JPH09146261A - 自動ペリクル貼付装置 - Google Patents
自動ペリクル貼付装置Info
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- JPH09146261A JPH09146261A JP32508995A JP32508995A JPH09146261A JP H09146261 A JPH09146261 A JP H09146261A JP 32508995 A JP32508995 A JP 32508995A JP 32508995 A JP32508995 A JP 32508995A JP H09146261 A JPH09146261 A JP H09146261A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pellicle
- frame
- substrate
- automatic
- circular
- Prior art date
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- Pending
Links
Landscapes
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、自動ペリクル貼付装置において、基
板との接触面を常に高い清浄度に保ち、ペリクル付きフ
レームを基板の一方の面に完全自動で貼り付け得るよう
にする。 【解決手段】ペリクル付フレームをマスク又はレチクル
の一方の面のみに貼り付ける場合、第2のアライメント
機構で位置決めされた保持部材にペリクル付フレームを
保持させると共に、第3のアライメント機構で位置決め
された保持部材にペリクル及び粘着剤を有しないフレー
ムを保持させる。
板との接触面を常に高い清浄度に保ち、ペリクル付きフ
レームを基板の一方の面に完全自動で貼り付け得るよう
にする。 【解決手段】ペリクル付フレームをマスク又はレチクル
の一方の面のみに貼り付ける場合、第2のアライメント
機構で位置決めされた保持部材にペリクル付フレームを
保持させると共に、第3のアライメント機構で位置決め
された保持部材にペリクル及び粘着剤を有しないフレー
ムを保持させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動ペリクル貼付装
置に関し、ペリクル付きフレームをフオトマスクやレチ
クルに自動的に貼り付けるものに適用し得る。
置に関し、ペリクル付きフレームをフオトマスクやレチ
クルに自動的に貼り付けるものに適用し得る。
【0002】
【従来の技術】従来、マスクやレチクルの両面には光学
的に安定した透明な高分子薄膜(以下、ペリクルとい
う)付きフレームが貼り付けられており、露光装置での
露光が開始されるまでの間、パターン領域に塵埃が付着
しないようになされている。このため、この種のペリク
ル付きフレームを貼付するペリクル貼付装置は、ペリク
ル付きフレームをマスクやレチクルの両面に貼付けるこ
とができるように構成されたものが主流であつた。
的に安定した透明な高分子薄膜(以下、ペリクルとい
う)付きフレームが貼り付けられており、露光装置での
露光が開始されるまでの間、パターン領域に塵埃が付着
しないようになされている。このため、この種のペリク
ル付きフレームを貼付するペリクル貼付装置は、ペリク
ル付きフレームをマスクやレチクルの両面に貼付けるこ
とができるように構成されたものが主流であつた。
【0003】例えば図7は、自動ペリクル貼付装置の組
立部1において、ペリクル付きフレーム2をマスクやレ
チクルでなる基板3に貼り付ける直前の状態を示してい
る。基板3は、搬送ロボツト(図示せず)のロボツトハ
ンド4によつて前方から挿入されている。自動ペリクル
貼付装置は、ペリクル付きフレーム2を上側ペリクルセ
ツト部5や下側ペリクルセツト部6の圧着ブロツク7に
ほぼ当接させ、フレーム把持ピン8を水平方向(図中、
矢印Aで示す)に移動してフレーム把持ピン8の先端を
ペリクル付きフレーム2の側壁に挿入する。
立部1において、ペリクル付きフレーム2をマスクやレ
チクルでなる基板3に貼り付ける直前の状態を示してい
る。基板3は、搬送ロボツト(図示せず)のロボツトハ
ンド4によつて前方から挿入されている。自動ペリクル
貼付装置は、ペリクル付きフレーム2を上側ペリクルセ
ツト部5や下側ペリクルセツト部6の圧着ブロツク7に
ほぼ当接させ、フレーム把持ピン8を水平方向(図中、
矢印Aで示す)に移動してフレーム把持ピン8の先端を
ペリクル付きフレーム2の側壁に挿入する。
【0004】これにより自動ペリクル貼付装置は、ペリ
クル付きフレーム2を上側ペリクルセツト部5及び下側
ペリクルセツト部6にそれぞれセツトする。続いて、自
動ペリクル貼付装置は、基板3を組立部1に搬送し、ペ
リクル付きフレーム2の貼付に適した位置に位置決めす
る。自動ペリクル貼付装置は、下側ペリクルセツト部6
を回転駆動して、ペリクル付きフレーム2に付着された
粘着剤9を基板3と対面させる。
クル付きフレーム2を上側ペリクルセツト部5及び下側
ペリクルセツト部6にそれぞれセツトする。続いて、自
動ペリクル貼付装置は、基板3を組立部1に搬送し、ペ
リクル付きフレーム2の貼付に適した位置に位置決めす
る。自動ペリクル貼付装置は、下側ペリクルセツト部6
を回転駆動して、ペリクル付きフレーム2に付着された
粘着剤9を基板3と対面させる。
【0005】この後、自動ペリクル貼付装置は、ペリク
ル付きフレーム2に被着されている粘着剤保護シート1
0を剥がし、下側ペリクルセツト部6を上昇させる。こ
れにより、図8に示すように、自動ペリクル貼付装置
は、ペリクル付きフレーム2を基板3の上面及び下面に
貼り付ける。ところで近年、基板3のサイズは大型化の
一途をたどつており、ペリクル付きフレームを基板3の
片面に貼ることが主流になりつつある。そこでこの片面
貼付けに対応したペリクル貼付装置やペリクル貼付方法
が提案されるようになつてきている。
ル付きフレーム2に被着されている粘着剤保護シート1
0を剥がし、下側ペリクルセツト部6を上昇させる。こ
れにより、図8に示すように、自動ペリクル貼付装置
は、ペリクル付きフレーム2を基板3の上面及び下面に
貼り付ける。ところで近年、基板3のサイズは大型化の
一途をたどつており、ペリクル付きフレームを基板3の
片面に貼ることが主流になりつつある。そこでこの片面
貼付けに対応したペリクル貼付装置やペリクル貼付方法
が提案されるようになつてきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図9に示す
ように、上述の自動ペリクル貼付装置の場合には、ペリ
クル付きフレームを基板3の片面のみに貼り付け圧着
(加圧)する工程の際、ペリクル付きフレームを貼り付
けない面に圧着ブロツク7を直接当接し圧着する方法が
採られていた。このため、圧着ブロツク7に塵埃が付着
していると、この塵埃が基板3に付着して露光時に影響
を与える心配があつた。従つて、圧着ブロツク7を常に
清浄な状態に維持しなければならなかつた。
ように、上述の自動ペリクル貼付装置の場合には、ペリ
クル付きフレームを基板3の片面のみに貼り付け圧着
(加圧)する工程の際、ペリクル付きフレームを貼り付
けない面に圧着ブロツク7を直接当接し圧着する方法が
採られていた。このため、圧着ブロツク7に塵埃が付着
していると、この塵埃が基板3に付着して露光時に影響
を与える心配があつた。従つて、圧着ブロツク7を常に
清浄な状態に維持しなければならなかつた。
【0007】ところが、圧着ブロツク7は装置内に固定
されている。このように圧着ブロツク7が容易に清掃で
きない位置に設けられているため圧着ブロツク7を清掃
するには人手で拭く等、方法が限られ、また清掃の手間
や時間が多くかかるという問題があつた。従つて、清掃
回数に比例してプロセス全体のスループツトが必然的に
減少するという問題があつた。
されている。このように圧着ブロツク7が容易に清掃で
きない位置に設けられているため圧着ブロツク7を清掃
するには人手で拭く等、方法が限られ、また清掃の手間
や時間が多くかかるという問題があつた。従つて、清掃
回数に比例してプロセス全体のスループツトが必然的に
減少するという問題があつた。
【0008】ところでこの種のペリクル貼付装置として
は、矩形のフレームにペリクルを張設した矩形ペリクル
付きフレーム2を貼付けるものが主流である。これに対
して、円形のフレームにペリクルを張設した円形ペリク
ル付きフレームを扱うことができるペリクル貼付装置は
少ない。従来の場合には円形ペリクル付きフレームを予
め人手で治具にはめ込み、これを治具と共に装置の所定
の場所にセツトし、この後、円形ペリクル付きフレーム
を治具と共に装置内に自動的に取り込んで基板3に貼り
付けることが一般的であつた。ところが円形ペリクル付
きフレームを直接人手で治具に取り付けると、人手を介
して塵埃がペリクル付きフレームに付着するおそれが大
きいという問題があつた。
は、矩形のフレームにペリクルを張設した矩形ペリクル
付きフレーム2を貼付けるものが主流である。これに対
して、円形のフレームにペリクルを張設した円形ペリク
ル付きフレームを扱うことができるペリクル貼付装置は
少ない。従来の場合には円形ペリクル付きフレームを予
め人手で治具にはめ込み、これを治具と共に装置の所定
の場所にセツトし、この後、円形ペリクル付きフレーム
を治具と共に装置内に自動的に取り込んで基板3に貼り
付けることが一般的であつた。ところが円形ペリクル付
きフレームを直接人手で治具に取り付けると、人手を介
して塵埃がペリクル付きフレームに付着するおそれが大
きいという問題があつた。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、基板との接触面を常に高い清浄度に保ち、ペリクル
付きフレームを基板の一方の面に完全自動で貼り付け得
る自動ペリクル貼付装置を提案しようとするものであ
る。
で、基板との接触面を常に高い清浄度に保ち、ペリクル
付きフレームを基板の一方の面に完全自動で貼り付け得
る自動ペリクル貼付装置を提案しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、ペリクル付フレームを保持する保
持部材を、位置決めされた基板の一方の面側の所定位置
に位置決めする第2のアライメント機構と、保持部材
を、位置決めされた基板の他方の面側の所定位置に位置
決めする第3のアライメント機構とを自動ペリクル貼付
装置に設ける。そしてペリクル付フレームを基板の一方
の面のみに貼り付ける場合には、第2のアライメント機
構で位置決めされた保持部材にペリクル付フレームを保
持すると共に、第3のアライメント機構で位置決めされ
た保持部材にペリクル及び粘着剤を有しないフレームを
保持させるようにする。
め本発明においては、ペリクル付フレームを保持する保
持部材を、位置決めされた基板の一方の面側の所定位置
に位置決めする第2のアライメント機構と、保持部材
を、位置決めされた基板の他方の面側の所定位置に位置
決めする第3のアライメント機構とを自動ペリクル貼付
装置に設ける。そしてペリクル付フレームを基板の一方
の面のみに貼り付ける場合には、第2のアライメント機
構で位置決めされた保持部材にペリクル付フレームを保
持すると共に、第3のアライメント機構で位置決めされ
た保持部材にペリクル及び粘着剤を有しないフレームを
保持させるようにする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
施例を詳述する。
【0012】(1)実施例の構成 図1は、全体として自動ペリクル貼付装置11を示し、
矩形ペリクル付きフレームに加えて、円形ペリクル付き
フレーム(図示せず)を、基板3の片面に清浄度を高く
維持して完全自動で貼り付ける。自動ペリクル貼付装置
11は2つの搬送ロボツト12及び13と、ケーススト
ツク部14及び15、ケース開閉部16、基板ストツク
部17、基板アライメント部18、組立部19とによつ
て構成されている。
矩形ペリクル付きフレームに加えて、円形ペリクル付き
フレーム(図示せず)を、基板3の片面に清浄度を高く
維持して完全自動で貼り付ける。自動ペリクル貼付装置
11は2つの搬送ロボツト12及び13と、ケーススト
ツク部14及び15、ケース開閉部16、基板ストツク
部17、基板アライメント部18、組立部19とによつ
て構成されている。
【0013】搬送ロボツト12は、アーム先端にコ字状
のロボツトハンド20が取り付けられている。このロボ
ツトハンド20の先端には、粘着剤保護シート10を円
形ペリクル付きフレームの粘着剤9から剥がす掴み機構
21が設けられている。搬送ロボツト13は、アーム先
端にロボツトハンド20と同様のロボツトハンド4が設
けられている。
のロボツトハンド20が取り付けられている。このロボ
ツトハンド20の先端には、粘着剤保護シート10を円
形ペリクル付きフレームの粘着剤9から剥がす掴み機構
21が設けられている。搬送ロボツト13は、アーム先
端にロボツトハンド20と同様のロボツトハンド4が設
けられている。
【0014】ケースストツク部14は、保持部材(以
下、フレームアダプタという)を収納した防塵ケース
(以下、アダプタケースという)(図示せず)を格納す
る。ケースストツク部15は、円形ペリクル付きフレー
ムを収納した防塵ケース(以下、ペリクルケースとい
う)(図示せず)を格納する。ケース開閉部16は、搬
送ロボツト12によつて搬送されたアダプタケース及び
ペリクルケースの上蓋を着脱する。基板ストツク部17
は基板3を格納する。基板アライメント部18は、搬送
ロボツト13によつて取り出された基板3をロボツトハ
ンド4に対して位置決めする。組立部19は、円形ペリ
クル付きフレームを基板3に実際に貼り付ける。
下、フレームアダプタという)を収納した防塵ケース
(以下、アダプタケースという)(図示せず)を格納す
る。ケースストツク部15は、円形ペリクル付きフレー
ムを収納した防塵ケース(以下、ペリクルケースとい
う)(図示せず)を格納する。ケース開閉部16は、搬
送ロボツト12によつて搬送されたアダプタケース及び
ペリクルケースの上蓋を着脱する。基板ストツク部17
は基板3を格納する。基板アライメント部18は、搬送
ロボツト13によつて取り出された基板3をロボツトハ
ンド4に対して位置決めする。組立部19は、円形ペリ
クル付きフレームを基板3に実際に貼り付ける。
【0015】図2に示すように、ペリクルケース22
は、円形ペリクル付きフレーム23又は円形ダミーフレ
ーム24を載置する台座であるトレー25と、トレー2
5の上蓋26とで構成されている。ペリクルケース22
は、円形ペリクル付きフレーム23又は円形ダミーフレ
ーム24を内部に収納して、円形ペリクル付きフレーム
23を装着するときまで塵等から保護する。
は、円形ペリクル付きフレーム23又は円形ダミーフレ
ーム24を載置する台座であるトレー25と、トレー2
5の上蓋26とで構成されている。ペリクルケース22
は、円形ペリクル付きフレーム23又は円形ダミーフレ
ーム24を内部に収納して、円形ペリクル付きフレーム
23を装着するときまで塵等から保護する。
【0016】円形ペリクル付きフレーム23は、外形が
環状に形成された円形ペリクル枠27と、円形ペリクル
枠27の一方の端面が囲む領域に張設されたペリクル膜
28と、円形ペリクル枠27の他方の端面に付着された
粘着剤9とでなる。また円形ペリクル付きフレーム23
は、粘着剤9の表面が粘着剤保護シート10によつて覆
われ、使用のときまで塵埃で汚れないように保護されて
いる。円形ダミーフレーム24は、形状及びサイズが円
形ペリクル枠27と同一であり、ペリクル膜28、粘着
剤9及び粘着剤保護シート10が設けられていない。
環状に形成された円形ペリクル枠27と、円形ペリクル
枠27の一方の端面が囲む領域に張設されたペリクル膜
28と、円形ペリクル枠27の他方の端面に付着された
粘着剤9とでなる。また円形ペリクル付きフレーム23
は、粘着剤9の表面が粘着剤保護シート10によつて覆
われ、使用のときまで塵埃で汚れないように保護されて
いる。円形ダミーフレーム24は、形状及びサイズが円
形ペリクル枠27と同一であり、ペリクル膜28、粘着
剤9及び粘着剤保護シート10が設けられていない。
【0017】図3に示すように、アダプタケース29
は、全体形状がペリクルケース22とほぼ同一であり、
フレームアダプタ30を載置する台座であるトレー31
と、トレー31の上蓋32とで構成されている。アダプ
タケース29は、フレームアダプタ30を内部に収納し
て、円形ペリクル付きフレーム23を装着するときまで
塵等から保護する。
は、全体形状がペリクルケース22とほぼ同一であり、
フレームアダプタ30を載置する台座であるトレー31
と、トレー31の上蓋32とで構成されている。アダプ
タケース29は、フレームアダプタ30を内部に収納し
て、円形ペリクル付きフレーム23を装着するときまで
塵等から保護する。
【0018】フレームアダプタ30は、外周が矩形枠形
状に形成され、一方の円形開口33に続いた内周が側壁
の約3/4 の高さ迄円筒形状に形成された部材である。フ
レームアダプタ30は、一方の円形開口33及び内周の
径が円形ペリクル枠27及び円形ダミーフレーム24の
外径と同一であり、円形ペリクル付きフレーム23又は
円形ダミーフレーム24が嵌め込まれる。
状に形成され、一方の円形開口33に続いた内周が側壁
の約3/4 の高さ迄円筒形状に形成された部材である。フ
レームアダプタ30は、一方の円形開口33及び内周の
径が円形ペリクル枠27及び円形ダミーフレーム24の
外径と同一であり、円形ペリクル付きフレーム23又は
円形ダミーフレーム24が嵌め込まれる。
【0019】フレームアダプタ30は、他方の円形開口
34に続いた内周が側壁の約1/4 の高さ迄円筒形状に形
成されて、円形ペリクル付きフレーム23又は円形ダミ
ーフレーム24の嵌込み深さを規制するストツパ部35
が設けられている。またフレームアダプタ30は、一方
の円形開口33付近の側壁に外周面から内周面に達する
例えば2つの貫通孔36が対向して穿設されていると共
に、他方の円形開口34付近の側壁に外周面から側壁の
肉厚の約半分に達する2つの穴37が対向して穿設され
ている。
34に続いた内周が側壁の約1/4 の高さ迄円筒形状に形
成されて、円形ペリクル付きフレーム23又は円形ダミ
ーフレーム24の嵌込み深さを規制するストツパ部35
が設けられている。またフレームアダプタ30は、一方
の円形開口33付近の側壁に外周面から内周面に達する
例えば2つの貫通孔36が対向して穿設されていると共
に、他方の円形開口34付近の側壁に外周面から側壁の
肉厚の約半分に達する2つの穴37が対向して穿設され
ている。
【0020】図4に示すように、組立部19は、従来の
組立部1の構成に加えて、1対の円形フレーム把持ピン
38が上側ペリクルセツト部5及び下側ペリクルセツト
部6に配されている。円形フレーム把持ピン38は、フ
レーム把持ピン8と別個に駆動される。円形フレーム把
持ピン38は、フレームアダプタ30の貫通孔36を挿
通して、先端が円形ペリクル付きフレーム23や円形ダ
ミーフレーム24の側壁に差し込まれる。
組立部1の構成に加えて、1対の円形フレーム把持ピン
38が上側ペリクルセツト部5及び下側ペリクルセツト
部6に配されている。円形フレーム把持ピン38は、フ
レーム把持ピン8と別個に駆動される。円形フレーム把
持ピン38は、フレームアダプタ30の貫通孔36を挿
通して、先端が円形ペリクル付きフレーム23や円形ダ
ミーフレーム24の側壁に差し込まれる。
【0021】(2)実施例の動作 以上の構成において、自動ペリクル貼付装置11は、円
形ペリクル付きフレーム23を以下の順序で基板3の片
面だけに貼り付ける。まず自動ペリクル貼付装置11
は、ダミーフレーム24を取付け面の裏側に配置し、圧
着ブロツク7が基板3に直接接触することを避ける。即
ち、自動ペリクル貼付装置11は処理を開始すると、フ
レームアダプタ30を収納したアダプタケース29をケ
ースストツク部14から搬送ロボツト12によつて取り
出し、ケース開閉部16へ搬送する。
形ペリクル付きフレーム23を以下の順序で基板3の片
面だけに貼り付ける。まず自動ペリクル貼付装置11
は、ダミーフレーム24を取付け面の裏側に配置し、圧
着ブロツク7が基板3に直接接触することを避ける。即
ち、自動ペリクル貼付装置11は処理を開始すると、フ
レームアダプタ30を収納したアダプタケース29をケ
ースストツク部14から搬送ロボツト12によつて取り
出し、ケース開閉部16へ搬送する。
【0022】自動ペリクル貼付装置11は、トレー31
を下面から搬送ロボツト12によつて支持した状態で、
上蓋32をケース開閉部16の開閉手段(フタ吸着等)
によつて上方に引き上げて保持し、アダプタケース29
を開く。自動ペリクル貼付装置11は、この状態でトレ
ー31及びフレームアダプタ30を搬送ロボツト12に
よつて組立部19に搬送する。
を下面から搬送ロボツト12によつて支持した状態で、
上蓋32をケース開閉部16の開閉手段(フタ吸着等)
によつて上方に引き上げて保持し、アダプタケース29
を開く。自動ペリクル貼付装置11は、この状態でトレ
ー31及びフレームアダプタ30を搬送ロボツト12に
よつて組立部19に搬送する。
【0023】続いて、図4に示すように、自動ペリクル
貼付装置11は搬送ロボツト12の上昇を開始し、トレ
ー31に搭載されたフレームアダプタ30の上面が圧着
ブロツク7にほぼ接する位置までフレームアダプタ30
を近接させる。続いて自動ペリクル貼付装置11は、フ
レーム把持ピン8を水平方向(図中、矢印Aで示す)へ
移動させる。
貼付装置11は搬送ロボツト12の上昇を開始し、トレ
ー31に搭載されたフレームアダプタ30の上面が圧着
ブロツク7にほぼ接する位置までフレームアダプタ30
を近接させる。続いて自動ペリクル貼付装置11は、フ
レーム把持ピン8を水平方向(図中、矢印Aで示す)へ
移動させる。
【0024】これにより、自動ペリクル貼付装置11
は、フレーム把持ピン8の先端をフレームアダプタ30
の側壁の穴37に挿入し、両側面を挟み付けるようにし
て把持して位置決めする。自動ペリクル貼付装置11
は、空のトレー31を搬送ロボツト12によつてケース
開閉部16に運び、再び上蓋32をかぶせてケーススト
ツク部14へ戻す。この後、自動ペリクル貼付装置11
は、円形ダミーフレーム24の搬送動作に移り、円形ダ
ミーフレーム24を収納したペリクルケース22を搬送
ロボツト12によつて引き出し、組立部19の所定位置
に搬送する。
は、フレーム把持ピン8の先端をフレームアダプタ30
の側壁の穴37に挿入し、両側面を挟み付けるようにし
て把持して位置決めする。自動ペリクル貼付装置11
は、空のトレー31を搬送ロボツト12によつてケース
開閉部16に運び、再び上蓋32をかぶせてケーススト
ツク部14へ戻す。この後、自動ペリクル貼付装置11
は、円形ダミーフレーム24の搬送動作に移り、円形ダ
ミーフレーム24を収納したペリクルケース22を搬送
ロボツト12によつて引き出し、組立部19の所定位置
に搬送する。
【0025】続いて、図5に示すように、自動ペリクル
貼付装置11は、円形ダミーフレーム24を載置したト
レー25を搬送ロボツト12によつて上昇させ、円形ダ
ミーフレーム24をフレームアダプタ30の内側に嵌め
込む。円形ダミーフレーム24の嵌込みが終了すると、
自動ペリクル貼付装置11は、円形フレーム把持ピン3
8を矢印Aの方向(紙面の左右方向)に移動させ、フレ
ームアダプタ30の側壁の貫通孔36を挿通して円形ダ
ミーフレーム24の側壁の穴に挿入する。
貼付装置11は、円形ダミーフレーム24を載置したト
レー25を搬送ロボツト12によつて上昇させ、円形ダ
ミーフレーム24をフレームアダプタ30の内側に嵌め
込む。円形ダミーフレーム24の嵌込みが終了すると、
自動ペリクル貼付装置11は、円形フレーム把持ピン3
8を矢印Aの方向(紙面の左右方向)に移動させ、フレ
ームアダプタ30の側壁の貫通孔36を挿通して円形ダ
ミーフレーム24の側壁の穴に挿入する。
【0026】これにより、自動ペリクル貼付装置11
は、円形ダミーフレーム24の落下を防止することがで
きる。但し、自動ペリクル貼付装置11は、円形ダミー
フレーム24を円形フレーム把持ピン38によつて位置
決めすることはない。この後、自動ペリクル貼付装置1
1は、空のトレー25を再び同じ経路でケースストツク
部15に返却する。これら一連の動作により、自動ペリ
クル貼付装置11は、上側ペリクルセツト部5に対する
フレームアダプタ30及び円形ダミーフレーム24のセ
ツトを終了する。
は、円形ダミーフレーム24の落下を防止することがで
きる。但し、自動ペリクル貼付装置11は、円形ダミー
フレーム24を円形フレーム把持ピン38によつて位置
決めすることはない。この後、自動ペリクル貼付装置1
1は、空のトレー25を再び同じ経路でケースストツク
部15に返却する。これら一連の動作により、自動ペリ
クル貼付装置11は、上側ペリクルセツト部5に対する
フレームアダプタ30及び円形ダミーフレーム24のセ
ツトを終了する。
【0027】次に、自動ペリクル貼付装置11は、円形
ペリクル付きフレーム23を下側ペリクルセツト部16
に対して上述と同様の手順でセツトして、取付け面の表
側に配置する。即ち、自動ペリクル貼付装置11は、フ
レームアダプタ30を収納したアダプタケース29を搬
送ロボツト12によつてケースストツク部14から取り
出し、ケース開閉部16を介してトレー31及びフレー
ムアダプタ30を組立部19に搬送する。
ペリクル付きフレーム23を下側ペリクルセツト部16
に対して上述と同様の手順でセツトして、取付け面の表
側に配置する。即ち、自動ペリクル貼付装置11は、フ
レームアダプタ30を収納したアダプタケース29を搬
送ロボツト12によつてケースストツク部14から取り
出し、ケース開閉部16を介してトレー31及びフレー
ムアダプタ30を組立部19に搬送する。
【0028】また自動ペリクル貼付装置11は、円形ペ
リクル付きフレーム23を収納したペリクルケース22
をケースストツク部15から取り出し、ケース開閉部1
6を介してトレー25及び円形ペリクル付きフレーム2
3を組立部19に搬送する。これにより、自動ペリクル
貼付装置11は、円形ペリクル付きフレーム23の下側
ペリクルセツト部6に対するフレームアダプタ30及び
円形ペリクル付きフレーム23のセツトを終了する。
リクル付きフレーム23を収納したペリクルケース22
をケースストツク部15から取り出し、ケース開閉部1
6を介してトレー25及び円形ペリクル付きフレーム2
3を組立部19に搬送する。これにより、自動ペリクル
貼付装置11は、円形ペリクル付きフレーム23の下側
ペリクルセツト部6に対するフレームアダプタ30及び
円形ペリクル付きフレーム23のセツトを終了する。
【0029】以上の作業が終了した後、自動ペリクル貼
付装置11は、円形ペリクル付きフレーム23の基板3
への貼り付け作業に移る。まず自動ペリクル貼付装置1
1は、搬送ロボツト13の動作を開始し、基板3を基板
ストツク部17から取り出し、これを基板アライメント
部18へ搬送する。続いて、自動ペリクル貼付装置11
は、基板3を基板アライメント部18に設けられた既知
の機構によつて、搬送ロボツト13のロボツトハンド4
に対して位置決めする。
付装置11は、円形ペリクル付きフレーム23の基板3
への貼り付け作業に移る。まず自動ペリクル貼付装置1
1は、搬送ロボツト13の動作を開始し、基板3を基板
ストツク部17から取り出し、これを基板アライメント
部18へ搬送する。続いて、自動ペリクル貼付装置11
は、基板3を基板アライメント部18に設けられた既知
の機構によつて、搬送ロボツト13のロボツトハンド4
に対して位置決めする。
【0030】この位置決め完了後、図5に示すように、
自動ペリクル貼付装置11は、基板3をロボツトハンド
4によつて組立部19に搬送し、円形ペリクル付きフレ
ーム23の貼付に適した位置に位置決めする。また自動
ペリクル貼付装置11は、下側ペリクルセツト部6を既
知の機構によつて紙面の法線方向を軸として矢印Bの方
向に回転駆動し、円形ペリクル付きフレーム23に付着
された粘着剤9を基板3と対面するように位置決めす
る。図5は、これら一連の作業が終了し、ペリクル付き
フレーム23を基板3に貼り付ける直前の状態を示して
いる。因みに、自動ペリクル貼付装置11は、基板3を
搬送ロボツト13のロボツトハンド4で前方から挿入す
る。
自動ペリクル貼付装置11は、基板3をロボツトハンド
4によつて組立部19に搬送し、円形ペリクル付きフレ
ーム23の貼付に適した位置に位置決めする。また自動
ペリクル貼付装置11は、下側ペリクルセツト部6を既
知の機構によつて紙面の法線方向を軸として矢印Bの方
向に回転駆動し、円形ペリクル付きフレーム23に付着
された粘着剤9を基板3と対面するように位置決めす
る。図5は、これら一連の作業が終了し、ペリクル付き
フレーム23を基板3に貼り付ける直前の状態を示して
いる。因みに、自動ペリクル貼付装置11は、基板3を
搬送ロボツト13のロボツトハンド4で前方から挿入す
る。
【0031】このように円形ペリクル付きフレーム23
の貼付け準備が完了すると、自動ペリクル貼付装置11
は、再び搬送ロボツト12の駆動を開始し、ロボツトハ
ンド20の先端に設けられているつかみ機構21によつ
て円形ペリクル付きフレーム23に付着されている粘着
剤保護シート10を剥がす。
の貼付け準備が完了すると、自動ペリクル貼付装置11
は、再び搬送ロボツト12の駆動を開始し、ロボツトハ
ンド20の先端に設けられているつかみ機構21によつ
て円形ペリクル付きフレーム23に付着されている粘着
剤保護シート10を剥がす。
【0032】続いて、自動ペリクル貼付装置11は、下
側ペリクルセツト部6を既知の機構により矢印C1方向
に上昇させ、円形ペリクル付きフレーム23の粘着剤9
が基板3の下面に接触する位置まで上昇させる。この段
階で、自動ペリクル貼付装置11は、ロボツトハンド4
を下側ペリクルセツト部6と干渉しない位置に退避さ
せ、基板3を下側ペリクルセツト部6によつて支持させ
る。
側ペリクルセツト部6を既知の機構により矢印C1方向
に上昇させ、円形ペリクル付きフレーム23の粘着剤9
が基板3の下面に接触する位置まで上昇させる。この段
階で、自動ペリクル貼付装置11は、ロボツトハンド4
を下側ペリクルセツト部6と干渉しない位置に退避さ
せ、基板3を下側ペリクルセツト部6によつて支持させ
る。
【0033】続いて、自動ペリクル貼付装置11は、下
側ペリクルセツト部6を矢印C2の方向にさらに上昇さ
せ、基板3の上面を円形ダミーフレーム24に当接させ
て押圧する。これにより、図6に示すように、自動ペリ
クル貼付装置11は、円形ペリクル付きフレーム23を
基板3の下面だけに貼り付けることになる。ところで、
上方に配置されたダミーフレーム24には粘着剤9が付
着していない。このため、自動ペリクル貼付装置11
は、ペリクル把持ピン8を開じてダミーフレーム24を
保持したまま下側ペリクルセツト部6を既知の機構で下
方に移動させる。
側ペリクルセツト部6を矢印C2の方向にさらに上昇さ
せ、基板3の上面を円形ダミーフレーム24に当接させ
て押圧する。これにより、図6に示すように、自動ペリ
クル貼付装置11は、円形ペリクル付きフレーム23を
基板3の下面だけに貼り付けることになる。ところで、
上方に配置されたダミーフレーム24には粘着剤9が付
着していない。このため、自動ペリクル貼付装置11
は、ペリクル把持ピン8を開じてダミーフレーム24を
保持したまま下側ペリクルセツト部6を既知の機構で下
方に移動させる。
【0034】続いて、自動ペリクル貼付装置11は、円
形ペリクル付きフレーム23を貼つた基板3を搬送ロボ
ツト13によつて基板ストツク部17に格納する。これ
により、自動ペリクル貼付装置11は、基板3に塵等が
付かないように作業することができる。一方、組立部1
9の上側ペリクルセツト部5にはダミーフレーム24が
残つている。このため、自動ペリクル貼付装置11は、
空のペリクルケース22を搬送ロボツト12によつてケ
ースストツク部15から組立部19に搬送し、図4と逆
の手順によつてダミーフレーム24をトレー25上に戻
す。
形ペリクル付きフレーム23を貼つた基板3を搬送ロボ
ツト13によつて基板ストツク部17に格納する。これ
により、自動ペリクル貼付装置11は、基板3に塵等が
付かないように作業することができる。一方、組立部1
9の上側ペリクルセツト部5にはダミーフレーム24が
残つている。このため、自動ペリクル貼付装置11は、
空のペリクルケース22を搬送ロボツト12によつてケ
ースストツク部15から組立部19に搬送し、図4と逆
の手順によつてダミーフレーム24をトレー25上に戻
す。
【0035】続いて、自動ペリクル貼付装置11は、ダ
ミーフレーム24及びトレー25をケース開閉部16に
搬送し、上蓋26をかぶせてダミーフレーム24を塵埃
から保護する。自動ペリクル貼付装置11は、ペリクル
ケース22に収納したこのダミーフレーム24を搬送ロ
ボツト12によつて搬送し、ケースストツク部15に格
納する。最後に、自動ペリクル貼付装置11は、フレー
ムアダプタ30をアダプタ用防塵ケースに収納して1サ
イクルの貼り付け動作を終了する。
ミーフレーム24及びトレー25をケース開閉部16に
搬送し、上蓋26をかぶせてダミーフレーム24を塵埃
から保護する。自動ペリクル貼付装置11は、ペリクル
ケース22に収納したこのダミーフレーム24を搬送ロ
ボツト12によつて搬送し、ケースストツク部15に格
納する。最後に、自動ペリクル貼付装置11は、フレー
ムアダプタ30をアダプタ用防塵ケースに収納して1サ
イクルの貼り付け動作を終了する。
【0036】このようにして、自動ペリクル貼付装置1
1は、基板3をフレームアダプタ30及びダミーフレー
ム24を介して圧着ブロツク7によつて押圧することに
より、貼付け作業のときにおける塵埃の付着を有効に回
避することができる。また円形ペリクル付きフレーム2
3を基板3に1回貼り付ける毎に、ダミーフレーム24
がケースストツク部15に戻されることにより、ダミー
フレーム24を装置外に取り出して清掃することがで
き、ダミーフレーム24を常に清浄度の高い状態に維持
することができる。
1は、基板3をフレームアダプタ30及びダミーフレー
ム24を介して圧着ブロツク7によつて押圧することに
より、貼付け作業のときにおける塵埃の付着を有効に回
避することができる。また円形ペリクル付きフレーム2
3を基板3に1回貼り付ける毎に、ダミーフレーム24
がケースストツク部15に戻されることにより、ダミー
フレーム24を装置外に取り出して清掃することがで
き、ダミーフレーム24を常に清浄度の高い状態に維持
することができる。
【0037】(3)実施例の効果 以上の構成によれば、円形ペリクル付きフレーム23を
基板3の片面に貼り付ける場合、その都度、ダミーフレ
ーム24をペリクルケース22から取り出して円形ペリ
クル付きフレーム23を貼り付けない面にセツトし、基
板3に圧着ブロツク7が直接触れないようにしたことに
より、円形ペリクル付きフレーム23の貼付け作業中に
塵埃が基板に付着するおそれを格段的に低減させること
ができる。
基板3の片面に貼り付ける場合、その都度、ダミーフレ
ーム24をペリクルケース22から取り出して円形ペリ
クル付きフレーム23を貼り付けない面にセツトし、基
板3に圧着ブロツク7が直接触れないようにしたことに
より、円形ペリクル付きフレーム23の貼付け作業中に
塵埃が基板に付着するおそれを格段的に低減させること
ができる。
【0038】またダミーフレーム24は円形ペリクル付
きフレーム23を基板に貼り付ける毎にペリクルケース
22内に収納するようにしたことにより、装置内で圧着
ブロツク7を清掃等する必要をなくすことができる。さ
らにダミーフレーム24は装置外に戻されるのであるか
ら、清浄度を保つためのあらゆる手段を講じることがで
きる。
きフレーム23を基板に貼り付ける毎にペリクルケース
22内に収納するようにしたことにより、装置内で圧着
ブロツク7を清掃等する必要をなくすことができる。さ
らにダミーフレーム24は装置外に戻されるのであるか
ら、清浄度を保つためのあらゆる手段を講じることがで
きる。
【0039】さらに円形ペリクル付きフレーム23を基
板3に貼り付ける場合、外形形状がアダプタケース29
に収納できる大きさであり、ペリクル枠27と同形状の
フレームアダプタ30を使用するようにしたことによ
り、装置自体に大幅な改造を施さなくとも円形ペリクル
付きフレーム23を基板3に対して自動的に貼付けるこ
とができる自動ペリクル貼付装置を実現することができ
る。
板3に貼り付ける場合、外形形状がアダプタケース29
に収納できる大きさであり、ペリクル枠27と同形状の
フレームアダプタ30を使用するようにしたことによ
り、装置自体に大幅な改造を施さなくとも円形ペリクル
付きフレーム23を基板3に対して自動的に貼付けるこ
とができる自動ペリクル貼付装置を実現することができ
る。
【0040】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ペリクル
付きフレームを貼り付けない側の面にペリクル及び粘着
剤を有しないフレームを保持させ圧着作業を実行するよ
うにしたことにより、基板との接触面を常に高い清浄度
に保ち、ペリクル付きフレームを基板の一方の面に完全
自動で貼り付け得る自動ペリクル貼付装置を実現するこ
とができる。
付きフレームを貼り付けない側の面にペリクル及び粘着
剤を有しないフレームを保持させ圧着作業を実行するよ
うにしたことにより、基板との接触面を常に高い清浄度
に保ち、ペリクル付きフレームを基板の一方の面に完全
自動で貼り付け得る自動ペリクル貼付装置を実現するこ
とができる。
【図1】本発明による自動ペリクル貼付装置の一実施例
を示す略線的平面図である。
を示す略線的平面図である。
【図2】ペリクルケースの構造を示す断面図である。
【図3】アダプタケースの構造を示す断面図である。
【図4】フレームアダプタのペリクルセツト部へのセツ
ト動作の説明に供する側面図である。
ト動作の説明に供する側面図である。
【図5】円形ペリクル付きフレームの基板への貼付け作
業の説明に供する側面図である。
業の説明に供する側面図である。
【図6】円形ペリクル付きフレームの基板片面への貼付
け作業の説明に供する側面図である。
け作業の説明に供する側面図である。
【図7】ペリクル付きフレームの基板両面への貼付け直
前の状態を示す側面図である。
前の状態を示す側面図である。
【図8】ペリクル付きフレームの基板両面への貼付け状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図9】ペリクル付きフレームを基板の片面に取り付け
るときの従来の作業の説明に供する側面図である。
るときの従来の作業の説明に供する側面図である。
1、19……組立部、2……ペリクル付きフレーム、3
……基板、4……ロボツトハンド、5、6……ペリクル
セツト部、7……圧着ブロツク、8……フレーム把持ピ
ン、9……粘着剤、10……粘着剤保護シート、11…
…自動ペリクル貼付装置、12、13……搬送ロボツ
ト、14……ケースストツク部、15、16……ケース
開閉部、17……基板ストツク部、18……基板アライ
メント部、20、21……つかみ機構、22……ペリク
ルケース、23……円形ペリクル付きフレーム、24…
…円形ダミーフレーム、25、31……トレー、26、
32……上蓋、27……ペリクル枠、28……ペリクル
膜、29……アダプタケース、30……フレームアダプ
タ、38……円形フレーム把持ピン、33、34……円
形開口、35……ストツパ部、36……貫通孔、37…
…穴。
……基板、4……ロボツトハンド、5、6……ペリクル
セツト部、7……圧着ブロツク、8……フレーム把持ピ
ン、9……粘着剤、10……粘着剤保護シート、11…
…自動ペリクル貼付装置、12、13……搬送ロボツ
ト、14……ケースストツク部、15、16……ケース
開閉部、17……基板ストツク部、18……基板アライ
メント部、20、21……つかみ機構、22……ペリク
ルケース、23……円形ペリクル付きフレーム、24…
…円形ダミーフレーム、25、31……トレー、26、
32……上蓋、27……ペリクル枠、28……ペリクル
膜、29……アダプタケース、30……フレームアダプ
タ、38……円形フレーム把持ピン、33、34……円
形開口、35……ストツパ部、36……貫通孔、37…
…穴。
Claims (3)
- 【請求項1】基板を防塵する薄膜が張設されたペリクル
付フレームをほぼ密閉状態に収納し一部が開閉可能であ
る防塵ケースをストツクするケースストツク部と、前記
基板をストツクする基板ストツク部と、前記防塵ケース
を開くケース開閉機構と、前記基板ストツク部から基板
を取り出す基板取り出し機構と、取り出された前記基板
を位置決めする第1のアライメント機構と、開かれた前
記防塵ケースに収納された前記ペリクル付フレームを、
位置決めされた前記基板の所定位置に位置決めして貼り
付ける貼付け機構と、該基板に貼り付けられた前記ペリ
クル付フレームをさらに圧着させる圧着機構とを有する
自動ペリクル貼付装置において、 前記ペリクル付フレームを保持する保持部材を、位置決
めされた前記基板の一方の面側の所定位置に位置決めす
る第2のアライメント機構と、 前記保持部材を、位置決めされた前記基板の他方の面側
の所定位置に位置決めする第3のアライメント機構とを
具え、前記ペリクル付フレームを前記基板の一方の面の
みに貼り付けるとき、前記第2のアライメント機構で位
置決めされた前記保持部材に、前記ペリクル付フレーム
を保持すると共に、前記第3のアライメント機構で位置
決めされた前記保持部材に、前記ペリクル及び粘着剤を
有しない前記フレームを保持することを特徴とする自動
ペリクル貼付装置。 - 【請求項2】前記保持部材は、 一部が開閉可能である防塵ケースにほぼ密閉状態に収納
して搬送されることを特徴とする請求項1に記載の自動
ペリクル貼付装置。 - 【請求項3】円形又は矩形の前記ペリクル付フレームを
貼り付けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
載の自動ペリクル貼付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32508995A JPH09146261A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 自動ペリクル貼付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32508995A JPH09146261A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 自動ペリクル貼付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09146261A true JPH09146261A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=18173022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32508995A Pending JPH09146261A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 自動ペリクル貼付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09146261A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7008487B1 (en) * | 2002-03-04 | 2006-03-07 | Micron Technology, Inc. | Method and system for removal of contaminates from phaseshift photomasks |
KR100648244B1 (ko) * | 2005-09-09 | 2006-11-23 | 민경준 | 페리클 접착장치의 제어방법 |
WO2010140223A1 (ja) * | 2009-06-02 | 2010-12-09 | 松下精機株式会社 | 加圧体及びペリクル貼付装置 |
US8159654B2 (en) | 2009-06-03 | 2012-04-17 | Matsushita Seiki Co., Ltd. | Pressure body and pellicle mounting apparatus |
TWI412883B (zh) * | 2009-06-04 | 2013-10-21 | Matsushita Seiki Co Ltd | 加壓體及薄膜黏貼裝置 |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP32508995A patent/JPH09146261A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7008487B1 (en) * | 2002-03-04 | 2006-03-07 | Micron Technology, Inc. | Method and system for removal of contaminates from phaseshift photomasks |
US7300526B2 (en) | 2002-03-04 | 2007-11-27 | Micron Technology, Inc. | Method and system for removal of contaminates from phaseshift photomasks |
US8627836B2 (en) | 2002-03-04 | 2014-01-14 | Micron Technology, Inc. | Method and system for removal of contaminates from phaseshift photomasks |
KR100648244B1 (ko) * | 2005-09-09 | 2006-11-23 | 민경준 | 페리클 접착장치의 제어방법 |
WO2010140223A1 (ja) * | 2009-06-02 | 2010-12-09 | 松下精機株式会社 | 加圧体及びペリクル貼付装置 |
JP5037726B2 (ja) * | 2009-06-02 | 2012-10-03 | 松下精機株式会社 | 加圧体及びペリクル貼付装置 |
KR101318147B1 (ko) * | 2009-06-02 | 2013-10-15 | 마쓰시타 세이끼 가부시키 가이샤 | 가압체 및 펠리클 첩부 장치 |
US8159654B2 (en) | 2009-06-03 | 2012-04-17 | Matsushita Seiki Co., Ltd. | Pressure body and pellicle mounting apparatus |
TWI412883B (zh) * | 2009-06-04 | 2013-10-21 | Matsushita Seiki Co Ltd | 加壓體及薄膜黏貼裝置 |
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