JPH0470657A - ペリクル貼付装置及びペリクルの接着面保護シート剥離装置 - Google Patents

ペリクル貼付装置及びペリクルの接着面保護シート剥離装置

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JPH0470657A
JPH0470657A JP2179254A JP17925490A JPH0470657A JP H0470657 A JPH0470657 A JP H0470657A JP 2179254 A JP2179254 A JP 2179254A JP 17925490 A JP17925490 A JP 17925490A JP H0470657 A JPH0470657 A JP H0470657A
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reticle
adhesive surface
case
mask
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Hidekatsu Matsushita
松下 秀勝
Toshio Kaya
賀屋 敏男
Takami Nishikawa
西川 隆己
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Matsushita Seiki Co Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Matsushita Seiki Co Ltd
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、マスクまにはレチクルに対してペリクルを自
動的に貼り付けるためのペリクル貼付装置、及びその貼
り付けを行なう際にペリクルのフレームに貼着された接
着面保護シートを剥離するための装置に関する。
【従来の技術】
半導体集積回路を製造する場合におけるフォトリソグラ
フィ工程で、回路パターンをウェハ上に転写するために
使用するマスクまたはレチクル(以下レチクルという)
の表面に塵等の異物が付着していると、その異物の影が
そのままウェハ上に転写され、製造された半導体集積回
路の回路パターンが不良となる。そこで、ウェハ上に異
物の影か転写されないようにするために、従来より、レ
チクルの表面に異物が直接付着するのを防止すべく、レ
チクルの形状に合わせて形成されたフレームの片面に薄
膜が張設されてなるペリクルを、その薄膜がレチクルの
表面から数ミリ離れて回路パターンを覆うように、レチ
クル上に設ける方法が採られている。 このペリクルのフレームは、薄膜の張設された面と反対
側に薄いシートが貼着された接着面を有しており、この
接着面を保護する保護シートか人手で剥がされたうえて
、その接着面によってレチクルに対して貼り付けられて
いた。従来は、このように人手の介入があったために、
その貼り付けの際に、微少な異物がレチクルとペリクル
の間に入り込み、その異物がレチクルの表面に付着しが
ちであるという問題があった。 そこで、人手を介することなくレチクルにペリクルを貼
り付けることによって、レチクルへの異物の付着を抑え
ようとしたものとして、特開平197961号公報に開
示されたペリクル貼付装置を挙げることができる。この
装置では、レチクルを収納したケースとペリクルを収納
したケースとをそれぞれ所定の位置に装着することによ
って、各ケースからのレチクル及びペリクルの取り出し
、ペリクルフレームからの接着面保護シートの剥離、及
びレチクルに対するペリクルの圧着が、人手の介入を避
けるべく一連の動作として自動的に行なわれる。
【発明か解決しようとする課題】
この装置は、ペリクルのフレームか、その外周面を保持
する大略コの字型の保持部材によって取り扱われるよう
に構成されている。そして、接着面保護シートを取り外
す際にもフレームはその外周面か保持部材に保持され、
その接着面保護シートかフレームの周囲から張り出し1
こ耳部をつかまれてその部分が固定された状態で、その
部分かみフレームを遠さけるように保持部材を回転させ
ることによって、フレームから接着面保護シートを引き
剥がすように構成されている。 ところが、フレームから接着面保護シートを弓き剥がす
ためにはかなり大きな初期力を要するため、保持部材と
フレームとの間で滑りが発生しやすい。そのため、保持
部材とフレームとか擦れてその部分から塵が発生し、こ
の塵がレチクルの表面に付着する虞がある。この装置で
は、保持部材とフレームとの間の滑りをできるたけなく
して塵の発生を防止すべく、ペリクルのフレームに凹部
を設け、この凹部にはまり込む突起を保持部材に設けて
いるが、この構成でも接着面保護シートの初期剥離時に
滑りが生じる虞は依然として残っている。 したがって本発明の解決すべき技術的課題は、ペリクル
のフレームから接着面保護シートを剥離する際に保持部
材とフレームとの間で滑りが発生するのを防ぐことによ
り、レチクルの表面への異物の付着を防止することにあ
る。
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するため、本発明に係る接着面保
護シート剥離装置は以下のように構成されている。 すなわち、ペリクルのフレームの片面に貼着され且つこ
のフレームの外方へ張り出す耳部を有する接着面保護シ
ートを下にして、ペリクルをフレーム保持手段により保
持したうえで接着面保護シートを剥離するための装置で
あって、 フレーム保持手段により保持されたペリクルを下方から
支持するペリクル支持手段と、ペリクル支持手段に支持
されたペリクルの接着面保護シートの耳部を下から受け
るように構成された第1クリシブ部と、この第1グリッ
プ部から離れた第1位置とこの第1グリップ部に接触し
て接着面保護シートの耳部をつかむr二めの第2位置と
に設定可能な第2グリップ部とからなるグリップ手段と
、 接着面保護シートの耳部をつかんだグリップ手段をペリ
クル支持手段に対して下方へ移動させて接着面保護シー
トを初期剥離させる第1駆動手段と、 ペリクル支持手段及びグリップ手段と、ペリクルを保持
したフレーム保持手段とを、接着面保護シートの耳部を
つかんだグリップ手段がペリクルに対してフレームの径
方向内方且つ下方へ向かうように、相対的に斜め方向へ
移動させて接着面保護シートを剥離する第2駆動手段と
、を備えている。
【作用・効果】
上記構成では、接着面保護シートの剥離は以下のように
して行なわれる。 ます、ペリクルjよ、接着面保護シートを下方に向fす
でフレーム保持手段により保持されたうえて、ペリクル
支持手段に下方から支持される。そして、接着面保護シ
ートの耳部を下から受ける第1グリップ部に対して第2
グリップ部を接触させることにより、この耳部がグリッ
プ手段によってつかまれる。次いて、接着面保護シート
の耳部をつかんだグリップ手段を第1駆動手段によって
ペリクル支持手段に対して下方へ移動させて、接着面保
護シートをペリクルのフレームから初期剥離させる。 さらに、ペリクル支持手段及びグリップ手段と、ペリク
ルを保持したフレーム保持手段とを、第2駆動手段によ
って相対的に斜め方向へ移動させることで、接着面保護
シートが剥離される。 この構成によれば、初期剥離の際、ペリクルは下方から
ペリクル支持手段によって支持されているのて、接着面
保護シートをつかんだグリップ手段をペリクルのフレー
ムに対して下方へ移動させても、ペリクルとフレーム保
持手段との間で滑りが発生しないから、そこから塵が発
生することしない。まん、その後は、接着面保護シート
をつかんだグリップ手段をペリクルに対して相対的に斜
めに離れるように移動させろことによって、接着面保護
シートがペリクルのフレームから滑らかに剥かされる。 そのため、ペリクルとフレーム保持手段との間に大きな
力が加わらないのでその間で滑りも発生せず、このとき
に塵が発生することはない。したがって、レチクルに対
してペリクルを貼り付ける場合に、レチクルの表面に異
物が付着するのを効果的に防止することができる。
【実施例】
以下に、第1図から第14図に示した本発明の実施例に
係るペリクルの接着面保護シート剥離装置及びペリクル
貼付装置について詳細に説明する。 第1図は、レチクルに対してペリクルを自動的に貼り付
けるために、接着面保護シート剥離装置をボックス状の
ケーソング内に備えたペリクル貼付装置100を平面か
ら見た概略構成図である。 まず、このペリクル貼付装置100の構成及び動作につ
いて説明する。 図示するように、このペリクル貼付装置100よ、従来
公知のレチクルケース(レチクルか一枚ずつ収納されf
コ開閉式の蓋を有するケース)を複数個ストックするレ
チクルカセットio+と、レチクルの下面に貼着される
べきペリクルを同じく開閉式の蓋を有するケースに一枚
ずつ収納された状態でストックする下面ペリクルカセッ
ト102と、レチクルの上面用のペリクルを同じように
ケースに収納された状態でストックする上面へりクルカ
セット+03を、その正面側の位置に備えている。下面
ペリクルカセットの奥には旋回自在の第1アーム110
aと第1アーム110aに対して旋回自在で且つ前後及
び上下方向へ自在に動作する第2アーム110bとから
なるアーム110を有するロボット104が設けられて
おり、その右横には、レチクルやペリクルを取り扱うた
めにロボット104のアーム110に装着されるレチク
ル用ハント、ペリクル用ハンド及びペリクルケース用ハ
ントが配置されたハンドストッカ一部105が設けられ
てし)る。また、このペリクル貼付装置100の左側面
には、正面から奥へ向かって順に、レチクルケース我び
ペリクルケースの蓋をレチクルケース)+01及びペリ
クル位置決め部108て開閉するために実線で示した状
態と仮想線で示した状態に設定可能なケース蓋開閉装置
106、ペリクルを位置決めするためのペリクル位置決
め部108、ペリクルをレチクルに貼着するためのペリ
クル貼り付け部109、及びペリクルの貼り付け前にペ
リクルのフレームから接着面保護シートを剥離するため
の保護シート剥離部107が設けられている。 ロボット104のアーム110の先端部分は、第2図か
ら第4図に示すように構成されている。 これらの図は、アーム110にペリクルのフレーム2の
保持手段としてのペリクル用ハンド111が装着された
状態を示しており、第2図がその正面図、第3図が右側
面図、第4図が平面図である。 ロボットアーム110の先端部に位置するベースプレー
ト+18には、相互の間隔を拡縮することが可能なビン
114a、114bを有するペリクルのチャック用アク
チュエータ112が固定されてL)る。また、ペリクル
用ハツトIllは、チャック用アクチュエータ+12の
ピンll4a、f14bと係合する溝か形成されfコ係
合部材113a]、13bを上面に有する左右のハント
部材111a111bから構成されており、各ハント部
材1118111bは、スライドガイド115を介して
プレー)+16に装着されている。そして、係合部材1
13の溝の中にピン114a、114bかはまり込むよ
うにプレート116に対してロボットアーム110のヘ
ースプレート118を押し付けfコ状態で穴117内を
負圧にすることにより、ロボットアーム110にハンド
111が吸着されて取り付けられる。また、各ハンド部
材111a、111bはべりクルフレームとの接触部分
に突起111cを有しており、各突起111cかペリク
ル1のフレーム2に形成された凹部2aにはまり込むこ
とにより、その位置決めか行なわれる。 この貼付装置100の動作は以下の通りである。 まず、第1図において、ロボット104のアーム110
か反時計方向に旋回し、ハントストンカー ’X1fr
 l ODてアーム110にペリクルケース用ハントが
装着される。そして、このペリクルケース用ハントを用
いて上面ペリクルカセット+03からペリクルケースの
一つか取り出され、ペリクル位置決め部108へ搬送さ
れる。そして、ロボットアーム110が一部ハンドスト
ッカ一部105に戻り、ペリクルケース用ハントに代え
てペリクル用ハンドか装着される。ペリクル用ハンドが
ペリクル位置決め部108に到着すると、ペリクルケー
スの蓋か仮想線で示した状態の開閉装置106により開
けられ、このハントにより、ケース内に設けられた不図
示の位置決め部材側にペリクルが僅かに押し付けられて
位置決めされる。そして、ペリクルがペリクル用ハンド
につかまれてペリクルケースから取り出されるとともに
接着面保護シート剥離部107へ搬送される。この保護
シート剥離部107では、詳細は後に説明するが、ペリ
クル1のフレーム2から接着面保護シートか剥離される
。保護シートが剥離され几ペリクルは、ペリクル用ハン
トで保持されたままペリクル貼り付け部109へ搬送さ
れ、所定の位置に装着される。 次に、ロボットアーム110には、ハントストッカ一部
105でペリクル用ハントの代わりに再度ペリクルケー
ス用ハンドか取り付けられ、このペリクルケース用ハン
ドによって、ペリクル位置決め部108に残っている空
のペリクルケースが上面ペリクルカセットに戻される。 次に、このペリクルケース用ハントにより、下面ペリク
ルカセット102からレチクルの下面用のペリクルケー
スが取り出される。そして、ロボットアーム110が上
面ペリクルの場合と同じように動作して、ペリクルの位
置決めから、ペリクルフレーム2に対する接着面保護シ
ートの剥離までが行なわれる。保護シートが剥離された
下面用ペリクルは、ペリクル用ハンドが上下反転するこ
とにより接着面が上方に向けられてペリクル貼り付け部
109へ搬送され、上面ペリクルと接着面を向かい合わ
せるようにして、上面ペリクルから離れた所定位置に装
着される。 以上の動作か終了すると、ハントストッカ一部105に
おいて、ロボットアーム110に、ペリクル用ハントに
代えてレチクル用ハントか装着される。同時に、実線で
示した状態のケース蓋開閉装置+06によりレチクルカ
セット101内の1つのレチクルケースの蓋が開けられ
る。そして、このレチクルが、レチクル用ハントの装着
されたロボットアームによってケース内で位置決めされ
た上でレチクルケースから取り出されて、ペリクル貼り
付け部109の上面ペリクルと下面ペリクルとの間に装
着される。このペリクル貼り付け部109では、下面ペ
リクルがレチクルを持ち上げるように上面ペリクルの位
置まで上昇することでレチクルに対して上下のペリクル
が同時に圧着されて貼り付けられる。 レチクルへのペリクルの貼り付けに数分を要するので、
この貼付装置では、次の貼り付けに備えて、その貼り付
けの間を利用してロボットアーム110にレチクル用ハ
ンドの代わりにペリクルケース用ハントが装着され、上
面ベリクルカセット110にレチクル用ハントの代わり
にペリクルケース用ハントか装着され、上面ペリクルカ
セット+03から次のペリクルケースが取り出されてペ
リクル位置決め部108に搬送される。ペリクルケース
の搬送か終わると、ロホノトアーム110には、ペリク
ルケース用ハントの代わりに再度レチクル用ハンドが装
着され、このレチクル用ハントにより、上下両面にペリ
クルか貼着されfニレチクルかペリクル貼り付け部10
9から取り出され、レチクルカセット101内に残され
に元のレチクルケースに戻される。そして、次にレチク
ル用ハンドの代わりにペリクル用ハントが装着され、以
下、同様の動作を繰り返すことにより、次のレチクルの
両面へのペリクルの貼着が行なわれる。このペリクル結
付装置100では、以上のようにしてレチクルへのペリ
クルの装着か連続的に行なわれる。 次に、保護シート剥M部107に設けられる接着面保護
シート剥離装置の構成について、第5図から第8図を用
いて詳細に説明する。第5図はこの接着面保護シート剥
離装置の正面図、第6図は右側面図、第7図は平面図、
第8図は第5図の’v1■線断面図である。 この接着面保護シート剥離装置は、スタンド11に対し
て各動作部材が取り付けられることによって構成されて
いる。まず、スタンド11の左側面の上部には、大略コ
の字型に形成された第1プレートI6がヒス止めされた
スライダー17aを上下方向にガイドするように、スラ
イダー17aとでスライドガイド17を構成するガイド
レール+7bが固定されている。その下方にはL字型の
ブラケット15が固定されている。このブラケット15
には、スプリング19を外嵌させたボルト18がロック
ナツトによって固定されており、このボルトI8の頭部
を上端として、スライダー17aに固定された第1プレ
ート16が上方へ付勢されている。 一方、スタンド11の右側面の上部には、大略り字型に
形成された第2プレート14がビス止めされたスライダ
ー26aを上下方向にガイドするように、スライダー2
6aとてスライドカイト26を構成するカイトレール2
6bか固定されている。 この第2プレート14の下端部にはブロック13か取り
付けろれていて、このブロック13には、スライドガイ
ド26の下方でスタンド11に固定され1こエアーシリ
ンダ12のロッドが固定されている。図は、エアーシリ
ンダのロッドが出側のストロークエンドにある状態を示
している。 第1プレート16と第2プレート14の先端部には、ペ
リクル1のフレーム2に貼着された接着面保護シートの
耳部をつかむためのグリップ手段9を構成するンリコン
ゴム製の第1グリップ部材7と第2グリップ部材8が取
り付けられている。 図では各グリップ部材7.8は離れた位置にあるが、そ
の駆動手段としてのエアーシリンダ12をそのロッドが
入側のストロークエンドに向かうように作動させると、
第2グリップ部材8が第1グリップ部材7に接触し、さ
らにはスプリング19を撓ませることにより第1プレー
ト16を下方へ押し込む。 また、スタンド11の上部では、第8図に示すように、
ヘアリングIOによって、ノヤフト23が回転自在に保
持されている。このノヤフト23の一端には、レバー2
2かシャフト23と一体的に回転するように固定されて
いる。レバー22は、エアーシリンダ20のロッドに取
り付けられたナックル21と回転自在に連結されており
、エアーシリンダ20は、スタンド25の下端部に固定
されfブラケット25とその下端部が回転可能に連結さ
れている。また、ノヤフト23には、エアーシリンダ2
0のロッドが入側のストロークエンドにある状態で水平
となるように、大略コの字型に折り曲げられたペリクル
支持部材6が取り付けられている。なお、レバー22の
下方には、レバー22が水平となる位置でその回転を規
制するストッパー24が取り付けられている。 次に、この装置によるペリクルの接着面保護シートの剥
離方法について、第9図から第14図を用いて説明する
。 まず、上述したようにペリクルlがベリクルヶ−スから
取り出されて保護シート剥H部107に搬送されると、
ペリクル1は、ペリクル用ハント11】て保持されたま
ま、第9図及びその平面図である第10図に示すように
、ペリクル支持部材6の上に載置される。図において、
2はペリクルフレーム、3はフレーム2に張設されに薄
膜、4は接着面、5は接着面4の保護シートである。ペ
リクルlは、第10図に示すように、レチクルの形状に
応じて矩形1aである場合や円形tbである場合がある
が、いずれにしても、ペリクルフレーム2の外方へ張り
出す接着面保護シート5の耳部5aまたは5bが第1グ
リップ部材7の上に載るように、ロボット104により
位置決めされる。このように保護シート5の耳部5aま
たは5bが第1グリップ部材7の上に位置する状態でエ
アーシリング12を作動させ、第2グリップ部材8が第
1グリップ部材7と接触するように第1プレート14を
下方へ移動させることて、保護シート5の耳部5aまた
は5bは、第11図に示すように、グリップ手段9によ
ってつかまれる。そして、さらに第1プレート■4か下
方へ移動するようにエアーシリングI2を作動さ仕て、
第12図に示すように接着面保護シート5をペリクル1
のフレーム2から初期剥離する。このときペリクルフレ
ーム2はペリクル支持手段6によって下方から支えられ
ているので、ペリクル用ハンドI11とフレーム2との
間で滑りが発生することはない。したがって、そこから
塵が発生することもない。 ペリクルフレーム2は、この状態から、ペリクル用ハン
ド111に保持されたままで、保護ン〜ト5を剥離する
ための第2の駆動手段としてのロボット104のアーム
110によって矢印Aの方向へゆっくりと移動する。し
5たがって保護シート5はペリクルフレーム2から徐々
にめくられるように剥がされるので、その剥離は極めて
滑らかであり、保護シート5とフレーム2との間で滑り
が発生する程大きな力かペリクルlに加えられることは
ない。 このようにしてペリクル1が上方へ移動して剥離が終了
した状態を第13図に示している。図示するように、エ
アーシリング12は、グリップ手段9か第11図の位置
に復帰するようにロッドか僅かに移動しており、グリッ
プ手段9は、保護シート5をペリクル支持部材6に引っ
掛けるようにして保持している。そして、エアー7リン
グ20のロットが出側へ向けてストロークすることでペ
リクル支持部材6が第14図に示すように傾けられ、同
時に、エアーシリング20のロッドも出側へ向けてスト
ロークすることにより耳部5 a、 5 bがグリップ
手段9から離されて、フレーム2から剥がされた保護シ
ートが廃棄される。そして、このようにして接着面4の
保護シート5が剥離されたペリクルlが、上述したよう
にペリクル貼り付け1109へ搬送され、レチクルに対
する貼り付けが行なわれる。 以上説明したように、この接着面保護シート剥離装置で
は、接着面保護シート5をペリクル1のフレーム2から
剥離するときに、ペリクル用ハンド111とペリクルフ
レーム2との間で滑りが全く生じないから、そこから塵
が発生することもない。したがって、レチクルへの貼り
付けの際にその表面に塵か付着することかなく、半導体
集積回路の回路パターンか不良となるのを確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るペリクル貼付装置を平面
から見た概略構成図、第2図はこのペリクル貼付装置に
使用されるロボットアームにペリクル用ハンドを装着し
た状態を示す正面図、第3図はその右側面図、第4図は
平面図、第5図はこのペリクル貼付装置に設けられる接
着面保護シート剥離装置の正面図、第6図は右側面図、
第7図は平面図、第8図は第5図の■−■線断面図、第
9図はペリクル支持手段にペリクルを載置した状態にお
けるこの剥離装置の正面図、第1O図はその平面図、第
11図から第】4図はこの剥離装置の動作状態を示す正
面図である。 I・・・ペリクル、2・・フレーム、3・・・薄膜、4
・接着面、5・・・接着面保護シート、6・・ペリクル
支持部材、7 ・第1グリップ部材、訃第2グリップ部
(オ、9 グリップ手段、lOベアリンク、11 スタ
ンド、12 エアーノリング(第1駆動手段)、I3・
・・ブロック、I4 第2プレート、15 ブラケット
、16 第1プレート、17 スライドカイト、18・
・ボルト、19 ・スブリンク、20・エアーンリング
、21 ・ナンクル、22・・・レバー、23・シャフ
ト、24・・・ストッパー、25 ブラケット、26 
・スライドカイト、100・・ペリクル貼付装置、10
トレチクルカセット、+02  ・下面ペリクルカセッ
ト、103−・・上面ペリクルカセット、104・・ロ
ホソト(第2駆動手段)、105・・ハントストッカ一
部、106・ケース蓋開閉装置、107・・保護シート
剥離部、108・ペリクル位置決め部、109  ・ペ
リクル貼り付け部、120・・・アーム、111・・ペ
リクル用ハンド(フレーム保持手段)、I12  ・チ
ャック用アクチュエータ、113・係合部材、114−
ロット、++5  スライドカイト、116・プレート
、117・・・吸着穴、118・・ヘースプレート 第9図 第13図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、マスクまたはレチクルにペリクルを自動的に貼
    り付ける装置において、 ケースに入ったペリクル(1)をセットする取り外し自
    由なペリクルカセット(102、103)と、ケースに
    入ったマスクまたはペリクルをセットする取り外し自由
    な基板カセット(101)と、ペリクル及びマスクもし
    くはレチクルのケース蓋開閉部(106)と、 ペリクルの接着面保護シート剥離部(107)と、ペリ
    クル貼付圧着部(109)と、から構成され、各部間に
    おけるペリクルとマスクもしくはレチクルの搬送をロボ
    ット(104)で行なうことを特徴とするペリクル自動
    貼付装置。
  2. (2)、ペリクル(1)の搬送、マスクもしくはレチク
    ルの搬送、及び各ケースの搬送に応じ、上記ロボット(
    104)に所定のロボットハンドが装着されることを特
    徴とする請求項1記載のペリクル自動貼付装置。
  3. (3)、マスクまたはレチクルの位置決めと、ペリクル
    (1)の位置決めを、上記ロボット(104)が各ケー
    ス内で行なうように構成されたことを特徴とする請求項
    1または2記載のペリクル自動貼付装置。
  4. (4)、ペリクル(1)を、フレーム(2)の片面に貼
    着され且つ該フレーム(2)の外方へ張り出す耳部(5
    a)を有する接着面保護シート(5)を下にして、フレ
    ーム保持手段(111)により保持したうえで、該接着
    面保護シート(5)を剥離するための装置にして、 上記フレーム保持手段(111)により保持されたペリ
    クル(1)を下方から支持するペリクル支持手段(6)
    と、 上記ペリクル支持手段(6)に支持されたペリクル(1
    )の接着面保護シート(5)の耳部(5a)を下から受
    けるように構成された第1グリップ部(7)と、該第1
    グリップ部(7)から離れた第1位置と該第1グリップ
    部(7)に接触して該接着面保護シート(5)の耳部(
    5a)をつかむための第2位置とに設定可能な第2グリ
    ップ部(8)とからなるグリップ手段(9)と、 上記接着面保護シート(5)の耳部(5a)をつかんだ
    グリップ手段(9)を上記ペリクル支持手段(6)に対
    して下方へ移動させて該接着面保護シート(5)を初期
    剥離させる第1駆動手段(12)と、上記ペリクル支持
    手段(6)及びグリップ手段(9)と、上記ペリクル(
    2)を保持したフレーム保持手段(3)とを、上記接着
    面保護シート(5)の耳部(5a)をつかんだグリップ
    手段(9)が該ペリクル(1)に対して上記フレーム(
    2)の径方向内方且つ下方へ向かうように、相対的に斜
    め方向へ移動させて該接着面保護シート(5)を剥離す
    る第2駆動手段(104)と、を備えたことを特徴とす
    るペリクルの接着面保護シート剥離装置。
  5. (5)、マスクまたはレチクルの収納された蓋付き基板
    ケースをストックする基板カセット(101)と、 該基板ケースの蓋を開閉する基板ケース蓋開閉手段(1
    06)と、 上記マスクまたはレチクルの表面に貼り付けられるべき
    ペリクル(1)を収納した蓋付きペリクルケースをスト
    ックするペリクルカセット(102、103)と、 上記マスクもしくはレチクル、ペリクル(1)及びペリ
    クルケースを取り扱うための基板用ハンド、ペリクル用
    ハンド(111)及びペリクルケース用ハンドを収納し
    たハンドストッカー(105)と、上記ハンドストッカ
    ー(105)から各ハンドのいずれか1つが装着されて
    上記マスクもしくはレチクル、ペリクル(1)及びペリ
    クルケースを取り扱うロボット手段(104)と、 上記ペリクルケース用ハンドの装着されたロボット手段
    (104)により上記ペリクルカセット(102、10
    3)から搬送されたペリクルケースを位置決めするペリ
    クル位置決め手段(108)と、 該ペリクル位置決め手段(108)に位置決めされたペ
    リクルケースの蓋を開閉するペリクルケース蓋開閉手段
    (106)と、 該ペリクルケース蓋開閉手段(106)により蓋の開か
    れたペリクルケースから上記ペリクル用ハンド(111
    )を装着したロボット手段(104)により取り出され
    たペリクル(1)の接着面保護シート(5)を剥離する
    ための請求項4記載のペリクルの接着面保護シート剥離
    装置と、 該接着面保護シート剥離装置により接着面保護シート(
    5)の剥離されたペリクル(1)と、上記基板ケース蓋
    開閉手段(106)によって蓋の開かれた基板ケースか
    ら上記基板用ハンドを装着したロボット手段(104)
    により取り出されたマスクまたはレチクルとを保持して
    該マスクまたはレチクルに対してペリクル(1)を貼り
    付けるペリクル貼り付け手段(108)と、を備えたこ
    とを特徴とするペリクル貼付装置。
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