JP3408639B2 - ワイヤ電極心出し調整装置を備えたワイヤ放電加工機 - Google Patents

ワイヤ電極心出し調整装置を備えたワイヤ放電加工機

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JP3408639B2
JP3408639B2 JP23550194A JP23550194A JP3408639B2 JP 3408639 B2 JP3408639 B2 JP 3408639B2 JP 23550194 A JP23550194 A JP 23550194A JP 23550194 A JP23550194 A JP 23550194A JP 3408639 B2 JP3408639 B2 JP 3408639B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤ電極心出し調整
装置を備えたワイヤ放電加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】先に本願出願人は、ワーク加工形状に対
応したストレート部とR部とから成るワイヤ電極の走行
経路を形成させ得るワイヤ電極案内部を有し、ワイヤ電
極案内部がC軸方向に可動に載置される旋回台のC軸中
心とワイヤ電極のストレート部とを軸心的に一致させ
て、走行するワイヤ電極とワークとの間で微小間隙を介
して、かつX,Y,Z軸およびZ軸まわりのC軸方向に
相対移動させて放電加工を行うワイヤ放電加工機を開発
した(特開平6−143040号公報参照)。
【0003】この新規技術により、いわゆるR座付き
(かきあげ)パンチのような複雑且つ精密なパンチ形状
をワイヤ放電加工することが可能となった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記技術
は、旋回台のC軸中心とワイヤ電極のストレート部とが
軸心的に一致していることを必須の要件とするが、この
位置合わせないし心出し調整は、数ミクロンのオーダー
が要求されるにもかかわらず、特別の配慮が為されてい
ないことから、相当困難で厄介な作業になっている。
【0005】そこで、本発明においては、この心出し調
整を容易且つ迅速に行わせ得るワイヤ放電加工機を実現
することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るワイヤ電極心出し調整装置を備えたワイ
ヤ放電加工機は、ワークの加工形状に対応したストレー
ト部およびR部から成るワイヤ電極の走行経路を形成す
るワイヤ電極案内部とワークとをX,Y,Z軸およびZ
軸まわりのC軸方向に相対移動して、ストレート部およ
びR部から成る形状にワークを放電加工するワイヤ放電
加工機において、前記ワイヤ電極案内部のストレート部
に前記Z軸と平行となるように張設されたワイヤ電極
前記C軸の旋回中心に一致するよう前記ワイヤ電極案内
部のX,Y軸方向の位置を微調整する調整手段を具備し
たことを構成上の特徴とする。
【0007】別の本発明は、ワークの加工形状に対応し
たストレート部およびR部から成るワイヤ電極の走行経
路を形成するワイヤ電極案内部とワークとをX,Y,Z
軸およびZ軸まわりのC軸方向に相対移動して、ストレ
ート部およびR部から成る形状にワークを放電加工する
ワイヤ放電加工機において、前記C軸の少くとも2つの
角度位置で前記ワイヤ電極案内部のストレート部に前記
Z軸と平行となるように張設されたワイヤ電極に接触
し、その接触位置を検出する接触検出手段と、前記接触
検出手段により検出した2つの接触位置に基づいて前記
ワイヤ電極案内部のストレート部とC軸の旋回中心との
ずれ量を演算する演算手段と、前記演算手段の結果に基
づき、前記ワイヤ電極案内部のストレート部が前記C軸
の旋回中心に一致するよう前記ワイヤ電極案内部のX,
Y軸方向の位置を微調整する調整手段と、を具備したこ
とを構成上の特徴とする。
【0008】好ましくは、前記調整手段は、前記ワイヤ
電極案内部をX,Y軸方向に移動させ得るXYステージ
装置を含んで成り、該XYステージ装置は、方形板に不
連続なスリットを穿設して該方形板の中央部に前記スリ
ットにより隔離された可動部を形成し、該可動部を前記
方形板の固定外周部からねじによって押圧して前記可動
部を弾性的に移動可能にしたステージをXおよびY軸方
向に互いに90°の位相を有して2段重ねにして構成さ
れ、前記ねじを手動で調整する。
【0009】また、好ましくは、前記調整手段は、前記
ワイヤ電極案内部をX,Y軸方向に移動させ得るXYテ
ーブル装置を含んで成り、該XYテーブル装置は、互い
に90°の位相を持ったXおよびY軸方向の2段のNC
送り駆動手段を有して構成される。
【0010】
【作用】第1の発明の調整手段によりストレート部とC
軸の旋回中心とを容易に一致させることができる。また
第2の発明の接触検出手段によって、C軸方向の少なく
とも2つの角度位置におけるワイヤ電極のストレート部
に接触させることで、この少なくとも2箇所のX,Y位
置が判明し、演算手段によってC軸中心位置とのずれ量
が求算され、これに基づき調整手段によりワイヤ電極案
内部が移動されて、ワイヤ電極のストレート部とC軸の
旋回中心とを容易に一致させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の複数の実施例を図面を参照し
て説明する。図1乃至図4は、本発明に係るワイヤ放電
加工機の第1の実施例、図5は、第2の実施例、図6
は、第3の実施例をそれぞれ示す。
【0012】(1) 第1実施例 本実施例のワイヤ放電加工機1の主要な構成について概
説するに、図1を参照すると、ベース3の上に支承さ
れ、図示しないサーボモータ等によってC軸方向に割出
し可能に回動駆動される回転テーブル5の上には、加工
液の充填された加工槽7の内部に配設された放電加工部
9を有する放電加工装置11が載置される。
【0013】放電加工装置11の上方側には、水平直交
2軸(X,Y軸)方向に移動可能なサドル13を具えた
水平フレーム15が架設され、サドル13には、ワーク
Wを把持するためのチャック17を具えた垂直1軸(Z
軸)方向に移動可能なワークヘッド19が具えられる。
放電加工装置11は、ワイヤ電極21の走行に関係す
る次の3つの要素、すなわち、(イ)供給ボビン23、
プーリ25、張力検出プーリ27、ガイドプーリ29等
から成り、供給ボビン23から引き出した未使用のワイ
ヤ電極21を放電加工部9に供給するためのワイヤ電極
供給部31(図1左手側に配置される)と、(ロ)詳細
を後述する、ワイヤ電極21の走行を適切に案内するワ
イヤ電極案内部33(図1中央の加工槽内に配置され
る)と、(ハ)走行プーリ37、牽引プーリ39、巻取
ボビン41等から成り、放電加工部9を通過した使用済
みのワイヤ電極21を回収(巻取り)するためのワイヤ
電極回収部45(図1右手側に配置される)、とを含
む。
【0014】尚、ワイヤ電極21には、給電子49を介
して、NC・電源装置51から放電加工用の所定電圧パ
ルスが供給され、それは、ワークWにも供給され、これ
により、ワイヤ電極21とワークWとの間で火花放電に
よる放電加工が行われる。また、言うまでもないが、こ
のNC・電源装置51は、送り軸制御を含む各種制御を
統括的に行うコンピュータ装置でもある。
【0015】さて、ワイヤ電極案内部33について詳述
するに、図2及び3を参照すると、その構成要素であり
且つワイヤ電極21の走行に極めて密接に関係するガイ
ド部材は、第1走行ガイド(ダイヤモンドガイド)55
と、第2走行ガイド(丸ガイド)57と、両走行ガイド
55、57の間で両走行ガイド55、57に張架される
ワイヤ電極21に接触してこれを押圧する当てガイド5
9である。これらのガイド部材により、ワイヤ電極21
は、ワークWの加工形状に対応した所定走行経路を走行
するように案内される。
【0016】このような極めて特徴的、独創的なワイヤ
電極21の走行案内機構を有する本ワイヤ放電加工機1
においては、(i)Z軸方向に懸垂したワーク(W)を
X,Y方向に移動させること、及び、(ii)ワイヤ電
極21のストレート部を中心とする回転送り軸(C軸)
にてガイド方向の回転姿勢を制御することを前提にX,
Y,C軸の3軸制御を行うので、複雑且つ精密なプレス
加工用のパンチの放電加工、特に、いわゆるR座付き
(かきあげ)パンチに必要なR部と高精度なストレート
部との同時加工が可能であり、しかも1回の段取りで荒
加工から仕上げ加工までNC指令通りのパンチ形状に放
電加工することができる。
【0017】上記前提条件のうち後者の(ii)は、極
めて重要な要素であり、そのために、ワイヤ電極21の
ストレート部と、それが載置される回転テーブル5の回
転軸(C軸中心)とを軸心的に完全一致させておく必要
がある。この一致作業ないし心出し調整作業を容易化す
るために、本ワイヤ放電加工機1は、次のような構造を
更に含む。
【0018】先ず、第1及び第2走行ガイド55、57
並びに当てガイド59等のガイド部材のX,Y方向の垂
直度(角度)調整を行うための垂直度調整機構と、その
X,Y方向の位置調整を行うためのXYステージ機構、
とを含む。垂直度調整機構は、ガイド取付台61から成
り、このガイド取付台61は、図2の紙面に垂直な方向
に形成された下から上の切込み63と同紙面に平行な方
向に形成された切込み(図示せず)とを具え、両切込み
によってブロック化された3つの部分のうちの中間の1
つのブロック部分に、X方向垂直度調整(及びその固
定)を行うための一対のボルト65と、Y方向垂直度調
整(及びその固定)を行うための一対のボルト67とが
交差的に螺着されて成る。この垂直度調整機構により、
上記ガイド部材の角度調整、従ってワイヤ電極21(の
ストレート部)の垂直度の調整を簡単に行うことができ
る。
【0019】XYステージ機構71は、加工槽7の内部
底面にガイド取付台61を取り付けるべく、X方向移動
ステージ73及びY方向移動ステージ75を組み合わせ
た装置であって、両移動ステージ73、75は、図4に
平面的に示したように、所定寸法の方形板77の一回り
内側に入った周部分に各2つのコ字状スリット79及び
直線状スリット81を対向穿設して、板バネ的なヒンジ
部83によって四隅を支持される可動ブロック85を形
成し、この可動ブロック85の対向側面に位置調整ボル
ト87を螺着して成る、摩擦や遊びのない厳密な直線案
内である。このXYステージ機構71により、上記ガイ
ド部材のX,Y方向の位置調整、従って、ワイヤ電極2
1(のストレート部)のX,Y位置決め(心出し)を精
度良く行うことができる。
【0020】次に、(ワークWそれ自体を用いることも
可能ではあるが)ワークWに代えて、L形状の特殊な心
出し用測定子91がチャック17に取着され(図2参
照)、心出し用測定子91とワイヤ電極21との接触の
有無を電気的に検知し得る電気的機構が設けられる。具
体的には、チャック17と給電子49とを結ぶ接触検知
回路上に、パルストランス101、103が直列に挿入
され、パルストランス101は、検出パルス発生回路部
105に接続され、検出パルス発生回路部105は、比
較判定回路部107及びNC・電源装置51に接続され
る。パルストランス103は、検出パルス増幅回路部1
09に接続され、検出パルス増幅回路部109は、比較
判定回路部107を介してNC・電源装置51に接続さ
れる。この電気的機構において、心出し用測定子91が
ワイヤ電極21に機械的・物理的に接触することによ
り、接触検知回路に電流が初めて流れ、NC・電源装置
51は、これを認識する、すなわち当該接触の有無が判
明する。
【0021】以上の構成を有して成る本実施例装置にお
けるワイヤ電極の心出し調整作業の手順について、以下
簡潔に説明する。先ず、ワークWに代えて、心出し用測
定子91をチャック17に取着し、測定子91の先端が
ワイヤ電極21(のストレート部)に接触するように、
サドル13(測定子91)をX,Y方向に移動させる。
【0022】これにより測定子91は、ワイヤ電極21
に接触し、この接触は、上述した電気的機構を介して、
NC・電源装置51によって電気的に認識され、ワイヤ
電極21(のストレート部)のX,Y位置が自動的に判
明する。尚、言うまでもないが、この接触時に測定子9
1の移動が急速停止される。このX,Y位置は各送り軸
に設けたリニアスケールや、送りモータに設けたロータ
リエンコーダによって求められる。
【0023】次いで、測定子91をそこから引き離し
て、回転テーブル5を所定角度(本実施例では、180
°)だけ回転させ、その後、再度ワイヤ電極に接触する
ように測定子91を移動させる。そして、測定子91が
ワイヤ電極21に接触したら、同じ様にしてワイヤ電極
21(のストレート部)のX,Y位置を求める。
【0024】NC・電源装置51は、先に求めたX,Y
位置と今回求めたX,Y位置との各軸毎の(測定)差の
1/2の量を演算し、これを表示する。この値がストレ
ート部とC軸中心とのずれ量である。作業者は、それを
見て、それに応じた量(方向を含む)だけワイヤ電極2
1をX,Y方向に移動させる。これにより、ワイヤ電極
21(のストレート部)と回転テーブル5の回転軸(C
軸中心)とが完全に一致することになる。尚、このワイ
ヤ電極21の移動は、上述したように、XYステージ機
構71によって、精度良く、しかしながら簡単に行うこ
とができる。
【0025】以上説明したように、本実施例において
は、複雑な構造を採用することなく、放電加工部9にお
けるワイヤ電極21のストレート部を、回転テーブル5
の回転軸線(C軸中心)に簡単且つ素早く一致させるこ
とができ、作業者の負担を大幅に軽減することができ
る。尚、X,Y位置の表示や演算をNC・電源装置に行
わせることに代え、例えば、既に設けられた(あるいは
設けられ得る)リニアスケール装置やそれに相当する機
材を用いてより簡便に構成することもできる。
【0026】(2) 第2実施例 本実施例のワイヤ放電加工機は、水平フレームに旋回台
(及びその上に載置される装置類を含む)が、ベースに
サドル(及びそれを取着されるワークヘッド、チャック
等を含む)がそれぞれ備え付けられ、あたかも上記第1
実施例のワイヤ放電加工機におけるそれらの配置を上下
逆にしたような類似構成を有するので、その詳細説明及
び参照符号の付与を省略する(次の第3実施例において
も同様とする)。尚、加工槽が逆さになるので、加工槽
内部側面には、放電加工部に加工液を噴出・供給するた
めのノズル111が別に配設される。
【0027】本実施例におけるワイヤ心出し構成及び同
作業は、上記第1実施例におけるそれと基本原理的に同
じであり、従ってその説明を省略することにする。
【0028】(3) 第3実施例 本実施例のワイヤ放電加工機においては、上記第1実施
例のようにガイド取付台自体をX,Y方向に移動させる
ことを止め(従って、XYステージ機構相当部材が介装
されない)、その代わりに、回転テーブルとワイヤ電極
案内部との間に、ワイヤ電極案内部(放電加工部)全体
をX,Y方向に移動させ得る、精密送りねじを用いたモ
ータ駆動式のXYテーブル装置(いわゆる2軸テーブ
ル)113が介装される。それ以外の構成は、上記第1
実施例のそれと同じであり、従って、本実施例における
ワイヤ心出し作業も、上記第1実施例におけるそれと基
本原理的に同じである。このXYテーブル装置の駆動制
御は、NC・電源装置51によって行われる。
【0029】本実施例では、ワイヤ電極案内部のX,Y
調整を手を汚さずに遠隔的にあるいは自動調整的に行い
得る点で、上記第1実施例よりも実用的に優れていると
言うことができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ワ
イヤ電極の心出し調整作業を容易且つ迅速に行うことが
可能となり、当該作業の能率や効率が飛躍的に向上し、
作業者の負担が大幅に軽減され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るワイヤ放電加工機の第1
実施例の要部全体正面図である。
【図2】図2は、ワイヤ電極案内部の拡大平面図であ
る。
【図3】図3は、ワイヤ電極の案内原理を示す斜視図で
ある。
【図4】図4は、XYステージ機構を構成する移動ステ
ージの平面図である。
【図5】図5は、本発明に係るワイヤ放電加工機の第2
実施例の要部全体正面図である。
【図6】図6は、本発明に係るワイヤ放電加工機の第3
実施例の要部全体正面図である。
【符号の説明】
1…ワイヤ放電加工機 3…ベース 5…回転テーブル 7…加工槽 9…放電加工部 11…放電加工装置 13…サドル 15…水平フレーム 17…チャック 19…ワークヘッド 21…ワイヤ電極 23…供給ボビン 31…ワイヤ電極供給部 33…ワイヤ電極案内部 41…巻取ボビン 45…ワイヤ電極回収部 49…給電子 51…NC・電源装置 55…第1走行ガイド 57…第2走行ガイド 59…当てガイド 61…ガイド取付台 71…XYステージ機構 91…心出し用測定子 113…XYテーブル装置 W…ワーク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−256519(JP,A) 特開 平6−190636(JP,A) 特開 昭64−40218(JP,A) 実開 平3−68742(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23H 7/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの加工形状に対応したストレート
    部およびR部から成るワイヤ電極の走行経路を形成する
    ワイヤ電極案内部とワークとをX,Y,Z軸およびZ軸
    まわりのC軸方向に相対移動して、ストレート部および
    R部から成る形状にワークを放電加工するワイヤ放電加
    工機において、 前記ワイヤ電極案内部のストレート部に前記Z軸と平行
    となるように張設されたワイヤ電極が前記C軸の旋回中
    心に一致するよう前記ワイヤ電極案内部のX,Y軸方向
    の位置を微調整する調整手段を具備したことを特徴とす
    るワイヤ電極心出し調整装置を備えたワイヤ放電加工
    機。
  2. 【請求項2】 ワークの加工形状に対応したストレート
    部およびR部から成るワイヤ電極の走行経路を形成する
    ワイヤ電極案内部とワークとをX,Y,Z軸およびZ軸
    まわりのC軸方向に相対移動して、ストレート部および
    R部から成る形状にワークを放電加工するワイヤ放電加
    工機において、 前記C軸の少くとも2つの角度位置で前記ワイヤ電極案
    内部のストレート部に前記Z軸と平行となるように張設
    されたワイヤ電極に接触し、その接触位置を検出する接
    触検出手段と、 前記接触検出手段により検出した2つの接触位置に基づ
    いて前記ワイヤ電極案内部のストレート部とC軸の旋回
    中心とのずれ量を演算する演算手段と、 前記演算手段の結果に基づき、前記ワイヤ電極案内部の
    ストレート部が前記C軸の旋回中心に一致するよう前記
    ワイヤ電極案内部のX,Y軸方向の位置を微調整する調
    整手段と、 を具備したことを特徴とするワイヤ電極心出し調整装置
    を備えたワイヤ放電加工機。
  3. 【請求項3】 前記調整手段は、前記ワイヤ電極案内部
    をX,Y軸方向に移動させ得るXYステージ装置を含ん
    で成り、該XYステージ装置は、方形板に不連続なスリ
    ットを穿設して該方形板の中央部に前記スリットにより
    隔離された可動部を形成し、該可動部を前記方形板の固
    定外周部からねじによって押圧して前記可動部を弾性的
    に移動可能にしたステージをXおよびY軸方向に互いに
    90°の位相を有して2段重ねにして構成され、前記ね
    じを手動で調整するようにした請求項1または2に記載
    のワイヤ電極心出し調整装置を備えたワイヤ放電加工
    機。
  4. 【請求項4】 前記調整手段は、前記ワイヤ電極案内部
    をX,Y軸方向に移動させ得るXYテーブル装置を含ん
    で成り、該XYテーブル装置は、互いに90°の位相を
    持ったXおよびY軸方向の2段のNC送り駆動手段を有
    して構成された請求項1または2に記載のワイヤ電極心
    出し調整装置を備えたワイヤ放電加工機。
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