JPH09163662A - モータ - Google Patents

モータ

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JPH09163662A
JPH09163662A JP34598995A JP34598995A JPH09163662A JP H09163662 A JPH09163662 A JP H09163662A JP 34598995 A JP34598995 A JP 34598995A JP 34598995 A JP34598995 A JP 34598995A JP H09163662 A JPH09163662 A JP H09163662A
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JP
Japan
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brush
bracket
brush holder
cover
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP34598995A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hagiwara
萩原  浩
Masato Iwata
正人 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コスト増、ブラシホルダ長減少を抑制し
つつブラシホルダとハウジングとの絶縁状態を確保す
る。 【解決手段】 筒形状のヨーク12開口部にブラケット
13が雄印籠結合部を嵌入されて印籠結合され、ブラケ
ットの内側端面にはブラシホルダ26を有するブラシホ
ルダステー24が固定されているモータ10において、
雄印籠結合部はブラケット13の内側端面に周方向に互
いに間隔を置かれて軸心方向に突設された複数個の雄印
籠結合部形成用凸部35、36、37で形成され、これ
ら凸部には絶縁性カバー44が被せ付けられカバー44
の内周面にはブラシスプリング34の反力側端が係止さ
れている。 【効果】 ブラシスプリングの反力側端は絶縁性カバー
で受けられるため、ブラシホルダ長はコミテータ外周と
カバー内周との間隔に設定できる、ブラシ長を充分に確
保してブラシ、モータの寿命を延ばせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータに関し、特
に、ヨークおよびブラケットによって構成されたハウジ
ングとブラシホルダステーに固定されたブラシホルダと
を絶縁する技術に係り、例えば、自動車に搭載される電
装品としてのモータに利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車電装品モータ(以下、モー
タという。)として、一端開口部にフランジ部が径方向
外向きに突出するように形成されている円筒形状のヨー
クと、このヨークの開口に雄印籠結合部を嵌入されて印
籠結合されているブラケットとによりハウジングが形成
されており、回転子がその軸の両端部をヨークの一端部
およびブラケットに回転自在に支承され、この回転子軸
によりブラケットに一体的に連設されたギアボックスに
内装されているウオーム歯車減速機構を駆動するように
構成されているものがある。
【0003】従来のこの種のモータにおいては、アーマ
チュアに給電するためのブラシを収納したブラシホルダ
がブラシホルダステーに固定され、このブラシホルダス
テーがブラケットの内側端面に固定されている。そし
て、ブラシホルダは導電性を有する金属の板材が使用さ
れてプレス加工によって箱体に形成され、このブラシホ
ルダの中空部内にブラシおよびブラシスプリングが収納
されている。ブラシはブラシホルダの径方向外側端面壁
に反力を求めるように一端がブラシホルダの後端に係止
されたブラシスプリングによって回転子軸に固定された
コミテータに押接されている。したがって、ブラシホル
ダとハウジングとの短絡を防止するため、ブラシホルダ
の径方向外側端面壁外面とハウジングの内周面との間に
絶縁を確保するための絶縁距離が介設されている。
【0004】ところで、この種のモータにおいては、ハ
ウジングを構成するヨークとブラケットとの合わせ面間
のシール状態を確保する必要がある。そこで、従来のこ
の種のモータにおいては、ブラケットのヨークとの合わ
せ面になる端面に環状溝を没設しておき、この環状溝に
断面形状が長方形のシールリングを収容することによ
り、ヨークとブラケットとの合わせ面間のシール状態を
確保するシール構造が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したモータにおい
ては、ブラシホルダの径方向外側端面壁外面とハウジン
グの内周面との間に絶縁距離を充分に確保する必要があ
るため、ブラシの寿命を決定するブラシホルダの長さが
相対的に短くなってしまう。そこで、ブラシホルダとハ
ウジングとの絶縁距離を充分に確保するために、ハウジ
ングの内径を大きく設計することが考えられる。しか
し、ハウジングの径全体を大径化したのではモータが大
型化してしまう。また、ハウジングの肉厚を削って内径
を大きくするには、ハウジングを構成するヨークとブラ
ケットとの合わせ面間に挟設されるシールリングの締め
代や、シールリングの環状溝への脱落防止等との兼ね合
いから制約がある。
【0006】他方、ブラシホルダの長さを維持しつつ、
ブラシホルダとハウジングとの絶縁距離を充分に確保す
るために、コミテータの外径を小さく設計することも考
えられる。しかし、回転子軸のブラケット側端部を回転
自在に支承するボールベアリングおよびそのオイルシー
ル部材の寸法との兼ね合いから、コミテータの外径を小
さく設計することには制約がある。
【0007】さらに、ブラシホルダを絶縁性を有する樹
脂を用いてブラシホルダステーと一体成形することによ
り、ブラシホルダとハウジングとの絶縁状態を確保する
ことも考えられる。しかし、この場合にはブラシホルダ
とブラシホルダステーとを一体的に成形するための成形
型の償却費が高くなるため、モータの製造コストが上昇
してしまう。
【0008】本発明の目的は、製造コスト増およびブラ
シホルダ長さの減少を抑制しつつブラシホルダとハウジ
ングとの絶縁状態を確保することができるモータを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るモータは、
筒形状に形成されたヨークの開口部にブラケットが雄印
籠結合部を嵌入されて印籠結合されており、ブラケット
の内側端面にはブラシホルダを固定されたブラシホルダ
ステーが固定されているとともに、ブラシホルダにはブ
ラシおよびブラシをコミテータに押接させるブラシスプ
リングが収容されているモータにおいて、前記雄印籠結
合部は前記ブラケットの内側端面に周方向に互いに間隔
を置かれて軸心方向に突設された複数個の雄印籠結合部
形成用凸部によって形成されているとともに、これら雄
印籠結合部形成用凸部には絶縁性を有する樹脂が使用さ
れて筒形状に形成されたカバーが被せ付けられており、
カバーの内周面には前記ブラシスプリングの反力側端が
係止されていることを特徴とする。
【0010】前記した手段によれば、ブラシスプリング
の反力側端は絶縁性を有するカバーによって受けられて
いるため、ブラシ、ブラシスプリングおよびブラシホル
ダとハウジングとの絶縁状態は維持されることになる。
この状態において、ブラシホルダの径方向の長さはコミ
テータの外周からカバーの内周までの間隔に設定するこ
とができるため、ブラシの長さを充分に確保することに
より、ブラシの寿命ひいてはモータの寿命を延ばすこと
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の一実施
形態であるモータを示しており、図1は図2のI−I線
に沿う正面断面図、図2はブラケットアッシーを示す平
面図である。図3はその主要部を示しており、(a)は
組立斜視図、(b)は分解斜視図である。図4はブラケ
ットを示しており、(a)は平面図、(b)は正面断面
図である。図5は絶縁カバーを示しており、(a)は背
面図、(b)は底面図である。
【0012】本実施形態において、本発明に係るモータ
は、自動車や二輪車に搭載される電装品用モータ(以
下、モータという。)として構成されている。このモー
タ10はハウジング11を備えており、ハウジング11
は一端面が開口し他端面が閉塞した円筒形状に形成され
ているヨーク12と、ヨーク12の開口端部に被せ着け
られているブラケット13とから構成されている。ヨー
ク12の閉塞壁14およびブラケット13の中央部には
ボールベアリング15および16がそれぞれ配設されて
いる。ハウジング11内には回転子軸17が中心線上に
架設されており、回転子軸17は両ボールベアリング1
5、16により回転自在に支承されている。
【0013】回転子軸17にはアーマチュアコア18が
中間部に配されて固定されており、アーマチュアコア1
8はヨーク12の内周面に周方向に略等間隔に固着され
た複数のマグネット19に対向するように配設されてい
る。また、回転子軸17のブラケット側端部にはアーマ
チュアに給電するためのコミテータ20がアーマチュア
コア18に隣接されて固装されている。さらに、回転子
軸17のブラケット側端部はブラケット13の中心部に
開設された回転子軸挿通孔21内に挿通されて被駆動伝
達部(図示せず)に連結されるようになっている。回転
子軸17の外周と回転子軸挿通孔21の内周との間には
オイルシール部材22が介設されており、このオイルシ
ール部材22によってブラケット側のボールベアリング
16のオイルがシールされるようになっている。
【0014】ブラケット13のヨーク側端面にはブラシ
ホルダステー収容用凹所(以下、凹所という。)23が
大径の同心円に形成されて軸方向に一定深さに没設され
ており、この凹所23にはブラシホルダステー24が収
容されている。このブラシホルダステー24はベークラ
イト等の絶縁材を用いられて円盤形状に一体成形されて
おり、コミテータ20と同心円に配されてブラケット1
3に複数本のビス25によって固着されている。このブ
ラシホルダステー24には略正方形の筒形状に形成され
たブラシホルダ26が一対、互いに対向するように配さ
れて固定されており、各ブラシホルダ26は径方向の内
側端面および外側端面がそれぞれ開口されている。
【0015】各ブラシホルダ26内にはブラシ28が径
方向内側位置に摺動自在に収容されているとともに、径
方向外側位置にブラシスプリング34がブラシ28をコ
ミテータ20に押接させる方向に付勢するように収容さ
れている。ブラシホルダ26のブラシホルダステー24
と反対側に位置する天井壁には切欠部27が径方向に開
設されており、切欠部27にはブラシ28に一端部が植
え込まれたピグテール29が摺動自在に挿通されてい
る。ピグテール29はブラシホルダ26に電気的に接続
されている。また、ブラシホルダ26の周方向の片側に
はターミナル30が一体的に突設されており、ターミナ
ル30にはリード線31の一端部に固着されたジョイン
ト端子32が嵌合されている。リード線31はブラシホ
ルダステー24に開設されたリード線挿通口33を挿通
されて凹所23の底部側に導かれ凹所23の底部を挿通
し防水グロメットを介し、ブラケット13の径方向外部
に引き出されるようになっている。
【0016】各ブラシホルダ26の径方向外側位置に収
容されたブラシスプリング34の一端はブラシホルダ2
6の径方向外側端面開口において後記するカバーに係止
され、他端はブラシ28に係止されている。そして、蓄
力状態でコミテータ20とカバーとの間に介装されてお
り、もって、ブラシスプリング34はカバーに反力を取
って弾発力によりブラシ28をコミテータ20に押接さ
せるようになっている。
【0017】ブラケット13における凹所23の底面上
にはヨーク12と印籠結合する雄印籠結合部を形成する
ための複数個の雄印籠結合部形成用凸部(以下、凸部と
いう。)35、36、37が、周方向に間隔を置かれて
軸方向ヨーク側に突出するように膨出形成されており、
各凸部35、36、37の外周面によって形成される雄
印籠結合部には雌印籠結合部としてのヨーク12の内周
が印籠結合するように設定されている。各凸部35、3
6、37は凹所23の円形穴の内周面に沿って配設され
ており、周方向に一定厚さで軸方向に一定高さの円弧形
の立ち上がり壁体に形成されている。また、各凸部3
5、36、37には後記するカバーの各凹部がそれぞれ
嵌合されており、カバーは各凹部が各凸部35、36、
37と嵌合されることによって周方向の移動が阻止され
るようになっている。
【0018】ブラケット13の外周にはフランジ部38
が径方向外向きに張り出すように一体成形されており、
フランジ部38には雌ねじ孔39および透孔40が一対
宛、周方向に等間隔に配されてそれぞれ軸方向に貫通す
るように開設されている。ブラケット13に印籠結合さ
れたヨーク12の開口端部にもフランジ部41が深絞り
加工により径方向外向きに張り出すように一体的に屈曲
成形されており、フランジ部41はビス挿通孔(図示せ
ず)に挿通されたビス(図示せず)がブラケット13の
雌ねじ孔39にねじ込まれることにより、ブラケット1
3のフランジ部38に締結されている。
【0019】ブラケット13のフランジ部38には断面
長方形の円形リング形状に形成された環状溝42が一定
幅一定深さに没設されており、この環状溝42には断面
長方形のシールリング43が収容されている。環状溝4
2の内側立ち上がり壁面は各凸部35、36、37の外
周面の延長線上に位置し、その外側立ち上がり壁面はヨ
ーク側フランジ部41における凸状彎曲部Rの外方にお
ける平坦面部に位置するように形成されている。環状溝
42に収容されたシールリング43はゴム等の弾性材料
が用いられて一体成形されて内径が環状溝42の内径よ
りも小径で、かつ、外径が環状溝42よりも若干小径の
円形リング形状に形成されており、環状溝42に収容さ
れた状態でヨーク12のフランジ部41によって押され
て圧縮変形することにより、ブラケット13とヨーク1
2との合わせ面間をシールした状態になっている。
【0020】ブラケット13の凹所23にはカバー44
が嵌入されており、このカバー44は凹所23の内周面
に沿って突設された各凸部35、36、37に同軸に被
せ付けられた状態になっている。すなわち、カバー44
は絶縁性を有する樹脂が使用されて、外径が凹所23の
内径と等しい円筒形状に一体成形されて、凹所23に嵌
入されている。カバー44のブラケット13側の端面に
は各嵌合用凹部45、46、47が各凸部35、36、
37に対応する位置に配されて没設されており、各嵌合
用凹部45、46、47には各凸部35、36、37が
それぞれ嵌入されている。各嵌合用凹部45、46、4
7に各凸部35、36、37がそれぞれ嵌入された状態
において、カバー44のブラケット13と反対側の端面
はブラシホルダステー24と平行な状態になっており、
この端面には複数本の突起48が周方向に等間隔に配さ
れて軸方向に一定の長さにそれぞれ突設されている。そ
して、ヨーク12がカバー44の外側に印籠結合された
状態において、各突起48の端面がマグネット19のブ
ラケット側端面と突合することにより、カバー44のヨ
ーク側への軸方向の遊動が防止されている。なお、各突
起48はカバー44の外径寸法よりも内側に位置する一
方、マグネット19の端面にその厚み方向の寸法内で突
合することができる位置に設けられており、これにより
マグネット19をヨーク12の内面に固着する際の接着
剤等の影響を各突起48が受けないようになっている。
【0021】また、カバー44の外径は各凸部35、3
6、37が形成する円形の外径、すなわち、雄印籠結合
部の外径と等しく設定されている。したがって、カバー
44は各嵌合用凹部45、46、47に各凸部35、3
6、37をそれぞれ嵌入されてブラケット13に被せ付
けられた状態において、各凸部35、36、37と共に
雄印籠結合部を構成した状態になっている。また、カバ
ー44の各嵌合用凹部45、46、47が形成された部
分の内径は小径に形成されている。つまり、各嵌合用凹
部45、46、47の径方向の厚みが他の部分の厚みよ
りも増加されることにより、各凸部35、36、37を
嵌入するための嵌入代が増加されている。そして、カバ
ー44は各嵌合用凹部45、46、47に各凸部35、
36、37をそれぞれ嵌合されることにより、ブラケッ
ト13に対して回り止めされた状態になっている。
【0022】次に作用を説明する。前記構成に係るモー
タ10が組み立てられるに際して、予め、ヨークアッシ
ー、ブラケットアッシーおよびアーマチュアアッシーが
それぞれ組み立てられる。ブラケットアッシーが組み立
てられるに際して、ブラケット13にはオイルシール部
材22、ボールベアリング16、シールリング43およ
びカバー44が組み付られるとともに、ブラシホルダ2
6が固定されたブラシホルダステー24が組み付けられ
る。ブラシホルダステー24がブラケット13に組み付
けられた後に、ブラシホルダ26に径方向内側開口から
ブラシスプリング34およびブラシ28が順番に挿入さ
れるとともに、ピグテール29がブラシホルダ26に繋
がれること等によりブラシ28が抜け止めされる。この
状態において、ブラシスプリング34の反力側端である
径方向外側端はカバー44の内周面に係止された状態に
なる。
【0023】その後、ブラケットアッシーにアーマチュ
アアッシーおよびヨークアッシーが組み付けられ、モー
タが組み立てられる。ブラケットアッシーにアーマチュ
アアッシーが組み付けられてブラシホルダ26の径方向
内側開口がコミテータ20に対向されると、ブラシ28
のブラシホルダ26に対する抜け止めが解除される。こ
のブラシ28の抜け止め解除作業後は、カバー44に反
力を取ったブラシスプリング34の弾発力がブラシ28
を径方向内向きに付勢するため、ブラシ28はコミテー
タ20に押接された状態になる。
【0024】次いで、ヨーク側フランジ部41のビス挿
通孔にビスが挿通されてブラケット側フランジ部38の
雌ねじ孔39にねじ込まれることにより、ヨーク12と
ブラケット13とが締結されて一体化される。このヨー
ク12とブラケット13との締結により、シールリング
43はヨーク12とブラケット13との合わせ面間にお
いて圧縮変形された状態になるため、シール状態が構成
されることになる。この状態において、カバー44の各
嵌合用凹部45、46、47がブラケット13の凸部3
5、36、37に嵌合され、カバー44の周方向の移動
が阻止される。また、各突起48がマグネット19の端
面に突合した状態になるため、カバー44の軸方向への
移動が阻止される。
【0025】本実施形態によれば、ブラケット13の凹
所23に嵌入されて各凸部35、36、37に被せ付け
られたカバー44によってブラシスプリング34の反力
側端が受けられるため、ブラシホルダ26の長さを短く
せずにブラシホルダ26とハウジング11との間の絶縁
距離を充分に確保することができる。したがって、ブラ
シ28を長く設定することにより、ブラシ28ひいては
モータ10の寿命を延ばすことができる。
【0026】また、カバー44はハウジング11の全周
にわたって添設された状態になるため、ピグテール29
やリード線31、ターミナル30およびジョイント端子
32とハウジング11との絶縁状態を維持することがで
きる。
【0027】さらに、ブラケット13の凹所23に嵌入
されたカバー44によって絶縁状態が確保されるため、
ブラシホルダ26とハウジング11との絶縁距離を確保
するのに凹所23の内径を大きく切削しなくて済み、ブ
ラケット13に没設された環状溝42に収容されている
シールリング43が凹所23に脱落する不具合を未然に
回避することができる。
【0028】また、ブラシホルダ26は径方向の内外端
面が開口されているので、ブラシホルダ26を板材のプ
レス加工によって容易に成形することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブラシホルダの長さを短くせずにブラシホルダとハウジ
ングとの間の絶縁距離を充分に確保することができるた
め、ブラシを長く設定することにより、ブラシひいては
モータ全体の寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるモータを示してお
り、図2のI−I線に沿う正面断面図である。
【図2】ブラケットアッシーを示す平面図である。
【図3】その主要部を示しており、(a)は組立斜視
図、(b)は分解斜視図である。
【図4】ブラケットを示しており、(a)は平面図、
(b)は正面断面図である。
【図5】カバーを示しており、(a)は背面図、(b)
は底面図である。
【符号の説明】
10…モータ、11…ハウジング、12…ヨーク、13
…ブラケット、14…閉塞壁、15、16…ボールベア
リング、17…回転子軸、18…アーマチュアコア、1
9…マグネット、20…コミテータ、21…回転子軸挿
通孔、22…オイルシール部材、23…ブラシホルダス
テー収容用凹所、24…ブラシホルダステー、25…ビ
ス、26…ブラシホルダ、27…切欠部、28…ブラ
シ、29…ピグテール、30…ターミナル、31…リー
ド線、32…ジョイント端子、33…リード線挿通口、
34…ブラシスプリング、35、36、37…凸部(雄
印籠結合部形成用凸部)、38…ブラケット側フランジ
部、39…雌ねじ孔、40…透孔、41…ヨーク側フラ
ンジ部、42…環状溝、43…シールリング、44…カ
バー、45、46、47…嵌合用凹部、48…突起。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形状に形成されたヨークの開口部にブ
    ラケットが雄印籠結合部を嵌入されて印籠結合されてお
    り、ブラケットの内側端面にはブラシホルダを固定され
    たブラシホルダステーが固定されているとともに、ブラ
    シホルダにはブラシおよびブラシをコミテータに押接さ
    せるブラシスプリングが収容されているモータにおい
    て、 前記雄印籠結合部は前記ブラケットの内側端面に周方向
    に互いに間隔を置かれて軸心方向に突設された複数個の
    雄印籠結合部形成用凸部によって形成されているととも
    に、これら雄印籠結合部形成用凸部には絶縁性を有する
    樹脂が使用されて筒形状に形成されたカバーが被せ付け
    られており、カバーの内周面には前記ブラシスプリング
    の反力側端が係止されていることを特徴とするモータ。
JP34598995A 1995-12-11 1995-12-11 モータ Pending JPH09163662A (ja)

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