JP2607193B2 - 露光用マスクの製造方法 - Google Patents
露光用マスクの製造方法Info
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Description
用の露光用マスク製造方法に関する。
体に防塵用の薄膜体を貼着する際には、先ずパタ−ン層
が上方に向くようにマスク本体を支持した後にパタ−ン
層全面を開口した状態でその一端側より順次検査し、塵
埃等の異物がマスク本体の上面に付着していればエア−
の噴射等で洗浄して取り除き、その後薄膜体をマスク本
体に貼着して取り付けられていた。
の製造において、薄膜体をマスク本体に貼着する前に行
う異物の有無の検査は、マスク本体の上方を開放した状
態でパタ−ン層の一方より順次検査するので検査中にす
でに検査済の部分に塵埃等の異物が付着したり、また薄
膜体をマスク本体に貼着する際にパタ−ン層に異物が付
着するおそれがあり、これらの異物が薄膜体を貼着した
後に行う検査において発見された場合には、一度貼着し
た薄膜を剥がして取り除き、パタ−ン層を洗浄し、その
後再度薄膜を貼着しなければならない等の作業が必要と
なり、作業が煩雑で作業能率の低下を招く等の問題があ
った。
た後に発見された場合には、薄膜体を剥がして、異物を
除去しなければならないことから、薄膜体の使用量が多
くなり不経済であるという問題点があった。
ので、パタ−ン層における異物の検査においては、検査
中に異物がパタ−ン層に付着するのを防止するととも
に、薄膜体をマスク本体に取り付ける際に、パタ−ン層
に異物が付着するのを防止でき、しかも異物の混入のた
め一旦貼着した薄膜体を剥がす必要がなく作業が容易
で、且つ迅速に行うことができ、しかも経済的な露光用
マスクの製造方法を提供することを課題とする。
決するために露光用マスクの製造方法としてなされるも
ので、その特徴は、リソグラフィ工程等によりパタ−ン
層2aをマスク本体2に形成した後に、パタ−ン層2a
を塵埃等の異物より保護すべく薄膜体7をマスク本体2
のパタ−ン層2a側に貼着する露光用マスクの製造方法
において、前記薄膜体7をマスク本体2に貼着する前
に、前記マスク本体2と薄膜体7とが隙間を有して対向
するように維持し、その状態でマスク本体2の上面の異
物の有無の検査を行い、異物の無い場合に薄膜体7をマ
スク本体2に貼着することにある。
薄膜体7をマスク本体2に貼着する前に、前記マスク本
体2と薄膜体7とが隙間を有するように維持し、その状
態でマスク本体2の上面の異物の有無の検査を行い、異
物の無い場合に薄膜体7をマスク本体2に貼着する構成
からなるので、仮に検査時に異物が発見された時には薄
膜体7とマスク本体2とは貼着されていないので、容易
に薄膜体7をマスク本体2より離脱させて、薄膜体7又
はマスク本体2に付着する異物を取り除くことができ
る。また、本発明の露光用マスクの製造方法にあっては
異物の有無の検査時に於いて、マスク本体2のパタ−ン
層2aは未だ貼着されていない薄膜体7で被覆されてい
るため、検査時に異物がパタ−ン層2a等に付着するお
それがなく、しかも、検査終了後、異物の無い場合にの
み薄膜体7をマスク本体2に貼着することにより、異物
がマスク本体2と薄膜体7との間に介在した露光用マス
クを製造することを防止することができる。
て説明する。図1において、1は露光マスク製造装置を
示し、略矩形で内部にマスク本体2を収納可能な収納凹
部3を有する支持部本体4と、該支持部本体4の両側面
5に設けられた移動手段10と、該移動手段10の上端
に取り付けられ、薄膜体7を保持可能な略矩形の保持体
6とで構成されている。尚、前記マスク本体2の上面に
は、図1に示すようにリソグラフィ工程によってパタ−
ン層2aが形成されており、また、前記薄膜体7は、図
6及び7に示すようにパタ−ン層2aの上面に対向して
位置する薄膜と該薄膜の外周に下方に突設して設けられ
たフレーム8とから構成されており、該薄膜体7は図7
に示すようにフレーム8の下面がマスク本体2に貼着さ
れることによって塵埃等の異物より保護可能に構成され
ている。
の収納凹部3の底面の四隅には、軟質のラバ−体13が
敷設され、上面にはバネ11aにより突出方向に付勢さ
れた支持体11がそれぞれ出退自在に設けられている。
ここで、該支持体11の上面が図6に示すように保持体
6に下面に当接して、該支持体11により保持体6の高
さが一定に維持されることにより、保持体6はマスク本
体2と薄膜体7とが隙間を有して対向する状態を維持可
能に形成されている。また、この状態で保持体6を支持
体11の弾性に抗して下方に押圧可能ゆえに、保持体6
は図6に示す如き対向状態から図7に示す如く薄膜体7
とマスク本体2とが当接する状態まで支持部本体4側に
移動可能に形成されている。
0aを中心にして交差して形成されたリンク複数対から
構成されており、該リンクの一方の板体の下端が支持部
本体4に、他方の板体の上端が保持体6にそれぞれ回動
自在に軸着され、移動手段10は保持体6を上下動可能
に形成されている。支持部本体4の両側面5には、図3
及び図4に示すように、前記保持体6を上方位置で保持
すべく移動手段10に係脱自在に係止する阻止体12
が、出退自在に設けられている。尚、12aは阻止体1
2と突出方向に付着するバネである。
り、その側面には図5に示すように一対の係止体14が
挿通され、該係止体14の先端部14bをフレ−ム8の
側面の中央に周設された凹部8aに嵌入させることで薄
膜体7のフレ−ム8を保持可能に形成されている。ま
た、この係止体14はバネ14cにより突出方向に付勢
されている。
光マスクを製造する場合について説明する。先ず、リソ
グラフィ工程により製造されたマスク本体2のパタ−ン
層2aを、エア−の噴射により洗浄し、その後前記パタ
−ン層2aに異物の有無を検査する。そして、異物の付
着していないマスク本体2をパタ−ン層2aが上向とな
るように前記支持部本体4の収納凹部3に嵌入する。
れば、再度エア−の噴射によりパタ−ン層を洗浄する。
aに係止体14の先端部14bを挿入し、薄膜体7を保
持体6に保持させる。このとき保持体6は上方位置にあ
る(図2参照)。次に、保持体6を下方に押すと移動手
段10が支軸10aを中心にして回動することにより、
保持体6は下降し支持体11の上端に当接する(図6参
照)。この際に、薄膜体7は、接着剤の塗布されたフレ
−ム8の下端がマスク本体2の上面の貼着部と隙間を有
するように維持される。この維持状態に於いて、パタ−
ン層2aの上面の異物の有無を検査を行う。
1の弾性に抗して押圧することでフレ−ム8の下面がマ
スク本体2の上面に当接し、これにより薄膜体7は接着
剤を介してマスク本体2に貼着される(図7参照)。
11で支持された保持体6を押しあげマスク本体2を支
持部本体4より取り外し、エア−等の噴射で洗浄して異
物を取り除き、再度支持部本体4に嵌入して、さらに異
物の有無の検査を行う。
傍で対向状に設置して、薄膜7の上方より異物の検査を
行うことができるので、異物の付着を発見した場合で
も、貼着された薄膜体7をフレ−ム8から取り外す必要
がなく、このため高価な薄膜体7を無駄に使用すること
がないと言う利点がある。
リンクを複数対用いて保持体6を上下動させるものであ
ったが、本発明はこれに限定されるものでなく、マスク
本体2と薄膜体7との隙間を有して対向する状態を維持
し、その状態で異物の検査を行うもので有れば適宜設計
変更可能であり、例えば図8に示すように、案内棒20
を介して上下動自在に取り付けられたフレ−ム6のア−
ム部21をシリンダ−22のロット22aに連結して、
マスク本体2と薄膜体7との隙間を有して対向する状態
を維持することもできる。
タ−ン層2aが上向きに位置するように支持したが、パ
タ−ン層2aの向きは上向きに限定するものでなく、例
えば下向きに支持することで同様な効果を得ることがで
きる。
でなく支持部本体4と保持体6の形状は特に問うもので
はなく、マスク本体2及び薄膜体7の形状に応じて適時
に決定自在である。
造方法は、薄膜体とマスク本体とが隙間を有する状態で
マスク本体の上面の異物の有無の検査を行い、異物の無
い場合に、薄膜体をマスク本体に貼着する構成からなる
ので、検査時に於いてマスク本体の上面を薄膜体で覆う
ことができ、これによりパタ−ン層の異物の検査におい
ては検査中に異物がパタ−ン層に付着するのを容易に防
止することができるという効果を奏するとともに、該検
査状態よりマスク本体に薄膜体を貼着する際にもパタ−
ン層に異物が付着するのを防止でき、しかも検査により
異物が発見された時には薄膜体とマスク本体とは貼着さ
れていないので、従来のように異物混入のために一旦付
着した薄膜体を剥がすことがなく、容易に薄膜体をマス
ク本体より離脱させて異物を取り除くことができ、作業
が容易で且つ迅速に行うことができる。しかも何度も薄
膜体を張り替える必要がないので、経済的であるという
特別顕著な利点がある。
光用マスク製造装置を示す斜視図。
光用マスク製造装置を示す断面図。
動装置を示す正面図。
動装置を示す基部側拡大断面図。
持体の係止体を示す拡大断面図。
置の使用状態を示す断面図。
置の使用状態を示す断面図。
実施例を示す断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 リソグラフィ工程等によりパタ−ン層2
aをマスク本体2に形成した後に、パタ−ン層2aを塵
埃等の異物より保護すべく薄膜体7をマスク本体2のパ
タ−ン層2a側に貼着する露光用マスクの製造方法にお
いて、前記薄膜体7をマスク本体2に貼着する前に、前
記マスク本体2と薄膜体7とが隙間を有して対向するよ
うに維持し、その状態でマスク本体2の上面の異物の有
無の検査を行い、異物の無い場合に薄膜体7をマスク本
体2に貼着することを特徴とする露光用マスクの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32224691A JP2607193B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 露光用マスクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32224691A JP2607193B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 露光用マスクの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075678A JPH075678A (ja) | 1995-01-10 |
JP2607193B2 true JP2607193B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=18141537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32224691A Expired - Lifetime JP2607193B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 露光用マスクの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607193B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI235410B (en) * | 2004-07-16 | 2005-07-01 | Toppan Chunghwa Electronic Co | Method for cleaning semiconductor device |
JP5586559B2 (ja) * | 2011-10-28 | 2014-09-10 | 信越化学工業株式会社 | ペリクル収容容器 |
JP5586560B2 (ja) * | 2011-10-28 | 2014-09-10 | 信越化学工業株式会社 | ペリクル収容容器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59193457A (ja) * | 1983-04-18 | 1984-11-02 | Toppan Printing Co Ltd | 高精度パタ−ン板 |
JPS6371852A (ja) * | 1986-09-16 | 1988-04-01 | Hitachi Ltd | 組立装置 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP32224691A patent/JP2607193B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH075678A (ja) | 1995-01-10 |
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