JP2600102Y2 - ブツシングの取付構造 - Google Patents

ブツシングの取付構造

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JP2600102Y2
JP2600102Y2 JP1993004215U JP421593U JP2600102Y2 JP 2600102 Y2 JP2600102 Y2 JP 2600102Y2 JP 1993004215 U JP1993004215 U JP 1993004215U JP 421593 U JP421593 U JP 421593U JP 2600102 Y2 JP2600102 Y2 JP 2600102Y2
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JP
Japan
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case
flange
ring
insulator tube
hole
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JP1993004215U
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JPH0662425U (ja
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正次 高岡
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Nippon Kouatsu Electric Co
Original Assignee
Nippon Kouatsu Electric Co
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は開閉器のブッシングの取
付構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、開閉器などのケース面にブッシング
を取り付ける場合は、ケース面の貫通穴に対し碍管を貫
通させ、そのフランジ部を気密保持用のOリングを介し
てケース外面に当接し、さらに碍管のフランジ部に嵌装
する押さえ金具の取付穴をケース外面に立設した取付ボ
ルトに挿入し、最後にナットにより締め付けることによ
り碍管をケースに固定するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記取
付構造はナット締付作業が多くて作業性が悪いこと、フ
ランジ部とケース外面間に介在する上記気密保持用のO
リングがナット締め付けの不都合により不均一に圧縮さ
れて気密保持性を悪くしたり、或いは過度の締め付けに
よりゴム性のOリングの劣化を早めたりする等の問題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決するためのもので、碍管(2)の一端部をケース
(1)に貫通し、碍管には、前記ケース(1)の外側に
位置してフランジ部(2b)を一体形成するとともに、
該フランジ部(2b)における前記ケース(1)と反対
側の外面(2j)を、ケース(1)側が拡開する斜面に
形成し、上記フランジ部(2b)とケース(1)の外面
(1e)との間にOリング(3)を介在し、更に上記フ
ランジ部(2b)とケース(1)の外面(1e)との間
に上記Oリング(3)の圧縮量を規制するように所定の
厚みに設定したスペーサ金具(4)を介在し、上記フラ
ンジ部(2b)の外周にはフランジ金具(19)を、そ
の基部を前記ケース(1)の外面(1e)に溶接固着し
てケース(1)から突出して設け、該フランジ金具(1
9)の突出側の先端部(19b)を、上記フランジ部
(2b)の斜面状の外面(2j)に沿って押圧折曲して
碍管(2)をケース(1)に固定するようにしたことを
特徴とするものである。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図1乃至図
2に基づき説明する。1aはステンレス鋼板などからな
る開閉器のケース1の側壁を示す。1cは側壁1aに形
成した貫通穴であり、穴を形成する端部1dが若干ケー
スの内側に向かって曲げられている。
【0006】2は磁器又はエポキン樹脂などからなる碍
管であり、その小径部2aがケース1内に位置した状態
で上記貫通穴1cに貫装している。2bは碍管2の大径
部2cの端部に形成したフランジ部であり、同フランジ
部2bの内面2dとケース外面1eとの間には気密保持
用のOリング3を介在させている。
【0007】4はフランジ部2bとケース外面1e間に
介在した、適度の厚みを持つリング状のスペーサ金具で
あり、Oリング3の外周側に位置して設けられている。
なお、Oリング3はフランジ部の内面2dの内側に形成
した段部2eとスペーサ金具4とケース外面1eとに囲
まれるようにして設置されている。
【0008】5は碍管の貫通孔2fに貫通した中心導体
であり、ナット6とナット7により貫通孔2fの小穴部
2gに締め付け固定されている。8、9は座金、10は
パッキン、11はスプリングワッシャーをそれぞれ示
す。
【0009】12は中心導体5の外周面に形成した環状
溝5aに嵌装したOリングであり、貫通穴2fのケース
内に向かって細径となるテーパー状の小径孔2gの内周
面2hに密着している。
【0010】13は中心導体5の接続部5bに芯線13
aを圧着した被覆リード線、14は保護チューブであ
り、ゴム或いは樹脂製の熱収縮チューブが使われてい
る。15は貫通孔2fの大径孔2iの2ヵ所に注入した
ゴム或いは樹脂製の充填剤、16はリード線13を固定
するためのゴム或いは樹脂からなる電線支持ブッシュで
ある。
【0011】17はケース内側に位置する中心導体5に
圧着した支持金具であり、同金具には固定電極18が付
設されている。19はケース外面1eに対しその基部1
9aを溶接して突設したステンレス鋼板製からなる円筒
状のフランジ金具であり、先端部19bを曲げる前の状
態(図中の1点鎖線の状態)において、フランジ部2b
をフランジ金具19内に位置させるようにして碍管2を
ケース1の貫通穴1aに挿入した後、同金具の先端部1
9bの全周を加圧式の回転ローラ20により内側に折り
曲げ、その先端部19bを上記斜面状に形成した碍管2
のフランジ部2bの外面2jに押圧して、同管2をケー
ス1に対し固定するものである。
【0012】21は先端部19bとフランジ部の外面2
j間に介在するパッキンを示す。図2はフランジ金具1
9の異なった実施例を示すもので、フランジ金具19の
先端部19bを容易に曲げやすくするために薄肉部19
cを形成したものである。
【0013】
【考案の効果】本考案は以上の構成からなり、従来のブ
ッシングの取付構造の場合のようなボルト締付方式と異
なり、ケース外面に突設するフランジ金具の先端部の全
周を内側に折り曲げ、それを碍管のフランジ部に対し押
圧して碍管を取付ける構造のため、作業性が良くまた確
実な固定ができる。
【0014】また、特にフランジ部の外面を斜面状に形
成しているため、フランジ金具の先端部を少し内側に曲
げるだけの簡単な作業で固定が可能になる。また、碍管
のフランジ部は上記の取付構造のため、フランジ金具に
よりその全周にわたって均一に押圧されることになり、
碍管のフランジ部とケース外周間に介在するOリングに
対し一定の圧縮率が加わって同Oリングによる信頼性の
高い気密保持が可能になる。特に、上記フランジ部とケ
ース外面部に前記のOリングとは別に、上記Oリングの
圧縮量を規制するように所定の厚みに設定したスペーサ
金具を介在したので、上記のOリングの過度な圧縮を防
止できる。そのため、Oリングの圧縮率を適度に調整し
て、Oリングの圧縮歪をなくし、Oリングによるシール
効果の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す断面図。
【図2】 フランジ金具の異なった実施例を示す断面
図。
【符号の説明】
1 ケース 1c 貫通穴 1e ケース外面 2 碍管 2b フランジ部 2j 外面 3 Oリング 19 フランジ金具 19a 基部 19b 先端部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 碍管(2)の一端部をケース(1)に貫
    通し、碍管には、前記ケース(1)の外側に位置してフ
    ランジ部(2b)を一体形成するとともに、該フランジ
    部(2b)における前記ケース(1)と反対側の外面
    (2j)を、ケース(1)側が拡開する斜面に形成し、
    上記フランジ部(2b)とケース(1)の外面(1e)
    との間にOリング(3)を介在し、更に上記フランジ部
    (2b)とケース(1)の外面(1e)との間に上記O
    リング(3)の圧縮量を規制するように所定の厚みに設
    定したスペーサ金具(4)を介在し、上記フランジ部
    (2b)の外周にはフランジ金具(19)を、その基部
    を前記ケース(1)の外面(1e)に溶接固着してケー
    ス(1)から突出して設け、該フランジ金具(19)の
    突出側の先端部(19b)を、上記フランジ部(2b)
    の斜面状の外面(2j)に沿って押圧折曲して碍管
    (2)をケース(1)に固定するようにしたことを特徴
    とするブッシングの取付構造。
JP1993004215U 1993-02-12 1993-02-12 ブツシングの取付構造 Expired - Lifetime JP2600102Y2 (ja)

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JPH0662425U JPH0662425U (ja) 1994-09-02
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