JP2961023B2 - 置換ピリジニルアミノ−1H−インドール、1H−インダゾール、2H−インダゾール、ベンゾ〔b〕チオフェンおよび1,2−ベンズイソチアゾール - Google Patents

置換ピリジニルアミノ−1H−インドール、1H−インダゾール、2H−インダゾール、ベンゾ〔b〕チオフェンおよび1,2−ベンズイソチアゾール

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、式(I)または(I′)
【化4】 (式中、QはSまたはNRであり、YはCHまたはN
であり、Rは水素、低級アルキル、低級アルキニル、
低級アルケニル、アリール低級アルキル、低級アルコキ
シカルボニルアミノ低級アルキルカルボニル、アリール
低級アルコキシカルボニル−アミノ低級アルキルカルボ
ニル、アミノ低級アルキルカルボニル、低級アルコキシ
カルボニルまたはアシルであり、Rは水素または低級
アルキルであり、Rは水素または低級アルキルであ
り、Xは水素、低級アルキルまたはハロゲンであり、n
は0または1である)で示される置換ピリジニルアミノ
−1H−インドール、1H−インダゾール、2H−イン
ダゾール、ベンゾ〔b〕−チオフェンおよび1,2−ベ
ンズイソチアゾールまたはその医薬的に許容される酸付
加塩に関する。
【0002】本発明の化合物はアルツハイマー病および
他の記憶障害に関連したタイプのコリン作動性神経の欠
損を特徴とする記憶機能障害の処置に有用である。本発
明の化合物はまた、ノルアドレナリン作動性およびセロ
トニン作動性神経伝達物質機能の調節因子としての有用
性を有し、従ってうつ病および強迫性疾患のような人格
障害の処置に有用である。さらに本発明の化合物は、各
種皮膚疾患の処置用の局所用抗炎症剤として有用であ
る。
【0003】特に指示のない限り、以下の定義は本明細
書および特許請求の範囲の全記載に適用されるものであ
る。低級アルキルの語は、1〜6個の炭素原子を有する
直鎖状または分岐状のアルキル基、例えばメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、t−ブチル並びに直鎖状および分
岐状のペンチルおよびヘキシル基を意味する。ハロゲン
の語は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。
アリールの語は、それぞれ独立に低級アルキル、低級ア
ルコキシ、ハロゲンまたはトリフルオロメチルである
0、1または2個の置換基で置換されたフェニル基を意
味する。アシルの語は、式:低級アルキル−CO−、低
級アルキニル−CO−、低級アルケニル−CO−、アリ
ール−CO−またはアリール低級アルキル−CO−を意
味する。
【0004】本明細書および特許請求の範囲の全記載を
通じて与えられた化学式または化学名はそのような異性
体が存在する場合には、そのすべての立体、光学、幾何
および互変異性体を包含するものである。
【0005】本発明の化合物は、以下の様式で製造され
る。特に指示のない限り置換基R1、R2、R3、Xおよ
びnはそれぞれ上に定義した意味を有する。
【0006】製造方法 式IIの出発原料、アミノインドールは本技術分野でよく
知られた方法により、例えばニトロインドールの水素お
よび触媒による還元を用いて製造できる。この場合、W.
J. Houlihan,“Indoles”第2部, Wiley-Interscience,
New York, 1972 が参考になる。
【0007】
【化5】
【0008】式IIIの出発原料、アミノベンゾ〔b〕チ
オフェンは本技術分野でよく知られた方法により例えば
Bordwell & Stange: j. Amer. Chem. Soc., 77: 5939
(1955) または Martin-Smith & Gates: J. Amer. Chem
Soc., 78: 5351(1956) に開示された方法で製造でき
る。
【0009】
【化6】
【0010】式IVaおよびIVbの出発原料、アミノイン
ダゾールはまた本技術分野でよく知られた方法により、
例えば Prime ら: J. Heterocyclic Chem., 13: 899(19
76)に教示された方法で製造できる。本発明のインダゾ
ールは以下に示すように1H−または2H−インダゾー
ルのいずれであってもよい。
【0011】
【化7】
【0012】式Vの出発原料、ベンズイソチアゾールは
本技術分野でよく知られた方法、例えば Adams & Slac
k: J. Chem. Soc., 3061(1959) に開示された方法によ
って製造できる。
【0013】
【化8】
【0014】化合物IIを式VIのハロピリジン塩酸塩と反
応させると化合物VIIが得られる。
【0015】
【化9】
【0016】この反応は通常、適当な溶媒例えば1−メ
チル−2−ピロリジノン、ジメチルホルムアミドまたは
イソプロパノール中、約20℃〜200℃の温度で1〜
24時間行われる。
【0017】同様に化合物III、IVおよびVは実質的に
同じ方法で化合物VIで反応させると、それぞれの置換ベ
ンゾ〔b〕チオフェン、インダゾールおよびベンズイソ
チアゾール誘導体が得られる。
【0018】化合物VIIを、式 R7Hal (式中ハロは
塩素、臭素またはヨウ素であり、R7は低級アルキル、
低級アルケニル、低級アルキニルまたはアリール低級ア
ルキルである)のアルキル化剤または式 (R8O)2SO2
(式中Rは低級アルキルである)のジ低級アルキル硫
酸と本技術分野でよく知られた常法により反応させる
と、式VIII
【化10】 の化合物が得られる。
【0019】この反応は適当な溶媒例えばジメチルホル
ムアミドまたはテトラヒドロフラン中、適当な塩基例え
ば水素化ナトリウムもしくはカリウムまたはカリウムt
−ブトキシドの存在下、約0℃〜120℃の温度で1〜
24時間行われる。
【0020】別法として化合物VIIを式 Cl−C(O)O
4(式中、Rは低級アルキルである)の低級アルキ
ルクロロホルメートと反応させると式IX
【化11】 の化合物が得られる。
【0021】この反応は通常、適当な溶媒例えばハロゲ
ン化炭化水素例えばジクロロメタン、エーテル性溶媒例
えばテトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドもしく
はジメチルスルホキシド、または芳香族炭化水素溶媒
中、適当な塩基例えばトリエチルアミンまたは炭酸水素
ナトリウムの存在下約−10°〜150℃の温度で1〜
24時間行われる。
【0022】Rがアシルである化合物を製造するため
には化合物VIIを式 R1′COZ(式中Zはハロゲンで
あり、R1′は低級アルキル、低級アルキニル、低級ア
ルケニル、アリールまたはアリール低級アルキルであ
る)のアシル化剤または式 (R 1′CO)2O(式中R1
は先に定義した通りである)の酸無水物と反応させる。
この反応は通常、適当な溶媒例えばハロゲン化炭化水素
溶媒、芳香族炭化水素溶媒またはエーテル性溶媒中約−
10〜150℃の温度で1〜24時間、適当な塩基例え
ばトリエチルアミンまたは炭酸水素ナトリウムの存在下
に行われる。
【0023】また、Rが低級アルコキシカルボニルア
ミノ低級アルキルカルボニルまたはアリール低級アルコ
キシカルボニルアミノ低級アルキルカルボニルである化
合物を製造するためには、化合物VIIを式(X) HOC
(O)CH2NHC(O)OR9 (式中Rはアリール低級
アルキルまたは低級アルキルである)のN−保護アミノ
酸例えばカルボベンジルオキシグリシンまたはN−(te
rt−ブトキシカルボニル)グリシンと1,3−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミドの存在下に反応させて、式XIの
化合物を得る。
【0024】
【化12】
【0025】化合物(XI)を次いで本技術でよく知られて
いる常法により加水分解すると式XIIの化合物が得られ
る。
【0026】
【化13】
【0027】また、式XI(式中、Rはフェニルメチル
である)の化合物を本技術分野でよく知られた常法によ
り接触加水分解に付すと式XIIの化合物が得られる。こ
の水素化は通常、適当な触媒例えばPd/C、Pt/C
またはPtOの補助によりエタノールのような適当な
溶媒中約20°〜80℃の温度で行われる。置換ベンゾ
〔b〕チオフェン、インダゾールおよびベンゾイソチア
ゾールも上述の方法と実質的に同様にして製造される。
【0028】本発明の式Iの化合物は、コリン作動性機
能の低下によって特徴づけられる様々な記憶機能障害の
処置に有用である。この有用性はこれらの化合物が酵素
アセチルコリンエステラーゼを阻害し、従って脳におけ
るアセチルコリンのレベルを上昇させる能力によって現
れるものである。
【0029】コリンエステラーゼ阻害アッセイ コリンエステラーゼは体内全体を通じて脳にも血清にも
見出される。しかしながら脳のアセチルコリンエステラ
ーゼ(AChE)分布のみが中枢コリン作動性神経支配
に関連する。この同じ支配がアルツハイマー患者では弱
くなっていることが示唆される。本発明者らは以下に記
載の方法に従いラット線条体におけるアセチルコリンエ
ステラーゼ活性の in vitro 阻害を測定した。
【0030】ラット線条体におけるアセチルコリンエス
テラーゼ活性の in vitro 阻害 真性または特異性コリンエステラーゼと呼ばれることも
あるアセチルコリンエステラーゼ(AChE)は、神経
細胞、骨格筋、平滑筋、様々な腺および赤血球細胞に見
出される。AChEは基質およびインヒビター特異性な
らびに局所分布によって他のコリンエステラーゼと識別
することができる。脳内におけるその分布はコリン作動
性支配に相関し分画化により神経末端に最高のレベルを
示す。
【0031】AChEの生理学的役割はアセチルコリン
の急速な加水分解と不活性化であることが一般に受けい
れられている。AChEのインヒビターはコリン作動性
神経支配作用臓器において顕著なコリン模倣作用を示
し、緑内障、重症筋無力症および麻痺性イレウスの処置
に治療的に使用されてきた。しかしながら、最近の研究
によりAChEインヒビターはアルツハイマー痴呆の処
置にも有用であることが示唆されている。
【0032】本発明においては抗コリンエステラーゼ活
性のアッセイに以下に記載の方法を使用した。これは E
llman ら: Biochem. Pharmacol., 7: 88(1961) の方法
の改良法である。
【0033】操 作 A.試薬 1.0.05Mリン酸緩衝液,pH 7.2 (a) 6.85g NaH2PO4・H2O/100ml蒸留
水 (b) 13.40g NaH2PO4・7H2O/100ml
蒸留水 (c) (a)を(b)にpHが7.2に達するまで加える (d) 1:10に希釈する 2.基質の緩衝液溶液 (a) 198mg塩化アセチルコリン(10mM) (b) 0.05Mリン酸緩衝液pH 7.2で100mlと
する 3.DTNBの緩衝液溶液 (a) 19.8mg 5,5−ジチオビスニトロ安息香酸
(DTNB)(0.5mM) (b) 0.05Mリン酸緩衝液pH 7.2で100mlと
する 4.試験薬剤の2mM保存溶液を適当な溶媒中に調整し、
0.5mM DTNB(試薬3)で容量を調整する。薬剤は最終濃
度(キュベット中)が10-4Mになるように系列希釈
(1:10)し、活性をスクリーニングする。活性であれ
ば以下の濃度での阻害活性からIC50値を決定する。
【0034】B.組織プレパレーション 雄性 Wistar ラットを断頭し、速やかに脳を取り出し線
条体を単離摘出し秤量し、Potter-Elvehjem のホモジナ
イザーを用いて0.05Mリン酸緩衝液pH7.2の19
溶(約7mg蛋白質/ml)中でホモジナイズする。このホ
モジネートの一部、25μlを1mlのビヒクルまたは様
々な濃度の試験薬剤に添加し、37℃で10分間プレイ
ンキュベートする。
【0035】C.アッセイ 酵素活性は Beckman DU-50スペクトロフォトメーターで
測定する。この方法はIC50の決定および速度定数の測
定に使用できる。
【0036】装置のセッティング キネティックスソフト−パックモジュール #598273(1
0) プログラム #6 Kindata: ソース − Vis 波長 − 412nm シッパー − なし キュベット − オート6−サンプラーを用いる2mlキュ
ベット ブランク − 各基質濃度について1個 時間間隔 − 15秒(キネティックスについては15ま
たは30秒) 総時間 − 5分(キネティックスについては5または1
0分) プロット − あり スパン − オートスケール スロープ − 増大 結果 − あり(スロープを与える) ファクター − 1 試薬はブランクおよびサンプルキュベットに以下のよう
に添加する。
【0037】 ブランク:0.8mlリン酸緩衝液/DTNB 0.8ml緩衝液/基質 対照:0.8mlリン酸緩衝液/DTNB/酵素 0.8mlリン酸緩衝液/基質 薬剤:0.8mlリン酸緩衝液/DTNB/薬剤/酵素 0.8mlリン酸緩衝液/基質 ブランク値は基質の非酵素的加水分解をコントロールす
るために各試行について測定され、これらの値はキネテ
ィックスソフト−パックモジュールで利用できる Kinda
ta プログラムによって自動的に差し引かれる。このプ
ログラムはまた各キュベットについて吸収の変化速度も
計算する。
【0038】IC50の決定 基質濃度はアッセイでは10mMが1:2に希釈され、最
終濃度は5mMとなる。DTNBの濃度は0.5mMで最終
濃度は0.25mMとなる。
【0039】
【数1】
【0040】本発明の化合物の一部の化合物およびフィ
ソスチグミン(対照化合物)のこのアッセイにおける結
果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】本発明の式Iの化合物はまた、以下の生化
学的アッセイによって明らかな神経伝達物質機能の調節
物質として有用である。ラット全脳および視床下部シナプトソームにおける
3H〕セロトニン取り込み 本発明の化合物はまたセロトニンの再取り込みを阻害す
る能力により、うつ病および/または強迫性障害の処置
に有用であると考えられる。一部の研究者はセロトニン
作動性機能の低下を有する患者はうつ病患者の生化学的
亜群を構成すると示唆している。また他の研究者はセロ
トニン作動性機能の変化が強迫性疾患に伴う変動を決定
すると述べている。
【0043】この活性はラット全脳および視床下部シナ
プトソームにおける〔3H〕セロトニンの取り込みを測
定するアッセイで決定される。以下に記述するアッセイ
はセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン,5HT)
の取り込みを遮断する強力な抗うつ剤の生化学的スクリ
ーニング法として使用される。〔3H〕−5HTの輸送
は中枢神経系で特徴づけられてきて、飽和性でナトリウ
ムおよび温度依存性でウァバイン、代謝性インヒビタ
ー、トリプタミン同族体および三環性抗うつ剤によって
阻害されることが明らかにされている。
【0044】操 作 A.動物 雄性CR Wistar ラット(100〜125g) B.試薬 1.Krebs-Henseleit 重炭酸塩緩衝液、pH7.4(K
HBB):以下の塩を含有する1リットルバッチを製造
する。 g/リットル mM NaCl 6.92 118.4 KCl 0.35 4.7 MgSO4・7H2O 0.29 1.2 KH2PO4 0.16 2.2 NaHCO3 2.10 24.9 CaCl2 0.14 1.3 使用前に次の試薬を添加する。 デキストロース 2mg/ml 11.1 イプロニアジドリン酸塩 0.30mg/ml 0.1 このバッチに95%O2/5%CO2を60分間通気し、
pHが7.4±0.1であることを保証するためにチェッ
クする。
【0045】2.0.32Mスクロース:21.9gのス
クロースを加え200mlにする。 3.セロトニンクレアチニンSO4の0.1mM保存溶液を
0.01N HCl中に調製する。これは放射標識5HT
の比活性の希釈に使用する。 4.5−〔1,2−3H(N)〕−ヒドロキシトリプタミ
ンクレアチニン硫酸(セロトニン)、比活性20〜30
Ci/mmolを使用する。 アッセイにおける〔3H〕−5HTの最終所望濃度は5
0nMである。希釈ファクターは0.8である。KHBB
は62.5nMの〔3H〕−5HTを含有するように調製す
る。KHBB 100mlに添加する。 A)56.1μlの0.1mM 5HT= 56.1nM B)0.64nmolの〔3H〕−5HT= 6.4nM/62.
5nM 5.大部分のアッセイでは試験化合物の1mM保存溶液を
適当な溶媒中に調製し、アッセイにおける最終濃度が2
×10-8〜2×10-5Mの範囲になるように系列希釈す
る。各アッセイについて7種類の濃度を用いる。
【0046】C.組織プレパレーション 雄性 Wistar ラットを断頭し、素早く脳を取り出す。小
脳を除く全脳または視床下部を秤量し、Potter-Elvejhe
m ホモジナイザーを用いて氷冷0.32Mスクロース9
容中にホモジナイズする。ホモジネートを1000g、
0〜4℃で10分間遠心分離する。上澄液(S1)を傾
瀉し、取り込みの測定に使用する。
【0047】D.アッセイ 800μl KHBB+〔3H〕−5HT 20μl ビヒクルまたは適当な薬剤 200μl 組織懸濁濃縮液 チューブを95%O2/5%CO2気相下、37℃で5分
間インキュベートする。各アッセイについて3個のチュ
ーブを、氷浴中0℃で20μlのビヒクルとインキュベ
ートする。インキュベーション後、直ちに、すべてのチ
ューブを4000gで10分間遠心分離する。上澄液を
吸引し、可溶化剤(Triton X-100および5%エタノー
ル、1:4v/v)1mlを加えてペレットを溶解させ
る。チューブを激しく旋回撹拌し、シンチレーションバ
イアルに傾瀉し、10mlの Liquiscint シンチレーショ
ンカウンティングカクテル中でカウントする。能動取り
込みは37℃および0℃におけるcpmの差である。各薬
剤濃度における百分率阻害は3回の測定の平均である。
IC50値は、ログ−プロビット分析から誘導する。
【0048】ラット全脳シナプトゾームにおける
3H〕−ノルエピネフリンの取り込み このアッセイは、ノルエピネフリンの取り込みの遮断に
よりアドレナリン作動性機構を増強させる化合物の生化
学的スクリーニング法として使用される。ノルエピネフ
リン(NE)のニューロン再取り込み機構は、シナプス
間隙から伝達物質を除去することによりNEを不活性化
する最も重要な生理学的手段である。NEの取り込み
は、飽和、立体特異性、高親和性、ナトリウム依存性、
能動輸送系によって行われ、この輸送系は末梢および中
枢両神経系組織に存在することが明らかにされている。
NE取り込みは、コカイン、フェネチルアミンおよび三
環系抗うつ剤によって強力に阻害される。それはまた、
ウアバイン、代謝性インヒビターおよびフェノキシベン
ザミンによって阻害される。臨床的に有効な三環系抗う
つ剤によるNEの取り込みの阻害は感情障害のカテコー
ルアミン仮説との関連で重要であり、NE取り込みに対
する広範な構造活性相関が検討されてきた。
【0049】NEの取り込みには、内因性NEレベルに
相関する大きな局所的変動がある。視床下部は、NEの
最高レベルおよび最大の取り込みを示す。シナプトゾー
ムの〔3H〕−NE取り込みは、損傷実験後のノルアド
レナリン作動性ニューロンの統合性、ならびに再取り込
み機構の遮断によりNEの作用を増強する化合物のアッ
セイに有用なマーカーである。
【0050】操 作 A:動物:雄性CR Wistar ラット(100〜125
g) B:試薬 1.Krebs-Henseleit 重炭酸塩緩衝液、pH7.4(K
HBB) 以下の塩を含有する1リットルのバッチを調製する。 g/リットル mM NaCl 6.92 118.4 KCl 0.35 4.7 MgSO4・7H2O 0.29 2.2 NaHCO3 2.10 24.9 CaCl2 0.14 1.3 使用前に以下の試薬を添加する。 デキストロース 2mg/ml 11.1 イプロニアジッドリン酸塩 0.30mg/ml 0.1 95%O2/5%CO2で60分間通気したのち、pH
(7.4±0.1)をチェックする。
【0051】2.0.32Mスクロース:21.9gのス
クロースを200mlにする。 3.L−(−)ノルエピネフリン重酒石酸塩の0.1mM
保存溶液を0.01N HCl中に調製する。これは放射
標識NEの比活性の希釈に使用される。 4.(−)−〔環−2,5,6−3H〕−ノルエピネフリ
ン(40〜50Ci/mmol)は New England Nuclear
から得られる。アッセイにおける〔3H−NE〕の最終
所望濃度は50nMである。希釈ファクターは0.8であ
る。したがってKHBBは62.5nM〔3H〕−NEを含
有するように調製される。100mlのKHBBを加え
る。 A.59.4μlの0.1mM NE=59.4nM *B.0.31nmoleの〔3H〕−NE=3.1nM/62.
5nM *〔3H〕−NEの比活性から添加容量を計算 5.大部分のアッセイでは、試験化合物の1mM保存溶液
を適当な溶媒中に調製し、アッセイにおける最終濃度が
2×10-8〜2×10-5Mの範囲になるように系列希釈
する。各アッセイについて7種類の濃度を用いる。高濃
度または低濃度は試験化合物の強度に依存して使用され
る。
【0052】C.組織プレパレーション 雄性 Wistar ラットを断頭し、素早く脳を取り出す。小
脳を除く全脳または視床下部を秤量し、Potter-Elvejhe
m ホモジナイザーを用いて氷冷0.32Mスクロース9
容中にホモジナイズする。ホモジネーションはシナプト
ソームの分解を最小限にするため、中位のスピード4〜
5上下ストロークで行わなければならない。ホモジネー
トを1000g、0〜4℃で10分間遠心分離する。上
澄液(S 1)を傾瀉し、取り込み実験に使用する。
【0053】D.アッセイ 800μl 〔3H〕−NE含有KHBB 20μl ビヒクルまたは適当な薬剤 200μl 組織懸濁液 チューブを95%O2/5%CO2気相下、37℃で5分
間インキュベートする。各アッセイについて、3個のチ
ューブを、氷浴中20μlのビヒクルとインキュベート
する。インキュベーション後、直ちに、すべてのチュー
ブを4000gで10分間遠心分離する。上澄液を吸引
し、可溶化剤(Triton X-100+50%エタノール、1:
4v/v)を加えてペレットを溶解させる。チューブを
激しく旋回撹拌し、シンチレーションバイアル中に傾瀉
し、10mlの Liquiscint シンチレーションカウンティ
ングカクテル中でカウントする。能動取り込みは37℃
および0℃におけるcpmの差である。各薬剤濃度におけ
る百分率阻害は3回の測定の平均である。阻害濃度(I
50)の値はログープロビット分析から誘導される(Sn
yder & Coyle:J. Pharmacol. Exp. Ther., 165:78-8
6, 1969参照)。
【0054】3H〕−クロニジン結合:α2−受容体 目 的 このアッセイの目的は、化合物の中枢性α2−受容体と
の相互作用を評価することにある。クロニジンは末梢お
よび中枢の両α2−受容体に作用し、機能的研究
(〔3H〕−NE放出)は、CNSまたは末梢における
クロニジンについての前シナプス機構を指示する。クロ
ニジン結合はα2−受容体と相互作用するある種の薬剤
たとえば抗うつ剤および抗高血圧剤の活性に関連すると
考えられる。
【0055】操 作 A.試薬 1.トリス緩衝液、pH7.7 a.57.2gトリス−HCl 16.2トリス塩基−1リットルとする(0.5Mトリス
緩衝液、pH7.7) b.蒸留水で1:10に希釈する(0.05Mトリス緩
衝液、pH7.7) 2.生理学的イオン含有トリス緩衝液 a.保存緩衝液 NaCl 7.014g KCl 0.372g CaCl2 0.222g−0.5Mトリス緩衝液中10
0mlとする MgCl2 0.204g b.蒸留水で1:10に希釈する。これで、NaCl
(120mM)、KCl(5mM)、CaCl2(2mM)およびM
gCl2(1mM)含有0.05MトリスHCl、pH7.7が
生じる。
【0056】3.〔4−3H〕−クロニジン塩酸塩(2
0〜30Ci/mmol)は New EnglandNuclear から得ら
れる。IC50の測定:〔3H〕−クロニジンを濃度12
0nMに調製し、各チューブに50μlを加える(2ml容
量アッセイにおいて最終濃度3nMを生じる)。 4.クロニジン−HClは Boehringer Ingelheim から
得られる。0.1nMクロニジンの保存溶液を非特異的結
合の測定のために調製する。これによりアッセイ中1μ
Mの最終濃度が得られる(2mlに20μl)。 5.試験化合物は大部分のアッセイでは、1mM保存溶液
として適当な溶媒中に調製し、アッセイにおける濃度が
10-5〜10-8Mの範囲になるように系列希釈する。各
アッセイについて7種類の濃度を用い、高濃度または低
濃度は試験化合物の強度に依存して使用される。
【0057】B.組織プレパレーション 雄性 Wistar ラットを断頭により屠殺し、速やかに皮質
組織を摘出する。組織は0.05Mトリス緩衝液、pH7.
7(緩衝液1b)50容量中、Brinkman Polytron を用
いてホモジナイズし、ついで40,000gで15分間
遠心分離する。上澄液を捨て、ペレットを元の容量の
0.05Mトリス緩衝液、pH7.7中で再ホモジナイズ
し、前回と同様に再び遠心分離する。上澄液を捨て、最
終ペレットを50容の緩衝液2b中で再ホモジナイズす
る。この組織懸濁液はついで氷上に保存する。最終組織
濃度は10mg/mlである。特異的結合は総添加リガンド
の1%、総結合リガンドの80%である。
【0058】C.アッセイ 100μl 0.5Mトリス−生理塩、pH7.7(緩衝液
2a) 830μl 水 20μl ビヒクル(総結合用)もしくは0.1mMクロニ
ジン(非特異的結合用)または適当な濃度の薬剤 50μl 〔3H〕−クロニジン保存液 1,000μl 組織懸濁液 組織ホモジネートを3nMの〔3H〕−クロニジンおよび
様々の濃度の薬剤と25℃で20分間インキュベート
し、ついで直ちに Whatman GF/B フィルター上減圧下
に濾過する。フィルターを5ml容の氷冷0.05Mトリ
ス緩衝液、pH7.7で3回洗淨し、ついでシンチレー
ションバイアルに移す。各サンプルに10mlの Liquisc
int カウンティング溶液を加え、ついで液体シンチレー
ションスペクトロスコピーでカウントする。特異的クロ
ニジン結合は総結合と非標識クロニジンの存在下に実施
した結合の差と定義される。各薬剤濃度における百分率
阻害は3回の測定の平均である。IC50値はログ−プロ
ット分析を用いて計算する(U.Pritchard ら:Mol. Pha
rmacol., 13:454-473, 1977参照)。
【0059】上述の3種のアッセイの結果を本発明の代
表的化合物について表2に示す。
【表2】
【0060】本発明の化合物は、約0.01〜100mg
/kg体重/日の有効経口、非経口または静脈内投与用量
をこのような処置を要する患者に投与すると、神経伝達
物質機能の調節物質として有効である。しかしながら、
特定の患者についての特定の投与量基準は、その個体の
要求性および上述の化合物の投与または投与の監督を行
う者の職業的判断によって調整されなければならないこ
とを理解すべきである。さらに、ここに掲げた投与量は
例示したのみであって、いかなる意味においても本発明
の範囲または実行を制限するものではない。
【0061】本発明の化合物はまた、様々な皮膚疾患た
とえば外因性皮膚炎(たとえば日焦、光アレルギー皮膚
炎、蕁麻疹、接触性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎)、内
因性皮膚炎(たとえばアトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚
炎、貨幣状皮膚炎)、病因不明の皮膚炎(たとえば汎発
性剥脱性皮膚炎)および炎症性要素のある他の皮膚障害
(たとえば乾癬)の処置に局所用抗炎症剤として有用で
ある。
【0062】本発明の化合物の皮膚病に対する活性は以
下の方法で確認された。TPA−誘発耳介浮腫(TAPEE) このアッセイの目的は、TPA(ホルボール12−ミリ
ステートアセテート)の局所的適用によって誘発される
耳介浮腫を予防する局所的に適用された化合物の能力を
測定するものであった。雌性 Swiss Webster マウスの
右耳にTPA(10μg/耳)を左耳にビヒクルを局所
的に投与した。試験化合物(10μg/耳)を両耳に適
用した。約5時間に、動物を屠殺し、各耳から径4mmの
プラグを採取する。各動物について右耳および左耳プラ
グの重量差を測定した。試験化合物の抗炎症活性は対照
動物のプラグ重量における平均百分率変化と比較した処
置動物の耳プラグ重量における平均百分率変化として表
す(Young, J. M. ら:J.Invest, Dermatol., 80:48-5
2, 1983)。
【0063】
【表3】
【0064】炎症の低下は、本発明の化合物の0.01
〜100mg/kg体重/日の局所投与有効用量を、そのよ
うな処置を必要とする患者に、眼内投与を含めて局所投
与することによって達成される。好ましい有効量は約1
0〜50mg/kg体重/日である。しかしながら、特定の
患者についての特定の投与量基準は、その個体の要求性
および上述の化合物の投与または投与の監督を行う者の
職業的判断によって調整されなければならないことを理
解すべきである。さらに、ここに掲げた投与量は単なる
例示であって、いかなる意味においても本発明の範囲ま
たは実行を制限するものではないことを理解すべきであ
る。
【0065】本発明の化合物の有効量は、様々な方法の
いずれかにより患者に、たとえばカプセルもしくは錠剤
として経口的に滅菌溶液もしくは懸濁液として非経口的
に、軟膏、溶液もしくは膏薬として局所的に、また場合
によっては滅菌溶液として静脈内に投与できる。本発明
の化合物はそれ自体有効であるが、安定性、結晶化の容
易さ、溶解度の増大等のために、その医薬的に許容され
る付加塩の形で処方し、投与することができる。
【0066】本発明の医薬的に許容される酸付加塩の製
造に有用な酸には、無機酸たとえば塩酸、臭化水素酸、
硫酸、硝酸、リン酸および過塩素酸、ならびに有機酸た
とえば酒石酸、クエン酸、酢酸、コハク酸、マレイン
酸、フマール酸およびシュウ酸が包含される。
【0067】本発明の活性化合物は、たとえば、不活性
希釈剤または食用担体とともに経口投与することができ
る。それらはゼラチンカプセルに包んでもよいし、錠剤
に圧縮することもできる。経口治療投与のためには、化
合物を賦形剤に混合し、錠剤、トローチ、カプセル、エ
リキシール、懸濁液、シロップ、ウェファース、チュー
イングガム等の形態で使用される。これらの薬剤は少な
くとも0.5%の活性化合物を含有するが、これは特定
の形態によって変動し、単位重量の4%〜75%とする
のが便利である。このような組成物中の化合物の含量
は、適当な投与量が達成されるようにする。本発明によ
る好ましい組成物および製剤は、経口投与量単位剤形が
活性化合物1.0〜300mgを含有するように製造され
る。
【0068】錠剤、丸剤、カプセル、トローチ等にはま
た、以下の成分、すなわち、結合剤たとえば微結晶セル
ロース、トラガントガムまたはゲラチン、賦形剤たとえ
ばデンプンまたは乳糖、崩壊剤たとえばアルギン酸、Pr
imogelTM、トーモロコシデンプン等、滑沢剤たとえばス
テアリン酸マグネシウムまたは SterotexR、グライダン
トたとえばコロイド状二酸化ケイ素、ならびに甘味剤た
とえば蔗糖もしくはサッカリンまたはフレーバーたとえ
ばペパーミント、サリチル酸メチルもしくはオレンジフ
レーバーを添加することもできる。投与量単位剤形がカ
プセル剤である場合には、上述の種類の材料に加えて、
脂肪油のような液体担体を含有させることができる。他
の投与量単位剤形には、その剤形の物理学的形態を改良
する様々な物質たとえばコーティング剤を添加すること
ができる。すなわち、錠剤または丸剤は、糖、シェラッ
クまたは他の腸溶性コーティング剤でコートすることが
できる。シロップには、活性成分のほかに、甘味剤とし
て蔗糖、ある種の防腐剤、色素および着色剤ならびにフ
レーバーを含有させることができる。これらの各種組成
物の製造に使用される物質は、医薬用の純度を有し、使
用量で毒性のないものでなければならない。
【0069】非経口的治療投与の目的では、本発明の活
性化合物を溶液または懸濁液中に導入させることができ
る。これらの製剤には、上述の化合物少なくとも0.1
%を含有させるが、その重量に対して0.5〜約30%
に変動させることができる。このような組成物中の活性
化合物の量は、適当な投与量が達成されるようにする。
本発明による好ましい組成物および製剤は、非経口投与
量単位が活性化合物0.5〜100mgを含有するように
製造される。
【0070】溶液または懸濁液にはまた、以下の成分、
すなわち滅菌希釈剤たとえば注射用水、食塩溶液、不揮
発油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレ
ングリコールまたは他の合成溶媒、抗菌剤たとえばベン
ジルアルコールまたはメチルパラベン、抗酸化剤たとえ
ばアスコルビン酸または重亜硫酸ナトリウム、キレート
剤たとえばエチレンジアミン四酢酸、緩衝剤たとえば酢
酸塩、クエン酸塩またはリン酸塩および浸透圧調整剤た
とえば食塩またはデキストロースを添加することもでき
る。非経口投与用製剤は、ガラスまたはプラスチック製
のアンプル、使い捨てシリンジまたは多用量バイアルに
充填することができる。
【0071】局所投与の目的では、本発明の化合物は、
溶液、懸濁液、軟膏、クリーム、ゲル、エアゾールまた
は膏薬に導入させることができる。これらの製剤には活
性化合物少なくとも0.1%を含有させるが、その重量
に対して0.05〜約20%の間で変動させることがで
きる。このような組成物中の活性化合物の量は適当な投
与量が達成されるように選択される。好ましい局所投与
製剤は活性化合物0.1〜10%を含有しなければなら
ない。
【0072】局所用組成物にはまた、以下の成分、すな
わち水、不揮発油、ポリエチレングリコール、グリセロ
ール、石油ステアリン酸、蜜蝋、他の合成溶媒またはそ
れらの混合物、抗菌剤たとえばベンジルアルコールまた
はメチルパラベン、抗酸化剤たとえばα−トコフェロー
ル酢酸塩、キレート剤たとえばエチレンジアミン四酢酸
(EDTA)、緩衝剤たとえば酢酸塩、クエン酸塩また
はリン酸塩、乳化剤たとえばポリオキシエチレンモノオ
レエート、ならびに着色剤および補助剤たとえば酸化第
二鉄またはタルクを添加することもできる。局所用製剤
は、金属、ガラスまたはプラスチック製のチューブ、瓶
またはジャーに充填することができる。
【0073】本発明の化合物の例としては、以下の化合
物を挙げることができる。1−メチル−5−(4−ピリ
ジニルアミノ)−1H−インドール、1−メチル−5−
(プロピル−4−ピリジニルアミノ)−1H−インドー
ル、 5−(4−ピリジニルアミノ)−1H−インドール、5
−(プロピル−4−ピリジニルアミノ)−1H−インド
ール、N−(1−メチル−1H−インドール−5−イ
ル)−N−(4−ピリジニル)−2−アミノアセトアミ
ド、5−(プロピル−4−ピリジニルアミノ)−1H−
インダゾール、5−(4−ピリジニルアミノ)ベンゾ
〔b〕チオフェン、5−(プロピル−4−ピリジニルア
ミノ)ベンゾ〔b〕チオフェン、N−(ベンゾ〔b〕チ
オフェン−5−イル)−N−(4−ピリジニル)−2−
アミノアセトアミド、5−(4−ピリジニルアミノ)−
1,2−ベンゾイソチアゾール、5−(プロピル−4−
ピリジニルアミノ)−1,2−ベンゾイソチアゾール、
6−(4−ピリジニルアミノ)−1H−インドール、2
−メチル−5−(4−ピリジニルアミノ)−2H−イン
ダゾール、6−(4−ピリジニルアミノ)ベンゾ〔b〕
チオフェン、1−メチル−5−(4−ピリジニルアミ
ノ)−1H−インダゾール、7−(4−ピリジニルアミ
ノ)ベンゾ〔b〕チオフェン、5−(3−ピリジニルア
ミノ)−1H−インドール、5−(3−ピリジニルアミ
ノ)ベンゾ〔b〕チオフェン、1−メチル−5−(4−
ピリジニルアミノ)−1H−インドール−N5−オキシ
ド 1−メチル−5−(プロピル−4−ピリジニルアミノ)
−1H−インドール−N5−オキシド、5−(メチル−
4−ピリジニルアミノ)ベンゾ〔b〕チオフェン−N5
−オキシド、5−(4−ピリジニルアミノ)−1,2−
ベンズイソチアゾール−N5−オキシド、および6−
(3−ピリジニルアミノ)ベンゾ〔b〕チオフェン−N
6−オキシド。
【0074】以下の実施例は例示の目的のものであり、
本明細書に開示される発明の限定を意図するものではな
い。とくに指示のない限り、温度はすべて摂氏(℃)で
表示する。
【0075】実施例1 1−メチル−5−(4−ピリジニルアミノ)−1H−イ
ンドール 5−アミノ−1−メチルインドール(7g)の1−メチ
ル−2−ピロリジノン75ml溶液を予め100℃に加熱
し、4−クロロピリジン塩酸塩(8g)を加えた。1時
間後に4−クロロピリジン塩酸塩(4g)を加えても、
TLCで測定しても早反応は起こらなかった。2時間後
に反応混合物を冷却し、水と撹拌し、炭酸ナトリウムで
塩基性とし、酢酸エチルで抽出した。乾燥した(無水硫
酸マグネシウムで)有機層を濾過し、蒸発させると、油
状物12.7gが得られた。この油状物を、フラッシュ
カラムクロマトグラフィーにより、シリカを通してジク
ロロメタン中10%メタノールで溶出し、得られた生成
物をエーテルで磨砕すると、融点202〜203℃の固
体を生じた。アセトニトリルから再結晶すると、生成物
5gが融点209〜211℃の結晶として得られた。 分析(C14133として) 計算値:75.31%C、5.87%H、18.82%N 分析値:75.13%C、6.08%H、18.76%N
【0076】実施例2 1−メチル−5−(プロピル−4−ピリジニルアミノ)
−1H−インドールマレイン酸塩 50mlのテトラヒドロフラン中1−メチル−5−(4−
ピリジニルアミノ)−1H−インドール(3g)の溶液
を氷冷し、これにカリウム−tert−ブトキシド(2
g)を滴下した。10分後に、10mlのテトラヒドロフ
ラン中1−ブロモプロパン(2g)の溶液を滴下した。
反応混合物を徐々に室温まで上昇させ、ついで水と撹拌
して酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩
水で洗浄し、ついで乾燥し(無水硫酸マグネシウム)、
濾過し、蒸発させると、油状物3.5gが得られた。こ
の油状物を、フラッシュカラムクロマトグラフィーによ
り、シリカを通してジクロロメタン中5%メタノールで
溶出すると、生成物3.1gが油状物として得られた。
これをメタノール−エーテル中でマレイン酸塩に変換す
ると、生成物が融点136〜138℃の結晶として得ら
れた。 分析(C212334として) 計算値:66.12%C、6.08%H、11.02%N 分析値:66.06%C、5.99%H、10.95%N
【0077】実施例3 N−(1−メチル−1H−インドール−5−イル)−N
−(4−ピリジニル)−2−(カルバミン酸,フェニル
メチルエステル)アセトアミド塩酸塩 200mlのジクロロメタン(DCM)中1−メチル−5
−(4−ピリジニルアミノ)−1H−インドール(6.
2g)およびカルボベンジルオキシグリシン(5.8
g)の溶液に、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド(6g)を加えた。室温で1時間撹拌したのち、反応
混合物を濾過して副生成物の1,3−ジシクロヘキシル
尿素を除去し、蒸発させると固体12gが得られた。フ
ラッシュカラムクロマトグラフィーにより、シリカを通
してDCM中50%酢酸エチルで溶出すると、固体9g
が生成した。その1.5g部分をエーテル中20%メタ
ノールを用いて塩酸塩に変換すると、融点166〜16
8℃(分解)の結晶1.35gが得られた。エーテル中
20%メタノールから再結晶すると、融点170〜17
2℃(分解)の結晶1.1gが生成した。 分析(C2423ClN43として) 計算値:63.92%C、5.14%H、12.43%N 分析値:63.58%C、5.36%H、12.28%N
【0078】実施例4 N−(1−メチル−1H−インドール−5−イル)−N
−(4−ピリジニル)カルバミン酸メチルエステル DCM 120mlおよびトリエチルアミン6ml(4.4
g)中1−メチル−5−(4−ピリジニルアミノ)−1
H−インドール(2.5g)の溶液に、DCM 5ml中ク
ロロギ酸メチルエステル(1.3g)の溶液を加えた。
1時間室温で撹拌したのち、反応混合物を水および飽和
食塩水で洗浄し、乾燥し(無水硫酸マグネシウム)、濾
過し、蒸発させると固体4gが得られた。フラッシュカ
ラムクロマトグラフィーにより、シリカを通してジクロ
ロメタン中50%酢酸エチルで溶出すると、固体3.1
gが得られた。メタノールから再結晶すると、融点15
7〜159℃の結晶2.4gが生成した。 分析(C161532として) 計算値:68.31%C、5.37%H、14.94%N 分析値:68.36%C、5.38%H、14.98%N
【0079】実施例5 5−(4−ピリジニルアミノ)−1H−インダゾール 220mlの1−メチル−2−ピロリジノン中5−アミノ
インダゾール(10g)の溶液を予め75〜80℃に加
熱し、これに4−クロロピリジン塩酸塩(15g)を粉
末として加えた。3時間後、混合物を冷却し、水と撹拌
し、炭酸ナトリウムで塩基性とし、酢酸エチルで抽出し
た。有機抽出液を水および飽和NaClで洗浄し、つい
で乾燥し(無機硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発させ
て油状物とした。HPLCにより、シリカを通してDC
M中15%メタノールで溶出すると、固体6.1gか生
成した。アセトニトリルで磨砕すると、融点184〜1
86℃の固体5.2gが得られた。これをさらに、フラ
ッシュカラムクロマトグラフィーにより、シリカを通し
て酢酸エチル中10%メタノールで溶出して精製する
と、固体4.4gが得られた。アセトニトリルから再結
晶すると、5−(4−ピリジニルアミノ)−1H−イン
ダゾール3.3gが融点189〜190℃の結晶として
得られた。 分析(C12104として) 計算値:68.56%C、4.79%H、26.65%N 分析値:68.26%C、4.81%H、26.57%N
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/00 626 A61K 31/00 626N 629 629 31/44 612 31/44 612 613 613 C07D 409/12 213 C07D 409/12 213 417/12 213 417/12 213 (72)発明者 ジヨゼフ・トマス・クライン アメリカ合衆国ニユージヤージー州 08807.ブリツジウオーター.ルート202 −206ノース1075 (72)発明者 ロレンス・エル・マーテイン アメリカ合衆国ニユージヤージー州 08833.レバノン.コンコードロード16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I)または(I′) 【化1】 (式中、 QはSまたはNRであり、 YはCHまたはNであり、 Rは水素、低級アルキル、低級アルキニル、低級アル
    ケニル、アリール低級アルキル、低級アルコキシカルボ
    ニルアミノ低級アルキルカルボニル、アリール低級アル
    コキシカルボニル−アミノ低級アルキルカルボニル、ア
    ミノ低級アルキルカルボニル、低級アルコキシカルボニ
    ルまたはアシルであり、 Rは水素または低級アルキルであり、 Rは水素または低級アルキルであり、 Xは水素、低級アルキルまたはハロゲンであり、 nは0または1である)で示される化合物またはその医
    薬的に許容される酸付加塩。
  2. 【請求項2】 活性成分としての請求項1に定義された
    式(I)または(I′)の化合物および医薬的に適当な
    その担体からなる記憶機能障害治療用の医薬組成物。
  3. 【請求項3】 活性成分としての請求項1に定義された
    式(I)または(I′)の化合物および医薬的に適当な
    その担体からなるうつ病治療用の医薬組成物。
  4. 【請求項4】 活性成分としての請求項1に定義された
    式(I)または(I′)の化合物および医薬的に適当な
    その担体からなる皮膚疾患治療用の医薬組成物。
  5. 【請求項5】 式(II)または(II′) 【化2】 (式中、Q、Y、R、Rは請求項1に定義した通り
    である)で示される化合物を式 【化3】 (式中、Halはハロゲンであり、Xおよびnは請求項
    1に定義した通りである)のハロピリジン塩酸塩と反応
    させ、 (b)所望により、式(I)または(I′)においてR
    1が水素である化合物を式RHal(式中、Rは低
    級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニルまたはア
    リール低級アルキルである)の化合物でアルキル化し
    て、式(I)または(I′)においてQ、Y、R、R
    、Xおよびnは先に定義した通りであり、Rは上記
    の意味を有する化合物を形成させ、 (c)所望により、式(I)または(I′)においてR
    1が水素である化合物を式(R′CO)OまたはR
    ′COZ(式中、Zはハロゲンであり、R′は低級
    アルキル、低級アルキニル、低級アルケニル、アリール
    またはアリール低級アルキルである)の化合物でアシル
    化して、式(I)または(I′)においてQ、Y、
    、R、Xおよびnは先に定義した通りであり、R
    は低級アルキル−CO−、低級アルキニル−CO−、
    低級アルケニル−CO−、アリール−CO−、アリール
    低級アルキル−CO−である化合物を形成させ、 (d)所望により、式(I)または(I′)においてR
    1が水素である化合物を1,3−ジシクロヘキシルカル
    ボジイミドの存在下にN−保護アミノ酸と反応させて、
    式(I)または(I′)においてQ、Y、R、R
    Xおよびnは先に定義した通りであり、Rは低級アル
    コキシカルボニルアミノ低級アルキルカルボニルまたは
    アリール低級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル
    カルボニルである化合物を形成させ、また (e)所望により、上記工程(d)で得られた式(I)
    または(I′)の化合物を加水分解して、式(I)また
    は(I′)においてQ、Y、R、R、Xおよびnは
    先に定義した通りであり、Rはアミノ低級アルキルカ
    ルボニルである化合物を形成させることからなる請求項
    1記載の化合物の製造方法。
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