JP2603963Y2 - タイヤ2段積み用パレット - Google Patents

タイヤ2段積み用パレット

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JP2603963Y2
JP2603963Y2 JP1992037957U JP3795792U JP2603963Y2 JP 2603963 Y2 JP2603963 Y2 JP 2603963Y2 JP 1992037957 U JP1992037957 U JP 1992037957U JP 3795792 U JP3795792 U JP 3795792U JP 2603963 Y2 JP2603963 Y2 JP 2603963Y2
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tires
base
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pallet
side frame
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JP1992037957U
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Inventor
正明 並木
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日鐵建材工業株式会社
株式会社ニッケンプラント
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タイヤを輸送及び保管
するためのタイヤ2段積み用パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタイヤを輸送及び保管する為のパ
レットは、図7に示すように上下2段にタイヤTを積載
するパレットPか、図8に示すように前後2列にタイヤ
Tを積載するパレットP′が一般的である。これらのパ
レットP,P′は積載数が少ないので、大量輸送,大量
保管の際の荷役の作業能率が悪い。また一定寸法のタイ
ヤTしか積載できないので、汎用性が無く、不便であっ
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、タイ
ヤ積載数が多く、また或る程度寸法の異なるタイヤでも
積載でき、さらにパレット不使用時にはコンパクトに格
納できるようにしたタイヤ2段積み用パレットを提供し
ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本考案のタイヤ2段積み用パレットは、矩形の基盤の
四隅に支柱を立設し、該支柱は各々内方に折畳み可能と
なし、この支柱の折畳み部分の折畳み方向とは直交する
方向の内側面に溝を設け、前記基盤上の周囲に枠桟を設
け、基盤上の中間に枠桟と同高位置に回転支持される一
対の回転受桟を設け、前記基盤における内側面の溝が対
向する支柱間には、夫々2本の支柱間を梁材で連結して
なる側枠部材をその支柱にてスライド可能に装架すると
共にピンにて固定可能になし、側枠部材と直交する方向
で支柱の上端部間に夫々受桟を着脱可能に取付け、対向
する側枠部材の中間部下側に固設した支持金具間に一対
の受桟を位置調整可能且つ着脱可能に取付けてなるもの
である。
【0005】
【作用】上記のように構成された本考案のタイヤ2段積
み用パレットは、タイヤの輸送時又は保管時、基盤上に
折畳まれた四隅の支柱を引き起して固定し、基盤上の中
間の一対の回転受桟を、積載するタイヤの径に応じた適
切な位置に回転位置させる。そしてこの一対の回転受桟
と基盤上の枠桟との間で前後2列に所要のタイヤを積載
する。次に内側面の溝が対向する支柱間にスライド可能
に装架された左右の側枠部材を上方にスライドさせて所
定の位置でピンにて固定し、次いで対向する側枠部材の
中間部下側の支持金具間に、一対の受桟を積載するタイ
ヤの径に応じた適切な位置で架設する。さらに側枠部材
と直交する方向の基盤上の左右の支柱の上端部間に受桟
を架設する。そしてこの前後の受桟と前記支持金具間の
一対の受桟との間で前後2列に所要のタイヤを積載す
る。
【0006】こうして前後2列,上下2段にタイヤを積
載したパレットは、パレット毎段積みする。即ち側枠部
材の支柱の上端に、基盤の支柱の下端の台座を嵌着して
重合する。
【0007】パレットの不使用時は、側枠部材の中間部
下側の支持金具間に架設された一対の受桟を取外し、側
枠部材を固定しているピンを取外して側枠部材を内側面
の溝が対向する前後の支柱間を下方にスライドさせ、側
枠部材と直交する方向の基盤上の左右の支柱の上端部間
の受桟を取外し、然る後左右の支柱を回転して基盤上に
折畳む。かくしてパレットはコンパクトに格納できる。
【0008】
【実施例】本考案のタイヤ2段積み用パレットの一実施
例を図によって説明すると、図1に於いて、1は基盤
で、該基盤1は矩形枠よりなり、四隅に支柱2が立設さ
れている。支柱2は下端に台座3が設けられ、中間で夫
々基盤1の内方に左右両側から折畳まれるようになって
いる。即ち、支柱2は上部支柱2aと下部支柱2bとよ
りなり、上部支柱2aは基盤1の前後方向で内方に開い
た断面溝型で、下部支柱2bは基盤1の左右方向で内方
に開いた断面コ型であり、下部支柱2b内に上部支柱2
aの下部が嵌入され、上部支柱2aの下端の長孔4に下
部支柱2bより連結ピン5が挿通され、また上部支柱2
aに取付けた係止ピン6が下部支柱2bの上端に設けた
U字状の切欠7に嵌入されていて、上部支柱2aを上方
に引上げてU字状の切欠7より係止ピン6を外し、長孔
4に挿通された連結ピン5を支点にして基盤1の左右方
向の内方に上部支柱2aを回動することにより、支柱2
は折畳まれる。前記基盤1上の周囲には枠桟8を設け、
基盤1上の中間には枠桟8と同高位置に回転支持される
一対の回転受桟9,9′を設けている。前記基盤1にお
いて前後方向で内方に開いた断面溝型の上部支柱2a間
には、夫々左右2本の支柱10,10′間を上下の梁材
11,11′で連結し、上下の梁材11,11′間に縦
桟12、補助縦桟13を取付け、下側の梁材11′の中
間部内面に逆T字型の支持金具14を取付けてなる側枠
部材15を、その支柱10,10′にてスライド可能に
装架し、即ち前後の上部支柱2a内に支柱10,10′
を上下にスライド可能に挿入し、上部支柱2aの上端部
に設けた穴16と側枠部材15の支柱10,10′の下
部に設けた穴17(図5参照)とにピン18を挿通して
固定している。前記の逆T字型の支持金具14は、下辺
に短管19が左右に2個づつ並設されている。側枠部材
15と直交する方向で前記各上部支柱2aの上端部内側
面に短管20を固設し、この相対向する短管20に、夫
々受桟21の下方に直角に屈曲した両端部21aを嵌入
して、受桟21を取付けている。対向する左右の側枠部
材15の支持金具14の相対向する短管19に、一対の
受桟22の下方に直角に屈曲した両端部22aを嵌入し
て、受桟22を取付けている。
【0009】このように構成された実施例のタイヤ2段
積み用パレットは、タイヤの輸送時又は保管時、図2に
示すように基盤1上に折畳まれた四隅の支柱2、即ち上
部支柱2aを連結ピン5を支点にして上方に垂直に回動
し、上部支柱2aに取付けた係止ピン6を下部支柱2b
の上端のU字状の切欠7に嵌入して図3に示すように固
定した。また基盤1上の中間の一対の回転受桟9,9′
を、積載するタイヤの径に応じた適切な位置に、本例の
場合上方に回動して枠桟8と同高位置に支持した。そし
てこの一対の回転受桟9,9′と基盤1上の枠桟8との
間で図4に示すように前後2列に所要のタイヤTを積載
した。次に前後方向で内方に対向して開いた断面溝型の
上部支柱2a間にスライド可能に装架された左右の側枠
部材15を、図5に示すように上方にスライドさせ、所
定の位置で上部支柱2aの上端部に設けた穴16と側枠
部材15の支柱10,10′の下部に設けた穴17とに
ピン18を挿通して固定した。次いで対向する側枠部材
15の中間部下側の支持金具14間に図1に示すように
一対の受桟22を、積載するタイヤの径に応じた適切な
位置で、本例の場合左右の支持金具14の下辺の中央寄
りの相対向する短管19に、下方に直角に屈曲した両端
部22aを嵌入して、受桟22を架設した。さらに側枠
部材15と直交する方向の基盤1上の前後に於ける左右
の上部支柱2aの上端部内側面に固設した短管20に、
受桟21の下方に屈曲した両端部21aを嵌入して、受
桟21を架設した。そしてこの前後の受桟21と前記支
持金具14間の受桟22との間で図5に示すように前後
2列に所要のタイヤTを積載した。
【0010】こうして前後2列、上下2段にタイヤTを
積載したパレットは、パレット毎段積みする。即ち、側
枠部材15の支柱10,10′の上端に、基盤の支柱2
の下端の台座3を嵌着して重合する。
【0011】尚、上記実施例は径の大きいタイヤTを積
載した場合であるが、図6に示すように若干径の小さい
タイヤT′を積載する場合は、基盤1上の中間の一対の
回転受桟9,9′を下方に回動して基盤1の上面に位置
させ、また側枠部材15の支持金具14の下辺の外側寄
りの相対向する短管19に、一対の受桟22を架設す
る。
【0012】パレットの不使用時は、図1に示す側枠部
材15の支持金具14間に架設された一対の受桟22を
取外し、側枠部材15を固定しているピン18を取外し
て側枠部材15を図3に示すように前後の上部支柱2a
間を下方にスライドさせ、側枠部材15と直交する方向
の左右の上部支柱2aの上端部における短管20間の受
桟21を取外し、然る後左右の上部支柱2aを上方に引
上げてU字状の切欠7より係止ピン6を外し、長孔4に
挿通された連結ピン5を支点にして上部支柱2aを回転
して図2に示すように基盤1上に折畳む。かくしてパレ
ットはコンパクトに格納できる。
【0013】上記実施例では側枠部材15の支持金具1
4の下辺の短管19が4個であるが、6個,8個と偶数
個に増やし、且つ基盤1上の中間の一対の回転受桟9,
9′の回転範囲を大きくすると共に数ケ所で固定できる
ようにすると、より多くの寸法の異なるタイヤを積載す
ることができる。
【0014】
【考案の効果】以上の通り本考案のタイヤ2段積み用パ
レットによれば、タイヤを前後2列,上下2段に積載で
きるので、タイヤ積載数が多くなり、大量輸送,大量保
管の際の荷役作業能率が向上する。またタイヤを載せる
受桟の位置を変更できるので、或る程度寸法の異なるタ
イヤでも積載できるので、汎用性があって便利である。
さらにパレット使用時には折畳むことができて、コンパ
クトに格納できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のタイヤ2段積み用パレットの一実施例
を示す斜視図である。
【図2】図1のタイヤ2段積み用パレットを折畳んだ状
態を示す斜視図である。
【図3】図2の折畳んだ状態のタイヤ2段積み用パレッ
トの四隅の支柱を起立固定した状態を示す斜視図であ
る。
【図4】図3の状態のパレットにタイヤを積載した状態
を示す側面図である。
【図5】図4のパレットの左右の側枠部材を上方にスラ
イドさせて所定位置で固定し、その側枠部材の支持金具
間及び左右の支柱の上端部間に受桟を取付けてタイヤを
積載した状態を示す側面図である。
【図6】図5のパレットに於いて、若干径の小さいタイ
ヤを積載した時の状態を示す側面図である。
【図7】従来のタイヤ積載用パレットの一例を示す図で
ある。
【図8】従来のタイヤ積載用パレットの他の例を示す図
である。
【符号の説明】
1 基盤 2 支柱 8 枠桟 9,9′ 回転受桟 10,10′ 支柱 11,11′ 梁材 14 支持金具 15 側枠部材 18 ピン 21,22 受桟
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−139343(JP,A) 実開 平4−50638(JP,U) 実開 昭58−121874(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/00 B65D 19/44 B65D 85/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形の基盤の四隅に支柱を立設し、該支
    柱は各々内方に折畳み可能となし、この支柱の折畳み部
    分は折畳み方向とは直交する方向の内側面に溝を設け、
    前記基盤上の周囲に枠桟を設け、基盤上の中間に枠桟と
    同高位置に回転支持される一対の回転受桟を設け、前記
    基盤における内側面の溝が対向する支柱間には、夫々2
    本の支柱間を梁材で連結してなる側枠部材をその支柱に
    てスライド可能に装架すると共にピンにて固定可能にな
    し、側枠部材と直交する方向で支柱の上端部間に夫々受
    桟を着脱可能に取付け、対向する側枠部材の中間部下側
    に固設した支持金具に一対の受桟を位置調整可能且つ着
    脱可能に取付けてなるタイヤ2段積み用パレット。
JP1992037957U 1992-05-11 1992-05-11 タイヤ2段積み用パレット Expired - Lifetime JP2603963Y2 (ja)

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JP2014131920A (ja) * 2012-12-04 2014-07-17 Hiroshima Ps:Kk タイヤラック
JP6232244B2 (ja) * 2013-10-10 2017-11-15 小野谷機工株式会社 タイヤ空気充填用安全柵

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JPS5919026Y2 (ja) * 1982-02-12 1984-06-01 ホリ−株式会社 パイプ類結束装置
JPH02139343A (ja) * 1988-11-15 1990-05-29 Natl House Ind Co Ltd 面状物体運搬具
JPH0450638U (ja) * 1990-09-03 1992-04-28

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