JP2608359B2 - 1−(ピリド〔3,4−b〕−1,4−オキサジニル−4−イル)−1H−インドール類 - Google Patents
1−(ピリド〔3,4−b〕−1,4−オキサジニル−4−イル)−1H−インドール類Info
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Description
素または低級アルキルであり;そしてR3は水素、低級
アルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、低
級アルコキシ、ベンジルオキシまたは−OC(O)NR4
R5(ここでR4は水素または低級アルキルでありそして
R5は低級アルキル、アリールまたはアリール低級アル
キルであるか、またはR4およびR5は一緒になって下記
の基
上記基においてR6は水素、低級アルキル、アリールま
たはアリール低級アルキルである)である〕で表される
化合物またはその製薬的に許容しうる酸付加塩に関す
る。
もしくはアドレナリン作用性欠損を特徴とする種々の記
憶機能障害の軽減に有用である。
ロゲンでありそしてR7は(CH2)2OH、CH2COO
R8(ここでR8は水素または低級アルキルである)また
はCH2CHOである〕で表される化合物にも関する。
これらの化合物は目的化合物の製造における中間体とし
て有用である。
では適用する。
原子を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基を意味
し、例としてはメチル、エチル、n−プロピル、イソプ
ロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t
−ブチル並びに直鎖状および分枝鎖状ペンチル、ヘキシ
ルおよびヘプチルを挙げることができる。
またはヨウ素を意味する。
立して低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンまたは
トリフルオロメチルである置換基0、1または2個で置
換されたフェニル基を意味する。
化学名は、立体異性体、光学異性体、幾何異性体および
互変異性体の全てを、このような異性体が存在する場合
には包含する。
製造される。置換基R1、R2、R3、R4およびR 5は特
記しない限り、前記の各意味を有する。
的還元におけるその他の適当な還元剤と反応させて式
ばテトラヒドロフランまたはエーテル中において約0℃
〜10℃で1〜4時間遂行される。
いてクロロ酢酸エチルと反応させることによって製造さ
れる。
ナトリウムまたはカリウムt−ブトキシドを用いて環化
するとR3が水素である化合物Iが製造される。
例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
N−メチル−2−ピロリドン、ヘキサメチルホスホルア
ミドまたはジメチルスルホキシド中で約25℃〜100
℃において約1〜10時間実施される。
造できる。
の適当な還元剤を用いて前述のと同様の手法で還元する
と式
ると式
ル溶媒例えばエタノールまたはイソプロパノール中で貴
金属触媒例えば白金または炭素上パラジウムを用いて約
25℃〜80℃で実施される。
低級アルキル、アリールまたはアリール低級アルキルで
ある)のイソシアネートと反応させるとR3が−OC
(O)NHR5である化合物Iが得られる。
ロフラン中で塩基例えば炭酸カリウムの存在下において
約0℃〜50℃で1〜24時間行われる。
する化合物Iを製造するには、化合物VIIをカルボニル
ジイミダゾールの存在下で下記化合物
は代表的にはエーテル系溶媒例えばテトラヒドロフラン
またはジオキサン中で約0°〜70℃において1〜24
時間実施される。
物はコリン作用性またはアドレナリン作用性機能の減少
を特徴とする種々の記憶機能障害例えばアルツハイマー
病の治療またはうつ病の軽減に有用である。
チルコリンエステラーゼを阻害しかつそれにより脳中の
アセチルコリンレベルを増加させ得る能力によって証明
される。
に見出される。しかし、脳中アセチルコリンエステラー
ゼ(AChE)分布だけは中枢のコリン作用性神経支配
に相関している。該神経支配がアルツハイマー患者では
弱められていることが示唆されている。本発明者等は下
記手法に従ってラット線条体におけるアセチルコリンエ
ステラーゼ阻害をインビトロで測定した。
チルコリンエステラーゼ活性の阻害 真性または特異的コリンエステラーゼと称されることも
あるアセチルコリンエステラーゼ(AChE)は神経細
胞、骨格筋、平滑筋、種々の腺および赤血球中に見出さ
れる。AChEは基質および阻害剤の各特異性により並
びに限局性分布によりその他のコリンエステラーゼと区
別されうる。脳中におけるその分布はコリン作用性神経
支配に相関し、サブ分画化(subfractionation)は神経
末端において最高レベルを示す。
の迅速加水分解および不活化であることは一般に認めら
れている。AChEの阻害剤はコリン性神経支配される
エフェクター器官中において顕著なコリン様作用を示
し、そして緑内障、重症性筋無力症および麻痺性腸閉塞
症の処置に治療的に使用されている。しかし、最近の研
究によれば、AChE阻害剤はまたアルツハイマー痴呆
症の治療にも有益でありうることが示唆された。
定するのに下記手法を用いた。これはEllman et al. Bi
ochem. Pharmacol. 7, 88(1961)の手法の変形である。
H2O (b) 13.40g Na2HPO4・7H2O/100ml
蒸留H2O (c) pHが7.2になるまで(a)を(b)に加える (d) 1:10に希釈する 2. バッファー中の基質 (a) 198mgアセチルチオコリンクロライド(10m
M) (b) 0.05Mホスフェートバッファー、pH7.2(試
薬1)の十分量を加えて100mlにする 3. バッファー中のDTNB (a) 19.8mg5,5−ジチオビスニトロ安息香酸(D
TNB)(0.5mM) (b) 0.05Mホスフェートバッファー、pH7.2(試
薬1)の十分量を加えて100mlにする 4. 供試薬物の2mM原液は適当な溶媒中で、0.5mM
DTNB(試薬3)の十分な量を定容量になるまで加え
て調製される。薬物を、最終濃度(キュベット中の)が
10-4Mであるように連続的に希釈(1:10)し次い
で活性についてスクリーニングする。活性である場合に
は、IC50値をその後の各濃度の阻害活性から測定す
る。
取り出し、脳線条体を自由に切開し、計量しついでポッ
ター−エルベジェム(Potter-Elvehjem)ホモジナイザ
ーを用いて19容量(約7mg蛋白質/ml)の0.05M
ホスフェートバッファー、pH7.2中で均質化する。該
ホモジネートの25μlアリコートを1mlのビヒクルま
たは種々の濃度の供試薬物に加えついで37℃で10分
間前培養する。
で測定する。該手法はIC50測定のためおよび反応速度
定数の測定のために使用することができる。
mlキュベット ブランク(Blank)−基質毎に1つ 間隔時間(Interval time)−15秒(反応速度については15
秒または30秒) 全時間(Total time)−5分(反応速度については5分ま
たは10分) プロット(Plot)−ハイ スパン(Span)−自動目盛 スロープ(Slope)−増加 結果(Results)−ハイ(スロープを与える) ファクター(Factor)−1
ットに下記のように加える。 ブランク:0.8mlホスフェートバッファー/DTNB 0.8mlバッファー/基質 対照:0.8mlホスフェートバッファー/DTNB/酵
素 0.8mlホスフェートバッファー/基質 薬物:0.8mlホスフェートバッファー/DTNB/薬
物/酵素 0.8mlホスフェートバッファー/基質
各実験毎にブランク値を測定し、これらの値をキネティ
ックスソフト−パックモジュール(Kinetics
Soft−Pac Module)で利用可能なキンデ
ータプログラム(Kindata program)に
よって自動的に控除する。このプログラムはまた各キュ
ベットに対して吸光度変化率を計算する。
れて最終濃度は5mMになる。DTNB濃度は0.5mMで
あるが、最終濃度は0.25mMになる。
ミン(標準化合物)に関する該検定の結果は下記表1に
示すとおりである。
ance Assay)において本発明化合物が、コリン作用性に
おいて欠陥のある記憶を回復させうる能力によっても証
明される。
力について試験する。暗区画を含有する部屋の中にマウ
スを入れ、強い白熱光でそのマウスを暗区画に導き、そ
こで床上の金属プレートを介して電気ショックを与え
る。動物を試験装置から外しついで24時間後に再び電
気ショックを記憶しうる能力について試験する。
抗コリン性剤であるスコポラミンを、動物が最初に試験
室に入ってさらされる前に投与する場合には、その動物
は24時間後に試験室に入れられた直後に暗区画中に再
び入る。スコポラミンのこの作用は活性供試化合物によ
って遮断され、暗区画中への再入前の間隔がより長くな
る。
る状態と暗区画中に再入する間の間隔の増大によって証
明されるように、スコポラミンの作用が遮断される動物
群の%として表現される。
びピロカルピン(標準化合物)についての該検定の結果
は下記表2に示すとおりである。
者に、1日当たり体重1kgにつき約1〜100mgの経
口、非経口または静脈内有効用量として投与される。特
に有効な量は1日当たり体重1kgにつき約10mgであ
る。いずれも個々の患者に関して具体的な投与量範囲
が、個人の要求および前記化合物の投与を管理しまたは
監督する人の専門的判断に従って調整されるべきである
ことは理解されよう。さらに、ここに記載の投与量が単
に例示であり、決して本発明の範囲または実施を限定す
るものでないことも理解されよう。
H−ノルエピネフリン吸収 この検定は、ノルエピネフリン吸収を遮断することによ
りアドレナリン作用性機序を強化する化合物に関する生
化学的スクリーンとして使用される。
ロンの再吸収機序は、シナプシス裂け目から伝達物質を
除去することによりNEを不活化するための最も重要な
生理学的手法である。NE吸収は飽和可能な、立体特異
的な、高アフィニティな、ナトリウム依存の、活性輸送
系によって遂行され、該系は末梢および中枢の両神経系
組織中に存在することが分かっている。NE吸収はコカ
イン、フェネチルアミン類および三環状の抗うつ病剤に
よって強く阻止される。それはまたウアバイン(ouabai
n)、代謝阻止剤およびフェノキシベンズアミンにより
阻止される。臨床的に有効な三環状の抗うつ病剤による
NE吸収の阻止は、情緒疾患におけるカテコールアミン
仮説に重要な関係を有し、NE吸収に関する広範囲な構
造活性関係が理解されている。
る大きな局限的変化が存在する。シナプトソームの3H
−NE吸収は、再吸収機序を遮断することによりNEの
作用を強化する化合物に対するいずれもの検定と同様
に、病変実験の後における、ノルアドレナリン作用性ニ
ューロンの統合性に対しての有用な標識である。
(KHBB) 下記塩を含有する1リットルバッチを調製し、使用の前
に下記化合物を加える。
200mlまでの十分な量。 3. L(−)−ノルエピネフリン重酒石酸塩の0.1mM
原液を0.01N HCl中で調製する。これを用いて放
射能標識されたNEの特異活性を希釈する。 4. L−〔環−2,5,6−3H〕−ノルエピネフリン
(40〜50Ci/mmol)はNew England Nuclear社より
得られる。この検定での3H−NEの最終所望濃度は5
0nMである。希釈ファクターは0.8である。従ってK
HBBは62.5mM〔3H〕−NEを含有するように調製
される。100mlのKHBBへの添加は下記のとおりで
ある。
の1mM原液は適当な溶媒中で調製されついで該検定にお
ける最終濃度が2×10-8〜2×10-5Mになるように
連続的に希釈される。各検定のために7つの濃度を使用
する。供試化合物の効力により、より高いかまたはより
低い濃度を使用することもできる。
を除いた全脳または視床下部のいずれか一方を計量しつ
いでポッター−エルベジェムホモジナイザーを用いて9
容量の氷冷0.32M蔗糖中で均質化する。均質化はシ
ナプトソーム溶解を最小にするために、中速度で4〜5
回の上下ストロークで行うべきである。ホモジネートを
0〜4℃で10分間1000gで遠心分離にかける。上
澄み(S 1)を傾瀉し、吸収実験用に使用する。
て5分間インキュベートする。各検定において、3つの
管を氷浴中で0℃において20μlのビヒクルとともに
インキュベートする。インキュベーション後、全ての管
を直ちに4000gで10分間遠心分離する。上澄み液
を吸引し、ペレットを1mlの可溶化剤(Triton
X−100+50%EtOH、1:4v/v)の添加
により溶解する。各管を激しく渦巻き運動させ、傾瀉し
てシンチレーションバイアル中に入れついで10mlの
リキシントシンチレーションカウンティングカクテル
(Liquiscint scintillation
counting cocktail)中で計数す
る。活性吸収は37℃でのcpmと0℃でのcpmとの
間の差である。各薬物濃度での阻害%は3つの測定値の
平均である。阻害濃度(IC50)値はlog−プロビ
ット分析から誘導される。この検定の結果は第3表に示
すとおりである。
々の方法のいずれかで、例えばカプセルまたは錠剤で経
口的に、滅菌性の溶液または懸濁液の形態で非経口的に
そしてある場合には滅菌性溶液の形態で静脈内に投与す
ることができる。本発明化合物それ自体で有効であるけ
れども、安定性、結晶化の便宜性、溶解性増大等のため
にそれらの製薬的に許容しうる付加塩の形態で調製され
かつ投与されうる。
製するのに有用な酸には無機酸例えば塩酸、臭化水素
酸、硫酸、硝酸、燐酸および過塩素酸並びに有機酸例え
ば酒石酸、クエン酸、酢酸、コハク酸、マレイン酸 フ
マル酸およびシュウ酸がある。
剤または食用担体とともに経口投与されうる。それらは
ゼラチンカプセル中に封入されるか、または錠剤に圧縮
されうる。経口治療投与の場合には、前記化合物は賦形
剤とともに混入されて錠剤、トローチ、カプセル、エリ
キシル、懸濁液、シロップ剤、カシエ剤、チューインガ
ム剤等の形態で使用されうる。これらの製剤は少なくと
も0.5%の活性化合物を含有すべきであるが、しかし
個々の形態によって変更されることができそして好都合
には単位重量の4%〜約75%であるのがよい。このよ
うな組成物中における本発明化合物の量は、適当な投与
量が得られるような量である。本発明による好ましい組
成物および製剤は、経口単位剤形が活性化合物1.0〜
300mgを含有するように調製される。
以下の成分をも含有することができる。結合剤例えば微
結晶性セルロース、トラガカントもしくはゼラチン;賦
形剤例えばデンプンもしくはラクトース;崩壊剤例えば
アルギン酸、プリモゲル(PrimogelTM)、コーンスター
チ等;潤滑剤例えばステアリン酸マグネシウムもしくは
ステロテックス(SterotexR);滑沢剤例えばコロイド性
二酸化珪素;および甘味剤例えば蔗糖もしくはサッカリ
ンまたは香味剤例えばペパーミント、サリチル酸メチル
もしくはオレンジ香料を加えることができる。単位剤形
がカプセルである場合には前記型の物質の外に液状担体
例えば脂肪油を含有することができる。その他の単位剤
形は、その投与量単位の物理学的形態を調整するその他
の種々の物質例えばコーティング剤を含有しうる。すな
わち錠剤または丸剤は糖、セラックまたは他の腸溶コー
ティング剤で被覆されうる。シロップ剤は活性化合物の
外に甘味剤としての蔗糖およびある種の保存剤、色素な
いし着色剤および香料を含有することができる。これら
の種々の組成物を調製する際に用いる物質は、その使用
量において当然製薬的に純粋かつ無毒でなければならな
い。
化合物を溶液または懸濁液中に混入させることができ
る。これらの製剤は少なくとも0.1%の前記化合物を
含有すべきであるが、しかしその重量の0.5〜約30
%で変更させてもよい。このような組成物中における活
性化合物の量は、適当な投与量が得られるような量であ
る。本発明による好ましい組成物および製剤は、非経口
用量単位が0.5〜100mgの活性化合物を含有するよ
うに調製される。
含有してもよい。滅菌希釈剤例えば注射用蒸留水、生理
学的塩溶液、不揮発油、ポリエチレングリコール類、グ
リセリン、プロピレングリコールまたはその他の合成溶
媒;抗菌剤例えばベンジルアルコールまたはメチルパラ
ベン類;抗酸化剤例えばアスコルビン酸または亜硫酸水
素ナトリウム;キレート化剤例えばエチレンジアミン四
酢酸;緩衝液例えば酢酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩
並びに張度調整剤例えば塩化ナトリウムまたはデキスト
ロース。該非経口製剤はガラスもしくはプラスチック製
のアンプル、使い捨て注射器または多重投与用バイアル
中に封入することができる。
である。
N−(3−メチル−1H−インドール−1−イル)−2−
アミノエタノール;N−(3−フルオロピリジン−4−
イル)−N−(1H−インドール−1−イル)−2−アミ
ノエタノール;4−(3−メチル−1H−インドール−
1−イル)−ピリド〔3,4−b〕−1,4−オキサジン;
N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−N−(5−ベン
ジルオキシ−1H−インドール−1−イル)−2−アミ
ノエタノール;4−(1H−インドール−1−イル)−ピ
リド〔3,4−b〕−1,4−オキサジン;4−(5−ベ
ンジルオキシ−1H−インドール−1−イル)−ピリド
〔3,4−b〕−1,4−オキサジン;1−(ピリド−
〔3,4−b〕−1,4−オキサジン−4−イル)−1H
−インドール−5−オール;1−(ピリド−〔3,4−
b〕−1,4−オキサジン−4−イル)−1H−インドー
ル−5−イルメチルカルバメート;1−(ピリド−〔3,
4−b〕−1,4−オキサジン−4−イル)−2,3−ジ
メチル−1H−インドール−5−イルヘプチルカルバメ
BR>ート;1−(ピリド−〔3,4−b〕−1,4−オキサ
ジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル1,2,
3,4−テトラヒドロイソキノリルカルバメート;1−
(ピリド−〔3,4−b〕−1,4−オキサジン−4−イ
ル)−1H−インドール−5−イルイソプロピルカルバ
メート;1−(ピリド−〔3,4−b〕−1,4−オキサ
ジン−4−イル)−1H−インドール−5−イルフェニ
ルメチルカルバメート;1−(ピリド−〔3,4−b〕−
1,4−オキサジン−4−イル)−3−エチル−1H−イ
ンドール−5−イルピペリジニルカルバメート;1−
(ピリド−〔3,4−b〕−1,4−オキサジン−4−イ
ル)−1H−インドール−5−イルモルフィンリニルカ
ルバメート;1−(ピリド−〔3,4−b〕−1,4−オ
キサジン−4−イル)−1H−インドール−5−イル4
−メチルピペラジニルカルバメート;1−(ピリド−
〔3,4−b〕−1,4−オキサジン−4−イル)−1H
−インドール−5−イル4−フェニルメチルピペラジニ
ルカルバメート;N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)
−N−(1H−インドール−1−イル)グリシンエチルエ
ステル;N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−N−
(1H−インドール−1−イル)−2−アミノエタノー
ル;4−(1H−インドール−1−イル)−ピリド〔3,
4−b〕−1,4−オキサジン;N−(3−クロロ−4−
ピリジニル)−N−(5−ベンジルオキシ−1H−インド
ール−1−イル)グリシンエチルエステル;N−(3−ク
ロロ−4−ピリジニル)−N−(5−ベンジルオキシ−1
H−インドール−1−イル)−2−アミノエタノール;
N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−N−(5−ベン
ジルオキシ−2−メチル−1H−インドール−1−イ
ル)グリシンエチルエステル;N−(3−フルオロ−4−
ピリジニル)−N−(5−ベンジルオキシ−2−メチル−
1H−インドール−1−イル)−2−アミノエタノー
ル;4−(5−ベンジルオキシ−2−メチル−1H−イ
ンドール−1−イル)−ピリド〔3,4−b〕−1,4−
オキサジン;2−メチル−1−(ピリド〔3,4−b〕−
1,4−オキサジン−4−イル)−1H−インドール−5
−オール;2−メチル−1−(ピリド〔3,4−b〕−
1,4−オキサジン−4−イル)−1H−インドール−5
−イルメチルカルバメート;2−メチル−1−(ピリド
〔3,4−b〕−1,4−オキサジン−4−イル)−1H
−インドール−5−イルフェニルメチルカルバメート;
N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−N−(5−メト
キシ−1H−インドール−1−イル)−2−アミノエタ
ノール;4−(5−メトキシ−1H−インドール−1−
イル)−ピリド〔3,4−b〕−1,4−オキサジン;N
−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−N−(5−メチル
−1H−インドール−1−イル)−2−アミノエタノー
ル;4−(5−メチル−1H−インドール−1−イル)−
ピリド〔3,4−b〕−1,4−オキサジン;N−(3−
フルオロ−4−ピリジニル)−N−(6−クロロ−1H−
インドール−1−イル)−2−アミノエタノール;およ
び4−(6−クロロ−1H−インドール−1−イル)−ピ
リド〔3,4−b〕−1,4−オキサジン
れらはここに開示された本発明を限定するものではな
い。全ての温度は、特記しない限り摂氏(℃)で示され
ている。
H−インドール−1−アミン イソプロパノール200mlに4−クロロ−3−フルオロ
ピリジン塩酸塩(10g)および3−メチル−1H−イ
ンドール−1−アミン(5.9g)を加えた。混合物を
90℃で4時間撹拌し、冷却し次に氷冷水500ml中に
注ぎ、pHをNa 2CO3溶液で10に調整し次いで酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水洗し、次いで乾燥した(飽
和NaCl、無水MgSO4)。濾過後、溶媒を蒸発させ
て油状物を得、それをフラッシュクロマトグラフィーに
よりシリカゲルカラム上でCH2Cl2(DCM)次にエ
ーテル:石油エーテル(1:1)を用いて溶離させた。
所望のフラクションを合一し、次に蒸発させて固形物
6.2gを得た。この物質の1試料をイソプロピルエー
テル/ヘキサン(1:1)から再結晶して固形物を得
た。m.p. 141〜142℃。 元素分析値(C14H12FN3として) 計算値: C 69.69% H 5.02% N 17.42% 実測値: C 69.52% H 5.01% N 17.57%
ル−1H−インドール−1−イル)グリシンエチルエス
テル ジメチルホルムアミド(DMF)10ml中に懸濁したN
aH(油中60%、1.48g)の懸濁液に、氷浴温度
でDMF 40ml中に溶解したN−(3−フルオロ−4−
ピリジニル)−3−メチル−1H−インドール−1−ア
ミン(8.5g)の溶液を滴加した。添加完了後に混合
物を氷浴温度で15分間撹拌し次に−20℃に冷却し
た。クロロ酢酸エチル(3.95ml)をDMF 10ml中
に入れて滴加した。混合物を−20℃で1時間撹拌し
た。次に混合物を水中に注ぎそして酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水洗し、ついで乾燥した(飽和NaCl、
無水MgSO4)。濾過後、溶媒を蒸発させて油状物(1
2.2g)を得、それをHPLCによりシリカゲルカラ
ム上で10%酢酸エチル/DCMを用いて溶離させた。
所望のフラクションを蒸発させて固形物6.9gを得
た。m.p. 105〜108℃。 元素分析値(C18H18FN3O2として) 計算値: C 66.04% H 5.54% N 12.84% 実測値: C 66.00% H 5.53% N 12.81%
チル−1H−インドール−1−イル)−2−アミノエタ
ノール 氷浴温度に冷却した、テトラヒドロフラン100ml中の
N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−N−(3−メチ
ル−1H−インドール−1−イル)グリシンエチルエス
テル(5.0g)に水素化アルミニウムリチウム(テト
ラヒドロフラン中の1M溶液、30ml)をシリンジで加
えた。反応混合物を0.5時間撹拌した。混合物をNH4
Clで反応停止しついで酢酸エチルで3回抽出した。有
機物を合一し、飽和NaClで洗浄しついで乾燥した
(MgSO4)。濾過後、溶媒を蒸発させて固形物(3.
9g)を得、それを高圧液体クロマトグラフィー(HP
LC)によりシリカゲルカラム上で50%酢酸エチル/
ジクロロメタンを用いて溶離させた。所望のフラクショ
ンを蒸発させて固形物3.7gを得た。m.p. 123〜1
25℃。 元素分析値(C16H16FN3Oとして) 計算値: C 67.35% H 5.65% N 14.73% 実測値: C 67.45% H 5.67% N 14.72%
ド〔3,4−b〕−1,4−オキサジン ジメチルホルムアミド5ml中に懸濁したNaH(0.3
4g)の懸濁液に、ジメチルホルムアミド50ml中のN
−(3−フルオロ−ピリジン−4−イル)−N−(3−メ
チル−1H−インドール−1−イル)−2−アミノエタ
ノール(2.0g)を加えた。反応混合物を70℃に加
熱しついで4時間撹拌した。混合物を水中に注ぎ次に酢
酸エチルで抽出した。有機層を水洗し、乾燥した(飽和
NaCl、MgSO4)。濾過後、溶媒を蒸発させて油
状物(2.8g)を得、それをHPLCによりシリカゲ
ルカラム上で50%酢酸エチル/ジクロロメタンを用い
て溶離させた。所望のフラクションを蒸発させて固形物
1.0gを得た。m.p. 139〜141℃。 元素分析値(C16H15N3Oとして) 計算値: C 72.43% H 5.70% N 15.48% 実測値: C 72.37% H 5.74% N 15.76%
ジルオキシ−1H−インドール−1−イル)−2−アミ
ノエタノール 氷浴温度に冷却した、テトラヒドロフラン100ml中に
溶解したN−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−N−
(5−ベンジルオキシ−1H−インドール−1−イル)グ
リシンエチルエステル(18.7g)の溶液に、水素化
アルミニウムリチウム(89.16ml)を滴加した。そ
の溶液を0.5時間撹拌し次に塩化アンモニウムで反応
停止しそして酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗しつ
いで乾燥した(飽和NaCl、MgSO4)。濾過後、溶
媒を蒸発させて固形物(12.5g)を得、それをHP
LCによりシリカゲルカラム上で50%酢酸エチル/ジ
クロロメタンで溶離させた。所望のフラクションを蒸発
させて固形物9.65gを得た。m.p. 130〜132
℃。 元素分析値(C22H20FN3O2として) 計算値: C 70.01% H 5.34% N 11.13% 実測値: C 69.98% H 5.28% N 11.04%
ル)−ピリド−〔3,4−b〕−1,4−ジオキサジン 水素化ナトリウム(1.0g)をジメチルホルムアミド
(10ml)中に懸濁し、この混合物を氷浴温度に冷却し
た。ジメチルホルムアミド100ml中に溶解したN−
(3−フルオロ−4−ピリジニル)−N−(5−ベンジル
オキシ−1H−インドール−1−イル)−2−アミノエ
タノール(8.25g)の溶液を滴加し、次に反応混合
物を70℃に加熱しそして3時間撹拌した。混合物を冷
却し、水中に注ぎついで酢酸エチルで抽出した。有機層
を水洗しついで乾燥した(飽和NaCl、無水MgSO
4)。濾過後、溶媒を蒸発させて固形物(12.2g)を
得、それをHPLCによりシリカゲルカラム上で50%
酢酸エチル/ジクロロメタンを用いて溶離させた。所望
のフラクションを蒸発させて固形物7.4gを得、それ
をエーテルで摩砕して固形物4.04gを得た。m.p. 1
81〜183℃。 元素分析値(C22H19N3O2として) 計算値: C 73.93% H 5.36% N 11.75% 実測値: C 73.67% H 5.39% N 11.68%
−イル)−1H−インドール−5−オール エタノール240ml中に入れた4−(5−ベンジルオキ
シ−1H−インドール−1−イル)−ピリド−〔3,4−
b〕−1,4−オキサジン(5.0g)を、エタノール1
0ml中に懸濁した10%Pd/C(0.6g)の懸濁液
に加えた。この混合物をパール(Parr)装置で50℃に
おいて2時間水素化した。次に混合物を冷却し、濾過し
ついで濾液を蒸発させて固形物(3.5g)を得た。こ
の物質をHPLCによりシリカゲルカラム上で5%メタ
ノール/ジクロロメタンを用いて溶離させた。所望のフ
ラクションを蒸発させて固形物2.7gを得た。この物
質のうち、0.9gをアセトニトリルから再結晶して固
形物0.62gを得た。m.p.221〜222℃。 元素分析値(C15H13N3O2として) 計算値: C 67.40% H 4.90% N 15.72% 実測値: C 67.38% H 4.85% N 15.68%
−イル)−1H−インドール−5−イルメチルカルバメ
ート テトラヒドロフラン100ml中に溶解した1−(ピリド
−〔3,4−b〕−1,4−オキサジン−4−イル)−1
H−インドール−5−オール(2.0g)の溶液に炭酸
カリウム(1.3g)を加えた。室温で10分撹拌した
後に、メチルイソシアネート(0.46g)を滴加し
た。反応をそのまま室温で1時間進行させしめた。次に
混合物を濾過し、濾液を蒸発させて固形物(2.8g)
を得た。この物質をHPLCによりシリカゲルカラム上
で5%メタノール/ジクロロメタンで溶離させた。所望
のフラクションを蒸発させて固形物3.2gを得、それ
をアセトニトリルから再結晶して固形物1.5gを得
た。m.p. 196〜198℃。 元素分析値(C17H16N4O3として) 計算値: C 62.95% H 4.97% N 17.28% 実測値: C 62.95% H 4.91% N 17.30%
ンドール−1−イル)グリシンエチルエステル 0℃での、ジメチルホルムアミド20ml中に懸濁した水
素化ナトリウム(3.6g)の懸濁液に、ジメチルホル
ムアミド120ml中に溶解したN−(3−フルオロ−4
−ピリジニル)−1H−インドール−1−アミン(19
g)の溶液を15分かけて加え、得られた混合物を0℃
で20分間撹拌した。混合物を−20℃に冷却後、ジメ
チルホルムアミド25ml中に溶解したクロロ酢酸エチル
(9.6ml)の溶液を15分かけて加え、得られた混合
物を−20℃で1時間撹拌した。
し次に酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和N
aCl溶液で洗浄しついで無水MgSO4で乾燥した。
g)を得、それをHPLCによりシリカゲルカラム上で
10%酢酸エチル/ジクロロメタンを用いて溶離させ
た。所望のフラクションを合一し、次に蒸発させてN−
(3−フルオロ−4−ピリジニル)−N−(1H−インド
ール−1−イル)グリシンエチルエステル13.3gを固
形物として得た。m.p. 86〜87℃。 元素分析値(C17H16FN3O2として) 計算値: C 65.16% H 5.15% N 13.41% 実測値: C 65.00% H 5.14% N 13.19%
インドール−1−イル)−2−アミノエタノール 0℃に冷却した水素化アルミニウムリチウムの溶液(1
M溶液、70ml)に、テトラヒドロフラン125ml中に
溶解したN−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−N−
(1H−インドール−1−イル)グリシンエチルエステル
(11.4g)の溶液を30分で加えた。0℃で1時間
撹拌後に、塩化アンモニウム溶液を加え次にエチルエー
テル300mlを加えた。混合物を濾過し、濾液を蒸発さ
せて固形物10gを得、それをHPLCによりシリカゲ
ルカラム上で酢酸エチル/ジクロロメタン(1:1)を
用いて溶離させた。所望のフラクションを合一し、蒸発
させてN−(3−フルオロピリジン−4−イル)−N−
(1H−インドール−1−イル)−2−アミノエタノール
6.1gを固形物として得た。m.p.133〜135℃。 元素分析値(C15H14FN3Oとして) 計算値: C 66.41% H 5.20% N 15.49% 実測値: C 66.33% H 5.22% N 15.41%
b〕−1,4−オキサジン ジメチルホルムアミド10ml中に懸濁した水素化ナトリ
ウム(0.8g)の懸濁液に、ジメチルホルムアミド1
00ml中に溶解したN−(3−フルオロピリジン−4−
イル)−N−(1H−インドール−1−イル)−2−アミ
ノエタノール(4.8g)の溶液を加えた。70℃で4
時間撹拌後に、混合物を氷水300ml中に注ぎ、5分間
撹拌し次に酢酸エチルで抽出した。有機層を水次に飽和
NaCl溶液で洗浄しついで無水MgSO4で乾燥し
た。
れをHPLCによりシリカゲルカラム上で酢酸エチル/
ジクロロメタン(1:2)を用いて溶離させた。所望の
フランクションを合一し、次に蒸発させて濃油状物を
得、それを放置して固化することにより4−(1H−イ
ンドール−1−イル)−ピリド〔3,4−b〕−1,4−
オキサジン3.4gを固形物として得た。m.p. 108〜
110℃。 元素分析値(C15H13N3Oとして) 計算値: C 71.70% H 5.21% N 16.72% 実測値: C 71.38% H 4.91% N 16.52%
Claims (4)
- 【請求項1】 式I 【化1】 〔式中、R1は水素または低級アルキルであり;R2は
水素または低級アルキルであり;そしてR3は水素、低
級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、ベンジルオ
キシまたは−OC(O)NR4R5(ここでR4は水素
または低級アルキルでありそしてR5は低級アルキル、
アリールまたはアリール低級アルキルである)である〕 で表される化合物またはその製薬的に許容しうる酸付加
塩。 - 【請求項2】 活性成分としての請求項1記載の化合物
およびそのための適当な担体を含有する記憶機能障害お
よび/またはうつ病の治療剤。 - 【請求項3】 a)式IIb 【化2】 (式中、R1およびR2は請求項1記載の定義を有しそ
してR3は水素またはベンジルオキシである)の化合物
を強塩基の存在下で環化してR1、R2およびR3が前
述の定義を有する式Iの化合物を得ること、 b)場合により、式I(ここでR1およびR2は前述の
定義を有しそしてR3はベンジルオキシである)の化合
物を接触水素化分解に付して式I(ここでR1およびR
2は前述の定義を有しそしてR3はヒドロキシである)
の化合物を得ること、または c)場合により、式I(ここでR1およびR2は前述の
定義を有しそしてR3はヒドロキシである)の化合物を
式R5−NCO(ここでR5は低級アルキル、アリール
またはアリール低級アルキルである)のイソシアネート
と反応させて式I(ここでR3は基−OC(O)NHR
5であり、その際R5は前述の定義を有する)の化合物
を得ること からなる請求項1記載の化合物の製造方法。 - 【請求項4】 式II 【化3】 〔式中、R1は水素または低級アルキルであり;R2は
水素または低級アルキルであり;R3は水素、低級アル
キル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、ベンジルオキシま
たは−OC(O)NR4R5(ここでR4は水素または
低級アルキルでありそしてR5は低級アルキル、アリー
ルまたはアリール低級アルキルである)であり;Xはハ
ロゲンでありそしてR7は(CH2)2OH、CH2C
O2R8(ここでR8は水素または低級アルキルであ
る)またはCH2CHOである〕 で表される化合物またはその製薬的に許容しうる酸付加
塩。
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