JPS61182730A - ワイヤカツト放電加工方法及び装置 - Google Patents

ワイヤカツト放電加工方法及び装置

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JPS61182730A
JPS61182730A JP2179385A JP2179385A JPS61182730A JP S61182730 A JPS61182730 A JP S61182730A JP 2179385 A JP2179385 A JP 2179385A JP 2179385 A JP2179385 A JP 2179385A JP S61182730 A JPS61182730 A JP S61182730A
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wire electrode
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finishing
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
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    • B23H7/10Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワイヤカット放電加工方法、特に通常の放電
加工と仕上げ加工とを同時に行ない得るワイヤカット放
電加工方法及びそれを実施するための装置の改良に関す
る。
〔従来の技術〕
ワイヤカット放電加工は、被加工体に対して機械力を直
接的に作用させて加工を行なう通常の機械加工と異なり
、被加工体とワイヤ電極を僅かな間隙を保って対向させ
、当該間隙に加工液を介在せしめつ\両者間に電圧パル
スを印加し、その際に生じる放電侵蝕現象を利用して加
工を行なう非接触加工である。
従って、被加工体が導電性の材料であれば、その硬度等
に関係なく、如何なる複雑、微細な形状をも加工するこ
とができ、また被加工体及びワイヤ電極に加わる力が機
械加工に比べて著しく小さいので、薄い板や管、細い線
の加工も容易に行なうことができる。
特に、ワイヤ電極を用いて、放電加工により被加工体を
切断または切抜き孔明は加工するワイヤカット放電加工
は、型彫り形式の放電加工に比べると特定形状の電極が
不要であり、また加工液として脱イオン水を用いるため
、発火の危険性がなく、更にまた、NC装置の発達に伴
い被加工体とワイヤ電極間の任意の加工送りを長時間無
人で行ない得るため、製作費の原価低減、製作期間の短
縮等を図ることができ、抜型や押出型など貫通タイプの
ダイの加工等を目的として今日広く利用されている。
而して、従来公知のワイヤカット放電加工装置に於ては
、ワイヤ電極供給ドラムから引き出された1本のワイヤ
電極を、各種ガイドローラ等を経て加工部分に導き出し
、当該加工部分に於いては被加工体と所定の加工間隙を
保った状態で一対の電極位置決め案内(通常は、加工部
分へ向けてカラムから伸長した一対のアーム内にそれぞ
れ取り付けられている。)間に所定の張力で直線状に張
架せしめ、加工部分を通過した使用後の電極は電極回収
ドラムに巻き取ったり、回収箱に回収したり、適宜切断
して廃棄するようにしていた。そのため、被加工体と対
向せしめられる加工部分に於いては、単に1本のワイヤ
電極が直線状に張架された状態でゆっくりと軸方向に走
行せしめられるようになっていた。
また、高速で切断加工された加工面は粗く、且つ黒色で
あり、加工精度も不充分であるので、仕上げ加工施す必
要があるが、上記の単線加工で仕上げをしようとすると
仕上げ加工のため改めて長い時間を必要とすると云う問
題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は叙上の観点に立ってなされたものであってその
目的とするところは、通常の加工と仕上げ加工とを並行
して同時に行なわせ、全加工所要時間を短縮することに
ある。
而して、上記目的は、複数のワイヤ電極を用い、一本の
ワイヤ電極を他に先行せしめこれにより常法に従ってワ
イヤカット放電加工を施すと共に、他の少なくとも一本
のワイヤ電極を前記先行するワイヤ電極に所望の工具シ
フトffiを与えて追従せしめ前記先行するワイヤ電極
による加工面の仕上を行なわせることによって達成され
る。
〔作  用〕
上記の如くして加工を行なえば、通常の加工と仕上げ加
工とが同時に行なえ、しかも、上記それぞれの加工に最
適な径及び更に必要ならば異材質のワイヤ電極が使用で
き、且つそれぞれ・の加工に応じた電圧パルスを印加し
つ一加工を行なうことができるので、被加工体に良好な
加工を短時間に能率的に施し得るものである。
〔実 施 例〕
以下、図面に示した実施例を参照しつ一本発明の加工方
法及びその加工方法の実施に使用する装置の構成を具体
的に説明する。
第1図は、本発明にかかるワイヤカット放電加工装置の
一実施例を示す説明図、第2図は、そのワイヤ電極案内
を構成する一対のガイド部材が開いた状態を示す上面図
、第3図は、その一対のガイド部材が閉じた状態を示す
上面図、第4図はワイヤ電極のセント作業が完了した状
態を示す上面図、第5図は、その上面図、第6図は、第
2図乃至第5図に示したワイヤ電極案内ダイスの使用時
の状態を示す上面図、第7図は、第6図中のA−A線に
沿った断面図、第8図は、第6図に示した装置の作動状
態を示す上面図、第9図は、加工状況を示す説明図、第
10図は、他の加工方法による加工状況を示す説明図、
第11は、更に他の加工方法による加工状況を示す説明
図、第12図及び第13図は、それぞれ別異の加工方法
による加工状況を示す説明図である。
先ず最初に、第1図を参照しつ一1本発明にかかるワイ
ヤカット放電加工方法の実施に使用する一実施例装置の
機能の概略を説明する。
第1図中、■はカラム、2は上記カラム1に対して図中
上下方向へ移動可能に且つ加工位置へ向けて伸長するよ
う設けられた第1のアーム又は加工ヘッド1.3は上記
カラムlに対して図中上下方向へ移動可能に且つ加工位
置へ向けて伸長するよう設けられた第2のアーム又は加
工ヘッド、4は加工用ワイヤ電極、5は仕上げ加工用ワ
イヤ電極、6は加工用ワイヤ電極供給ドラム、7は仕上
げ加工用ワイヤ電極供給ドラム、8乃至13は上記加工
用ワイヤ電極4及び仕上げ加工用ワイヤ電極5がその表
面が絶縁処理していない場合には、互いに接することが
ないように上記両ワイヤ電極4及び5を供給するガイド
ローラ、14はブレーキローラ、15乃至18はワイヤ
電極回収のための前記ガイドローラ8乃至13と同様な
ガイドローラ、19は加工用ワイヤ電極4に加工用電圧
パルスを供給する通電ローラ、20は仕上げ加工用ワイ
ヤ電極5に仕上げ加工用電圧パルスを供給する通電ロー
ラ、2】はキャプスタン、22はピンチローラ、23は
上部ワイヤ電極案内24を固定する固定装置、25は下
部ワイヤ電極案内26を固定する固定装置、27は加工
用ワイヤ電極4を回収する加工用ワイヤ電極巻取りドラ
ム、28は仕上げ加工用ワイヤ電極5を回収する仕上げ
加工用ワイヤ電極巻取りドラム、29は加工液噴出ノズ
ル、30は加工タンク、31は加工タンク30内に設け
られた載物台、32はX軸方向移動テーブル33及びY
軸方向移動テーブル34並びにそれらの駆動モータ35
及び36等から成るクロススライドテーブル、37はヘ
ッド、38は載物台31上にクランプ等で固定された被
加工体、39及び40は加工用ワイヤ電極4及び仕上げ
加工用ワイヤ電極5にそれぞれの通電ローラ19及び2
0を介して両ワイヤ電極と被加工体38間に所定の値の
放電加工用の電圧パルスを印加する電源装置である。
而して、第1図は、加工用ワイヤ電極4及び仕上げ加工
用ワイヤ電極5が張設された状態を示しており、加工用
ワイヤ電極供給ドラム6及び仕上げ加工用ワイヤ電極供
給ドラム7から引き出された両ワイヤ電極4.5は、ワ
イヤ電極供給のためのガイドローラ8乃至13を経て、
被加工体38からワイヤ電極回収用のガイドローラ15
、托を通過し、キャプスタン21及びピンチローラ22
へ導かれ、更にガイドローラ17.18を経てそれぞれ
加工用ワイヤ電極巻取りドラム及び仕上げ加工用ワイヤ
電極巻取りドラム28に回収される。
なお、各ガイドローラ8乃至13及び16乃至18、再
通電ローラ19.20、キャプスタン21及びピンチロ
ーラ22には、それぞれ接近して2つの溝が形成されて
おり、上記それぞれの溝に加工用ワイヤ電極4及び仕上
げ加工用ワイヤ電極5が収まり、通常その表面に絶縁処
理がされていない両電極5及び5が接することがないよ
うに構成されている。
上部ワイヤ電極案内24及び下部ワイヤ電極案内26は
、加工開始前には開いた状態にあり、両ワイヤ電極4.
5が各ワイヤ電極案内24及び26部分に供給されると
閉じられるように構成されている。
而して、加工用ワイヤ電極4及び仕上げ加工用ワイヤ電
極5が所定の電極経路に沿って引き回され、上部及び下
部のワイヤ電極案内24及び26によって上記両ワイヤ
電極4.5が被加工体38の加工部分に一定の張力で張
架せしめられ、然る後、キャプスタン21を回転させる
ことにより両ワイヤ電極4.5のうち加工用ワイヤ電極
4が先行し、これに追随する形で仕上げ加工用ワイヤ電
極5がゆっくりと走行せしめられる。
これと同時に噴出ノズル四からは加工液の供給が開始さ
れると共に、加工用ワイヤ電極4には電源装置39から
通常の加工用の電圧パルスが印加され、又仕上げ加工用
ワイヤ電極5には電源装置40から仕上げ加工用放電条
件の電圧パルスが印加される。
而して、クロススライドテーブル32のモータ35及び
36を図面では省略した数値制御装置の指令に基づき駆
動して両ワイヤ電極4.5と被加工体38間に所定の間
隙を保ちつ\加工部りを付与すれば、通常の放電加工と
仕上げ加工とが同時に行なわれる。
この時、通常の加工用ワイヤ電極4は通常のNC加工送
りが与えられ、仕上げ加工用ワイヤ電極5には上記加工
用ワイヤ電極4に対して適宜の仕上げ化分だけ余分に工
具シフトが与えられる。
上述の如く、一本の加工用のワイヤ電極4が先行して通
常のワイヤカット放電加工を施し、上記先行する加工用
のワイヤ電極4に追随する形で仕上げ加工用のワイヤ電
極5が移動して仕上げ加工を施すので、通常の放電加工
と仕上げ加工とが同時に行なわれるのである。
以下、第2図乃至第8図を参照しつ\加工用ワイヤ電極
及び仕上げ加工用ワイヤ電極の案内による位置決めの状
態を具体的に説明する。
第2図乃至第4図は、ワイヤ電極案内の構成を示すもの
である。なお、上部ワイヤ電極案内24及び下部案内5
は実質上同一の構成であるので、本説明に於ては上部ワ
イヤ電極案内24に基づいて説明する。
図中、41及び42は、それぞれに加工用ワイヤ電極及
び仕上げ加工用ワイヤ電極を受容する凹部41a及び4
1 bが形成されると共に、ヒンジによって互いに回動
自在に連結された一対のガイド部材、43は、ガイド部
材41上の軸ピン41 Gによって軸支され、ガイド部
材41及び42上のビン41 b及び42b間にスプリ
ング力を作用させて、外力が加わ−らないときにはガイ
ド部材41と42を第2図に示す如く開いた状態に保つ
スプリング、44はガイド部材42を両ワイヤ電極4.
5の張架方向に対して平行な平面内で回動可能な把持枠
、45は上記把持枠44を左右方向に駆動する油圧シリ
ンダ、46は上記ガイド部材41の凹部41 b内に仕
上げ加工用ワイヤ電極5が挾持されたとき、上記凹部4
1 b内に挿入された上記仕上げ加工用ワイヤ電極5を
一定位置に保持する押えビンである。
而して、加工に先立って加工用ワイヤ電極4及び仕上げ
加工用ワイヤ電極5を所定の電極経路に沿って引き回す
際には、第2図に示す如く、ガイド部材42は上方に起
立せしめられている。
加工用ワイヤ電極4及び仕上げ加工用ワイヤ電極5の張
設作業が完了し、被加工体38の加工部分に加工用ワイ
ヤ電極4と仕上げ加工用ワイヤ電極5が張架されたとき
、上記両ワイヤ電極4.5は第2図及び第3図に示す如
くガイド部材41の凹部41a及び41 bに嵌め込ま
れる。
この時点で、油圧シリンダ45を駆動して把持枠44を
図中右方向へ移動させると、上記把持枠44がガイド部
材42の外側面を押圧し、これをスプリング43の弾性
力に抗して図中時計方向へ回動せしめ、最終的には第4
図及び第5図に示す如く、ガイド部材41及び42の凹
部41 a、42a及び41 b、42bが対向せしめ
られ、加工用ワイヤ電極4及び仕上げ、加工用ワイヤ電
極5が上記凹部41a、42a及び41b、42b内に
納められる。
次いで、第4図に示す如く押えビン46を上記凹部41
 b及び42b内へ挿入することにより、仕上げ加工用
ワイヤ電極5は凹部内で一定位置に保持される。
このとき、ガイド部材41及び42の外側面は把持枠4
4のアーム44 cによって押圧されているため、開く
ことがなく、加工用ワイヤ電極4及び仕上げ加工用ワイ
ヤ電極5は確実に保持される。
次に、ワイヤ電極案内24.26は、固定装置詔、部上
に取り付けられて使用されるものであるから、ここでは
固定装置li!詔、25とこれに対するワイヤ電極案内
24.26の具体的な取付は状態並びに機能について第
6図乃至第8図を参照しつ一1説明する。
但し、両固定装置詔、郷の構成は同一、であるので、こ
こでは第1のアーム又は加工ヘッド2側に設けられた回
動装置23についてのみ説明し、第2のアーム又は加工
ヘッド3側の回動装置25については省略する。
而して、第6図乃至第8図中、24はワイヤ電極案内で
あり、前記の如く、ガイド部材41,42、把持枠44
、油圧シリンダ45、押えピン46等々から構成されて
いる。また、47は架台で第一のアーム又は加工ヘッド
2に固定されている。48はその周縁部にウオームホイ
ール形式の歯形48aが形成され、またその底面の突出
部48 bが上記架台47に形成した凹部47aに回動
自在に嵌め込まれている回動盤、49は押えピン46を
保持する押えピンホルダ、50は上記押えピンボルダ4
9中に内蔵され上記押えピン46を押し出すスプリング
、51は上記押えピンホルダ49をガイド部材41.4
2に対して接離自在に支承する支持枠、52.52は上
記回動盤48の上面に固着され、上記支持枠51を摺動
自在にガイドする支持枠ガイド、53は上記回動盤48
の上面に取り付けられたモータ54の回転軸に取り付け
られ、上記支持枠51の側面に刻設されたランクギア5
1 aと噛み合わせられたピニオンギア、55は上記架
台47に取り付けられたモータ56の回転軸に取り付け
られ、上記回動盤48の周縁部に形成したウオームホイ
ール形式の歯形48aに噛み合わせられたウオームギア
である。
而して、加工用ワイヤ電極4と仕上げ加工用ワイヤ電極
5がそれぞれ所定のワイヤ電極経路にそって懸は渡され
る際には、ワイヤ電極案内ダイス24のガイド部材41
は、第2図に示す如く起立せしめられている。また、押
えピンホルダ49を取り付けた支持枠51は、これを図
中左右方向へ移動せしめるピニオンギア53を図中反時
計方向へ回転せしめることにより、これに噛み合うラン
クギア51 aを介して図中右方向へ伸長せしめられ、
そのため押えピン46はガイド部材41.42から離隔
して最右端位置まで離れ状態で上記加工用ワイヤ電極4
と仕上げ加工用ワイヤ電極5の懸は渡しが行なわれる。
而して、第1図に示す如く、加工用ワイヤ電極4及び仕
上げ加工用ワイヤ電極5が第2のアーム又は加工ヘッド
3に設けたガイドローラ15及び16からキャプスタン
21及びピンチローラ22間を通過し、ガイドローラ1
7及び18を経て加工用ワイヤ電極巻取りドラム27及
び仕上げ加工用ワイヤ電極巻取りドラム28に巻き付ら
れると、油圧シリンダ45が作動せしめられてガイド部
材41は第2図及び第5図に示すような状態にセットさ
れる。またこれと同時に、上記ピニオンギア53が図中
時計方向へ回転せしめられ、支持枠51が図中左方向へ
移動して、押えピン46がガイド部材41.42間の凹
部41b142b内へ侵入し、スプリング(資)の作用
により仕上げ加工用ワイヤ電極5を押圧せしめて一定位
置に保持する。第6図には、以上の如くしてワイヤ電極
案内ダイス24に対する加工用ワイヤ電極4及び仕上げ
加工用ワイヤ電極5のセット作業が完了した状態が示さ
れている。
而して、以上により加工部分に加工用ワイヤ電極4と仕
上げ加工用ワイヤ電極5が一定の張力を保って直線状に
張架せしめられると、前記の如く加工用ワイヤ電極4と
被加工体38間に通常加工用電圧パルスが印加され、又
仕上げ加工用ワイヤ電極5と被加工体38間には仕上げ
加工用電圧パルスが印加されると共に、クロススライド
テーブル32を数値制御装置により制御しつ\両者間に
加工送りが付与され、これによって通常の加工と仕上げ
加工とが同時に行なわれる。
而して、加工期間中は、加工輪郭線上では加工用ワイヤ
電極4が先行し常法に従ってワイヤカット放電加工を施
すと共に、上記加工用ワイヤ電極4に追随する仕上げ加
工用ワイヤ電極5によって加工面の仕上げ加工が行なわ
れる。
而して、2本のワイヤ電極4.5は、いずれも加工輪郭
線に接していなければならない。被加工体38には通常
のNC加工送りが与えられ、加工用ワイヤ電極4により
通常の輪郭加工が行なわれるが、仕上げ加工用ワイヤ電
極5には適宜の追加工具シフト量を与えつつ加工輪郭線
に沿って移動させるため、更にモータ56の回転軸に取
り付けられたウオームギア55を介して回動盤48の回
動角θが制御される。
この加工の様子を第9図を参照しっ一説明すれば、加工
用ワイヤ電極4は回動盤48の中心に位置するので、上
記回動盤48が角度θだけ回転しても加工用ワイヤ電極
4は動かず、仕上げ加工用ワイヤ電極5のみが位置を変
えるので、これにより加工用ワイヤ電極4による輪郭加
工に影響を与えることなく仕上げ加工用ワイヤ電極5に
適宜の仕上化分だけ余分の工具シフトが与えられ、上記
仕上げ加工用ワイヤ電極5は加工用ワイヤ電極4の移動
軌跡に平行に加工用ワイヤ電極4に追随して加工輪郭線
辷沿って移動せしめられるものである。
次に、第10図乃至第13図について説明する。
第10図乃至第13図中、5′、5“及び5′Fは仕上
げ加工用ワイヤ電極である。
第10図に示したものは1本の加工用ワイヤ電極4と2
本の仕上げ加工用ワイヤ電極5′、5“を使用して加工
を行なうものであり、加工用ワイヤ電極4と仕上げ加工
用ワイヤ電極5′、5“はそれぞれ同一径のワイヤ電極
であり、且つそれぞれのワイヤ電極間に一定の間隔が与
えられた状態で加工が行なわれる。
而して、加工用ワイヤ電極4によって切断加工が行なわ
れると、上記ワイヤ電極4に追随する仕上げ加工用ワイ
ヤ電極5′によって中仕上げ加工が行なわれ、更に上記
ワイヤ電極5′に追随する仕上げ加工用ワイヤ電極5“
によって鏡面仕上げ加工が施されるものである。
従って、通常の加工と中仕上げ加工、更には鏡面仕上げ
加工を並行して同時に行なうことができるので、全加工
所要時間を大幅に短縮することができる。
第11図に示したものは1本の加工用ワイヤ電極4と上
記ワイヤ電極4よりも小径の2本の仕上げ加工用ワイヤ
電極5′、5“を束にして加工を行なうものである。
特に、仕上げ加工は上記加工用ワイヤ電極4よりも径の
小さいワイヤ電極5′及び5“を2本束ねて行なうもの
であるので、より加工間隙が広げられ、当該間隙内に多
量の加工液を供給することができる。そのため冷却効果
を大幅に増大することができ、より精密な加工が行なえ
る。
なお、上記第11図の如き場合には加工の形状等によっ
ては、第12図に示す如く、仕上げ加工用ワイヤ電極5
′、5“間に一定の間隔を持たせた状態で仕上げ加工を
行なえば、より多量の加工液を供給することができ、冷
却効果を大幅に増大することができる。
第13図に示したものは1本の加工用ワイヤ電極4と上
記ワイヤ電極4よりも大径の1本の仕上げ加工用ワイヤ
電極5′を使用して加工を行なうものであり、この場合
にも加工間隙広げられ、当該間隙内に多量の加工液を供
給することができるので、冷却効果を大幅に増大するこ
とができるものである。
なお、上記第9図乃至第3図の各加工に於ては、仕上げ
加工用ワイヤ電極5.5′、5“、5″による所定取代
の加工速度が加工用ワイヤ電極4による加工速度とほぼ
同一またはそれ以上となるように電気的な加工条件や加
工取代、或いは更にワイヤ電極の材質選定を行なわなけ
ればならないこと当然であり、さらに必要ならば、仕上
げ加工用ワイヤ電極に与える付与張力を他方に対して太
き(設定して加工精度の向上を計ること等が適宜付加し
て行なわれるものである。
〔発明の効果〕
本発明は叙上の如く構成されるから、本発明によるとき
は、通常の加工と仕上げ加工とが同時に行なえ、しかも
、上記それぞれの加工に最適な径及び更に必要ならば異
材質のワイヤ電極が使用でき、且つそれぞれの加工に応
じた電圧パルスを印加しつ\加工を行なうことができる
ので、被加工体に良好な加工を短時間に且つ能率に施す
ことができる。
なお、本発明の構成は叙上の実施例に限定されるもので
はない。即ち、例えば、本実施例に於ては、加工用ワイ
ヤ電極を1本とし、仕上げ加工用ワイヤ電極を1本又は
2本としたが、その本数は加工の状態に応じて適宜に変
更できるものである。
従って、加工用ワイヤ電極を複数本のワイヤ電極とし、
仕上げ加工用ワイヤ電極を大径の1本のワイヤ電極又は
小径の複数のワイヤ電極としてもよい。また、加工用ワ
イヤ電極及び仕上げ加工用ワイヤ電極を回収ローラによ
って回収したが、回収箱等に回収してもよい。その他、
両ワイヤ電極への給電の仕方、ガイド部材の形状や取付
は手段或いは変位手段等は本発明の目的の範囲内で自由
に設計変更できるものであり、本発明は上記の説明から
当業者が容易に想到し得るすべての変更実施例を包摂す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかるワイヤカット放電加工装置の
一実施例を示す説明図、第2図は、そのワイヤ電極案内
ダイスを構成する一対のガイド部材が開いた状態を示す
上面図、第3図は、その一対のガイド部材が閉じた状態
を示す上面図、第4図はワイヤ電極のセント作業が完了
した状態を示す上面図、第5図は、その上面図、第6図
は、第2図乃至第5図に示したワイヤ電極案内ダイスの
使用時の状態を示す上面図、第7図は、第6図中のA−
A線に沿った断面図、第8図は、第6図に示した装置の
作動状態を示す上面図、第9図は、加工状況を示す説明
図、第10図は、他の加工方法による加工状況を示す説
明図、第11は、更に他の加工方法による加工状況を示
す説明図、第12図及び第13図は、それぞれ別異の加
工方法による加工状況を示す説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)複数のワイヤ電極を用い、一本のワイヤ電極を他に
    先行せしめこれにより常法に従ってワイヤカット放電加
    工を施すと共に、他の少なくとも一本のワイヤ電極を前
    記先行するワイヤ電極に所望の工具シフト量を与えて追
    従せしめ前記先行するワイヤ電極による加工面の仕上を
    行なわせることを特徴とするワイヤカット放電加工方法
    。 2)被加工体と複数のワイヤ電極間に加工液を供給介在
    させると共に、両者間に電源回路から所定の値の加工用
    電圧パルスを印加して放電を発生させ、これにより加工
    を行なうワイヤカット放電加工装置に於て、 上記複数のワイヤ電極のうちの一本を他のワイヤ電極に
    先行せしめ所定の経路に沿って供給し回収する加工用ワ
    イヤ電極供給機構と、上記加工用ワイヤ電極と相対向す
    る面に一定の間隔を保ち所定の経路に沿って少なくとも
    一本のワイヤ電極を供給し回収する仕上げ加工用ワイヤ
    電極供給機構と、加工時に上記仕上げ加工用ワイヤ電極
    を先行する上記加工用ワイヤ電極に所望の工具シフト量
    を与えて追従せしめ上記加工用ワイヤ電極による加工面
    の仕上げ加工を行なわせる変位機構と、上記加工用ワイ
    ヤ電極と仕上げ加工用ワイヤ電極のそれぞれに加工用及
    び仕上げ加工用の電圧パルスを印加する電源装置を具備
    したことを特徴とする上記のワイヤカット放電加工装置
    。 3)上記仕上げ加工用ワイヤ電極が上記加工用ワイヤ電
    極と同一径である特許請求の範囲第2項記載のワイヤカ
    ット放電加工装置。 4)上記仕上げ加工用ワイヤ電極が上記加工用ワイヤ電
    極より小径である特許請求の範囲第2項記載のワイヤカ
    ット放電加工装置。 5)上記仕上げ加工用ワイヤ電極が上記加工用ワイヤ電
    極より大径のワイヤ電極を複数本束ねたものである特許
    請求の範囲第2項又は第4項記載のワイヤカット放電加
    工装置。 6)上記仕上げ加工用ワイヤ電極が上記加工用ワイヤ電
    極より小径のワイヤ電極を複数本束ねたものである特許
    請求の範囲第2項又は第4項記載のワイヤカット放電加
    工装置。
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