JPS62236626A - ワイヤカツト放電加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワイヤカット放電加工装置、特に複雑な加工
を容易に施し得るワイヤカット放電加工装置に関する。

〔従来の技術〕

ワイヤカット放電加工装置は、所定の張力が付与された
状態で軸方向に更新送りされるワイヤ電極に、被加工体
をワイヤ電極軸と略直角の方向から適正な加工間隙を介
して相対向させて配置し、この加工間隙に加工液を流通
介在せしめた状態でワイヤ電極と被加工体との間に加工
用電圧パルスを印加し、その際に生じる放電現象を利用
して非接触加工を行なうものである。

然しなから、従来のワイヤカット放電加工装置は、複雑
な輪郭加工は可能であるが、被加工体の上面加工や面取
り加工、斜面の加工等が困難であると云う問題点があっ
た。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は畝上の観点に立ってなされたものであって、そ
の目的とするところは、輪郭加工のみならず、被加工体
の上面加工、面取り加工、斜面の加工等を簡単に施し得
るワイヤカット放電加工装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

而して、上記の目的は、鉛直方向に移動自在に支承され
、電極の案内装置を具備する加工アームを具備したワイ
ヤカット放電加工装置に於て、上記ワイヤ電極案内装置
が、加工アームの前面上端に設けた第一のワイヤ電極案
内と、上記第一のワイヤ電極案内の下方に設けられ、上
記第一の案内と協同してワイヤ電極案内を鉛直方向に案
内、移動せしめ得る第二のワイヤ電極案内と、上記第二
のワイヤ電極案内の下方に設けられる第三のワイヤ電極
案内と、上記第三のワイヤ電極案内の後方に昇降位置決
め固定自在に設けられ、上記第三のワイヤ電極案内と協
同してワイヤ電極を鉛直方向とは異なった方向に案内す
る第四のワイヤ電極案内を具備することを特徴とする上
記のワイヤカット放電加工装置によって達成される。

〔作　　用〕

畝上の如（構成することにより、輪郭加工と共に、被加
工体の上面加工や面取り加工、更には斜面等の加工を容
易、且つ短時間に施すことができるようになる。

〔実　施　例〕

以下、図面により本発明の詳細を具体的に説明する。

第１図は、本発明にかかるワイヤカット放電加工装置の
一実゛流側を示す説明図、第２図は、本発明にかかるワ
イヤカット放電加工装置よる被加工体の上面加工の状態
を示す説明図である。

第１Ｎｂび第２図中、ｌはワイヤカット放電加工装置、
２は第一のワイヤ電極案内３、第二のワイヤ電極案内４
、第三のワイヤ電極案内５及び第四のワイヤ電極案内６
を有するワイヤ電極案内装置、７はワイヤ電極供給ドラ
ム、８はブレーキローラ、９はピンチ及びガイドローラ
、ｌＯはガイドローラ、１１は上記第四のワイヤ電極案
内６を昇降位置決め固定自在に支承する油圧シリンダ、
１２はピストンロッド、１３は上記ピストンロッド１２
の移動量を検出するエンコーダ、１４及び１５はピンチ
ローラ及びキヤプスタン、１６はワイヤ電極回収ドラム
、１７はワイヤ電極、１８はワイヤ電極案内装置２を昇
降位置決め固定自在に支承する油圧シリンダ、１９はピ
ストンロッド、２０は上記ピストンロッド１９の移動量
を検出するエンコーダ、２１は油圧ポンプｎから油圧シ
リンダ１８に供給される油の流れを切り換える油圧切換
弁、詔は油タンク、Ｕは被加工体、６及び２６は基台２
７上に搭載され、上記被加工体ＵをＸ軸方向及びＹ軸方
向に移動するクロススライドテーブル、田は上記クロス
スライドテーブルδ上に搭載され、上記被加工体２４に
回転運動を付与するターンテーブル、四、３０及び３１
は上記クロススライドテーブルδ、舘及びターンテーブ
ル四を駆動するモータ、羽は被加工体、３２ａは上記被
加工体羽の上面部である。

而して、本発明にかかるワイヤカット放電加工装置１は
、ワイヤ電極案内装置２を有しており、上記ワイヤ電極
案内装置２は油圧シリンダ１８のピストンロッド１９に
支承されており、油圧ポンプ２２から上記油圧シリンダ
１８に供給される油の流れが油圧切換弁２１によって切
換えられることにより上方又は下方に移動せしめられる
。また、ピストンロッド１９の移動量はエンコーダ２０
によって検出される。

上記ワイヤ電極案内装置２は、第一のワイヤ電極案内３
を支承する腕２ａと、第二のワイヤ電極案内４及び第三
のワイヤ電極案内５を支承する腕２ｂと、第四のワイヤ
電極案内６を昇降せしめる油圧シリンダ１１を支承する
ｌ１ｉ２ｃ及びその他から構成されており、腕２ａには
ブレーキローラ８とピンチ及びガイドローラ９が設けら
れ、腕２ｂには第二及び第三のワイヤ電極案内４及び５
が設けられている。

第四のワイヤ電極案内６は腕２ａ及び２ｂを派生支持す
る腕２ｃに取付けた油圧シリンダ１１のピストンロフト
１２に支承されており、上記油圧シリンダ１１への浦の
流れが図示されていな油圧切換弁によって切換えられる
ことにより上下に移動して位置決め固定せしめられる。

また、上記ピストンロノド１２の移動量はエンコーダ１
３によって検出される。

ワイヤ電極Ｉ７の張架経路は、ワイヤ電極１７がワイヤ
電極供給ドラム７から引き出され、ブレーキローラ８及
びガイドローラ９間を通過し、第一のワイヤ電極案内３
を経て、第二及び第三のワイヤ電極案内４及び５から更
に必要に応じ第四のワイヤ電極案内６を通過し、ガイド
ローラ１０からピンチローラ１４及びキャプスタン１５
を経てワイヤ電極回収ドラム１６に回収されるように構
成されている。

被加工体２４はターンテーブル路上に載置され、上記タ
ーンテーブル舘によって被加工体２４に回転運動が付与
されると共に、クロススライドテーブル５及び２６によ
ってＸ軸方向及びＹ軸方向へ移動せしめられる。

なお、ワイヤ電極案内装置２を昇降せしめる油圧シリン
ダ１８への油の流れを切換える油圧切換弁２１及びピス
トンロッド１２に支承された第四のワイヤ電極案内６を
昇降せしめる油圧シリンダ１１への油の流れを切換える
図示されていない油圧切換弁、クロススライドテーブル
５．２６及びターンテーブル２８を駆動するモータ２９
．３０及び３１、更にはワイヤ電極１７と被加工体２４
間に所定の加工用電圧パルスを印加する図示されていな
い電源装置等は、予、め定められたプログラムに従って
図示されてない数値制御装置が内蔵された制御装置によ
って一括して制御が行なわれるように構成されている。

而して、本発明にかかるワイヤカット放電加工装置によ
って被加工体２４の輪郭加工が行なわれる場合には、第
一のワイヤ電極案内３と第二のワイヤ電極案内４との間
に直線状に張架されたワイヤ電極部分に被加工体２４の
加工部が所定の間隔を保って対置せしめられ、上記ワイ
ヤ電極１７と被加工体シとの間に加工用電圧パルスが印
加されると共に、ワイヤ電極１７と被加工体２４とによ
って形成される加工間隙に図示されていない加工液供給
装置から加工液が噴出供給され、被加工体Ｕにターンテ
ーブル２８及びクロススライドテーブル５．２６によっ
て所定の加工送りが付与されつ一加工が行なわれる。

また、第２図に示す如く、被加工体３２の上面部３２ａ
にに加工を施す場合には、油圧シリンダ１１のピストン
ロッド１２を下方の所定位置に引き下げて、第三のワイ
ヤ電極案内５と第四のワイヤ電極案内６間に直線状に張
架されたワイヤ電極１７に必要に応じて所定の傾斜を持
たせ、被加工体３２の上面部３２ａの加工を施す部分と
上記傾斜を持たせたワイヤ電極とを一定の間隔を保って
相対向させ、ターンテーブル舘及びクロススライドテー
ブル６、あによって上記被加工体３２に所定の加工送り
を付与することにより上面に種々の加工、例えば、波形
加工、面取り加工等を施すことができる。

更にまた、被加工体の上面に、例えば菊の花の形状を彫
刻するような場合には、先ず、第一のワイヤ電極案内３
と第二のワイヤ電極案内４間に直線状に張架されたワイ
ヤ電極によって被加工体に花の外周部の加工を施し、然
る後、上記被加工体を第三のワイヤ電極案内５と第四の
ワイヤ電極案内６間に直線状に張架されたワイヤ電極と
相対向するように配置すると共に、花弁の形状等に応じ
て、油圧シリンダ１１を動作し、上記第三のワイヤ電極
案内５と第四のワイヤ電極案内６間に張架されたワイヤ
電極に傾斜を与える。

然る後、ワイヤ電極案内装置２を下方に移動し、上記被
加工体Ｕの上面にワイヤ電極を相対向させ、ターンテー
ブルｎを回動させつ−、油圧シリンダ１１及び１８を駆
動して、花弁を一つずつ加工していくのである。

〔発明の効果〕

本発明は、畝上の如く構成されるから、本発明によると
きは、輪郭加工のみならず、被加工体の上面加工、面取
り加工及び斜面の加工等を容易、且つ短時間に施すこと
ができるものである。

なお、本発明の構成は畝上の実施例に限定されるもので
はない。叩ち、例えば、本実施例に於ては、ワイヤ電極
案内装置２及び第四のワイヤ電極案内６をそれぞれ油圧
シリンダによって上下移動させるように構成したが、移
動装置は上記油圧シリンダに限定されず、ネジとナツト
やランクとピニオンにモータを始めとする公知の駆動装
置を結合した公知の移動装置が利用できるものである。

また、ワイヤ電極案内装置２の形状は、上記第一乃至第
四のワイヤ電極案内を具備したものであれば、他の形状
であってもよく、その他各部の形状及びその制御の仕方
等は、本発明の目的の範囲内で自由に設計変更できるも
のであって、本発明はそれらの総てを包摂するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明にかかるワイヤカット放電加工装置の
一実施例を示す説明図、第２図は、本発明にかかるワイ
ヤカット放電加工装置よる被加工体の上面加工の状態を
示す説明図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 鉛直方向に移動自在に支承され、電極の案内装置を具備
   する加工アームを具備したワイヤカット放電加工装置に
   於て、 上記ワイヤ電極案内装置が、加工アームの前面上端に設
   けた第一のワイヤ電極案内と、上記第一のワイヤ電極案
   内の下方に設けられ、上記第一の案内と協同してワイヤ
   電極案内を鉛直方向に案内、移動せしめ得る第二のワイ
   ヤ電極案内と、上記第二のワイヤ電極案内の下方に設け
   られる第三のワイヤ電極案内と、上記第三のワイヤ電極
   案内の後方に昇降位置決め固定自在に設けられ、上記第
   三のワイヤ電極案内と協同してワイヤ電極を鉛直方向と
   は異なった方向に案内する第四のワイヤ電極案内を具備
   することを特徴とする上記のワイヤカット放電加工装置
   。