JP2604799B2 - 眼内レンズ材料 - Google Patents

眼内レンズ材料

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JP2604799B2
JP2604799B2 JP63131036A JP13103688A JP2604799B2 JP 2604799 B2 JP2604799 B2 JP 2604799B2 JP 63131036 A JP63131036 A JP 63131036A JP 13103688 A JP13103688 A JP 13103688A JP 2604799 B2 JP2604799 B2 JP 2604799B2
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【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、新規な眼内レンズ材料に係り、特に、天然
の水晶体に近い光線透過性を有し、且つ使用される紫外
線吸収剤や色素の溶出が極めて少ない、耐久性に優れた
眼内レンズ材料に関するものである。
(背景技術) 白内障等のように天然の水晶体が濁ってしまう眼の疾
病になると、濁った天然の水晶体を外科的に取り除く必
要がある。そして、この水晶体を取り除いた後、視力を
回復させるために、視力矯正用の眼鏡レンズ、コンタク
トレンズ、或いは眼内レンズ等が適宜に採用されるが、
これらの中でも、取り分け、眼の中にレンズを埋め込む
方式の眼内レンズが、最も自然に近い視力を回復するこ
とができるレンズとして、近年脚光を浴びており、その
多くが処方されるに至っている。
ところで、天然の水晶体を取り去って眼内レンズを挿
入した眼と、正常な眼とでは、見え方に違いがあると
か、眼内レンズを挿入した眼は眩しいとか、青みがかっ
て見えるといった訴えが、患者から聞かれる。これは、
天然の水晶体が、紫外線を殆ど透過させず、また可視光
線の主に青色領域の波長(およそ380〜500nm付近)の光
線もある程度透過させない性質を有しているのに対し
て、眼内レンズのレンズ素材として最も一般的に用いら
れているポリメチルメタクリレート(PMMA)は、可視光
線ばかりでなく、紫外線領域の光線を殆ど透過させてし
まうからである(第6図参照)。
つまり、眼の天然の水晶体は紫外線等の有害な光線か
ら網膜を守っていると考えられるのであり、従って、眼
の天然の水晶体を取り除いた後は、本来水晶体にて吸収
されるべき紫外線等が網膜に到達し、網膜を損傷するの
ではないかという危惧が生じるのである。
そこで、最近では、特開昭60−232149号公報や特開昭
61−52873号公報等に提案されているように、紫外線を
吸収する性質を持たせた眼内レンズが検討されている。
しかしながら、これらの眼内レンズは、レンズ素材に
紫外線吸収剤が添加されて形成されているので、常に紫
外線吸収剤の溶出性、毒性が問題視されていたのであ
り、もし、紫外線吸収剤等が眼内レンズから眼の中に溶
出した場合、重篤な障害を患者に与えることになるので
ある。
また、特公昭52−48824号公報によれば、レンズ形成
モノマーに対して、可視光線をある程度吸収する可視光
線吸収剤を添加し、且つ重合可能な紫外線吸収剤を混合
して重合させてなる、紫外線吸収コンタクト・レンズが
開示されている。
しかし、このようなレンズであっても、可視光線吸収
剤が溶出するという問題は避けられず、特に眼内レンズ
の場合には、溶出による眼への影響が大きいため、かか
る可視光線吸収剤を極力溶出させないようにすることが
厳しく要求されているのである。
(解決課題) ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為
されたものであって、その解決すべき課題とするところ
は、眼の天然の水晶体と同様に、紫外線を透過させず、
また可視光線の主に青色領域の波長(およそ380〜500nm
付近)の光線も或る程度透過させない性質を有する、天
然の水晶体に近い光線透過性を有し、また、レンズ材料
成分の溶出はもとより、紫外線吸収剤や可視光線吸収剤
(色素)等の溶出が極めて少なく、更に、レンズ自体の
耐久性は言うまでもなく、紫外線等を透過させない性質
等の耐久性、特に光線に対する耐久性(耐光性)にも優
れた眼内レンズを提供することにある。
(解決手段) そして、本発明は、アクリロイル基、メタクリロイル
基、ビニル基、アリル基及びイソプロペニル基からなる
群より選ばれた重合性基を有する重合性紫外線吸収剤
と、後述の一般式(V)〜(X)にて表される化合物か
らなる群より選ばれた重合性色素とを、他の共重合体可
能なレンズ形成モノマー成分と共重合してなることを特
徴とする眼内レンズ材料を、その要旨とするものであ
る。
(具体的構成) ところで、本発明に従う眼内レンズ材料に用いられる
重合性紫外線吸収剤は、アクリロイル基、メタクリロイ
ル基、ビニル基、アリル基及びイソプロペニル基からな
る群より選ばれた重合性基を有する重合性紫外線吸収剤
であるが、なかでも、特に、生体に対する毒性がない、
若しくは毒性が少ないのが有利に選択されるものである
ことは、言うまでもないところである。なお、かかる重
合性紫外線吸収剤としては、好ましくは、ベンゾフェノ
ン系、ベンゾトリアゾール系、サリチル酸誘導体系等の
重合性紫外線吸収剤が採用されることとなる。
より具体的には、例えば、ベンゾフェノン系の紫外線
吸収剤としては、下記一般式(I)にて示されるものが
ある。
但し、X11、X12の少なくとも一方は、 のうちの何れかで示される基であり、残りは水素原子で
ある。また、R11は、−H、−OH、−COOH、ハロゲン原
子のうちの何れかの基であり、R12は、−H、−OH、−C
OOH、C1〜C8のアルキル基、C1〜C8のアルコキシ基、ス
ルホン酸基、ベンジルオキシ基、ハロゲン原子のうちの
何れかの基であり、更にR13は、−H、−OH、C1〜C8
アルコキシ基のうちの何れかの基であり、R14は、C1〜C
8のアルキレン基である。なお、R′は、−Hまたは−C
H3であり、a及びbは、それぞれ、0または1の整数で
ある。
このような化合物の具体的なものとしては、2−ヒド
ロキシ−4−(メタ)アクリロイルオキシベンゾフェノ
ン、−ヒドロキシ−4−(メタ)アクリロイルオキシ−
5−tert−ブチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−(メタ)アクリロイルオキシ−2′,4′−ジクロロベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−(2′−ヒドロキ
シ−3′−(メタ)アクリロイルオキシプロポキシ)ベ
ンゾフェノン等を挙げることができる。なお、ここで、
…(メタ)アクリロイルオキシ…とは、…アクリロイル
オキシ…と…メタアクリロイルオキシ…の二つの化合物
を意味するものである(以下、同じ)。
また、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤として
は、下記一般式(II)にて示されるものがある。
但し、X13は、前記X11、X12と同様の重合性基であ
り、またR15は、−H、C1〜C8のアルキル基、C1〜C8
アルコキシ基、X13と同様の基、カルボキシル基、ハロ
ゲン原子、ニトロ基、スルホン酸基、スルホンアミド基
のうちの何れかの基である。更に、R16は、−H、C1〜C
8のアルキル基、C1〜C8のアルコキシ基、X13と同様の
基、カルボキシル基、ハロゲン原子、ニトロ基、スルホ
ン酸基、スルホンアミド基、 のうちの何れかの基であり、R17は、かかるR16と同様の
基である。
このような化合物としては、2−(2′−ヒドロキシ
−5′−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニル)
−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
5′−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニル)−
5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒ
ドロキシ−5′−(メタ)アクリロイルオキシプロピル
フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒ
ドロキシ−5′−(メタ)アクリロイルオキシプロピル
−3′−tert−ブチルフェニル)−5−クロロ−2H−ベ
ンゾトリアゾール等が挙げられる。
更に、サリチル酸誘導体系の紫外線吸収剤としては、
下記一般式(III)にて示されるものがある。
但し、X14、R18およびR19は、それぞれ、前記X13、R
12およびR13と同様の基である。
このような化合物としては、2−ヒドロキシ−4−メ
タクリロイルオキシメチル安息香酸フェニル等を挙げる
ことができる。
更にまた、その他の紫外線吸収剤としては、下記一般
式(IV)にて示されるものがある。
但し、X15は前記X13と同様の基であり、R20は−Hま
たはC1〜C18のアルキル基である。
このような化合物としては、2−シアノ−3−フェニ
ル−3−(3′−(メタ)アクリロイルオキシフェニ
ル)プロペニル酸メチルエステル等を挙げることができ
る。
以上に例示の如き重合性紫外線吸収剤は、レンズ素材
の成分となるモノマーと共重合をするため、かかる紫外
線吸収剤が眼の中に溶出することは殆どなく、更に、化
学薬剤に対する耐久性や堅牢度等も大変優れたものとな
るのである。また、この紫外線吸収剤により、紫外線が
有効にカット、吸収され、紫外線が網膜に達することが
有利に防止され得るのである。
なお、この紫外線吸収剤としては、レンズ素材の成分
となる各種モノマーと相溶性を有するもの(化学構造)
であることが望ましく、そしてそのような紫外線吸収剤
を用いて、レンズ素材の重合時に紫外線吸収剤を他のモ
ノマーと一緒に共重合すれば、眼内レンズ成分中に均一
に紫外線吸収剤を分布、存在せしめることができるので
ある。
また、本発明に従う眼内レンズ材料には、上記重合性
紫外線吸収剤に加えて、更に、アクリロイル基、メタク
リロイル基、ビニル基、アリル基及びイソプロペニル基
からなる群より選ばれた重合性基を有する所定の重合性
色素が共重合せしめることとなるが、そのような重合性
色素としては、、アゾ系、アントラキノン系、ニトロ
系、またはフタロシアニン系の特定の重合性色素が採用
され、特に、その中でも、生体に対する毒性がない、若
しくは毒性が少ないものが有利に選択されるのであり、
また、重合阻害作用を起こさないような化学構造のもの
が好ましく採用されることとなる。勿論、これらの成分
を含んでなるマクロモノマー、すなわち重合性基を有す
る重合性高分子色素であっても、何等差支えないのであ
る。
具体的には、アゾ系の重合性色素としては、下記一般
式(V)で示されるものがある。
但し、X16は、 のうちの何れかで示される基であり、また、R21は、−
H、−OH、−CH3、−C2H5、−OCH3、−OC2H5、ハロゲン
原子のうちの何れかの基である。更に、R22は、ベンゼ
ン誘導体、ナフタレン誘導体、アントラセン誘導体から
なる群より選ばれた置換基であって、それらの芳香族の
水素原子の一部が、C1〜C8のアルキル基、−OH、−OC
H3、−OC2H5、ニトロ基、ハロゲン原子、 (R″は、−H、−CH3または−SO3H)で置換されてい
ても良く、更にまた、R23は、−H、−OH、ハロゲン原
子、 のうちの何れかの基である。なお、R′は、前記と同様
に、−Hまたは−CH3であり、n、m、lは、それぞ
れ、0または1の整数であり、また、Y11〜Y14は、それ
ぞれ、−NH−または−O−である。そして更に、前記一
般式(V)に示されている芳香環の水素原子の一部が、
前記R21と同様の置換基で置換されていても、何等差支
えない。
このような化合物としては、1−フェニルアゾ−4−
(メタ)−アクリロイルオキシナフタレン、1−フェニ
ルアゾ−2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオ
キシナフタレン、1−ナフチルアゾ−2−ヒドロキシ−
3−(メタ)−アクリロイルオキシナフタレン、1−
(α−アントリルアゾ)−2−ヒドロキシ−3−(メ
タ)アクリロイルオキシナフタレン、1−((4′−
(フェニルアゾ)−フェニル)アゾ)−2−ヒドロキシ
−3−(メタ)アクリロイルオキシナフタレン、1−
(2′,4′−キシリルアゾ)−2−(メタ)アクリロイ
ルオキシナフタレン、1−(o−トリルアゾ)−2−
(メタ)アクリロイルオキシナフタレン、2−(m−
(メタ)アクリロイルアミド−アニリノ)−4,6−ビス
(1′−(o−トリルアゾ)−2′−ナフチルアミノ)
−1,3,5−トリアジン、2−(m−ビニルアニリノ)−
4−((p−ニトフェニルアゾ)−アニリノ)−6−ク
ロロ−1,3,5−トリアジン、2−(1′−(o−トリル
アゾ)−2′−ナフチルオキシ)−4−(m−ヒニルア
ニリノ)−6−クロロ−1,3,5−トリアジン、2−(p
−ビニルアニリノ)−4−(1′−(o−トリルアゾ)
−2′−ナフチルアミノ)−6−クロロ−1,3,6−トリ
アジン、N−(1′−(o−トリルアゾ)−2′−ナフ
チル)−3−ビニルフタル酸モノアミド、N−(1′−
(o−トリルアゾ)−2′−ナフチル)−6−ビニルフ
タル酸モノアミド、3−ビニルフタル酸−(4′−(p
−スルホフェニルアゾ)−1′−ナフチル)モノエステ
ル、6−ビニルフタル酸−(4′−(p−スルホフェニ
ルアゾ)−1′−ナフチル)モノエステル等を挙げるこ
とができる。
また、アゾ系の重合性色素は、下記一般式(VI)にて
示されるものもある。
但し、X17は、前記X16と同様の基、 のうちの何れかの基であり、R24は、前記R21と同様(−
Hを除く)の基であり、またR25は、前記R22と同様の
基、 のうちの何れかの基である。更に、R26、R27は、それぞ
れ、−HまたはC1〜C3の低級アルキル基であり、R
28は、−H、−NH2または である。
(但し、R′は前記と同様の基であり、kは0または1
の整数である。) このような化合物としては、3−(メタ)アクリロイ
ルアミド−4−フェニルアゾフェノール、3−(メタ)
アクリロイルアミド−4−(8′−ヒドロキシ−3′,
6′−ジスルホ−1′−ナフチルアゾ)−フェノール、
3−(メタ)アクリロイルアミド−4−(1′−フェニ
ルアゾ−2′−ナフチルアゾ)−フェノール、3−(メ
タ)アクリロイルアミド−4−(p−トリルアゾ)−フ
ェノール、2−アミノ−4−(m−(2′−ヒドロキシ
−1′−ナフチルアゾ)アニリノ)−6−イソプロペニ
ル−1,3,5−トリアジン、2−アミノ−4−(N−メチ
ル−p−(2′−ヒドロキシ−1′−ナフチルアゾ)ア
ニリノ)−6−イソプロペニル−1,3,5−トリアジン、
2−アミノ−4−(m−(4′−ヒドロキシ−1′−フ
ェニルアゾ)アニリノ)−6−イソプロペニル−1,3,5
−トリアジン、2−アミノ−4−(N−メチル−p−
(4′−ヒドロキシフェニルアゾ)アニリノ)−6−イ
ソプロペニル−1,3,5−トリアジン、2−アミノ−4−
(m−(3′−メチル−1′−フェニル−5′−ヒドロ
キシ−4′−ピラゾリルアゾ)アニリノ)−6−イソプ
ロペニル−1,3,5−トリアジン、2−アミノ−4−(N
−メチル−p−(3′−メチル−1′−フェニル−5′
−ヒドロキシ−4′−ピラゾリルアゾ)アニリノ)−6
−イソプロペニル−1,3,5−トリアジン、2−アミノ−
4−(p−フェニルアゾアニリノ)−6−イソプロペニ
ル−1,3,5−トリアジン等を挙げることができる。
更に、アゾ系の重合性色素としては、下記一般式(VI
I)で示されるものもある。
但し、X18は前記X16と同様の基であり、R29、R30は、
それぞれ、前記R21と同様の基または−SO3Naであり、ま
たR31は、前記R22と同様の基であり、i、jはそれぞれ
0〜3の整数である。
このような化合物としては、4−フェニルアゾ−7−
(メタ)アクリロイルアミド−1−ナフトール等を挙げ
ることができる。
次に、アントラキノン系の重合性色素としては、下記
一般式(VIII)にて示されるものがある。
但し、X19、X20は、それぞれ独立して、 のうちの何れかで示される基であり、X21は、 にて示される基である。また、R32、R33は、それぞれ独
立して、−NH2、−OH、−SO3H、ニトロ基、ハロゲン原
子、C1〜C3の低級アルキルアミノ基、C1〜C3の低級アル
コキシ基、C1〜C3の低級アルキルアミド基、 のうちの何れかの基であり、R34は、−HまたはC1〜C3
の低級アルキル基である。更に、R35は、−H、−CH3
たは−NHNH2であり、R36、R37は、それぞれ独立して、
−H、C1〜C3の低級アルキル基またはC1〜C3の低級アル
コキシ基である。なお、R′は、前記と同様の基であ
り、h、d、gは、それぞれ、0〜3の整数、0または
1、0〜4の整数(但し、d+g≦4)であり、fは0
または1、eは0〜6の整数である。
このような化合物としては、1,5−(ビス((メタア
クリロイルアミノ)−9,10−アントラキノン、1−
(4′−ビニルベンゾイルアミド)−9,10−アントラキ
ノン、4−アミノ−1−(4′−ビニルベンゾイルアミ
ド)−9,10−アントラキノン、5−アミノ−1−(4′
−ビニルベンゾイルアミド)−9,10−アントラキノン、
8−アミノ−1−(4′−ビニルベンゾイルアミド)−
9,10−アントラキノン、4−ニトロ−1−(4′−ビニ
ルベンゾイルアミド)−9,10−アントラキノン、4−ヒ
ドロキシ−1−(4′−ビニルベンゾイルアミド)−9,
10−アントラキノン、1−(3′−ビニルベンゾイルア
ミド)−9,10−アントラキノン、1−(2′−ビニルベ
ンゾイルアミド)−9,10−アントラキノン、1−(4′
−イソプロペニルベンゾイルアミド)−9,10−アントラ
キノン、1−(3′−イソプロペニルベンゾイルアミ
ド)−9,10−アントラキノン、1−(2′−イソプロペ
ニルベンゾイルアミド)−9,10−アントラキノン、1,4
−ビス−(4′−ビニルベンゾイルアミド)−9,10−ア
ントラキノン、1,4−ビス−(4′−イソロプロペニル
ベンゾイルアミド)−9,10−アントラキノン、1,5−ビ
ス−(4′−ビニルベンゾイルアミド)−9,10−アント
ラキノン、1,5−ビス−(4′−イソプロペニルベンゾ
イルアミド)−9,10−アントラキノン、1−メチルアミ
ノ−4−(3′−ビニルベンゾイルアミド)−9,10−ア
ントラキノン、1−メチルアミノ−4−(4′−ビニル
ベンゾイルオキシエチルアミノ)−9,10−アントラキノ
ン、1−アミノ−4−(3′−ビニルフェニルアミノ)
−9,10−アントラキノン−2−スルホン酸、1−アミノ
−4−(4′−ビニルフェニルアミノ)−9,10−アント
ラキノン−2−スルホン酸、1−アミノ−4−(2′−
ビニルベンジルアミノ)−9,10−アントラキノン−2−
スルホン酸、1−アミノ−4−(3′−(メタ)アクリ
ロイルアミノフェニルアミノ)−9,10−アントラキノン
−2−スルホン酸、1−アミノ−4−(3′−(メタ)
アクリロイルアミノベンジルアミノ)−9,10−アントラ
キノン−2−スルホン酸、1−(β−エトキシカルボニ
ルアリルアミノ)−9,10−アントラキノン、1−(β−
カルボキシアリルアミノ)−9,10−アントラキノン、1,
5−ジ−(β−カルボキシアリルアミノ)−9,10−アン
トラキノン、1−(β−イソプロポキシカルボニルアリ
ルアミノ)−5−ベンゾイルアミド−9,10−アントラキ
ノン、2−(3′−(メタ)アクリロイルアミド−アニ
リノ)−4−(3′−(3″−スルホ−4″−アミノア
ントラキノン−1″−イル)−アミノ−アニリノ−6−
クロロ−1,3,5−トリアジン、2−(3′−(メタ)ア
クリロイルアミド−アニリノ)−4−(3′−(3″−
スルホ−4″−アミノアントラキノン−1″−イル)−
アミノ−アニリノ)−6−ヒドラジノ−1,3,5−トリア
ジン、2,4−ビス−((4″−メトキシアントラキノン
−1″−イル)−アミノ)−6−(3′−ビニルアニリ
ノ)−1,3,5−トリアジン、2−(2′−ビニルフェノ
キシ)−4−(4′−(3″−スルホ−4″−アミノア
ントラキノン−1″−イル−アミノ)−アニリノ)−6
−クロロ−1,3,5−トリアジン等を挙げることができ
る。
また、ニトロ系の重合性色素としては、下記一般式
(IX)にて示されるものがある。
但し、R38、R39は、それぞれ独立して、−HまたはC1
〜C3の低級アルキル基であり、pは0〜3の整数であ
る。なお、R′は前記と同様の基である。
このような化合物としては、o−ニトロアニリノメチ
ル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
更に、フタロシアニン系の重合性色素としては、下記
一般式(X)にて示されるものがある。
但し、R40〜R47は、−Hまたは−CO−Aであり、A
は、C1〜C17のアルキル基または である。なお、R40〜R47の少なくとも一つは(メタ)ア
クリロイル基であり、Mは金属原子(例えば、Cu)であ
り、R′は前記と同様の基である。
このような化合物としては、(メタ)アクリロイル化
テトラアミノ銅フタロシアニン、(メタ)アクリロイル
化)ドデカノイル化テトラアミノ銅フタロシアニン)等
が挙げられる。
なお、以上に述べた本発明に従う重合性色素のうちで
も、とりわけ黄色系の重合性色素が好ましい。なぜな
ら、黄色系の色素は、重合性紫外線吸収剤ではカットで
きない可視光線の主に青色領域の波長(約380〜500nm付
近)の光線の一部を選択的に有効にカットすることがで
き、その他の領域の可視光線をカットすることがないか
らである。
尤も、黄色系以外の色素を用いても何等差支えはない
が、その場合、他の可視光線領域の光もカットしてしま
うことがあり、重合性色素の使用量を控えたり、色素を
選択したりする必要が生じる場合がある。
以上、本発明に従う重合性色素の具体的なものを例示
してきたが、このような重合性色素は、重合性紫外線吸
収剤ではカットできない可視光線の主に青色領域の波長
(約380〜500nm付近)の光線の一部を有効にカットする
ものであり、また、重合性基を有し、レンズ素材の成分
となるモノマーと共重合するため、色素(染料)が眼の
中に溶出することはなく、極めて安全であると共に、色
素の溶出に起因する脱色や変色も防ぐことができ、更
に、化学薬剤に対する耐久性や堅牢度などにも優れるよ
うになったのである。
更にまた、後に述べるレンズ素材の成分となる各種モ
ノマーと相溶性のある、即ち可溶なもの(化学構造)で
あることが望ましく、そしてそのような重合性色素を用
いて、レンズ素材の重合時に該色素を他のモノマーと共
に共重合すれば、眼内レンズを均一に着色することがで
きるのである。
そしてまた、本発明にあっては、上記の如き重合性色
素と重合性紫外線吸収剤とを併用することにより、重合
性色素の耐光性が向上せしめられるのである。しかも、
紫外線吸収剤を単独で使用した場合よりも、使用量が比
較的少量で同等の紫外線や主に青色領域の可視光線の一
部を有効にカットすることができ、これらの併用によ
り、重合性紫外線吸収剤と重合性色素との使用量が少量
で済む利点を亨受し得るのである。
ところで、本発明に用いられるレンズ形成モノマー成
分としては、従来より当業者から種々提案されているも
のが何れも採用され得るのであり、具体的には、以下に
示すようなモノマー等が挙げられ、これらのうちから1
種若しくは2種以上が選択されて使用されることとな
る。
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリ
レート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル
(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、
tert−ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレート等の直鎖状、分岐鎖状、環状のア
ルキル(メタ)アクリレート類; ペンタメチルジシロキサニルメチル(メタ)アクリレ
ート、ペンタメチルジシロキサニルプロピル(メタ)ア
クリレート、メチルビス(トリメチルシロキシ)シリル
プロピル(メタ)アクリレート、トリス(トリメチルシ
ロキシ)シリルプロピル(メタ)アクリレート等のシリ
コン含有(メタ)アクリレート類; トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、テトラフ
ルオロプロピル(メタ)アクリレート、ペンタフルオロ
プロピル(メタ)アクリレート、ヘキサフルオロイソプ
ロピル(メタ)アクリレート等のフッ素含有(メタ)ア
クリレート類; スチレン、ペンタフルオロスチレン、メチルスチレ
ン、トリメチルスチレン、トリフルオロメチルスチレ
ン、(ペンタメチル−3,3−ビス(トリメチルシロキ
シ)トリシロキサニル)スチレン、(ヘキサメチル−3
−トリメチルシロキシトリシロキサニル)スチレン、ジ
メチルアミノスチレン等のスチレン誘導体類; ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート、ジヒドロキシプロピル(メタ)アク
リレート、ジヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、
ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、トリ
エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ジプロ
ピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等の水酸基
含有(メタ)アクリレート類; (メタ)アクリル酸; N−ビニルピロリドン、α−メチレン−N−メチルピ
ロリドン等のビニルラクタム類; (メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリ
ルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチ
ル(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド
類; ベンジル(メタ)アクリレート等の芳香環含有(メ
タ)アクリレート類。
また、架橋剤としては、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、
アリル(メタ)アクリレート、ビニル(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、メタクリロイルオキシエチルアクリレート、ジビニ
ルベンゼン、ジアリルフタレート、アジピン酸ジアリ
ル、トリアリルイソシアヌレート、α−メチレン−N−
ビニルピロリドン等が挙げられ、必要に応じて、これら
のうちから1種または2種以上が選択されて使用される
こととなる。
その他、上述の成分を1種若しくは2種以上選択して
重合してマクロモノマーとし、これを共重合成分(レン
ズ成分)の1つとしても良い。
そして、目的とする眼内レンズに応じて、上記のレン
ズ成分を適宜選択し、任意の割合にて配合して共重合に
供する。
例えば、生体に対する安全性が高い眼内レンズ材料を
得ようとすれば、メチルメタクリレートがレンズの主成
分として選択されるのであり、レンズを補強して強度的
に優れた眼内レンズ材料を得ようとすれば、アルキル
(メタ)アクリレート類やスチレン誘導体類等が、主
に、好ましく選択される。
また、親水性をレンズに付与したり、含水性の柔軟な
眼内レンズ材料を得ようとすれば、ヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレート類、(メタ)アクリルアミド類、
(メタ)アクリル酸、ビニルラクタム類などの親水性基
を有するモノマーが主に好ましく選択され、レンズを脂
質に対して汚れ難くするためには、フッ素含有のモノマ
ー、例えば、フッ素含有(メタ)アクリレートまたはフ
ッ素含有スチレン誘導体などが主に好ましく選択され
る。
更に、架橋効果、すなわち形状安定性、耐久性(耐薬
品性、耐溶媒性、耐熱性)などを向上させるために、ま
た溶出物を少なくする為に、架橋剤または分子内に少な
くとも2個以上の重合性基を有するマクロモノマーを用
いることが望ましい。
なお、かかる架橋剤は、レンズ成分を100重量部とし
た場合に、0.01〜10重量部の範囲内で使用するのが好ま
しい。これより少ないと架橋効果は得られ難く、多いと
材料が脆くなる傾向になるからである。
そして、上述のレンズ形成モノマー、重合性紫外線吸
収剤及び重合性色素を均一に混合し、共重合に供するの
であるが、それらの配合割合としては、レンズ成分を10
0重量部とした時に、重合性紫外線吸収剤は0.01〜10重
量部、重合性色素は0.0005〜1重量部の範囲において配
合されることが好ましい。
重合性紫外線吸収剤が少な過ぎると、紫外線吸収剤を
使用する効果が得られなくなり、多過ぎると、レンズの
物性、例えば強度等が低下したりして好ましくないばか
りか、その毒性なども考慮すると、生体中に埋め込むも
のとしても好ましくないのである。なお、より好ましい
範囲としては、0.05〜7重量部である。また、重合性色
素が少な過ぎると、色素を使用する効果が得られなくな
り、多過ぎると、着色が濃くなり過ぎて可視光線透過性
が低下したり、レンズの物性、例えば強度等が低下した
りして好ましくないばかりか、その毒性なども考慮する
と、生体中に埋め込むものとしても好ましくないのであ
る。なお、より好ましい範囲としては、0.001〜0.5重量
部である。
また、上述の如きモノマー混合物を重合せしめて、眼
内レンズ材料を製造するに際して、その重合操作は、重
合性紫外線吸収剤、重合性色素、およびその他のレンズ
成分、および重合開始剤等を均一に配合し、当該技術分
野において通常行なわれている方法によって容易に行な
うことができる。例えば、必要に応じてラジカル重合開
始剤を使用し、室温〜約130℃の温度範囲で徐々に加熱
するか、或いは、マイクロ波、赤外線、紫外線、放射線
(γ線)等の電磁波を照射する方法等にて、実施される
こととなる。なお、加熱重合させる場合は段階的に昇温
させても差支えないし、重合は塊状重合法であっても良
いし、溶媒等を用いた溶媒重合法であっても良いし、そ
の他種々の方法が採用され得るのである。
なお、ラジカル重合開始剤の具体例としては、例え
ば、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスジメチルバ
レロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、tert−ブチ
ルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサ
イド、過酸化ベンゾイル等が挙げられ、これらのうちか
ら1種または2種以上が選択されて使用される。また、
その使用量は、重合に併せられる全モノマーの混合物10
0重量部に対して、約0.01〜1重量部の範囲が適当であ
る。
ところで、上記のモノマー混合物を眼内レンズとして
成形する場合は、当業者が通常に行なっている成形方法
が採用される。例えば、重合を適当な型または容器中で
行ない、棒状、ブロック状、板状の素材(重合体)を得
た後、切削加工、研磨加工等の機械的加工により所望の
形状に加工したり、また、所望の形状の対応した型を用
意しし、この型の中でモノマー混合物の重合を行なって
成形物を得、必要に応じて機械的に仕上げ加工を施す方
法が採用される。
また、眼内レンズに適当な支持部を設ける場合におい
て、そのようなレンズの支持部をレンズとは別に作成し
て、レンズに取り付けても、レンズと同時に(一体的
に)成形しても、何等差支えない。
さらに、レンズの表面を親水性化する、所謂プラズマ
処理を、必要に応じて施してもよく、その際の処理装置
や処理手法には、従来から知られている通常の装置およ
び方法が採用される。なお、処理条件としては、ヘリウ
ム、ネオン、アルゴン等の不活性ガス或いは空気、酸
素、窒素、一酸化炭素、二酸化炭素等のガスの雰囲気下
で、圧力:約0.0001〜数Torr、出力:約数〜100Wの条件
にて、数秒〜数十分の間処理することが好ましく、より
好ましくは、ガスとして、空気、酸素、アルゴン、圧力
は約0.05〜3Torr、出力は約10〜60W、時間は数分間の条
件において処理される。
そして、このようにして出来上がった眼内レンズ成形
物は、滅菌処理等を為されて、包装され、適時に、目的
とする眼内レンズとして用いられることとなるのであ
る。
(実施例) 以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本発明を更
に具体的に明らかにすることとするが、本発明が、その
ような実施例の記載によって、何等の制約をも受けるも
のでないことは、言うまでもないところである。
また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上
記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限
りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修
正、改良等を加え得るものであることが、理解されるべ
きである。
実施例 1 メチルメタクリレート:96重量部、架橋剤としてエチ
レングリコールジメタクリレート:3重量部、重合性紫外
線吸収剤として2−ヒドロキシ−4−メタクリロイルオ
キシベンゾフェノン:0.3重量部、重合性色素として1−
フェニルアゾ−4−メタクリロイルオキシナフタレン:
0.04重量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニト
リル:0.1重量部を均一に配合し、次いで、かかる配合液
を35℃から110℃まで昇温させて重合させ、棒状の眼内
レンズ材料を作製した。
この棒状の眼内レンズ材料から、厚さ:0.7mmのプレー
トを切削加工し、表面を研磨して、プレート状の試験片
を作製した。得られた試験片をサンプルとして、波長:1
90.0〜780.0nmまでの光線透過率を測定し、そのチャー
トを第1図に示した。かかる第1図の結果から、380nm
以下の波長の紫外線は確実にカットされ、可視光線の主
に青色領域(波長:380〜500nm付近)の光線の一部もカ
ットされていることが判る。
また、耐光性試験および溶出性試験を以下の様にして
行なった。その結果、退色率は1か月後でも0%であっ
て、全く退色が認められず、また色素の溶出は1%以下
であった。
〔耐光性試験〕
プレート状の試験片を蒸留水中にて透明な容器内で保
存し、これを日光下に暴露し、所定日数後の光線透過率
を測定し、日光暴露前の光線透過率との比較から退色率
を計算する。
〔溶出性試験〕
前記眼内レンズ材料を粉砕してチップを作成し、その
3gを50mlのアセトン中で3時間還流抽出する。抽出液の
吸光度を測定し、色素のアセトン溶液の吸光極大波長か
ら作成した検量線を用いて、抽出された色素の量を計算
し、その計算値を配合量で割ることによって色素の溶出
率を算出する。
実施例 2 メチルメタクリレート:96重量部、架橋剤としてエチ
レングリコールジメタクリレート:3重量部、重合性紫外
線吸収剤として2−ヒドロキシ−4−メタクリロイルオ
キシベンゾフェノン:1重量部、重合性色素として1−
((4′−(フェニルアゾ)−フェニル)アゾ)−2−
ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシナフタレン:0.0
1重量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリ
ル:0.1重量部を均一に配合して、実施例1と同様にして
重合せしめ、そしてプレート状の試験片を作製した。
得られた試験片をサンプルとして、波長:190.0〜780.
0nmまで光線透過率を測定し、そのチャートを第2図に
示した。その結果から、380nm以下の波長の紫外線は確
実にカットされ、可視光線の主に青色領域(波長:380〜
500nm付近)の光線の一部もカットされていることが判
る。
また、耐光試験および溶出性試験を実施例1と同様に
して行なった結果、退色率は一か月後でも0%であり、
色素の溶出率は7%であった。
実施例 3 メチルメタクリレート:96重量部、架橋剤としてエチ
レングリコールジメタクリレート:3重量部、重合性紫外
線吸収剤として2−ヒドロキシ−4−メタクリロイルオ
キシベンゾフェノン:0.5重量部、重合性色素として1,5
−ビス(メタクリロイルアミノ)−9,10−アントラキノ
ン:0.04重量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロ
ニトリル:0.1重量部を均一に配合して、実施例1と同様
にして重合せしめ、そしてプレート状の試験片を作製し
た。
得られた試験片をサンプルとして、波長:190.0〜780.
0nmまでの光線透過率を測定し、そのチャートを第3図
に示した。その結果から、380nm以下の波長の紫外線は
確実にカットされ、可視光線の主に青色領域(波長:380
〜500nm付近)の光線の一部もカットされていることが
判る。
また、耐光試験および溶出性試験を実施例1と同様に
して行なった結果、退色率は一か月後で15%であり、色
素の溶出率は26%であった。
実施例 4 メチルメタクリレート:96重量部、架橋剤としてエチ
レングリコールジメタクリレート:3重量部、重合性紫外
線吸収剤として2−ヒドロキシ−4−メタクリロイルオ
キシベンゾフェノン:1重量部、重合性色素として1−
(α−アントリルアゾ)−2−ヒドロキシ−3−メタク
リロイルオキシナフタレン:0.005重量部および1−フェ
ニルアゾ−4−メタクリロイルオキシナフタレン:0.01
重量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリ
ル:0.1重量部を均一に配合して、実施例1と同様にして
重合せしめ、そしてプレート状の試験片を作製した。
得られた試験片をサンプルとして、波長:190.0〜780.
0nmまでの光線透過率を測定し、そのチャートを第4図
に示した。その結果から、380nm以下の波長の紫外線は
確実にカットされ、可視光線の主に青色領域(波長:380
〜500nm付近)の光線の一部もカットされていることが
判る。
比較例 1 (重合性紫外線吸収剤のみを使用した場合) メチルメタクリレート:96重量部、架橋剤としてエチ
レングリコールジメタクリレート:3重量部、重合性紫外
線吸収剤として2−ヒドロキシ−4−メタクリロイルオ
キシベンゾフェノン:1重量部、重合性開始剤としてアゾ
ビスイソブチロニトリル:0.1重量部を均一に配合して、
実施例1と同様にして重合せしめ、そして、厚さ:0.7mm
のプレート状の試験片を作製した。
この試験片をサンプルとして、波長:190.0〜780.0nm
までの光線透過率を測定し、そのチャートを第5図に示
した。その結果、主に紫外線領域および青色領域の可視
光線(波長:380〜500nm付近)のカット率は、本比較例
では紫外線吸収剤を1重量部も使用しているのにも拘わ
らず、紫外線吸収剤を0.3重量部しか使用していない実
施例1よりも低かった。
比較例 2 (重合性色素のみを使用した場合) メチルメタクリレート:96重量部、架橋剤としてエチ
レングリコールジメタクリレート:3重量部、重合性色素
として1,5−ビス(メタクリロイルアミノ)−9,10−ア
ントラキノン:0.04重量部、重合開始剤としてアゾビス
イソブチロニトリル:0.1重量部を均一に配合して、実施
例1と同様にして重合せしめ、そしてプレート状の試験
片を作製した。
この試験片について、耐光性試験および溶出性試験を
実施例1と同様にして行なったところ、退色率は22%以
上、色素の溶出率は30%であり、実施例3より劣ってい
ることが判った。
比較例 3 (重合性でない紫外線吸収剤の溶出性) メチルメタクリレート:96重量部、架橋剤としてエチ
レングリコールジメタクリレート:3重量部、紫外線吸収
剤としてチヌービンP(スイス国:チバガイギー社製:
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の商品名):1重量
部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル:0.1
重量部を均一に配合して、実施例1と同様にして重合せ
しめ、そしてプレート状の試験片を作製した。
得られた試験片をサンプルとして、紫外線吸収剤の溶
出性試験を、以下のようにして行なった。その結果、紫
外線吸収剤の溶出率は98%と高く、殆どの紫外線吸収剤
が溶出することが判った。
〔溶出性試験〕
得られたレンズ材料を粉砕してチップを作製し、そし
てその1gを50mlにエタノールで3時間還流抽出する。次
いで、抽出液の吸光度を測定し、紫外線吸収剤または色
素のエタノール溶液の吸光極大波長から作成した検量線
を用いて、抽出された紫外線吸収剤または色素の溶出率
を算出した。
比較例 4 〔重合性でない色素の溶出性〕 メチルメタクリレート:96重量部、架橋剤としてエチ
レングリコールジメタクリレート:3重量部、重合性紫外
線吸収剤として2−ヒドロキシ−4−メタクリロイルオ
キシベンゾフェノン:1重量部、色素として「D & C Gre
en#6(厚生省法定色素:緑色202号)」:0.04重量部、
重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル:0.1重量
部を均一に配合して、実施例1と同様にして重合せし
め、そしてプレート状の試験片を作製した。
得られた試験片をサンプルとして、色素の溶出性試験
を比較例3と同様にして行なった結果、色素の溶出率は
99%以上であった。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に従う眼内レ
ンズ材料は、眼の天然の水晶体と同様に、紫外線を透過
させず、また可視光線の主に青色領域の波長(およそ38
0〜500nm付近)の光も或る程度透過させない性質を有し
ており、天然の水晶体に近い光線透過性を有する眼内レ
ンズを提供することができるのである。
しかも、重合性の紫外線吸収剤と重合性の色素を使用
しているので、レンズ素材と化学的に結合することがで
き、紫外線吸収剤や色素(染料)等の溶出が極めて少な
いのであり、また、重合性紫外線吸収剤と重合性色素を
併用することにより、それらの使用量が極めて少なくて
済み、結果的に、紫外線吸収剤や色素の溶出量が少なく
なるばかりでなく、眼内レンズが眼の中に挿入するもの
であり、紫外線吸収剤や色素(染料)の添加物の毒性等
の安全性の面からも考慮すると、極めて良好な眼内レン
ズ材料と成し得るのである。
更に、レンズ自体の耐久性は言うまでもなく、紫外線
等を透過させない性質等により、特に色素の光線に対す
る耐久性(耐光性)においても、良好な眼内レンズ材料
と成し得たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、それぞれ、実施例1〜4において
得られた本発明に従う眼内レンズ材料の、波長による光
線透過率を表わすグラフであり、第5図は、比較例1で
作製された重合性紫外線吸収剤のみを含む眼内レンズの
材料の、波長による光線透過率を表わすグラフであり、
第6図は、人の水晶体、PMMA材料、PMMAに紫外線吸収剤
を混合した材料の、それぞれの波長による光線透過率を
表わすグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−52873(JP,A) 特開 昭63−59964(JP,A) 特開 昭63−78101(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニ
    ル基、アリル基及びイソプロペニル基からなる群より選
    ばれた重合性基を有する重合性紫外線吸収剤と、下記一
    般式(V)〜(X)にて表される化合物からなる群より
    選ばれた重合性色素とを、他の共重合可能なレンズ形成
    モノマー成分と共重合してなることを特徴とする眼内レ
    ンズ材料。 〔但し、X16は、 のうちの何れかで示される基であり、またR21は、−
    H、−OH、−CH3、−C2H5、−OCH3、−OC2H5、ハロゲン
    原子のうちの何れかの基である。更に、R22は、ベンゼ
    ン誘導体、ナフタレン誘導体、アントラセン誘導体から
    なる群より選ばれた置換基であって、それらの芳香族の
    水素原子の一部が、C1〜C8のアルキル基、−OH、−OC
    H3、−OC2H5、ニトロ基、ハロゲン原子、 (R″は、−H、−CH3または−SO3H)で置換されてい
    ても良く、更にまた、R23は、−H、−OH、ハロゲン原
    子、 のうちの何れかの基である。なお、R′は、−Hまたは
    −CH3であり、n、m、lは、それぞれ、0または1の
    整数であり、また、Y11〜Y14は、それぞれ、−NH−また
    は−O−である。〕 〔但し、X17は、前記X16と同様の基、 のうちの何れかの基であり、R24は、前記R21と同様(−
    Hを除く)の基であり、またR25は、前記R22と同様の
    基、 のうちの何れかの基である。更に、R26、R27は、それぞ
    れ、−HまたはC1〜C3の低級アルキル基であり、R
    28は、−H、−NH2または (但し、R′は前記と同様の基であり、kは0または1
    の整数である)である。〕 〔但し、X18は前記X16と同様の基であり、またR29、R30
    は、それぞれ、前記R21と同様の基または−SO3Naであ
    り、更にR31は、前記R22と同様の基であり、i、jはそ
    れぞれ0〜3の整数である。〕 〔但し、X19、X20は、それぞれ独立して、 のうちの何れかで示される基であり、X21は、 にて示される基である。また、R32、R33は、それぞれ独
    立して、−NH2、−OH、−SO3H、ニトロ基、ハロゲン原
    子、C1〜C3の低級アルキルアミノ基、C1〜C3の低級アル
    コキシ基、C1〜C3の低級アルキルアミド基、 のうちの何れかの基であり、R34は、−HまたはC1〜C3
    の低級アルキル基である。更に、R35は、−H、−CH3
    たは−NHNH2であり、R36、R37は、それぞれ、独立し
    て、−H、C1〜C3の低級アルキル基またはC1〜C3の低級
    アルコキシ基である。なお、R′は、−Hまたは−CH3
    であり、h、d、gは、それぞれ、0〜3の整数、0ま
    たは1、0〜4の整数(但し、d+g≦4)であり、f
    は0または1、eは0〜6の整数である。〕 〔但し、R38、R39は、それぞれ独立して、−HまたはC1
    〜C3の低級アルキル基であり、pは0〜3の整数であ
    る。なお、R′は−Hまたは−CH3である。〕 〔但し、R40〜R47は、−Hまたは−CO−Aであり、A
    は、C1〜C17のアルキル基または−C(R′)=CH2であ
    る。なお、R40〜R47の少なくとも一つは(メタ)アクリ
    ロイル基であり、Mは金属原子であり、R′は−Hまた
    は−CH3である。〕
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