JPS63243180A

JPS63243180A - 水性白色インキ

Info

Publication number: JPS63243180A
Application number: JP62077082A
Authority: JP
Inventors: Yuichi Kobayashi; 雄一小林
Original assignee: Pentel Co Ltd
Current assignee: Pentel Co Ltd
Priority date: 1987-03-30
Filing date: 1987-03-30
Publication date: 1988-10-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は水性白色インキに関するものであり。

更に詳細には、経年後の沈降が少なく、特に。

本体内にインキ収納部を形成するとともに本体の先端部
に上記インキ収納部内に収納されたインキを用いて筆記
するペン先を備えた筆記具に用いるに好適な水性白色イ
ンキに関する。

（従来の技術）従来、水性白色インキとしては９着色材として白色の無
機顔料を用いたものが知られており。

実用的には、白色度の大きさ故に酸化チタンを分散した
インキが用いられている。

（発明が解決しようとする問題点）ところが、酸化チタンは比重が大きく経年的に沈降し易
いという欠点を有しているため。

酸化チタンを用いた水性インキを上記筆記具に用いよう
とした場合。

■　インキ収納部内に金属球等の攪拌部材を内蔵させ、
使用時、筆記具を上下に振ることにより、上記攪拌部材
の攪拌力によって沈降した酸化チタンを再分散させて使
用するよう表したり。

■　水溶性高分子等の増粘効果を有する物質の添加によ
シ、水性インキの粘度を高くして酸化チタンの沈降を防
止するようなしたが。

■　上記攪拌部材を用いる方法では、沈降した酸化チタ
ンを再分散する為に、数多く筆記具を振ることが必要で
あるばかりか、攪拌部材が動かず沈降した酸化チタンを
再分散できなくなってしまったり。

■　上記、水性インキの粘度を高くした場合。

ペン先から該水性インキが吐出しなくなってしまうとい
う問題点が生じてしまった。

従って、一本発明は、経年後の沈降の少ない。

特に鍬記具に用いて好適な水性白色インキを得ることを
目的とするものである。

（問題点を解決するだめの手段）本発明は上記目的に鑑みて完成されたものであって、水
を内部に包含し、高分子の殻で形成した中空紅棒を着色
材の全部又は一部として用いたことを特徴とする水性白
色インキを要旨とするものである。

以下本発明の詳細な説明する。

本発明の骨子である。水を内部に包含し高分子の殻で形
成した中空蚊体は、白色の着色材の全部又は一部として
用いられるものであり、従来公知のオリフィス法や界面
重合法により得られるが、高分子としてはカラギーナン
、ポリアミド、アクリル−スチレン共重合体が好ましく
。

特に殻の硬さなどを考慮すると、アクリル−スチレン共
重合体が好ましい。又９粒子径は１．０μｍ以下が好ま
しい。市販品の一例としては。

ＲＯＰＡＱＵＥ　　ＯＦ２２．同０Ｐ６２．同０Ｐ８４
（以上、　　ロームアンドハース社製）。

プライマルＯＰ４２Ｍ（日本アクリル■製）等があり、
いずれも、水をペースとしたエマルションのかたちで供
給されている。本発明に係る水性白色インキの着色材と
しては、上記した。

水を内部に包含し、高分子の殻で形成した中空粒体単独
でも良いが２通常白色顔料として用いられる酸化チタン
、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、リトポン等と併用して
もよく、使用景としてはインキ全量に対し固型分で５〜
４０重量％。

より好ましくは１０〜３５重量％が好ましい。

その他添加剤としては、従来水性インキに用いているも
のを用途に応じて適宜選択して用いることができるが、
バインダーとしては、天然又は合成の水溶性高分子やポ
リ（メタ）アクリル酸、スチレン−アクリル酸コポリマ
ー、スチレン−マレイン酸コポリマー、ポリマレイン酸
。

ロジン変性マレイン酸樹脂、シェラツク等のアリカリ吸
溶型高分子のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン
塩や、水性樹脂エマルシラン。

水性樹脂マイクロエマルション等を、湿潤剤又は凍結安
定剤としては、エチレングリコール。

プロピレングリコール、トリエチレングリコール等ノグ
リコール類、ゾルビトール、グリセリン等の多価アルコ
ール類を用いることができ。

その他、濡れ性の向上剤として界面活性剤や。

速乾剤として低級アルコールや遅乾剤として尿素、チオ
尿素、エチレン尿素や防腐番防カビ剤や防錆等を添加す
ることもできる。

本発明に係る水性白色インキを得るには２着色材として
前記中空籠体を単独で用いる場合には９通常知られてい
る攪拌機を用い、上記成分を攪拌・混合することにより
容易に得られるが。

酸化チタン等の白色顔料と併用する場合には。

該白色顔料をあらかじめ公知の分散機で分散したものに
他の成分を加え攪拌・混合することで得られる。

（作用）本発明の骨子である。水を内部に包含し、高分子の殻で
形成した中空肢体が何故白色顔料として好適に用いられ
るのかは、乾燥時、該中空履体内部の水が蒸発し、空気
と置換されるため。

殻である高分子層と内側の空気とで光散乱が起こり、白
色に見えるためであり２本発明に係る水性白色インキが
何故経年後の沈降が少なく。

特に筆記具に用いて好適であるのかは、前記中空柱体は
酸化チタンに比し比重が小さいため沈降が少なく、であ
るが故に、水性インキの粘性を低く保つことができるた
め経年後の沈降が少なく、特に筆記具に用いて好適であ
ると推察される。

（実施例）以下９本発明を実施例に基づいて、更に詳細に説明する
が１表１の実施例、比較例中の数値は「重量部」を示す
。

表１（１）　　ブライマルＯＰ４２Ｍ：スチレンーアクリル
共重合体の中空組体（固型分４２．５％）。

平均粒子径０．５５μｍ２日本アクリル■製（２）　　几０ＰＡＱＵＥ　　０Ｐ６２：スチレン−ア
クリル共重合体の中空紅体（固型分３７．５％）。

平均粒子径０．４μｍ、ロームアンドハース社製（３）　　エマルゲンＡ−９０：ポリオキシエチレン誘
導体（非イオン性界面活性剤）、花王石鹸■製（４）　　プライマルＡＣ−３４４４ニアクリル樹脂エ
マルション（固型分４４％）、ロームアンドハース社製（５）　　ジョンクリル６２ニアクリル系樹脂の塩の水
溶液（固型分３４％）、ジョンソン社製（６）　　ツル
ミックスＡＰ−４：変性アルコール、日本アルコール販
売■製口実施例１，３，５］各成分を公知の翼付攪拌機にて２時間攪拌することＫよ
り水性白色インキを得た。

−９０及び／又はジョンクリル６２と適量の水／て］とを三本ロールにて分散し、ペースト状とした゛ものに
、他の成分を添加して２時間攪拌するととにより水性白
色インキを得た。

゛（効果）上記、実施例１〜５．比較例１，２で得た水性インキに
ついて試験を行なった。結果を表２に示す。

表２ ※１．　貯蔵安定性試験水性インキを栓付き試験管（１５ｓ＋ｓ径）に１０ｃｃ
入れて自然放置し、３日後、沈降状態を目視にて判定し
た。

Ｏ：沈降なし Δ：やや沈降ありＸ：沈降あり ※２．再分散性試験化インキ式マーカー（ピグメントマーカー：ぺんてる■
製）に水性インキを８ｃｃと攪拌ポール（ステンレス製
）を２個人れて上向けに３ヶ間放置後、該マーカーを上
下に振シ、攪拌ボールが動く迄の振った回数を測定した
。

※五　筆記性試験中綿式マーカー（ホワイトボード用マーカー二ぺんてる
■製）に水性白色インキを４ｃｃ充填し、ペン先にイン
キが浸透する迄該中綿式マーカーを横向は静置した後。

黒色画用紙［ニューカラー４１８〈ろ、四国製紙■製］
に手書きで緯線筆記し、その筆跡を目視で観察判定した
。

○：良好な筆跡Ｘ：カスレが発生する以上、詳細に説明したように２本発明に係る水性白色イ
ンキは経時沈降が少なく、従って再分散性もよく、特に
筆記具に用いるに好適な水性白色インキである。

Claims

【特許請求の範囲】

水を内部に包含し、高分子の殻で形成した中空粒体を着
色材の全部又は一部として用いたことを特徴とする水性
白色インキ。