JPH0632765Y2 - モータにおける通電用カプラの防水取付け構造 - Google Patents

モータにおける通電用カプラの防水取付け構造

Info

Publication number
JPH0632765Y2
JPH0632765Y2 JP3261989U JP3261989U JPH0632765Y2 JP H0632765 Y2 JPH0632765 Y2 JP H0632765Y2 JP 3261989 U JP3261989 U JP 3261989U JP 3261989 U JP3261989 U JP 3261989U JP H0632765 Y2 JPH0632765 Y2 JP H0632765Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coupler
end bracket
yoke
waterproof
waterproof grommet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3261989U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02125561U (ja
Inventor
雅之 田村
Original Assignee
株式会社三ツ葉電機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社三ツ葉電機製作所 filed Critical 株式会社三ツ葉電機製作所
Priority to JP3261989U priority Critical patent/JPH0632765Y2/ja
Publication of JPH02125561U publication Critical patent/JPH02125561U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0632765Y2 publication Critical patent/JPH0632765Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両等の電装品に用いられるモータにおける
通電用カプラの防水取付け構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 従来、例えば実公昭49−3046号公報に示す如くモータの
ケーシングに直接通電用のカプラを設けるようにしたも
のがある。しかるにこのものは、カプラがケーシングに
直接取付けられるものであるため、防水性に乏しく、こ
の結果、雨水や泥水等が被水するところでは用いること
ができないという欠点が有る。そこで防水機能を付与す
るため、カプラとケーシングとの対向部位をシーリング
剤で被覆する等してシールする試みがあるが、シーリン
グ部位がカプラとケーシングとの対向部の全周に亘るた
め、シーリング作業が面倒かつ煩雑になる許りでなく、
シーリング処理にバラツキが生じて信頼性に欠けるとい
う問題があつて、安定的に大量供給することができない
という実情にある。
そしてこの様なことから、カプラ細首部に略凹溝状をし
た防水グロメツトを取付け、該防水グロメツトをエンド
ブラケツトに組付けることにより、少なくともカプラと
エンドブラケツトとの間を防水することが提唱される
が、防水グロメツトはゴム質弾性材を用いて形成される
ため、組付け時の押圧力によつてどうしても外方に広が
り変形しやすく、このため防水性能の維持が確保できな
いという問題があつて直ちには採用できないものであ
る。
[課題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一掃
することができるモータにおける通電用カプラの防水取
付け構造を提供することを目的として創案されたもので
あつて、ヨーク開口端側を塞ぐエンドブラケツトに、ヨ
ークと対向する側が開口した凹溝状のカプラ取付け部を
形成し、該カプラ取付け部に通電用のカプラの細首部を
エンドブラケツトの内外に挿通するよう取付けて成るモ
ータにおいて、前記カプラ細首部を、ヨークと対向する
側が凹溝状に開口した防水グロメツトのカプラ挿通部に
内外挿通するよう嵌合する一方、防水グロメツトは、外
周面部を前記エンドブラケツトのカプラ取付け部の内外
に挿通するよう嵌合して、カプラとエンドブラケツトと
の間を防水グロメツトを介して防水し、またカプラ細首
部および防水グロメツトのヨーク開口端縁に対向する部
位はシーリング剤を用いて防水すると共に、カプラのエ
ンドブラケツトから突出する外側部と、エンドブラケツ
トに組み込まれる刷子ホルダの外周面部とに、防水グロ
メツトの外側周面を押えて外側方に広がる方向への変形
を規制する変形規制部をそれぞれ形成したことを特徴と
するものである。
そして本考案は、この構造によつて、エンドブラケツト
に防水グロメツトを介して防水的にカプラを取付けるよ
うにしたものでありながら、防水グロメツトの変形規制
をして、確実な防水性を発揮できるようにしたものであ
る。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は自動車等の電装品として用いられるモ
ータであつて、該モータ1は、ヨーク2、エンドブラケ
ツト3、ロータ4、永久磁石5、刷子6等の部材装置に
よつて組付けられることは何れも従来通りである。
そしてエンドブラケツト3には、後述する通電用のカプ
ラ7と、前記刷子6が収容される刷子ホルダ8とが組付
けられる構成になつている。つまりエンドブラケツト3
は、ヨーク2の開口端部の蓋をするものであるが、面が
ロータ軸の軸芯に対して径方向を向いた中心部3a、面が
軸芯方向を向いて筒状になり、ロータ支軸用軸受9を支
持部材9aを介して支持するための軸受支持部3b、面が径
方向を向いていて、刷子ホルダ8の軸芯方向外側面が接
当受止めするホルダ受け部3c、面が軸芯方向を向いて筒
状に成り、刷子ホルダ8の外周面(後述する刷子ホルダ
外周辺部8bの外周面)が嵌合するホルダ嵌合部3d、さら
に面が径方向を向いていて、ヨーク2の開口端部が突き
当てられるヨーク受け部3e、最も大径でかつ面が軸芯方
向を向いて筒状に成り、ヨーク2にエンドブラケツト3
をカシメ固定するためのカシメ代ともなる外周辺部3fを
有するよう段差状に折曲形成されたものであるが、さら
にエンドブラケツト3にはカプラ取付け部3gが形成され
るが、該カプラ取付け部3gは、ホルダ嵌合部3d、ヨーク
受け部3eが省略されてホルダ受け部3cがそのまま外径方
向に延び、そして外周辺部3fの直接続くように構成され
ており、しかもこの部位の外周辺部3fには、ヨークと対
向する側が開口して略U溝状になつたカプラ取付け部3g
が切欠き形成されている。
一方、刷子ホルダ8には刷子収容部8aが形成されてい
て、該収容部8aに収容される刷子6を、ロータ4に設け
られる整流子4aに弾機6aの付勢力によつて弾圧状に摺接
することになるが、さらに刷子ホルダ8には、面が軸芯
方向を向いた外周辺部8bが形成されている。そしてこの
外周辺部8bの大半の部分は、前述したようにホルダ嵌合
部3dに嵌合することになるが、一部はホルダ嵌合部3dか
ら突出してヨーク2の開口端部に内嵌するよう設定され
ている。しかも外周辺部8bには、ヨーク2と対向する側
が開口した凹溝状のカプラ挿通部8cが設けられている
が、さらに外周辺部8bの外周面には、カプラ挿通部8cを
両側から挟むようにして突起8dが形成されているが、こ
の突起8dのヨーク2と対向する側の面部は、エンドブラ
ケツト3のヨーク受け部3eと略面一になるよう設定され
ている。
また前記通電用カプラ7の中央部は縊れていて細首部7a
が形成されており、この細首部7aが前記刷子ホルダ8に
形成したカプラ挿通部8cの内外に挿通するよう取付けら
れることになるが、この細首部7aを挟んで外側にカプラ
部7b、内側にターミナル部7cが形成されており、しかも
このターミナル部7cから突出するターミナル12に前記刷
子6から延びるピグテール6bの先端部が溶着されてい
る。さらにターミナル部7cには、刷子ホルダ8に形成し
た係止爪8eに係止する係止受け部7gが設けられている。
一方、前記カプラ部7bの細首部7aが突出する側の部位に
は、軸芯回り方向両側(周方向両側)およびヨークと対
向する側の三方向に突出したフランジ部7dが形成されて
いるが、該フランジ部7dには、細首部7aのヨーク2と対
向する側は残すようにして、後述する防水グロメツト10
の外側部を嵌合するための溝状の嵌合部7eが切欠き形成
されている。
また、前記防水グロメツト10はゴム質弾性材によつて形
成されてたものであり、該防水グロメツト10のヨーク2
と対向する側には略凹溝状のカプラ挿通部10aが形成さ
れ、ここに前記カプラ細首部7aを内外に挿通するように
して嵌合組付けすることになるが、さらに防水グロメツ
ト10の外周面には、前記エンドブラケツト3のカプラ取
付け部3gに嵌合するためのブラケツト嵌合溝10bと、エ
ンドブラケツト3の内側に収容され、かつ刷子ホルダ8
の外周辺部8bと突起8dの外周面に接当するよう内周面が
段差状に形成された内半部10cと、エンドブラケツト3
の外側に突出し、かつカプラ嵌合部7eに嵌合するよう延
設された外半部10dとによつて形成され、しかも外半部1
0dには、ブラケツト嵌合溝10b側に向けてヒダ状に突出
してエンドブラケツト外周面に弾圧状に接当する防水ヒ
ダ10eが形成されている。
そしてカプラ7は、例えば、刷子ホルダ8に組付けた状
態で防水グロメツト10を嵌合し、そしてこの防水グロメ
ツト10をエンドブラケツト3に嵌合組込みすることによ
り取付けられることになるが、このときカプラ細首部7a
のヨーク側面は、防水グロメツト10の外側面と共に、前
述した突起部8dと同様、ヨーク受け部3eに対し略面一と
なるように設定されている。そしてこの様に組込まれた
防水グロメツト10は、その外半部10dの外周面は、カプ
ラ7に形成された溝状の嵌合部7eに嵌合して、外側方へ
の広がり変形が規制される構成に設定され、而してこの
嵌合部7eがカプラ側に形成される変形規制部となつてい
る。また刷子ホルダ8については、前記突起8dが防水グ
ロメツト10の内半部10cの外周面部に段差状に接当して
外側方への広がり変形が規制される構成に設定され、而
してこの突起部8dが刷子ホルダ8側に形成される変形規
制部となつている。
尚、この実施例には、エンドブラケツト3のヨーク受け
部3eには、防水用のシーリング剤11を充填するためのシ
ーリング剤11の溜り部3hが溝状に形成されているが、こ
れに対応するためカプラ細首部7aにも同じくシーリング
剤11の溜り部7fが溝状に形成されている。
叙述のごとく構成された本考案の実施例において、前述
したようにカプラ7は、エンドブラケツト3のカプラ取
付け部3gに取付けられることになるが、この場合、カプ
ラ細首部7aと取付け部3gとの対向部間、つまりヨーク2
と対向する側を除いた部位には、防水グロメツト10が介
装されていて防水機能が付与されており、そしてカプラ
7は、ヨーク2と対向する側のみがシーリング剤11を用
いて防水処理されることになる。
この様に本考案においては、カプラ7をモータケーシン
グに直接設けるものであるが、その場合に、カプラ7
は、エンドブラケツト3と対向する三方については防水
グロメツト10を介して防水され、ヨーク2と対向する側
のみがシーリング剤11を用いて防水されることに成り、
しかもこのシーリング処理は、ヨーク2とエンドブラケ
ツト3との間のシーリング処理工程の中で連続して行う
ことができ、従つてカプラ7を防水取付けする場合に、
シーリング剤11を用いたシーリング処理作業が著しく簡
単になる。
そのうえ防水グロメツト10のエンドブラケツト3への組
付け、およびカプラ7の防水グロメツト10への組付け
は、何れもヨーク2側が開口した凹溝状部への嵌合組付
け作業によつて簡単にできるので、組付け作業も極めて
容易で、組付け作業の大幅な改善が計れ、しかも防水機
能に優れたものとなる。
しかもこのものは、前記取付けられた防水グロメツト10
は、エンドブラケツト3を挟んだ内外両半部側におい
て、カプラ7と刷子ホルダ8とにそれぞれ形成される変
形規制部(嵌合部7e、突起8d)によつて外側方へ広がる
変形が規制された状態で取付けられるため、長期に亘つ
て防水グロメツト10の変形が回避されて、防水グロメツ
ト10による優れた防水性を長期に亘つて維持できて、信
頼性の高いものにできることになる。
しかもこのものは、シーリング剤11による防水機能向上
のため、カプラ7にシーリング剤11の溜り部7fが形成さ
れ、また防水グロメツト10のエンドブラケツト3との接
触面がテーパ状になつており、これによつてより優れた
防水性能が発揮できるという利点が有る。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、エンドブラケツトとカプラとの間に防水グロメ
ツトを介装して簡単な構造で防水するものでありなが
ら、防水グロメツトは、カプラと刷子ホルダとにそれぞ
れ設けた変形規制部によつて防水グロメツトの外側周面
を押え、防水グロメツトが組付け時の押圧力等によつて
外側方に広がる変形を確実に規制することができ、従つ
て、防水グロメツトの変形を確実に回避できて、防水グ
ロメツトによる優れた防水機能を、長期に亘つて確実に
発揮せしめ得て、カプラ付きのモータに防水性能を遺憾
なく付与せしめ得て、従来取付けることができなかつた
被水部位にも問題無く取付けることができることにな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るモータにおける通電用カプラの防
水取付け構造の実施例を示したものであつて、第1図は
モータの断面図、第2図はエンドブラケツトの背面図、
第3図はエンドブラケツト部の断面図、第4図はカプラ
の平面図、第5図はカプラの断面図、第6図はカプラ取
付け部の平面図、第7図は同上斜視図、第8図は同上分
解斜視図、第9図はエンドブラケツト部の背面図、第10
図は防水グロメツトの断面図である。 図中、1はモータ、2はヨーク、3はエンドブラケツ
ト、7はカプラ、7aは細首部、7dは嵌合部、8は刷子ホ
ルダ、8gは突起、10は防水グロメツトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヨーク開口端側を塞ぐエンドブラケツト
    に、ヨークと対向する側が開口した凹溝状のカプラ取付
    け部を形成し、該カプラ取付け部に通電用のカプラの細
    首部をエンドブラケツトの内外に挿通するよう取付けて
    成るモータにおいて、前記カプラ細首部を、ヨークと対
    向する側が凹溝状に開口した防水グロメツトのカプラ挿
    通部に内外挿通するよう嵌合する一方、防水グロメツト
    は、外周面部を前記エンドブラケツトのカプラ取付け部
    の内外に挿通するよう嵌合して、カプラとエンドブラケ
    ツトとの間を防水グロメツトを介して防水し、またカプ
    ラ細首部および防水グロメツトのヨーク開口端縁に対向
    する部位はシーリング剤を用いて防水すると共に、カプ
    ラのエンドブラケツトから突出する外側部と、エンドブ
    ラケツトに組み込まれる刷子ホルダの外周面部とに、防
    水グロメツトの外側周面を押えて外側方に広がる方向へ
    の変形を規制する変形規制部をそれぞれ形成したことを
    特徴とするモータにおける通電用カプラの防水取付け構
    造。
JP3261989U 1989-03-24 1989-03-24 モータにおける通電用カプラの防水取付け構造 Expired - Lifetime JPH0632765Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3261989U JPH0632765Y2 (ja) 1989-03-24 1989-03-24 モータにおける通電用カプラの防水取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3261989U JPH0632765Y2 (ja) 1989-03-24 1989-03-24 モータにおける通電用カプラの防水取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02125561U JPH02125561U (ja) 1990-10-16
JPH0632765Y2 true JPH0632765Y2 (ja) 1994-08-24

Family

ID=31535686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3261989U Expired - Lifetime JPH0632765Y2 (ja) 1989-03-24 1989-03-24 モータにおける通電用カプラの防水取付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0632765Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4593832B2 (ja) * 2001-06-25 2010-12-08 アスモ株式会社 モータの防水構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02125561U (ja) 1990-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6042396A (en) Terminal treatment structure of a shield wire
JP2534201Y2 (ja) グロメット
JPH06349541A (ja) 防水コネクタ用ゴム栓
JPH0449372Y2 (ja)
JPH0567168U (ja) モータのケーシング構造
JPH0632765Y2 (ja) モータにおける通電用カプラの防水取付け構造
JP4362421B2 (ja) モータ
TW419880B (en) Housing structure of electric motor
WO2001089064A1 (fr) Moteur equipe d'un detecteur de rotation
JPH0138806Y2 (ja)
JP2805566B2 (ja) 回転電機のリード線引出し構造
JPH0421263Y2 (ja)
JPH09163662A (ja) モータ
JPH09164881A (ja) 自動車用ドアミラー
JPH09107651A (ja) ブラシホルダ装置
JPH10199627A (ja) アースジョイントコネクタの取付構造
JP3702494B2 (ja) 電動機
JP3504442B2 (ja) 防水コネクタ
JP3433018B2 (ja) 防水コネクタ
JP3755455B2 (ja) 回転電機
JP3152248B2 (ja) スタータ用マグネットスイッチ
JP3708823B2 (ja) モータ
JPH0534210Y2 (ja)
JPH085584Y2 (ja) 電気コード支持用クリップ
JPH0226214Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term