JP2605894B2 - トリガ信号発生器 - Google Patents
トリガ信号発生器Info
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、導入した2つの信号の時間差が設定した狭
い時間幅内にあるときトリガ信号を出力する装置に関す
るものである。
い時間幅内にあるときトリガ信号を出力する装置に関す
るものである。
<従来の技術> オシロスコープ等においては、例えばチャネルch1に
導入した信号Aと、チャネルch2に導入した信号Bが、
予め設定した狭い時間幅内で発生した時、トリガ信号を
発生させ、このトリガ信号を起点として、信号A,Bの波
形を表示する機能が備えられているものがある。
導入した信号Aと、チャネルch2に導入した信号Bが、
予め設定した狭い時間幅内で発生した時、トリガ信号を
発生させ、このトリガ信号を起点として、信号A,Bの波
形を表示する機能が備えられているものがある。
このようなオシロスコープにおいては、トリガ信号発
生器として次のような構成が従来とられていた。
生器として次のような構成が従来とられていた。
信号Aの立上がりエッジと、信号Bの立上がりエッジ
とで、時間差分のパルスを切出す。即ち、例えば信号A
の立上がりエッジで時間差分パルスの立上がりを切出
し、信号Bの立上がりエッジで時間差分パルスの立下が
りエッジを切出す。従って、時間差分パルスのパルス幅
は、信号A,Bの立上がりエッジの時間差に等しい。
とで、時間差分のパルスを切出す。即ち、例えば信号A
の立上がりエッジで時間差分パルスの立上がりを切出
し、信号Bの立上がりエッジで時間差分パルスの立下が
りエッジを切出す。従って、時間差分パルスのパルス幅
は、信号A,Bの立上がりエッジの時間差に等しい。
そして得られた時間差分パルスをパルス幅検出回路に
加え、このパルス幅が、パルス幅検出回路に予め設定し
たパルス幅以下の時のみ、トリガ信号を出力するもので
ある。
加え、このパルス幅が、パルス幅検出回路に予め設定し
たパルス幅以下の時のみ、トリガ信号を出力するもので
ある。
<発明が解決しようとする課題> 以上のような従来のトリガ信号発生器では、時間差が
極めて狭くなると(例えば時間差=0)、これを検出す
ることができず、トリガ信号を発生できないと言う課題
がある。
極めて狭くなると(例えば時間差=0)、これを検出す
ることができず、トリガ信号を発生できないと言う課題
がある。
説明を加える。上述のように、従来回路は、信号Aと
Bの立上がりエッジの時間差に対応するパルス幅wの信
号を切出すが、時間差が極めて狭くなると、w0とな
る。このパルス幅wを検出する狭パルス幅検出回路は、
通常、論理素子、例えばフリップフロップ等で構成され
る。論理素子(フリップフロップ)には、素子固有のス
ピード限界があるため、加えられた信号のパルス幅が、
一定の限界を下回ると、もはや応答することができなく
なる。この結果、時間差が極めて狭くなるとトリガ信号
を発生できなくなるのである。
Bの立上がりエッジの時間差に対応するパルス幅wの信
号を切出すが、時間差が極めて狭くなると、w0とな
る。このパルス幅wを検出する狭パルス幅検出回路は、
通常、論理素子、例えばフリップフロップ等で構成され
る。論理素子(フリップフロップ)には、素子固有のス
ピード限界があるため、加えられた信号のパルス幅が、
一定の限界を下回ると、もはや応答することができなく
なる。この結果、時間差が極めて狭くなるとトリガ信号
を発生できなくなるのである。
また、従来のトリガ信号発生器は、2つの信号AとB
のどちらが先に発生したかの検出をしていなかった。
のどちらが先に発生したかの検出をしていなかった。
本発明の目的は、予め設定された時間差内で2つの信
号A,Bが発生した場合、2つの信号の時間差が極めて狭
い場合でも(時間差0でも)、確実にこれを検出し、ト
リガ信号を出力できるとともに、AとBのどちらの信号
が先に発生したかも判別できる機能を有したトリガ信号
発生器を提供することである。
号A,Bが発生した場合、2つの信号の時間差が極めて狭
い場合でも(時間差0でも)、確実にこれを検出し、ト
リガ信号を出力できるとともに、AとBのどちらの信号
が先に発生したかも判別できる機能を有したトリガ信号
発生器を提供することである。
<課題を解決するための手段> 本発明は、上記課題を解決するために D端子に“1"が加えられ、クロック端子に信号Aが加
えられる第1フリップフロップ(以下、DFFと記す)
と、 D端子に“1"が加えられ、クロック端子に信号Bが加
えられる第2DFFと、 第1と第2DFFのQ出力を論理和演算した信号を導入
し、これを時間td遅延させて前記2つのDFFのリセット
端子へ加える遅延素子(4)と、 第1,第2DFFのQ出力を論理積演算した信号をクロック
端子に導入し、D端子に“1"が加えられた第3DFF(10)
と、 第1DFFのQ出力と遅延素子の出力との論理和演算した
信号をD端子に導入し、クロック端子に信号Bが加えら
れた第4DFF(8)と、 第2DFFのQ出力と遅延素子の出力との論理和演算した
信号をD端子に導入し、クロック端子に信号Aが加えら
れた第5DFF(9)と、 第3,第4,第5DFFのQ出力を論理和演算する手段(11)
と、 を備えるようにしたものである。
えられる第1フリップフロップ(以下、DFFと記す)
と、 D端子に“1"が加えられ、クロック端子に信号Bが加
えられる第2DFFと、 第1と第2DFFのQ出力を論理和演算した信号を導入
し、これを時間td遅延させて前記2つのDFFのリセット
端子へ加える遅延素子(4)と、 第1,第2DFFのQ出力を論理積演算した信号をクロック
端子に導入し、D端子に“1"が加えられた第3DFF(10)
と、 第1DFFのQ出力と遅延素子の出力との論理和演算した
信号をD端子に導入し、クロック端子に信号Bが加えら
れた第4DFF(8)と、 第2DFFのQ出力と遅延素子の出力との論理和演算した
信号をD端子に導入し、クロック端子に信号Aが加えら
れた第5DFF(9)と、 第3,第4,第5DFFのQ出力を論理和演算する手段(11)
と、 を備えるようにしたものである。
<作用> 信号Aの発生時刻をTA、信号Bの発生時刻をTBとす
る。
る。
|TA−TB|<tdの時 第3 DFF10から信号iが発生し、 0<TA−TB<2・tdの時 第4 DFF8から信号gが発生し、 0<TB−TA<2・tdの時 第5 DFF9から信号hが発生し、 |TA−TB|<2・tdの時 手段11からトリガ信号jが発生する。
<実施例> 以下、図面を用いて本発明を詳しく説明する。
第1図は本発明に係るトリガ信号発生器の一実施例を
示す図、第2図は第1図装置のタイムチャート、第3図
は本発明の応用例である。
示す図、第2図は第1図装置のタイムチャート、第3図
は本発明の応用例である。
Dタイプフリップフロップ(DFF)1は、D端子に常
時HIGHレベルの信号(以下、“1"と記す)が加えられて
おり、クロック端子(以下、ck端子と記す)に信号Aの
立上がりエッジが加えられると、Q端子からD端子の状
態、この場合は、“1"を出力する。またリセット端子
(R端子)に信号bが加えられると、DFF1のQ端子は、
“0"となる。
時HIGHレベルの信号(以下、“1"と記す)が加えられて
おり、クロック端子(以下、ck端子と記す)に信号Aの
立上がりエッジが加えられると、Q端子からD端子の状
態、この場合は、“1"を出力する。またリセット端子
(R端子)に信号bが加えられると、DFF1のQ端子は、
“0"となる。
同様に、DFF2にもD端子へ常時“1"が加えられてお
り、ck端子に信号Bの立上がりエッジが加えられると、
Q端子から“1"を出力する。
り、ck端子に信号Bの立上がりエッジが加えられると、
Q端子から“1"を出力する。
オアゲート3は、DFF1とDFF2のQ出力を導入し、この
論理和演算を行うものである。
論理和演算を行うものである。
遅延素子4は、オアゲート3から導入した信号を、時
間tdだけ遅らせ、信号Cとして出力するもので、2つの
信号A,Bの検出時間を設定する作用を持つ。この遅延素
子4は、例えば市販されているディレイラインで構成す
ることができ、第1図では図示していないが、外部から
設定した信号により、遅延量tdを選択する機能を持たせ
ることができる。
間tdだけ遅らせ、信号Cとして出力するもので、2つの
信号A,Bの検出時間を設定する作用を持つ。この遅延素
子4は、例えば市販されているディレイラインで構成す
ることができ、第1図では図示していないが、外部から
設定した信号により、遅延量tdを選択する機能を持たせ
ることができる。
オアゲート5は、DFF1のQ出力である信号aと、遅延
素子4の出力Cとを導入し、この論理和演算を行うもの
である。
素子4の出力Cとを導入し、この論理和演算を行うもの
である。
オアゲート6は、DFF2のQ出力である信号bと、遅延
素子4の出力Cとを導入し、この論理和演算を行うもの
である。
素子4の出力Cとを導入し、この論理和演算を行うもの
である。
アンドゲート7は、DFF1とDFF2のQ出力である信号a
とbを導入し、この論理積演算を行うものである。
とbを導入し、この論理積演算を行うものである。
DFF8は、D端子にオアゲート5の出力dが加えられ、
CK端子(クロック端子)に信号Bが加えられる。そし
て、ck端子の信号Bの立上がりエッジの時点におけるD
端子の状態(信号dの状態)をQ端子に出力する。
CK端子(クロック端子)に信号Bが加えられる。そし
て、ck端子の信号Bの立上がりエッジの時点におけるD
端子の状態(信号dの状態)をQ端子に出力する。
DFF9は、D端子にオアゲート6の出力eが加えられ、
CK端子に信号Aが加えられる。そして、CK端子の信号A
の立上がりエッジの時点におけるD端子の状態(信号e
の状態)をQ端子に出力する。
CK端子に信号Aが加えられる。そして、CK端子の信号A
の立上がりエッジの時点におけるD端子の状態(信号e
の状態)をQ端子に出力する。
DFF10は、D端子に常時“1"が加えられており、アン
ドゲート7からCK端子に信号fが加えられると、Q端子
の出力iを“1"にするものである。
ドゲート7からCK端子に信号fが加えられると、Q端子
の出力iを“1"にするものである。
オアゲート11は、DFF8とDFF9とDFF10のQ出力を導入
し、これを論理和演算して信号jを出力するものであ
る。この信号jは、トリガ信号として用いることができ
る。
し、これを論理和演算して信号jを出力するものであ
る。この信号jは、トリガ信号として用いることができ
る。
以上のように構成された第1図装置の動作を第2図を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
第1図装置は、予め設定された時間差内(本明細書で
は2・td以内)で2つの信号A,Bが発生した場合、2つ
の信号の時間差が極めて狭い場合でも(時間差0で
も)、確実にこれを検出してトリガ信号を発生させると
ともに、AとBのどちらの信号が先に発生したかも判別
できる機能を有した装置である。
は2・td以内)で2つの信号A,Bが発生した場合、2つ
の信号の時間差が極めて狭い場合でも(時間差0で
も)、確実にこれを検出してトリガ信号を発生させると
ともに、AとBのどちらの信号が先に発生したかも判別
できる機能を有した装置である。
信号Aの発生時刻をTA、信号Bの発生時刻をTBとする
と、第1図の端子P3〜P5から次の信号が出力される。
と、第1図の端子P3〜P5から次の信号が出力される。
端子P3からは 0<TA−TB<2・tdの時信号gが発
生する。即ち、信号gは、信号Aが先に発生したことを
意味するものである。
生する。即ち、信号gは、信号Aが先に発生したことを
意味するものである。
端子P4からは 0<TB−TA<2・tdの時信号hが発
生する。即ち、信号hは、信号Bが先に発生したことを
意味するものである。
生する。即ち、信号hは、信号Bが先に発生したことを
意味するものである。
端子P5からは |TA−TB|<2・tdの時信号jが発生
する。即ち、2つの信号A,Bの時間差が、2・td未満で
あれば、TA=TBの時でも、トリガ信号jが発生する。
する。即ち、2つの信号A,Bの時間差が、2・td未満で
あれば、TA=TBの時でも、トリガ信号jが発生する。
以下、端子P3〜P5から、上記した信号g,h,jが、それ
ぞれ出力される動作を説明する。
ぞれ出力される動作を説明する。
(A)|TA−TB|>2・tdの時 この場合のように、設定時間幅(2・td)より信号A,
Bの発生間隔が長い場合、端子P3〜P5からは何も信号は
発生しない。これを第2図の信号Aの発生E1(立上がり
エッジE1……第2図(1)参照)と、信号Bの発生E4
(立上がりエッジE4……(2)参照)の部分を参照して
説明する。信号AとBは、時間T1の差があり、 2・td1<T1 である。第2図では、信号AがBより先に発生した例を
示している。
Bの発生間隔が長い場合、端子P3〜P5からは何も信号は
発生しない。これを第2図の信号Aの発生E1(立上がり
エッジE1……第2図(1)参照)と、信号Bの発生E4
(立上がりエッジE4……(2)参照)の部分を参照して
説明する。信号AとBは、時間T1の差があり、 2・td1<T1 である。第2図では、信号AがBより先に発生した例を
示している。
信号A,Bが発生する前、DFF1,2は、予めリセットされ
ており、Q端子は“0"状態である。ここで、信号Aのエ
ッジE1が発生すると、このエッジE1に同期して、DFF1の
Q端子の信号aは、“1"となる(第2図(3)参照)。
従ってオアゲート3の出力も“1"となる。このオアゲー
ト3の出力は、遅延素子4にて、td遅れるので、遅延素
子4の出力信号cは、エッジE1から時間td遅れて、“1"
となる(第2図(4)参照)。従って、DFF1のリセット
端子に、この信号cの“1"が加えられるので、DFF1のQ
端子の信号aは、“0"となる((3)参照)。なお、DF
F2のQ端子は、この時点では、まだ信号Bが発生してい
ないので、依然として“0"のままである。
ており、Q端子は“0"状態である。ここで、信号Aのエ
ッジE1が発生すると、このエッジE1に同期して、DFF1の
Q端子の信号aは、“1"となる(第2図(3)参照)。
従ってオアゲート3の出力も“1"となる。このオアゲー
ト3の出力は、遅延素子4にて、td遅れるので、遅延素
子4の出力信号cは、エッジE1から時間td遅れて、“1"
となる(第2図(4)参照)。従って、DFF1のリセット
端子に、この信号cの“1"が加えられるので、DFF1のQ
端子の信号aは、“0"となる((3)参照)。なお、DF
F2のQ端子は、この時点では、まだ信号Bが発生してい
ないので、依然として“0"のままである。
この信号aの立下がり(“0")は、上述と同様な経過
をとり、時間td遅れて遅延素子4から出力されるので、
信号cは、信号AのエッジE1から2・td後に“0"となる
(第2図(4)参照)。
をとり、時間td遅れて遅延素子4から出力されるので、
信号cは、信号AのエッジE1から2・td後に“0"となる
(第2図(4)参照)。
次に信号AのエッジE1から時間T1経て信号Bが発生す
る。信号BのエッジE4に同期して、DFF2の出力bが“1"
となり(第2図(5)参照)、遅延素子4の作用によ
り、信号cは、信号BのエッジE4から時間td遅れて“1"
となる。従って、DFF1の出力bは、信号cの立上がりに
同期して“0"となる。また、信号cも上述と同様な動作
により、エッジE4から2・td後に“0"となる。従って、
信号A,BのエッジE1とE4が発生したことによる信号a,b,c
の波形は、第2図(3)〜(5)となる。
る。信号BのエッジE4に同期して、DFF2の出力bが“1"
となり(第2図(5)参照)、遅延素子4の作用によ
り、信号cは、信号BのエッジE4から時間td遅れて“1"
となる。従って、DFF1の出力bは、信号cの立上がりに
同期して“0"となる。また、信号cも上述と同様な動作
により、エッジE4から2・td後に“0"となる。従って、
信号A,BのエッジE1とE4が発生したことによる信号a,b,c
の波形は、第2図(3)〜(5)となる。
このような状態において、DFF1,2の出力信号a,bの論
理積を演算するアンドゲート7の出力信号fは、信号a
とbが同一時期に共に“1"となる場合が無いので、“0"
のままである(第2図(3),(5),(9)参照)。
理積を演算するアンドゲート7の出力信号fは、信号a
とbが同一時期に共に“1"となる場合が無いので、“0"
のままである(第2図(3),(5),(9)参照)。
また、オアゲート5は、信号aとcの論理和演算を行
うので、その出力dは、第2図(7)のようになる。
うので、その出力dは、第2図(7)のようになる。
またオアゲート6は、信号bとcの論理和演算を行う
ので、その出力eは、第2図(8)のようになる。
ので、その出力eは、第2図(8)のようになる。
従って、DFF8は、信号dが“1"の期間に、信号Bが発
生しないので、言替えると、信号BのエッジE4が発生し
た時点では、信号dは“0"であるため、出力信号gは発
生しない(第2図(10)参照)。即ち、|TA−TB|>2・
tdの場合、端子P3からは、信号が発生しない。
生しないので、言替えると、信号BのエッジE4が発生し
た時点では、信号dは“0"であるため、出力信号gは発
生しない(第2図(10)参照)。即ち、|TA−TB|>2・
tdの場合、端子P3からは、信号が発生しない。
同様に、DFF9は、信号AのエッジE1が発生した時点で
は、信号eは“0"であるため、出力信号hは発生しない
(第2図(12)参照)。即ち、|TA−TB|>2・tdの場
合、端子P4からは、信号が発生しない。
は、信号eは“0"であるため、出力信号hは発生しない
(第2図(12)参照)。即ち、|TA−TB|>2・tdの場
合、端子P4からは、信号が発生しない。
また、DFF10は、信号fが発生しないので、その出力
iは“0"のままである。そして、信号g,h,iが総べて
“0"であるため、オアゲート11の出力jも“0"である
(第2図(14)参照)。即ち、|TA−TB|>2・tdの場
合、端子P5からは、信号が発生しない。
iは“0"のままである。そして、信号g,h,iが総べて
“0"であるため、オアゲート11の出力jも“0"である
(第2図(14)参照)。即ち、|TA−TB|>2・tdの場
合、端子P5からは、信号が発生しない。
上述は、信号AがBより先に発生した場合の例である
が、信号Bが先に発生した場合も同様な動作により、上
述と同じ結果となるので、その説明を省略する。
が、信号Bが先に発生した場合も同様な動作により、上
述と同じ結果となるので、その説明を省略する。
(B)|TA−TB|<2・tdの時 設定時間幅(2・td)より信号A,Bの発生間隔が短い
場合、端子P3〜P5から信号が発生する。
場合、端子P3〜P5から信号が発生する。
動作を要約すると、 TA=TBの時 信号gとhは、発生しないが、信号iが発生する。従
って、オアゲート11からトリガ信号jが出力される。
って、オアゲート11からトリガ信号jが出力される。
0<|TA−TB|<tdの時 信号gとhの一方が発生し、信号iも発生するので、
オアゲート11からトリガ信号hが出力される。
オアゲート11からトリガ信号hが出力される。
td<|TA−TB|<2・tdの時 信号iは、発生しないが、信号gとhの一方が発生す
るので、オアゲート11からトリガ信号jが出力される。
るので、オアゲート11からトリガ信号jが出力される。
即ち、|TA−TB|<2・tdの時、端子P5からトリガ信号
jが出力される。
jが出力される。
以上を第2図の信号Aの発生E3と、信号Bの発生E6の
部分を参照して説明する。信号AとBは、時間T2の差が
あり、 T2<2・td である。第2図では、信号AがBより先に発生した例を
示している。
部分を参照して説明する。信号AとBは、時間T2の差が
あり、 T2<2・td である。第2図では、信号AがBより先に発生した例を
示している。
まず信号AのエッジE3が発生すると、上記(A)で説
明した動作により、DFF1の出力信号aは、“1"となる
(第2図(3)参照)。次に、信号AのエッジE3から、
時間T2後に信号BのエッジE6が発生すると、このエッジ
E6に同期して、DFF2の出力信号bも“1"となる(第2図
(5)参照)。そして、上記(A)で説明したのと同様
な動作により、信号AのエッジE3から時間td後に信号c
が、“1"となると、DFF1,2は、同期してリセットされる
ので、信号a,bはともに“0"となる((3),(5)参
照)。
明した動作により、DFF1の出力信号aは、“1"となる
(第2図(3)参照)。次に、信号AのエッジE3から、
時間T2後に信号BのエッジE6が発生すると、このエッジ
E6に同期して、DFF2の出力信号bも“1"となる(第2図
(5)参照)。そして、上記(A)で説明したのと同様
な動作により、信号AのエッジE3から時間td後に信号c
が、“1"となると、DFF1,2は、同期してリセットされる
ので、信号a,bはともに“0"となる((3),(5)参
照)。
このような結果、オアゲート5の出力信号dは、第2
図(7)となり、オアゲート6の出力信号eは、第2図
(8)となり、アンドゲート7の出力信号fは、第2図
(9)となる。
図(7)となり、オアゲート6の出力信号eは、第2図
(8)となり、アンドゲート7の出力信号fは、第2図
(9)となる。
従って、DFF8は、信号BのエッジE6の時点で信号d
は、“1"であるから(第2図(7)参照)、その出力信
号gが“1"となる。従って、信号Aが先に発生したこと
を示す信号gが、端子P3から出力される。
は、“1"であるから(第2図(7)参照)、その出力信
号gが“1"となる。従って、信号Aが先に発生したこと
を示す信号gが、端子P3から出力される。
一方、DFF9は、信号AのエッジE3の時点で信号eは、
“0"であるから(第2図(8)参照)、その出力信号h
は、“0"のままである。従って信号Aが先に発生した場
合、信号hは、端子P4からは出力されない。
“0"であるから(第2図(8)参照)、その出力信号h
は、“0"のままである。従って信号Aが先に発生した場
合、信号hは、端子P4からは出力されない。
また、DFF10は、信号fが信号bの立上がりに同期し
て“1"となるので、出力信号iを“1"とする。従って0
<|TA−TB|<tdの時信号gとhの一方が発生し、信号i
も発生するので、オアゲート11からトリガ信号hが出力
される。
て“1"となるので、出力信号iを“1"とする。従って0
<|TA−TB|<tdの時信号gとhの一方が発生し、信号i
も発生するので、オアゲート11からトリガ信号hが出力
される。
次にTA=TBの時、信号gとhは、発生しないが、信号
iが発生し、オアゲート11からトリガ信号jが出力され
る旨を説明する。
iが発生し、オアゲート11からトリガ信号jが出力され
る旨を説明する。
信号dは、信号Aの発生を受けて“1"となるため、信
号Aと同時に発生した信号Bの立上がり時点では、信号
dはまだ“0"である。従って、信号AとBが同時に発生
した場合、端子P3からは、信号gは発生しない。
号Aと同時に発生した信号Bの立上がり時点では、信号
dはまだ“0"である。従って、信号AとBが同時に発生
した場合、端子P3からは、信号gは発生しない。
一方、信号AとBが同時に発生した場合、信号aとb
も同時に立上がるので、この論理積演算をした信号f
は、必ず“1"となる。従って、DFF10は、信号AとBの
時間差が0であっても、信号iを発生させる。
も同時に立上がるので、この論理積演算をした信号f
は、必ず“1"となる。従って、DFF10は、信号AとBの
時間差が0であっても、信号iを発生させる。
従って、オアゲート11は、信号g,h,iの論理和演算を
行っているので、信号AとBの時間差が0であっても、
トリガ信号jを出力できる。
行っているので、信号AとBの時間差が0であっても、
トリガ信号jを出力できる。
次にtd<|TA−TB|<2・tdの時 信号iは、発生しな
いが、信号gとhの一方が発生するので、オアゲート11
からトリガ信号jが出力される旨を説明する。
いが、信号gとhの一方が発生するので、オアゲート11
からトリガ信号jが出力される旨を説明する。
信号Bが、エッジE7の時点(信号Aの発生からtd〜2
・tdの間)で生じた場合を例に上げて説明する。信号A
の発生からtd〜2・tdの間は、信号cが“1"である。従
って、この場合のDFF2の出力信号b1は、強制的に“0"と
されるため(第2図(6)参照)、信号Bの発生は、DF
F2に受付られない。即ち、信号b1(信号BがエッジE7で
生じた時の信号bのこと)が“0"であるためアンドゲー
ト7の出力fが、“0"となり、DFF10は信号iを出力で
きない。
・tdの間)で生じた場合を例に上げて説明する。信号A
の発生からtd〜2・tdの間は、信号cが“1"である。従
って、この場合のDFF2の出力信号b1は、強制的に“0"と
されるため(第2図(6)参照)、信号Bの発生は、DF
F2に受付られない。即ち、信号b1(信号BがエッジE7で
生じた時の信号bのこと)が“0"であるためアンドゲー
ト7の出力fが、“0"となり、DFF10は信号iを出力で
きない。
一方、信号BのエッジE7が生じた時点で、信号dは
“1"であるため(第2図(7)参照)、DFF8の出力信号
g1は、“1"となる(第2図(11)参照)。
“1"であるため(第2図(7)参照)、DFF8の出力信号
g1は、“1"となる(第2図(11)参照)。
従ってオアゲート11からトリガ信号j1が出力される。
なお、上述は、信号Aが先に発生した場合の説明であ
るが、信号Bが先に発生した場合は、端子P3の信号gは
出力されず、端子P4の信号hと、端子P5の信号jが出力
される。即ち、信号Bが先に出力された旨の信号hと、
その際のトリガ信号jが出力される。なお、その動作は
上述と同様であるため、説明を省略する。
るが、信号Bが先に発生した場合は、端子P3の信号gは
出力されず、端子P4の信号hと、端子P5の信号jが出力
される。即ち、信号Bが先に出力された旨の信号hと、
その際のトリガ信号jが出力される。なお、その動作は
上述と同様であるため、説明を省略する。
第3図は本発明の応用例であり、グリッチ検出回路を
形成したものである。即ち、狭いパルス幅の信号Dをバ
ッファ13に導入し、そこで正極性の信号A(この信号の
立上がりエッジが第1図の信号Aに相当)と、負極性の
信号B(この信号の立上がりエッジが第1図の信号Bに
相当)に変換する。そして、第1図回路である14へ加え
ることにより、信号Dが設定時間幅より狭いパルス幅の
時、トリガ信号hを出力できる。
形成したものである。即ち、狭いパルス幅の信号Dをバ
ッファ13に導入し、そこで正極性の信号A(この信号の
立上がりエッジが第1図の信号Aに相当)と、負極性の
信号B(この信号の立上がりエッジが第1図の信号Bに
相当)に変換する。そして、第1図回路である14へ加え
ることにより、信号Dが設定時間幅より狭いパルス幅の
時、トリガ信号hを出力できる。
<本発明の効果> 以上述べたように本発明によれば、次の効果が得られ
る。
る。
信号A,B間の時間差が0であっても、トリガ信号を
出力できる。
出力できる。
第1図の回路は遅延素子を1個で形成できる。即
ち、遅延素子以外の部分は容易にIC化できるので、極め
て小型化できる。
ち、遅延素子以外の部分は容易にIC化できるので、極め
て小型化できる。
信号A,Bのどちらが先に発生したかの情報を出力で
きる。なお、信号A,Bの時間差がない場合、信号A,Bの先
・後を示す信号g,hは出力されないが、トリガ信号jが
出力される。従って、トリガ信号が出力され、かつ信号
g,hが出力されていない場合、同時に信号A,Bが発生した
ことを知ることができる。
きる。なお、信号A,Bの時間差がない場合、信号A,Bの先
・後を示す信号g,hは出力されないが、トリガ信号jが
出力される。従って、トリガ信号が出力され、かつ信号
g,hが出力されていない場合、同時に信号A,Bが発生した
ことを知ることができる。
第1図は本発明に係るトリガ信号発生器の一実施例を示
す図、第2図は第1図装置のタイムチャート、第3図は
本発明の応用例を示す図である。 1,2,8,9,10……DFF、4……遅延素子、3,5,6,11……オ
アゲート、7……アンドゲート。
す図、第2図は第1図装置のタイムチャート、第3図は
本発明の応用例を示す図である。 1,2,8,9,10……DFF、4……遅延素子、3,5,6,11……オ
アゲート、7……アンドゲート。
Claims (1)
- 【請求項1】D端子に“1"が加えられ、クロック端子に
信号Aが加えられる第1フリップフロップ(以下、DFF
と記す)と、 D端子に“1"が加えられ、クロック端子に信号Bが加え
られる第2DFFと、 第1と第2DFFのQ出力を論理和演算した信号を導入し、
これを時間td遅延させて前記2つのDFFのリセット端子
へ加える遅延素子(4)と、 第1,第2DFFのQ出力を論理積演算した信号をクロック端
子に導入し、D端子に“1"が加えられた第3DFF(10)
と、 第1DFFのQ出力と遅延素子の出力との論理和演算した信
号をD端子に導入し、クロック端子に信号Bが加えられ
た第4DFF(8)と、 第2DFFのQ出力と遅延素子の出力との論理和演算した信
号をD端子に導入し、クロック端子に信号Aが加えられ
た第5DFF(9)と、 第3,第4,第5DFFのQ出力を論理和演算する手段(11)
と、を備えたトリガ信号発生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30295789A JP2605894B2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | トリガ信号発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30295789A JP2605894B2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | トリガ信号発生器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03162679A JPH03162679A (ja) | 1991-07-12 |
JP2605894B2 true JP2605894B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=17915189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30295789A Expired - Fee Related JP2605894B2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | トリガ信号発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605894B2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-21 JP JP30295789A patent/JP2605894B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03162679A (ja) | 1991-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |