JPH0646190Y2 - ケーブル終端部 - Google Patents

ケーブル終端部

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JPH0646190Y2
JPH0646190Y2 JP12840388U JP12840388U JPH0646190Y2 JP H0646190 Y2 JPH0646190 Y2 JP H0646190Y2 JP 12840388 U JP12840388 U JP 12840388U JP 12840388 U JP12840388 U JP 12840388U JP H0646190 Y2 JPH0646190 Y2 JP H0646190Y2
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JP
Japan
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washer
nut member
screwed
shaft
threaded portion
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JP12840388U
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JPH0249322U (ja
Inventor
信幸 瀬間
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ストレスコーンの押圧力を設定する座金を位
置決めするための位置設定用シャフト及び位置調整用ナ
ット部材を備えるケーブル終端部の改良に関する。
(従来の技術) 第2図はこの種のケーブル終端部の一部を示す断面図で
ある。この第2図において、1はケーブルコアを示し、
ケーブルコア1には電界緩和のためにストレスコーン2
が移動可能に嵌合されている。ストレスコーン2の下部
側はクサビ状の金具3が当接され、金具3は押パイプ4
の上端にて支持されている。押パイプ4の下端は押金具
5にて支持され、押金具5はコイルスプリング6の上端
にて支承されている。コイルスプリング6の下端は押圧
力を設定するための座金7に当接されている。座金7は
ケーブルコア1に移動可能に嵌合されている。コイルス
プリング6には支持用のシャフト8が貫挿され、このシ
ャフト8は押金具5の下面より下方に伸長して座金7の
内径側の貫通穴を貫通している。コイルスプリング6の
近傍には位置設定用シャフト9が配されている。この位
置設定用シャフト9は、第3図(A),(B)に示すよ
うに、両端に長さ寸法の異なるねじ部9A,9Bが一体的に
形成され、シャフト本体9Cは断面円形に形成されてい
る。この位置設定用シャフト9の長さ寸法の小さいねじ
部9Aは絶縁筒10を挟持している被螺合部としての下方の
フランジ11に螺入され、長さ寸法の大きいねじ部9Bは座
金7の外周側の貫通穴7aに貫通されている。そして、こ
のねじ部9Bの座金7を貫通する部分には位置調整用ナッ
ト部材12が螺合され、該ナット部材12に座金7の下面が
当接、支持されている。従って、座金7の位置が固定的
に設定されるので、コイルスプリング6の弾性力にて押
金具5、押パイプ4及び金具3を介してストレスコーン
2が絶縁ブッシング13内に押し込まれ、保持される。
ところで、位置設定用シャフト9のねじ部9Bには、他の
ナット部材14が螺合され、このナット部材14と上記位置
調整用ナット部材12とにより通常のワッシャ15A及びば
ねワッシャ15Bを介して接続端子16が挟圧されている。
接続端子16は編組線を介してケーブル遮蔽層に接続され
ている。
さて、上記位置設定用シャフト9がフランジ11に不完全
に螺合されている場合接続端子16を挟圧するためにナッ
ト部材14を締付け方向に回動すると、位置設定用シャフ
ト9がナット部材14と一体的に回転し、フランジ11に対
して上動してしまう。また、ナット部材14を緩める方向
に回動すると、位置設定用シャフト9が同様に一体的に
回転してねじ部9Aがフランジ11より抜け出し、該シャフ
ト9が下動してしまうことがあった。このため、座金7
の位置が変動し、ストレスコーン2への押圧力が変化し
てしまう。
そこで、従来は位置設定用シャフト9をフライヤ等にて
挟持してナット部材14を回転させるようにしていた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、従来の位置設定用シャフト9は、上述したよう
に、シャフト本体9Cが断面円形に形成されているので、
フランジ11に完全に螺合させることが難しく、しかもフ
ライヤ等にて挟持してもナット部材14を強く締付けた場
合等にはナット部材14と共に回転して上下動してしま
う。従って、座金7の位置調整を行なう必要が生じる
が、この調整作業時には位置調整用ナット部材12を回す
だけでなく、接続端子16を挟持すべくナット部材14も回
さなければならない。この結果、調整作業時にも位置設
定用シャフト9が回転して上下動してしまうため、非常
に複雑で面倒な座金の位置調整作業を長時間に亘って行
なわなければならなかった。
本考案はこのような点を解決するためになされたもの
で、ストレスコーンの押圧力を設定するための座金の位
置調整が不要な構成を有するケーブル終端部を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案のケーブル終端部は、位置設定用シャフトの少な
くとも一部を断面多角形に形成したことを特徴とする。
(作用) 位置設定用シャフトの少なくとも一部が断面多角形なの
で、該シャフトをフライヤ等にてフランジに完全に螺入
させることができる。
また、該シャフトをフライヤ等にて確実に固定してナッ
ト部材のみを回して遮蔽用接続端子を挟圧することがで
きる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図(A)は本考案に係るケーブル終端部に用いる位
置設定用シャフト20の正面図であり、同図(B)は第1
図(A)のB−B線断面図である。
この位置設定用シャフト20はシャフト本体21と、シャフ
ト本体21の両端に設けられているねじ部22,23とから成
る。一方のねじ部22は小さな長さ寸法を有してフランジ
11に螺合されている。他方のねじ部22は大きな長さ寸法
を有して座金7の貫通穴7aに貫通され、位置調整用ナッ
ト部材12及び接続端子16[第3図(A)参照]を挟圧す
るためのナット部材14が螺合されている。そして、シャ
フト本体21はその全長に亘って断面正六角形に形成され
ている。
このように、位置設定用シャフト20のシャフト本体21を
断面正六角形に形成すると、該シャフト本体21をフライ
ヤ等で固定的に挟持することができる。従って、ねじ部
22をフランジ11に完全に螺合させることができる。ま
た、接続端子16を位置調整用ナット部材12とナット部材
14とで挟圧する場合にもシャフト本体21をフライヤ等で
固定的に挟持してナット部材14のみを回動させることが
できる。よって、座金7位置が変動することがないの
で、その位置調整作業が不要になる。
尚、上記実施例では位置設定用シャフト20のシャフト本
体21を全体的に断面正六角形に形成したが、断面四角形
やその他フライヤ等にて挟持可能な多角形状であればよ
い。
また、必ずしもシャフト本体21の全体を断面多角形に形
成する必要がなく、その一部であってもよい。
ところで、上記実施例では位置設定用シャフト20のねじ
部22をフランジ11に螺合しているが、その他の被螺合部
に螺合することもある。即ち、気中終端部の場合にはス
トレスコーンの押し込まれるエポキシ座のフランジ部に
環状の金具が埋設されており、このフランジ部の金具に
上記ねじ部22が螺合される。また、油中終端部の場合に
は絶縁筒の下面に設けた環状の金具に上記ねじ部22が螺
合される。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、位置設定用シャ
フトの少なくとも一部を断面多角形に形成したので、該
シャフトをフライヤ等にて挟持してフランジに完全に螺
入することができる上にナット部材のみを回して遮蔽用
接続端子を挟圧することができる。従って、ストレスコ
ーンの押圧力を設定するための座金の位置調整が不要な
ケーブル終端部を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B)は本考案に係る位置設定用シャフ
トの正面図とそのB−B線断面図、第2図はケーブル終
端部の一部を断面して示す図、第3図(A),(B)は
従来の位置設定用シャフトの正面図とそのA−A線断面
図である。 2……ストレスコーン、 6……コイルスプリング、 7……座金、 11……フランジ、 12……位置調整用ナット部材、 14……ナット部材、 20……位置設定用シャフト、 21……シャフト本体、 22,23……ねじ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル端末のケーブルコア上に移動可能
    に嵌合されているストレスコーンと、該ストレスコーン
    を絶縁ブッシング側にコイルスプリングを介して押圧す
    る押圧機構と、前記ケーブルコア上に移動可能に嵌合さ
    れて前記コイルスプリングの一端が当接する座金と、一
    端側のねじ部が被螺合部に螺合され、他端側のねじ部が
    前記座金を貫通する位置設定用シャフトと、前記他端側
    のねじ部の座金を貫通する部分に螺合されて前記座金の
    位置を調整する位置調整用ナット部材と、前記他端側の
    ねじ部に螺合されて前記位置調整用ナット部材と共に遮
    蔽用接続端子を挟圧する他のナット部材とを備えるケー
    ブル終端部において、前記位置設定用シャフトの少なく
    とも一部が断面多角形に形成されていることを特徴とす
    るケーブル終端部。
JP12840388U 1988-09-30 1988-09-30 ケーブル終端部 Expired - Lifetime JPH0646190Y2 (ja)

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JPH0249322U JPH0249322U (ja) 1990-04-05
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JP4555381B2 (ja) * 2009-02-17 2010-09-29 昭和電線ケーブルシステム株式会社 ストレスコーン圧縮装置およびこれを用いたケーブル接続部

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JPH0249322U (ja) 1990-04-05

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