JP2603639B2 - チアゾリジン―4―カルボン酸化合物、その製造方法、この化合物を含有する解熱消炎鎮痛剤および虚血・リパーフュージョン症候群治療薬 - Google Patents
チアゾリジン―4―カルボン酸化合物、その製造方法、この化合物を含有する解熱消炎鎮痛剤および虚血・リパーフュージョン症候群治療薬Info
- Publication number
- JP2603639B2 JP2603639B2 JP62175776A JP17577687A JP2603639B2 JP 2603639 B2 JP2603639 B2 JP 2603639B2 JP 62175776 A JP62175776 A JP 62175776A JP 17577687 A JP17577687 A JP 17577687A JP 2603639 B2 JP2603639 B2 JP 2603639B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- compound
- ethyl
- methyl
- phenyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D417/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00
- C07D417/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings
- C07D417/06—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings linked by a carbon chain containing only aliphatic carbon atoms
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P11/00—Drugs for disorders of the respiratory system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/04—Centrally acting analgesics, e.g. opioids
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P29/00—Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/08—Vasodilators for multiple indications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/10—Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D277/00—Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings
- C07D277/02—Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings not condensed with other rings
- C07D277/04—Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D277/06—Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K5/00—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K5/04—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
- C07K5/06—Dipeptides
- C07K5/06139—Dipeptides with the first amino acid being heterocyclic
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Pain & Pain Management (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Pulmonology (AREA)
- Rheumatology (AREA)
- Neurosurgery (AREA)
- Neurology (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明はチアゾリジン−4−カルボン酸化合物、特に
2位が置換されており、かつカルボキシル基が置換され
ていることのあるチアゾリジン−4−カルボン酸化合物
およびその製薬上許容できる塩基または酸との塩に関す
るものである。
2位が置換されており、かつカルボキシル基が置換され
ていることのあるチアゾリジン−4−カルボン酸化合物
およびその製薬上許容できる塩基または酸との塩に関す
るものである。
また、本発明は前記化合物の製造方法および前記化合
物を含有する薬剤に関するものである。
物を含有する薬剤に関するものである。
2位が置換されている薬理作用を有する種々のチアゾ
リジン−4−カルボン酸誘導体は既知である。
リジン−4−カルボン酸誘導体は既知である。
特開昭57−128625号公報(ケミカル・アブストラク
ト、97:2032316)は、2位がアルキル、フェニル、ナフ
チルまたはベンジル基で置換され、制癌活性を有する若
干のチアゾリジン−4−カルボン酸誘導体を開示してい
る。
ト、97:2032316)は、2位がアルキル、フェニル、ナフ
チルまたはベンジル基で置換され、制癌活性を有する若
干のチアゾリジン−4−カルボン酸誘導体を開示してい
る。
西独国特許第2208533号明細書(ケミカル・アブスト
ラクト、80:3529s)は、2位がウンデシルまたはベンジ
ル基で置換され、制菌活性および制真菌活性を有するチ
アゾリジン−4−カルボン酸誘導体を開示している。
ラクト、80:3529s)は、2位がウンデシルまたはベンジ
ル基で置換され、制菌活性および制真菌活性を有するチ
アゾリジン−4−カルボン酸誘導体を開示している。
上述の既知化合物では4位のカルボキシル基は常に遊
離または塩の形態である。
離または塩の形態である。
本発明の新規な化合物は、次式: 〔上式において、 Yは水素原子またはメチル基を示し; Rは、Yが水素原子を示す場合には、 (6−メトキシ−2−ナフチル)−メチル 1−(4−イソブチルフェニル)−エチル、 1−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル、 5−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシ
フェニル、 2−(3−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−
フェニル、 (Z)−5−フルオロ−2−メチル−1−(4−メチ
ルスルフィニルベンジリデン)−1H−インデン−3−イ
ル−メチル、 1−(4−クロロベンゾイル)−5−メトキシ−2−
メチル−1H−インドール−3−イル−メチル、 1−(3−ベンゾイル−フェニル)−エチル、 2−(2,6−ジクロロフェニルアミノ)−ベンジル、
または 1−〔4−(2−フェニル−カルボニル)−フェニ
ル〕−エチル基を示し、 Rは、Yがメチル基を示す場合には、 2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル基を示
し; R1は水酸基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、アルキ
ル基が1〜4個の炭素原子を有するモノ−あるいはジア
ルキルアミノ基、または次式: {上式において、 R2は水素原子を示し; R3は水素原子、C1〜C4アルキル基、またはSH,SCH3,フ
ェニル、あるいは1−もしくは2−水酸基で置換された
フェニルで置換されたC1〜C4アルキル基を示し、 nは0,1または2の整数を示し; R2およびR3はnが0を示す場合には、一緒に−(C
H2)3−基または−CH2−S−CH2−基を示し; R4は水酸基、C1〜C6アルコキシ基または次式: (上式において、R2,R3およびnは上述のものと同一の
ものを示す)で表わされるアミノ酸基を示す}で表わさ
れるアミノ酸基を示す〕で表わされるチアゾリジン−4
−カルボン酸化合物およびその製薬上許容きでる酸また
は塩基との塩である。
フェニル、 2−(3−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−
フェニル、 (Z)−5−フルオロ−2−メチル−1−(4−メチ
ルスルフィニルベンジリデン)−1H−インデン−3−イ
ル−メチル、 1−(4−クロロベンゾイル)−5−メトキシ−2−
メチル−1H−インドール−3−イル−メチル、 1−(3−ベンゾイル−フェニル)−エチル、 2−(2,6−ジクロロフェニルアミノ)−ベンジル、
または 1−〔4−(2−フェニル−カルボニル)−フェニ
ル〕−エチル基を示し、 Rは、Yがメチル基を示す場合には、 2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル基を示
し; R1は水酸基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、アルキ
ル基が1〜4個の炭素原子を有するモノ−あるいはジア
ルキルアミノ基、または次式: {上式において、 R2は水素原子を示し; R3は水素原子、C1〜C4アルキル基、またはSH,SCH3,フ
ェニル、あるいは1−もしくは2−水酸基で置換された
フェニルで置換されたC1〜C4アルキル基を示し、 nは0,1または2の整数を示し; R2およびR3はnが0を示す場合には、一緒に−(C
H2)3−基または−CH2−S−CH2−基を示し; R4は水酸基、C1〜C6アルコキシ基または次式: (上式において、R2,R3およびnは上述のものと同一の
ものを示す)で表わされるアミノ酸基を示す}で表わさ
れるアミノ酸基を示す〕で表わされるチアゾリジン−4
−カルボン酸化合物およびその製薬上許容きでる酸また
は塩基との塩である。
本発明化合物は、解熱作用、消炎作用、粘液溶解作用
(mucolytic action)および鎮痛作用を示し、さらに虚
血症および酸化作用を有するラジカル(oxidant radica
l)の過剰生産によって生ずる疾病の治療に有効であ
る。
(mucolytic action)および鎮痛作用を示し、さらに虚
血症および酸化作用を有するラジカル(oxidant radica
l)の過剰生産によって生ずる疾病の治療に有効であ
る。
本発明化合物の製造は、次式: (上式において、RおよびYは上述のものと同一のもの
を示す)で表わされる化合物と、次式: (式中のR1は上述のものと同一のものを示す)で表わさ
れる化合物とを反応させ、 R1が水酸基を示す場合には、所望に応じて、このよう
にして得た次式: (上式において、Rは上述のもと同一のものを示す)で
表わされる化合物を、次式: H−N(R2)−(CH2)n−CH(R3)−CO−R4 (V) (上式において、R2,R3およびR4は上述のものと同一の
ものを示す)で表わされる化合物と反応させ、 さらに、所望に応じて、製薬上許容できる酸または塩
基を添加することによって行われる。
を示す)で表わされる化合物と、次式: (式中のR1は上述のものと同一のものを示す)で表わさ
れる化合物とを反応させ、 R1が水酸基を示す場合には、所望に応じて、このよう
にして得た次式: (上式において、Rは上述のもと同一のものを示す)で
表わされる化合物を、次式: H−N(R2)−(CH2)n−CH(R3)−CO−R4 (V) (上式において、R2,R3およびR4は上述のものと同一の
ものを示す)で表わされる化合物と反応させ、 さらに、所望に応じて、製薬上許容できる酸または塩
基を添加することによって行われる。
式IIの化合物と式IIIの化合物との反応は不活性雰囲
気中において塩基の存在下に極性溶液中で行うのが好ま
しい。
気中において塩基の存在下に極性溶液中で行うのが好ま
しい。
適当な塩基の例は酢酸カリウムである。
適当な溶媒の例は水、アセトン、アルコール類、ピリ
ジンおよびこれらの混合物である。
ジンおよびこれらの混合物である。
式IVの化合物と式Vの化合物との反応はペプチド化学
において知られている技術、例えば、ジシクロヘキシル
カルボイミドおよびN−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾー
ルのような縮合剤の存在下に行う。
において知られている技術、例えば、ジシクロヘキシル
カルボイミドおよびN−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾー
ルのような縮合剤の存在下に行う。
式Vの化合物はアミノ酸(R4がOH基である場合)、ア
ミノ酸エステル(R4がアルコキシ基である場合)または
ジペプチド(R4が−N(R2)−(CH2)n−CH(R3)−C
OOH基である場合)で、これらの化合物は既知化合物で
あるか、あるいは常法によって、例えば、2個の正しく
保護されたアミノ酸をジシクロヘキシルカルボイミドお
よびN−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾールのような適当
な縮合剤の存在下に縮合させることにより容易に製造す
ることができる。式II(YがHである場合)のアルデヒ
ドは既知化合物であるか、あるいは常法によって次式: R−COOH (VI) (式中のRは上述のものと同一のものを示す)で表わさ
れる対応するカルボン酸を還元することにより、または
次式: R−CH2OH (VII) (式中のRは上述のものと同一のものを示す)で表わさ
れる対応するアルコール類を酸化することにより製造す
ることができる。
ミノ酸エステル(R4がアルコキシ基である場合)または
ジペプチド(R4が−N(R2)−(CH2)n−CH(R3)−C
OOH基である場合)で、これらの化合物は既知化合物で
あるか、あるいは常法によって、例えば、2個の正しく
保護されたアミノ酸をジシクロヘキシルカルボイミドお
よびN−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾールのような適当
な縮合剤の存在下に縮合させることにより容易に製造す
ることができる。式II(YがHである場合)のアルデヒ
ドは既知化合物であるか、あるいは常法によって次式: R−COOH (VI) (式中のRは上述のものと同一のものを示す)で表わさ
れる対応するカルボン酸を還元することにより、または
次式: R−CH2OH (VII) (式中のRは上述のものと同一のものを示す)で表わさ
れる対応するアルコール類を酸化することにより製造す
ることができる。
式IIのアルデヒドの適当な製造方法は米国特許第3960
936号明細書、西独国特許第2900620号明細書、特開昭58
−02233号公報および「ジャーナル・オブ・メデカル・
ケミストリー(J.Med.Chem.)」16(2)、176〜177、1
973に記載されている。
936号明細書、西独国特許第2900620号明細書、特開昭58
−02233号公報および「ジャーナル・オブ・メデカル・
ケミストリー(J.Med.Chem.)」16(2)、176〜177、1
973に記載されている。
式VIのカルボン酸は既知化合物で、解熱鎮痛消炎剤と
して使用できる。
して使用できる。
式VIのカルボン酸は次の普通名で知られている: イププロフェン(R=1−(4−イソブチルフェニ
ル)−エチル) ナプロキセン(R=1−(S)−(6−メトキシ−2
−ナフチル)−エチル) ジフルニサル(R=5−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−2−ヒドロキシ−フェニル) フルフェナム酸(R=2−(3−トリフルオロメチル
フェニルアミノ)−フェニル) スリンダク(R=(Z)−5−フルオロ−2−メチル
−1−(4−メチルスルフィニルベンジリデン)−1H−
インデン−3−イル−メチル) インドメタシン(R=1−(4−クロロベンゾイル)
−5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イ
ル−メチル) ケトプロフェン(R=1−(3−ベンゾイル−フェニ
ル)−エチル) ジクロフェナク(R=2−(2,6−ジクロロフェニル
アミノ)−ベンジル) スプロフェン(R=1−(4−(2−チェニルカルボ
ニル)−フェニル)−エチル)。
ル)−エチル) ナプロキセン(R=1−(S)−(6−メトキシ−2
−ナフチル)−エチル) ジフルニサル(R=5−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−2−ヒドロキシ−フェニル) フルフェナム酸(R=2−(3−トリフルオロメチル
フェニルアミノ)−フェニル) スリンダク(R=(Z)−5−フルオロ−2−メチル
−1−(4−メチルスルフィニルベンジリデン)−1H−
インデン−3−イル−メチル) インドメタシン(R=1−(4−クロロベンゾイル)
−5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イ
ル−メチル) ケトプロフェン(R=1−(3−ベンゾイル−フェニ
ル)−エチル) ジクロフェナク(R=2−(2,6−ジクロロフェニル
アミノ)−ベンジル) スプロフェン(R=1−(4−(2−チェニルカルボ
ニル)−フェニル)−エチル)。
また、式II(YがCH3基であり、Rが2−(6−メト
キシ−2−ナフチル)−エチル基である場合)のケトン
は鎮痛消炎活性を有する薬剤であり、ナブメトンとい名
称で知られている。
キシ−2−ナフチル)−エチル基である場合)のケトン
は鎮痛消炎活性を有する薬剤であり、ナブメトンとい名
称で知られている。
本発明化合物は種々の不斉中心を有する。代表的な不
斉中心はチアゾリジン環の2位および4位における炭素
原子およびRが次の基: 1−(4−イソブチルフェニル)−エチル、 1−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル、 1−(3−ベンゾイル−フェニル)−エチル、 1−(4−(2−チェニルカルボニル)−フェニル)
−エチル のいずれかである場合にはチアゾリジン環に対してアル
ファ位におけるR置換基の炭素原子である。
斉中心はチアゾリジン環の2位および4位における炭素
原子およびRが次の基: 1−(4−イソブチルフェニル)−エチル、 1−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル、 1−(3−ベンゾイル−フェニル)−エチル、 1−(4−(2−チェニルカルボニル)−フェニル)
−エチル のいずれかである場合にはチアゾリジン環に対してアル
ファ位におけるR置換基の炭素原子である。
式IIおよび式IIIの化合物を適当に選定することによ
り、所望の光学異性を有する式Iの化合物を製造するこ
とができる。
り、所望の光学異性を有する式Iの化合物を製造するこ
とができる。
例えば、(R)−システインから出発すると、チアゾ
リジン環の4位における炭素原子が(R)配置を有する
式Iの化合物が得られる。
リジン環の4位における炭素原子が(R)配置を有する
式Iの化合物が得られる。
同様にして、カルボニル基に対してアルファ位におけ
る炭素原子が(R)配置または(S)配置を有する式II
のアルデヒドから出発すると、チアゾリジン環の2位に
対するアルファ位における炭素原子がそれぞれ配置
(R)または配置(S)を有する式Iの化合物が得られ
る。
る炭素原子が(R)配置または(S)配置を有する式II
のアルデヒドから出発すると、チアゾリジン環の2位に
対するアルファ位における炭素原子がそれぞれ配置
(R)または配置(S)を有する式Iの化合物が得られ
る。
例えば、次式: で表わされるアルデヒドおよび次式: で表わされる(R)システインから、次式: で表わされる対応する化合物が得られる。
所望に応じて、チアゾリジン環の2位の炭素原子にお
いてジアステレオマーであるエピマーは常法によって、
例えば、分別結晶またはクロマトグラフィーにより分離
することができる。
いてジアステレオマーであるエピマーは常法によって、
例えば、分別結晶またはクロマトグラフィーにより分離
することができる。
従って、本発明は、式Iの化合物を、合成または光学
的分離によって製造された立体異性体混合物または分離
された異性体として提供する。
的分離によって製造された立体異性体混合物または分離
された異性体として提供する。
式Iの化合物の製薬上許容できる塩は上法によって製
造することができる。
造することができる。
酸との塩はチアゾリジン環の窒素原子によって、また
存在する場合には置換基R1のアミノ基の窒素原子によっ
て得られる。
存在する場合には置換基R1のアミノ基の窒素原子によっ
て得られる。
本発明の塩を製造するのに有用な酸の例は製薬上許容
できる脂肪酸および鉱酸である。
できる脂肪酸および鉱酸である。
塩基との塩はチアゾリジン環(R1が水酸基である場
合)における4位のカルボキシル基によって、また存在
する場合には置換基R1のカルボキシル基によって得られ
る。
合)における4位のカルボキシル基によって、また存在
する場合には置換基R1のカルボキシル基によって得られ
る。
本発明化合物の代表的な例は、Na,K,CaおよびMgのよ
うなアルカリ金属およびアルカリ土類金属の塩、および
2−アミノ−エタノール、トリヒドロキシメチル−アミ
ノ−メタン、グルコサミン、リシンおよびアルギニンの
ような有機塩基の塩である。
うなアルカリ金属およびアルカリ土類金属の塩、および
2−アミノ−エタノール、トリヒドロキシメチル−アミ
ノ−メタン、グルコサミン、リシンおよびアルギニンの
ような有機塩基の塩である。
本発明化合物は種々の薬剤、特に解熱消炎鎮痛剤およ
び虚血・リパーフュージョン症候群治療薬として有用な
特性を有する。
び虚血・リパーフュージョン症候群治療薬として有用な
特性を有する。
実施した若干の試験および重要な結果を実施例18〜22
に示す。
に示す。
式VIの酸と比較して、本発明化合物は、質および量の
点において同様な解熱、消炎および鎮痛活性を示す。
点において同様な解熱、消炎および鎮痛活性を示す。
しかし、前記酸との顕著な相違は胃の耐容性によって
代表され、これは式VIの多くの酸においては重大な問題
であるが、この問題は本発明化合物においては著しく小
さく無視できる。
代表され、これは式VIの多くの酸においては重大な問題
であるが、この問題は本発明化合物においては著しく小
さく無視できる。
潰瘍誘発活性に関する試験を実施例19に示す。
さらに、本発明化合物は、粘液溶解剤(mucolytics)
として有効であり、種々の組織および実質(parenchym
a)に関する虚血およびリパーフュージョン症候群〔エ
ム・ベールニエルや、「サーキュレーションリサーチ」
(M.Bernier etal.,「Circulation Research」),58,3
31〜340,1986)の治療)(例えば、リパーフュージョン
(reperfusion)および再梗塞による不整脈を予防する
ことによる)に有効であり、また内因性および外因性の
要因による酸化作用を有するラジカルの過剰生産による
実質の変調の予防に有効であることが分かった。
として有効であり、種々の組織および実質(parenchym
a)に関する虚血およびリパーフュージョン症候群〔エ
ム・ベールニエルや、「サーキュレーションリサーチ」
(M.Bernier etal.,「Circulation Research」),58,3
31〜340,1986)の治療)(例えば、リパーフュージョン
(reperfusion)および再梗塞による不整脈を予防する
ことによる)に有効であり、また内因性および外因性の
要因による酸化作用を有するラジカルの過剰生産による
実質の変調の予防に有効であることが分かった。
ラットにおける内毒素による変調およびパラコートに
よる変調に対する保護に関する活性試験を実施例20に示
す。
よる変調に対する保護に関する活性試験を実施例20に示
す。
GSH(還元されたグルタチオン)欠乏の予防作用を実
施例22に示す。
施例22に示す。
本発明化合物における、梗塞後および再梗塞症候群に
おけるリパーフユージョン不整脈の予防に関する追加の
効果は、顕著かつ革新的な特性であることが分かった。
おけるリパーフユージョン不整脈の予防に関する追加の
効果は、顕著かつ革新的な特性であることが分かった。
患者が自然に生ずる血栓崩壊作用または薬剤の作用あ
るいはバイパス手術の助けをかりてリパーフユージョン
急性梗塞状態を克服したとしても、多く場合死に至り得
る不整脈(異所性搏動、頻搏および室細動)の危険に出
合う。
るいはバイパス手術の助けをかりてリパーフユージョン
急性梗塞状態を克服したとしても、多く場合死に至り得
る不整脈(異所性搏動、頻搏および室細動)の危険に出
合う。
本発明化合物、特に式(I)においてYが水素原子を
示し;Rが1−(4−イソブチルフェニル)−エチル基ま
たは1−(6−メトキシ)−2−ナフチル)−エチル基
を示し;R1が水酸基、メトキシ基、または次式: (上式において、R2は水素原子、R3はメチル基、nは
0、R4は水酸基、メトキシ基、またはエトキシ基を示
す)で表されるアミノ酸基を示す化合物は、ラットにつ
いて行った試験(実施例21)において、かかる不整脈の
予防に著しく有効であることが分かった。
示し;Rが1−(4−イソブチルフェニル)−エチル基ま
たは1−(6−メトキシ)−2−ナフチル)−エチル基
を示し;R1が水酸基、メトキシ基、または次式: (上式において、R2は水素原子、R3はメチル基、nは
0、R4は水酸基、メトキシ基、またはエトキシ基を示
す)で表されるアミノ酸基を示す化合物は、ラットにつ
いて行った試験(実施例21)において、かかる不整脈の
予防に著しく有効であることが分かった。
本発明化合物は経口および静脈内のいずれにおいても
耐容性が優れているので、解熱剤、消炎剤、粘液溶解剤
および鎮痛剤として、特に梗塞後および虚血後の症候群
にける酸化作用およびリパーフユージョンによる損傷並
びに肺、脳および腸に影響する酸化作用を有するラジカ
ルによる損傷を予防するのに適当な薬剤としてヒトの治
療に用いることができる。
耐容性が優れているので、解熱剤、消炎剤、粘液溶解剤
および鎮痛剤として、特に梗塞後および虚血後の症候群
にける酸化作用およびリパーフユージョンによる損傷並
びに肺、脳および腸に影響する酸化作用を有するラジカ
ルによる損傷を予防するのに適当な薬剤としてヒトの治
療に用いることができる。
本発明化合物を、200〜4000mg/日の用量で経口または
直腸内投与することができ、100〜2000mg/日の用量で静
脈内投与することができる。
直腸内投与することができ、100〜2000mg/日の用量で静
脈内投与することができる。
治療に使用するには、本発明化合物を、所望の投与方
法、例えば、錠剤、丸薬、カプセル、顆粒剤、坐剤、水
薬、懸濁液および親液化組成物に適した薬剤投与形態に
するのが好ましい。
法、例えば、錠剤、丸薬、カプセル、顆粒剤、坐剤、水
薬、懸濁液および親液化組成物に適した薬剤投与形態に
するのが好ましい。
このような薬剤の形態は、従来法によって製造され、
固体または液体の製薬賦形剤および添加剤、例えば、先
剤に使用するのが適当な安定剤、浸透圧調節用塩、緩衝
剤、甘味料および着色剤と一緒に本発明化合物を含有す
る。
固体または液体の製薬賦形剤および添加剤、例えば、先
剤に使用するのが適当な安定剤、浸透圧調節用塩、緩衝
剤、甘味料および着色剤と一緒に本発明化合物を含有す
る。
特に、再梗塞の予防に有効なのは、従来技術により製
造された徐放性経口投与形態のものである。
造された徐放性経口投与形態のものである。
次に本発明を参考例および実施例について説明する。
下記の化合物の1H−NMRスペクトルおよび元素分析結
果は予想される構造と一致していた。
果は予想される構造と一致していた。
参考例1 アルデヒドの製造 A)(2RS)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロ
パナール (2RS)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロピ
オン酸(50g)をベンゼン(50ml)と塩化チオニル(35m
l)との溶液中で4時間還流させた。
パナール (2RS)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロピ
オン酸(50g)をベンゼン(50ml)と塩化チオニル(35m
l)との溶液中で4時間還流させた。
溶媒および未反応塩化チオニルを蒸発させると、淡緑
色油状物(57g)が残った。
色油状物(57g)が残った。
一定量のこのようにして得た(2RS)−2−(4−イ
ソブチルフェニルプロパノイル・クロリド(44.8g;0.19
9モル)をアセトン(200ml)中に溶解し;この溶液を、
トリフェニルホスホン(112g;0.427モル)およびビス
(トリフェニルホスフィン)銅(I)テトラヒドロホウ
酸塩(128g;0.212モル)をアセトン(600ml)中に懸濁
させた懸濁液に、20℃においてかきまぜ下に滴下した。
ソブチルフェニルプロパノイル・クロリド(44.8g;0.19
9モル)をアセトン(200ml)中に溶解し;この溶液を、
トリフェニルホスホン(112g;0.427モル)およびビス
(トリフェニルホスフィン)銅(I)テトラヒドロホウ
酸塩(128g;0.212モル)をアセトン(600ml)中に懸濁
させた懸濁液に、20℃においてかきまぜ下に滴下した。
添加が終了した後に、反応混合物をかきまぜ下に常温
に3時間維持した。この混合物を濾過し、濾液を減圧下
に蒸発乾固した。
に3時間維持した。この混合物を濾過し、濾液を減圧下
に蒸発乾固した。
この残留物を溶解し、濾過し、次いで順次エチルエー
テル、塩化第一銅を添加したクロロホルム、およびエチ
ルエーテルを使用して再度減圧下に蒸発乾固した。
テル、塩化第一銅を添加したクロロホルム、およびエチ
ルエーテルを使用して再度減圧下に蒸発乾固した。
このようにして黄色油状物質(47g)を得、これをシ
リカゲル上でクロマトグラフィー(溶離液:石油エーテ
ル/酢酸エチル95:5)により精製した。
リカゲル上でクロマトグラフィー(溶離液:石油エーテ
ル/酢酸エチル95:5)により精製した。
B)(2R)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロパ
ナール (2R)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロピオ
ン酸(41.7g)をベンゼン(40ml)および塩化チオニル
(29.3ml)に添加した。この溶液を4時間還流させた。
ベンゼンおよび未反応塩化チオニルを真空蒸発させて残
留物を得、この残留物を何回もベンゼンで溶解した後に
蒸発させることにより塩化チオニルを完全に除去した。
このようにして(2R)−2−(4−イソブチルフェニ
ル)−プロパノイル・クロリドを無色油状物質として得
た。収量45.8g。
ナール (2R)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロピオ
ン酸(41.7g)をベンゼン(40ml)および塩化チオニル
(29.3ml)に添加した。この溶液を4時間還流させた。
ベンゼンおよび未反応塩化チオニルを真空蒸発させて残
留物を得、この残留物を何回もベンゼンで溶解した後に
蒸発させることにより塩化チオニルを完全に除去した。
このようにして(2R)−2−(4−イソブチルフェニ
ル)−プロパノイル・クロリドを無色油状物質として得
た。収量45.8g。
一定量のこの塩化物(24.5g;0.109モル)をメチルア
ルコール(100ml)に10℃においてかきまぜ下に滴下し
た。この混合物を常温において48時間静置し、次いで蒸
発乾固した。この残留物をエチルエーテルで溶解し、5
%重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。
ルコール(100ml)に10℃においてかきまぜ下に滴下し
た。この混合物を常温において48時間静置し、次いで蒸
発乾固した。この残留物をエチルエーテルで溶解し、5
%重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。
このエーテル溶液を乾燥し、次いで蒸発乾固した。
このようにして(2R)−2−(4−イソブチルフェニ
ル)−プロピオン酸メチルを得た。収量23.8g。
ル)−プロピオン酸メチルを得た。収量23.8g。
一定量のこのエステル(23.5g;0.106モル)を無水エ
チルアルコール(150ml)に溶解した。
チルアルコール(150ml)に溶解した。
この溶液に、水素化ナトリウム(15.2g;0.138モル)
および塩化カルシウムを少量づつ添加した。添加中かき
まぜ下に反応混合物を窒素雰囲気下に−20℃に維持し
た。この反応混合物を濾過して無機塩を除去し、濾液を
減圧下に蒸発乾固した。
および塩化カルシウムを少量づつ添加した。添加中かき
まぜ下に反応混合物を窒素雰囲気下に−20℃に維持し
た。この反応混合物を濾過して無機塩を除去し、濾液を
減圧下に蒸発乾固した。
この油状残留物をエチルエーテルに溶解し、この溶液
を中性になるまで水洗した。
を中性になるまで水洗した。
有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、次いで蒸発乾固
した。
した。
このようにして(2R)−2−(4−イソブチルフェニ
ル)−プロパン−1−オール(19.5g;95.7%)を得た。
ル)−プロパン−1−オール(19.5g;95.7%)を得た。
一定量のこのアルコール(18g;0.094モル)を塩化メ
チレン(270ml)に溶解した。
チレン(270ml)に溶解した。
この溶液を分液漏斗内で、重クロム酸ナトリウム・二
水塩(8.48g;0.028モル)および酸性硫酸テトラブチル
アンモニウム(3.17g;0.009モル)を含有する3M硫酸溶
液と共に振とうした。
水塩(8.48g;0.028モル)および酸性硫酸テトラブチル
アンモニウム(3.17g;0.009モル)を含有する3M硫酸溶
液と共に振とうした。
有機相を分離し、水洗し、硫酸ナトリウム上で乾燥
し、減圧下に蒸発乾固した。
し、減圧下に蒸発乾固した。
このようにして所望のアルデヒドを緑色油状物質とし
て得た。収量17.54g。
て得た。収量17.54g。
C)(2S)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロパ
ナール (2S)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロピオ
ン酸(18g)をメチルアルコール(100ml)中の11N塩酸
溶液に溶解し、常温において静置した。16時間後にこの
混合物を減圧下に蒸発させた。残留物をエチルエーテル
で溶解し、5%重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有
機相を硫酸ナトリウム上て乾燥し、溶媒を減圧下に除去
した。
ナール (2S)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロピオ
ン酸(18g)をメチルアルコール(100ml)中の11N塩酸
溶液に溶解し、常温において静置した。16時間後にこの
混合物を減圧下に蒸発させた。残留物をエチルエーテル
で溶解し、5%重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有
機相を硫酸ナトリウム上て乾燥し、溶媒を減圧下に除去
した。
このようにして(2S)−2−(4−イソブチルフェニ
ル)−プロピオン酸メチルを油状物質として得た(収量
19.2g;収率100%)。
ル)−プロピオン酸メチルを油状物質として得た(収量
19.2g;収率100%)。
エタノール懸濁液を氷水中に注いだ点を除き、(2S)
−2−(4−イソブチルフェニル)−プロピオン酸メチ
ル(前記B参照)と同様に、生成したエステルを塩酸に
よりpH3まで酸性にし、エチルエーテルで抽出した。
−2−(4−イソブチルフェニル)−プロピオン酸メチ
ル(前記B参照)と同様に、生成したエステルを塩酸に
よりpH3まで酸性にし、エチルエーテルで抽出した。
(2S)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロピオ
ン酸メチル(19g;0.086モル)を水素化ホウ素ナトリウ
ム(3.4g)および塩化カルシウム(10g;0.09モル)によ
って還元して粗化合物(16.65g)を得、これをシリカゲ
ル上でクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチルの勾配
を有する塩化メチレン)により精製した。このようにし
て(2S)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロパン
−1−オールを得た。収量14.4g(収率87%)。
ン酸メチル(19g;0.086モル)を水素化ホウ素ナトリウ
ム(3.4g)および塩化カルシウム(10g;0.09モル)によ
って還元して粗化合物(16.65g)を得、これをシリカゲ
ル上でクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチルの勾配
を有する塩化メチレン)により精製した。このようにし
て(2S)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロパン
−1−オールを得た。収量14.4g(収率87%)。
ジメチルスルホキシド(1.67ml;23.5モル)および塩
化メチレン(2ml)を、オキサリルクロリド(1.4g;11.1
モル)を塩化メチレン(15ml)に溶解した溶液に、かき
まぜ下に−65℃に維持しながら添加した。
化メチレン(2ml)を、オキサリルクロリド(1.4g;11.1
モル)を塩化メチレン(15ml)に溶解した溶液に、かき
まぜ下に−65℃に維持しながら添加した。
5分後に、温度を−65℃に維持しなから、上述のアル
コール(2g;10.4モル)を塩化メチレン(8ml)に溶解し
た溶液を添加した。
コール(2g;10.4モル)を塩化メチレン(8ml)に溶解し
た溶液を添加した。
5分後に、温度を−65℃に維持しかつpHを7より小さ
く維持しながら、トリエチルアミン(3ml;20.8モル)を
添加した。
く維持しながら、トリエチルアミン(3ml;20.8モル)を
添加した。
この混合物を常温まで加温し、水を添加し、有機相を
分離した。硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下に溶媒を
除去した後に、所望のアルデヒドを無色油状物質として
得た。収量1.9g(収率95%)。
分離した。硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下に溶媒を
除去した後に、所望のアルデヒドを無色油状物質として
得た。収量1.9g(収率95%)。
D)(2S)−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プ
ロパナール (2S)−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロ
ピオン酸(25g;0.108モル)を塩化メチレン(250ml)に
懸濁させた懸濁液に、常温においてかきまぜながら塩化
チオニル(63ml)を添加した。
ロパナール (2S)−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロ
ピオン酸(25g;0.108モル)を塩化メチレン(250ml)に
懸濁させた懸濁液に、常温においてかきまぜながら塩化
チオニル(63ml)を添加した。
この混合物を4 1/2時間還流させた。次いで、溶媒お
よび過剰の塩化チオニルを蒸留によって除去した。残留
物を何回もベンゼンで溶解し、蒸発乾固した。
よび過剰の塩化チオニルを蒸留によって除去した。残留
物を何回もベンゼンで溶解し、蒸発乾固した。
このようにして(2S)−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)−プロピオニルクロリドを黄色固体物質として
得た。
フチル)−プロピオニルクロリドを黄色固体物質として
得た。
アセトン(330ml)中の一定量のこの酸クロリド(21.
6g;0.093モル)、ビス(トリフェニルホスフィン)銅
(I)テトラヒドロホウ酸塩(60g;0.099モル)および
トリフェニルホスフィン(52.3g;0.199モル)を、先に
(2RS)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロパナ
ール(前記A参照)について説明したように反応させ
た。
6g;0.093モル)、ビス(トリフェニルホスフィン)銅
(I)テトラヒドロホウ酸塩(60g;0.099モル)および
トリフェニルホスフィン(52.3g;0.199モル)を、先に
(2RS)−2−(4−イソブチルフェニル)−プロパナ
ール(前記A参照)について説明したように反応させ
た。
このようにして油状物質(23g)を得、これをエチル
エーテルに溶解し、40%メタ亜硫酸ナトリウム水溶液お
よびエチルアルコール(30ml)で処理した。
エーテルに溶解し、40%メタ亜硫酸ナトリウム水溶液お
よびエチルアルコール(30ml)で処理した。
この混合物をかきまぜ下に常温において4時間維持
し、生成した固体物質を濾過によって捕集し、水、次い
でアセトン、最後にエチルエーテルで洗浄した。この固
体物質(14.7g)を5%重炭酸ナトリウム溶液中に懸濁
させ、常温において10分間かきまぜた。
し、生成した固体物質を濾過によって捕集し、水、次い
でアセトン、最後にエチルエーテルで洗浄した。この固
体物質(14.7g)を5%重炭酸ナトリウム溶液中に懸濁
させ、常温において10分間かきまぜた。
この混合物をエチルエーテルで抽出した。このエーテ
ル抽出物を乾燥し、溶媒を蒸発除去した。
ル抽出物を乾燥し、溶媒を蒸発除去した。
このようにして所望のアルデヒドを油状物質として得
た。収量8.2g(収率41%)。
た。収量8.2g(収率41%)。
E)(2RS)−2−(3−ベンゾイルフェニル)−プロ
パナール (2RS)−2−(3−ベンゾイルフェニル)−プロピ
オン酸メチル(52g)を、対応する酸(50g;0.19モル)
から、先に(2S)−2−(4−イソブチルフェニル)−
プロピオン酸メチル(前記B参照)について説明したよ
うにして得た。
パナール (2RS)−2−(3−ベンゾイルフェニル)−プロピ
オン酸メチル(52g)を、対応する酸(50g;0.19モル)
から、先に(2S)−2−(4−イソブチルフェニル)−
プロピオン酸メチル(前記B参照)について説明したよ
うにして得た。
一定量のこのようにして得たエステル(50g;0.19モ
ル)を、水素化アルミニウムリチウム(8.77g;0.23モ
ル)をテトラヒドロフラン(800ml)中に懸濁させた懸
濁液に、0℃においてかきまぜながら少量づつ添加し
た。添加が終了した後に、この混合物を常温まで加温し
た。この混合物に、酢酸エチル(200ml)、飽和硫酸ナ
トリウム溶液(200ml)および5%硫酸溶液(400ml)を
かきまぜながら添加した。
ル)を、水素化アルミニウムリチウム(8.77g;0.23モ
ル)をテトラヒドロフラン(800ml)中に懸濁させた懸
濁液に、0℃においてかきまぜながら少量づつ添加し
た。添加が終了した後に、この混合物を常温まで加温し
た。この混合物に、酢酸エチル(200ml)、飽和硫酸ナ
トリウム溶液(200ml)および5%硫酸溶液(400ml)を
かきまぜながら添加した。
有機相を分離し、水性相を酢酸エチル(400ml)で洗
浄した。有機抽出物を一緒にし、これを硫酸ナトリウム
上で乾燥し、溶媒を減圧下に除去した。
浄した。有機抽出物を一緒にし、これを硫酸ナトリウム
上で乾燥し、溶媒を減圧下に除去した。
このようにして(RS)−2−〔3−(α−ヒドロキシ
−ベンジル−フェニル)〕−プロパン−1−オール(48
g)を無色油状物質として得た。
−ベンジル−フェニル)〕−プロパン−1−オール(48
g)を無色油状物質として得た。
一定量のこのアルコール(25g;0.1モル)とジメチル
スルホキシド(35ml;0.49モル)、オキサリルクロリド
(19ml;0.22モル)およびトリエチルアミン(62.5ml;0.
45モル)とを、先に(2S)−2−(4−イソブチルフェ
ニル)プロパナール(前記C参照)について説明したよ
うに反応させた。
スルホキシド(35ml;0.49モル)、オキサリルクロリド
(19ml;0.22モル)およびトリエチルアミン(62.5ml;0.
45モル)とを、先に(2S)−2−(4−イソブチルフェ
ニル)プロパナール(前記C参照)について説明したよ
うに反応させた。
このようにして所望のアルデヒドを油状物質として得
た。収量25.37g。
た。収量25.37g。
F)2−〔(3−トリフルオロメチル)−フェニルアミ
ン〕−ベンズアルデヒド 2−〔(3−トリフルオロメチル)−フェニルアミ
ン〕安息香酸(50g;0.177モル)、塩化チオニル(50ml;
0.688モル)およびベンゼン(50ml)を常温において16
時間かきまぜた。ベンゼンおよび未反応塩化チオニルを
蒸留除去した。残留物をベンゼンで溶解し、次いでこの
ベンゼンを蒸留により除去し;この工程を何回も繰返し
た。
ン〕−ベンズアルデヒド 2−〔(3−トリフルオロメチル)−フェニルアミ
ン〕安息香酸(50g;0.177モル)、塩化チオニル(50ml;
0.688モル)およびベンゼン(50ml)を常温において16
時間かきまぜた。ベンゼンおよび未反応塩化チオニルを
蒸留除去した。残留物をベンゼンで溶解し、次いでこの
ベンゼンを蒸留により除去し;この工程を何回も繰返し
た。
このようにして2−〔(3−トリフルオロメチル)−
フェニルアミン〕−ベンゾイルクロリドを赤色固体物質
として得た。
フェニルアミン〕−ベンゾイルクロリドを赤色固体物質
として得た。
一定量のこのクロリド(53g;0.177モル)を無水テト
ラヒドロフランに溶解し、−85℃に冷却した。
ラヒドロフランに溶解し、−85℃に冷却した。
この溶液に、無水ヒドロフラン(115ml)中の水素化
トリ−t−ブトキシアルミニウムリチウム(50.8g;0.2
モル)を滴下した。
トリ−t−ブトキシアルミニウムリチウム(50.8g;0.2
モル)を滴下した。
添加が終了した後に、この混合物を−80℃において2
時間かきまぜ、次いで5%塩酸(50ml)を含有する氷水
(500ml)中に注いだ。この混合物をエチルエーテルで
抽出した。エーテル抽出物を水洗し、5%重炭酸ナトリ
ウム溶液で洗浄し、乾燥し、蒸発させた。
時間かきまぜ、次いで5%塩酸(50ml)を含有する氷水
(500ml)中に注いだ。この混合物をエチルエーテルで
抽出した。エーテル抽出物を水洗し、5%重炭酸ナトリ
ウム溶液で洗浄し、乾燥し、蒸発させた。
残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィー(溶離
液:塩化メチレンの勾配を有する石油エーテル)により
精製した。
液:塩化メチレンの勾配を有する石油エーテル)により
精製した。
このようにして所望のアルデヒドを黄色固体物質とし
て得た。収量9.46g(収率20%)。
て得た。収量9.46g(収率20%)。
G)5−(2,4−ジフルオロフェニル)−サリチルアル
デヒド 5−(2,4−ジフルオロフェニル)−サリチル酸(50
g;0.2モル)をメチルアルコール(500ml)に溶解した溶
液に、常温においてかきまぜながら濃硫酸(15ml)を滴
下した。
デヒド 5−(2,4−ジフルオロフェニル)−サリチル酸(50
g;0.2モル)をメチルアルコール(500ml)に溶解した溶
液に、常温においてかきまぜながら濃硫酸(15ml)を滴
下した。
この混合物を還流させた。20時間後にこの混合物を冷
却し、減圧下に濃縮した。残留物をエチルエーテルで溶
解し、水で何回も洗浄し、5%重炭酸ナトリウム溶液で
1回洗浄した。
却し、減圧下に濃縮した。残留物をエチルエーテルで溶
解し、水で何回も洗浄し、5%重炭酸ナトリウム溶液で
1回洗浄した。
有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶媒を減圧下に
除去した。
除去した。
このようにして5−(2,4−ジフルオロフェニル)−
サリチル酸メチルを固体物質(54.5g)として得、これ
をメチルアルコール(500ml)で再結晶した。収量47g。
m.p.=101〜102℃。
サリチル酸メチルを固体物質(54.5g)として得、これ
をメチルアルコール(500ml)で再結晶した。収量47g。
m.p.=101〜102℃。
このエステル(47g)を水素化アルミニウムリチウム
によって、先に(2RS)−2−〔4−(α−ヒドロキシ
−ベンジル−フェニル)〕−2プロパン−1−オール
(前記E参照)について説明したように還元した。
によって、先に(2RS)−2−〔4−(α−ヒドロキシ
−ベンジル−フェニル)〕−2プロパン−1−オール
(前記E参照)について説明したように還元した。
このようにして5−(2,4−ジフルオロフェニル)−
サリチルアルコール(41.72g)を得、これを酢酸エチル
(200ml)から晶出させ、次いでヘキサン(180ml)から
晶出させた。収量36.9g、収率87.7%。m.p.=143〜145
℃。
サリチルアルコール(41.72g)を得、これを酢酸エチル
(200ml)から晶出させ、次いでヘキサン(180ml)から
晶出させた。収量36.9g、収率87.7%。m.p.=143〜145
℃。
一定量のこのアルコール(2.4g;0.01モル)を常温に
おいて1N水酸化ナトリウム(10ml)およびテトラヒドロ
フラン(5ml)に溶解した。
おいて1N水酸化ナトリウム(10ml)およびテトラヒドロ
フラン(5ml)に溶解した。
この溶液に、水(5ml)中の硝酸亜鉛(0.5g)、次い
で炭素(240mg)上の10%の白金を添加した。この混合
物を45℃において30時間かきまぜた。
で炭素(240mg)上の10%の白金を添加した。この混合
物を45℃において30時間かきまぜた。
この混合物を常温まで冷却し、触媒を濾過により除去
し、得られた溶液を10%塩酸によって酸性(コンゴレッ
ド)にし、エチルエーテルで抽出した。有機相を硫酸ナ
トリウム上で乾燥し、溶媒を減圧下に蒸発させることに
より除去した。
し、得られた溶液を10%塩酸によって酸性(コンゴレッ
ド)にし、エチルエーテルで抽出した。有機相を硫酸ナ
トリウム上で乾燥し、溶媒を減圧下に蒸発させることに
より除去した。
このようにして所望のアルデヒドを白色固体物質とし
て得た。収量1.9g(収率81%)。
て得た。収量1.9g(収率81%)。
H)2−〔1−(4−クロロベンゾイル)−2−メチル
−5−メトキシ−インドール−3−イル〕−アセトアル
デヒド 2−〔1−(4−クロロベンゾイル)−2−メチル−
5−メトキシ−インドール−3−イル〕−酢酸(50g;0.
139モル)を四塩化炭素(280ml)中に懸濁させた懸濁液
に、常温においてかきまぜながら塩化チオニル(20ml;
0.278モル)、次いでジメチルホルムアミド(4ml)を滴
下した。
−5−メトキシ−インドール−3−イル〕−アセトアル
デヒド 2−〔1−(4−クロロベンゾイル)−2−メチル−
5−メトキシ−インドール−3−イル〕−酢酸(50g;0.
139モル)を四塩化炭素(280ml)中に懸濁させた懸濁液
に、常温においてかきまぜながら塩化チオニル(20ml;
0.278モル)、次いでジメチルホルムアミド(4ml)を滴
下した。
添加が終了した後に、溶液をかきまぜ下に15分間維持
した。溶媒を減圧下に除去した。この残留物をベンゼン
で溶解し、次いでベンゼンを除去した。この工程を何回
も繰返した。
した。溶媒を減圧下に除去した。この残留物をベンゼン
で溶解し、次いでベンゼンを除去した。この工程を何回
も繰返した。
このようにして2−〔1−(4−クロロフェニル)−
2−メチル−5−メトキシ−インドール−3−イル〕−
アセチルクロリドを得た。収量53.54g。
2−メチル−5−メトキシ−インドール−3−イル〕−
アセチルクロリドを得た。収量53.54g。
一定量のこのクロリド(20g;0.053モル)を先に2−
〔(3−トリフルオロメチル)−フェニルアミド〕−ベ
ンズアルデヒド(前記F参照)について説明したように
処理した。精製はシリカゲル上でクロマトグラフィー
(溶離液:石油エーテル/酢酸エチル=90:10)により
行った。
〔(3−トリフルオロメチル)−フェニルアミド〕−ベ
ンズアルデヒド(前記F参照)について説明したように
処理した。精製はシリカゲル上でクロマトグラフィー
(溶離液:石油エーテル/酢酸エチル=90:10)により
行った。
このようにして所望のアルデヒドを無定形固体物質と
して得た。収量5g。
して得た。収量5g。
実施例1 (4R)−2−〔1−(4−イソブチルフェニル)−エチ
ル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸(化合物No.1) (R)−システイン塩酸塩(7.88g;0.05モル)および
酢酸カリウム(4.9g;0.05モル)を水とエタノールとの
混合物(1;1v/v)(150ml)に懸濁させ、予め窒素流に
よって脱酸素した溶液に、(2RS)−2−(4−イソブ
チル−フェニル)−プロパナール(10g;0.052モル)を
エタノール(10ml)に溶解した溶液を常温においてかき
まぜながら滴下した。
ル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸(化合物No.1) (R)−システイン塩酸塩(7.88g;0.05モル)および
酢酸カリウム(4.9g;0.05モル)を水とエタノールとの
混合物(1;1v/v)(150ml)に懸濁させ、予め窒素流に
よって脱酸素した溶液に、(2RS)−2−(4−イソブ
チル−フェニル)−プロパナール(10g;0.052モル)を
エタノール(10ml)に溶解した溶液を常温においてかき
まぜながら滴下した。
短時間でシステインがほぼ完全に溶解するのが観察さ
れ、しばらくして沈殿が生成し始めた。
れ、しばらくして沈殿が生成し始めた。
20分後に沈殿を濾別し、多量の水で洗浄し、乾燥し、
粗生成物(13.27g)を得、これをメタノール(250ml)
から晶出させて純粋な形態の所望の生成物(収量9g、収
率55.5%)を得た。m.p.=160〜163℃(分解) ▲〔α〕20 D▼=−63.4゜(c=1,DMF) 実施例2 (4R)−2−〔1−(4−イソブチルフェニル)−エチ
ル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸メチル・塩酸塩
(化合物No.2) (R)−システインメチルエステル塩酸塩(8.12g;4
7.3ミリモル)および酢酸カリウム(5g,51ミリモル)を
水(45ml)とメタノール(35ml)との混合物に溶解し予
め窒素流によって脱炭素した溶解した溶液に、(2RS)
−2−イソブチル−フェニル)−プロパナール(9g;0.0
473モル)をエタノール(10ml)に溶解した溶液を、常
温においてかきまぜ下に滴下した。30分後に油状物質が
分離し、これをエチルエーテルで抽出した。
粗生成物(13.27g)を得、これをメタノール(250ml)
から晶出させて純粋な形態の所望の生成物(収量9g、収
率55.5%)を得た。m.p.=160〜163℃(分解) ▲〔α〕20 D▼=−63.4゜(c=1,DMF) 実施例2 (4R)−2−〔1−(4−イソブチルフェニル)−エチ
ル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸メチル・塩酸塩
(化合物No.2) (R)−システインメチルエステル塩酸塩(8.12g;4
7.3ミリモル)および酢酸カリウム(5g,51ミリモル)を
水(45ml)とメタノール(35ml)との混合物に溶解し予
め窒素流によって脱炭素した溶解した溶液に、(2RS)
−2−イソブチル−フェニル)−プロパナール(9g;0.0
473モル)をエタノール(10ml)に溶解した溶液を、常
温においてかきまぜ下に滴下した。30分後に油状物質が
分離し、これをエチルエーテルで抽出した。
分離した抽出物を硫酸ナトリウム上で脱水し、蒸発乾
固して無色油状物質(9.35g)を得、これをエチルエー
テルに溶解し、塩酸ガスで処理した。ペンタンを添加す
ることにより融点140〜145℃の白色固体結晶(12.36g)
が沈殿した。この沈殿を酢酸エチルで再結晶し、次いで
アセトニトリルで再結晶して、純粋な形態の所望の生成
物を得た。収量6.5g;収率39.7%。m.p.=148〜152℃
(分解)。
固して無色油状物質(9.35g)を得、これをエチルエー
テルに溶解し、塩酸ガスで処理した。ペンタンを添加す
ることにより融点140〜145℃の白色固体結晶(12.36g)
が沈殿した。この沈殿を酢酸エチルで再結晶し、次いで
アセトニトリルで再結晶して、純粋な形態の所望の生成
物を得た。収量6.5g;収率39.7%。m.p.=148〜152℃
(分解)。
実施例3 (4R)−2−〔1−(4−イソブチルフェニル)−エチ
ル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸ヘキシル・塩酸塩
(化合物No.3) (R)−システインヘキシルエステル(7g;28.9ミリ
モル)および酢酸カリウム(3.06g;31.2ミリモル)を水
とエタノールとの混合物(80ml)に溶解し予め窒素流に
よって脱酸素した溶液に、(2RS)−2−(4−イソブ
チルフェノール)−プロパナール(5.5g;0.0289モル)
をエタノール(10ml)に溶解した溶液を、常温において
かきまぜながら滴下した。
ル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸ヘキシル・塩酸塩
(化合物No.3) (R)−システインヘキシルエステル(7g;28.9ミリ
モル)および酢酸カリウム(3.06g;31.2ミリモル)を水
とエタノールとの混合物(80ml)に溶解し予め窒素流に
よって脱酸素した溶液に、(2RS)−2−(4−イソブ
チルフェノール)−プロパナール(5.5g;0.0289モル)
をエタノール(10ml)に溶解した溶液を、常温において
かきまぜながら滴下した。
反応生成物をエチルエーテルで抽出し、乾燥し、溶媒
を蒸発させた後に油状物質(11g)を得、これをシリカ
ゲル上でクロマトグラフィー(溶離液:石油エーテル/
酢酸エチル=87:13)によって精製した。
を蒸発させた後に油状物質(11g)を得、これをシリカ
ゲル上でクロマトグラフィー(溶離液:石油エーテル/
酢酸エチル=87:13)によって精製した。
このようにして油状物質(8g)を得、これをエチルエ
ーテルに溶解し、塩酸ガスで処理した。
ーテルに溶解し、塩酸ガスで処理した。
生成した混合物を乾燥させた。残留した油状物質は数
日後に固化し、結晶化した。この物質をペンタンにより
回収し、濾過して所望の生成物を白色固体結晶として得
た。収量2.37g;収率19.76%。
日後に固化し、結晶化した。この物質をペンタンにより
回収し、濾過して所望の生成物を白色固体結晶として得
た。収量2.37g;収率19.76%。
m.p.=115〜117℃(分解) ▲〔α〕20 D▼=−47.2゜(c=1,DMF) 実施例4 前述の実施例に記載したと同様な操作を行って、次の
化合物を製造した: 化合物No.4 (4R)−2−〔(1R)−1−(4−イソフチルフェニ
ル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸 m.p.=170〜172℃(分解)(メタノール) ▲〔α〕20 D▼=−36.1゜(c=1,DMF) 化合物No.5 (4R)−2−〔(1R)−1−(4−イソブチルフェニ
ル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸メチル
・塩酸塩 m.p.=150〜154℃(分解)(アセトニトリル:イソプロ
ピルエーテル1:1) ▲〔α〕20 D▼=−42.4゜(c=1,DMF) 化合物No.6 (4R)−2−〔(1S)−1−(4−イソブチルフェニ
ル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸 m.p.=138〜140℃(分解)(メタノール) ▲〔α〕20 D▼=−97.0゜(c=1,DMF) 実施例5 (4R)−2−〔(1S)−1−(6−メトキシ−2−ナフ
チル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸(化
合物No.7) (R)−システイン塩酸塩(5.94g;0.0376モル)およ
び酢酸カリウム(3.69g;0.0376モル)を水とアセトンと
の混合物(1:1v/v)(100ml)に溶解した溶液に、(2
S)−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロパナ
ール(8.2g;0.0383モル)をアセトン(50ml)に溶解し
た溶液を、常温においてかきまぜながら滴下した。
化合物を製造した: 化合物No.4 (4R)−2−〔(1R)−1−(4−イソフチルフェニ
ル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸 m.p.=170〜172℃(分解)(メタノール) ▲〔α〕20 D▼=−36.1゜(c=1,DMF) 化合物No.5 (4R)−2−〔(1R)−1−(4−イソブチルフェニ
ル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸メチル
・塩酸塩 m.p.=150〜154℃(分解)(アセトニトリル:イソプロ
ピルエーテル1:1) ▲〔α〕20 D▼=−42.4゜(c=1,DMF) 化合物No.6 (4R)−2−〔(1S)−1−(4−イソブチルフェニ
ル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸 m.p.=138〜140℃(分解)(メタノール) ▲〔α〕20 D▼=−97.0゜(c=1,DMF) 実施例5 (4R)−2−〔(1S)−1−(6−メトキシ−2−ナフ
チル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸(化
合物No.7) (R)−システイン塩酸塩(5.94g;0.0376モル)およ
び酢酸カリウム(3.69g;0.0376モル)を水とアセトンと
の混合物(1:1v/v)(100ml)に溶解した溶液に、(2
S)−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロパナ
ール(8.2g;0.0383モル)をアセトン(50ml)に溶解し
た溶液を、常温においてかきまぜながら滴下した。
沈殿が緩徐に生成した。常温において1時間後にこの
沈殿を濾別し、先ず水とアセトンとの混合物(1:1v/v)
で洗浄し、次いでアセトン単独で洗浄した。
沈殿を濾別し、先ず水とアセトンとの混合物(1:1v/v)
で洗浄し、次いでアセトン単独で洗浄した。
このようにして所望の生成物を白色固体結晶として得
た。収量6g;収率50.3%。
た。収量6g;収率50.3%。
m.p.=184〜186℃(分解)(メタノール) ▲〔α〕20 D▼=−69.8゜(c=1,DMF) 実施例6 (4R)−2−〔1−(3−ベンイルフェニル)−エチ
ル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸・塩酸塩(化合物
No.8) (R)−システイン塩酸塩(15g;0.095モル)および
酢酸カリウム(9.3g;0.095モル)を水およびアセトン
(1:1v/v)(270ml)に溶解した溶液に、2−(3−ベ
ンイルフェニル)−プロパナール(16g;0.066モル)を
常温において滴下した。
ル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸・塩酸塩(化合物
No.8) (R)−システイン塩酸塩(15g;0.095モル)および
酢酸カリウム(9.3g;0.095モル)を水およびアセトン
(1:1v/v)(270ml)に溶解した溶液に、2−(3−ベ
ンイルフェニル)−プロパナール(16g;0.066モル)を
常温において滴下した。
滴下終了後に、溶液をかきまぜ下に常温において20時
間維持し、次いで溶媒を減圧下に蒸発させた。
間維持し、次いで溶媒を減圧下に蒸発させた。
油状残留物は230〜400メッシュのシリカゲル上でクロ
マトグラフィー(溶離液:塩化メチレン/メタノール/
酢酸=95:5:1)によって精製し、油状物質(19g)を得
た。
マトグラフィー(溶離液:塩化メチレン/メタノール/
酢酸=95:5:1)によって精製し、油状物質(19g)を得
た。
この油状物質を、酢酸エチル(600ml)に溶解し、エ
チルエーテル中の3N塩酸(20ml)で処理した。
チルエーテル中の3N塩酸(20ml)で処理した。
エチルエーテル(600ml)を添加した際に、所望の生
成物が白色固体結晶として沈殿し、これを濾別した。収
量10.7g;収率43% m.p.=123〜126℃ ▲〔α〕20 D▼=−47.4゜(c=1,DMF) 実施例7 メチルN−〔2−〔1−(4−イソブチルフェニル)−
エチル〕チアゾリジン−4−(R)−カルボニル〕−グ
リシネート(化合物No.10) 4(R)−2−〔1−(4−イソブチルフェニル)−
エチル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸(化合物No.
1、実施例1)(10g;0.034モル)およびテトラメチルグ
アニジン(4.3ml:0.034モル)をジメチルホルムアミド
(DMF)(100ml)に溶解した溶液に、カルボン酸ジ−t
−ブチル(18.16g;0.037モル)をDMF(10ml)に溶解し
た溶液をかきまぜ下に0℃の温度において滴下した。
成物が白色固体結晶として沈殿し、これを濾別した。収
量10.7g;収率43% m.p.=123〜126℃ ▲〔α〕20 D▼=−47.4゜(c=1,DMF) 実施例7 メチルN−〔2−〔1−(4−イソブチルフェニル)−
エチル〕チアゾリジン−4−(R)−カルボニル〕−グ
リシネート(化合物No.10) 4(R)−2−〔1−(4−イソブチルフェニル)−
エチル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸(化合物No.
1、実施例1)(10g;0.034モル)およびテトラメチルグ
アニジン(4.3ml:0.034モル)をジメチルホルムアミド
(DMF)(100ml)に溶解した溶液に、カルボン酸ジ−t
−ブチル(18.16g;0.037モル)をDMF(10ml)に溶解し
た溶液をかきまぜ下に0℃の温度において滴下した。
この混合物を常温まで加温し、45分後に溶媒を減圧下
に蒸発させることにより除去した。
に蒸発させることにより除去した。
残留物を水で溶解し、水溶液を酢酸エチルで洗浄し、
次いでクエン酸でpH3まで酸性にした。
次いでクエン酸でpH3まで酸性にした。
次いで、酢酸エチルで抽出し、Na2SO4上で乾燥し、減
圧下に溶媒を蒸発し、4(R)−2−〔1−(4−イソ
ブチルフェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカ
ルボニル−チアゾリジン−4−カルボン酸からなる固体
物質(化合物No.9)を得た。
圧下に溶媒を蒸発し、4(R)−2−〔1−(4−イソ
ブチルフェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカ
ルボニル−チアゾリジン−4−カルボン酸からなる固体
物質(化合物No.9)を得た。
化合物No.9(1g;2.54×10-3モル)を酢酸エチル(2.5
ml)およびN−メチル−モルホリン(0.285ml;2.54×10
-3モル)に溶解した。−15℃の温度に冷却した溶液にイ
ソブチルクロロホルメート(10.32ml;2.54×10-3モル)
を滴下した。
ml)およびN−メチル−モルホリン(0.285ml;2.54×10
-3モル)に溶解した。−15℃の温度に冷却した溶液にイ
ソブチルクロロホルメート(10.32ml;2.54×10-3モル)
を滴下した。
5分後にメチルグリシネート塩酸塩(0.32g;2.54×10
-3モル)、次いでN−メチル−モルホリン(0.285ml;2.
54×10-3モル)を同じ温度(−15℃)において添加し
た。
-3モル)、次いでN−メチル−モルホリン(0.285ml;2.
54×10-3モル)を同じ温度(−15℃)において添加し
た。
このようにして得た懸濁液を−15℃の温度において10
分間かき混ぜ、次いで常温において1時間かきまぜた。
分間かき混ぜ、次いで常温において1時間かきまぜた。
この反応混合物を水で希釈し、有機相を分離し、5%
クエン酸水溶液で洗浄し、次いで5%NaHCO3水溶液で洗
浄し、Na2SO4上で乾燥した。
クエン酸水溶液で洗浄し、次いで5%NaHCO3水溶液で洗
浄し、Na2SO4上で乾燥した。
減圧下に溶媒を蒸発させた後に油状物質を得、これに
ついてシリカゲル上でクロマトグラフィー(溶離液:ジ
クロロメタン/酢酸エチル=9:1)を行った。
ついてシリカゲル上でクロマトグラフィー(溶離液:ジ
クロロメタン/酢酸エチル=9:1)を行った。
このようにしてメチルN−〔2−〔1−(4−イソブ
チルフェニル)−エチル〕−3−t−ブチルオキシカル
ボニル〕−チアゾリジン−4(R)−カルボニル−グリ
シネート(化合物No.11)からなる無色油状物質を得
た。化合物No.11(8g;17.2g×10-3モル)をジエチルエ
ーテル中の4N塩酸溶液(80ml)に常温において溶解し
た。
チルフェニル)−エチル〕−3−t−ブチルオキシカル
ボニル〕−チアゾリジン−4(R)−カルボニル−グリ
シネート(化合物No.11)からなる無色油状物質を得
た。化合物No.11(8g;17.2g×10-3モル)をジエチルエ
ーテル中の4N塩酸溶液(80ml)に常温において溶解し
た。
1時間後にこの溶液を減圧下に蒸発させ、残留物をジ
エチルエーテルで溶解し、5%NaHCO3水溶液で処理し、
次いで水で処理し、Na2SO4上で乾燥した。
エチルエーテルで溶解し、5%NaHCO3水溶液で処理し、
次いで水で処理し、Na2SO4上で乾燥した。
溶媒を蒸発させた後に化合物No.10が油状物質として
単離された。
単離された。
実施例8 メチルN−〔2−〔1−(4−イソブチルフェニル)−
エチル−チアゾリジン−4(R)−カルボニル〕−グリ
シネート・塩酸塩(化合物No.12) 化合物No.12(化合物No.10の塩酸塩、実施例7)の製
造は、ジエチルエーテルとジイソプロピルエーテル(1:
1)溶液中の化合物No.10をジエチル溶液中の化学量論的
量の4N塩酸で処理することによって行った。
エチル−チアゾリジン−4(R)−カルボニル〕−グリ
シネート・塩酸塩(化合物No.12) 化合物No.12(化合物No.10の塩酸塩、実施例7)の製
造は、ジエチルエーテルとジイソプロピルエーテル(1:
1)溶液中の化合物No.10をジエチル溶液中の化学量論的
量の4N塩酸で処理することによって行った。
化合物No.12は吸湿性白色固体物質であった。
m.p.=70〜73℃(分解) ▲〔α〕20 D▼=−69.5゜(c=1%,エタノール) マススベクトル(DCI)m/e=365(M+1)+ 実施例9 N−〔2−〔1−(4−イソブチルフェニル)−エチ
ル〕−チアゾリジン−4(R)−カルボニル〕−グリシ
ン・塩酸塩(化合物No.13) 化合物No.11(実施例7)(8.7g;0.0187モル)をメタ
ノール(60ml)に溶解した溶液に1N水酸化ナトリウム水
溶液を常温において添加した。
ル〕−チアゾリジン−4(R)−カルボニル〕−グリシ
ン・塩酸塩(化合物No.13) 化合物No.11(実施例7)(8.7g;0.0187モル)をメタ
ノール(60ml)に溶解した溶液に1N水酸化ナトリウム水
溶液を常温において添加した。
常温で2時間かき混ぜた後にメタノールを減圧下に蒸
発させることにより除去し、残留物を水で溶解した。こ
のようにして得た溶液をジエチルエーテルで洗浄し、次
いでクエン酸によってpH3まで酸性にした。
発させることにより除去し、残留物を水で溶解した。こ
のようにして得た溶液をジエチルエーテルで洗浄し、次
いでクエン酸によってpH3まで酸性にした。
この溶液をジエチルエーテルで抽出し、抽出物を一緒
にしてNa2SO4上で乾燥した。
にしてNa2SO4上で乾燥した。
減圧下に溶媒を蒸発させることによりN−〔2−〔1
−(4−イソブチルフェニル)−エチル〕−3−t−ブ
チルオキシカルボニル−チアゾリジン−4−カルボニ
ル〕−グリシン(化合物No.14)からなる固体物質を得
た。
−(4−イソブチルフェニル)−エチル〕−3−t−ブ
チルオキシカルボニル−チアゾリジン−4−カルボニ
ル〕−グリシン(化合物No.14)からなる固体物質を得
た。
化合物No.14を常温においてジエチルエーテル中の4N
塩酸溶液に溶解した。
塩酸溶液に溶解した。
1時間後に溶媒を減圧下に蒸発させ、残留物をペンタ
ンで処理した。
ンで処理した。
このようにして化合物No.13を吸湿性白色固体物質と
して得た。
して得た。
m.p.=90〜93℃(分解) ▲〔α〕20 D▼=−32.34゜(c=1;DMF) マススペクトル(DCI)m/e=351(M+1+) 実施例10 (4R)−2−〔2−(3−トリフルオロメチル)−フェ
ニルアミノ〕−フェニル−チアゾリジン−4−カルボン
酸メチル・塩酸塩(化合物No.15) R−システインメチルエステル塩酸塩(3.3g;0.048モ
ル)をピリジン(100ml)に溶解し窒素流によって脱酸
素しかきまぜ下に常温に維持した溶液に、2−〔(3−
トリフルオロメチル)−フェニルアミノ〕−ベンズアル
デヒド(11.7g;0.0044モル)を添加した。
ニルアミノ〕−フェニル−チアゾリジン−4−カルボン
酸メチル・塩酸塩(化合物No.15) R−システインメチルエステル塩酸塩(3.3g;0.048モ
ル)をピリジン(100ml)に溶解し窒素流によって脱酸
素しかきまぜ下に常温に維持した溶液に、2−〔(3−
トリフルオロメチル)−フェニルアミノ〕−ベンズアル
デヒド(11.7g;0.0044モル)を添加した。
常温で4時間かきまぜた後に反応混合物を水(1000m
l)に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。
l)に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。
エーテル抽出物を一緒にしてNa2SO4上で乾燥し、溶媒
を減圧下に蒸発させることにより除去した。
を減圧下に蒸発させることにより除去した。
残留油状物をシリカゲル上でクロマトグラフィー(溶
離液:ジクロロメタン/酢酸エチル=97:3)によって精
製し、油状物質(16g)を得た。
離液:ジクロロメタン/酢酸エチル=97:3)によって精
製し、油状物質(16g)を得た。
この油状物質の一部(4.3g)をイソプロピルエーテル
(20ml)に溶解した。この溶液を常温に維持し、これに
エチルエーテル中の4N塩酸溶液(3ml)を添加した。
(20ml)に溶解した。この溶液を常温に維持し、これに
エチルエーテル中の4N塩酸溶液(3ml)を添加した。
固体物質が分離した。これをリグロインで洗浄した。
このようにして化合物No.15を固体物質として得た。
m.p.=70〜73℃ ▲〔α〕20 D▼=+153.6℃(c=1%、DMF) (4R)−2−〔(1S)−1−(6−メトキシ−2−ナフ
チル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸(化
合物No.15/A) (2S)−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロ
パナール(8.2g;38.3ミリモル)をアセトン(150ml)に
溶解した溶液を、(R)−システイン塩酸塩(5.94g;3
7.6ミリモル)および酢酸カリウム(3.69g;37.6ミリモ
ル)を水およびアセトン(1:1v/v)(100ml〕に溶解し
かきまぜ下に常温に維持した溶液を滴下した。
チル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸(化
合物No.15/A) (2S)−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロ
パナール(8.2g;38.3ミリモル)をアセトン(150ml)に
溶解した溶液を、(R)−システイン塩酸塩(5.94g;3
7.6ミリモル)および酢酸カリウム(3.69g;37.6ミリモ
ル)を水およびアセトン(1:1v/v)(100ml〕に溶解し
かきまぜ下に常温に維持した溶液を滴下した。
固体物質が緩徐に沈澱した。1時間後に固体物質を濾
過により回収し、水およびアセトン(1:1v/v)の混合物
で洗浄し、次いでアセトン単独で洗浄した。
過により回収し、水およびアセトン(1:1v/v)の混合物
で洗浄し、次いでアセトン単独で洗浄した。
白色結晶化合物を得た。
m.p.=184〜186℃(分解) (4R)−2−〔1−(4−ベンゾイルフェニル)−エチ
ル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸・塩酸塩(化合物
No.15/B) (2RS)−2−(4−ベンゾイルフェニル)−プロパ
ナール(22.8g;0.095モル)をアセトン(165ml)に溶解
した溶液を、システイン塩酸塩(15g;0.095モル)およ
び酢酸カリウム(9.3;0.095モル)を水およびアセトン
(1:1v/v)(270ml)に溶解し窒素で予め空気を除去し
かきまぜ下に常温に維持した溶液に滴下した。
ル〕−チアゾリジン−4−カルボン酸・塩酸塩(化合物
No.15/B) (2RS)−2−(4−ベンゾイルフェニル)−プロパ
ナール(22.8g;0.095モル)をアセトン(165ml)に溶解
した溶液を、システイン塩酸塩(15g;0.095モル)およ
び酢酸カリウム(9.3;0.095モル)を水およびアセトン
(1:1v/v)(270ml)に溶解し窒素で予め空気を除去し
かきまぜ下に常温に維持した溶液に滴下した。
この混合物を常温で48時間静置した後に減圧下に蒸発
乾固し、この残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィ
ー(溶離液:塩化メチレン/メチルアルコール/酢酸=
95:5:1)によつて精製した。
乾固し、この残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィ
ー(溶離液:塩化メチレン/メチルアルコール/酢酸=
95:5:1)によつて精製した。
このようにして得た化合物を酢酸エチル(600ml)に
溶解し、常温において4Nエーテル性塩酸で処理した。
溶解し、常温において4Nエーテル性塩酸で処理した。
沈澱した塩酸塩を濾過により回収し、乾燥した。
収量10.7g;収率42.6%。
m.p.=123〜125℃(分解) 実施例11 (4R)−2〔(1RS)−1−(4−イソブチルフェニ
ル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカルボニル−チ
アゾリジン−4−カルボン酸(化合物No.19) トリエチルアミン(27.8ml);0.20モル)を、化合物N
o.1(58.7g;0.20モル)をジメチルホルムアミド)に懸
濁しかきまぜ下に0℃の温度に維持した懸濁液に滴下
し、この懸濁液に、ジカルボン酸ジ−t−ブチル(52.4
g;0.24モル)をジメチルホルムアミド(50ml)に溶解し
た溶液を0℃の温度において滴下した。
ル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカルボニル−チ
アゾリジン−4−カルボン酸(化合物No.19) トリエチルアミン(27.8ml);0.20モル)を、化合物N
o.1(58.7g;0.20モル)をジメチルホルムアミド)に懸
濁しかきまぜ下に0℃の温度に維持した懸濁液に滴下
し、この懸濁液に、ジカルボン酸ジ−t−ブチル(52.4
g;0.24モル)をジメチルホルムアミド(50ml)に溶解し
た溶液を0℃の温度において滴下した。
反応混合物を常温まで加温した。45分後に溶媒を40℃
以下の温度で減圧下に除去した。
以下の温度で減圧下に除去した。
残留物を水およびエチルエーテルで溶解し、こ水溶液
をクエン酸でpH3まで酸性にした。有機相を分離し、硫
酸ナトリウム上で乾燥し、蒸発乾固して、ガラス質固体
物質(86g)を得た。
をクエン酸でpH3まで酸性にした。有機相を分離し、硫
酸ナトリウム上で乾燥し、蒸発乾固して、ガラス質固体
物質(86g)を得た。
(4R)−2−〔(1S)−1−(4−イソブチルフェニ
ル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシルカルボニル−
チアゾリジン−4−カルボン酸(化合物No.17) 化合物No.6(40g;0.136モル)から出発し、化合物No.
9の製造と同様に操作して無定形固体物質を得た。収量4
8.3g;収率91%。
ル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシルカルボニル−
チアゾリジン−4−カルボン酸(化合物No.17) 化合物No.6(40g;0.136モル)から出発し、化合物No.
9の製造と同様に操作して無定形固体物質を得た。収量4
8.3g;収率91%。
(4R)−2−〔(1R)−1−(4−イソブチルフェニ
ル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシルカルボニル−
チアゾリン−4−カルボン酸(化合物No.18) 化合物No.4から出発し、化合物No.9の製造と同様に操
作して、ガラス質固体物質(53.6g)を得た。
ル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシルカルボニル−
チアゾリン−4−カルボン酸(化合物No.18) 化合物No.4から出発し、化合物No.9の製造と同様に操
作して、ガラス質固体物質(53.6g)を得た。
実施例12 メチル2−〔(1RS)−1−(4−イソブチルフェニ
ル)−エチル−N−t−ブチルオキシカルボニル−チア
ゾリジン−4−カルボニル〕−グリシネート(化合物N
o.11) N−メチルモルホリン(7.1ml;0.036モル)次いでイ
ソブチルクロロホルメートを、化合物No.16(25g;0.063
モル)を酢酸エチル(50ml)に溶解しかきまぜ下に−15
℃の温度に維持した溶液に滴下した。
ル)−エチル−N−t−ブチルオキシカルボニル−チア
ゾリジン−4−カルボニル〕−グリシネート(化合物N
o.11) N−メチルモルホリン(7.1ml;0.036モル)次いでイ
ソブチルクロロホルメートを、化合物No.16(25g;0.063
モル)を酢酸エチル(50ml)に溶解しかきまぜ下に−15
℃の温度に維持した溶液に滴下した。
5分後にメチルグリシネート塩酸塩(7.9g;0.063モ
ル)を少量づつ添加し、次いで−15℃の温度に維持しな
がらN−メチルモルホリン(7.1ml;0.063モル)を滴下
した。
ル)を少量づつ添加し、次いで−15℃の温度に維持しな
がらN−メチルモルホリン(7.1ml;0.063モル)を滴下
した。
反応混合物を常温まで加温した。1時間30分後に10%
クエン酸溶液を添加し、有機相を分離した。この有機相
を水、次いで5%重炭酸ナトリウム溶液、最後に再び水
で洗浄した。乾燥および溶媒の蒸発後に残留物(25g)
をシリカゲル上でクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エ
チルの勾配を有する塩化メチレン)によって精製した。
クエン酸溶液を添加し、有機相を分離した。この有機相
を水、次いで5%重炭酸ナトリウム溶液、最後に再び水
で洗浄した。乾燥および溶媒の蒸発後に残留物(25g)
をシリカゲル上でクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エ
チルの勾配を有する塩化メチレン)によって精製した。
このようにして、無色油状物質を得た。収量17.83g;
収率61%。
収率61%。
メチルN−〔(4R)−2−〔(1RS)−1−(4−イソ
ブチルフェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカ
ルボニル−チアゾリン−4−カルボニル〕−β−アラネ
ート(alanate)(化合物No.20) 化合物No.16(30g;0.076モル)を、化合物No.11の製
造と同様な方法でメチルβ−アラネート(10.63g;0.076
モル)と反応させた。生成した化合物をシリカゲル上で
クロマトグラフィー(溶離液:メチルアルコールの勾配
を有する塩化メチレン)によって精製した。このように
して無定形固体物質を得た。収量16.5g;収率45%。
ブチルフェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカ
ルボニル−チアゾリン−4−カルボニル〕−β−アラネ
ート(alanate)(化合物No.20) 化合物No.16(30g;0.076モル)を、化合物No.11の製
造と同様な方法でメチルβ−アラネート(10.63g;0.076
モル)と反応させた。生成した化合物をシリカゲル上で
クロマトグラフィー(溶離液:メチルアルコールの勾配
を有する塩化メチレン)によって精製した。このように
して無定形固体物質を得た。収量16.5g;収率45%。
メチルN−〔(4R)−2−〔(1RS)−1−(4−イソ
ブチルフェニル)−エチル〕−L−アラネート(化合物
No.21) 化合物No.16(23.7g;0.060モル)とメチルL−アラネ
ート塩酸塩(8.4g;0.060モル)とを、化合物No.11の製
造と同様な方法で反応させた。
ブチルフェニル)−エチル〕−L−アラネート(化合物
No.21) 化合物No.16(23.7g;0.060モル)とメチルL−アラネ
ート塩酸塩(8.4g;0.060モル)とを、化合物No.11の製
造と同様な方法で反応させた。
粗生成物をシリカゲル上でクロマトグラフィー(溶離
液:メチルアルコールの勾配を有する塩化メチレン)に
よって精製した。
液:メチルアルコールの勾配を有する塩化メチレン)に
よって精製した。
このようにして無定形固体物質を得た。収量13.8g;収
率48%。
率48%。
実施例13 エチルN−〔(4R)−2−〔(1S)−1−(4−イソブ
チルフェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカル
ボニル−チアゾリジン−4−カルボニル〕−β−アラネ
ート(化合物No.22) N−メチルモルホリン(13.3ml;0.121モル)を、化合
物No.17(47.5g;0.121モル)を酢酸エチル(250ml)に
溶解し−15℃の温度に維持した溶液に添加した。
チルフェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカル
ボニル−チアゾリジン−4−カルボニル〕−β−アラネ
ート(化合物No.22) N−メチルモルホリン(13.3ml;0.121モル)を、化合
物No.17(47.5g;0.121モル)を酢酸エチル(250ml)に
溶解し−15℃の温度に維持した溶液に添加した。
10分後に、−15℃の温度に維持しながら、エチルβ−
アラネート塩酸塩(18.54g;0.121モル)およびN−メチ
ルモルホリン(13.3ml;0.121モル)を酢酸エチル(150m
l)およびジメチルホルムアミド(40ml)に溶解した溶
液を添加した。
アラネート塩酸塩(18.54g;0.121モル)およびN−メチ
ルモルホリン(13.3ml;0.121モル)を酢酸エチル(150m
l)およびジメチルホルムアミド(40ml)に溶解した溶
液を添加した。
反応混合物を常温まで加温し、30分後に10%クエン酸
溶液を添加した。水性相を分離し、水、次いで5%重炭
酸ナトリウム溶液、最後に再び水で洗浄した。
溶液を添加した。水性相を分離し、水、次いで5%重炭
酸ナトリウム溶液、最後に再び水で洗浄した。
乾燥および溶媒蒸発の後に残留物をシリカゲル上でク
ロマトグラフィー(溶離液:塩化メチレン)によって精
製した。
ロマトグラフィー(溶離液:塩化メチレン)によって精
製した。
油状化合物を得た。収量51.5g;収率86.6%. エチルN−〔(4R)−2−〔(1R)−1−(4−イソブ
チルフェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカル
ボニル−チアゾリジン−4−カルボニル〕−β−アラネ
ート(化合物No.23) 化合物No.18(53g;0.134モル)から出発し、化合物N
o.22の製造と同様な方法で処理して所望の化合物を得
た。収量25g;収率37.8%。
チルフェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカル
ボニル−チアゾリジン−4−カルボニル〕−β−アラネ
ート(化合物No.23) 化合物No.18(53g;0.134モル)から出発し、化合物N
o.22の製造と同様な方法で処理して所望の化合物を得
た。収量25g;収率37.8%。
実施例14 N−〔(4R)−2−〔(1RS)−1−(4−イソブチル
フェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカルボニ
ル〕−チアゾリジン−4−カルボニル−グリシン(化合
物No.14) 化合物No.19(8.7g;18.7ミリモル)をメチルアルコー
ル(60ml)に溶解しかきまぜ下に常温に維持した溶液
に、1N水酸化ナトリウム溶液(19.6ml)を滴下した。
フェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカルボニ
ル〕−チアゾリジン−4−カルボニル−グリシン(化合
物No.14) 化合物No.19(8.7g;18.7ミリモル)をメチルアルコー
ル(60ml)に溶解しかきまぜ下に常温に維持した溶液
に、1N水酸化ナトリウム溶液(19.6ml)を滴下した。
常温で2時間後に混合物を減圧下に蒸発乾固し、残留
物を水およびエチルエーテルで溶解した。
物を水およびエチルエーテルで溶解した。
有機相を分離した後に水性相をクエン酸水溶液でpH3
まで酸性にし、エチルエーテルで抽出した。
まで酸性にし、エチルエーテルで抽出した。
エーテル層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下に蒸
発させた。無定形固体物質を得た。収量8.13g;収率96
%。
発させた。無定形固体物質を得た。収量8.13g;収率96
%。
N−〔(4R)−2−〔(1RS)−1−(4−イソブチル
フェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカルボニ
ル−チアゾリジン−4−カルボニル〕−β−アラニン
(化合物No.25) 化合物No.20(6g;0.0125モル)から出発し、化合物N
o.14の製造と同様に操作して、ガラス質固体物質(5.6
g)を得た。
フェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカルボニ
ル−チアゾリジン−4−カルボニル〕−β−アラニン
(化合物No.25) 化合物No.20(6g;0.0125モル)から出発し、化合物N
o.14の製造と同様に操作して、ガラス質固体物質(5.6
g)を得た。
N−〔(4R)−2−〔(1RS)−1−(4−イソブチル
フェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカルボニ
ル−チアゾリジン−4−カルボニル〕−L−アラニン
(化合物No.26) 化合物No.21(7g;0.0146モル)から出発し、化合物N
o.14の製造と同様に操作して、ガラス質固体物質(6.9
g)を得た。
フェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカルボニ
ル−チアゾリジン−4−カルボニル〕−L−アラニン
(化合物No.26) 化合物No.21(7g;0.0146モル)から出発し、化合物N
o.14の製造と同様に操作して、ガラス質固体物質(6.9
g)を得た。
N−〔(4R)−2−〔(1S)−1−(4−イソブチルフ
ェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカルボニル
−チアゾリジン−4−カルボニル〕−β−アラニン(化
合物No.27) 化合物No.22(17.5g)から出発し、化合物No.14の製
造と同様に操作して、無定形固体物質を得た。収量15.7
g;収率92.5%。
ェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカルボニル
−チアゾリジン−4−カルボニル〕−β−アラニン(化
合物No.27) 化合物No.22(17.5g)から出発し、化合物No.14の製
造と同様に操作して、無定形固体物質を得た。収量15.7
g;収率92.5%。
N−{(4R)−2−〔(1R)−1−(4−イソブチルフ
ェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカルボニル
−チアゾリジン−4−カルボニル〕−β−アラニン(化
合物No.28) 化合物No.23(13.8g;0.028モル)から出発し、化合物
No.14の製造と同様に操作して、油状化合物を得た。収
量12g;収率92%。
ェニル)−エチル〕−N−t−ブチルオキシカルボニル
−チアゾリジン−4−カルボニル〕−β−アラニン(化
合物No.28) 化合物No.23(13.8g;0.028モル)から出発し、化合物
No.14の製造と同様に操作して、油状化合物を得た。収
量12g;収率92%。
実施例15 化合物No.11(8g)を常温においてエーテル性塩酸(8
0ml)に溶解した。
0ml)に溶解した。
反応混合物をかきまぜ下に常温に1時間維持し、次い
で減圧下に蒸発乾固し、残留物を石油エーテルで溶解し
た。このようにして得た塩酸塩を濾別し、乾燥した。収
量5.24g;収率76%。
で減圧下に蒸発乾固し、残留物を石油エーテルで溶解し
た。このようにして得た塩酸塩を濾別し、乾燥した。収
量5.24g;収率76%。
m.p.=70〜73℃ N−〔4R)−2−〔(1RS)−1−(4−イソブチルフ
ェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボニル〕
−グリシン・塩酸塩(化合物No.13) 化合物No.13を、ヘプタンの代わりに石油エーテルを
使用して残留物を溶解した点を除き化合物No.12の製造
と同様な方法で、化合物No.14(8g;1.77ミリモル)から
製造した。収量6.45g;収率94%。
ェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボニル〕
−グリシン・塩酸塩(化合物No.13) 化合物No.13を、ヘプタンの代わりに石油エーテルを
使用して残留物を溶解した点を除き化合物No.12の製造
と同様な方法で、化合物No.14(8g;1.77ミリモル)から
製造した。収量6.45g;収率94%。
m.p.=90〜93℃ メチルN−〔(4R)−2−〔(1RS)−1−(4−イソ
ブチルフェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カル
ボニル〕−アラネート・塩酸塩(化合物No.31) 化合物No.31を、化合物No.12の製造と同様な方法で、
化合物No.20(8g;0.0167モル)から製造した。収量5.7
g;収率82%。
ブチルフェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カル
ボニル〕−アラネート・塩酸塩(化合物No.31) 化合物No.31を、化合物No.12の製造と同様な方法で、
化合物No.20(8g;0.0167モル)から製造した。収量5.7
g;収率82%。
m.p.=95〜102℃ N−〔(4R)−2−〔(1RS)−1−(4−イソブチル
フェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボニ
ル〕−β−アラニン・塩酸塩(化合物No.32) 化合物No.32を、イソプロピルエーテルで残留物を溶
解した点を除き化合物No.12の製造と同様な方法で、化
合物No.25(5.6g;0.012モル)から製造した。収量4.5g;
収率95%。
フェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボニ
ル〕−β−アラニン・塩酸塩(化合物No.32) 化合物No.32を、イソプロピルエーテルで残留物を溶
解した点を除き化合物No.12の製造と同様な方法で、化
合物No.25(5.6g;0.012モル)から製造した。収量4.5g;
収率95%。
メチルN−〔(4R)−2−〔(1RS)−1−(4−イソ
ブチルフェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カル
ボニル〕−L−アラネート・塩酸塩(化合物No.33) 化合物No.33を、化合物No.12の製造と同様な方法で、
化合物No.21(6.5g;0.0135モル)から製造した。収量4.
9g;収率87.5%。
ブチルフェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カル
ボニル〕−L−アラネート・塩酸塩(化合物No.33) 化合物No.33を、化合物No.12の製造と同様な方法で、
化合物No.21(6.5g;0.0135モル)から製造した。収量4.
9g;収率87.5%。
m.p.=85〜93℃ N−〔4R)−2−〔(1RS)−1−(4−イソブチルフ
ェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボニル〕
−L−アラニン・塩酸塩(化合物No.34) 化合物No.34を、残留物をエチルエーテルで溶解した
点を除き化合物No.12と同様な方法で、化合物No.26(6.
6g;0.0143モル)から製造した。収量4.53g;収率79%。
ェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボニル〕
−L−アラニン・塩酸塩(化合物No.34) 化合物No.34を、残留物をエチルエーテルで溶解した
点を除き化合物No.12と同様な方法で、化合物No.26(6.
6g;0.0143モル)から製造した。収量4.53g;収率79%。
エチルN−〔(4R)−2−〔(1R)−1−(4−イソブ
チルフェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボ
ニル〕−β−アラネート・塩酸塩(化合物No.37) 化合物No.37を、化合物No.23(11g;0.022モル)から
出発し、化合物No.12と同様にして製造した。収量7.5g;
収率79.4%。
チルフェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボ
ニル〕−β−アラネート・塩酸塩(化合物No.37) 化合物No.37を、化合物No.23(11g;0.022モル)から
出発し、化合物No.12と同様にして製造した。収量7.5g;
収率79.4%。
m.p.=58〜63℃ 実施例16 エチルN−〔(4R)−2−〔(1S)−1−(4−イソブ
チルフェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボ
ニル〕−β−アラネート・塩酸塩(化合物No.35) 化合物No.22(32g;0.065モル)をエチルエーテル(15
0ml)に溶解した。この溶液に4Nエーテル性塩酸(300m
l)を常温で添加した。
チルフェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボ
ニル〕−β−アラネート・塩酸塩(化合物No.35) 化合物No.22(32g;0.065モル)をエチルエーテル(15
0ml)に溶解した。この溶液に4Nエーテル性塩酸(300m
l)を常温で添加した。
2時間後に白色結晶生成物が沈澱した。混合物を常温
でさらに4時間静置し、次いで減圧下に蒸発乾固した。
固体残留物をエチルエーテル(100ml)に懸濁させ、濾
過した。固体物質を乾燥した。収量24g;収率86%。
でさらに4時間静置し、次いで減圧下に蒸発乾固した。
固体残留物をエチルエーテル(100ml)に懸濁させ、濾
過した。固体物質を乾燥した。収量24g;収率86%。
m.p.=148〜151℃ 実施例17 N−〔(4R)−2−〔(1S)−1−(4−イソブチルフ
ェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボニル〕
−β−アラニン・塩酸塩(化合物No.36) 化合物No.27(15.5g;0.032モル)をエチルエーテル
(15ml)に溶解した。この溶液に4Nエーテル性塩酸(15
0ml)を添加した。
ェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボニル〕
−β−アラニン・塩酸塩(化合物No.36) 化合物No.27(15.5g;0.032モル)をエチルエーテル
(15ml)に溶解した。この溶液に4Nエーテル性塩酸(15
0ml)を添加した。
反応混合物を常温で5時間維持し、次いで減圧下に蒸
発乾固した。
発乾固した。
固体残留物をイソプロピルエーテル(100ml)に懸濁
させ、かきまぜ下に常温に24時間維持した。
させ、かきまぜ下に常温に24時間維持した。
固体物質を濾過により分離し、乾燥した。収量10g;収
率77%。
率77%。
m.p.=80〜85℃ N−〔(4R)−2−〔(1S)−1−(4−イソブチルフ
ェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボニル〕
−β−アラニン・塩酸塩(化合物No.38) 化合物No.38を、化合物No.28(11g;0.023モル)から
出発して化合物No.36と同様にして製造した。収量8.6g;
収率93.2%。
ェニル)−エチル〕−チアゾリジン−4−カルボニル〕
−β−アラニン・塩酸塩(化合物No.38) 化合物No.38を、化合物No.28(11g;0.023モル)から
出発して化合物No.36と同様にして製造した。収量8.6g;
収率93.2%。
実施例18 本発明化合物の鎮痛、消炎および解熱活性を以下の試
験によって評価した。
験によって評価した。
鎮痛活性:マウスにおける酢酸による伸張 評価はコスター(Koster)ら(「フェド・プロク・
(Fed.Rroc.)」18,412,1953)の方法に準拠して行っ
た。
(Fed.Rroc.)」18,412,1953)の方法に準拠して行っ
た。
供試化合物は酢酸より30分前に経口投与した。
身もだえ抑制効果の評価を酢酸注射後に20分間にわた
って行った。
って行った。
化合物No.1および5はイブプロフェンとほとんど同じ
活性(ED50として表示した)を示した。
活性(ED50として表示した)を示した。
消炎活性:ラットにおけるカラゲニンによる浮腫 評価はシー・エー・ウィンター(C.A.Winter)ら
(「プロシーディングス・オブ・ザ・ソサイティ・オブ
・エクスプリメタル・バイオロジー・ニューヨーク(Rr
oc.Soc.Exp.Biol.N.Y.)」、111,544,1962の方法に準拠
して行った。
(「プロシーディングス・オブ・ザ・ソサイティ・オブ
・エクスプリメタル・バイオロジー・ニューヨーク(Rr
oc.Soc.Exp.Biol.N.Y.)」、111,544,1962の方法に準拠
して行った。
肢の容積は処理してから2,3および5時間後に測定し
た。供試化合物はカラゲニンを足裏に注射する30分前に
投与した。
た。供試化合物はカラゲニンを足裏に注射する30分前に
投与した。
化合物No.4および6は経口投与後にイブプロフェンと
ほとんど同じ活性(ED50として表示した)を示した。
ほとんど同じ活性(ED50として表示した)を示した。
解熱活性:ラットにおける酵母による高熱 評価はエル・ジョウロン(L.Joulon)ら(「アルツナ
イミッテル・フォルミュング/ドラッグ・リサーチ(Ar
zn.−Forsch./Drug Rer.)」8,1198,1969)の方法に準
拠して行った。
イミッテル・フォルミュング/ドラッグ・リサーチ(Ar
zn.−Forsch./Drug Rer.)」8,1198,1969)の方法に準
拠して行った。
腹腔内投与してから1時間後および経口投与してから
2時間後に活性を測定した。
2時間後に活性を測定した。
化合物No.1,2,4および6は経口投与後にイプブロフェ
ンとほとんど同じ活性を示した。
ンとほとんど同じ活性を示した。
実施例19 本発明化合物による胃の変化(gastric lesivity)は
0.1ミリモル/kgの供試化合物を48時間中に10回経口投与
することにより評価した。
0.1ミリモル/kgの供試化合物を48時間中に10回経口投与
することにより評価した。
下表に示すデータは観察した組織の病変の程度に左右
される1〜100の目盛(X=次表参照)で変化する平均
値を示す。
される1〜100の目盛(X=次表参照)で変化する平均
値を示す。
実施例20 酸化作用を有するラジカルの過剰生産に起因する疾病
の予防および治療における式Iの化合物の活性は以下の
試験によって評価した。
の予防および治療における式Iの化合物の活性は以下の
試験によって評価した。
ラットにおける内毒素(リポ多糖類β,腸炎菌)に起因
する死に対する影響 試験はダブリュ・エル・ワイス(W.L.Wise)ら(「ジ
ェー・ファーム・エクスプ・サー(J.Pharm.Exp.The
r.)」,215,160,1980)の方法に準拠して行った。
する死に対する影響 試験はダブリュ・エル・ワイス(W.L.Wise)ら(「ジ
ェー・ファーム・エクスプ・サー(J.Pharm.Exp.The
r.)」,215,160,1980)の方法に準拠して行った。
内毒素を10mg/kgの投与量で静脈注射した。
試験する本発明化合物は内毒素を注射する30分前に投
与した。
与した。
0.05ミリモル/kgの経口投与量において、化合物No.7
は処置した動物の100%を内毒素に起因する死から保護
することができた。
は処置した動物の100%を内毒素に起因する死から保護
することができた。
マウスにおけるパラコートに起因する死に対する影響 試験はシー・イー・パターソン(C.E.Patterson)ら
(「トクス・アプル・ファーム・(Tox.Apple.Phar
m.)」62,65,1982)およびアール・リンデルシュミット
(R.Linderschmidt)ら(「トクス・アプル・ファーム
・(Tox.Apple.Pharm.)」70,105,1983)の方法を若干
変形して行った。実験計画は、パラコート投与前に3日
間供試化合物で予備処置し、パラコート投与後に5日間
供試化合物で処置することであった。
(「トクス・アプル・ファーム・(Tox.Apple.Phar
m.)」62,65,1982)およびアール・リンデルシュミット
(R.Linderschmidt)ら(「トクス・アプル・ファーム
・(Tox.Apple.Pharm.)」70,105,1983)の方法を若干
変形して行った。実験計画は、パラコート投与前に3日
間供試化合物で予備処置し、パラコート投与後に5日間
供試化合物で処置することであった。
供試化合物は1日2回、すなわち午前9時および午後
5時に投与した。活性はパラコート投与後7日間観察下
に置いた動物の50%を死から保護する有効量(ED50)と
して表わした。
5時に投与した。活性はパラコート投与後7日間観察下
に置いた動物の50%を死から保護する有効量(ED50)と
して表わした。
化合物No.1,6,35および36はマウスによって0.1ミリモ
ル/kgより低いED50値を示した。
ル/kgより低いED50値を示した。
実施例21 リパーフュージョンによる不整脈から保護する場合の
本発明化合物の活性は、エー・ジェー・マニングおよび
ディー・ハース・「ジェー・モル・カディオル.」,16,
496(1984)(A.J.Manning and D.Hearse;「J.Mol.Card
il.」,16,496(1984)の方法に準拠して麻酔をかけたラ
ット(雄ラットスプラギュダウレイ(Sprague−Dawle
y)について評価した。
本発明化合物の活性は、エー・ジェー・マニングおよび
ディー・ハース・「ジェー・モル・カディオル.」,16,
496(1984)(A.J.Manning and D.Hearse;「J.Mol.Card
il.」,16,496(1984)の方法に準拠して麻酔をかけたラ
ット(雄ラットスプラギュダウレイ(Sprague−Dawle
y)について評価した。
アラビアゴムに懸濁させた供試化合物を冠状動脈を結
紮する90分前に経口投与した。
紮する90分前に経口投与した。
化合物No.1,2,6,7,31,33,35,36,37および38は0.02ミ
リモル/kgの経口投与で著しく有効(50〜90%保護)で
あることが証明された。
リモル/kgの経口投与で著しく有効(50〜90%保護)で
あることが証明された。
実施例22 インビボGSH(還元されたグルタチオン)欠乏に対す
る本発明化合物の予防作用をマウス、特に20〜30gのス
イスアルビノ(Swiss slbino)CD/1雌マウスについて試
験した。これらのマウスは処置前に16時間の間胃を空の
状態にしておいた。800mg/kgのパラセタモール(NAPA)
を腹腔内投与することにより毒性を誘発させた。この投
与量は約70%のマウスにおいて致死作用を誘発した。供
試化合物(2%アラビヤゴム懸濁液)はNAPAを投与する
60分前に経口投与した。処置後マウスを2週間毎日観察
した。
る本発明化合物の予防作用をマウス、特に20〜30gのス
イスアルビノ(Swiss slbino)CD/1雌マウスについて試
験した。これらのマウスは処置前に16時間の間胃を空の
状態にしておいた。800mg/kgのパラセタモール(NAPA)
を腹腔内投与することにより毒性を誘発させた。この投
与量は約70%のマウスにおいて致死作用を誘発した。供
試化合物(2%アラビヤゴム懸濁液)はNAPAを投与する
60分前に経口投与した。処置後マウスを2週間毎日観察
した。
アンタゴニスト活性は、NAPAのみで処置した対照動物
群における死亡率を100%に調整し、死からの保護率
(%)として表わした。
群における死亡率を100%に調整し、死からの保護率
(%)として表わした。
実施例23 常法に従って製造した以下の組成物は、本発明によっ
て製造することができる代表的な薬剤の投与形態を示
す。
て製造することができる代表的な薬剤の投与形態を示
す。
a) 錠剤用組成物 化合物No.6 500 mg ポリビニルピロリドン 15 mg トウモノコシ澱粉 180 mg ステアリン酸マグネシウム 5 mg b) 被覆丸薬用組成物 核:化合物No.6 500.0mg ポリビニルピロリドン 25.0mg ポリソルベート80 5.0mg ナトリウムカルボキシメチル澱粉 50.0mg ステアリン酸アクネシウム 5.0mg 被覆:ヒドロキシ プロピル メチル セルロース1.4m
g ポリビニルピロリドン 9.0mg ポリエチレングリコール4000 2.0mg タルク 39.6mg サッカロース 56.2mg 炭酸カルシウム 8.4mg 二酸化チタン 3.4mg c) 静脈内バイアル用組成物 親液性化組成物:化合物 No.6 30 mg 重炭酸ナトリウム 15 mg マンニトール 60 mg 溶媒:注射用蒸留水 5 ml d) 静脈内バイアル用組成物 親液性化組成物:化合物 No.6 50 mg 重炭酸ナトリウム 25 mg マンニトール 30 mg 溶媒:注射用蒸留水 5 ml
g ポリビニルピロリドン 9.0mg ポリエチレングリコール4000 2.0mg タルク 39.6mg サッカロース 56.2mg 炭酸カルシウム 8.4mg 二酸化チタン 3.4mg c) 静脈内バイアル用組成物 親液性化組成物:化合物 No.6 30 mg 重炭酸ナトリウム 15 mg マンニトール 60 mg 溶媒:注射用蒸留水 5 ml d) 静脈内バイアル用組成物 親液性化組成物:化合物 No.6 50 mg 重炭酸ナトリウム 25 mg マンニトール 30 mg 溶媒:注射用蒸留水 5 ml
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 417/06 209 C07D 417/06 209
Claims (24)
- 【請求項1】次式 〔上式において、 Yは水素原子またはメチル基を示し; Rは、Yが水素原子を示す場合には、 (6−メトキシ−2−ナフチル)−メチル 1−(4−イソブチルフェニル)−エチル、 1−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル、 5−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシフ
ェニル、 2−(3−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−フ
ェニル、 (Z)−5−フルオロ−2−メチル−1−(4−メチル
スルフィニルベンジリデン)−1H−インデン−3−イル
−メチル、 1−(4−クロロベンゾイル)−5−メトキシ−2−メ
チル−1H−インドール−3−イル−メチル、 1−(3−ベンゾイル−フェニル)−エチル、 2−(2,6−ジクロロフェニルアミノ)−ベンジル、ま
たは 1−〔4−(2−フェニル−カルボニル)−フェニル 〔−エチル基を示し、 Rは、Yがメチル基を示す場合には、 2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル基を示
し; R1は水酸基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、アルキル
基が1〜4個の炭素原子を有するモノ−あるいはジアル
キルアミノ基、または次式: {上式において、 R2は水素原子を示し; R3は水素原子、C1〜C4アルキル基、またはSH,SCH3,フェ
ニル、あるいは1−もしくは2−水酸基で置換されたフ
ェニルで置換されたC1〜C4アルキル基を示し、 nは0,1または2の整数を示し; R2およびR3はnが0を示す場合には、一緒に−(CH2)
3−基または−CH2−S−CH2−基を示し; R4は水酸基、C1〜C6アルコキシ基または次式: (上式において、R2,R3およびnは上述のものと同一の
ものを示す)で表わされるアミノ酸基を示す}で表わさ
れるアミノ酸基を示す〕で表わされるチアゾリジン−4
−カルボン酸化合物およびその製薬上許容きでる酸また
は塩基との塩。 - 【請求項2】Rは1−(4−イソブチルフェニル)−エ
チル基を示す特許請求の範囲第1項記載の化合物。 - 【請求項3】Rは1−(6−メトキシ−2−ナフチル)
−エチル基を示す特許請求の範囲第1項記載の化合物。 - 【請求項4】Rは1−(3−ベンゾイル−フェニル)−
エチル基を示す特許請求の範囲第1項記載の化合物。 - 【請求項5】Rは5−(2,4−ジフルオロフェニル)−
2−ヒドロキシフェニル基を示す特許請求の範囲第1項
記載の化合物。 - 【請求項6】Rは2−(3−トリフルオロメチル−フェ
ニルアミノ)−フェニル基を示す特許請求の範囲第1項
記載の化合物。 - 【請求項7】Rは1−(4−クロロベンゾイル)−5−
メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル−メ
チル基を示す特許請求の範囲第1項記載の化合物。 - 【請求項8】R1は水酸基を示す特許請求の範囲第1〜7
項のいずれか一つの項に記載の化合物。 - 【請求項9】R1はC1〜C6アルコキシ基を示す特許請求の
範囲第1〜8項のいずれか一つの項に記載の化合物。 - 【請求項10】R1は次式: (上式において、 R2は水素原子を示し; R3は水素原子またはC1〜C4アルキル基を示し; nは0または1を示し; R4は水酸基またはC1〜C6アルコキシ基を示す)で表わさ
れるアミノ酸基を示す特許請求の範囲第1〜9項のいず
れか一つの項に記載の化合物。 - 【請求項11】R1は水酸基を示さず、かつ塩酸塩である
特許請求の範囲第1〜10項のいずれか一つの項に記載の
化合物。 - 【請求項12】R1またはR4は水酸基を示し、かつナトリ
ウム塩である特許請求の範囲第1〜10項のいずれか一つ
の項に記載の化合物。 - 【請求項13】チアゾリジン環における4位の炭素原子
が配置(R)を有する特許請求の範囲第1〜12項のいず
れか一つの項に記載の化合物。 - 【請求項14】次式 〔上式において、 Yは水素原子またはメチル基を示し; Rは、Yが水素原子を示す場合には、 (6−メトキシ−2−ナフチル)−メチル 1−(4−イソブチルフェニル)−エチル、 1−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル、 5−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシフ
ェニル、 2−(3−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−フ
ェニル、 (Z)−5−フルオロ−2−メチル−1−(4−メチル
スルフィニルベンジリデン)−1H−インデン−3−イル
−メチル、 1−(4−クロロベンゾイル)−5−メトキシ−2−メ
チル−1H−インドール−3−イル−メチル、 1−(3−ベンゾイル−フェニル)−エチル、 2−(2,6−ジクロロフェニルアミノ)−ベンジル、ま
たは 1−〔4−(2−フェニル−カルボニル)−フェニル〕
−エチル基を示し、 Rは、Yがメチル基を示す場合には、 2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル基を示
し; R1は水酸基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、アルキル
基が1〜4個の炭素原子を有するモノ−あるいはジアル
キルアミノ基、または次式: {上式において、 R2は水素原子を示し; R3は水素原子、C1〜C4アルキル基、またはSH,SCH3,フェ
ニル、あるいは1−もしくは2−水酸基で置換されたフ
ェニルで置換されたC1〜C4アルキル基を示し、 nは0,1または2の整数を示し; R2およびR3はnが0を示す場合には、一緒に−(CH2)
3−基または−CH2−S−CH2−基を示し; R4は水酸基、C1〜C6アルコキシ基または次式: (上式において、R2,R3およびnは上述のものと同一の
ものを示す)で表わされるアミノ酸基を示す}で表わさ
れるアミノ酸基を示す〕で表わされるチアゾリジン−4
−カルボン酸化合物およびその製薬上許容きでる酸また
は塩基との塩を有効成分とし、固体および液体の賦形剤
を含有する解熱消炎鎮痛剤。 - 【請求項15】次式 (上式において、 R5は、1−(4−イソブチルフェニル)−エチル基、ま
たは 1−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル基を示
し; R6は水酸基、メトキシ基、または次式: (上式において、R7は水酸基、メトキシ基、またはエト
キシ基を示す)で表わされるアミノ酸基を示す〕で表わ
されるチアゾリジン−4−カルボン酸化合物およびその
製薬上許容きでる酸または塩基との塩を有効成分とし、
固体および液体の賦形剤を含有する虚血・リパーフュー
ジョン症候群治療薬。 - 【請求項16】次式 〔上式において、 Yは水素原子またはメチル基を示し; Rは、Yが水素原子を示す場合には、 (6−メトキシ−2−ナフチル)−メチル 1−(4−イソブチルフェニル)−エチル、 1−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル、 5−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシフ
ェニル、 2−(3−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−フ
ェニル、 (Z)−5−フルオロ−2−メチル−1−(4−メチル
スルフィニルベンジリデン)−1H−インデン−3−イル
−メチル、 1−(4−クロロベンゾイル)−5−メトキシ−2−メ
チル−1H−インドール−3−イル−メチル、 1−(3−ベンゾイル−フェニル)−エチル、 2−(2,6−ジクロロフェニルアミノ)−ベンジル、ま
たは 1−〔4−(2−フェニル−カルボニル)−フェニル〕
−エチル基を示し、 Rは、Yがメチル基を示す場合には、 2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル基を示
し; R1は水酸基、C1〜C6アルコキシ基、アミノ基、アルキル
基が1〜4個の炭素原子を有するモノ−あるいはジアル
キルアミノ基、または次式: {上式において、 R2は水素原子を示し; R3は水素原子、C1〜C4アルキル基、またはSH,SCH3,フェ
ニル、あるいは1−もしくは2−水酸基で置換されたフ
ェニルで置換されたC1〜C4アルキル基を示し、 nは0,1または2の整数を示し; R2およびR3はnが0を示す場合には、一緒に−(CH2)
3−基または−CH2−S−CH2−基を示し; R4は水酸基、C1〜C6アルコキシ基または次式: (上式において、R2,R3およびnは上述のものと同一の
ものを示す)で表わされるアミノ酸基を示す}で表わさ
れるアミノ酸基を示す〕で表わされるチアゾリジン−4
−カルボン酸化合物およびその製薬上許容きでる酸また
は塩基との塩を製造するに当り、 次式: (上式において、RおよびYは上述のものと同一のもの
を示す)で表わされる化合物と、次式: (式中のR1は上述のものと同一のものを示す)で表わさ
れる化合物とを反応させ、 R1が水酸基を示す場合には、所望に応じて、このように
して得た次式: (上式において、Rは上述のもと同一のものを示す)で
表わされる化合物を、次式: H−N(R2)−(CH2)n−CH(R3)−CO−R4 (V) (上式において、R2,R3およびR4は上述のものと同一の
ものを示す)で表わされる化合物と反応させ、 さらに、所望に応じて、製薬上許容できる酸または塩基
を添加することを特徴とするチアゾリジン−4−カルボ
ン酸化合物の製造方法。 - 【請求項17】式IIの化合物と式IIIの化合物とを極性
溶媒中で塩基の存在下に反応させる特許請求の範囲第16
項記載の方法。 - 【請求項18】反応を不活性雰囲気中で行う特許請求の
範囲第17項記載の方法。 - 【請求項19】塩基が酢酸カリウムである特許請求の範
囲第17項または第18項記載の方法。 - 【請求項20】極性溶媒が、水、アセトン、アルコール
類、ピリジンまたはこれらの混合物である特許請求の範
囲第17〜19項のいずれか一つの項に記載の方法。 - 【請求項21】式IVの化合物と式Vの化合物とを縮合剤
の存在下に反応させる特許請求の範囲第16〜20項のいず
れか一つの項に記載の方法。 - 【請求項22】縮合剤がジシクロヘキシルカルボジイミ
ドまたはN−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾールである特
許請求の範囲第21項記載の方法。 - 【請求項23】Yが水素原子を示す場合には、Rは 1−(4−イソブチルフェニル)−エチル、 1−(6−トメキシ−2−ナフチル)−エチル、 1−(3−ベンゾイルフェニル)−エチル、 5−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシフ
ェニル、 2−(3−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−フ
ェニルまたは 1−(4−クロロ−ベンゾイル)−5−メトキシ−2−
メチル−1H−インドール−3−イル−メチル基を示し; R1は水酸基、C1〜C6アルコキシ基または次式: R1は次式: (上式において、 R2は水素原子を示し; R3は水素原子またはC1〜C4アルキル基を示し; nは0または1を示し; R4は水酸基またはC1〜C6アルコキシ基を示す)で表わさ
れるアミノ酸基を示す特許請求の範囲第16〜22項のいず
れか一つの項に記載の方法。 - 【請求項24】式Iで表わされ、チアゾリジン環におけ
る4位の炭素原子が(R)配置を有する化合物を生成す
る特許請求の範囲第16〜23項のいずれか一つの項に記載
の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT21112/86A IT1196485B (it) | 1986-07-14 | 1986-07-14 | Derivati dell'acido tiazolidin-4-carbossilico ad attivita' farmaceutica |
IT21112A/86 | 1986-07-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6323876A JPS6323876A (ja) | 1988-02-01 |
JP2603639B2 true JP2603639B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=11176919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62175776A Expired - Lifetime JP2603639B2 (ja) | 1986-07-14 | 1987-07-14 | チアゾリジン―4―カルボン酸化合物、その製造方法、この化合物を含有する解熱消炎鎮痛剤および虚血・リパーフュージョン症候群治療薬 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4840936A (ja) |
EP (1) | EP0254354B1 (ja) |
JP (1) | JP2603639B2 (ja) |
AT (1) | ATE87622T1 (ja) |
AU (1) | AU609406B2 (ja) |
CA (1) | CA1322074C (ja) |
DE (1) | DE3785104T2 (ja) |
ES (1) | ES2054654T3 (ja) |
IE (1) | IE60205B1 (ja) |
IT (1) | IT1196485B (ja) |
ZA (1) | ZA875099B (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1030415A (zh) * | 1987-02-20 | 1989-01-18 | 山之内制药株式会社 | 饱和的杂环碳酰胺衍生物和它的制备方法 |
IT1223565B (it) * | 1987-12-21 | 1990-09-19 | Zambon Spa | Derivati dell'acido tiazolidin 4 carbossilico ad attivita' farmaceutica |
DE3818850A1 (de) * | 1988-06-03 | 1989-12-07 | Hoechst Ag | Oligopeptide mit zyklischen prolin-analogen aminosaeuren |
IT1230706B (it) * | 1989-02-10 | 1991-10-29 | Poli Ind Chimica Spa | Derivati dell'acido 3 piroglutamoil tiazolidin 4 carbossilico e loro proprieta' farmacologiche. |
IT1250736B (it) * | 1991-08-01 | 1995-04-21 | Zambon Spa | Processo per la preparazione dell'acido 5-(2',4'-difluorofenil) salicilico in forma ii pura |
DE19711052C2 (de) | 1997-03-03 | 1999-09-23 | Hans Rommelspacher | Verwendung von 2-Methyl-thiazolidin-2,4-dicarbonsäure als Mukolytikum |
KR20010025470A (ko) * | 2000-12-29 | 2001-04-06 | 강덕영 | 치아졸리딘-4-카르복실산 염의 제조방법 |
WO2003072770A1 (fr) | 2002-02-28 | 2003-09-04 | Mitsubishi Chemical Corporation | Nouvelle deshydrogenase et gene codant cette derniere |
CN117677386A (zh) * | 2021-07-23 | 2024-03-08 | 瓦伦塔有限责任公司 | 具有亲溶酶体和抗病毒活性的化合物 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2210230A1 (de) * | 1972-03-03 | 1973-09-06 | Kolmar Laboratories | Verwendung bestimmter thioaether als antimikrobielle und zytostatische mittel |
US4430344A (en) * | 1978-04-08 | 1984-02-07 | Santen Pharmaceutical Co., Ltd. | Antihypertensive 4-thiazolidinecarboxylic acids |
DE3002989A1 (de) * | 1980-01-29 | 1981-07-30 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Hydroxyphenyl-thiazol, -thiazolin und -thiazolidin-carbonsaeuren, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur beeinflussung des kollagenstoffwechsels |
HU195492B (en) * | 1984-07-27 | 1988-05-30 | Boehringer Biochemia Srl | Process for producing 2-substituted thiazolidine derivatives with antitussive and mucus regulating action and pharmaceuticals comprising these compounds as active ingredient |
IT1176983B (it) * | 1984-10-16 | 1987-08-26 | Zambon Spa | Dipeptidi ad attivita' farmacologica |
-
1986
- 1986-07-14 IT IT21112/86A patent/IT1196485B/it active
-
1987
- 1987-07-09 EP EP87201313A patent/EP0254354B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-07-09 AT AT87201313T patent/ATE87622T1/de not_active IP Right Cessation
- 1987-07-09 ES ES87201313T patent/ES2054654T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1987-07-09 DE DE8787201313T patent/DE3785104T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1987-07-10 IE IE187287A patent/IE60205B1/en not_active IP Right Cessation
- 1987-07-13 AU AU75566/87A patent/AU609406B2/en not_active Ceased
- 1987-07-13 ZA ZA875099A patent/ZA875099B/xx unknown
- 1987-07-13 US US07/072,569 patent/US4840936A/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-07-14 CA CA000541971A patent/CA1322074C/en not_active Expired - Fee Related
- 1987-07-14 JP JP62175776A patent/JP2603639B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3785104D1 (de) | 1993-05-06 |
IT1196485B (it) | 1988-11-16 |
AU7556687A (en) | 1988-01-21 |
IT8621112A0 (it) | 1986-07-14 |
ZA875099B (en) | 1988-04-27 |
AU609406B2 (en) | 1991-05-02 |
EP0254354B1 (en) | 1993-03-31 |
DE3785104T2 (de) | 1993-09-02 |
CA1322074C (en) | 1993-09-07 |
JPS6323876A (ja) | 1988-02-01 |
EP0254354A1 (en) | 1988-01-27 |
ATE87622T1 (de) | 1993-04-15 |
IE871872L (en) | 1988-01-14 |
IT8621112A1 (it) | 1988-01-14 |
IE60205B1 (en) | 1994-06-15 |
ES2054654T3 (es) | 1994-08-16 |
US4840936A (en) | 1989-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3880067B2 (ja) | 新規化合物並びに抗炎症及び抗血栓活性を有する組成物 | |
Anderson et al. | The use of esters of N-hydroxysuccinimide in peptide synthesis | |
KR100294381B1 (ko) | 헤테로아세트산유도체 | |
JP2856747B2 (ja) | チアゾリジン‐4‐カルボン酸の誘導体、その製造方法及び該誘導体を有効成分とする医薬組成物 | |
AU614949B2 (en) | Phenylalkyl hydroxamic acids as lipoxygenase inhibitory compounds | |
HU215437B (hu) | Gyulladáscsökkentő és vérlemezke-aggregációt gátló salétromsav-észterek és eljárás előállításukra | |
HU227280B1 (en) | Nitro compounds and their compositions having anti-inflammatory, analgesic and antithrombotic acitivities | |
JPH06508135A (ja) | 抗変性活性剤としての置換n−カルボキシアルキルペプチジル誘導体 | |
FR2694295A1 (fr) | Nouveaux peptides dérivés de trifluoromethylcetones, leur procéde de préparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent. | |
JP2603639B2 (ja) | チアゾリジン―4―カルボン酸化合物、その製造方法、この化合物を含有する解熱消炎鎮痛剤および虚血・リパーフュージョン症候群治療薬 | |
JPH09501670A (ja) | フィブリノーゲンを下げる作用を有する医薬剤としてのフェノール及びフェノール誘導体の使用 | |
KR950009359B1 (ko) | 프롤리날 유도체 및 이의 제조방법 | |
JPH09508902A (ja) | ヒト白血球エラスターゼの阻害剤としてのジアステレオマー純粋なトリフルオロメチルケトンペプチド誘導体 | |
JPH11501288A (ja) | 金属タンパク質分解酵素阻害剤 | |
JP2001501202A (ja) | ロイコトリエンb4(ltb―4)レセプターアンタゴニスト活性によるアリル置換アクリルアミド | |
EP0360685B1 (fr) | "[(diarylméthoxy) alcoyl] - 1 pyrrolidines et piperidines, procédés de préparation et médicaments les contenant" | |
JPH0219822B2 (ja) | ||
TW200528471A (en) | Dipeptide phenyl ethers | |
JP3647451B2 (ja) | ベンゾラクタム誘導体 | |
US4812477A (en) | Thioesters for the treatment of ischemia and reperfusion syndromes | |
US6083987A (en) | Phenylenediamine derivative, radical scavenger, brain-infarction depressant, and brain-edema depressant | |
CA1052788A (fr) | Procede d'obtention de nouveaux acetamides n-substitues et les composes ainsi obtenus | |
SU1634134A3 (ru) | Способ получени 4-оксо-4-(замещенный фенил)-бутеноилсалицилатов Е-конфигурации | |
KR930006195B1 (ko) | 부텐산 아미드, 이들의 염, 이들을 함유하는 제약학적 조성물 및 이들의 제조방법 | |
JPS6332064B2 (ja) |