JP2607180B2 - 自動取引装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、金融機関等で使用さ
れ、自動支払機（ＣＤ）や自動預金支払機（ＡＴＭ）で
代表される自動取引装置に関し、特に重要顧客取引扱い
を可能とした自動取引装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の自動取引装置において
は、通帳、証書、ＩＤカード等の磁気ストライプやＩＣ
カード（以下、記憶部という）に記録された口座番号等
により、顧客を確認した後、顧客の重要度の属性に関係
なく、画一的な、ディスプレイ画面表示や取引明細票の
発行を伴なう、所定の取引を実行している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の自動取引装置では、重要度等の顧客の属性を認
識しないため、重要顧客が自動取引装置で取引を行なっ
た場合には、店内の窓口での取引と異なり、一般顧客と
同様のサービスしか行なえないという問題がある。本発
明の目的は、このような従来の問題点に鑑み、重要顧客
に対して特別のサービスを行なえるようにした自動取引
装置を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、取引の処理及
び管理を行なうセンタのホストコンピュータとオンライ
ン接続された端末側に設けられ、かつ重要顧客情報の最
終書込み日と重要顧客情報を含む記憶部情報を記録した
取引媒体を用いて取引を行なう自動取引装置において、
挿入された取引媒体の記憶部情報を読取り、かつ前記記
憶部情報中の重要顧客情報の最終書込み日より一定期間
経過している場合に前記記憶部情報中の重要顧客情報の
最終書込み日及び重要顧客情報を更新するリードライト
手段と、このリードライト手段にて読取られた前記取引
媒体の前記記憶部情報を入力し、前記重要顧客情報の最
終書込み日より一定期間経過せず、かつ前記重要顧客情
報により重要顧客でないときや、前記最終書込み日より
一定期間経過しかつ、前記取引媒体以外の外部入力によ
り現在重要顧客でないときは通常取引扱いとし、また前
記最終書込み日より一定期間経過せず、かつ前記重要顧
客情報により重要顧客であるときや、前記最終書込み日
より一定期間経過し、かつ前記取引媒体以外の、外部か
らの重要顧客情報により現在重要顧客であるときは重要
顧客取引扱いとする判定手段と、この判定手段にて重要
顧客取引扱いとしたとき当該自動取引装置設置店内へ連
絡する通知手段と、前記重要顧客情報の顧客重要度に応
じたメッセージやセールス情報を格納しておく記憶手段
と、顧客重要度に応じたメッセージを表示する表示手段
と、顧客重要度に応じたセールス情報を取引明細票に印
字する印字手段と、前記判定手段にて重要顧客取引扱い
としたとき、前記判定手段からの前記重要顧客情報及び
前記記憶手段の格納情報をもとに、該当する顧客重要度
に応じたメッセージを表示させるべく前記表示手段を制
御したり、取引明細票に該当する顧客重要度に応じたセ
ールス情報を印字させるべく前記印字手段を制御した
り、かつ前記最終書込み日より一定期間経過していると
き、前記記憶部情報中の重要顧客情報の最終書込み日及
び重要顧客情報を更新させるべく前記リードライト手段
を制御する制御手段とを備えてなるものである。

【０００５】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。図２は、本発明に係る自動取引処理システム
の概要図である。図２において、１は営業店側であり、
２はセンタ側である。営業店側１において、３は本発明
による自動取引装置、４は役席端末、５は端末制御装置
である。

【０００６】ここに、自動取引装置３及び役席端末４
は、通信回線６を介して端末制御装置５に接続されてい
る。通信回線６には複数台に自動取引装置３が接続され
ているが、便宜上１台の自動取引装置３のみ図示してあ
る。なお、７は自動取引装置３に用いられる、通帳、証
書、ＩＤカード等の取引媒体、８は自動取引装置３より
プリントアウトされて出力される取引明細票である。ま
た、センタ側２においては、ホストコンピュータ９と顧
客情報ファイルが設けられた磁気ディスク装置１０を備
えている。そして、センタ側２のホストコンピュータ９
は、通信回線１１を介して営業店側１の端末制御装置５
に接続されている。

【０００７】なお、自動取引装置３で用いられる取引媒
体７である通帳、証書、ＩＤカード、ＩＣカードには、
口座番号などの他に、本発明に係る重要顧客情報の最終
書込み日（年月日）、及び重要顧客情報を記録した記憶
部（ＩＣカード以外の通帳、証書、ＩＤカードでは磁気
ストライプ）が形成されている。

【０００８】ここに、重要顧客情報は、顧客重要度に応
じて、例えば、レベル０〜４のようにランク付けされて
いる。そして、レベル０は、通常の顧客であり、重要顧
客ではなく、特別のサービスを必要としない。レベル１
〜４は、重要顧客であり、レベルの値が大きくなる程、
重要顧客の度合が大きいものとする。レベル１〜４で
は、顧客重要度に応じた特別のサービスを必要とする。
なお、サービスによっては、レベル１〜４で差を設けず
同一の特別のサービスを行なってもよい。

【０００９】また、センタ側２の磁気ディスク装置１０
に設けた顧客情報ファイルには、重要顧客情報の顧客重
要度を決定づける顧客の属性情報が記録されている。こ
こに、顧客の属性情報とは、重要顧客情報を決定付ける
要素をいう。そして、顧客の属性情報とは、具体的に
は、（イ）当行に対する、特に定期預金などの預金量、
（ロ）当行との取引量（例えば、当行をメインバンクと
して使用し、給与振込や、電気、電話、ガスなどの各料
金の自動振込の取引数及び額）、（ハ）外交員の取得情
報（例えば、顧客の信用度、職業、年収など）などをい
う。本発明では、これらの顧客の属性情報に基づいて顧
客が重要顧客であるか否かをチェックし、重要顧客であ
る場合、レベル１〜４といったようにランク付けして重
要顧客情報として取引媒体７の記憶部情報の中に含めて
記録するようにする。また、この重要顧客情報の最終書
込み日も同じく記憶部情報の中に含めて記録するように
する。

【００１０】図１は、図２の自動取引装置３の一実施例
を示す要部構成図である。図１において、３−１は顧客
操作部であって、この顧客操作部３−１は、ＣＲＴディ
スプレイ上に、タッチセンサキーパネルが配置され、Ｃ
ＲＴディスプレイ画面上に必要な表示がなされると共
に、表示された該当項目を指で触れるだけで選択し入力
することができるようになっている。３−２は、入出金
機であって、この入出金機３−２は、貨幣の入出口につ
ながっており、貨幣の入金、出金を行なう部分である。

【００１１】また、３−３は通帳記帳機であって、この
通帳記帳機３−３は、通帳の記帳を行なう部分である。
３−４は、カードリーダプリンタであって、このカード
リーダライタ３−４はカード記憶部のリード／ライトを
行なう部分である。また、３−５は取引明細票プリンタ
であって、この取引明細票プリンタ３−５は、取引内容
を明細票に印字し、取引明細票を作成する部分である。
３−６は、外部記憶装置であって、この外部記憶装置３
−６は、ハードディスク３−６ａとフロッピーディスク
３−６ｂとから構成される。ここでは、ハードディスク
３−６ａに、重要顧客情報中の顧客重要度に応じた、メ
ッセージ（ガイダンスメッセージ）やセールス情報など
を格納しておく。

【００１２】また、３−７は主制御部であって、この主
制御部３−７は、これらの顧客操作部３−１と、入出金
機３−２と、通帳記帳３−３と、カードリーダライタ３
−４と、取引明細票プリンタ３−５と、ハードディスク
３−６ａと、フロッピーディスク３−６ｂに接続されて
おり、これら全体を制御するものである。主制御部３−
７内には、メモリ３−８を有し、このメモリ３−８に
は、本自動取引装置を動作させるプログラムが格納され
ている。主制御部３−７はメモリ３−８の動作プログラ
ムに従って、動作する。なお、主制御部３−７は、イン
タフェース部３−９を介して、通信回線６に接続されて
いる。

【００１３】ここに、自動取引装置３は、顧客操作部３
−１と、入出金機３−２と、通帳記帳機３−３と、カー
ドリーダライタ３−４と、取引明細票プリンタ３−５
と、外部記憶装置３−６と、主制御部３−７と、インタ
フェース部３−９と、図示しない電源装置や時計装置な
どから構成される。ここでは、ハードディスク３−６ａ
は、本発明の記憶手段として用いられ、カードリーダプ
リンタ３−４は、本発明のリードライト手段として用い
られ、主制御部３−７は、本発明の判定手段、通知手段
及び制御手段として用いられ、取引明細票プリンタ３−
５は本発明の印字手段として用いられ、顧客操作部３−
１は、本発明の表示手段として用いられる。

【００１４】次に図１、図２の本発明動作を図３のフロ
ーチャートに従って説明する。なお、図３は本発明動作
を説明するフローチャートである。自動取引装置３によ
る取引においては、カードリーダライタ３−４は、顧客
により装置内に挿入され、取込まれた通帳、証書、ＩＤ
カード等の取引媒体７の記憶部の読取りを行なう。この
場合、カードリーダライタ３−４は記憶部に書込まれた
重要顧客情報の最終書込み日と重要顧客情報を、店番
号、口座番号等とともに読取り（図３のステップＳ
１）、主制御部３−７に出力する。

【００１５】取引媒体７の記憶部情報を読取った後、主
制御部３−７は、重要顧客情報の最終書込み日から一定
期間経過しているかどうかのチェックを行なう（図３の
ステップＳ２）。ここで、一定期間を、例えば半年〜１
年（ここでは半年）に設定する。

【００１６】次に主制御部３−７は、チェックの結果、
重要顧客情報の最終書込み日から一定期間経っていない
場合には、更に記憶部情報中の重要顧客情報をもとに重
要顧客であるか否かの判定を行なう（図３のステップＳ
３）。主制御部３−７は、その判定の結果、重要顧客で
ないとき（重要顧客情報の顧客重要度レベルが、例えば
レベル０であるとき）は、通常の取引扱いとし、重要顧
客であれば（重要顧客情報の顧客レベルが、例えばレベ
ル１〜４であるとき）は重要顧客取引扱いとして、ステ
ップＳ８へ移行する。

【００１７】次にステップＳ２において、自動取引装置
３の主制御部３−７は、重要顧客情報の最終書込み日か
ら一定期間経過している場合には、インタフェース部３
−９、通信回線６、端末制御装置５、通信回線１１を介
してセンタ側２のホストコンピュータ９へ顧客の記憶部
情報、即ち店番、口座番号、預金種別、本自動取引装置
の機番などの他、重要顧客情報の最終書込み日と重要顧
客情報を送る。センタ側２では、ホストコンピュータ９
は、端末の自動取引装置３から送られてきたデータをも
とに、磁気ディスク装置１０に設けた顧客情報ファイル
を参照し、該当顧客が現在重要顧客になっているか否か
をチェックする（図３のステップＳ４、Ｓ５）。なお、
磁気ディスク装置１０の顧客情報ファイルには、顧客属
性情報が記録されている。

【００１８】ホストコンピュータ９は、チェックの結
果、該当顧客の現在の重要顧客情報（例えばレベル０〜
４のうち、該当レベル）及び該当顧客の現在の顧客属性
情報を自動取引装置３に通知する。次に、ホストコンピ
ュータ９から通知を受けた自動取引装置３側では、主制
御部３−７は、この通知をメモリ３−８に格納し、この
通知された現在の重要顧客情報をもとに、該当顧客が現
在重要顧客でない場合には、カードリーダライタ３−４
に取引媒体７の記憶部（ＩＣカード以外の通帳、証書、
ＩＤカードは磁気ストライプ）の重要顧客情報の最終書
込み日と重要顧客情報を更新させ（図３のステップＳ
６）、通常取引扱いとする。

【００１９】また、主制御部３−７は通知された現在の
重要顧客情報をもとに、該当顧客が現在重要顧客である
場合には、カードリーダライタ３−４に取引媒体７の記
憶部（ＩＣカード以外の通帳、証書、ＩＤカードは磁気
ストライプ）の重要顧客情報の最終書込み日と重要顧客
情報を更新させ（図３のステップＳ７）、重要顧客取引
扱いとする。

【００２０】なお、取引媒体７の記憶部情報に記録され
る重要顧客情報の最終書込み日より一定期間経過してい
る場合には、必ず、該当顧客の取引媒体７の記憶部情報
中の重要顧客情報の最終書込み日と重要顧客情報が更新
される（図３のステップＳ２、Ｓ４〜Ｓ７）。従って取
引媒体７の記憶部情報中には、該当顧客の現在の重要顧
客情報が更新格納されていることになり、記憶部情報中
の重要顧客情報の信頼度が高まる。

【００２１】次に主制御部３−８は、営業店内の役席端
末４へ本自動取引装置３で取引を行なっている重要顧客
の顧客属性情報を有する顧客情報（重要顧客情報も含
む）を送り、役席端末４にその顧客属性情報を有する顧
客情報を表示させ、かつブザー等を動作させて役席又は
行員に「重要顧客が自動取引装置３での取引を行なって
いることを知らせる（図３のステップＳ８）。これによ
り、役席又は行員は、例えば窓口の案内係の人に、「自
動取引装置３で取引を終えた重要顧客が窓口の方へ来た
ら、重要顧客として丁重に扱い、別室へ案内して、その
上で、担当の者に取引明細票に記載されたお得な金融商
品セールス情報などを判りやすくていねいに説明させる
よう」指示し待機させる。役席は、役席端末４に表示さ
れた顧客属性情報により特に重要な顧客と判断した場合
には、自らその重要顧客に直接会い、丁重に、判りやす
くお得な金融商品セールス情報などの説明をしたり、重
要顧客に対する丁重なもてなしを行なうなどの対応をと
る。

【００２２】一方、自動取引装置３では、主制御部３−
７は役席端末４に重要顧客の顧客属性情報を表示させ、
ブザーなどで役席又は行員に重要顧客が取引している旨
通知した後、取引実行中に顧客操作部３−１のＣＲＴデ
ィスプレイ画面に、該当重要顧客の重要顧客情報をもと
に、ハードディスク３−６ａより取出した該当する顧客
重要度に応じたメッセージ（ガイダンスメッセージ）を
表示させる（図３のステップＳ９）。この場合、図４に
示すようにＣＲＴディスプレイ画面２１にメッセージ
（ガイダンスメッセージ）として、例えば、「お手数で
すが、お取引後に、窓口の方へお越し下さい。」といっ
たような表示がなされる。

【００２３】次に、本自動取引装置での取引終了時に、
主制御部３−７は、該当重要顧客の重要顧客情報をもと
に、ハードディスク３−６ａより取出した該当する顧客
重要度に応じたセールス情報を、取引明細票８に印字さ
せるべく、取引明細票プリンタ３−５を制御する。これ
により、取引明細票プリンタ３−５は、該当する顧客重
要度に応じたセールス情報を取引明細票８に印字して出
力する（図３のステップＳ１０）。該当重要顧客は、こ
の取引明細票８を受取る。この場合取引明細票８には、
図５に示すように、セースル情報として、例えば「お知
らせ」の欄を設け、「毎々、御利用頂きありがとうござ
います。本日より１ケ月間、振込手数料が無料となりま
す。ただいま、スーパーＭＭＣ３００がお得です。」と
いったような印字がなされる。

【００２４】この他、セールス情報として、例えば重要
顧客の定期預金等の満期日情報などとともに、又は別個
に重要顧客の重要顧客情報中の顧客重要度に応じて、次
のような金融商品をすすめる。例えば顧客重要度のレベ
ル１の場合には、「１０万円〜５０万円の定期預金」
を、レベル２の場合には「５０万円〜３００万円のスー
パーＭＭＣ」を、レベル３の場合には「３００万円〜１
０００万円のスーパーＭＭＣ」を、レベル４の場合には
「１０００万円以上の大口定期」をすすめるといった具
合である。

【００２５】このように、顧客重要度に応じてセール情
報を変えることにより顧客に合った金融商品を顧客にす
すめることができる。なお、ガイダンスメッセージは顧
客重要度に応じて、特に変えなくても、予め役席端末４
では顧客属性情報により顧客の重要度が詳しく判るの
で、役席が、顧客重要度に応じて案内係の者に、重要顧
客が窓口の方へ来たときの対応を予め指示するなどして
対処することができる。また、ガイダンスメッセージを
顧客重要度に応じてレベル３、４の場合には予め別室の
方へ来て頂いたり、レベル１、２の場合は窓口の方へ来
て頂いたり、すすめるセールス情報との関係などで種々
の対応をとることができる。

【００２６】次に自動取引装置３で取引を終えた重要顧
客が図４のメッセージに従って店内の窓口に来たとき、
予め待機していた案内係が、例えばその重要顧客を別室
へ案内して丁重に、取引明細票８に記載されているセー
ルス情報を判りやすく説明する。図５のようなセールス
情報の場合には、キャンペーンとして、本日より１ケ月
間振込手数料が無料である旨説明したり、スーパーＭＭ
Ｃ３００がただいま、他の金融商品に比べて利廻りが大
変良いことを他の金融商品の利廻りと比較して説明す
る。その他取引明細票８に記載されていないお得な情報
を知らせたり、又粗品を進呈したりする。

【００２７】以上の説明から判るように、重要顧客情報
をもとに、重要顧客に対し、顧客重要度に応じて特別の
サービスを種々行なうことができる。本発明は本実施例
に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の応用及び変形が考えられる。例えば、本実施例
においては、取引媒体７の記憶部情報中の重要顧客情報
の最終書込み日より一定期間経過している場合、自動取
引装置３は、該当顧客が現在重要顧客であるか否かをチ
ェックするため、ホストコンピュータ９より、該当顧客
の現在の重要顧客情報を送ってもらうようにしている
が、本発明はこれに限定されることなく、例えば自動取
引装置３とオンライン接続されている該当端末側全体を
管理している該当端末側のデータベースから該当顧客の
現在の重要顧客情報を送ってもらうようにしてもよい。

【００２８】

【発明の効果】上述したように本発明による自動取引装
置を用いれば、次のような種々の効果が得られる。 (1) 重要顧客情報をもとに、重要顧客に対して、顧客重
要度に応じてきめの細かいサービスを行なうことができ
る。 (2) 自動取引装置設置店（営業店）内の役席や行員が、
重要顧客が自動取引装置で取引をしていることを素早く
知り、セールスに結びつけた対応を素早くとることがで
きる。

【００２９】(3) 自動取引装置での、メッセージやセー
ルス情報により重要顧客にとってますます営業店の信頼
度を増す。 (4) 取引媒体の記憶部情報に記録されている重要顧客情
報の最終書込み日より一定期間経過している場合には、
取引媒体使用時に、記憶部情報中の重要顧客情報の最終
書込み日や重要顧客情報が更新されるので、取引媒体の
記憶部情報中の重要顧客情報の信頼度が高まる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の自動取引装置３の一実施例を示す構成
図である。

【図２】本発明に係る自動取引システムの一実施例を示
す概要図である。

【図３】本発明動作を説明するフローチャートである。

【図４】メッセージ例を示す説明図である。

【図５】取引明細票のセールス情報例を示す説明図であ
る。

【符号の説明】

１ 営業店側 ２ センタ側 ３ 自動取引装置 ３−１ 顧客操作部 ３−３ 通帳記帳機 ３−４ カードリーダライタ ３−５ 取引明細票プリンタ ３−６ａ ハードディスク ３−６ｂ フロッピィーディスク ３−７ 主制御部 ３−８ メモリ ４ 役席端末 ９ ホストコンピュータ １０ 磁気ディスク装置

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 取引の処理及び管理を行なうセンタのホ
   ストコンピュータとオンライン接続された端末側に設け
   られ、かつ重要顧客情報の最終書込み日と重要顧客情報
   を含む記憶部情報を記録した取引媒体を用いて取引を行
   なう自動取引装置において、挿入された取引媒体の記憶
   部情報を読取り、かつ前記記憶部情報中の重要顧客情報
   の最終書込み日より一定期間経過している場合に前記記
   憶部情報中の重要顧客情報の最終書込み日及び重要顧客
   情報を更新するリードライト手段と、このリードライト
   手段にて読取られた前記取引媒体の前記記憶部情報を入
   力し、前記重要顧客情報の最終書込み日より一定期間経
   過せず、かつ前記重要顧客情報により重要顧客でないと
   きと、前記最終書込み日より一定期間経過しかつ、前記
   取引媒体以外の外部入力により現在重要顧客でないとき
   は通常取引扱いとし、また前記最終書込み日より一定期
   間経過せず、かつ前記重要顧客情報により重要顧客であ
   るときと、前記最終書込み日より一定期間経過し、かつ
   前記取引媒体以外の、外部からの重要顧客情報により現
   在重要顧客であるときは重要顧客取引扱いとする判定手
   段と、この判定手段にて重要顧客取引扱いとしたとき当
   該自動取引装置設置店内へ連絡する通知手段と、前記重
   要顧客情報の顧客重要度に応じたメッセージやセールス
   情報を格納しておく記憶手段と、顧客重要度に応じたメ
   ッセージを表示する表示手段と、顧客重要度に応じたセ
   ールス情報を取引明細票に印字する印字手段と、前記判
   定手段にて重要顧客取引扱いとしたとき、前記判定手段
   からの前記重要顧客情報及び前記記憶手段の格納情報を
   もとに、該当する顧客重要度に応じたメッセージを表示
   させるべく前記表示手段を制御し、取引明細票に該当す
   る顧客重要度に応じたセールス情報を印字させるべく前
   記印字手段を制御し、前記最終書込み日より一定期間経
   過しているとき、前記記憶部情報中の重要顧客情報の最
   終書込み日及び重要顧客情報を更新させるべく前記リー
   ドライト手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴
   とする自動取引装置。