JP2001236843A - 樹脂ブッシング - Google Patents

樹脂ブッシング

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JP2001236843A
JP2001236843A JP2000043887A JP2000043887A JP2001236843A JP 2001236843 A JP2001236843 A JP 2001236843A JP 2000043887 A JP2000043887 A JP 2000043887A JP 2000043887 A JP2000043887 A JP 2000043887A JP 2001236843 A JP2001236843 A JP 2001236843A
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resin
umbrella cover
bushing
fixed
resin portion
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JP2000043887A
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Hiroshi Takai
博史 高井
Takushi Yoshikura
卓志 吉倉
Keiichi Takase
圭一 高瀬
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Daihen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フランジ金具及び固定筒体を、これらの内面
に気泡を残さずに固定が行なえる樹脂ブッシングを得
る。 【解決手段】 筒状のコア樹脂部2とその表面を覆う傘
カバー樹脂部3とで樹脂ブッシング本体4を形成する。
傘カバー樹脂部3の下部でコア樹脂部2の外周にフラン
ジ金具5及び固定筒体6を隙間をあけて配置し、これら
の内周に傘カバー樹脂部3の延長部3bを介在させてフ
ランジ金具5及び固定筒体6をコア樹脂部2に固定す
る。固定筒体6から露出した傘カバー樹脂部3の延長部
3bの端部ににパッキン22を当接させ、このパッキン
22は押当て具23により傘カバー樹脂部3の延長部3
bの端部に押当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば変圧器のよ
うな機器に取付けられている樹脂ブッシングに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は本出願人が先に提案した樹脂ブッ
シングを示したものである(特願平11−118141
号)。この樹脂ブッシング1は、筒状のコア樹脂部2と
その表面を覆って一体に設けられたゴム弾性の傘カバー
樹脂部3とからなる樹脂ブッシング本体4と、傘カバー
樹脂部3の下に突出されているコア樹脂部2の外周に固
定されているフランジ金具5と、このフランジ金具5の
内周に一体化されて該フランジ金具5の下に突設されて
いてコア樹脂部2の外周を覆うと共に下側外周に環状に
係止突起6aが設けられている固定筒体6と、筒状のコ
ア樹脂部2内に貫通配置された導体ロッド7とを備えて
構成されている。コア樹脂部2は、エポキシ樹脂FR
P,不飽和ポリエステルFRP,或いはエポキシ樹脂等
により構成されている。また、傘カバー樹脂部3は、耐
候性とゴム弾性を有するシリコーンゴム,エチレンプロ
ピレン系ゴム等により構成されている。コア樹脂部2の
傘カバー樹脂部3で覆う部分には、傘カバー樹脂部3の
成形前に予めプライマー接着剤を塗布しておき、成形時
にコア樹脂部2と傘カバー樹脂部3とが化学的に結合さ
れるようになっている。傘カバー樹脂部3には、その外
周に長手方向に所定間隔で傘3aが突設されている。フ
ランジ金具5と固定筒体6とは、鉄系の材料あるいはそ
れに防錆メッキを施したもの等により構成されている。
導体ロッド7の一端には、端子金具8が設けられていて
コア樹脂部2の一端を閉塞すると共に該導体ロッド7の
抜け止めが図られている。導体ロッド7の他端のネジ部
7aはコア樹脂部2の他端を閉じる取付け具9を貫通
し、この取付け具9はネジ部7aに螺合されたナット1
0の締結により固定されている。取付け具9は、絶縁物
(例えば、ベーク板)により構成されている。
【0003】このような構造の樹脂ブッシング1が、例
えば変圧器のケースからなる取付け座板11に取付けら
れる取付け構造について説明する。樹脂ブッシング1
は、取付け座板11の孔部12にコア樹脂部2の露出部
と固定筒体6とを貫通させた状態でフランジ金具5をパ
ッキン13を介して取付け座板11に載せて配置されて
いる。取付け座板11の孔部12は、固定筒体6の係止
突起6aが通過できる大きさで形成されている。固定筒
体6の外周には、孔部14を嵌めて環状の固定金具15
が嵌め合わされている。固定金具15の孔部14も、固
定筒体6の係止突起6aが通過できる大きさで形成され
ている。固定筒体6の外周にはコイルスプリング16が
嵌められ、係止突起6aにより落下しないように支持さ
れている。このコイルスプリング16により固定金具1
5が支持されている。即ち、コイルスプリング16はそ
の外径が固定金具15の孔部14の内径より大きく、こ
れにより孔部14の外周側の固定金具15の部分が、該
コイルスプリング16の部分に載って固定金具15が支
持されている。固定金具15のネジ孔17にそれぞれ螺
合させた固定ネジ18の先端を取付け座板11の下面に
加圧接触させ、かかる状態で各固定ネジ18を回すこと
により、これら固定ネジ18にネジ孔17で螺合されて
いる固定金具15が下向きに付勢され、その付勢力がコ
イルスプリング16を介して固定筒体6の係止突起6a
に作用し、これにより樹脂ブッシング1が下向きに牽引
され、フランジ金具5がパッキン13を介して取付け座
板11に押し付けられて、樹脂ブッシング1が直立状態
で取付け座板11に取付けられている。
【0004】このように取付け座板11に取付けられる
樹脂ブッシング1では、フランジ金具5及び固定筒体6
の該樹脂ブッシング1に対する取付けを、図5又は図6
に示すようにして行なっていた。
【0005】図5の場合は、フランジ金具5とこれに一
体の固定筒体6は、シール接着剤19によりコア樹脂部
2に固定していた。シール接着剤19としては、ゴム系
の接着剤やエポキシ系の接着剤等が用いられていた。
【0006】図6の場合は、フランジ金具5とこれに一
体の固定筒体6は、シール接着剤19によりコア樹脂部
2に固定すると共に固定筒体6の外周に溝20を設け、
この溝20の底部をシール接着剤19と共にコア樹脂部
2に食い込ませて該コア樹脂部2に固定していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなフランジ金具5及び固定筒体6の樹脂ブッシング1
に対する取付けの仕方では、次のような問題点があっ
た。
【0008】図5の場合は、フランジ金具5及び固定筒
体6とコア樹脂部2との間のシール接着剤19中に気泡
が残り、コロナ発生の原因となる等の電気的弱点となる
問題点があった。また、この場合には、シール接着剤1
9の接着工程が必要となり、コストアップとなる問題点
があった。
【0009】図6の場合は、図5の場合と同じくシール
接着剤19中に気泡が残り、電気的弱点となると共に、
溝20の底部がコア樹脂部2に食い込むので、溝20の
底部が導体ロッド7に接近して、この部分で電気絶縁性
が低下する問題点があった。また、この場合には、シー
ル接着剤19による接着工程の他に、固定筒体6に溝2
0を付ける工程が必要となり、工程が増えてよりコスト
アップを招く等の問題点があった。
【0010】本発明の目的は、フランジ金具及び固定筒
体を、これらの内面に気泡を残さずに固定が行なえる樹
脂ブッシングを提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、フランジ金具及び固
定筒体を固定する傘カバー樹脂部の延長部が固定筒体の
端部で油に触れるのを防止できる樹脂ブッシングを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、筒状のコア樹
脂部とその表面を覆って一体に設けられた傘カバー樹脂
部とからなる樹脂ブッシング本体と、傘カバー樹脂部の
下部で樹脂ブッシング本体の外周に固定されている環状
のフランジ金具及び固定筒体とを備えた樹脂ブッシング
を改良するものである。
【0013】本発明に係る樹脂ブッシングにおいては、
フランジ金具と固定筒体とはこれらの内周に傘カバー樹
脂部の延長部が介在されて樹脂ブッシング本体に固定さ
れ、固定筒体から露出した傘カバー樹脂部の延長部の端
部にはパッキンが当接され、該パッキンは押当て具によ
り傘カバー樹脂部の延長部の端部に押当てられているこ
とを特徴とする。
【0014】このように傘カバー樹脂部の延長部でフラ
ンジ金具と固定筒体とを固定すると、これらフランジ金
具と固定筒体との内面に気泡を存在させることなく固定
を行なうことができる。このため、フランジ金具と固定
筒体との固定部でコロナ発生等の電気的弱点を発生させ
ない樹脂ブッシングを得ることができる。
【0015】また、取付け座板の下で固定筒体から露出
した傘カバー樹脂部の延長部の端部にパッキンを当接
し、このパッキンを押当て具により傘カバー樹脂部の延
長部の端部に押当てると、取付け座板の下で絶縁油に触
れ易い固定筒体から露出した傘カバー樹脂部の延長部の
端部が絶縁油に触れなくなる。このため傘カバー樹脂部
の延長部の端部が油に触れて膨潤し、機械的強度が低下
するのを防止することができる。
【0016】この場合、押当て具は、この樹脂ブッシン
グを取付け座板に固定する固定ネジに螺合されてパッキ
ンに押当てられている構造でも、コア樹脂部に支持され
てパッキンに押当てられている構造でも、固定筒体に一
体に設けられていてパッキンを押圧するようになってい
る構造でも、いずれでもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る樹脂ブッシン
グにおける実施の形態の各例を図面を参照して詳細に説
明する。なお、前述した図4と対応する部分には、同一
符号を付けて示している。
【0018】図1は本発明に係る樹脂ブッシングにおけ
る実施の形態の第1例の要部構成を示す縦断面図であ
る。
【0019】本例の樹脂ブッシング1においては、フラ
ンジ金具5と固定筒体6とはフランジ金具5の内周部に
固定筒体6が一体化されており、これらフランジ金具5
及び固定筒体6の内面と筒状のコア樹脂部2との間には
隙間が全周にわたって形成されている。また、これらフ
ランジ金具5と固定筒体6との連結体の内周には、凹凸
面21が設けられている。フランジ金具5及び固定筒体
6の内周とコア樹脂部2の外周との間の隙間には傘カバ
ー樹脂部3の延長部3bが充填され、フランジ金具5及
び固定筒体6は傘カバー樹脂部3の延長部3bでコア樹
脂部2に固定されている。また、フランジ金具5の上面
と外周面も、傘カバー樹脂部3の延長部3bで一体に覆
われている。コア樹脂部2は、エポキシ樹脂FRP,不
飽和ポリエステルFRP,或いはエポキシ樹脂等により
構成されている。また、傘カバー樹脂部3は、耐候性と
ゴム弾性を有するシリコーンゴム,エチレンプロピレン
系ゴム等により構成されている。コア樹脂部2の傘カバ
ー樹脂部3で覆う部分及びフランジ金具5と固定筒体6
とには、傘カバー樹脂部3の成形前に予めプライマリー
接着剤を塗布しておき、成形した時にコア樹脂部2と傘
カバー樹脂部3及びフランジ金具5と固定筒体6とが化
学的に結合される。
【0020】取付け座板11の下で固定筒体6から露出
した傘カバー樹脂部3の延長部3bの端部にはパッキン
22が当接され、該パッキン22は押当て具23により
傘カバー樹脂部3の延長部3bの端部に押当てられてい
る。押当て具23は、この樹脂ブッシング1を取付け座
板11に固定する固定ネジ18に螺合されてパッキン2
2に押当てられている。パッキン22としては、耐油性
を有するNBRゴム系やフッ素ゴム系等のOリング等か
らなるゴムパッキンが好ましい。
【0021】このように傘カバー樹脂部3の延長部3b
でフランジ金具5と固定筒体6とをコア樹脂部2に固定
すると、これらフランジ金具5と固定筒体6との内面に
気泡を存在させることなく固定を行なうことができる。
このため、フランジ金具5と固定筒体6との固定部でコ
ロナ発生等の電気的弱点を発生させない樹脂ブッシング
1を得ることができる。また、傘カバー樹脂部3の延長
部3bでフランジ金具5の上面と外周面も覆われている
と、傘カバー樹脂部3とフランジ金具5との接着面積が
増え、フランジ金具5の接合強度を上げることができ
る。
【0022】また、取付け座板11の下で固定筒体6か
ら露出した傘カバー樹脂部3の延長部3bの端部にパッ
キン22を当接し、このパッキン22を押当て具23に
より傘カバー樹脂部3の延長部3bの端部に押当てる
と、取付け座板11の下で絶縁油に触れ易い固定筒体6
から露出した傘カバー樹脂部3の延長部3bの端部が絶
縁油に触れなくなる。このため傘カバー樹脂部3の延長
部3bの端部が油に触れて膨潤し、機械的強度が低下す
るのを防止することができる。
【0023】次に、このような第1例の樹脂ブッシング
1の製造方法について説明する。この場合は、コア樹脂
部2の傘カバー樹脂部3で覆う部分及びフランジ金具5
と固定筒体6とには、予めプライマリー接着剤を塗布
し、フランジ金具5と固定筒体6とをコア樹脂部2の外
周との間に隙間を存在させて位置決めし、成形樹脂によ
り傘カバー樹脂部3を成形する時にこの隙間に成形樹脂
を充填して延長部3bを設け、この延長部3bでフラン
ジ金具5と固定筒体6との固定を行なう。
【0024】固定筒体6から露出した傘カバー樹脂部3
の延長部3bの端部にパッキン22を当接し、このパッ
キン22を押当て具23により傘カバー樹脂部3の延長
部3bの端部に押当てる作業は、この樹脂ブッシング1
を取付け座板11に取付ける工程で行なう。
【0025】このように傘カバー樹脂部3の成形時に、
フランジ金具5及び固定筒体6の内周とコア樹脂部2の
外周との間の隙間に成形樹脂を充填して延長部3bを形
成し、これらフランジ金具5と固定筒体6とをコア樹脂
部2に固定すると、フランジ金具5と固定筒体6との内
面に気泡を存在させることなく固定を行なうことができ
る。このため、フランジ金具5と固定筒体6との固定部
でコロナ発生等の電気的弱点を発生させない樹脂ブッシ
ング1を容易に製造することができる。
【0026】図2は本発明に係る樹脂ブッシングにおけ
る実施の形態の第2例の要部構成を示す縦断面図であ
る。
【0027】本例の樹脂ブッシング1においては、フラ
ンジ金具5と固定筒体6とはフランジ金具5の内周部に
固定筒体6が一体化され、これらの内面と筒状のコア樹
脂部2との間には隙間が全周にわたって形成され、これ
らフランジ金具5と固定筒体6との連結体の内周には凹
凸面21が設けられ、フランジ金具5及び固定筒体6の
内周とコア樹脂部2の外周との間の隙間には傘カバー樹
脂部3の延長部3bが充填されて、フランジ金具5及び
固定筒体6が傘カバー樹脂部3の延長部3bでコア樹脂
部2に固定され、フランジ金具5の上面と外周面も傘カ
バー樹脂部3の延長部3bで一体に覆われ、固定筒体6
から露出した傘カバー樹脂部3の延長部3bの端部には
パッキン22が当接され、該パッキン22は押当て具2
3により傘カバー樹脂部3の延長部3bの端部に押当て
られている点は、第1例と同様である。
【0028】特に本例の樹脂ブッシング1においては、
押当て具23はその係止凸部23aがコア樹脂部2の凹
部24に嵌められて支持されている。この場合、押当て
具23の係止凸部23aの外周は、図示しないが結束し
ておくことが好ましい。
【0029】このような構造でも、第1例と同様の効果
を得ることができる。特に、この例では、押当て具23
がコア樹脂部2に支持されているので、この樹脂ブッシ
ング1を取付け座板11に取付ける前にパッキン22と
押当て具23をコア樹脂部2に取付けておくこともで
き、或いは第1例と同様に樹脂ブッシング1を取付け座
板11に取付ける工程でこれらを取付けることもでき
る。
【0030】図3は本発明に係る樹脂ブッシングにおけ
る実施の形態の第3例の要部構成を示す縦断面図であ
る。
【0031】本例の樹脂ブッシング1においては、フラ
ンジ金具5と固定筒体6とはフランジ金具5の内周部に
固定筒体6が一体化され、これらの内面と筒状のコア樹
脂部2との間には隙間が全周にわたって形成され、これ
らフランジ金具5と固定筒体6との連結体の内周には凹
凸面21が設けられ、フランジ金具5及び固定筒体6の
内周とコア樹脂部2の外周との間の隙間には傘カバー樹
脂部3の延長部3bが充填されて、フランジ金具5及び
固定筒体6が傘カバー樹脂部3の延長部3bでコア樹脂
部2に固定され、フランジ金具5の上面と外周面も傘カ
バー樹脂部3の延長部3bで一体に覆われ、固定筒体6
から露出した傘カバー樹脂部3の延長部3bの端部には
パッキン22が当接され、該パッキン22は押当て具2
3により傘カバー樹脂部3の延長部3bの端部に押当て
られている点は、第1例と同様である。
【0032】特に本例の樹脂ブッシング1においては、
押当て具23は固定筒体6の係止突起6aに一体に筒状
に設けられていて、パッキン22を押圧するようになっ
ている。この場合、パッキン22が振動などにより抜け
落ちないように固定筒体6から露出した傘カバー樹脂部
3の延長部3bの端部には、シール接着剤25が塗布さ
れていることが好ましい。パッキン22は、固定筒体6
から露出した傘カバー樹脂部3の延長部3bの端部に、
このシール接着剤25を介して押当てられている。
【0033】このような構造でも、第1例と同様の効果
を得ることができる。特に、この例では、押当て具23
が固定筒体6に支持されているので、この樹脂ブッシン
グ1を取付け座板11に取付ける前にパッキン22を取
付けておくこともでき、或いは第1例と同様に樹脂ブッ
シング1を取付け座板11に取付ける工程でパッキン2
2を取付けることもできる。
【0034】なお、固定筒体6から露出した傘カバー樹
脂部3の延長部3bの端部を単にシール接着剤で覆うこ
とも考えられるが、この場合にはこの樹脂ブッシング1
を取付けた変圧器等の運搬時の振動、或いは柱上取付け
時に、該樹脂ブッシング1に人的荷重が作用し、この荷
重でシール接着剤の界面接着力が低下し、また長期間の
熱劣化により界面接着力がますます低下し、油の侵入が
発生するおそれがあり、好ましくない。
【0035】なお本発明は、傘カバー樹脂部3の延長部
3bが設けられていない従来のブッシングにも適用する
ことができる。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る樹脂ブッシングにおいて
は、傘カバー樹脂部の延長部でフランジ金具と固定筒体
とを固定しているので、これらフランジ金具と固定筒体
との内面に気泡を存在させることなく固定を行なうこと
ができる。このため、フランジ金具と固定筒体との固定
部でコロナ発生等の電気的弱点を発生させない樹脂ブッ
シングを得ることができる。
【0037】また、取付け座板の下で固定筒体から露出
した傘カバー樹脂部の延長部の端部にパッキンを当接
し、このパッキンを押当て具により傘カバー樹脂部の延
長部の端部に押当てるので、取付け座板の下で絶縁油に
触れ易い固定筒体から露出した傘カバー樹脂部の延長部
の端部が絶縁油に触れなくなり、このため傘カバー樹脂
部の延長部の端部が油に触れて膨潤し、機械的強度が低
下するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂ブッシングにおける実施の形
態の第1例の要部構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明に係る樹脂ブッシングにおける実施の形
態の第2例の要部構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明に係る樹脂ブッシングにおける実施の形
態の第3例の要部構成を示す縦断面図である。
【図4】従来の樹脂ブッシングの取付け状態を示す一部
縦断側面図である。
【図5】従来の樹脂ブッシングに対するフランジ金具及
び固定筒体の取付け状態の一例を示す要部縦断面図であ
る。
【図6】従来の樹脂ブッシングに対するフランジ金具及
び固定筒体の取付け状態の他の例を示す要部縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 樹脂ブッシング 2 コア樹脂部 3 傘カバー樹脂部 3a 傘 3b 延長部 4 樹脂ブッシング本体 5 フランジ金具 6 固定筒体 6a 係止突起 7 導体ロッド 7a ネジ部 8 端子金具 9 取付け具 10 ナット 11 取付け座板 12 孔部 13 パッキン 14 孔部 15 固定金具 16 コイルスプリング 17 ネジ孔 18 固定ネジ 19 シール接着剤 20 溝 21 凹凸面 22 パッキン 23 押当て具 24 凹部 25 シール接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高瀬 圭一 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 Fターム(参考) 5E059 JM03 JM04 5G331 AA08 BB01 CA04 DA04 FA02 FA03 5G363 AA01 AA20 BA01 CA15 CB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のコア樹脂部とその表面を覆って一
    体に設けられた傘カバー樹脂部とからなる樹脂ブッシン
    グ本体と、前記傘カバー樹脂部の下部で前記樹脂ブッシ
    ング本体の外周に固定されている環状のフランジ金具及
    び固定筒体とを備えた樹脂ブッシングにおいて、 前記フランジ金具と前記固定筒体とはこれらの内周に前
    記傘カバー樹脂部の延長部が介在されて前記樹脂ブッシ
    ング本体に固定され、前記固定筒体から露出した前記傘
    カバー樹脂部の前記延長部の端部にはパッキンが当接さ
    れ、前記パッキンは押当て具により前記傘カバー樹脂部
    の前記延長部の端部に押当てられていることを特徴とす
    る樹脂ブッシング。
  2. 【請求項2】 前記押当て具は、この樹脂ブッシングを
    取付け座板に固定する固定ネジに螺合されて前記パッキ
    ンに押当てられていることを特徴とする請求項1に記載
    の樹脂ブッシング。
  3. 【請求項3】 前記押当て具は、前記コア樹脂部に支持
    されて前記パッキンに押当てられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の樹脂ブッシング。
  4. 【請求項4】 前記押当て具は、前記固定筒体に一体に
    設けられていて前記パッキンを押圧するようになってい
    ることを特徴とする請求項1に記載の樹脂ブッシング。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007026834A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Swcc Showa Cable Systems Co Ltd ブッシングおよびこれを用いた壁貫通ブッシング
JP2010153223A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Swcc Showa Cable Systems Co Ltd ポリマー套管及びポリマー套管の取り付け構造
CN103426615A (zh) * 2013-08-23 2013-12-04 衢州杭甬变压器有限公司 变压器高压套管固定结构

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