置の標準露光条件の条件出しの作業は、目玉ネガに
記録された画像を、露光時間、各色の濃度等を少しずつ
変えて複数のサンプルプリントを作成し、各々のサンプ
ルプリントと同一条件で複写したリファレンスプリント
との濃度を比較するようになっている。このため、条件
出しは似た画像からのプリントを多数使用するため、紛
らわしく煩雑となっている。特に、一度作成したサンプ
ルプリントをリファレンスプリントとして使用する場
合、オペレータが間違って異なる露光条件で作成された
ものを使用する恐れがあり、これによって写真焼付装置
の露光条件が設定されると作成されたプリントの仕上が
りが損ねられることになる。
【0007】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
で、簡単にかつ確実に写真焼付装置の標準露光条件の条
件出し作業を進めることができると共に、オペレータが
目視することによって情報内容を把握することができる
条件設定・維持プリントを得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
条件設定・維持プリントは、写真焼付装置の標準露光条
件の設定及び維持の一方を行うための条件設定・維持プ
リントであって、所定条件で複写された複数の画像と、
前記各画像についての複写条件を示す識別マークと、を
有し、前記複数の画像及び識別マークのそれぞれは独立
した領域に設けられていることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係る条件設定・維持プ
リントは、写真焼付装置の標準露光条件の設定及び維持
の一方を行うための条件設定・維持プリントであって、
所定条件で複写された複数の画像と、前記各画像につい
ての複写条件を示す識別マークと、前記各画像に対応す
る位置に設けられ、該各画像の位置を示す画像位置マー
クと、を有し、前記複数の画像、識別マーク及び画像位
置マークのそれぞれは独立した領域に設けられているこ
を特徴とする。
【0010】本発明の請求項3に係る条件設定・維持プ
リントは、請求項1又は請求項2の条件設定・維持プリ
ントであって、前記複数の画像が順次複写された画像複
写領域と、前記画像位置マークが前記画像複写領域に複
写された各画像から所定距離だけ離れた位置に設けられ
ると共に、前記識別マークの一部と該画像位置マークと
が同一軌跡上に設けられたマーク形成領域と、を有する
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の請求項1に記載の条件設定・維持プリ
ントには、所定条件で複数の画像が複写される。また、
条件設定・維持プリントには、複写された画像の複写条
件を示す識別マークが設けられている。この識別マーク
は、このプリントが通常のプリントと異なり、写真焼付
装置の標準露光条件を修正するための条件設定・維持プ
リントであることを示している。
【0012】複写条件とは、基準ネガの有無、種類及び
基準ネガの露光状態、露光時間あるいは露光量等であ
り、複数の画像が連続して複写されたものでは、各々の
画像について複写条件を示したものでもよい。また、こ
れらの複写条件の組み合わせを予め設定しておき、設定
された組み合わせの何れであるかを示したものでもよ
く、さらに、このプリントが条件設定・維持プリントで
あることを示すマークを加えたものでもよい。
【0013】例えば、条件設定・維持プリントを写真焼
付装置で標準露光条件を修正するためのサンプルプリン
トとして作成する場合、複写作業を行う際に、識別マー
クを付与すればよい。これによって、このサンプルプリ
ントの画像の濃度を測定する際、識別マークによってこ
のプリントが条件出しを行うプリントであることを検出
すると共に、複写されている画像の複写条件を知ること
ができる。また、この条件設定・維持プリントをリファ
レンスプリントとした場合、識別マークによって、複写
されている画像の複写条件を正確に判断することができ
る。また、条件設定・維持プリントに複写された複数の
画像及び識別マークは、それぞれが独立した領域として
設けられる。例えば、条件設定・維持プリントの搬送方
向に沿って異なる領域として設けられる。これにより、
オペレータが目視することによって識別マークで表され
た画像の複写条件等の情報を把握することができる。
【0014】尚、識別マークは、画像の濃度測定を行う
前に検出されるものであってもよく、濃度測定を行った
後に検出されるものであってもよく、少なくとも画像と
同一プリントに設けられていればよい。
【0015】本発明の請求項2に記載の条件設定・維持
プリントは、複写された画像の位置を示す画像位置マー
クが設けられている。この画像位置マークは、条件設定
・維持プリントに複写された複数の画像の各々に対応す
る位置に設けられている。例えば、画像の濃度を測定す
る濃度計と画像位置マークを検出する検出部の距離と、
画像の濃度測定部位と画像位置マークの距離が同一にな
るように画像位置マークを設けることにより、画像位置
マークを検出した時点で、このプリントの搬送を停止す
れば濃度計の真下に画像の濃度測定部位が位置すること
も可能になる。すなわち、濃度測定部の測定位置への画
像の位置決めを簡単にかつ正確に行うことができる。
【0016】本発明の請求項3に記載の条件設定・維持
プリントは、画像複写領域とマーク形成領域とが独立し
た領域として設けている。画像複写領域では複数の画像
をその主要な部分のみにすることによって、多数の画像
が複写されても条件設定・維持プリント全体の大きさを
抑えることができる。これによって、条件出し作業を短
時間で確実に行うことができる。また、画像位置マーク
が識別マークの一部と同一軌跡上に設けられているた
め、濃度測定部では、識別マークを検出する手段を用い
て画像位置マークをも検出することができるため、個々
の画像を濃度測定部へ位置決めするために特別の位置決
め手段を設ける必要がない。
【0017】即ち、本発明に係る条件設定・維持プリン
トには、条件出しを行うための画像と画像の複写条件及
び画像位置とが同一プリントに記録されている。このた
め、写真焼付装置の濃度測定部では、識別マークを検出
することによって条件出し作業を行うと判断し、また、
画像位置マークを検出することによって画像の位置を的
確に濃度測定部へ位置決めすることができる。これによ
って、写真焼付装置は自動的に条件設定・維持プリント
に記録された画像で条件出しを行い標準露光条件を修正
して設定することができ、写真焼付装置の条件出しはオ
ペレータの操作が不要となり、オペレータの操作ミス等
による露光条件の設定不良等を防止することができる。
さらに、この条件設定・維持プリントの濃度測定を行う
濃度測定部は簡単な構造とすることができる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
【0019】図1には写真焼付装置の一部であるプリン
タプロセッサ10が示されている。このプリンタプロセ
ッサ10では、標準露光条件等を修正する際本発明が適
用された条件設定・維持プリントである条件出しプリン
ト54を作成し、この条件出しプリント54に複写され
た画像の濃度を測定して自動的に行われるようになって
いる。
【0020】このプリンタプロセッサ10は外部がケー
シング36で覆われている。また、プリンタプロセッサ
10はケーシング36から突出する作業テーブル17を
備えている。作業テーブル17の上面には、ネガフイル
ム21がセットされるネガキャリア19が載置されてい
る。また、作業テーブル17には、キーボードを有する
操作パネル59が配置されており、この操作パネル59
のキー操作によってプリンタプロセッサ10の処理操作
が行われるようになっている。
【0021】一方、作業テーブル17の下方には、複写
部16の一部を構成する光源部11が設置されている。
光源部11は図示しない光源及び図示しない複数枚のフ
ィルタを備えており、この光源から照射された光線は複
数枚のフィルタを介してネガキャリア19にセットされ
たネガフイルム21へと至るようになっている。
【0022】プリンタプロセッサ10から突出するアー
ム部27には、複写部16の一部を構成する光学系29
が取り付けられている。光学系29は図示しないレン
ズ、シャッタ及び光路変更ミラー57を備え、前記光線
の光軸上に配置されている。ネガフイルム21を透過し
た光線は、レンズ及びシャッタを通過し、光路変更ミラ
ー57によって光路が変えられ、露光室14にセットさ
れたカラーペーパ15上にネガフイルム21の画像を結
像させる。これによって、ネガフイルム21の画像がカ
ラーペーパ15に複写される。
【0023】プリンタプロセッサ10には、露光室14
に隣接して複写感光材料である長尺状のカラーペーパ1
5をリール13に層状に巻き取って収容するペーパマガ
ジン12が装着されるようになっている。露光室14に
は、複数のローラ23が配置されており、カラーペーパ
15を挟持して露光室14内を搬送する搬送部58が形
成されている。また、露光室14においてネガフイルム
21の画像が複写されたカラーペーパ15は露光室14
と隣接するリザーバ部18へと搬送される。
【0024】また、露光室14とリザーバ部18との間
には、カラーペーパ15の幅方向の両端部の各々にパン
チ孔を穿設可能とする穿設装置56が、カラーペーパ1
5へ穿設するパンチ孔の穿設位置と露光室14内の画像
の露光中心位置との間が距離Eとなるように取り付けら
れている。また、穿設装置56のカラーペーパ搬送方向
下流側には、搬送ローラ74及びローラ74Aが配設さ
れている。
【0025】図4に示されるように穿設装置56は制御
装置40へ接続されており、制御装置40によって制御
され作動するようになっている。搬送ローラ74はパル
スモータ72の回転軸72Aに取り付けられており、パ
ルスモータ72の駆動力が伝達されて回転し、ローラ7
4Aと共にカラーペーパ15を挟持して搬送する。パル
スモータ72は、パルスモータ駆動回路76を介して制
御装置40へ接続されており制御装置40によって駆動
が制御される。
【0026】この制御装置40には、前記操作パネル5
9、光学系29及び光源部11が各々接続されている。
この制御装置40は操作パネル59のキー操作によって
光学系29及び光源部11を制御してカラーペーパ15
への露光処理を行うようになっている。
【0027】プリンタプロセッサ10の条件出しを行う
ためにサンプルプリントとして条件出しプリント54を
作成する場合、操作パネル59のキー操作によって制御
装置40が穿設装置56を作動させパンチ孔を穿設す
るようになっている。これによって、図3A及び図3B
に示されるように、先端を距離Iだけ搬送した後に、穿
設装置56はパンチ孔a、b及びパンチ孔c、dを順に
プリントID55として穿設するようになっている。さ
らに、穿設装置56は、パンチ孔e〜を所定位置び穿
設するようになっている。
【0028】本実施例では、これらのパンチ孔e〜l
は、穿設されたか否かによって各々情報が識別されるよ
うになっている。即ち、パンチ孔e〜hの組合わせを大
分類ID64とし、パンチ孔i〜lの組合わせを小分類
ID66とし、大分類ID64によって露光条件を設定
する際の作業区分が示され、小分類ID66によって露
光される一連の画像の露光時間及び露光量の変化、ある
いは各フィルタによる露光量の増減等が示され、パンチ
孔e〜lの孔の有無に対応して組合わせが予め設定され
ている。これらのパンチ孔a〜lは距離Gで等間隔に穿
設されるようになっている。この後、カラーペーパ15
を距離Hだけ搬送して画像60の複写が行われる。尚、
図3Bにおいて示されるパンチ孔a〜lは、実線でパン
チ孔有りを示し破線でパンチ孔無しを示している。
【0029】この後、制御装置40は光学系29及び光
源部11を作動させネガフイルム21の画像をカラーペ
ーパ15へ画像60Aとして複写すると共に、穿設装置
56を作動させカラーペーパ15の幅方向の一端部に画
像位置マークであるパンチ孔62Aを穿設するようにな
っている。この結果、図3Aに示されるように、画像6
0Aの濃度測定部位(図3Aに「×」で示される位置)
からカラーペーパ搬送方向(図3Aに示す矢印D方向)
に沿って下流側の距離Eだけ隔てた位置に、画像60A
に対応するパンチ孔62Aが穿設される。また、他の画
像60B〜60Iに対しても同様に、各画像に対応する
パンチ孔62〜62Iが距離Fを隔ててカラーペーパ
搬送方向に沿って直列に順次穿設されるようになってい
る。本実施例では1枚の条件出しプリント54に9画像
を複写可能としており、パンチ孔a〜l、62A〜62
までのマーク形成領域と、画像60A〜60Iの画像
領域が設けられている。
【0030】図1において、リザーバ部18は露光処理
済のカラーペーパ15をストックし、露光処理を行う複
写部16と現像、定着、水洗の各処理を行うプロセッサ
部25との処理時間の差を吸収する。リザーバ部18か
ら排出されたカラーペーパ15は、リザーバ部18と隣
接するプロセッサ部25の発色現像部20へ搬送され
る。
【0031】発色現像部20はカラーペーパ15を現像
液に浸して現像処理を行う。現像処理されたカラーペー
パ15は発色現像部20と隣接する漂白定着部22へ搬
送される。漂白定着部22はカラーペーパ15を定着液
に浸して定着処理を行う。定着処理されたカラーペーパ
15は、漂白定着部22に隣接するリンス部24へ搬送
される。リンス部24はカラーペーパ15を水洗水に浸
して水洗処理を行う。水洗処理されたカラーペーパ15
はリンス部24と隣接する乾燥部26へ搬送される。乾
燥部26ではカラーペーパ15がローラに巻き付けられ
高温の空気にされされて乾燥される。
【0032】乾燥部26を通過したカラーペーパ15
は、複数対のローラ41に案内されて乾燥部26の上方
に配置された濃度測定部28へ搬送される。図2に示さ
れるように、濃度測定部28は、濃度計30と基準濃度
を有するリファレンスプリント32とを備えている。濃
度計30とリファレンスプリント32とは、カラーペー
パ15の搬送路を挟んで対向配置されている。図4に示
されるように、濃度計30は制御装置40へ接続されて
いる。濃度計30は搬送路上の測定位置(図2の矢印A
に示される位置)におけるカラーペーパ15の濃度及び
リファレンスプリント32の濃度を測定し制御装置40
へ出力する。
【0033】図2に示されるように、濃度測定部28の
カラーペーパ搬送方向下流側には、搬送ローラ31及び
ローラ31Aが配設されている。図4に示されるよう
に、搬送ローラ31はパルスモータ42の回転軸42A
に取り付けられており、パルスモータ42の駆動力が伝
達されて回転し、ローラ31Aと共にカラーペーパ15
を挟持して搬送する。パルスモータ42は、パルスモー
タ駆動回路44を介して制御装置40へ接続されてお
り、制御装置40によって駆動が制御される。
【0034】図2に示されるように、濃度計30のカラ
ーペーパ搬送方向下流側には、パンチ孔検出部33が配
置されている。パンチ孔検出部33は、発光素子50と
受光素子52とが、カラーペーパ15の搬送路を挟んで
対向配置されて構成されている。また、発光素子50と
受光素子52とは、カラーペーパ15の幅方向の両端部
に各々設けられている(図2では片側のみ図示)。発光
素子50及び受光素子52の位置、即ち、パンチ孔検出
部33のパンチ孔検出位置(図2の矢印Bで示す)と、
濃度測定部28の濃度測定位置との間は、カラーペーパ
15の搬送路に沿って距離Eだけ隔てられている。
【0035】図4に示されるように、これらの発光素子
50及び受光素子52は各々制御装置40へ接続されて
いる。発光素子50は受光素子52へ向けて光線を照射
し、受光素子52はカラーペーパ15を透過した光線を
受光して電気信号に変換し、制御装置40へ出力する。
制御装置40は受光素子52から出力された電気信号の
大きさが所定値以上の場合に、パンチ孔を検出したと判
断する。
【0036】また、この制御装置40では、図3に示さ
れる、パンチ孔a〜dを検出することによって、このプ
リントが条件出しプリント54であることを判断するよ
うになっている。この後、条件出しプリントを搬送しな
がら距離の間隔で順に、パンチ孔e〜hの有無を検出
するようになっている。これによって、制御装置40
は、露光条件の設定内容、プリントされた画像の内容等
を判断し、次に測定される画像60の濃度が記憶される
ようになっている。制御装置40では、パンチ孔検出部
33で前記パンチ孔a〜lを検出した後、パンチ孔62
を検索するようになっており、パンチ孔62が検出され
るとパルスモータ42の回転を一旦停止させてパンチ孔
62の各々に対応した画像60の濃度を測定するように
なっている。尚、プリンタプロセッサ10内では、制御
装置40がサンプルプリントとリファレンスプリントと
の画像の濃度を測定、比較し、この結果に応じてリファ
レンスプリントの濃度となるように露光条件を補正され
る。
【0037】図2に示されるように、パンチ孔検出部3
3のカラーペーパ搬送方向下流側には、カッタ部34が
配置されている。カッタ部34はカラーペーパ15を切
断するための一対のカッタ35と一対のローラ37とを
備えている。一対のカッタ35はカラーペーパ15の搬
送路を挟んで対向配置され、カラーペーパ搬送路上のカ
ット位置(図2の矢印Cに示す位置)でカラーペーパ1
5を切断する。切断されたカラーペーパ15は、一対の
ローラ37に挟持搬送され、開口38を介してケーシン
グ36外部に配置されたソータ39(図1に示す)へ排
出され収容される。
【0038】尚、本実施例では、濃度測定部28での濃
度測定は、記録された画像の中央部のみを測定するよう
になっており、これに応じてカラーペーパ15に画像を
露光する際、外周部をマスキングしカラーペーパ15の
長手方向の距離Fの間隔に対応して中心部のみを露光す
るようにしている。また、条件出しプリント54を作成
する際、カラーペーパ15には、図示しない印字装置に
よって、裏面に日付等の作成データが印字されるように
なっている。
【0039】ここで、本実施例に係るプリンタプロセッ
サ10の条件出しについて説明する。本実施例では、表
1に示されるように、プリンタプロセッサ10の条件出
しプリント54の大分類を、ラウンドプリント、目玉ネ
ガを使用した条件設定プリント、NDフィルタを使用し
た条件設定プリント、タイムスロープテーブルプリン
ト、内蔵濃度計補正プリント及び条件維持プリントの6
分類とし、各々の分類に対応して大分類ID64を設定
している。また、各々の大分類のうちで作業内容に応じ
て小分類ID66を設定している。
【0040】
【表1】 尚、基準ネガフイルムとする目玉ネガは、アンダー露光
ネガ(Uネガ)、ノーマル露光ネガ(Nネガ)、オーバ
ー露光ネガ(Oネガ)、超オーバー露光ネガ(Ooネ
ガ)の4種類設け、各々表1では、U、N、O、Ooで
示している。また、プリントID55、大分類ID6
4、小分類ID66を各々パンチ孔a〜d、パンチ孔e
〜h、パンチ孔i〜lの有無の組合わせで表しており、
表1ではパンチ孔有りは「1」、パンチ孔無しは「0」
とし各々のパンチ孔の有無が順に示されている。
【0041】ラウンドプリントは、色相環(レッド−イ
エロー−グリーン−シアン−ブルー−マゼンタ−レッ
ド)の順に色調を変化させてプリントし、さらに、濃い
プリント、淡いプリント、基準プリントの9枚をプリン
トし目視によって最適なプリントを選択し、そのプリン
トに対応した露光条件を標準露光条件として設定するた
めのものである。目玉ネガを使用した条件設定プリント
は、4枚の目玉ネガを各々のネガに応じた標準露光条件
で露光してサンプルプリントを作成し、このサンプルプ
リントとリファレンスプリントとの濃度を比較し、各々
の画像の濃度をリファレンスプリントに合わせるように
各々の標準露光条件の条件出しを行うものである。ND
ネガを使用した条件設定プリントは、NDフィルタを使
用してNネガの画像を複写する際、CCフィルタを9回
振り各画像のカラーバランスが同じとなるように条件出
しを行うものである。タイムスロープテーブルは、露光
時間を260msec 、1sec、1.8secに分け各々の露光時間に
おける画像の濃度が同じとなるように条件出しを行うも
のである。内蔵濃度計補正プリントは、各色を測定する
濃度計の測定値のばらつきを補正するためのものであ
る。また、条件維持プリントは、NDフィルタを用いて
プリンタプロセッサ10の各標準露光条件を維持するた
めの条件出しを行うものである。
【0042】次に本実施例の作用を説明する。プリンタ
プロセッサ10のオペレータは、カラーペーパ15が装
填されたペーパマガジン12をプリンタプロセッサ10
にセットし、ネガキャリア19にネガフイルム21をセ
ットしてプリンタプロセッサ10による処理を開始す
る。
【0043】処理開始が指示されると、複写部16では
光源部11の図示しない光源が点灯し、ネガフイルム2
1の位置決めを行う。次に露光量を演算し、この露光量
に基づいて光源部11の図示しないフィルタを移動させ
ると共に、光学系29のシャッタを開放する。これによ
って、光源から照射された光線は、フィルタ及びネガフ
イルムを透過して露光室14内の露光位置に位置決めさ
れたカラーペーパ15を露光する。
【0044】複写部16で画像が焼き付けられたカラー
ペーパ15は、プロセッサ部25内で各処理が施され
る。リザーバ部18から搬出されたカラーペーパ15
は、発色現像部20で現像液に浸されて現像処理が行わ
れる。発色現像部20で現像処理されたカラーペーパ1
5は、漂白定着部22で定着液に浸され定着処理され
る。定着処理されたカラーペーパ15はリンス槽24へ
搬送され水洗処理される。水洗処理されたカラーペーパ
15は、一画像毎にカッタ部34でカットされて排出さ
れ、ソータ39へ集積される。
【0045】次に、条件出しプリント54をサンプルプ
リントとして作成し、プリンタプロセッサ10の条件出
しを行う作業を説明する。
【0046】図5には、条件出しプリント54を作成す
るフローチャートが示されている。最初に、ステップ1
00では、操作パネル59のキー操作によって、条件出
しの大分類及び小分類に応じた作業内容を入力する。こ
れによって、制御装置40は、作業内容、即ち、使用す
るネガ、各色の露光量、露光時間、画像数及び順序等を
判断する。次にステップ102ではカラーペーパ15が
引き出されて搬送され、さらにパルスモータ72の駆動
によって、カラーペーパ15の先端が穿設装置56を通
過する。この後、カラーペーパ15には、穿設装置56
によって、プリントID55が穿設され(ステップ10
4)、さらに、操作パネル59から入力された作業内容
に応じた大分類ID64、小分類ID66が順に穿設さ
れる(ステップ106、108)。これらのプリントI
D55、大分類ID64及び小分類ID66は、パルス
モータ72によってカラーペーパ15を距離づつ搬送
しながら行われる。
【0047】次に、ステップ110では、大分類及び小
分類に応じた焼付処理が行われる。画像の焼付は、各々
の画像が焼き付けられると共に、穿設装置56を作動さ
せて、カラーペーパ15の幅方向の一端にパンチ孔62
Aを穿設する。ステップ112では、大分類と小分類に
対応した画像の焼き付けが全コマ終了したことを確認
し、全コマの焼き付けが終了していなければステップ1
14でカラーペーパ15を距離Fづつ搬送し、画像60
の焼き付け及び対応したパンチ孔62の穿設が順次行わ
れる。サンプルプリントを作成する際、カラーペーパ1
5にはプリントID55、大分類ID64、小分類ID
66がパンチ孔a〜lによって形成される。また、画像
位置を示すパンチ孔62はこれらのIDの一部(パンチ
孔a、c、e、g、i、k)と同一軌跡上に設けられて
いるため、同一の穿設装置56で付与することができ、
プリンタプロセッサ10に複数のマーク付与のための手
段を設ける必要がなく構造が比較的簡単となっている。
【0048】大分類及び小分類に対応して画像の焼付処
理が終了すると、カラーペーパ15はステップ116で
リザーバ部18を介してプロセッサ部25へ搬送され
る。
【0049】例えば、Uネガ、Nネガ、Oネガ、Ooネ
ガの各目玉ネガを使用しての条件設定プリントである条
件出しプリント54の作成をする場合、前記表1に示さ
れるように、プリントID55とされるパンチ孔a〜d
が穿設された後、大分類ID64をパンチ孔e〜hの有
無によって順に「1001」とし、小分類ID66をパ
ンチ孔i〜lの有無によって順に「1101」として穿
設すると、図3Bに示されるようになる。尚、この条件
出しは、各目玉ネガを2回づつ露光して合計4枚の画像
を得るものとする。
【0050】次に、ネガキャリア19へ目玉ネガをセッ
トする。Uネガ、Nネガ、Oネガ及びOoネガの4種類
の目玉ネガをこの順で2回づつ露光するが、これは制御
装置70内のカウンタによってカウントするようになっ
ている。先ずUネガをネガキャリア19へセットしカラ
ーペーパ15へプリンタプロセッサ10に設定されてい
るアンダー露光ネガ用の標準露光条件で露光して画像6
0Aを焼き付けると共に、穿設装置56によってこの画
像60Aに対応するパンチ孔62Aを穿設する。この
後、距離Fだけ搬送した後、2回目の露光を行い画像6
0Bとパンチ孔62Bを形成する。この後、次のNネガ
をセットしカラーペーパ15を2回露光する。さらに、
Oネガ、Ooネガの順に各々のネガの露光状態に対応し
たプリンタプロセッサ10に設定されている標準露光条
件で露光が繰り返される。これによって、カラーペーパ
15には、図3A及び図3Bに示される。条件出しプリ
ント54に対応した、パンチ孔a〜l、62A〜62H
及び画像60A〜60Hの露光が終了する。
【0051】この後、カラーペーパ15はプロセッサ部
25で現像処理され、サンプルプリントとしての条件出
しプリント54となる。
【0052】サンプルプリントとして作成された条件出
しプリント54は、濃度測定部28、パンチ孔検出部3
3、カッタ部34へ順次搬送される。以下、濃度測定部
28及びパンチ孔検出部33における動作を図6に示さ
れるフローチャートを参照して説明する。
【0053】ステップ130では、濃度測定部28内を
条件出しプリント54をパルスモータ42によって搬送
し、パンチ孔検出部33の受光素子52の出力信号か
ら、プリントID55であるパンチ孔a〜dを検出した
か否かを判定する(ステップ132)。このプリントI
D55を検知することによって制御装置40は、条件出
しプリント54であることを確認する。
【0054】次に、制御装置40は、この条件出しプリ
ント54をパルスモータ42の駆動により距離Gづつ搬
送しながら、大分類ID64及び小分類ID66を読み
取り(ステップ134、136)。ステップ108で
は、大分類ID64と小分類ID66とから、条件出し
のために画像の濃度を測定するか、否か、を判断する。
即ち、大分類64がオペレータが目視によって標準露光
条件を設定するラウンドプリントであると判断した場
合、濃度測定部28での濃度測定が不要となり、濃度測
定は行わずに排出される。
【0055】ステップ138で制御装置40が濃度測定
を行うと判断すると、制御装置40は、パルスモータ4
2の駆動によって搬送しながらパンチ孔62を検索する
(ステップ140)。パンチ孔62を検出すると、ステ
ップ142でパルスモータ42の作動を停止させ、濃度
測定部28の濃度計30に対向する条件出しプリント5
4の画像60の濃度を測定する(ステップ144)。
【0056】本実施例では画像60の濃度測定部位と画
像60に対応するパンチ孔62との間及び濃度測定部2
8の測定位置とパンチ孔検出部33のパンチ孔検出位置
との間を一定距離としているので、パンチ孔62を検
出した時点で条件出しプリント54の画像60の濃度測
定部位(図3Aに示す「×」位置)は濃度測定部28の
濃度測定位置に位置している。従って、パンチ孔62を
検出した時点で搬送を停止すれば、濃度測定部28は、
測定位置に位置決めされた画像60の濃度を測定するこ
とができる。即ち、濃度測定部28の測定位置への画像
60の位置決めを簡単にかつ正確に行うことができる。
また、パンチ孔62は、プリントID55、大分類ID
64、小分類ID66の一部と同一軌跡上に設けられて
いるため、同一のパンチ孔検出部33で検索することが
でき、特別に各画像60の各々を位置決めするための画
像位置を読み取る手段を設ける必要がない。
【0057】この画像60の濃度測定作業は、条件出し
プリント54を搬送しながら(ステップ146)繰り返
される。パンチ孔62の検索は、大分類ID64及び小
分類ID66より得られた情報を基に、所定コマの画像
の濃度を測定したかを確認しながら行い(ステップ14
8)、全コマの画像の濃度測定が終了したと判断するこ
の後、制御装置40はパルスモータ42を駆動して、条
件出しプリント54をカッタ部34へ搬送し9画像目の
上流端に相当する位置でカッタ35によって切断して排
出する。
【0058】一方、濃度測定部28では、サンプルプリ
ントとしての条件出しプリント54の濃度を測定すると
共に、リファレンスプリントの濃度を測定する。尚、こ
のリファレンスプリントの濃度測定は、サンプルプリン
トの濃度測定の前であってもよい。
【0059】既に作成された条件出しプリント54をリ
ファレンスプリントとして使用する場合、図示しない挿
入口から濃度測定部28の搬送路へ挿入する。この後、
制御装置40は、図6に示されるフローチャートに沿っ
て作動し、濃度測定を行う。即ち、条件出しプリント5
4の大分類ID64、小分類ID66を読み取ることに
よって、このリファレンスプリントに複写された各画像
の複写条件等が、確実に制御装置40へ読み取られる。
また、裏面に日付等の作成データがが印字されているた
め、オペレータは、これらを確認して使用することがで
き、また、一連の画像が連続してプリントされているた
め、順番等を間違えることがない。これによって、既に
作成された条件出しプリント54であっても、オペレー
タの操作ミスを無くし、確実な露光条件の設定を行うこ
とができる。
【0060】制御装置40は、条件出しプリント54と
してのサンプルプリントとリファレンスプリントとの濃
度を測定し、測定したデータを基にサンプルプリントの
画像の濃度測定値をリファレンスプリントの画像の濃度
測定値となるように各々の標準露光条件を修正し設定す
る。これによって、ネガフイルム21の画像をカラーペ
ーパ15へ露光する際、光源部11及び光学系29を適
切に制御する。
【0061】本実施例では、図5及び図6に示されるフ
ローチャートによって条件出しプリント54を作成し濃
度の測定を行っているが、条件出しの際の制御方法は、
これに限定されるものではない。例えば、パンチ孔検出
部33の発光素子50と受光素子52とによって、条件
出しプリント54の先端を検知し、この先端から所定量
搬送した後、プリントID55を検出して濃度測定作業
を進めるものであってもよく、また、ステップ102
で、プリントID55が検出されない場合、このプリン
トを通常のプリントと判断し、カッタ部34によって、
通常のプリントカット作業を進行させるものであっても
よい。
【0062】尚、濃度測定部28で画像の濃度を測定す
る際、濃度計30は画像の中心部の極めて狭い面積のみ
を測定するようになっており、このため、本実施例で
は、画像60の長さを搬送方向に沿って短くしている。
これによって、条件出しプリント54は画像複写領域を
抑え、プリントID55、大分類ID64及び小分類I
D66等が設けられたマーク形成領域が形成されてい
る。また、マーク形成領域は、各画像60A〜60Iの
濃度測定部位に重ならなければ画像複写領域と重複する
ものであってもよい。
【0063】尚、本実施例では穿孔装置56によってパ
ンチ孔a〜l、62A〜62Iを穿設することによって
カラーペーパ15にマークを設け条件出しプリント54
を作成したが、これらのマークはパンチ孔に限定される
ものではない。例えば、カラーペーパ15の側縁に半円
形、くさび型等の任意の形状の切り欠きを形成してもよ
く、カラーペーパ15の裏面にマークを印字してもよ
い。この場合も、識別マークの一部と画像位置マーク
を同一軌跡上に設けることによって、一つのマーク検出
手段によって検出することができる。
【0064】また、本実施例では、露光室14内の露光
位置と穿設装置56の穿設位置との間の距離と、濃度測
定部28の濃度測定位置とパンチ孔検出部33のパンチ
孔検出位置との間の距離と、を同一としたが、同一でな
くてもよい。例えば、露光室14内の露光位置と穿設装
置56の穿設位置との間の距離を濃度測定部28の測定
位置とパンチ孔検出部33のパンチ孔検出位置との間の
距離より長い場合、前記2つの距離の差を予め制御装置
40に記憶させておき、パンチ孔検出後に前記差に応じ
て条件出しプリント54を搬送して濃度の測定を行うよ
うにしてもよく、少なくとも、識別マークを検出した後
に濃度測定を行うようにすればよい。また、識別マーク
に濃度測定を行う画像数を標し、画像位置マークを検出
した後、所定回数濃度測定を行うようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の条件設定・維
持プリントは、マーク形成領域に設けられる組合わせの
IDからなる識別マークによって条件出しに用いられる
プリントであると共に複写されている画像の複写条件が
示される。写真焼付装置は、この識別マークを読み取る
ことによって、複写されている画像の複写条件を正確に
判断して露光条件を設定するための条件出しを行うこと
ができる。また、マーク形成領域には、画像領域に複写
された個々の画像の位置を示す画像位置マークが識別マ
ークの一部と同一軌跡上に位置するように設けられてお
り、この画像位置マークを順次IDセンサの一部を併用
して検出することによって、画像位置を正確に知ること
ができる。さらに、画像複写領域とマーク形成領域を条
件設定・維持プリントの搬送方向に沿った異なる領域と
しているため、オペレータが目視することによって画像
の複写条件等の情報を把握することができる。
【0066】このように、本発明の条件設定・維持プリ
ントを用いることによって、写真焼付装置の標準露光条
件の条件設定及び維持のための条件出しを、操作ミスを
起こすことなく簡単に行うことができる優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るプリンタプロセッサの概略構成
図である。
【図2】濃度測定部近傍の概略断面図である。
【図3】(A)は本実施例に係る条件出しプリントを示
す平面図、(B)は条件出しプリントの要部平面図であ
る。
【図4】プロセッサの制御を示すブロック図である。
【図5】複写部の作動を示すフローチャートである。
【図6】濃度測定部の作動を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ 15 カラーペーパ 28 濃度測定部 33 パンチ孔検出部 54 条件出しプリント(条件設定・維持プリント) 55 プリントID(識別マーク) 56 穿設装置 60A〜60I 画像 62A〜62I パンチ孔(画像位置マーク) 64 大分類ID(識別マーク) 66 小分類ID(識別マーク) a〜l パンチ孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真焼付装置の標準露光条件の設定及び
    維持の一方を行うための条件設定・維持プリントであっ
    て、 所定条件で複写された複数の画像と、 前記各画像についての複写条件を示す識別マークと、 を有し、前記複数の画像及び識別マークのそれぞれは独立した領
    域に設けられていること を特徴とする条件設定・維持プ
    リント。
  2. 【請求項2】 写真焼付装置の標準露光条件の設定及び
    維持の一方を行うための条件設定・維持プリントであっ
    て、所定条件で複写された複数の画像と、 前記各画像についての複写条件を示す識別マークと、 前記各画像に対応する位置に設けられ、該各画像の位置
    を示す画像位置マークと、 を有し、 前記複数の画像、識別マーク及び画像位置マークのそれ
    ぞれは独立した領域に設けられていること を特徴とする
    条件設定・維持プリント。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の条件設定・維持
    プリントであって、前記複数の画像が順次複写された画像複写領域と、 前記画像位置マークが前記画像複写領域に複写された各
    画像から所定距離だけ離れた位置に設けられると共に、
    前記識別マークの一部と該画像位置マークとが同一軌跡
    上に設けられたマーク形成領域と、 を有することを特徴とする条件設定・維持プリント。
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