JP2605895B2 - トリガ信号発生器 - Google Patents

トリガ信号発生器

Info

Publication number
JP2605895B2
JP2605895B2 JP30295989A JP30295989A JP2605895B2 JP 2605895 B2 JP2605895 B2 JP 2605895B2 JP 30295989 A JP30295989 A JP 30295989A JP 30295989 A JP30295989 A JP 30295989A JP 2605895 B2 JP2605895 B2 JP 2605895B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
terminal
output
logic circuit
pulse width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30295989A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03162680A (ja
Inventor
均 福澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP30295989A priority Critical patent/JP2605895B2/ja
Publication of JPH03162680A publication Critical patent/JPH03162680A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2605895B2 publication Critical patent/JP2605895B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、導入した2つの信号の時間差が設定した狭
い時間幅内にあるときトリガ信号を出力する装置に関す
るものである。
<従来の技術> オシロスコープ等においては、例えばチャネルch1に
導入した信号Aと、チャネルch2に導入した信号Bが、
予め設定した狭い時間幅内で発生した時、トリガ信号を
発生させ、このトリガ信号を起点として、信号A,Bの波
形を表示する機能が備えられている。
このようなオシロスコープにおいては、トリガ信号発
生器として次のような構成が従来とられていた。
信号Aの立上がりエッジと、信号Bの立上がりエッジ
とで、時間差分のパルスを切出す。即ち、例えば信号A
の立上がりエッジで時間差分パルスの立上がりを切出
し、信号Bの立上がりエッジで時間差分パルスの立下が
りエッジを切出す。従って、時間差分パルスのパルス幅
は、信号A,Bの立上がりエッジの時間差に等しい。
そして得られた時間差分パルスをパルス幅検出回路に
加え、このパルス幅が、パルス幅検出回路に予め設定し
たパルス幅以下の時のみ、トリガ信号を出力するもので
ある。
<発明が解決しようとする課題> 以上のような従来のトリガ信号発生器では、時間差が
極めて狭くなると(例えば時間差=0)、これを検出す
ることができず、トリガ信号を発生できないと言う課題
がある。
説明を加える。上述のように、従来回路は、信号Aと
Bの立上がりエッジの時間差に対応するパルス幅wの信
号を切出すが、時間差が極めて狭くなると、w0とな
る。このパルス幅wを検出する狭パルス幅検出回路は、
通常、論理素子、例えばフリップフロップ等で構成され
る。論理素子(フリップフロップ)には、素子固有のス
ピード限界があるため、加えられた信号のパルス幅が、
一定の限界を下回ると、もはや応答することができなく
なる。この結果、時間差が極めて狭くなるとトリガ信号
を発生できなくなるのである。
本発明の目的は、予め設定された時間差内で2つの信
号A,Bが発生した場合、2つの信号の時間差が極めて狭
い場合でも(時間差0でも)、確実にこれを検出し、ト
リガ信号を出力できるトリガ信号発生器を提供すること
である。
<課題を解決するための手段> 本発明は、上記課題を解決するために 遅延量td1の第1の遅延素子(3)を内蔵し、信号A
が加えられるとパルス幅2・td1の信号を出力する第1
の論理回路と、 遅延量td2の第2の遅延素子(4)を内蔵し、信号B
が加えられるとパルス幅2・td2の信号を出力する第2
の論理回路と、 第1と第2の論理回路の出力を導入し、論理積演算を
行う手段(7)と、 この手段(7)の出力信号のエッジに同期して信号を
出力する素子(8)と、 を備えるようにしたものである。
<作用> 信号Aの発生時刻をTA、信号Bの発生時刻をTBとす
る。
TA−TB>2・td1 の時、及び TB−TA>2・td2 の時 トリガ信号は、発生しない。
<理由> TA−TB>2・td1の場合で説明する。第1の
論理回路からは、信号Aの発生を起点としてパルス幅2
・td1の信号が発生する。そしてこのパルス幅2・td1以
内に信号Bが発生しなければ、論理積演算を行う手段7
の一方の入力(第2の論理回路の出力)は、“0"である
から手段7からは、信号gが発生しない。
TA−TB<2・td1 の時、及び TB−TA<2・td2 の時 トリガ信号が、発生する。
<理由> TA−TB<2・td1の場合で説明する。信号A
が発生し、第1の論理回路がパルス幅2・td1の信号を
発生させている期間に信号Bが発生すると、第2の論理
回路もパルス幅2・td2の信号を発生させる。即ち、論
理積演算を行う手段7の2つの入力は、どちらも“1"と
なるので、信号gが発生する。
<実施例> 以下、図面を用いて本発明を詳しく説明する。
第1図は本発明に係るトリガ信号発生器の一実施例を
示す図、第2図は第1図装置のタイムチャート、第3図
は本発明の応用例である。
第1図の装置は、第1の論理回路10と、第2の論理回
路11と、論理積演算を行う手段7と、トリガ信号を発生
させる手段8とから成立っている。
第1の論理回路10は、Dタイプフリップフロップ(以
下、DFFと記す)1と、遅延素子3と、オアゲート5よ
り構成される。この第1の論理回路は、信号Aが加えら
れると、パルス幅2・td1の信号eを出力するものであ
る。DFF1は、D端子に常時HIGHレベルの信号(以下、
“1"と記す)が加えられており、クロック端子(以下、
ck端子と記す)に信号Aの立上がりエッジが加えられる
と、Q端子からD端子の状態、この場合は、“1"を出力
する。またリセット端子(R端子)に信号bが加えられ
ると、DFF1のQ端子は、“0"となる。
遅延素子3は、導入した信号aを、時間td1だけ遅ら
せ、信号bとして出力するもので、2つの信号の検出時
間を設定する作用を持つ。この遅延素子3は、例えば市
販されているディレイラインで構成することができ、第
1図では図示していないが、外部から設定した信号によ
り、遅延量td1を選択する機能を持たせることができ
る。
オアゲート5は、DFF1のQ端子と遅延素子3の出力信
号を導入し、その論理和演算を行うものである。
第2の論理回路11は、DFF2と、遅延素子4と、オアゲ
ート6より構成される。この第2の論理回路は、信号B
が加えられると、パルス幅2・td2の信号fを出力する
ものである。各構成素子は、第1の論理回路10の素子と
対応する。即ち、DFF2はDFF1と対応し、遅延素子4は遅
延素子3と対応し(ただし遅延素子4の遅延量はtd
2)、オアゲート6はゲート5に対応する。
アンドゲート7は、第1と第2の論理回路の出力信号
e,fの論理積演算を行う。
DFF8は、D端子に常時“1"が加えられており、アンド
ゲート7から信号gが、ck端子に加えられると、その立
上がりエッジによりQ端子から信号hを出力するもので
ある。この信号hは、トリガ信号として用いることがで
きる。
以上のように構成された第1図装置の動作を第2図を
参照しながら説明する。
発明の目的のところで説明したように、第1図装置
は、予め設定された時間差内で2つの信号A,Bが発生し
た場合、2つの信号の時間差が極めて狭い場合でも(時
間差0でも)、確実にこれを検出し、トリガ信号を出力
できる装置である。
即ち、信号Aの発生時刻をTA、信号Bの発生時刻をTB
とした場合、 TA−TB>2・td1 の時、及び TB−TA>2・td2 の時 トリガ信号は、発生せず、 TA−TB<2・td1 の時、及び TB−TA<2・td2 の時 トリガ信号を発生させる装置である。
の場合の動作から説明する。
第2図に示したタイムチャートの例では、信号Aの発
生E1(立上がりエッジE1……第2図(1)参照)と、信
号Bの発生E4(立上がりエッジE4……(2)参照)は、
時間T1の差があり、 2・td1<T1 であるとする。この場合、信号AがBより先に発生した
ので、TA−TB>2・td1に当該する。
まず信号AのエッジE1が発生すると、このエッジE1に
同期して、DFF1のQ端子の信号aは、“1"となる(第2
図(3)参照)。この信号aは、遅延素子3にて、td1
遅れるので、遅延素子3の出力信号bは、エッジE1から
時間td1遅れて、“1"となる(第2図(4)参照)。従
って、DFF1のリセット端子に、この信号bの“1"が加え
られるので、Q端子の信号aは、“0"となる((3)参
照)。この信号aの立下がり(“0")は、時間td1遅れ
て遅延素子3から出力されるので、信号aと信号bは、
第2図(3),(4)の如くなる。従って、2つの信号
a,bの論理和を演算するオアゲート5の出力信号eは、
第2図(5)となる。即ち、信号Aが第1の論理回路10
に加えられると、パルス幅2・td1の信号eを出力す
る。
一方、第2の論理回路11の動作も第1の論理回路10の
動作と全く同様であり、信号Bが第2の論理回路11に加
えられると、パルス幅2・td2の信号fを出力する。
ここで、2・td1<T1の時、第1の論理回路の出力信
号eと、第2の論理回路の出力信号fが双方とも同時に
“1"となる期間は無いので、アンドゲート7の出力信号
gは、“0"のままである。即ち、DFF8にクロックが加え
られず、トリガ信号hは発生しない(第2図(9),
(10)参照)。
なお、上述は、TA−TB>2・td1 の時、即ち、信号
Aが先に発生した場合の説明であるが、 TB−TA>2・td2 の時、即ち、信号Bが先に発生し
た場合も、第1の論理回路の出力信号eと、第2の論理
回路の出力信号fが双方とも同時に“1"となる期間は無
いので、アンドゲート7の出力信号gは、“0"のままで
ある。即ち、DFF8にクロックが加えられず、トリガ信号
hは、発生しない。
次に、前記の場合(トリガ信号を発生させる場
合)、即ち TA−TB<2・td1 の時、及び TB−TA<2・td2 の時 の動作を、第2図の信号AにおけるエッジE3、及び信号
BにおけるエッジE6の周辺を参照して説明する。
第2図に示したタイムチャートの例では、信号Aの発
生E3(第2図(1)参照)と、信号Bの発生E6((2)
参照)は、時間T2の差があり、 T2<2・td1 であるとする。この場合、信号AがBより先に発生した
ので、TA−TB<2・td1に該当する。
まず信号AのエッジE3が発生すると、このエッジE3に
同期して、DFF1のQ端子の信号aは、第2図(3)とな
り、遅延素子3の出力信号bは、第2図(4)となる。
従って、2つの信号a,bの論理和を演算するオアゲート
5の出力信号eは、第2図(5)となる。即ち、信号A
が第1の論理回路10に加えられると、で説明したのと
同様な動作により、パルス幅2・td1の信号eを出力す
る。
また、信号BのエッジE6が発生すると、このエッジE6
に同期して、DFF2のQ端子の信号cは、第2図(6)と
なり、遅延素子4の出力信号dは、第2図(7)とな
る。従って、2つの信号c,dの論理和を演算するオアゲ
ート6の出力信号fは、第2図(8)となる。即ち、信
号Bが第2の論理回路11に加えられると、のところで
説明したのと同様な動作により、パルス幅2・td2の信
号fを出力する。
従って、T2<2・td1の条件下では、必ず信号eと信
号fとが、双方とも同時に“1"となる期間が存在するの
で、アンドゲート7からは、第2図(9)に示すよう
に、信号BのエッジE6に同期して“1"となる信号gが発
生する。
この信号gは、DFF8へ加えられ、DFF8のQ端子から信
号h(トリガ信号)が出力される。
なお、上述では、信号Aと信号Bの発生時間差がT2と
して説明したが、本発明においては、T2=0即ち、信号
Aと信号Bが同時に発生してもトリガ信号hを出力でき
る。
これを以下に説明する。この場合、信号Bは、第2図
(2)に点線で示すエッジE7で発生する。したがって、
信号cと信号dと信号fは、第2図の(6),(7),
(8)の点線に示す時点で発生するので、信号eと信号
fとは、同時刻に発生する。即ち、アンドゲート7の出
力信号gは、“1"となり、トリガ信号hを発生させるこ
とができる。
なお、上述は、TA−TB=T2<2・td1の時、即ち、信
号Aが先に発生した場合の説明であるが、TB−TA=T2<
2・td2の時、即ち、信号Bが先に発生した場合も、第
1の論理回路の出力信号eと、第2の論理回路の出力信
号fが、双方とも同時に“1"となる期間が存在するの
で、アンドゲート7の出力信号gは、“1"となる。即
ち、DFF8にクロックが加えられ、トリガ信号hが、発生
する。
第3図は本発明の応用例であり、グリッチ検出回路を
形成したものである。即ち、狭いパルス幅の信号Dをバ
ッファ13に導入し、そこで正極性の信号A(この信号の
立上がりエッジが第1図の信号Aに相当)と、負極性の
信号B(この信号の立上がりエッジが第1図の信号Bに
相当)に変換する。そして、第1図回路である14へ加え
ることにより、設定時間幅より狭いパルス幅の時トリガ
信号hを出力できる。
<本発明の効果> 以上述べたように本発明によれば、次の効果が得られ
る。
信号A,B間の時間差が0であっても、トリガ信号を
出力できる。
信号AがBより先に発生した場合の時間差と、信号
BがAより先に発生した場合の時間差をそれぞれ独立に
設定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るトリガ信号発生器の一実施例を示
す図、第2図は第1図装置のタイムチャート、第3図は
本発明の応用例を示す図である。 1,2,8……DFF、3,4……遅延素子、5,6……オアゲート、
7……アンドゲート、10……第1の論理回路、11……第
2の論理回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遅延量td1の第1の遅延素子(3)を内蔵
    し、信号Aが加えられるとパルス幅2・td1の信号を出
    力する第1の論理回路と、 遅延量td2の第2の遅延素子(4)を内蔵し、信号Bが
    加えられるとパルス幅2・td2の信号を出力する第2の
    論理回路と、 第1と第2の論理回路の出力を導入し、論理積演算を行
    う手段(7)と、 この手段(7)の出力信号のエッジに同期してトリガ信
    号を出力する素子(8)と、 を備えたトリガ信号発生器。
  2. 【請求項2】前記第1の論理回路として、 D端子に“1"が加えられ、クロック端子に信号Aが加え
    られ、Q端子とリセット端子の間に第1の遅延素子
    (3)が接続された第1フリップフロップ(1)と、 第1フリップフロップのQ端子と第1の遅延素子の出力
    信号を導入する第1論理和ゲート(5)と、で構成し、 前記第2の論理回路として、 D端子に“1"が加えられ、クロック端子に信号Bが加え
    られ、Q端子とリセット端子の間に第2の遅延素子
    (4)が接続された第2フリップフロップ(2)と、 第2フリップフロップのQ端子と第2の遅延素子の出力
    信号を導入する第2論理和ゲート(6)と、で構成した
    ことを特徴とする請求項(1)記載のトリガ信号発生
    器。
JP30295989A 1989-11-21 1989-11-21 トリガ信号発生器 Expired - Fee Related JP2605895B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30295989A JP2605895B2 (ja) 1989-11-21 1989-11-21 トリガ信号発生器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30295989A JP2605895B2 (ja) 1989-11-21 1989-11-21 トリガ信号発生器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03162680A JPH03162680A (ja) 1991-07-12
JP2605895B2 true JP2605895B2 (ja) 1997-04-30

Family

ID=17915214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30295989A Expired - Fee Related JP2605895B2 (ja) 1989-11-21 1989-11-21 トリガ信号発生器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2605895B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03162680A (ja) 1991-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4119910A (en) Method and apparatus for detecting whether phase difference between two signals is constant
JP2605895B2 (ja) トリガ信号発生器
US5315183A (en) Synchronous phase detector circuit
JP2605894B2 (ja) トリガ信号発生器
JPH07280857A (ja) パルス幅測定回路
JP2722582B2 (ja) グリッチ検出回路
JP2986881B2 (ja) 位相差パルス信号の分周装置
JP3006794B2 (ja) 同期パルス発生回路
JPH06232699A (ja) パルス発生装置
JPH0879029A (ja) 4相クロツクパルス発生回路
JP2000138588A (ja) パルス幅信号変換回路
JP3147129B2 (ja) タイミング発生装置
JPH057136A (ja) 信号発生装置
JPH02301250A (ja) パルス分周回路
JPH0540469Y2 (ja)
JPH0256853B2 (ja)
JP2735032B2 (ja) 位相検出回路
JPH0271638A (ja) タイミング信号発生装置
JPH0537361A (ja) 同期式カウンタ
JPH04207216A (ja) 非重複2相クロック発生回路
JPH02308616A (ja) エッジ検出回路
JPH0894722A (ja) 半導体試験装置の波形整形器
JPH03136519A (ja) ハザード防止回路
JPH1188306A (ja) 非同期パルス信号リタイミング回路
JPH0497660A (ja) 同期信号発生装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees