JP2600352Y2 - ポテンショメータの密封構造 - Google Patents

ポテンショメータの密封構造

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Publication number
JP2600352Y2
JP2600352Y2 JP1993043334U JP4333493U JP2600352Y2 JP 2600352 Y2 JP2600352 Y2 JP 2600352Y2 JP 1993043334 U JP1993043334 U JP 1993043334U JP 4333493 U JP4333493 U JP 4333493U JP 2600352 Y2 JP2600352 Y2 JP 2600352Y2
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JP
Japan
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cover
outer cylinder
shaft
potentiometer
rotating shaft
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Application number
JP1993043334U
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English (en)
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JPH0714602U (ja
Inventor
和弘 笹山
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Tokyo Cosmos Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Cosmos Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は各種の変位検出器等と
して利用されるポテンショメータの密封構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来のポテンショメータの構造を
示す。図中1は両端が開口部とされた外筒を示す。外筒
1は例えばアルミ合金によって構成され、その周面に端
子2が絶縁されて植設される。端子2は一般に3本設け
られる。外筒の両端の開口部には一対のカバー3及び4
が積層される。図示するカバー3は一般にフロントカバ
ー、カバー4はリアカバーと呼ばれている。これらカバ
ー3及び4はアルミ合金によって形成される。カバー3
及び4の中央には軸孔が形成される。軸孔の広径部分に
ベアリング5が装着され、このベアリング5によって回
転軸6が回動自在に支持される。図2に示した例では回
転軸6はフロントカバー3のみを貫通し、リアカバー4
に対しては貫通しない構造の場合を示す。
【0003】外筒1とカバー3及び4で囲まれた空室の
内部にポテンショメータの要部となる抵抗体7と集電体
8が形成された絶縁板9と、摺動子11とが収納され
る。図の例では絶縁板9をフロントカバー3に取付た場
合を示す。12は絶縁板9を固定するための接着剤を示
す。回転軸6には絶縁体によって形成された回転支持体
13が取付けられ、この回転支持体13に回転板14が
支持される。回転板14はバネ用リン青銅板のようにバ
ネ材が用いられ、このバネ材に摺動子11が装着され、
摺動子11が抵抗体7と集電体8に跨がって摺動する。
【0004】カバー3及び4と外筒1との間の結合はコ
字状断面を持つ金属リング15によって行なわれる。つ
まりカバー3及び4と外筒の両端部にリング状の凹溝を
形成し、この凹溝にコ字状断面を持つ金属リング15の
突条15A(図3参照)を係合させ、金属リング15の
端部に形成した突起15B,15Cの間をビス16によ
って締付ることにより、カバー3と外筒1との間及び外
筒1とカバー4との間に圧接力を与え、密封する構造と
している。
【0005】また回転軸6にはリング状に凹溝6Aを形
成し、この凹溝6Aにリング状の軸ゴム17を嵌合さ
せ、回転軸6とフロントカバー3との間の間隙を通じて
外部から水等が侵入することを阻止する構造としてい
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】図2に示した従来のポ
テンショメータの構造によれば回転軸6に密封のために
軸ゴム17を装着するリング状の凹溝6Aを形成したか
ら回転軸6の強度が弱くなり、外力により折れ曲がって
しまう事故が起きるおそれがある。またカバー3及び4
と外筒との間は金属どうしの圧接によって密封する構造
のためシール力は弱い。特に水の中に挿入した場合でも
ポテンショメータの内部に侵水しない保証はない。
【0007】この考案の目的は回転軸の強度を強くする
と共に水の中に挿入しても侵水の心配がなく、完全防水
構造のポテンショメータの密封構造を提案するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案においてはカバ
ーに形成した軸孔の周面に軸ゴムを収納する凹溝を形成
する。カバーに軸ゴムを支持させることにより、回転軸
にはリング状凹溝を形成する必要がない。よって回転軸
の強度を高めることができる。更にこの考案ではカバー
と外筒の間にそれぞれリング状のゴムパッキンを介挿す
る。このゴムパッキンを介挿することによりカバーと外
筒との間の気密は保持され、水の中に挿入しても、ポテ
ンショメータの中に水が侵水することはない。よって完
全防水型のポテンショメータを得ることができる。
【0009】
【実施例】図1にこの考案の一実施例を示す。図2と対
応する部分には同一符号を付して示し重複説明は省略す
るが、この考案の特徴とする構造は第1にカバー3及び
4の軸孔の周面に凹溝18,19を設け、この凹溝18
及び19にリング状の軸ゴム17を収納した構造とした
点と、第2にカバー3と外筒1との間及びカバー4と外
筒1との間にリング状のゴムパッキン21を介挿した構
造とした点にある。
【0010】図1の例では回転軸6をカバー3及び4の
双方を貫通させて外部に突出させた構造とした場合を示
す。従ってこの例ではカバー3と4の双方に凹溝18と
19を設ける。回転軸6がカバー3のみを貫通する場合
は、カバー3だけに凹溝18を設ければよい。ゴムパッ
キン21は例えばネオプレンによって形成することがで
き、金属リング15の締付によりカバー3と外筒1の端
面の間及びカバー4と外筒1の端面の間に挾み付けら
れ、これらの間をシールする。
【0011】その他、図2と異なる構造としてはカバー
3と外筒1との間にピン22を設けた場合を示す。この
ピン22は絶縁板9に設けた端子9Aと、外筒1に植設
した端子2とが最も近い位置に配置されるように位置決
めするために設けられる。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれば
カバー3及び4から突出する回転軸6に対してはカバー
3及び4に形成した凹溝18と19に軸ゴム17を収納
する構造としたから、回転軸6にリング状の凹溝6A
(図2参照)を形成する必要がない。よって回転軸6の
強度を落すことがないから、衝撃的な外力が与えられて
も回転軸6が折れたり、曲がったりすることはない。ま
た回転軸6とカバー3及び4との間に軸ゴム17を介挿
し、更にカバー3と外筒1との間及びカバー4と外筒1
との間のそれぞれにゴムパッキン21を介挿したから、
完全防水構造となり、水の中に挿入しても水がポテンシ
ョメータに侵水することはない。よって外気に直接触れ
るような場所に設置されても初期の機能を長期にわたっ
て維持することができ、信頼性の高いポテンショメータ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を説明するための断面図。
【図2】従来の技術を説明するための断面図。
【図3】ポテンショメータに用いられる金属リングの構
造を説明するための正面図。
【符号の説明】
1 外筒 2 端子 3,4 カバー 5 ベアリング 6 回転軸 7 抵抗体 8 集電体 9 絶縁板 11 摺動子 12 接着剤 13 回転支持体 14 回転板 15 金属リング 17 軸ゴム 18,19 凹溝 21 ゴムパッキン 22 ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.両端に開口部を有する外筒と、中央
    に軸孔を有し上記外筒の開口部を閉じる一対のカバー
    と、一方のカバーに固着されて抵抗体及び集電体が形成
    された絶縁基板と、上記一対のカバーに形成された軸孔
    によって回動自在に支持された回転軸と、この回転軸に
    支持され上記抵抗体及び集電体に摺動接触する摺動子と
    を具備して構成されるポテンショメータにおいて、 B.上記外筒の開口部の端面とカバーの間に挾持された
    一対のリング状ゴムパッキンと、 C.上記カバーの軸孔の内側面に設けられたリング状の
    凹溝と、 D.この凹溝に嵌込まれ内周側が上記回転軸の周面に圧
    接されるリング状の軸ゴムと、 を設けたことを特徴とするポテンショメータの密封構
    造。
JP1993043334U 1993-08-06 1993-08-06 ポテンショメータの密封構造 Expired - Lifetime JP2600352Y2 (ja)

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JPH0714602U JPH0714602U (ja) 1995-03-10
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