JPH02195962A - 眼内レンズ材料 - Google Patents

眼内レンズ材料

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JPH02195962A
JPH02195962A JP1016621A JP1662189A JPH02195962A JP H02195962 A JPH02195962 A JP H02195962A JP 1016621 A JP1016621 A JP 1016621A JP 1662189 A JP1662189 A JP 1662189A JP H02195962 A JPH02195962 A JP H02195962A
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和彦 中田
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誠 市川
Yasushi Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は眼内レンズ材料に関する。さらに詳しくは、光
学的に高屈折率で、生体内劣化が起こりにり<、生体適
合性が良好な眼内レンズ材(1に関する。
〔従来の技術〕
従来より眼内レンズ材料としては、ポリメチルメタクリ
レート、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)
、シリコーンなどが使用されている。しかしながら、前
記眼内レンズ材料はいずれも生体適合性が必ずしも良好
とはいえず、フィブリンの析出、レンズ上への細胞の付
性といった問題がある。これらの問題を解決する眼内レ
ンズ材料として、特開昭63−7]、255号公報や特
開昭63−71256号公報にはフッ素ゴムを使用した
材料や含フツ素アクリル系高分子材料が提案されている
。しかし、これらフッ素含有材料は、生体適合性がよい
ものの、光学性とくに屈折率が低いという問題点がある
。すなわち、これらのフッ素含有材料の屈折率は1.4
0程度であり、従来のポリメチルメタクリレートを使用
した材料の屈折率と比べてもかなり低い値であるので、
度数の高いレンズをえようとするとその厚さが厚くなり
、そのレンズの重量も大きくなってしまうという欠点が
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで本発明者らは、前記従来技術に鑑みて、光学的に
高屈折率で、生体内劣化が起こりにくく、良好な生体適
合性を併せもち、しかも耐放射線性が向上することによ
り、γ線滅菌が可能となる眼内レンズ材料をうるべく鋭
意研究を重ねた結果、かかる諸性質をすべて満足する眼
内レンズ材料を初めて見出し、本発明を完成するにいた
った。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明にはフッ素含有スチレン誘導体を必須
成分とした重合体からなる眼内レンズ材料に関する。
〔作用および実施例〕
本発明の眼内レンズ材料は、前記したごとく、フッ素含
有スチレン誘導体を必須成分とした重合体からなるもの
である。
前記フッ素含有スチレン誘導体は、フルオロアルキルメ
タクリレートを使用したばあいよりもえられる眼内レン
ズ材料に高い屈折率を付与し、生体内劣化を起こりにく
くするとともに良好な生体適合性を付与し、しかも機械
的加工を容易に施しうるようにする成分である。さらに
かかるフッ素含をスチレン誘導体はスチレン基を重合性
基として有することにより、(メタ)アクリロイル基を
重合性基として有する成分よりもえられる材料の放射線
に対する耐久性を高め、γ線滅菌を可能とする。かかる
フッ素含有スチレン誘導体の代表例としては、たとえば
0−フルオロスチレン、副フルオロスチレン、p−フル
オロスチレン、トリフルオロスチレン、パーフルオロス
チレンなどのフッ素含有スチレン誘導体、一般式(I)
: (式中、iは0またはlSjはO〜3の整数、1(は0
〜7の整数を示す)で表わされる化合物などがあげられ
る。
前記一般式(1)で表わされる化合物の具体例としては
、たとえば4−ビニルベンジル−2゛、2°、2°−ト
リフルオロエチルエーテル(一般式(I)中のiが1、
jが1、kがOのとき)、4−ビニルベンジル−2°、
2°、3’、3°、4’、4’、4−へブタフルオロブ
チルエーテル(一般弐(1)中のiが1、jが1、kが
2のとき)、4−ビニルベンジル−3′、3°、3′−
トリフルオロプロピルエーテル(一般式(1)のiが1
、jが2、kが0のとき)、4−ビニルベンジル−3’
、3’、4’、4°、5’、5°、a’、eo、6′−
ノナフルオロヘキシルエーテル(一般式CI)中のiが
1、jが2、kが3のとき)、4−ビニルベンジル−4
°。
4°、5°、5”、6’、6°、7’、7°、g’、g
o、8°−ウンデカフルオロオクチルエーテル(一般式
(I)中のiが1、jが3、kが4のとき)、4−ビニ
ルベンジル−2°、2°、3°、3’、4’、4°、5
゛、5°、8’、8°、7°、7’、88°、9°、9
’、9°−へブタデカフルオロノナエーテル(一般式(
1)中のiが1、jが1、kが7のとき)、p−トリフ
ルオロメチルスチレン(一般式%式%) リフルオロメチルスチレン(一般式(1)中のiが0、
jが0.kがOのとき)、m−)リフルオロメチルスチ
レン(一般式(1)中のiが05jが0、kが0のとき
)などがあげられる。
前記フッ素含有スチレン誘導体の使用量は重合に供され
る眼内レンズ成分の合計量100重量部に対して15〜
100重量部であり、好ましくは25〜100重量部で
ある。したがって本発明の眼内レンズ材料は、前記フッ
素含有スチレン誘導体の単独重合体であってもよい。前
記フッ素含有スチレン誘導体の使用量は前記範囲よりも
少なすぎるばあい、フッ素含有スチレン誘導体を使用す
ることによる効果が小さくなりすぎる傾向がある。
本発明においては、前記フッ素含をスチレン誘導体以外
にも、たとえば補強性モノマー、親水性器ツマー1芳香
環含有モノマー、重合性紫外線吸収剤、重合性色素、重
合性紫外線吸収性色素などの各種レンズ成分が目的とす
る眼内しンズ材料の物性や性質により必要に応じて用い
られる。かかる各種レンズ成分の使用量は、重合に供さ
れる眼内レンズ成分の合計量100重量部に対して85
重量部以下、好ましくは75重量部以下である。かかる
使用量は85重量部をこえるばあい、前記フッ素含有ス
チレン誘導体の使用量が相対的に少なくなり、本発明の
目的とする物性が充分に発揮せられなくなる傾向がある
前記補強性モノマーは、レンズの加工性を調整しつつ補
強して機械的強度にすぐれた眼内レンズ材料をえるのに
有効な成分であり、かかる補強性モノマーの具体例とし
ては、たとえばメチル(メタ)アクリレート、エチル(
メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、
イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ
)アクリレート、tart−ブチル(メタ)アクリレー
ト、イソブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ
)アクリレート、tert−ペンチル(メタ)アクリレ
ート、ヘキシル(メタ)アクリレートなどの直鎖状、分
岐鎖状、環状のアルキル(メタ)アクリレート;スチレ
ン、0−メチルスチレン、−メチルスチレン、p−メチ
ルスチレン、p−エチルスチレン、0−ヒドロキシスチ
レン、諺−ヒドロキシスチレン、p−ヒドロキシスチレ
ン、トリメチルスチレン、tart−ブチルスチレン、
パーブロモスチレン、ジメチルアミノスチレン、α−メ
チルスチレンなどのスチレン誘導体; (メタ)アクリ
ル酸;ベンジル(メタ)アクリレートなどの芳香環含有
(メタ)アクリレート;ペンタメチルジシロキサニルメ
チル(メタ)アクリレート、ペンタメチルジシロキサニ
ルプロビル(メタ)アクリレート、メチルビス(トリメ
チルシロキシ)シリルプロピル(メタ)アクリレート、
トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル(メタ)
アクリレート、モノ[メチルビス(トリメチルシロキシ
)シロキシコビス(トリメチルシロキシ)シリルプロピ
ル(メタ)アクリレートなどのシリコン含有(メタ)ア
クリレート、 2,2.2−トリフルオロエチル(メタ
)アクリレート、2,2,3.3−テトラフルオロプロ
ピル(メタ)アクリレート、2,2.3゜3.3−ペン
タフルオロプロピル(メタ)アクリレート、2.2.2
−トリフルオロ−1−トリフルオロメチルエチル(メタ
)アクリレートなどのフッ素含を(メタ)アクリレート
などがあげられる。
前記親水性モノマーは、親水性をえられる眼内レンズ材
料に付与したり、柔軟な含水性の眼内レンズ材料をうる
のに有効な成分であり、かかる親水性モノマーの具体例
としては、たとえばヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート、ジヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、ジヒドロキシブチル(メタ
)アクリレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート、トリエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ジプロピレングリコールモノ(メタ)アクリ
レートなどの水酸基含有(メタ)アクリレート;(メタ
)アクリル酸、 N−(メタ)アクリロイルピロリドン
; (メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アク
リルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、N、N−ジ
メチル(メタ)アクリルアミド、N、N−ジエチル(メ
タ)アクリルアミド、N−エチルアミノエチル(メタ)
アクリルアミドなどの置換されていてもよい(メタ)ア
クリルアミド;アミノエチル(メタ)アクリレート、N
−メチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N、N−
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどの置換
されていてもよいアミノアルキル(メタ)アクリレート
;N−ビニルピロリドン、α−メチレン−N−メチルピ
ロリドン、N−ビニルカプロラクタムなどのN−ビニル
ラクタム;メトキシエチル(メタ)アクリレート、エト
キシエチル(メタ)アクリレート、メトキシジエチレン
グリコール(メタ)アクリレートなどのアルコキシ基含
有(メタ)アクリレートなどがあげられる。
なお、材料の表面に親水性が付与された硬質の眼内レン
ズ材料をうるばあいには、前記親水性モノマーの使用量
は、重合に供される眼内レンズ成分100重量部に対し
て好ましくは3〜20重量部であり、さらに好ましくは
5〜15重量部である。かかる使用量が前記範囲よりも
少ないばあいには、材料の表面で親水性が発現されにく
くなる傾向があり、また前記範囲よりも多いばあいには
、材料自体が吸水し、柔らかくなったり、濁りを呈した
りする傾向がある。
前記芳香環含有モノマーは、高屈折率をえられる眼内レ
ンズ材料に付与するのにを効な成分であり、かかる芳香
環含有モノマーの具体例としては、たとえばスチレン、
0−メチルスチレン、l−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、p−エチルスチレン、0−ヒドロキシスチレ
ン、m−ヒドロキシスチレン、p−ヒドロキシスチレン
、トリメチルスチレン、tert−ブチルスチレン、パ
ーブロモスチレン、ジメチルアミノスチレン、α−メチ
ルスチレンなどのスチレン誘導体;ベンジル(メタ)ア
クリレートなどの芳香環含有(メタ)アクリレートなど
があげられ、これらのなかから1種または2種以上が選
択して使用される。
前記重合性紫外線吸収剤、重合性色素および重合性紫外
線吸収性色素は、えられる眼内レンズ材料に紫外線吸収
性を付与したり、材料を着色するのに有効な成分である
前記重合性紫外線吸収剤はえられる眼内レンズ材料に紫
外線吸収性を付与する成分であり、かかる重合性紫外線
吸収剤の具体例としては、たとえば2−ヒドロキシ−4
−(メタ)アクリロイルオキシベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシ−4−(メタ)アクリロイルオキシ−5−1e
rt−ブチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−(
メタ)アクリロイルオキシ−2° 4°−ジクロロベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−
3−(メタ)アクリロイルオキシプロポキシ)ベンゾフ
ェノンなどのベンゾフェノン系の重合性紫外線吸収剤;
2−(2−ヒドロキシ−5°−(メタ)アクリロイルオ
キシエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2
−(2°−ヒドロキシ−5゛−(メタ)アクリロイルオ
キシエチルフェニル)−5−クロロ−211−ベンゾト
リアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5−(メタ)ア
クリロイルオキシプロピルフェニル)−211−ベンゾ
トリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5°−(メタ)
アクリロイルオキシプロピル−3°−tert−ブチル
フェニル)−5−クロロ−211−ベンゾトリアゾール
などのベンゾトリアゾール系の重合性紫外線吸収剤;2
−ヒドロキシ−4−(メタ)アクリロイルオキシメチル
安息香酸フェニルなどのサリチル酸誘導体系の重合性紫
外線吸収剤;2−シアノ−3−フェニル−3−(3−(
メタ)アクリロイルオキシフェニル)プロペニル酸メチ
ルエステルなどの前記以外の重合性紫外線吸収剤などが
あげられる。
前記重合性色素はえられる眼内レンズ材料に色素を付与
する成分であり、かかる重合性色素の具体例としては、
たとえばl−フェニルアゾ−4−(メタ)アクリロイル
オキシナフタレン、l−フェニルアゾ−2−ヒドロキシ
−3−(メタ)アクリロイルオキシナフタレン、■−ナ
フチルアゾー2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイ
ルオキシナフタレン、1−アントリルアゾ−2−ヒドロ
キシ−3−(メタ)アクリロイルオキシナフタレン、1
−((4−(フェニルアゾ)−フェニル)アゾ)−2−
ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキシナフタレ
ン、1−(2°、4°−キシリルアゾ)−2−ナフトー
ル(メタ)アクリレ−)、l−(オルトトリルアゾ)−
2−ナフトール(メタ)アクリレート、2−(3−(メ
タ)アクリロイルアミド−アニリノ)−4,B〜ビス(
l−オルトトリルアゾ−2−ナフチルアミノ)−1,3
,5−トリアジン、3−(メタ)アクリロイルアミド−
4−フェニルアゾフェノール、3−(メタ)アクリロイ
ルアミド−4−(8−ヒドロキシ−3,6−ジスルホ−
■−ナフチルアゾ)−フェノール、3−(メタ)アクリ
ロイルアミド−4−(1−フェニルアゾ−2−ナフチル
アゾ)−フェノール、3〜(メタ)アクリロイルアミド
−4−バラトリルアゾフェノール、4−フェニルアゾ−
7−(メタ)アクリロイルアミド−1−ナフトール; 
2−(3−ビニルアニリノ’)−4−(4−ニトロ(フ
ェニルアゾ)−アニリノ)−〇−クロル−1,3,5ト
リアジン、2−(l−オルトトリルアゾ−2−ナフチル
オキシ)−4−(3−ビニルアニリノ〉−6−クロル−
L3,5− トリアジン、2−(4−ビニルアニリノ)
−4−(オルトトリルアゾ−2−ナフチルアニリノ)−
6−クロル−1,3,5−トリアジン、N−(1−オル
トトリルアゾ−2−ナフチル)−3−ビニルフタル酸モ
ノアミド、N−(1−オルトトリルアゾ−2−ナフチル
)−6−ビニルフタル酸モノアミド、3−ビニルフタル
酸−(4−パラスルホフェニルアゾ−1−ナフチル)モ
ノエステル、6−ピニルフタル酸−(4−パラスルホフ
ェニルアゾ−1−ナフチル)モノエステル、2−アミノ
−(4−(i−(2−ヒドロキシ−1−ナフチルアゾ)
アニリノ)−6−イツブロペニルー1.3.5− トリ
アジン、2−アミノ−4−(N−メチル−p−(2−ヒ
ドロキシ−1−ナフチルアゾ)アニリノ)−8−イソプ
ロペニル−1,3,5,−トリアジン、2−アミノ−4
−(or−(4ヒドロキシ−1−フェニルアゾ)アニリ
ノ)−e−インプロペニル−1,3,5−1−リアジン
、2−アミノ−4−(N−メチル−p−(4−ヒドロキ
シフェニルアゾ)アニリノ)−6−イツブロベニルー1
,3.5.− )リアジン、2−アミノ−4−(a+−
(3−メチル−1−フェニル−5−ヒドロキシ−4−ピ
ラゾリルアゾ)アニリノ)−Bフイソブロベニルー1.
3.5−トリアジン、2−アミノ−4−(N−メチル−
p−(3−メチル−1−フェニル−5−ヒドロキシピラ
ゾリルアゾ)アニリノ)−6−イツブロペニルー1.3
.5− トリアジン、2−アミノ−4−(p−フェニル
アゾアニリノ)−6−イツブロベニルー1.3.5−ト
リアジンなどのアゾ系の重合性色素;1.5−ビス((
メタ)アクリロイルアミノ)−9,10−アントラキノ
ン、l−アミノ−4−(3°−(メタ)アクリロイルア
ミノフェニルアミノ)−9,10−アントラキノン−2
−スルホン酸、■−アミノー4−(3°−(メタ)アク
リロイルアミノベンジルアミノ)−9゜IO−アントラ
キノン−2−スルホン酸、2−(3−(メタ)アクリロ
イルアミドーアニノリ)−4−(3−(3−スルホ−4
−アミノアントラキノン−■−イル)−アミノ−アニリ
ノ)−6−クロル−1,3,5−1−リアジン、2−(
3−(メタ)アクリロイルアミド−アニリノ)−4−(
3−(3−スルホ−4−アミノアントラキノン−1−イ
ル)−アミノ−アニリノ)−6−ヒドラジノ−1,3,
5−1−リアジン’; 1−(4°−ビニルベンゾイル
アミド)−9,to−アントラキノン、4−アミノ−1
−(4°−ビニルベンゾイルアミド)−9,10−アン
トラキノン、5−アミノ−1−(4°−ビニルベンゾイ
ルアミド)−9゜IO−アントラキノン、8−アミノ−
1−(4−ビニルベンゾイルアミド)−9,10−アン
トラキノン、4−ニトロ−1−(4°−ビニルベンゾイ
ルアミド)−9,10−アントラキノン、4−ヒドロキ
シ−1−(4°−ビニルベンゾイルアミド)−9,10
−アントラキノン、1−<3°−ビニルベンゾイルアミ
ド) −9,10−アントラキノン、1−(2°−ビニ
ルベンゾイルアミド)−9゜10−アントラキノン、1
−(4°−イソプロペニルベンゾイルアミド)−9,1
0−アントラキノン、■−(3−イソプロペニルベンゾ
イルアミド)−9,10−アントラキノン、1−(2°
−イソプロペニルベンゾイルアミド)−9,Lローアン
トラキノン、■、4−ビス−(4゛−ビニルベンゾイル
アミド)−9,10−アントラキノン、■、4−ビス−
(4°−イソプロペニルベンゾイルアミド)−9,10
−アントラキノン、1.5−ビス−(4°−ビニルベン
ゾイルアミド)−9,10−”アントラキノン、■、5
−ビスー(4−イソプロペニルベンゾイルアミド)−9
,10−アントラキノン、■−メチルアミノー4−(3
−ビニルベンゾイルアミド)−9,10−アントラキノ
ン、■−メチルアミノー4−(バラビニルベンゾイルオ
キシエチルアミノ)−アントラキノン、l−アミノ−4
−(3’−ビニルフェニルアミノ)−9,10−アント
ラキノン−2−スルホン酸、1−アミノ−4−(4°−
ビニルフェニルアミノ)−9,10−アントラキノン−
2−スルホン酸、■−アミノー4−(2゛−ビニルベン
ジルアミノ)−9,10−アレントラキノン−2−スル
ホン酸、■−(β−エトキシカルボニルアリルアミノ)
−9,10−アントラキノン、1−(β−カルボキシア
リルアミノ)−9,10−アントラキノン、l、5−ジ
ー(β−カルボキシアリルアミノ)−9,10−アント
ラキノ:;、t−(β−イソプロポキシカルボニルアリ
ルアミノ)−5−ベンゾイルアミド−9,10−アント
ラキノン、2.4−ビス−((4−メトキシアントラキ
ノン−1−イル)−アミノ)−6−(3−ビニルアニリ
ノ)−1,3,5−)リアジン、2−(2−ビニルフェ
ノキシ)−4−(4−(3−スルホ−4−アミノアント
ラキノン−1−イル−アミノ)−アニリノ)−6−クロ
ル−1,3,5−トリアジンなどのアントラキノン系の
重合性色素;0−ニトロアニリノメチル(メタ)アクリ
レートなどのニトロ系の重合性色素; (メタ)アクリ
ロイル化テトラアミノ銅フタロシアニン、(メタ)アク
リロイル化(ドデカノイル化テトラアミノ銅フタロシア
ニン)などのフタロシアニン系の重合性色素などがあげ
られる。
前記重合性紫外線吸収性色素はえられる眼内レンズ材料
に紫外線吸収性および色を付与する成分であり、かかる
重合性紫外線吸収性色素の具体例としては、たとえば2
.4−ジヒドロキシ−3−p−(メタ)アクリロイルオ
キシメチルフェニルアゾベンゾフェノン、2.4−ジヒ
ドロキシ−5−p−(メタ)アクリロイルオキシメチル
フェニルアゾベンゾフェノン、2.4−ジヒドロキシ−
3−p−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニルア
ゾベンゾフェノン、2.4−ジヒドロキシ−5−p−(
メタ)アクリロイルオキシエチルフェニルアゾベンゾフ
ェノン、2−4−ジヒドロキシ−3−p−(メタ)アク
リロイルオキシプロピルフェニルアゾベンゾフェノン、
2,4−ジヒドロキシ−5−p−(メタ)アクリロイル
オキシプロピルフェニルアゾベンゾフェノン、2.4−
ジヒドロキシ−3−o−(メタ)アクリロイルオキシメ
チルフェニルアゾベンゾフェノン、2.4−ジヒドロキ
シ−5−o−(メタ)アクリロイルオキシメチルフェニ
ルアゾベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−3−o
−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニルアゾベン
ゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−5−o−(メタ)
アクリロイルオキシエチルフェニルアゾベンゾフェノン
、2.4−ジヒドロキシ−3−o−(メタ)アクリロイ
ルオキシプロピルフェニルアゾベンゾフェノン、2,4
−ジヒドロキシ−5−〇−(メタ)アクリロイルオキシ
プロピルフェニルアゾベンゾフェノン、2,4−ジヒド
ロキシ−3−p−N、N−ジ(メタ)アクリロイルオキ
シエチルアミノフェニルアゾベンゾフェノン、2.4−
ジヒドロキシ−5−p−N、N−ジ(メタ)アクリロイ
ルオキシエチルアミノフェニルアゾベンゾフェノン、2
.4−ジヒドロキシ−3−o−N 、 N−ジ(メタ)
アクリロイルオキシエチルアミノフェニルアゾベンゾフ
ェノン、2,4−ジヒドロキシ−5−o−N 、 N−
ジ(メタ)アクリロイルオキシエチルアミノフェニルア
ゾベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−3−p−N
−エチル−N−(メタ)アクリロイルオキシエチルアミ
ノフェニルアゾベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ
−5−p−N−エチル−N−(メタ)アクリロイルオキ
シエチルアミノフェニルアゾベンゾフェノン、2,4−
ジヒドロキシ−3−o−N−エチル−N−(メタ)アク
リロイルオキシエチルアミノフェニルアゾベンゾフェノ
ン、2,4−ジヒドロキシ−5−o−N−エチル−N−
(メタ)アクリロイルオキシエチルアミノフェニルアゾ
ベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−3−p−N−
エチル−N−(メタ)アクリロイルアミノフェニルアゾ
ベンゾフェノン、2.4−ジヒドロキシ−5−p−トエ
チルーN−(メタ)アクリロイルアミノフェニルアゾベ
ンゾフェノン、2.4−ジヒドロキシ−3−o−N−エ
チル−N−(メタ)アクリロイルアミノフェニルアゾベ
ンゾフェノン、2゜4−ジヒドロキシ−5−o−N−エ
チル−N−(メタ)アクリロイルアミノフェニルアゾベ
ンゾフェノン、2.4−ジヒドロキシ−3−p−スチレ
ノアゾベンゾフエノン、2.4−ジヒドロキシ−5−p
−スチレノアゾベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−
p−スチレノアゾ安息香酸フェニルなどがあげられ、こ
れらのうちから必要に応じて1粍または2種以上が選択
して用いられる。
なお、前記のレンズ成分は、1種もしくは2種以上を選
択し、これを重合してマクロモノマーとなし、かかるマ
クロモノマーを共重合成分の1つとしてもよい。かかる
マクロモノマーをレンズ成分として使用するばあい、そ
の使用量は重合に供される眼内レンズ成分の合計量lQ
Q重二部に対して50重量部以下とするのが好ましい。
かかる使用量が5Dffi m部よりも多いばあい、混
合した成分の粘度が高くなり、作業性がわるくなる傾向
がある。
なお、本発明の眼内レンズ材料には、架橋剤が用いられ
てもよい。また、分子内に2個以上の重合性基を有する
マクロモノマーが架橋剤として用いられてもよい。
架橋剤は、橋架は構造を形成し、材料を強靭にし、機械
的強度や硬度を向上させるとともに均一で歪みがなく、
しかも透明でかつ白濁のないような光学性を付与する成
分である。また、かかる架橋剤は、たとえば耐薬品性、
耐熱性、耐溶媒性、形状安定性などの耐久性をさらに向
上させ、また溶出物量を少なくするという特性もをする
前記架橋剤の具体例としては、たとえば4−ビニルベン
ジル(メタ)アククリレート、3−ビニルベンジル(メ
タ)アククリレート、エチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート
、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、アリル(
メタ)アクリレート、ビニル(メタ)アクリレート、ト
リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、メタ
クリロイルオキシエチルアクリレート、ジビニルベンゼ
ン、ジアリルフタレート、アジピン酸ジアリル、トリア
リルイソシアヌレート、α−メチレン−N−ビニルピロ
リドン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキ
シフェニル)へキサフルオロプロパン、2.2−ビス(
8−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)へキサフル
オロプロパン、2,2−ビス(2−(メタ)アクリロイ
ルオキシフェニル)へキサフルオロプロパン、2.2−
ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)プロ
パン、2.2−ビス(3−(メタ)アクリロイルオキシ
フェニル)プロパン、2.2−ビス(2−(メタ)アク
リロイルオキシフェニル)プロパン、1.4−ビス(2
−(メタ)アクリロイルオキシへキサフルオロイソプロ
ピル)ベンゼン、1,3−ビス(2−(メタ)アクリロ
イルオキシへキサフルオロイソプロピル)ベンゼン、l
、2−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシへキサフ
ルオロイソプロピル)ベンゼン、■、4−ビス(2−(
メタ)アクリロイルオキシイソプロピル)ベンゼン、1
.3−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシイソプロ
ピル)ベンゼン、1.2−ビス(2−(メタ)アクリロ
イルオキシイソプロピル)ベンゼンなどがあげられ、こ
れらのうちから1種または2種以上を選択して使用すれ
ばよい。
前記架橋剤の使用量は、重合に供される眼内レンズ成分
の合計量100重量部に対して好ましくはおよそ0.5
〜15重量部であり、さらに好ましくは2〜lO重量部
である。かかる架橋剤の使用量は、前記範囲よりも多す
ぎるばあい、えられる材料が脆くなり、衝撃などの応力
に対して弱くなる傾向があり、また前記範囲よりも少な
すぎるばあい、架橋剤を使用することによる効果が小さ
くなる傾向がある。
前記必須成分をはじめとする前記したレンズ成分は、上
記のごとく目的の眼内レンズに応じて適宜選択し、任意
の配合割合にて重合に供せられる。
本発明においては、前記フッ素含有スチレン誘導体と必
要に応じて使用されるたとえば補強性モノマー、親水性
モノマー、芳香環含有モノマー、重合性紫外線吸収剤、
重合性色素、重合性紫外線吸収性色素などの他の重合成
分とを均一に配合し、これに重合開始剤を加えて当該技
術分野において通常行なわれている方法によって重合に
供せられる。
かかる通常の方法の例をあげれば、たとえばラジカル重
合開始剤を配合したのち、室温〜130°Cの範囲でお
よそ十数時間徐々に昇温しで重合を完結させる(加熱重
合)か、または光重合開始剤を使用したのち、光重合開
始剤の吸収帯に応じた波長の光線(たとえば紫外線など
)を照射して重合を行なう(光重合)か、もしくは加熱
重合と光重合を組合わせて重合を行なう方法などがあげ
られる。
加熱重合させるばあいは、恒温槽または恒温室内で加熱
してもよいし、マイクロ波のような電磁波を照射しても
よく、その加熱は段階的に行なってもよい。また、光重
合させるばあいは、増感剤をさらに添加してもよい。前
記重合では、材料の生産性をよくするために、通常の塊
状重合を採用するのが好ましいが、必要に応じて溶液重
合を採用してもよい。
前記ラジカル重合開始剤の具体例としては、たとえばア
ゾビスイソブチロニトリル、アゾビスジメチルバレロニ
トリル、ベンゾイルパーオキサイド、1f)rj−ブチ
ルハイドロパーオキサイド、クメンパーオキサイド、過
酸化ベンゾイルなどがあげられる。
また、前記光重合開始剤の具体例としては、たとえばベ
ンゾイン、メチルオルソベンゾイルベンゾエート、メチ
ルオルソベンゾインベンゾエート、メチルベンゾイルフ
ォメート、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチ
ルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾ
インイソブチルエーテル、ベンゾイン−11−ブチルエ
ーテルなどのベンゾイン系の光重合開始剤;2−ヒドロ
キシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−t−オン、
p−イソプロピル−α−ヒドロキシイソブチルフェノン
、p−tert−ブチルトリクロロアセトフェノン、2
.2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、α、
α−ジクロロー4−フェノキシアセトフェノン、N、N
−テトラエチル−4,4−ジアミノベンゾフェノンなど
のフェノン系の光重合開始剤;l−ヒドロキシシクロへ
キシルフェニルケトン;l−フェニル−1,2−プロパ
ンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)−オキシム
;2−クロロチオキサンソン、2−メチルチオキサンソ
ンなどのチオキサンソン系の光重合開始剤;ジベンゾメ
バロン;2−エチルアンスラキノン;ベンゾフェノンア
クリレート;ベンゾフェノン;ベンジルなどがあげられ
る。
ラジカル重合開始剤または光重合開始剤は、これらのな
かから1種または2種以上が選択して使用される。かか
る重合開始剤の使用量は、重合に供される眼内レンズ成
分100重量部に対して約0.001〜5重量部、好ま
しくは約0.01〜2重量部である。
えられた重合体を眼内レンズとする際には、当業者が通
常行なっている成形方法を採用しうる。かかる成形方法
としては、たとえば切削・研磨による加工法(機械的加
工法)、鋳型を利用した成形法(モールド法)、または
モールド法と機械的加工法を組合わせた方法などがある
前記機械的加工法は、重合成分の重合を適当な型または
容器の中で行ない、棒状、ブロック状または板状の重合
体をえたのち、切削加工、研磨加工などの機械的加工を
施すことにより所望の眼内レンズ形状にする方法である
前記モールド法は、所望の眼内レンズ形状に対応した成
形型(鋳型)を用意し、この型の中で重合成分の重合を
行なって成形物(眼内レンズ)をうる方法であり、えら
れた成形物には必要に応じて機械的に仕上げ加工が施さ
れる。
前記モールド法と機械的加工法を組合わせた方法は、ま
ず所望の眼内レンズ形状の少なくとも1つの面に対応し
た成形型(鋳型)を用意し、この型の中で重合成分の重
合を行なって、ついで眼内レンズの他の面をえるように
機械的加工を施して成形物(眼内レンズ)をえる方法で
ある。
また、前記モールド法または前記モールド法と機械的加
工法を組合わせた方法は機械的加工法のみを採用したば
あいと比べて原料となる成分が少量ですみ、また製造の
工程が少なくてすみ、さらに重合に要する時間も短くて
すむという利点があるので、必要に応じてこのような成
形方法を採用してもよい。
さらに、眼内レンズの支持部をレンズ本体とは別に作製
してレンズ本体に取り付けてもよく、またレンズの支持
部をレンズ本体と同時に(−体的に)成形してもよい。
なお、本発明においては必要に応じてプラズマ処理を眼
内レンズ材料に施してもよい。処理装置および処理方法
は、従来から知られている通常の装置および方法が採用
される。かかる通常のプラズマ処理は、ヘリウム、ネオ
ン、アルゴンなどの不活性ガスまたは空気、酸素、チッ
素、−酸化炭素、二酸化炭素などの雰囲気下で、圧力約
o、ooot〜数Torr、出力約数〜100Wの条件
にて数秒〜数十分間プラズマを照射することによって行
なわれる。好ましくは、空気、酸素またはアルゴンの雰
囲気下で、圧力約0.05〜3Torr 、出力約lO
〜GOWの条件にて数分間プラズマを照射することによ
って行なわれる。
かくしてえられる本発明の眼内レンズ材料は、(イ)光
学的に高い屈折率を有するため、同じ度数ならさらに薄
く軽いレンズをつくることが可能であり、(ロ)生体内
劣化が起こりに<<、生体適合性が良好であり、(/N
耐放射線性が向上したことにより、γ線滅菌も可能であ
るという特長を有するものである。
つぎに本発明の眼内レンズ材料を実施例に基づいてさら
に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例によって限
定されるものではない。
実施例1 4−ビニルベンジル−2゛、2°、2−トリフルオロエ
チルエーテル37重量部、メチルメタクリレート60重
量部、エチレングリコールジメタクリレート3重量部を
均一に配合し、アゾビスジメチルバレロニトリル0.1
mm部を加えて配合液を調整し、該配合液をガラス製試
験管に注入して密栓をした。
これを35℃の恒温水槽中で40時間予備重合し、循環
乾燥器内に試験管を移し、50 ’Cで6時間、そのあ
と1〜1.5時間あたり10℃の割合で温度を110℃
まで上昇させ、各成分を加熱重合させ、棒状の共重合体
をえた。
このようにしてえられた棒状の共重合体を裁断し、切削
研磨による機械的加工を施し、試験片(厚さ1mm、3
mm)を作製した。かがる機械的加工は、非常に容易に
行なうことができた。
えられた試験片は、外観は透明で、歪みもなく、眼内レ
ンズ材料をうるうえで好ましいものであった。
つぎに、眼内レンズ材料に要求される物性を以下に示す
方法にしたがって測定した。その結果を第1表に示す。
[屈折率] 試験片(厚さ3mm)の屈折率(020)をアツベ屈折
計(アタゴ■製、商品名: 1−T)により測定した。
[光線透過率] 自記分光光度計(島津製作所■製、商品名:UV−24
0)を用いて試験片(厚さ1a++s)の可視光線透過
スペクトルを測定し、これより光線透過率を算出した。
実施例2〜7 実施例1と同様にして第1表に示す成分を均一に配合し
、重合して重合体をえ、ついで試験片を作製した。つぎ
に実施例1と同様にしてえられた試験片の各種物性を測
定した。その結果を第1表に併せて示す。
機械的加工は非常に容易に行なうことができた。えられ
た試験片は、外観は透明で、歪みもなく、眼内レンズ材
料をうるうえで好ましいものであった。
比較例1および2[フッ素含有スチレン誘導体のかわり
にフッ素含有メタクリレートを使用した眼内レンズ材料
] 実施例1と同様にして第2表に示す成分を均一に配合し
て重合し、重合体をえ、ついで試験片を作製した。つぎ
に実施例1と同様にしてえられた試験片の各種物性を測
定した。その結果を第2表に併せて示す。
なお、第1表および第2表中、各略号は以下のことを意
味する。
PStl : 4−ビニルベンジル−2°、2’、2°
−トリフルオロエチルエーテル EDMA :エチレングリコールジメタクリレートHM
A :メチルメタクリレート V−65:アゾビスジメチルバレロニトリルFSt2:
4−ビニルベンジル−2゛52°、3°、3°、4’、
4°。
4′−へブタフルオロブチルエーテル FSt3 : 4−ビニルベンジル−3’、3’、3°
−トリフルオロプロピルエーテル PSt、4:4−ビニルベンジル−3°、3°、4°、
4°、5’ 、5’ 。
6゛、6°、6°−ノナフルオロヘキシルエーテル PSt5 : p−トリフルオ口メチルスチレン8PP
  ; 2,2.2−1 ’J 7 ルオロー1−チル
エチルメタクリレ− c以下余白〕 トリフルオロメ 以上の結果より、本発明の実施例1〜7でえられたもの
はいずれも屈折率が1.470(n” )以り 上であるのに対し、比較例1および2でえられたもので
はいずれも屈折率が1,448(120)以下り と低いことがわかる。
実施例8 [眼内レンズの生体適合性]実施例1でえら
れた眼内レンズ材料に加工を施し、直径3■、厚さ0.
3m鵬のプレート状の眼内レンズを作製した。
えられた眼力レンズを洗浄滅菌したのち、家兎眼の前房
へ移植し、移植翌日から8日日までのあいだ1日ごとに
スリットランプを用いて前眼部検査を行なった。その結
果、家兎眼には、角膜湿濁、血管進入、前房出血、虹彩
充血、眼内レンズへのフィブリンの付着などの異常は8
日間経過してもまったく認められなかった。また、隅角
鏡を用いて眼前房中の眼内レンズを観察したが、眼内レ
ンズへの付着物は認められなかった。
つぎに家兎眼の眼球を摘出してこれを組織学的に観察し
たが、異常な所見は認められなかったので、実施例1で
えられた眼内レンズ材料は眼組織に及ぼす影響が小さく
、生体適合性に優れていることが判明した。
実施例9〜14 [眼内レンズの生体適合性]実施例2
〜7でえられた眼内レンズ材料について、それぞれ実施
例8と同様にして、生体適合性を調べた。その結果、い
ずれの眼内レンズ材料も付着物は認められず、また摘出
した眼球には組織学的に異常な所見も認められなかった
ことから、これらは眼組織に及ぼす影響が小さく、生体
適合性に優れたレンズ材料であることが判明した。
〔発明の効果〕
本発明の眼内レンズ材料は、光学的に比較的高屈折率を
有し、しかも生体内劣化が起こりに<<、生体適合性に
優れたレンズ材料であるので、同じ度数なら薄くて軽い
眼内レンズを提供しうるという効果を奏する。
さらに本発明の眼内レンズ材料は、耐放射線性が向上し
たことにより、γ線滅菌も可能であるという効果を奏す
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フッ素含有スチレン誘導体を必須成分とした重合体
    からなる眼内レンズ材料。 2 前記フッ素含有スチレン誘導体が一般式( I ):
    ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、iは0または1、jは0〜3の整数、kは0〜
    7の整数を示す)で表わされる請求項1記載の眼内レン
    ズ材料。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0729041A2 (en) * 1995-02-15 1996-08-28 Menicon Co., Ltd. Water-Absorptive soft contact lens

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0729041A2 (en) * 1995-02-15 1996-08-28 Menicon Co., Ltd. Water-Absorptive soft contact lens
EP0729041A3 (en) * 1995-02-15 1997-06-18 Menicon Co Ltd Water-absorbent soft contact lens

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