JP2856747B2 - チアゾリジン‐4‐カルボン酸の誘導体、その製造方法及び該誘導体を有効成分とする医薬組成物 - Google Patents
チアゾリジン‐4‐カルボン酸の誘導体、その製造方法及び該誘導体を有効成分とする医薬組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明はチアゾリジン−4−カルボン酸の−N−アシ
ル誘導体、更に特に2位で置換され、随意にカルボキシ
ル基で置換されたN−アシル−チアゾリジン−4−カル
ボン酸の誘導体および製薬上許容し得る酸または塩基と
の対応する塩に関するものである。
ル誘導体、更に特に2位で置換され、随意にカルボキシ
ル基で置換されたN−アシル−チアゾリジン−4−カル
ボン酸の誘導体および製薬上許容し得る酸または塩基と
の対応する塩に関するものである。
本発明はまたかかる化合物の製造方法および製薬分野
における該化合物の使用に関するものである。
における該化合物の使用に関するものである。
医薬としての活性を有する、2位で置換された若干の
チアゾリジン−4−カルボン酸誘導体は知られている。
チアゾリジン−4−カルボン酸誘導体は知られている。
これらのうち、チアゾリジン環の2位にアルキル基、
フェニル基、ナフチル基又はベンジル基が存在し抗腫瘍
活性を有する化合物がカケンケミカルコンパニー(Kake
n Chemical Co.)の特開昭57−128,625号公報(ケミカ
ルアブストラクト,97:20323 1bに記載されており、2
位にn−ウンデシル基又はベンジル基が存在し静菌およ
び静真菌活性を有する化合物がコルマーラボラトリーズ
インコーポレーテッド(Kolmar Laboratories Inc.)の
西独国特許出願第2,208,553号明細書(ケミカルアブス
トラクト,80:3529s)に記載されている。
フェニル基、ナフチル基又はベンジル基が存在し抗腫瘍
活性を有する化合物がカケンケミカルコンパニー(Kake
n Chemical Co.)の特開昭57−128,625号公報(ケミカ
ルアブストラクト,97:20323 1bに記載されており、2
位にn−ウンデシル基又はベンジル基が存在し静菌およ
び静真菌活性を有する化合物がコルマーラボラトリーズ
インコーポレーテッド(Kolmar Laboratories Inc.)の
西独国特許出願第2,208,553号明細書(ケミカルアブス
トラクト,80:3529s)に記載されている。
上記化合物は4位に遊離のまたは造塩(salified)の
カルボキシル基を有する。
カルボキシル基を有する。
本発明の目的は、次式 〔式中の Yは水素原子またはメチル基、 Yが水素原子を表わす場合には、 Rは−(6−メトキシ−2−ナフチル)−メチル、 −1−(4−イソブチルフェニル)−エチル、 −1−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル、 −5−(2,4−ジフルオロフェニル)−2ヒドロキ
シフエニル、 −2−(3−トリフルオロメチル−フェニルアミ
ノ)−フェニル、 −(z)−5−フルオロ−2−メチル−1−(4−
メチルスルフィニルベンジリデン)−1H−インデン−3
−イル−メチル、 −1−(4−クロロベンゾイル)−5−メトキシ−
2−メチル−1H−インドル−3−イル−メチル、 −1−(3−ヘンゾイル−フェニル)−エチル、 −2−(2,6−ジクロロフェニルアミノ)−ベンジ
ル または −1−〔4−(2−チエニル−カルボニル)−フェ
ニル〕−エチル基を示し、 Yがメチル基を示す場合には、 Rは2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル基を
示し、 R1はヒドロキシ基、C1〜C6のアルコキシ基、アミノ基、
アルキル基が1〜4個の炭素原子を有するモノ−若しく
はジ−アルキルアミノ基、 次式 {但しR5は水素原子、 R3は水素原子、ヒドロキシ基、SH基またはSCH3基で
随意に置換されたC1〜C4のアルキル基、または随意に1
個若しくは2個の水酸基で置換されるフェニル基、 nは0,1または2の整数を示し、 またnが0の場合にはR5とR3は一緒に−(CH2)3
−若しくは−CH2−S−CH2−基を形成することができ、 R4はヒドロキシ基、C1〜C6のアルコキシ基若しくは
次式 (上式中R5,R3およびnは上記のものと同じものを示
す)で表わされるアミノ酸の残基を示す}で表わされる
アミノ酸の残基、 R2は16個までの炭素原子を有する飽和若しくは不飽和の
脂肪族モノカルボン酸のアシル基、芳香族若しくはアリ
ール脂肪酸のアシル基、または窒素、酸素若しくは硫黄
から成る群から選ばれた1個または2個のヘテロ原子を
有する5員環若しくは6員環の複素環式モノカルボン酸
のアシル基または12個までの炭素原子を有する脂肪族若
しくは芳香族ジカルボン酸のアシル基 を示す)で表わされることを特徴とする化合物およびそ
の製薬上許容し得る酸または塩基との塩にある。
シフエニル、 −2−(3−トリフルオロメチル−フェニルアミ
ノ)−フェニル、 −(z)−5−フルオロ−2−メチル−1−(4−
メチルスルフィニルベンジリデン)−1H−インデン−3
−イル−メチル、 −1−(4−クロロベンゾイル)−5−メトキシ−
2−メチル−1H−インドル−3−イル−メチル、 −1−(3−ヘンゾイル−フェニル)−エチル、 −2−(2,6−ジクロロフェニルアミノ)−ベンジ
ル または −1−〔4−(2−チエニル−カルボニル)−フェ
ニル〕−エチル基を示し、 Yがメチル基を示す場合には、 Rは2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル基を
示し、 R1はヒドロキシ基、C1〜C6のアルコキシ基、アミノ基、
アルキル基が1〜4個の炭素原子を有するモノ−若しく
はジ−アルキルアミノ基、 次式 {但しR5は水素原子、 R3は水素原子、ヒドロキシ基、SH基またはSCH3基で
随意に置換されたC1〜C4のアルキル基、または随意に1
個若しくは2個の水酸基で置換されるフェニル基、 nは0,1または2の整数を示し、 またnが0の場合にはR5とR3は一緒に−(CH2)3
−若しくは−CH2−S−CH2−基を形成することができ、 R4はヒドロキシ基、C1〜C6のアルコキシ基若しくは
次式 (上式中R5,R3およびnは上記のものと同じものを示
す)で表わされるアミノ酸の残基を示す}で表わされる
アミノ酸の残基、 R2は16個までの炭素原子を有する飽和若しくは不飽和の
脂肪族モノカルボン酸のアシル基、芳香族若しくはアリ
ール脂肪酸のアシル基、または窒素、酸素若しくは硫黄
から成る群から選ばれた1個または2個のヘテロ原子を
有する5員環若しくは6員環の複素環式モノカルボン酸
のアシル基または12個までの炭素原子を有する脂肪族若
しくは芳香族ジカルボン酸のアシル基 を示す)で表わされることを特徴とする化合物およびそ
の製薬上許容し得る酸または塩基との塩にある。
R2は次のカルボン酸 a) 酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ペンタン
酸、ヘキサン酸、タートプチル酢酸、オクタン酸、デカ
ン酸、ラウリン酸、乳酸、パルミチン酸、チオ乳酸、ピ
バル酸、フェニル酢酸、フェノキシ酢酸、グリセリン
酸、2−フェニルプロピオン酸、安息香酸、3,5−ジメ
チル安息香酸、桂皮酸、ソルビン酸、2−または4−ヒ
ドロキシ安息香酸、4−アミノサリチル酸、5−ブロモ
−アセチルサリチル酸、2,5−ジヒドロキシ安息香酸、
4−メトキシ安息香酸、アセチルサリチル酸、β−メル
カプト−プロピオン酸、4−アセトキシ−安息香酸およ
び4−アセトアミド−安息香酸からなる群から選ばれた
製薬上許容し得るモノカルボン酸、 b) 遊離カルボキシル基が製薬上許容し得る有機また
は無機塩基により随意に造塩される酒石酸、クエン酸、
コハク酸、リンゴ酸、フタル酸およびヒドロキシフタル
酸からなる群から選ばれた製薬上許容し得るジカルボン
酸、または c) 2−ピリジンカルボン酸、3−ピリジンカルボン
酸および4−ピリジンカルボン酸からなる群から選ばれ
た製薬上許容し得る複素環式酸、 のアシル基であるのが好ましい。
酸、ヘキサン酸、タートプチル酢酸、オクタン酸、デカ
ン酸、ラウリン酸、乳酸、パルミチン酸、チオ乳酸、ピ
バル酸、フェニル酢酸、フェノキシ酢酸、グリセリン
酸、2−フェニルプロピオン酸、安息香酸、3,5−ジメ
チル安息香酸、桂皮酸、ソルビン酸、2−または4−ヒ
ドロキシ安息香酸、4−アミノサリチル酸、5−ブロモ
−アセチルサリチル酸、2,5−ジヒドロキシ安息香酸、
4−メトキシ安息香酸、アセチルサリチル酸、β−メル
カプト−プロピオン酸、4−アセトキシ−安息香酸およ
び4−アセトアミド−安息香酸からなる群から選ばれた
製薬上許容し得るモノカルボン酸、 b) 遊離カルボキシル基が製薬上許容し得る有機また
は無機塩基により随意に造塩される酒石酸、クエン酸、
コハク酸、リンゴ酸、フタル酸およびヒドロキシフタル
酸からなる群から選ばれた製薬上許容し得るジカルボン
酸、または c) 2−ピリジンカルボン酸、3−ピリジンカルボン
酸および4−ピリジンカルボン酸からなる群から選ばれ
た製薬上許容し得る複素環式酸、 のアシル基であるのが好ましい。
式Iの化合物は、解熱作用、抗炎症作用、粘液溶解作
用および鎮痛作用を有し、更に該化合物はオキシダント
基の過剰生成により生ずる病変および虚血性の治療に有
効である。
用および鎮痛作用を有し、更に該化合物はオキシダント
基の過剰生成により生ずる病変および虚血性の治療に有
効である。
式Iの化合物は次式 (式中のR,R1およびYは式Iにつき既に記載したものと
同じものを示す)で表わされる対応するチアソリジン−
4−カルボン酸誘導体の、ザンボン・ソチエタ・ペル・
アチオニの欧州特許出願公開EP−A−0254354号に記載
されているアシル化により製造することができる。
同じものを示す)で表わされる対応するチアソリジン−
4−カルボン酸誘導体の、ザンボン・ソチエタ・ペル・
アチオニの欧州特許出願公開EP−A−0254354号に記載
されているアシル化により製造することができる。
アシル化工程は式IIの化合物を不活性有機溶媒中で適
当なアシル化剤で、随意に無機塩基、例えば炭酸若しく
は重炭酸のアルカリ塩または有機塩基、例えば、トリエ
チルアミンを存在させて処理することにより行われる。
当なアシル化剤で、随意に無機塩基、例えば炭酸若しく
は重炭酸のアルカリ塩または有機塩基、例えば、トリエ
チルアミンを存在させて処理することにより行われる。
適当なアシル化剤を例示すると、カルボン酸およびア
シル反応性誘導体例えばアシルハライドおよび無水物が
ある。適当な溶媒を例示すると塩化メチレン、クロロホ
ルム、テトラヒドロフラン、1,2−ジクロロエタン、酢
酸エチル、1,4−ジオキサンがある。
シル反応性誘導体例えばアシルハライドおよび無水物が
ある。適当な溶媒を例示すると塩化メチレン、クロロホ
ルム、テトラヒドロフラン、1,2−ジクロロエタン、酢
酸エチル、1,4−ジオキサンがある。
別法として、式IにおいてR1が−N(R5)−(CH2)
n−CH(R3)−COR4を示す化合物を製造する場合には、
式IIにおいてR=OHである対応する化合物についてアシ
ル化を行うことができる。
n−CH(R3)−COR4を示す化合物を製造する場合には、
式IIにおいてR=OHである対応する化合物についてアシ
ル化を行うことができる。
次いで、このようにして得たN−アシル化化合物(I
−R1=OH)を次式: H−N(R5)−(CH2)n−CH(R3)−CO−R4(III) (式中のR3,R4,R5およびnは上述のものと同一のものを
示す)で表わされるアミノ酸またはジペプチドと縮合さ
せる。
−R1=OH)を次式: H−N(R5)−(CH2)n−CH(R3)−CO−R4(III) (式中のR3,R4,R5およびnは上述のものと同一のものを
示す)で表わされるアミノ酸またはジペプチドと縮合さ
せる。
この縮合はペプチド化学において既知の技術によっ
て、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミドおよびN
−ヒドロキシベンゾトリアゾールのような適当な縮合剤
の存在下に行う。
て、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミドおよびN
−ヒドロキシベンゾトリアゾールのような適当な縮合剤
の存在下に行う。
式IIIの化合物はアミノ酸またはそのエステル(R4=O
H基、アルコキシ基)またはジペプチド〔R4=−N
(R5)−(CH2)n−CH(R3)−COOH〕であり、この化
合物は既知であるか、あるいは既知方法、例えば、ジシ
クロヘキシルカルボジイミドおよびN−ヒドロキシベン
ゾトリゾールの存在下に適当に保護されている2個のア
ミノ酸を縮合させることにより容易に製造することがで
きる。
H基、アルコキシ基)またはジペプチド〔R4=−N
(R5)−(CH2)n−CH(R3)−COOH〕であり、この化
合物は既知であるか、あるいは既知方法、例えば、ジシ
クロヘキシルカルボジイミドおよびN−ヒドロキシベン
ゾトリゾールの存在下に適当に保護されている2個のア
ミノ酸を縮合させることにより容易に製造することがで
きる。
式IIの化合物は、上述の欧州特許出願公開第0254354
号に記載されているように、次式: で表わされる化合物とシステインとを反応させることに
より製造することができる。
号に記載されているように、次式: で表わされる化合物とシステインとを反応させることに
より製造することができる。
式IVのカルボニル化合物は既知化合物であるか、ある
いは式IVのカルボニル化合物はY=Hである場合には次
式: R−COOH (V) で表わされる対応するカルボン酸を従来方法によって還
元することにより、または次式: で表わされる対応するアルコールを酸化することにより
容易に製造することができる。
いは式IVのカルボニル化合物はY=Hである場合には次
式: R−COOH (V) で表わされる対応するカルボン酸を従来方法によって還
元することにより、または次式: で表わされる対応するアルコールを酸化することにより
容易に製造することができる。
式Vのカルボン酸は解熱活性、消炎活性および鎮静活
性を有する医薬として有効な既知化合物である。
性を有する医薬として有効な既知化合物である。
これらの化合物は次の一般名で知られている: イブプロフェン〔R=1−(4−イソブチルフェニル)
−エチル)〕、 ナプロキセン〔R=1−(s)−(6−メトキシ−2−
ナフチル)−エチル〕、 ジフルニサル〔R=5−(2,4−ジフルオロフェニル)
−2−ヒドロキシ−フェニル〕、 フルフェナム酸〔R=2−(3−トリフルオロメチルフ
ェニルアミノ)−フェニル〕、 スリンダク〔R=(z)−5−フルオロ−2−メチル−
1−(4−メチルスルフィニル−ベンジリデン)−1H−
インデン−3−イル−メチル〕 インドメタシン〔R=1−(4−クロロベンゾイル)−
5−メトキシ−2−メチル−1H−インドル−3−イル−
メチル〕、 ケトプロフェン〔R=1−(3−ベンゾイル−フェニ
ル)−エチル〕、 ジクロフェナク〔R=2−(2,6−ジクロロフェニルア
ミノ)−ベンジル〕、 スプロフェン{R=1−〔4−チエニルカルボニル)−
フェニル〕−エチル}。
−エチル)〕、 ナプロキセン〔R=1−(s)−(6−メトキシ−2−
ナフチル)−エチル〕、 ジフルニサル〔R=5−(2,4−ジフルオロフェニル)
−2−ヒドロキシ−フェニル〕、 フルフェナム酸〔R=2−(3−トリフルオロメチルフ
ェニルアミノ)−フェニル〕、 スリンダク〔R=(z)−5−フルオロ−2−メチル−
1−(4−メチルスルフィニル−ベンジリデン)−1H−
インデン−3−イル−メチル〕 インドメタシン〔R=1−(4−クロロベンゾイル)−
5−メトキシ−2−メチル−1H−インドル−3−イル−
メチル〕、 ケトプロフェン〔R=1−(3−ベンゾイル−フェニ
ル)−エチル〕、 ジクロフェナク〔R=2−(2,6−ジクロロフェニルア
ミノ)−ベンジル〕、 スプロフェン{R=1−〔4−チエニルカルボニル)−
フェニル〕−エチル}。
化合物IVのうち、ナブメトン〔4−(6−メトキシ−
2−ナフチル)−ブタン−2−オン〕は消炎活性および
鎮静活性を有する既知の医薬である。
2−ナフチル)−ブタン−2−オン〕は消炎活性および
鎮静活性を有する既知の医薬である。
本発明の化合物はいくつかの不斉中心を有する。代表
的な不斉中心はチアゾリジン環の2位および4位におけ
る炭素原子およびRが 1−(4−イソブチルフェニル)−エチル基、 1−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル基、 1−(3−ベンゾイル−フェニル)−エチル基、および 1−〔4−(2−チエニルカルボニル)−フェニル〕−
エチル基 からなる群から選定された基を示す場合にはチアゾリジ
ン環に対し2位に位置するR置換基の炭素原子である。
的な不斉中心はチアゾリジン環の2位および4位におけ
る炭素原子およびRが 1−(4−イソブチルフェニル)−エチル基、 1−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル基、 1−(3−ベンゾイル−フェニル)−エチル基、および 1−〔4−(2−チエニルカルボニル)−フェニル〕−
エチル基 からなる群から選定された基を示す場合にはチアゾリジ
ン環に対し2位に位置するR置換基の炭素原子である。
式Iの化合物を合成する際に使用する式IIの化合物を
適当に選択することにより、所望の異性を有する式Iの
化合物を製造することができる。
適当に選択することにより、所望の異性を有する式Iの
化合物を製造することができる。
特に、チアゾリジン環の4位の炭素原子の配置は、式
IIの化合物を製造する際に使用したシステインのRまた
はSの配置に依存する。同様に、チアゾリジン環の2位
に対してα位に位置する炭素原子の配置は、式IVの化合
物中のカルボニル基に対してα位に位置する炭素原子の
RまたはSの配置に依存する。
IIの化合物を製造する際に使用したシステインのRまた
はSの配置に依存する。同様に、チアゾリジン環の2位
に対してα位に位置する炭素原子の配置は、式IVの化合
物中のカルボニル基に対してα位に位置する炭素原子の
RまたはSの配置に依存する。
式Iの化合物の製薬上許容し得る塩は常法によって製
造することができる。
造することができる。
塩基との塩は、チアゾリジン環(R1=OH)の4位にお
けるカルボキシル基を塩にすることにより、あるいはR2
がジカルボン酸からのアシル基である場合には遊離カル
ボキシル基を塩にすることにより、あるいはR1置換基上
に存在することのあるカルボキシル基またはR2置換基上
に存在することのある他の酸基を塩にすることにより得
ることができる。
けるカルボキシル基を塩にすることにより、あるいはR2
がジカルボン酸からのアシル基である場合には遊離カル
ボキシル基を塩にすることにより、あるいはR1置換基上
に存在することのあるカルボキシル基またはR2置換基上
に存在することのある他の酸基を塩にすることにより得
ることができる。
製薬上許容し得る塩基の代表例はNa,K,CaおよびMgの
ようなアルカリ金属またはアルカリ土類金属、および2
−アミノエタノール、トリヒドロキシメチル−アミノメ
タン、グルコサミン、リシンおよびアルギニンのような
有機塩基である。
ようなアルカリ金属またはアルカリ土類金属、および2
−アミノエタノール、トリヒドロキシメチル−アミノメ
タン、グルコサミン、リシンおよびアルギニンのような
有機塩基である。
酸との塩はR1およびR2置換基上に存在することのある
アミノ基を塩にすることにより得られる。有用な酸の例
は製薬上許容し得る脂肪酸および鉱酸である。
アミノ基を塩にすることにより得られる。有用な酸の例
は製薬上許容し得る脂肪酸および鉱酸である。
上述のように、式Iの化合物は価値のある薬理特性を
有する。
有する。
実際に、式Iの化合物は解熱作用、消炎作用、粘液溶
解作用および鎮静作用を有する。
解作用および鎮静作用を有する。
式Vの酸と比較すると、式Iの化合物は、解熱作用、
消炎作用および鎮静作用に関する限り、性質および量の
両方において類似の作用を示す。
消炎作用および鎮静作用に関する限り、性質および量の
両方において類似の作用を示す。
顕著な差異は胃における許容性であり、胃における許
容性は式Vの多くの酸の重大な欠点であるが、本発明の
化合物の場合には極めて良好である。
容性は式Vの多くの酸の重大な欠点であるが、本発明の
化合物の場合には極めて良好である。
さらに、本発明の化合物は粘液溶解剤(mucolytics)
として有効であり、また(例えば、再潅流(reperfusio
n)および再梗塞(reinfarction)不整脈を防止するこ
とにより)種々の組織および実質に関する虚血性および
再潅流症候群の治療に有効であり(エム・ベルニエール
等:「サーキュレーション・リサーチ(Circulation Re
search)」58,331〜340.1986)、および内因性(endoge
nous)因子および内部(esogenous)因子によるオキシ
ダント基の過剰生成に起因する実質変調の治療に有効で
あることが分かった。
として有効であり、また(例えば、再潅流(reperfusio
n)および再梗塞(reinfarction)不整脈を防止するこ
とにより)種々の組織および実質に関する虚血性および
再潅流症候群の治療に有効であり(エム・ベルニエール
等:「サーキュレーション・リサーチ(Circulation Re
search)」58,331〜340.1986)、および内因性(endoge
nous)因子および内部(esogenous)因子によるオキシ
ダント基の過剰生成に起因する実質変調の治療に有効で
あることが分かった。
本発明の化合物はGSH(還元されたグルタチオン)の
枯渇を防止する作用を有していることが分かった。
枯渇を防止する作用を有していることが分かった。
また、梗塞後および再梗塞症候群における再潅流から
不整脈を防止することができる式Iの化合物の性質は独
特かつ革新的なものであることが分った。
不整脈を防止することができる式Iの化合物の性質は独
特かつ革新的なものであることが分った。
一度、梗塞の急性段階を克服すれば、自発的なまたは
製薬的誘導血栓、またはバイ−パス操作により助けられ
た患者は、再潅流中、多くの場合致死と認められる不整
脈の重大な危険(異所性拍動、頻拍および心室細動)に
なる。
製薬的誘導血栓、またはバイ−パス操作により助けられ
た患者は、再潅流中、多くの場合致死と認められる不整
脈の重大な危険(異所性拍動、頻拍および心室細動)に
なる。
式Iの化合物は経口により、または静脈内注射により
よく許容されることを確かめたことから、これらの化合
物は下熱剤、抗炎症剤、粘液溶解剤および鎮痛剤として
治療に用いることができ、しかも大部分は後梗塞および
細梗塞症候群における、または虚血および後虚血症候群
における酸化的損傷および細潅流損傷、および肺、脳お
よび腸レベルにおけるオキシダント基による損傷を抑制
できる薬剤として用いることができる。
よく許容されることを確かめたことから、これらの化合
物は下熱剤、抗炎症剤、粘液溶解剤および鎮痛剤として
治療に用いることができ、しかも大部分は後梗塞および
細梗塞症候群における、または虚血および後虚血症候群
における酸化的損傷および細潅流損傷、および肺、脳お
よび腸レベルにおけるオキシダント基による損傷を抑制
できる薬剤として用いることができる。
本発明の化合物は200〜4000mg/日の投与量で経口また
は直腸投与により、および100〜2000mg/日の投与量で静
脈内投与により投与することができる。
は直腸投与により、および100〜2000mg/日の投与量で静
脈内投与により投与することができる。
治療目的のために、式Iの化合物は、錠剤、糖剤、カ
プセル剤、粒剤、坐薬、溶液、懸濁液および注射液を得
るのに希釈する親液性化組成物のような所望の投与路に
適当な製薬的投与形態に混合するのが好ましい。
プセル剤、粒剤、坐薬、溶液、懸濁液および注射液を得
るのに希釈する親液性化組成物のような所望の投与路に
適当な製薬的投与形態に混合するのが好ましい。
上記製薬的投与形態は普通の技術により作ることがで
き、式Iの選定化合物のほかに固体または液体不活性稀
釈剤および担体、および製薬的に有用な添加剤、例えば
凝集剤、分解剤、浸透圧調節用塩、緩衝剤、甘味料およ
び着色剤を含有することができる。
き、式Iの選定化合物のほかに固体または液体不活性稀
釈剤および担体、および製薬的に有用な添加剤、例えば
凝集剤、分解剤、浸透圧調節用塩、緩衝剤、甘味料およ
び着色剤を含有することができる。
普通の技術で製造する経口用の徐放性製薬的投与形態
は、特に再梗塞の抑制に有用である。
は、特に再梗塞の抑制に有用である。
次に、本発明を例に基づいて説明するが、本発明はこ
れに制限されるものでない。
れに制限されるものでない。
例1 3−アセチル−2〔(1R)−1−(4−イソブチルフエ
ニル)−エチル〕−チアゾリジン−4(R)−カルボン
酸 2−〔(1R)−1−(4−イソブチルフエニル)−エ
チル〕−チアゾリジン−4(R)−カルボン酸(3g;0.0
10モル)をテトラヒドロフラン(5ml)に懸濁した懸濁
物に、NaHCO3(3g)を水(50ml)に溶解した溶液を徐々
に添加した。
ニル)−エチル〕−チアゾリジン−4(R)−カルボン
酸 2−〔(1R)−1−(4−イソブチルフエニル)−エ
チル〕−チアゾリジン−4(R)−カルボン酸(3g;0.0
10モル)をテトラヒドロフラン(5ml)に懸濁した懸濁
物に、NaHCO3(3g)を水(50ml)に溶解した溶液を徐々
に添加した。
かようにして得た溶液に、室温で撹拌しながら無水酢
酸(2.13ml;0.021モル)を滴下した。
酸(2.13ml;0.021モル)を滴下した。
2時間後、酢酸エチル(50ml)を添加した。
有機相を分離した。水相を塩化水素酸で酸性にし、酢
酸エチルで抽出した。
酸エチルで抽出した。
硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶剤を蒸発した後、粗生
成物を得(3.7g)、この粗生成物を塩化メチレン:酢酸
エチル:酢酸=6:4:1で溶離し、シリカゲル上でクロマ
トグラフィーして精製した。3−アセチル−2−〔(1
R)−1−(4−イソブチルフエニル)−エチル〕−チ
アゾリジン−4(R)−カルボン酸12.4gを固体として
得、これをトリブチル メチル エーテルから結晶化し
た。
成物を得(3.7g)、この粗生成物を塩化メチレン:酢酸
エチル:酢酸=6:4:1で溶離し、シリカゲル上でクロマ
トグラフィーして精製した。3−アセチル−2−〔(1
R)−1−(4−イソブチルフエニル)−エチル〕−チ
アゾリジン−4(R)−カルボン酸12.4gを固体として
得、これをトリブチル メチル エーテルから結晶化し
た。
m.p.=150〜153℃ 〔α〕D 20=−64.5℃(c=1,DMF)1 H−NMR(200MHz,CDCl3):δ(ppm):0.88〔d,6H,(C
H 3)2CH,J=4.9Hz〕;1.35(d,3H,CH 3−CH,J=7.1H
z);1.84〔m,1H,(CH3)2CH〕;2.26(s,3H,CH3CO);2.
44(d,2H,PhCH2,J=7.2Hz);3.05(dq,1H,CH3CH);3.2
0(dd,1H,HB−C−S,JAB=12.4Hz,JBX=8.8Hz);3.55
(dd,1H,HA−C−S,JAB=12.4Hz,JAX=8.9Hz);4.95(d
d,1H,HX−C−COO,JAX=8.9Hz,JBX=8.8Hz);5.07(d,1
H,S−CH−N,J=8.8Hz);7.11(s,4H,芳香族炭化水
素)。
H 3)2CH,J=4.9Hz〕;1.35(d,3H,CH 3−CH,J=7.1H
z);1.84〔m,1H,(CH3)2CH〕;2.26(s,3H,CH3CO);2.
44(d,2H,PhCH2,J=7.2Hz);3.05(dq,1H,CH3CH);3.2
0(dd,1H,HB−C−S,JAB=12.4Hz,JBX=8.8Hz);3.55
(dd,1H,HA−C−S,JAB=12.4Hz,JAX=8.9Hz);4.95(d
d,1H,HX−C−COO,JAX=8.9Hz,JBX=8.8Hz);5.07(d,1
H,S−CH−N,J=8.8Hz);7.11(s,4H,芳香族炭化水
素)。
例2 3−アセチル−2〔(1S)−1−(4−イソブチルフエ
ニル)−エチル〕−チアゾリジン−4(R)−カルボン
酸 出発生成物として2〔(1S)−1−(4−イソブチル
フエニル)−エチル〕−チアゾリジン−4(R)−カル
ボン酸(10g;0.034モル)を用い、例1に記載するよう
に処理して、粗生成物(10.3g)を得、この粗生成物を
イソプロピルエーテルから2回結晶化して純粋生成物
(7.1g;収率62%)を得た。m.p.=131〜133℃、 〔α〕D 20=−210.8℃(c=1,DMF)1 H−NMR(200MHz,CDCl3):δ(ppm):0.85〔d,6H,(C
H 3)2CH〕;1.42(s,3H,CH3−CO);1.45〔d,3H,(CH
3)CH,J=7.1Hz);1.81〔m,1H,(CH3)CH2CH〕;2.42
(d,2H,PhCH2,J=7.1Hz);2.90(dq,1H,CH3−CH−P
h);3.27(dd,1H,S−CHB−CHX,JAB=12.6Hz,JBX=8.9H
z);3.91(dd,1H,S−CHA−CHX,JAB=12.6Hz,JAX=8.4H
z);4.8(d,1H,Ph−CH−CH,J=10.2Hz);4.88(dd,1
H,S−CH2−CHX,JAB=8.4Hz,JBX=8.9Hz);7.10(s,4H,
芳香族炭化水素)。
ニル)−エチル〕−チアゾリジン−4(R)−カルボン
酸 出発生成物として2〔(1S)−1−(4−イソブチル
フエニル)−エチル〕−チアゾリジン−4(R)−カル
ボン酸(10g;0.034モル)を用い、例1に記載するよう
に処理して、粗生成物(10.3g)を得、この粗生成物を
イソプロピルエーテルから2回結晶化して純粋生成物
(7.1g;収率62%)を得た。m.p.=131〜133℃、 〔α〕D 20=−210.8℃(c=1,DMF)1 H−NMR(200MHz,CDCl3):δ(ppm):0.85〔d,6H,(C
H 3)2CH〕;1.42(s,3H,CH3−CO);1.45〔d,3H,(CH
3)CH,J=7.1Hz);1.81〔m,1H,(CH3)CH2CH〕;2.42
(d,2H,PhCH2,J=7.1Hz);2.90(dq,1H,CH3−CH−P
h);3.27(dd,1H,S−CHB−CHX,JAB=12.6Hz,JBX=8.9H
z);3.91(dd,1H,S−CHA−CHX,JAB=12.6Hz,JAX=8.4H
z);4.8(d,1H,Ph−CH−CH,J=10.2Hz);4.88(dd,1
H,S−CH2−CHX,JAB=8.4Hz,JBX=8.9Hz);7.10(s,4H,
芳香族炭化水素)。
例3 N−{3−アセチル−2〔(1S)−1−(4−イソブチ
ルフエニル)−エチル〕−チアゾリジン−4(R)−カ
ルボニル}−β−アラニン エチルエステル N−{2〔(1S)−1−(4−イソブチルフエニル)
−エチル〕−チアゾリジン−4(R)−カルボニル}−
β−アラニン エチルエステル塩酸塩(2g;0.0046モ
ル)を塩化メチレン(30ml)に溶解した溶液に、トリエ
チルアミン(13ml;0.0094モル)を0℃で撹拌しながら
添加し、しかる後に塩化アセチル(0.34g;0.0048モル)
を添加した。
ルフエニル)−エチル〕−チアゾリジン−4(R)−カ
ルボニル}−β−アラニン エチルエステル N−{2〔(1S)−1−(4−イソブチルフエニル)
−エチル〕−チアゾリジン−4(R)−カルボニル}−
β−アラニン エチルエステル塩酸塩(2g;0.0046モ
ル)を塩化メチレン(30ml)に溶解した溶液に、トリエ
チルアミン(13ml;0.0094モル)を0℃で撹拌しながら
添加し、しかる後に塩化アセチル(0.34g;0.0048モル)
を添加した。
反応混合物の温度を室温に上げ、次いで混合物を撹拌
しながら2時間にわたり維持した。
しながら2時間にわたり維持した。
塩化メチレンを蒸発乾固し、残留物をエチルエーテル
および5%塩酸溶液で処理した。
および5%塩酸溶液で処理した。
硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶剤を蒸発した後、主と
して(91%)所望生成物を含む油状物(1.8g)を得た
(収率72%)。分析的に純粋な試料をシリカゲル カラ
ム上(溶離剤、塩化メチレン:酢酸エチル=6:4)でク
ロマトグラフィーにより得た。
して(91%)所望生成物を含む油状物(1.8g)を得た
(収率72%)。分析的に純粋な試料をシリカゲル カラ
ム上(溶離剤、塩化メチレン:酢酸エチル=6:4)でク
ロマトグラフィーにより得た。
〔α〕D 20=−141.6℃(c=1,DMF)1 H−NMR(200MHz,DMSO−d6):δ(ppm):0.84(d,3H,C
H 3−CH−CH3,J=6.6Hz);0.86(d,3H,CH3−CH−C
H 3,J=6.6Hz);1.29(t,3H,CH 3CH2O,J=7.1Hz);1.40
(s,3H,CH3CO*);1.40(d,3H,CH 3CHPh,J=7.0Hz);1.
64(s,3H,CH3CO*);1.80(m,1H,CH3−CH−CH3);2.4
0(d,2H,CH2Ph,J=7.3Hz);2.50(m,2H,CH2COO);2.95
〜3.14(m,2H,NH−CH 2);3.39〜3.76(m,2H,S−CH
−CH+CH−CH3);3.92〜4.06(m,1H,S−CH−CH);
4.14(q,2H,OCH2,J=7.1Hz);4.78(d,1H,S−CH−N,J=
10.4Hz);4.90(dd,1H,N−CH−CO);7.02(s,4H,芳香族
炭化水素);7.62(m,1H,NH)。
H 3−CH−CH3,J=6.6Hz);0.86(d,3H,CH3−CH−C
H 3,J=6.6Hz);1.29(t,3H,CH 3CH2O,J=7.1Hz);1.40
(s,3H,CH3CO*);1.40(d,3H,CH 3CHPh,J=7.0Hz);1.
64(s,3H,CH3CO*);1.80(m,1H,CH3−CH−CH3);2.4
0(d,2H,CH2Ph,J=7.3Hz);2.50(m,2H,CH2COO);2.95
〜3.14(m,2H,NH−CH 2);3.39〜3.76(m,2H,S−CH
−CH+CH−CH3);3.92〜4.06(m,1H,S−CH−CH);
4.14(q,2H,OCH2,J=7.1Hz);4.78(d,1H,S−CH−N,J=
10.4Hz);4.90(dd,1H,N−CH−CO);7.02(s,4H,芳香族
炭化水素);7.62(m,1H,NH)。
*=アセトアミド印はシン−アンチ酸坐異性体(sin−a
nti conformers)の存在により2部分に分割した。
nti conformers)の存在により2部分に分割した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/425 ABN A61K 31/425 ABN ACH ACH (72)発明者 フランコ・ペラーチニ イタリア国ミラノ 20099 セスト サ ン ジオバンニ ピアッツァ トレント トリエステ 20 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 277/06 C07D 417/10 A61K 31/425 CA(STN) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)
Claims (10)
- 【請求項1】次式 〔式中の Yは水素原子またはメチル基、 Yが水素原子を表わす場合には、 Rは−(6−メトキシ−2−ナフチル)−メチル、 −1−(4−イソブチルフェニル)−エチル、 −1−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル、 −5−(2,4−ジフルオロフェニル)−2ヒドロキシフ
エニル、 −2−(3−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−
フェニル、 −(z)−5−フルオロ−2−メチル−1−(4−メチ
ルスルフィニルベンジリデン)−1H−インデン−3−イ
ル−メチル、 −1−(4−クロロベンゾイル)−5−メトキシ−2−
メチル−1H−インドル−3−イル−メチル、 −1−(3−ヘンゾイル−フェニル)−エチル、 −2−(2,6−ジクロロフェニルアミノ)−ベンジル または −1−〔4−(2−チエニル−カルボニルェニル〕−エ
チル基を示し、 Yがメチル基を示す場合には、 Rは2−(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル基を
示し、 R1はヒドロキシ基、C1〜C6のアルコキシ基、アミノ基、
アルキル基が1〜4個の炭素原子を有するモノ−若しく
はジ−アルキルアミノ基、 次式 {但しR5は水素原子、 R3は水素原子、ヒドロキシ基、SH基またはSCH3基で随意
に置換されたC1〜C4のアルキル基、または随意に1個若
しくは2個の水酸基で置換されるフェニル基、 nは0,1または2の整数を示し、 またnが0の場合にはR5とR3は一緒に−(CH2)3−若
しくは−CH2−S−CH2−基を形成することができ、 R4はヒドロキシ基、C1〜C6のアルコキシ基若しくは次式 (上式中R5,R3およびnは上記のものと同じものを示
す)で表わされるアミノ酸の残基を示す}で表わされる
アミノ酸の残基、 R2は16個までの炭素原子を有する飽和若しくは不飽和の
脂肪族モノカルボン酸のアシル基、芳香族若しくはアリ
ール脂肪酸のアシル基、または窒素、酸素若しくは硫黄
から成る群から選ばれた1個または2個のヘテロ原子を
有する5員環若しくは6員環の複素環式モノカルボン酸
のアシル基または12個までの炭素原子を有する脂肪族若
しくは芳香族ジカルボン酸のアシル基 を示す)で表わされることを特徴とするチアゾリジン−
4−カルボン酸の誘導体および製薬上許容し得る酸また
は塩基との塩。 - 【請求項2】Rが1−(4−イソブチルフェニル)−エ
チであることを特徴とする請求項1記載のチアゾリジン
−4−カルボン酸の誘導体および製薬上許容し得る酸ま
たは塩基との塩。 - 【請求項3】Rが1−(6−メトキシ−2−ナフチル)
−エチル基であることを特徴とする請求項1記載のチア
ゾリジン−4−カルボン酸の誘導体および製薬上許容し
得る酸または塩基との塩。 - 【請求項4】Rが1−(3−ベンゾイルフェニル)−エ
チル基であることを特徴とする請求項1記載のチアゾリ
ジン−4−カルボン酸の誘導体および製薬上許容し得る
酸または塩基との塩。 - 【請求項5】R1がヒドロキシ基であることを特徴とする
請求項1記載のチアゾリジン−4−カルボン酸の誘導体
および製薬上許容し得る酸または塩基との塩。 - 【請求項6】R1がC1〜C6アルコキシ基であることを特徴
とする請求項1記載のチアゾリジン−4−カルボン酸の
誘導体および製薬上許容し得る酸または塩基との塩。 - 【請求項7】R2が a) 酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ペンタン
酸、ヘキサン酸、タートプチル酢酸、オクタン酸、デカ
ン酸、ラウリン酸、乳酸、パルミチン酸、チオ乳酸、ピ
バル酸、フェニル酢酸、フェノキシ酢酸、グリセリン
酸、2−フェニルプロピオン酸、安息香酸、3,5−ジメ
チル安息香酸、桂皮酸、ソルビン酸、2−または4−ヒ
ドロキシ安息香酸、4−アミノサリチル酸、5−ブロモ
−アセチルサリチル酸、2,5−ジヒドロキシ安息香酸、
4−メトキシ安息香酸、アセチルサリチル酸、β−メル
カプト−プロピオン酸、4−アセトキシ−安息香酸およ
び4−アセトアミド−安息香酸からなる群から選ばれた
製薬上許容し得るモノカルボン酸、 b) 遊離カルボキシル基が製薬上許容し得る有機また
は無機塩基により随意に造塩される酒石酸、クエン酸、
コハク酸、リンゴ酸、フタル酸およびヒドロキシフタル
酸からなる群から選ばれた製薬上許容し得るジカルボン
酸、または c) 2−ピリジンカルボン酸、3−ピリジンカルボン
酸および4−ピリジンカルボン酸からなる群から選ばれ
た製薬上許容し得る複素環式酸、 のアシル基であることを特徴とする請求項1記載のチア
ゾリジン−4−カルボン酸の誘導体および製薬上許容し
得る酸または塩基との塩。 - 【請求項8】R1がナトリウム塩の形態の水酸基であるこ
とを特徴とする請求項1記載のチアゾリジン−4−カル
ボン酸の誘導体および製薬上許容し得る酸または塩基と
の塩。 - 【請求項9】チアゾリジン環の4位の炭素原子がR配置
を有することを特徴とする請求項1記載のチアゾリジン
−4−カルボン酸の誘導体および製薬上許容し得る酸ま
たは塩基との塩。 - 【請求項10】請求項1記載の化合物を製造するに当
り、次式 (式中のR,R1およびYは請求項1記載のものと同じもの
を示す)で表される化合物を不活性有機溶媒中で随意に
有機または無機塩基の存在下に、i)16個までの炭素原
子を有する飽和若しくは不飽和のモノカルボン脂肪酸、
芳香族酸、アリール脂肪酸、ii)窒素、酸素若しくは硫
黄から成る群から選ばれた1個または2個のヘテロ原子
を有する5員若しくは6員環の複素環式モノカルボン
酸、iii)12個までの炭素原子を有する脂肪族若しくは
芳香族ジカルボン酸、のアシルハライド及び無水物から
成る群より選ばれるアシル化剤でアシル化することを特
徴とする請求項1記載の化合物の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT23126/87A IT1223565B (it) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | Derivati dell'acido tiazolidin 4 carbossilico ad attivita' farmaceutica |
IT23126A/87 | 1987-12-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01203373A JPH01203373A (ja) | 1989-08-16 |
JP2856747B2 true JP2856747B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=11204066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63323214A Expired - Lifetime JP2856747B2 (ja) | 1987-12-21 | 1988-12-21 | チアゾリジン‐4‐カルボン酸の誘導体、その製造方法及び該誘導体を有効成分とする医薬組成物 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0322068B1 (ja) |
JP (1) | JP2856747B2 (ja) |
AT (1) | ATE92053T1 (ja) |
DE (1) | DE3882682T2 (ja) |
ES (1) | ES2059497T3 (ja) |
IT (1) | IT1223565B (ja) |
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