JP2604190B2 - 液状化粧料 - Google Patents
液状化粧料Info
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- JP2604190B2 JP2604190B2 JP1871788A JP1871788A JP2604190B2 JP 2604190 B2 JP2604190 B2 JP 2604190B2 JP 1871788 A JP1871788 A JP 1871788A JP 1871788 A JP1871788 A JP 1871788A JP 2604190 B2 JP2604190 B2 JP 2604190B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は化粧料内蔵タイプの塗布具に充填して、塗布
部への化粧料の浸透や塗布時の化粧料の続きがスムーズ
で、経時的に目づまりが発生せず、好適に使用できる酸
化鉄を着色剤として用いた液状化粧料に関するものであ
る。
部への化粧料の浸透や塗布時の化粧料の続きがスムーズ
で、経時的に目づまりが発生せず、好適に使用できる酸
化鉄を着色剤として用いた液状化粧料に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、着色剤として酸化鉄を用いた液状化粧料は、該
酸化鉄の比重が大きく、沈降し易いという欠点をカバー
するために、水溶性樹脂や、高分子エマルションを用い
高粘度分散液として沈降を抑制し、更に、沈降した場合
には、備え付けの刷毛等で良くかき混ぜて均一にしてか
ら塗布する、所謂付け筆タイプのものがあるだけであっ
た。
酸化鉄の比重が大きく、沈降し易いという欠点をカバー
するために、水溶性樹脂や、高分子エマルションを用い
高粘度分散液として沈降を抑制し、更に、沈降した場合
には、備え付けの刷毛等で良くかき混ぜて均一にしてか
ら塗布する、所謂付け筆タイプのものがあるだけであっ
た。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記した付け筆タイプの場合、化粧料
の続きが悪く、使用中に何度も化粧料を刷毛につける必
要が有り、使い勝手の悪いものであった。
の続きが悪く、使用中に何度も化粧料を刷毛につける必
要が有り、使い勝手の悪いものであった。
そこで近年、化粧料内蔵タイプの塗布具を用いた化粧
品が知られてきているが、上記酸化鉄を用いた従来の液
状化粧料をそのまま用いた場合、高粘度であることと、
酸化鉄の粒子径が大きいことから、塗布部への化粧料の
浸透、塗布時の化粧料の続き、経時的な目づまり等に問
題が有った。
品が知られてきているが、上記酸化鉄を用いた従来の液
状化粧料をそのまま用いた場合、高粘度であることと、
酸化鉄の粒子径が大きいことから、塗布部への化粧料の
浸透、塗布時の化粧料の続き、経時的な目づまり等に問
題が有った。
一方、上記化粧料内蔵タイプの塗布具に用い得る低粘
度の液状化粧料として、カーボンブラックやタール色素
を着色剤として用いたものが有るが、カーボンブラック
やタール色素は安全性の上で問題視されている。
度の液状化粧料として、カーボンブラックやタール色素
を着色剤として用いたものが有るが、カーボンブラック
やタール色素は安全性の上で問題視されている。
そこで本発明は、上記化粧料内蔵タイプの塗布具に充
填して、塗布部への化粧料の浸透が良好であり、塗布時
の化粧料の続きがスムーズであり、経時的な目づまりが
発生しない、酸化鉄を使用した液状化粧料を提供するこ
とを目的とするものである。
填して、塗布部への化粧料の浸透が良好であり、塗布時
の化粧料の続きがスムーズであり、経時的な目づまりが
発生しない、酸化鉄を使用した液状化粧料を提供するこ
とを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は鋭意研究の結果、着色剤として使用する
酸化鉄の70重量%以上が1.2μm以下の粒子径であり、
疎水性不飽和モノマーと親水性不飽和モノマーとの共重
合体及び/又はその塩とポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンアルキルエーテルとを併用した分散剤を使用
し、液状化粧料の粘度を200cps以下とすることにより、
前記問題点を解決できることを見出したものである。
酸化鉄の70重量%以上が1.2μm以下の粒子径であり、
疎水性不飽和モノマーと親水性不飽和モノマーとの共重
合体及び/又はその塩とポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンアルキルエーテルとを併用した分散剤を使用
し、液状化粧料の粘度を200cps以下とすることにより、
前記問題点を解決できることを見出したものである。
即ち本発明は、70重量%以上が1.2μm以下の粒子径
である酸化鉄と、疎水性不飽和モノマーと親水性不飽和
モノマーとの共重合体及び/又はその塩とポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルとを併用
した分散剤と、水溶性有機溶剤と、水とから少なくとも
なり、粘度が200cps以下であることを特徴とする液状化
粧料を要旨とするものである。以下、本発明を詳細に説
明する。
である酸化鉄と、疎水性不飽和モノマーと親水性不飽和
モノマーとの共重合体及び/又はその塩とポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルとを併用
した分散剤と、水溶性有機溶剤と、水とから少なくとも
なり、粘度が200cps以下であることを特徴とする液状化
粧料を要旨とするものである。以下、本発明を詳細に説
明する。
着色剤として使用する酸化鉄は、具体的には黒酸化
鉄、透明黒酸化鉄、黄酸化鉄、透明黄酸化鉄、赤酸化
鉄、透明赤酸化鉄が挙げられ、その粒子径は1.2μmよ
り大きいものが30重量%を超えると経済的に目づまりを
起こし易く、塗布部への化粧料の浸透も不十分になって
しまうため、70重量%以上が1.2μm以下の粒子径であ
ることが必要であり、その使用量は液状化粧料全量の2
〜20重量%が好ましい。
鉄、透明黒酸化鉄、黄酸化鉄、透明黄酸化鉄、赤酸化
鉄、透明赤酸化鉄が挙げられ、その粒子径は1.2μmよ
り大きいものが30重量%を超えると経済的に目づまりを
起こし易く、塗布部への化粧料の浸透も不十分になって
しまうため、70重量%以上が1.2μm以下の粒子径であ
ることが必要であり、その使用量は液状化粧料全量の2
〜20重量%が好ましい。
疎水性不飽和モノマーと親水性不飽和モノマーとの共
重合体及び/又はその塩とポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンアルキルエーテルとは併用して、上記酸化
鉄を、低粘度の液状化粧料中に安定に分散する、即ち、
酸化鉄粒子の凝集及び沈降を防止する分散剤として使用
するものであって、疎水性不飽和モノマーと親水性不飽
和モノマーとの共重合体及び/又はその塩の具体例とし
ては、スチレン−アクリル酸共重合体,スチレン−メタ
クリル酸共重合体,スチレン−ビニルピロリドン共重合
体,スチレン−無水マレイン酸共重合体及びそのハーフ
エステル,メチルスチレン−アクリル酸共重合体,スチ
レン−メチルスチレン−アクリル酸共重合体,アクリル
酸エステル−アクリル酸共重合体,アクリル酸エステル
−メタクリル酸共重合体,メタクリル酸エステル−アク
リル酸共重合体,メタクリル酸エステル−メタクリル酸
共重合体,メトキシエチレン−無水マレイン酸共重合体
及びそのハーフエステル等が挙げられ、その塩として
は、ナトリウム,カリウム,リチウム等の1価のアルカ
リ金属塩、アンモニウム塩や、モノ−,ジ−,トリエタ
ノールアミン、トリイソプロパノールアミン等のアルカ
ノールアミン塩が挙げられ、その使用量は使用する酸化
鉄10重量部に対して、0.2〜10重量部、好ましくは0.5〜
5重量部であり、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンアルキルエーテルの具体例としては、ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンセチルエーテル,ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエ
ーテル,ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブチ
ルエーテル等が挙げられ、その使用量は使用する酸化鉄
10重量部に対して、0.05〜5重量部、好ましくは0.1〜
3重量部である。
重合体及び/又はその塩とポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンアルキルエーテルとは併用して、上記酸化
鉄を、低粘度の液状化粧料中に安定に分散する、即ち、
酸化鉄粒子の凝集及び沈降を防止する分散剤として使用
するものであって、疎水性不飽和モノマーと親水性不飽
和モノマーとの共重合体及び/又はその塩の具体例とし
ては、スチレン−アクリル酸共重合体,スチレン−メタ
クリル酸共重合体,スチレン−ビニルピロリドン共重合
体,スチレン−無水マレイン酸共重合体及びそのハーフ
エステル,メチルスチレン−アクリル酸共重合体,スチ
レン−メチルスチレン−アクリル酸共重合体,アクリル
酸エステル−アクリル酸共重合体,アクリル酸エステル
−メタクリル酸共重合体,メタクリル酸エステル−アク
リル酸共重合体,メタクリル酸エステル−メタクリル酸
共重合体,メトキシエチレン−無水マレイン酸共重合体
及びそのハーフエステル等が挙げられ、その塩として
は、ナトリウム,カリウム,リチウム等の1価のアルカ
リ金属塩、アンモニウム塩や、モノ−,ジ−,トリエタ
ノールアミン、トリイソプロパノールアミン等のアルカ
ノールアミン塩が挙げられ、その使用量は使用する酸化
鉄10重量部に対して、0.2〜10重量部、好ましくは0.5〜
5重量部であり、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンアルキルエーテルの具体例としては、ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンセチルエーテル,ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエ
ーテル,ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブチ
ルエーテル等が挙げられ、その使用量は使用する酸化鉄
10重量部に対して、0.05〜5重量部、好ましくは0.1〜
3重量部である。
水溶性有機溶剤は、塗布部での乾燥、及び液状化粧料
の低温での凍結を防ぐために使用するものであって、プ
ロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリ
コール等が好適に使用され、その使用量は液化化粧料全
量の2〜30重量%が好ましい。
の低温での凍結を防ぐために使用するものであって、プ
ロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリ
コール等が好適に使用され、その使用量は液化化粧料全
量の2〜30重量%が好ましい。
水は、本液状化粧料の主溶剤として用いるものであ
る。
る。
以上の必須成分の他に、必要に応じて、塗布部での乾
燥防止又は保湿剤の助剤として尿素、チオ尿素、エチレ
ン尿素及び各誘導体、分散助剤として各種水溶性高分
子、浸透剤として界面活性剤、各種防腐・防黴剤、粘度
調節剤としての水溶性高分子、耐水性を付与するための
水溶性樹脂、pH調整剤としての各種アルカリ化剤等を適
宜添加することができる。
燥防止又は保湿剤の助剤として尿素、チオ尿素、エチレ
ン尿素及び各誘導体、分散助剤として各種水溶性高分
子、浸透剤として界面活性剤、各種防腐・防黴剤、粘度
調節剤としての水溶性高分子、耐水性を付与するための
水溶性樹脂、pH調整剤としての各種アルカリ化剤等を適
宜添加することができる。
本発明に係る液状化粧料を得るためには、上記成分
を、従来公知の分散機、例えば、ボールミル、ダイノー
ミル等の連続媒体分散機や、サンドミル、三本ロールミ
ル等で分散すればよいが、酸化鉄の分散安定性をより向
上するためには、酸化鉄を、分散剤であらかじめ分散し
ておき、これに他の成分を添加混合することが望まし
い。
を、従来公知の分散機、例えば、ボールミル、ダイノー
ミル等の連続媒体分散機や、サンドミル、三本ロールミ
ル等で分散すればよいが、酸化鉄の分散安定性をより向
上するためには、酸化鉄を、分散剤であらかじめ分散し
ておき、これに他の成分を添加混合することが望まし
い。
又、本発明の液状化粧料は、粘度が200cps以下である
ことが必要であるが、これは粘度が200cps以上では、塗
布部が特に繊維収束体やスポンジ等の連通多孔質体であ
る場合、液状化粧料の塗布部への浸透が悪く、塗布時の
液の続きが悪くなり、所謂カスレが発生するためであ
る。
ことが必要であるが、これは粘度が200cps以上では、塗
布部が特に繊維収束体やスポンジ等の連通多孔質体であ
る場合、液状化粧料の塗布部への浸透が悪く、塗布時の
液の続きが悪くなり、所謂カスレが発生するためであ
る。
(作用) 本発明の液状化粧料は、酸化鉄の粒子径が1.2μm以
上のものを30重量%未満にすることにより、長期保存に
おける酸化鉄の沈降が抑制される事に加え、分散剤とし
て疎水性不飽和モノマーと親水性不飽和モノマーとの共
重合体及び/又はその塩とポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンアルキルエーテルを併用しているために疎
水性不飽和モノマーと親水性不飽和モノマーとの共重合
体及び/又はその塩が分散された酸化鉄の周りに吸着し
主溶剤である水との親和性を向上し、更にその周りをポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ルが覆うことにより、分散された粒子間に静電反発力が
発生し、双方の相乗効果で長期保存における酸化鉄の沈
降の抑制及び経時的な安定性が格段に向上するものと推
察される。
上のものを30重量%未満にすることにより、長期保存に
おける酸化鉄の沈降が抑制される事に加え、分散剤とし
て疎水性不飽和モノマーと親水性不飽和モノマーとの共
重合体及び/又はその塩とポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンアルキルエーテルを併用しているために疎
水性不飽和モノマーと親水性不飽和モノマーとの共重合
体及び/又はその塩が分散された酸化鉄の周りに吸着し
主溶剤である水との親和性を向上し、更にその周りをポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ルが覆うことにより、分散された粒子間に静電反発力が
発生し、双方の相乗効果で長期保存における酸化鉄の沈
降の抑制及び経時的な安定性が格段に向上するものと推
察される。
更に、液状化粧料の粘度を200cps以下とすることによ
り、化粧料内蔵タイプの塗布具に充填して用いた場合、
塗布部における毛細管の現象によるインキの浸透が阻害
されないので、塗布部への浸透と、塗布時の液の続きが
スムーズになるものと推察される。
り、化粧料内蔵タイプの塗布具に充填して用いた場合、
塗布部における毛細管の現象によるインキの浸透が阻害
されないので、塗布部への浸透と、塗布時の液の続きが
スムーズになるものと推察される。
(実施例) 以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、
実施例、比較例中単に「部」とあるのは「重量部」を示
す。
実施例、比較例中単に「部」とあるのは「重量部」を示
す。
実施例1 透明赤酸化鉄 10.0部 (東色ピグメント(株)製) ジョンクリル62 4.8部 (スチレン−メチルスチレン−アクリル酸共重合体アン
モニウム塩の34%水溶液、分散剤、ジョンソン(株)
製) ニッコールPBC−34 1.0部 (ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン
(4)セチルエーテル、分散剤、日光ケミカルズ(株)
製) プロピレングリコール 5.0部 尿素 3.0部 ニッコールNP−10 0.1部 (ポリオキシエチレン(10)ノニルフェニルエーテル、
浸透剤、日光ケミカルズ(株)製) ニューサイドSC 0.3部 (デヒドロ酢酸ナトリウム、防腐・防黴剤、日本合成化
学(株)製) ペプタイドPA−100 5.0部 (ポリペプタイド、分散助剤、(株)ニッピ製) 精製水 70.8部 上記成分中、まず、透明赤酸化鉄及びジョンクリル62
及びニッコールPBC−34の全量と精製水30部を磁製ボー
ル200mlを入れた容量400mlの磁製ボールミルに入れ、5
日間混合摩砕する。これに、残りの成分を混合溶解した
液を加えた後4日間混合して茶色の液状化粧料を得た。
モニウム塩の34%水溶液、分散剤、ジョンソン(株)
製) ニッコールPBC−34 1.0部 (ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン
(4)セチルエーテル、分散剤、日光ケミカルズ(株)
製) プロピレングリコール 5.0部 尿素 3.0部 ニッコールNP−10 0.1部 (ポリオキシエチレン(10)ノニルフェニルエーテル、
浸透剤、日光ケミカルズ(株)製) ニューサイドSC 0.3部 (デヒドロ酢酸ナトリウム、防腐・防黴剤、日本合成化
学(株)製) ペプタイドPA−100 5.0部 (ポリペプタイド、分散助剤、(株)ニッピ製) 精製水 70.8部 上記成分中、まず、透明赤酸化鉄及びジョンクリル62
及びニッコールPBC−34の全量と精製水30部を磁製ボー
ル200mlを入れた容量400mlの磁製ボールミルに入れ、5
日間混合摩砕する。これに、残りの成分を混合溶解した
液を加えた後4日間混合して茶色の液状化粧料を得た。
このものは、粘度5.2cpsで透明赤酸化鉄の粒子径は82
重量%以上が1.2μm以下のものであった。
重量%以上が1.2μm以下のものであった。
実施例2 シコメットブラック85 8.0部 (黒酸化鉄、BASFジャパン(株)製) ニッコールPBC−44 1.0部 (ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン
(8)セチルエーテル、分散剤、日光ケミカルズ(株)
製) SMA1000Resin 1.6部 (スチレン−マレイン酸共重合体、分散剤、ARCOケミカ
ル(株)製) プロピレングリコール 8.5部 メッキンスM 0.5部 (パラオキシ安息香酸メチル、防腐・防黴剤、上野製薬
(株)製) HPC−H 0.4部 (ヒドロキシプロピルセルロース、粘度調整剤、日本曹
達(株)製) 水酸化ナトリウム(pH調整剤) 0.1部 精製水 76.2部 上記成分中精製水50部にSMA1000Resinと水酸化ナトリ
ウムの全量を加え、加熱しながらかき混ぜ溶解する。こ
れに、シコメットブラック85とニッコールPBC−44とを
加え、良くかき混ぜたものをダイノーミルにて10分間分
散させた。これに残りの成分を溶解させた液を加え良く
かき混ぜて黒色の液状化粧料を得た。
(8)セチルエーテル、分散剤、日光ケミカルズ(株)
製) SMA1000Resin 1.6部 (スチレン−マレイン酸共重合体、分散剤、ARCOケミカ
ル(株)製) プロピレングリコール 8.5部 メッキンスM 0.5部 (パラオキシ安息香酸メチル、防腐・防黴剤、上野製薬
(株)製) HPC−H 0.4部 (ヒドロキシプロピルセルロース、粘度調整剤、日本曹
達(株)製) 水酸化ナトリウム(pH調整剤) 0.1部 精製水 76.2部 上記成分中精製水50部にSMA1000Resinと水酸化ナトリ
ウムの全量を加え、加熱しながらかき混ぜ溶解する。こ
れに、シコメットブラック85とニッコールPBC−44とを
加え、良くかき混ぜたものをダイノーミルにて10分間分
散させた。これに残りの成分を溶解させた液を加え良く
かき混ぜて黒色の液状化粧料を得た。
このものは、粘度53cpsで黒酸化鉄の粒子径は84重量
%以上が1.2μm以下のものであった。
%以上が1.2μm以下のものであった。
実施例3 シコメットブラウン75 10.0部 (赤酸化鉄、BASFジャパン(株)製) ガントレッツAN119 6.0部 (メトキシエチレン−無水マレイン酸共重合体、分散
剤、GAF(株)製) ニッコールPEN−4620 1.5部 (ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(1
6)デシルテトラデシルエーテル、分散剤、日光ケミカ
ルズ(株)製) グリセリン 7.5部 フェノキシエタノール 0.2部 (防腐防黴剤、東邦化学工業(株)製) ケルギンLV 1.0部 (アルギン酸ソーダ、粘度調整剤、三晶(株)製) トリエタノールアミン 1.2部 精製水 72.6部 上記成分中、まず、シコメットブラウン75、ガントレ
ッツAN119、トリエタノールアミン及びニッコールPEN−
4620全量と精製水30部を磁製ボール200mlを入れた容量4
00mlの磁製ボールミルに入れ、5日間混合摩砕する。こ
れに、残りの成分を混合溶解した液を加えた後4日間混
合して茶色の液状化粧料を得た。
剤、GAF(株)製) ニッコールPEN−4620 1.5部 (ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(1
6)デシルテトラデシルエーテル、分散剤、日光ケミカ
ルズ(株)製) グリセリン 7.5部 フェノキシエタノール 0.2部 (防腐防黴剤、東邦化学工業(株)製) ケルギンLV 1.0部 (アルギン酸ソーダ、粘度調整剤、三晶(株)製) トリエタノールアミン 1.2部 精製水 72.6部 上記成分中、まず、シコメットブラウン75、ガントレ
ッツAN119、トリエタノールアミン及びニッコールPEN−
4620全量と精製水30部を磁製ボール200mlを入れた容量4
00mlの磁製ボールミルに入れ、5日間混合摩砕する。こ
れに、残りの成分を混合溶解した液を加えた後4日間混
合して茶色の液状化粧料を得た。
このものは、粘度93cpsで赤酸化鉄の粒子径は87重量
%以上が1.2μm以下のものであった。
%以上が1.2μm以下のものであった。
比較例1 実施例1に於いてニッコールPBC−34の代わりに精製
水を加えた以外は実施例1と同様になして茶色の液状化
粧料を得た。
水を加えた以外は実施例1と同様になして茶色の液状化
粧料を得た。
このものは、粘度5.1cpsで透明赤酸化鉄の粒子径は82
重量%以上が1.2μm以下のものであった。
重量%以上が1.2μm以下のものであった。
比較例2 実施例2に於いてSMA1000Resinの代わりに精製水を加
えた以外は実施例2と同様になして黒色の液状化粧料を
得た。
えた以外は実施例2と同様になして黒色の液状化粧料を
得た。
このものは、粘度50cpsで黒酸化鉄の粒子径は84重量
%以上が1.2μm以下のものであった。
%以上が1.2μm以下のものであった。
比較例3 実施例3に於いてシコメットブラウン75、ガントレッ
ツAN119、トリエタノールアミン及びニッコールPEN−46
20全量と精製水30部を磁製ボール200mlを入れた容量400
mlの磁製ボールミルに入れ、1日間混合摩砕し、これ
に、残りの成分を混合溶解した液を加えた後1日間混合
した以外は実施例3と同様になして茶色の液状化粧料を
得た。
ツAN119、トリエタノールアミン及びニッコールPEN−46
20全量と精製水30部を磁製ボール200mlを入れた容量400
mlの磁製ボールミルに入れ、1日間混合摩砕し、これ
に、残りの成分を混合溶解した液を加えた後1日間混合
した以外は実施例3と同様になして茶色の液状化粧料を
得た。
このものは、粘度93cpsで赤酸化鉄の粒子径は33重量
%以上が1.2μm以下のものであった。
%以上が1.2μm以下のものであった。
比較例4 実施例3に於いてケルギンLVの量を1.6部とし、その
分精製水を減らした以外は実施例3と同様になして茶色
の液状化粧料を得た。
分精製水を減らした以外は実施例3と同様になして茶色
の液状化粧料を得た。
このものは、粘度260cpsで赤酸化鉄の粒子径は80重量
%以上が1.2μm以下のものであった。
%以上が1.2μm以下のものであった。
(効果) 以上実施例、比較例で得られた黒色の液状化粧料を、
試作の連通多孔を有するウレタンペン先又はナイロンフ
ィラメントを束ねたペン先を塗布部として取付けた塗布
具に充填して試験用サンプルとし、試験をおこなった。
(但し、実施例1と比較例1ウレタンペン先を取付けた
塗布具に、その他はナイロンフィラメントを束ねたペン
先を取付けた塗布具に夫々充填した。) 以下の表1に結果を示す。
試作の連通多孔を有するウレタンペン先又はナイロンフ
ィラメントを束ねたペン先を塗布部として取付けた塗布
具に充填して試験用サンプルとし、試験をおこなった。
(但し、実施例1と比較例1ウレタンペン先を取付けた
塗布具に、その他はナイロンフィラメントを束ねたペン
先を取付けた塗布具に夫々充填した。) 以下の表1に結果を示す。
液の続き:皮膚に塗布したときの液の続き状態を目視で
判定。
判定。
○:良好 △:やや不良 ×:不良 液の浸透:化粧料を充填後塗布部に化粧料が浸透するま
での時間を比較。
での時間を比較。
○:早い △:やや遅い ×:遅い 目づまり:化粧料を充填後室温に3ケ月間、塗布部を下
向きにして、放置した後、皮膚に塗布したときの塗布面
の状態を目視で判定。
向きにして、放置した後、皮膚に塗布したときの塗布面
の状態を目視で判定。
○:良好に塗布できる △:ややカスレが発生する ×:カスレが発生する 以上詳細に説明したように、本発明に係る液状化粧料
は、化粧料内蔵タイプの塗布具に充填して、塗布部への
化粧料の浸透や、塗布時の化粧料の続きがスムーズで、
経時的に目づまりの発生しない優れた性能を有している
ものである。
は、化粧料内蔵タイプの塗布具に充填して、塗布部への
化粧料の浸透や、塗布時の化粧料の続きがスムーズで、
経時的に目づまりの発生しない優れた性能を有している
ものである。
Claims (1)
- 【請求項1】70重量%以上が1.2μm以下の粒子径であ
る酸化鉄と、疎水性不飽和モノマーと親水性不飽和モノ
マーとの共重合体及び/又はその塩とポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンアルキルエーテルとを併用した
分散剤と、水溶性有機溶剤と、水とから少なくともな
り、粘度が200cps以下であることを特徴とする液状化粧
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1871788A JP2604190B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 液状化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1871788A JP2604190B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 液状化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01193210A JPH01193210A (ja) | 1989-08-03 |
JP2604190B2 true JP2604190B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=11979410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1871788A Expired - Lifetime JP2604190B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 液状化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604190B2 (ja) |
-
1988
- 1988-01-29 JP JP1871788A patent/JP2604190B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01193210A (ja) | 1989-08-03 |
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