JP2610862B2 - ワイヤカツト放電加工機 - Google Patents

ワイヤカツト放電加工機

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JP2610862B2
JP2610862B2 JP62054963A JP5496387A JP2610862B2 JP 2610862 B2 JP2610862 B2 JP 2610862B2 JP 62054963 A JP62054963 A JP 62054963A JP 5496387 A JP5496387 A JP 5496387A JP 2610862 B2 JP2610862 B2 JP 2610862B2
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JP
Japan
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wire
wire guide
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electric discharge
bed
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JP62054963A
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Inventor
昭二 二村
Original Assignee
株式会社 放電精密加工研究所
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Priority to GB8726889A priority patent/GB2199278B/en
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、放電電圧を印加したワイヤ電極を走行さ
せ、ワイヤ電極と被加工体との間に放電を発生させるこ
とにより、被加工体の加工を行うワイヤカット放電加工
機に関するものであり、特に被加工体の加工精度を向上
させ得るように改良したワイヤカット放電加工機に関す
るものである。
〔従来の技術〕
一般に、ワイヤカット放電加工機は、放電電圧を印加
したワイヤ電極を走行させ、ワイヤ電極と被加工体との
間に放電を発生させることにより、例えば被加工体の切
断加工を行うように構成している。
第3図は従来のワイヤカット放電加工機の要部構成を
示す側面図である。同図において、ベッド1上には水平
面内において相互に直交する方向に摺動自在に形成した
上部テーブル2および下部テーブル3を設け、例えば数
値制御で駆動可能のX−Yテーブルを構成する。ベッド
1の端部には略逆L字形に形成したコラム4を、その桁
部4aを前記上部テーブル2の上部に臨ませて立設すると
共に、コラム4の直立部に下部アーム5を突設する。次
に前記コラム4の桁部4aおよび下部アーム5の端部には
各々上部ワイヤガイド6および下部ワイヤガイド7装置
を設けて、ワイヤ電極8を上下方向移動自在に張設す
る。なお9、10は各々電極供給部および電極巻取部であ
り、ガイドローラ9a、10aを介してワイヤ電極8を前記
上部ワイヤガイド6および下部ワイヤガイド装置7間に
張設かつ矢印方向に移動可能とする。上部テーブル2上
には被加工体を載置する載置台(何れも図示せず)を設
けると共に、加工液を収容する加工槽11を設ける。
上記の構成により、ワイヤ電極8に放電電圧を印加し
て矢印方向に走行させることにより、被加工体を放電加
工することができるのである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来のワイヤカット放電加工機においては、コラ
ム4の直立部に下部アーム5を固着した構成であるた
め、ワイヤ電極8による張力によって下部アーム5が撓
むと共に、熱変形が大きく、被加工体との相対位置が変
動しやすいという問題点がある。大寸法の被加工体を加
工するものであっては当然に下部アーム5の自由端の突
出し長さも大となるため、上記変動が更に大となるの
で、加工精度を低下させる原因となる。
本発明は、上記従来のものに存在する問題点を解消
し、被加工体の加工精度が極めて高く、長寿命であるワ
イヤカット放電加工機を提供することを目的とするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記従来技術に存在する問題点を解決するために、本
発明においては、ベッド上に上部テーブルおよび下部テ
ーブルを各々直交する方向に移動自在に載置し、上部テ
ーブルに上下方向の貫通中空部を設け,コラムを前記下
部テーブルに一体に立設すると共に、コラム上部を構成
する桁部に上部ワイヤガイドを、下部テーブルに下部ワ
イヤガイド装置を各々対向して設け、前記上部ワイヤガ
イドと下部ワイヤガイド装置との間に前記貫通中空部を
介してワイヤ電極を張設し、前記上部テーブルの貫通中
空部の内縁と下部テーブルの上面との間にフレキシブル
シールを介装し,前記上部テーブル上に載置した被加工
体とワイヤ電極との間の放電により被加工体を加工す
る、という技術的手段を採用したのである。
〔作用〕
上記の構成により、放電電圧を印加したワイヤ電極を
上部ワイヤガイドおよび下部ワイヤガイド装置間に張設
し、かつ上方から下方に移動させる間に被加工体との間
に放電を発生させ、被加工体に所望の加工を施すのであ
る。ワイヤ電極は被加工体との放電加工終了後は、下部
ワイヤガイド装置を貫通してベッド内に到達し、そのま
ま自由状態で例えば裁断されて堆積されるか、若しくは
必要に応じてベッド外に排出される。
〔実施例〕
第1図および第2図は各々本発明の実施例を示す一部
断面正面図および一部断面側面図であり、同一部分は前
記第3図と同一の参照符号にて示してある。両図におい
て上部テーブル2および下部テーブル3を各々ベッド1
上に独立して直接載置すると共に、下部テーブル3の一
端にコラム4を一体に立設固着する。この場合ベッド1
に凹所1aを設けて下部テーブル3を収容するように配設
すると、両テーブルの高さを低く形成することができ
る。次に上部テーブル2の略中央部には上下方向の貫通
中空部12を設けると共に、下部テーブル3の中央部には
下部ワイヤガイド装置7を設ける。そして下部ワイヤガ
イド装置7は前記コラム4に設けた上部ワイヤガイド6
の直下に臨ませると共に、前記貫通中空部12内に突出さ
せる。13はフレキシブルシールであり、ゴムその他の可
撓性材料によって襞を有する椀状に形成し、前記上部テ
ーブル2の貫通中空部12の内縁と前記下部ワイヤガイド
装置7の外周近傍との間に介装し、加工槽11の底部を構
成する。なお上部テーブル2に設けるべき貫通中空部12
の内側寸法は、上部テーブル2および下部テーブル3が
水平面内において移動しても、下部ワイヤガイド装置7
と干渉しないように選定すると共に、フレキシブルシー
ル13に不本意な外力が作用しないように、フレキシブル
シール13の構成材料および寸法、更には襞の形状、寸法
等を選定する。次に14、15は各々サーボモータであり、
上部テーブル2および下部テーブル3に介装させて、例
えば数値制御装置(図示せず)を介して駆動源と接続す
る。下部ワイヤガイド装置7には、前記ワイヤ電極8の
ガイド、ワイヤ送り駆動ローラ等(何れも図示せず)を
内蔵させると共に、下部テーブル3を介してワイヤ電極
8を貫通可能に形成する。16は排液孔であり、バルブ
(図示せず)を介装させて、加工槽11内に加工液を収容
可能およびベッド1下方に排出可能に形成する。17は収
納箱であり、ベッド1内に出入自在とすると共に、使用
済のワイヤ電極8を収納可能に配設する。
以上の構成により、上部テーブル2上に被加工体を直
接若しくは取付具等(何れも図示せず)を介して載置固
定し、ワイヤ電極8を上部ワイヤガイド6および下部ワ
イヤガイド装置7との間に張設走行させる。そしてワイ
ヤ電極8に所定の放電電圧を印加すれば、ワイヤ電極8
と被加工体との間に放電が発生するから、上部テーブル
2および下部テーブル3を各々所定の制御手段(図示せ
ず)を介して移動させることにより、被加工体に所定の
放電加工を施すことができるのである。この場合ワイヤ
電極8は、下部ワイヤガイド装置7内に設けたワイヤ送
り駆動ローラ(図示せず)によって矢印方向に移動し、
下部ワイヤガイド装置7、下部テーブル3およびベッド
1を夫々貫通して、例えば裁断されてベッド1の下部に
配設した収納箱17内に堆積する。一方上部テーブル2お
よび下部テーブル3が水平面内において移動し、上部テ
ーブル2と下部テーブル3との相対位置が変化しても、
貫通中空部12と下部ワイヤガイド装置7との間に介装し
たフレキシブルシール13が変形若しくは伸縮して追随す
るから、被加工体の加工には全く支障がないと共に、加
工槽11内に収容した加工液の漏洩を防止するのである。
本実施例においては、下部ワイヤガイド装置内にワイ
ヤ電極のワイヤ送り駆動ローラを設けた例を示したが、
これを下部テーブル若しくはベッド内に設置しても作用
は同一である。また使用済のワイヤ電極をベッド内に配
設した収納箱内に堆積させずに、ベッド外に排出しても
よく、必要に応じて例えばガイドローラ等を介してベッ
ド外に誘導して巻取るように構成してもよい。更に上部
テーブルに設けた貫通中空部内縁と下部ワイヤガイド装
置近傍との間に介装させたフレキシブルシールの構成材
料はゴムに限定せず、プラスチック、布その他の可撓性
材料を使用することができ、あるいは金属ベローズとし
てもよく、要するに可撓性を有し、かつ加工液を漏洩さ
せることなく収容する機能を有するものであればよい。
次に上部テーブルに設ける貫通中空部は、必ずしも中央
に設けなくてもよく、必要に応じて端縁部に設けても、
また中央部から端縁部に亘って設けてもよい。なお下部
テーブルに立設するコラムは、本実施例における逆L字
形のものに限定せず、門型その他の形状のものであって
も作用は同一であることは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明は、以上記述のような構成および作用であるか
ら、下記の効果を奏することができる。
(1) 従来のものにおけるような片持梁状の下部アー
ムが必要であるため、下部ワイヤガイドの位置保持を正
確に行なうことができ、加工精度が向上する。
(2) 同一ベッド上に上部テーブルおよび下部テーブ
ルを各々独立して載置してあるため、他のテーブルの移
動による影響を除去することができ、加工精度を大幅に
向上させ得る。
(3) 上部テーブルおよび下部テーブルを含めた機械
全体の剛性を向上させ得るため、ワイヤテンションを増
大できると共に、例えば直径0.3mm以上の太いワイヤ電
極の使用にも耐え得る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は各々本発明の実施例を示す一部断
面正面図および一部断面側面図、第3図は従来のワイヤ
カット放電加工機の要部構成を示す側面図である。 2:上部テーブル、3:下部テーブル、12:貫通中空部、13:
フレキシブルシール。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッド上に上部テーブルおよび下部テーブ
    ルを各々直交する方向に移動自在に載置し,上部テーブ
    ルに上下方向の貫通中空部を設け,コラムを前記下部テ
    ーブルに一体に立設すると共に,コラム上部を構成する
    桁部に上部ワイヤガイドを,下部テーブルに下部ワイヤ
    ガイド装置を各々対向して設け,前記上部ワイヤガイド
    と下部ワイヤガイド装置との間に前記貫通中空部を介し
    てワイヤ電極を張設し,前記上部テーブルの貫通中空部
    の内縁と下部テーブルの上面との間にフレキシブルシー
    ルを介装し,前記上部テーブル上に載置した被加工体と
    ワイヤ電極との間の放電により被加工体を加工すること
    を特徴とするワイヤカット放電加工機。
JP62054963A 1986-11-17 1987-03-10 ワイヤカツト放電加工機 Expired - Lifetime JP2610862B2 (ja)

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DE3738251A DE3738251C2 (de) 1986-11-17 1987-11-11 Funkenerosive Drahtschneidemaschine
CA000551792A CA1287381C (en) 1986-11-17 1987-11-13 Wire-cut electrical discharge machining equipment
IT22651/87A IT1223134B (it) 1986-11-17 1987-11-16 Apparato per elettroerosione con elettrodo di taglio a filo
GB8726889A GB2199278B (en) 1986-11-17 1987-11-17 Electrical discharge machining apparatus
FR878715859A FR2606692B1 (fr) 1986-11-17 1987-11-17 Machine d'usinage a decharge electrique et decoupe par fil
US07/122,046 US4808787A (en) 1986-11-17 1987-11-17 Wire-cut electrical discharge machining equipment

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JPS63221922A JPS63221922A (ja) 1988-09-14
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JPS57122321U (ja) * 1981-01-20 1982-07-30
JPS60150915A (ja) * 1984-01-17 1985-08-08 Inoue Japax Res Inc ワイヤカツト放電加工装置
JPS6141688A (ja) * 1984-08-01 1986-02-28 Kayaba Ind Co Ltd ハツチカバ−装置

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