JPH0648764Y2 - ケーブル導体接続装置 - Google Patents

ケーブル導体接続装置

Info

Publication number
JPH0648764Y2
JPH0648764Y2 JP16314988U JP16314988U JPH0648764Y2 JP H0648764 Y2 JPH0648764 Y2 JP H0648764Y2 JP 16314988 U JP16314988 U JP 16314988U JP 16314988 U JP16314988 U JP 16314988U JP H0648764 Y2 JPH0648764 Y2 JP H0648764Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wedge
metal fitting
conductor
wire
insertion hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16314988U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0284277U (ja
Inventor
浩正 佐藤
尚也 長谷川
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
Priority to JP16314988U priority Critical patent/JPH0648764Y2/ja
Publication of JPH0284277U publication Critical patent/JPH0284277U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0648764Y2 publication Critical patent/JPH0648764Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、把持力の管理が容易で、かつ構造が簡単なく
さび締付け形のケーブル導体接続装置に関する。
(従来の技術) 従来から、ケーブル導体の接続方法としては、はんだ付
け方法、圧縮接続方法、くさび締付け方法等が知られて
いるが、これらの方法のうち、くさび締付けによる導体
接続方法として次のような方法が用いられていた。
すなわち、第3図に示すように、ケーブル1の撚線導体
2の端部を環状のくさび3の中央の孔に挿通し、このく
さび3の外周面(斜面)上にくさび締付け金具4を被嵌
して、ハンマーなどでくさび3を締付け金具4に打込む
方法である。
しかしながらこの方法では、くさびをハンマーによって
締付け金具4に打込んで締付けているため、締付け力を
一定範囲に管理することが困難であるうえに、締付け力
を全周にわたって均一に加えることが難しく、くさび3
が傾いて挿入されたり、くさび3やくさび締付け金具4
が変形してしまうおそれがあった。
また第4図に示すように、ケーブルのプレモールド終端
箱において、ケーブル1の撚線導体2の端部をくさび5
の中央の孔に挿通させ、このくさび5の小径先端部を導
体引出し棒6の内部に挿入して、くさび5の後端部に被
嵌したくさび締付け金具7を導体引出し棒6の端部にね
じ込むことによって、くさび5を長さ方向に締付けて導
体引出し棒6と接続固定した構造の導体接続部が知られ
ている。
しかしながら、この導体接続部においては、くさび5の
上に締付け金具7が被嵌される構造であるため、外形が
大きくなるという欠点があった。
また締付け金具7のねじ込みに特殊な形状の工具を必要
とするため、締付け金具7の形状に合せて専用の工具を
製作しなければならないという問題もあった。
(考案が解決しようとする課題) このように従来公知のケーブル導体接続装置において
は、締付け力を一定に管理することが困難であったり、
構造が複雑になったり、外形が大きくなったり、特殊な
工具を必要とするという問題があった。
本考案はこれらの問題を解決するためになされたもの
で、くさびを締付ける際のトルク管理が容易で、締付け
に特殊な形状の専用工具を必要とせず、かつ部品点数が
少なくコンパクトで構造が簡単なケーブル導体接続装置
を提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案のケーブル導体接続装置は、内部に向けてテーパ
ー状に拡開する撚線導体挿入孔とこの撚線導体挿入孔に
同軸的に連通しかつその後方に開口する螺孔を有する金
具本体と、先端にくさび状突出部を有し外周に前記金具
本体の螺孔に螺合する螺子を形成しかつ前記くさび状突
出部先端から中心軸に沿って導体素線を挿入する素線挿
入孔を有するくさび金具とからなることを特徴としてい
る。
本考案に使用する金具本体は、通常、銅やアルミのよう
な導体金属から切削加工により形成することができ、断
面形状が円形のものの他、多角形のものなど種々の形状
のものに適用することができる。この金具本体は、その
まま電極端子として使用したり、外周を加工しマルチラ
ムバンド等をかませて他の導体接続端子と接続するため
の端子として使用することもできる。この金具本体のテ
ーパー状の内周面は、くさび金具の押圧力がケーブル撚
線導体に均等に加わるように、くさび金具の先端部とほ
ぼ同じテーパー角とすることが望ましく、かつその後方
に同軸的に開口する螺孔はこの導体挿通孔の大径部より
小径としその境界部に段部を形成することが望ましい。
(作用) 本考案のケーブル導体接続装置は次のように用いられ
る。
まず、接続すべき撚線導体の端末の撚りを戻して各素線
を平行に伸し、中心の素線のみを長くして他の素線を切
り揃え金具本体の導体挿通孔に挿入する。次に金具本体
のくさび状突出部の素線挿入孔に長く伸した素線を挿入
して、金具本体の螺孔にくさび金具を螺入する。
このときくさび金具の突出部はその外周のテーパー面で
最下層の素線を押し上げるようにして進行し、進行につ
れてこれらの素線を金具本体のテーパー状の内周面に押
し付ける。
くさび金具による押圧力は、その突出部の挿入深さに関
連するので、素線の把持力は上記くさび金具の螺入の程
度により調節することができる。
またくさび金具の螺入により撚線導体の層状の素線は金
具本体の撚線導体挿入孔内で拡開して撚線導体全体が金
具本体の撚線導体挿入孔の入口部分よりも大径となるの
で、撚線導体に引抜き力が作用しても抜け出すようなこ
とがなくなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本考案のケーブル導体接続装置の一実施例を示
す縦断面図である。
図において、符号8は金具本体を示しており、この金具
本体8には、内部へ向けてテーパー状に広がる逆円錐状
の導体挿入孔9が形成され、後端部には導体挿入孔9と
ほぼ同径の螺孔10が形成されている。符号11はくさび金
具を示しており、このくさび金具11の先端には金具本体
8の導体挿入孔9の内周面と同一テーパー角のくさび状
突出部12が形成され、ほぼ中央部には外周に螺溝13を有
するフランジ部14が形成され、その後端にはドライバ
ー、スパナ等の係合する係止部15が形成され、さらにそ
の中心には撚線導体の中心素線が挿入される素線挿入孔
16が形成されている。
そしてケーブル17の撚線導体18は次のようにしてこれら
金具本体8とくさび金具11により固定される。
すなわち、まず金具本体8とくさび金具11とを分離して
おき、接続すべき撚線導体18の端末の撚りを戻して各素
線を平行に伸し、中心の素線18aのみを長く伸し他の素
線を切り揃えて金具本体の導体挿通孔9に挿入する。次
に金具本体8のくさび状突出部12の素線挿入孔16に長く
伸した素線18aを挿入し、金具本体11の螺孔10にくさび
金具11を螺入して、くさび状突出部12のテーパー面で最
下層の素線を金具本体8の内周面に押圧して固定する。
上記のように、この実施例のケーブル導体接続装置で
は、くさび金具11の後端部をスパナ、ドライバーなどの
通常の工具で回転させることにより、ケーブル17の撚線
導体18を容易に締付け固定することができ、またねじ込
みトルクの調節により容易に把持力を調節することがで
きる。
また、この実施例では、金具本体8の導体挿入孔9の内
周面とくさび金具11のくさび状突出部12が同一テーパー
角とされているので、撚線導体18の全周にわたって均一
な押圧力が加えられ、撚線導体18の変形が生じるような
ことがない。
さらに金具本体8とくさび金具11のみから構成されてい
るので、部品点数が少なく接続部全体のコンパクト化を
はかることができる。
またさらに金具本体11に外形の変形が生じにくく、精度
を要する部分にもそのまま使用することができる。
第2図は本考案の他の実施例に使用されるくさび金具11
を示すものである。この実施例のくさび金具11は、くさ
び状突出部12の外周にフランジ部14の螺溝13と同一ピッ
チの螺溝12aが形成されている点を除いて第1図に示し
た実施例と同一構造であるので、同一部分に同一符号を
付して重複する説明は省略する。
この実施例のくさび金具11は、くさび状突出部12上に螺
溝12aが形成されているので、くさび金具11の螺入によ
り螺溝12aが撚線導体の素線に食込み、より大きい把持
力を発揮する利点がある。
「考案の効果] 以上説明したように、本考案のケーブル導体接続装置に
おいては、導体を全周にわたって均一な力で締付け固定
することができ、またくさび金具のねじ込みのトルクを
管理することにより、作業者の熟練度によらず常に確実
な把持力を得ることができる。
また導体や金具本体に変形が生じないので、金具本体を
そのまま導体端子として使用し高精度の接続部を形成す
ることができる。
さらに部品点数が少なくて済み、かつ外形をコンパクト
にすることができ、接続部全体の小形化を図ることがで
きる。
またさらにくさび金具の締付けに特殊な形状の専用工具
を必要とせず、通常の工具を用いて容易に作業を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のケーブル導体接続装置の一実施例を示
す縦断面図、第2図は本考案に使用するくさびの別の実
施例を示す縦断面図、第3図および第4図はそれぞれ従
来のケーブル導体接続装置を示す縦断面図である。 8……金具本体 9……導体挿入孔 10……螺孔 11……くさび金具 12……くさび状突出部 13、12a……螺溝 14……フランジ部 15……係止部 16……素線挿入孔 18……撚線導体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に向けてテーパー状に拡開する撚線導
    体挿入孔とこの撚線導体挿入孔に同軸的に連通しかつそ
    の後方に開口する螺孔を有する金具本体と、先端にくさ
    び状突出部を有し外周に前記金具本体の螺孔に螺合する
    螺子を形成しかつ前記くさび状突出部先端から中心軸に
    沿って導体素線を挿入する素線挿入孔を有するくさび金
    具とからなることを特徴とするケーブル導体接続装置。
JP16314988U 1988-12-16 1988-12-16 ケーブル導体接続装置 Expired - Lifetime JPH0648764Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16314988U JPH0648764Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16 ケーブル導体接続装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16314988U JPH0648764Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16 ケーブル導体接続装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0284277U JPH0284277U (ja) 1990-06-29
JPH0648764Y2 true JPH0648764Y2 (ja) 1994-12-12

Family

ID=31447617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16314988U Expired - Lifetime JPH0648764Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16 ケーブル導体接続装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0648764Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009151951A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Kandenko Co Ltd 電線接続体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0284277U (ja) 1990-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5318458A (en) Device for connecting to the end of a cable
US6176659B1 (en) Shearable screw
US4432663A (en) Cable pulling eye
EP2084782A1 (en) A bolt for use in an electrical connector
US5440073A (en) Electric cable mounting device
US3787948A (en) Wire nut wrench
US6875045B1 (en) Electrical connector with deformable insert
US4123133A (en) Method and apparatus for applying a connector to electrical conductor strands
JPH0648764Y2 (ja) ケーブル導体接続装置
CN102437440A (zh) 双向旋压式电气接头
US4708418A (en) Electrical connection
US4505534A (en) Cable connector and method
HU223913B1 (hu) Nyomatékhatároló csavar és szorítókapocs
US6000963A (en) Contact element with a connection for stranded conductors
US4887970A (en) Clamp for connecting together a ground lead and a ground rod
JPH0116799Y2 (ja)
JP4582284B2 (ja) Pc鋼より線接続構造及び接続具
JPS5935991Y2 (ja) 接栓取付具
JPS5825682Y2 (ja) 圧縮式延線クランプ
CN210692800U (zh) 一种可循环式搭火线夹
CN213071434U (zh) 一种钢芯铝绞线连接管
JPH0736411Y2 (ja) 送電線延線作業用連結装置
JPH0750811Y2 (ja) 送電線延線作業用連結装置
JPH0247589Y2 (ja)
JPS6340862Y2 (ja)