JP2604524Y2 - 回転コネクター - Google Patents

回転コネクター

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JP2604524Y2
JP2604524Y2 JP1993031847U JP3184793U JP2604524Y2 JP 2604524 Y2 JP2604524 Y2 JP 2604524Y2 JP 1993031847 U JP1993031847 U JP 1993031847U JP 3184793 U JP3184793 U JP 3184793U JP 2604524 Y2 JP2604524 Y2 JP 2604524Y2
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JP
Japan
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case
rotary connector
flat cable
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outer case
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JPH0686295U (ja
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正博 長谷川
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転体と固定体間で電
気信号、光信号などを伝送するのに用いられる回転コネ
クターに関するものである。
【0002】
【従来技術】図5に従来の回転コネクターを示す。この
回転コネクターは、同軸配置された内側ケース1と外側
ケース2を相対的に回転可能に組み合わせ、その内側ケ
ース1と外側ケース2で形成される環状空間内にゼンマ
イ巻きされたフラットケーブル3を収納し、フラットケ
ーブル3の内端を内側ケース1に、外端を外側ケース2
に固定した構造となっている。外側ケース2は相対する
上側フランジ4と下側フランジ5を有しており、この両
フランジ4、5の内周縁で内側ケース1が回転自在に支
持されている。
【0003】なお図5の例は上側フランジ4と下側フラ
ンジ5を外側ケース2に設けた場合であるが、上側フラ
ンジ4と下側フランジ5は、そのどちらか一方を内側ケ
ース1に設ける場合もある。また両方を内側ケース1に
設けることも可能である。いずれにしても従来の上側フ
ランジ4および下側フランジ5は平らな円板形状であ
る。
【0004】上記の回転コネクターは図6ないし図8の
ように動作する。まず図6の状態は、外側ケース2を固
定したまま内側ケース1を時計方向に限界まで回転さ
せ、フラットケーブル3のほぼ全部を内側ケース1に巻
き取った状態である。これがフラットケーブル3の「巻
き締まり限界」である。この状態から内側ケース1を逆
転させ反時計方向に回転させると、フラットケーブル3
の巻きが徐々にゆるみ、フラットケーブル3自体の弾性
で巻き径が広がって、フラットケーブル3が外側ケース
2の内側に移行していく。内側ケース1を反時計方向へ
限界まで回転させると図8のようになる。これがフラッ
トケーブル3の「巻き広がり限界」である。巻き締まり
限界と巻き広がり限界の中間では、フラットケーブル3
は図7のようになる。
【0005】上述のように、この回転コネクターは、図
6の状態から図8の状態になるまで、および図8の状態
から図6の状態になるまでの範囲で、内側ケースを回転
させることが可能である。なお以上は、内側ケースを回
転させた場合であるが、内側ケースを固定して外側ケー
スを回転させることも可能である。このタイプの回転コ
ネクターは回転可能範囲の制約はあるが、回転体と固定
体との間に摺動接触部がないため、信頼性の高い接続状
態が得られる利点がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記構成の回転コネク
ターでは、フラットケーブルが巻き締まり限界と巻き広
がり限界の中間にあるときは、図7に示すようにフラッ
トケーブル3の束がケース内で自由に移動可能である。
このため回転コネクターが振動を受けると、フラットケ
ーブルの束が内部で動いてケースにぶつかる音(以下、
踊り音という)が発生するという問題がある。
【0007】これを防止するため従来はケース内にクッ
ション材を配置するなどの対策が取られているが、クッ
ション材を設けてもフラットケーブルの移動を阻止する
ことはできないため、踊り音を抑制することは困難であ
った。特にこの種の回転コネクターは、自動車のステア
リング軸に取り付けて、ステアリング軸(回転体)側と
車体(固定体)側で電気信号の送受を行うために使用さ
れることが多いため、振動により踊り音が発生すると、
使用者に不快感を与えることになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
課題を解決した回転コネクターを提供するもので、その
構成は、同軸配置された内側ケースと外側ケースを相対
的に回転可能に組み合わせ、その内側ケースと外側ケー
スで形成される環状空間内にゼンマイ巻きされたフラッ
トケーブルを収納し、フラットケーブルの内端を内側ケ
ースに、外端を外側ケースに固定してなる回転コネクタ
ーにおいて、前記内側ケースおよび外側ケースの一方ま
たは双方に設けられた相対するフランジを、同じ方向に
先細りとなるテーパー形状にしたことを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】このような構成にしておくと、ゼンマイ巻きさ
れたフラットケーブルの束がフランジによってテーパー
形状に保持されるため、振動を受けても、フラットケー
ブルの束がケース内で自由に動きにくくなり、踊り音が
発生しにくくなる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1および図2は本考案の一実施例を示
す。各部の符号は従来例と同じで、1は内側ケース、2
は外側ケース、3はゼンマイ巻きされたフラットケーブ
ル、4は上側フランジ、5は下側フランジである。この
回転コネクターの特徴は、上側フランジ4および下側フ
ランジ5が、上方にいくに従い先細りとなるテーパー形
状になっていることである。
【0011】図3および図4は本考案の他の実施例を示
す。各部の符号は前記実施例と同じである。この回転コ
ネクターの特徴は、上側フランジ4および下側フランジ
5が、下方にいくに従い先細りとなるテーパー形状にな
っていることである。
【0012】上記各実施例の回転コネクターでは、振動
を受けて、フラットケーブル3の束がケース内で径方向
に移動しようとすると、テーパー形状のフランジ4、5
がフラットケーブル3の移動に対する抵抗となるため、
ケース内でのフラットケーブルの自由な動きが制限され
る。その結果、踊り音の発生が抑制される。また回転コ
ネクターが軸線方向の振動を受けた場合でも、フラット
ケーブル3がフランジ4、5に垂直ではなく斜めに当た
るようになるため、音の発生が和らげられる。
【0013】なお図示の実施例では、上側フランジ4と
下側フランジ5を外側ケース2に設けたが、上側フラン
ジ4と下側フランジ5は、そのどちらか一方を内側ケー
ス1に設けることもあるし、また両方を内側ケース1に
設けることもあり得る。この点は従来と同じである。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、相
対するフランジをテーパー形状にしたことにより、フラ
ットケーブルの束がケース内で動きにくくなるので、振
動を受けてもフラットケーブルが勢いよくケースにぶつ
かることがなくなり、踊り音の発生を抑制できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る回転コネクターの一実施例を示
す斜視図。
【図2】 図1の回転コネクターの縦断面図。
【図3】 本考案に係る回転コネクターの他の実施例を
示す斜視図。
【図4】 図3の回転コネクターの縦断面図。
【図5】 従来の回転コネクターの縦断面。
【図6】 図5の回転コネクターの巻き締まり限界を示
す断面図。
【図7】 図5の回転コネクターの中間状態を示す断面
図。
【図8】 図5の回転コネクターの巻き広がり限界を示
す断面図。
【符号の説明】
1:内側ケース 2:外側ケース 3:フラットケーブル 4:上側フランジ 5:下側フランジ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同軸配置された内側ケースと外側ケースを
    相対的に回転可能に組み合わせ、その内側ケースと外側
    ケースで形成される環状空間内にゼンマイ巻きされたフ
    ラットケーブルを収納し、フラットケーブルの内端を内
    側ケースに、外端を外側ケースに固定してなる回転コネ
    クターにおいて、前記内側ケースおよび外側ケースの一
    方または双方に設けられた相対するフランジを、同じ方
    向に先細りとなるテーパー形状にしたことを特徴とする
    回転コネクター。
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JPH0686295U JPH0686295U (ja) 1994-12-13
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JP2018118564A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 Kyb株式会社 ステアリング装置

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