JP2001229755A - 樹脂ブッシング及びその製造方法 - Google Patents

樹脂ブッシング及びその製造方法

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JP2001229755A
JP2001229755A JP2000041312A JP2000041312A JP2001229755A JP 2001229755 A JP2001229755 A JP 2001229755A JP 2000041312 A JP2000041312 A JP 2000041312A JP 2000041312 A JP2000041312 A JP 2000041312A JP 2001229755 A JP2001229755 A JP 2001229755A
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bushing
flange
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Hiroshi Takai
博史 高井
Keiichi Takase
圭一 高瀬
Masaki Komon
正毅 小門
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フランジ金具及び固定筒体を、これらの内面
に気泡を残さずに固定が行なえる樹脂ブッシングを得
る。 【解決手段】 筒状のコア樹脂部2とその表面を覆う傘
カバー樹脂部3とで樹脂ブッシング本体4を形成する。
傘カバー樹脂部3の下部でコア樹脂部2の外周にフラン
ジ金具5及び固定筒体6を隙間をあけて配置し、これら
の内周に傘カバー樹脂部3の延長部3bを介在させてフ
ランジ金具5及び固定筒体6をコア樹脂部2に固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば変圧器のよ
うな機器に取付けられている樹脂ブッシング及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は本出願人が先に提案した樹脂ブッ
シングを示したものである(特願平11−118141
号)。この樹脂ブッシング1は、筒状のコア樹脂部2と
その表面を覆って一体に設けられたゴム弾性の傘カバー
樹脂部3とからなる樹脂ブッシング本体4と、傘カバー
樹脂部3の下に突出されているコア樹脂部2の外周に固
定されているフランジ金具5と、このフランジ金具5の
内周に一体化されて該フランジ金具5の下に突設されて
いてコア樹脂部2の外周を覆うと共に下側外周に環状に
係止突起6aが設けられている固定筒体6と、筒状のコ
ア樹脂部2内に貫通配置された導体ロッド7とを備えて
構成されている。コア樹脂部2は、エポキシ樹脂FR
P,不飽和ポリエステルFRP,或いはエポキシ樹脂等
により構成されている。また、傘カバー樹脂部3は、耐
候性とゴム弾性を有するシリコーンゴム,エチレンプロ
ピレン系ゴム等により構成されている。コア樹脂部2の
傘カバー樹脂部3で覆う部分には、傘カバー樹脂部3の
成形前に予めプライマー接着剤を塗布しておき、成形時
にコア樹脂部2と傘カバー樹脂部3とが化学的に結合さ
れるようになっている。傘カバー樹脂部3には、その外
周に長手方向に所定間隔で傘3aが突設されている。フ
ランジ金具5と固定筒体6とは、鉄系の材料あるいはそ
れに防錆メッキを施したもの等により構成されている。
導体ロッド7の一端には、端子金具8が設けられていて
コア樹脂部2の一端を閉塞すると共に該導体ロッド7の
抜け止めが図られている。導体ロッド7の他端のネジ部
7aはコア樹脂部2の他端を閉じる取付け具9を貫通
し、この取付け具9はネジ部7aに螺合されたナット1
0の締結により固定されている。取付け具9は、絶縁物
(例えば、ベーク板)により構成されている。
【0003】このような構造の樹脂ブッシング1が、例
えば変圧器のケースからなる取付け座板11に取付けら
れる取付け構造について説明する。樹脂ブッシング1
は、取付け座板11の孔部12にコア樹脂部2の露出部
と固定筒体6とを貫通させた状態でフランジ金具5をパ
ッキン13を介して取付け座板11に載せて配置されて
いる。取付け座板11の孔部12は、固定筒体6の係止
突起6aが通過できる大きさで形成されている。固定筒
体6の外周には、孔部14を嵌めて環状の固定金具15
が嵌め合わされている。固定金具15の孔部14も、固
定筒体6の係止突起6aが通過できる大きさで形成され
ている。固定筒体6の外周にはコイルスプリング16が
嵌められ、係止突起6aにより落下しないように支持さ
れている。このコイルスプリング16により固定金具1
5が支持されている。即ち、コイルスプリング16はそ
の外径が固定金具15の孔部14の内径より大きく、こ
れにより孔部14の外周側の固定金具15の部分が、該
コイルスプリング16の部分に載って固定金具15が支
持されている。固定金具15のネジ孔17にそれぞれ螺
合させた固定ネジ18の先端を取付け座板11の下面に
加圧接触させ、かかる状態で各固定ネジ18を回すこと
により、これら固定ネジ18にネジ孔17で螺合されて
いる固定金具15が下向きに付勢され、その付勢力がコ
イルスプリング16を介して固定筒体6の係止突起6a
に作用し、これにより樹脂ブッシング1が下向きに牽引
され、フランジ金具5がパッキン13を介して取付け座
板11に押し付けられて、樹脂ブッシング1が直立状態
で取付け座板11に取付けられている。
【0004】このように取付け座板11に取付けられる
樹脂ブッシング1では、フランジ金具5及び固定筒体6
の該樹脂ブッシング1に対する取付けを、図5又は図6
に示すようにして行なっていた。
【0005】図5の場合は、フランジ金具5とこれに一
体の固定筒体6は、シール接着剤19によりコア樹脂部
2に固定していた。シール接着剤19としては、ゴム系
の接着剤やエポキシ系の接着剤等が用いられていた。
【0006】図6の場合は、フランジ金具5とこれに一
体の固定筒体6は、シール接着剤19によりコア樹脂部
2に固定すると共に固定筒体6の外周に溝20を設け、
この溝20の底部をシール接着剤19と共にコア樹脂部
2に食い込ませて該コア樹脂部2に固定していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなフランジ金具5及び固定筒体6の樹脂ブッシング1
に対する取付けの仕方では、次のような問題点があっ
た。
【0008】図5の場合は、フランジ金具5及び固定筒
体6とコア樹脂部2との間のシール接着剤19中に気泡
が残り、コロナ発生の原因となる等の電気的弱点となる
問題点があった。また、この場合には、シール接着剤1
9の接着工程が必要となり、コストアップする問題点が
あった。
【0009】図6の場合は、図5の場合と同じくシール
接着剤19中に気泡が残り、電気的弱点となると共に、
溝20の底部がコア樹脂部2に食い込むので、溝20の
底部が導体ロッド7に接近して、この部分で電気絶縁性
が低下する問題点があった。また、この場合には、シー
ル接着剤19による接着工程の他に、固定筒体6に溝2
0を付ける工程が必要となり、工程が増えてよりコスト
アップを招く等の問題点があった。
【0010】本発明の目的は、フランジ金具及び固定筒
体を、これらの内面に気泡を残さずに固定が行なえる樹
脂ブッシング及びその製造方法を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、フランジ金具及び固
定筒体の固定強度を高めることができる樹脂ブッシング
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、筒状のコア樹
脂部とその表面を覆って一体に設けられた傘カバー樹脂
部とからなる樹脂ブッシング本体と、傘カバー樹脂部の
下部で樹脂ブッシング本体の外周に固定されている環状
のフランジ金具及び固定筒体とを備えた樹脂ブッシング
及びその製造方法を改良するものである。
【0013】請求項1に記載の樹脂ブッシングにおいて
は、フランジ金具と固定筒体とはこれらの内周に傘カバ
ー樹脂部の延長部が介在されて樹脂ブッシング本体に固
定されていることを特徴とする。
【0014】このように傘カバー樹脂部の延長部でフラ
ンジ金具と固定筒体とを固定すると、これらフランジ金
具と固定筒体との内面に気泡を存在させることなく固定
を行なうことができる。このため、フランジ金具と固定
筒体との固定部でコロナ発生等の電気的弱点を発生させ
ない樹脂ブッシングを得ることができる。
【0015】請求項2に記載の樹脂ブッシングにおいて
は、請求項1に記載の傘カバー樹脂部の延長部がフラン
ジ金具の上面と外周面も覆って設けられていることを特
徴とする。
【0016】このように傘カバー樹脂部の延長部がフラ
ンジ金具の上面と外周面も覆っていると、傘カバー樹脂
部とフランジ金具との接着面積が増え、フランジ金具の
接合強度を上げることができる。
【0017】請求項3に記載の樹脂ブッシングにおいて
は、請求項2に記載の傘カバー樹脂部の延長部がフラン
ジ金具の下面も覆って設けられていることを特徴とす
る。
【0018】このように傘カバー樹脂部の延長部がフラ
ンジ金具の上面と外周面から折り返されて下面も覆うよ
うになっていると、フランジ金具の下面の傘カバー樹脂
部の延長部がパッキンに当たって圧縮されることにな
り、フランジ金具からの傘カバー樹脂部の剥がれを確実
に防止することができ、傘カバー樹脂部を構成するゴム
とパッキンのゴムとが互いに押圧して密封性も向上させ
ることができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、筒状のコア樹脂
部とその表面を覆って一体に設けられた傘カバー樹脂部
とからなる樹脂ブッシング本体と、傘カバー樹脂部の下
部で樹脂ブッシング本体の外周に固定されている環状の
フランジ金具及びこれに一体の固定筒体とを備えた樹脂
ブッシングの製造方法を改良するものである。
【0020】この樹脂ブッシングの製造方法において
は、フランジ金具と固定筒体とをコア樹脂部の外周との
間に隙間を存在させて位置決めし、成形樹脂により傘カ
バー樹脂部を成形する時にこの隙間に該成形樹脂を充填
して形成する前記傘カバー樹脂部の延長部によりフラン
ジ金具と固定筒体との固定を行なうことを特徴とする。
【0021】このように傘カバー樹脂部の成形時に、フ
ランジ金具及び固定筒体の内周とコア樹脂部の外周との
間の隙間に成形樹脂を充填して傘カバー樹脂部の延長部
を形成し、この傘カバー樹脂部の延長部でこれらフラン
ジ金具と固定筒体とをコア樹脂部に固定すると、フラン
ジ金具と固定筒体との内面に気泡を存在させることなく
固定を行なうことができる。このため、フランジ金具と
固定筒体との固定部でコロナ発生等の電気的弱点を発生
させない樹脂ブッシングを容易に製造することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る樹脂ブッシン
グにおける実施の形態の各例を図面を参照して詳細に説
明する。なお、前述した図4と対応する部分には、同一
符号を付けて示している。
【0023】図1は本発明に係る樹脂ブッシングにおけ
る実施の形態の第1例の要部構成を示す縦断面図であ
る。
【0024】本例の樹脂ブッシング1においては、フラ
ンジ金具5と固定筒体6とはフランジ金具5の内周部に
固定筒体6が一体化されており、これらの内面と筒状の
コア樹脂部2との間には隙間が全周にわたって形成され
ている。これらフランジ金具5と固定筒体6との連結体
の内周には、凹凸面21が設けられている。フランジ金
具5及び固定筒体6の内周とコア樹脂部2の外周との間
の隙間には傘カバー樹脂部3の延長部3bが充填され、
フランジ金具5及び固定筒体6は傘カバー樹脂部3の延
長部3bでコア樹脂部2に固定されている。コア樹脂部
2の傘カバー樹脂部3で覆う部分及びフランジ金具5と
固定筒体6とには、傘カバー樹脂部3の成形前に予めプ
ライマリー接着剤を塗布しておき、成形した時にコア樹
脂部2と傘カバー樹脂部3及びフランジ金具5と固定筒
体6とが化学的に結合される。
【0025】このように傘カバー樹脂部3の延長部3b
でフランジ金具5と固定筒体6とを固定すると、これら
フランジ金具5と固定筒体6との内面に気泡を存在させ
ることなく固定を行なうことができる。このため、フラ
ンジ金具5と固定筒体6との固定部でコロナ発生等の電
気的弱点を発生させない樹脂ブッシング1を得ることが
できる。
【0026】次に、このような第1例の樹脂ブッシング
1の製造方法について説明する。この場合は、コア樹脂
部2の傘カバー樹脂部3で覆う部分及びフランジ金具5
と固定筒体6とには予めプライマリー接着剤を塗布し、
フランジ金具5と固定筒体6とをコア樹脂部2の外周と
の間に隙間を存在させて位置決めし、成形樹脂により傘
カバー樹脂部3を成形する時にこの隙間に成形樹脂を充
填して傘カバー樹脂部3の延長部3bを形成し、この傘
カバー樹脂部3の延長部3bでフランジ金具5と固定筒
体6とをコア樹脂部2の外周に固定する。
【0027】このように傘カバー樹脂部3の成形時に、
フランジ金具5及び固定筒体6の内周とコア樹脂部2の
外周との間の隙間に成形樹脂を充填して傘カバー樹脂部
3の延長部3bを形成し、この傘カバー樹脂部3の延長
部3bでこれらフランジ金具5と固定筒体6とをコア樹
脂部2に固定すると、フランジ金具5と固定筒体6との
内面に気泡を存在させることなく固定を行なうことがで
きる。このため、フランジ金具5と固定筒体6との固定
部でコロナ発生等の電気的弱点を発生させない樹脂ブッ
シング1を容易に製造することができる。
【0028】図2は本発明に係る樹脂ブッシングにおけ
る実施の形態の第2例の要部構成を示す縦断面図であ
る。
【0029】本例の樹脂ブッシング1においては、フラ
ンジ金具5と固定筒体6とはフランジ金具5の内周部に
固定筒体6が一体化され、これらの内面と筒状のコア樹
脂部2との間には隙間が全周にわたって形成され、これ
らフランジ金具5と固定筒体6との連結体の内周には凹
凸面21が設けられ、フランジ金具5及び固定筒体6の
内周とコア樹脂部2の外周との間の隙間には傘カバー樹
脂部3の延長部3bが充填されて、フランジ金具5及び
固定筒体6が傘カバー樹脂部3の延長部3bでコア樹脂
部2に固定されている点は、第1例と同様である。
【0030】特に本例の樹脂ブッシング1においては、
傘カバー樹脂部3の延長部3bがフランジ金具5の上面
と外周面も覆って設けられている。
【0031】このように傘カバー樹脂部3の延長部3b
がフランジ金具5の上面と外周面も覆っていると、傘カ
バー樹脂部3とフランジ金具5との接着面積が増え、フ
ランジ金具5の接合強度を上げることができる。
【0032】このような第2例の樹脂ブッシング1も、
第1例と同様にして製造する。ただし、傘カバー樹脂部
3の成形時に、傘カバー樹脂部3の延長部3bでフラン
ジ金具5の上面と外周面も覆うようにする。
【0033】図3は本発明に係る樹脂ブッシングにおけ
る実施の形態の第3例の要部構成を示す縦断面図であ
る。
【0034】本例の樹脂ブッシング1においては、フラ
ンジ金具5と固定筒体6とはフランジ金具5の内周部に
固定筒体6が一体化され、これらの内面と筒状のコア樹
脂部2との間には隙間が全周にわたって形成され、これ
らフランジ金具5と固定筒体6との連結体の内周には凹
凸面21が設けられ、フランジ金具5及び固定筒体6の
内周とコア樹脂部2の外周との間の隙間には傘カバー樹
脂部3の延長部3bが充填されて、またカバー樹脂部3
の延長部3bがフランジ金具5の上面と外周面も覆って
設けられ、フランジ金具5及び固定筒体6が傘カバー樹
脂部3の延長部3bでコア樹脂部2に固定されている点
は、第2例と同様である。
【0035】特に本例の樹脂ブッシング1においては、
傘カバー樹脂部3の延長部3bがフランジ金具5の下面
も覆って設けられている。
【0036】このように傘カバー樹脂部3の延長部3b
がフランジ金具5の上面と外周面から折り返されて下面
も覆うようになっていると、フランジ金具5の下面の傘
カバー樹脂部3の延長部3bがパッキン13に当たって
圧縮されることになり、フランジ金具5からの傘カバー
樹脂部3の剥がれを確実に防止することができ、傘カバ
ー樹脂部3を構成するゴムとパッキン13のゴムとが互
いに押圧して密封性も向上させることができる。
【0037】このような第3例の樹脂ブッシング1も、
第1例と同様にして製造する。ただし、傘カバー樹脂部
3の成形時に、傘カバー樹脂部3の延長部3bでフラン
ジ金具5の上面と外周面と下面も覆うようにする。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の樹脂ブッシングにおい
ては、傘カバー樹脂部の延長部でフランジ金具と固定筒
体とを固定しているので、これらフランジ金具と固定筒
体との内面に気泡を存在させることなく固定を行なうこ
とができる。このため、フランジ金具と固定筒体との固
定部でコロナ発生等の電気的弱点を発生させない樹脂ブ
ッシングを得ることができる。
【0039】請求項2に記載の樹脂ブッシングにおいて
は、請求項1に記載の傘カバー樹脂部の延長部がフラン
ジ金具の上面と外周面も覆っているので、傘カバー樹脂
部とフランジ金具との接着面積が増え、フランジ金具の
接合強度を上げることができる。
【0040】請求項3に記載の樹脂ブッシングにおいて
は、請求項2に記載の傘カバー樹脂部の延長部がフラン
ジ金具の下面も覆っているので、傘カバー樹脂部の延長
部がフランジ金具の上面と外周面から折り返されて下面
も覆うようになり、フランジ金具の下面の傘カバー樹脂
部の延長部がパッキンに当たって圧縮されることになっ
て、フランジ金具からの傘カバー樹脂部の剥がれを確実
に防止することができ、傘カバー樹脂部を構成するゴム
とパッキンのゴムとが互いに押圧して密封性も向上させ
ることができる。
【0041】請求項4に記載の樹脂ブッシングの製造方
法においては、フランジ金具と固定筒体とをコア樹脂部
との間の外周に隙間を存在させて位置決めし、成形樹脂
により傘カバー樹脂部を成形する時にこの隙間に該成形
樹脂を充填して傘カバー樹脂部の延長部を形成し、この
傘カバー樹脂部の延長部でフランジ金具と固定筒体との
固定を行なうので、傘カバー樹脂部の成形時にフランジ
金具と固定筒体とをコア樹脂部に固定することができ、
フランジ金具と固定筒体との内面に気泡を存在させるこ
となく固定を行なうことができる。このため、フランジ
金具と固定筒体との固定部でコロナ発生等の電気的弱点
を発生させない樹脂ブッシングを容易に製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂ブッシングにおける実施の形
態の第1例の要部構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明に係る樹脂ブッシングにおける実施の形
態の第2例の要部構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明に係る樹脂ブッシングにおける実施の形
態の第3例の要部構成を示す縦断面図である。
【図4】従来の樹脂ブッシングの取付け座板に対する取
付け状態を示す一部縦断側面図である。
【図5】従来の樹脂ブッシングの要部構成の一例を示す
縦断面図である。
【図6】従来の樹脂ブッシングの要部構成の他の例を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 樹脂ブッシング 2 コア樹脂部 3 傘カバー樹脂部 3a 傘 3b 延長部 4 樹脂ブッシング本体 5 フランジ金具 6 固定筒体 6a 係止突起 7 導体ロッド 7a ネジ部 8 端子金具 9 取付け具 10 ナット 11 取付け座板 12 孔部 13 パッキン 14 孔部 15 固定金具 16 コイルスプリング 17 ネジ孔 18 固定ネジ 19 シール接着剤 20 溝 21 凹凸面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小門 正毅 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 Fターム(参考) 5G331 AA08 BA05 BB33 BC17 CB02 FA02 5G333 AA09 AA11 AB05 BA02 CB14 CB19 CC17 DA03 EA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のコア樹脂部とその表面を覆って一
    体に設けられた傘カバー樹脂部とからなる樹脂ブッシン
    グ本体と、前記傘カバー樹脂部の下部で前記樹脂ブッシ
    ング本体の外周に固定されている環状のフランジ金具及
    び固定筒体とを備えた樹脂ブッシングにおいて、 前記フランジ金具と前記固定筒体とはこれらの内周に前
    記傘カバー樹脂部の延長部が介在されて前記樹脂ブッシ
    ング本体に固定されていることを特徴とする樹脂ブッシ
    ング。
  2. 【請求項2】 前記傘カバー樹脂部の延長部が前記フラ
    ンジ金具の上面と外周面も覆って設けられていることを
    特徴とする請求項1に記載の樹脂ブッシング。
  3. 【請求項3】 前記傘カバー樹脂部の延長部が前記フラ
    ンジ金具の下面も覆って設けられていることを特徴とす
    る請求項2に記載の樹脂ブッシング。
  4. 【請求項4】 筒状のコア樹脂部とその表面を覆って一
    体に設けられた傘カバー樹脂部とからなる樹脂ブッシン
    グ本体と、前記傘カバー樹脂部の下部で前記樹脂ブッシ
    ング本体の外周に固定されている環状のフランジ金具及
    び固定筒体とを備えた樹脂ブッシングの製造方法におい
    て、 前記フランジ金具と前記固定筒体とを前記コア樹脂部の
    外周との間に隙間を存在させて位置決めし、成形樹脂に
    より前記傘カバー樹脂部を成形する時に前記隙間に前記
    成形樹脂を充填して形成する前記傘カバー樹脂部の延長
    部により前記フランジ金具と前記固定筒体との固定を行
    なうことを特徴とする樹脂ブッシングの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104112566A (zh) * 2014-07-31 2014-10-22 南通晓星变压器有限公司 变压器套管安装法兰

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104112566A (zh) * 2014-07-31 2014-10-22 南通晓星变压器有限公司 变压器套管安装法兰

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