JP2535304Y2 - ストレスコーン圧縮装置 - Google Patents

ストレスコーン圧縮装置

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JP2535304Y2
JP2535304Y2 JP7292691U JP7292691U JP2535304Y2 JP 2535304 Y2 JP2535304 Y2 JP 2535304Y2 JP 7292691 U JP7292691 U JP 7292691U JP 7292691 U JP7292691 U JP 7292691U JP 2535304 Y2 JP2535304 Y2 JP 2535304Y2
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JP
Japan
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stress cone
pressing cylinder
spring
insulator
compression device
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JP7292691U
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JPH0518233U (ja
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憲 小八田
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電力ケーブルの端末部
や接続部に使用されるストレスコーン圧縮装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図2は電力ケーブルの端末部を示し、図
3および図4は同端末部に使用されている従来のストレ
スコーン圧縮装置を示す。まず図2において、11は電力
ケーブル、13は電力ケーブル11の外部導電層から絶縁体
にかけて装着された弾性ゴム製のストレスコーン、15は
ストレスコーン13を受け止めるエポキシ補強絶縁体、17
は碍管、19は支持碍子、21はケーブル保護金具、23は防
水処理部である。
【0003】ストレスコーン13を圧縮する圧縮装置25
は、ストレスコーン押圧筒体27、スプリングシャフト29
A(後述するように別なスプリングシャフト29Bもあ
る)、コイルスプリング31、スプリング圧縮板33、固定
シャフト35、ナット37などから構成されている。その詳
細を図3および図4を参照して説明する。
【0004】ストレスコーン押圧筒体27は内面にストレ
スコーンに当接するテーパー面39を有しており、また後
端側にはフランジ部41を有している。フランジ部41には
スプリングシャフト29A、29Bの先端部がねじ込み固定
されている。スプリングシャフトには、後端部にネジ部
43が形成された長いスプリングシャフト29Aと、後端部
にネジ部が形成されていない短いスプリングシャフト29
Bとがあるが、いずれのスプリングシャフト29A、29B
にもその外周にはコイルスプリング31が挿通されてい
る。
【0005】スプリング圧縮板33は図4に示すように円
板状で、中央部に電力ケーブルが挿入される大きな穴45
を有しており、また内周部にはスプリングシャフト29が
挿入される穴47が、外周部には固定シャフト35 (図2参
照)が挿入される穴49が、それぞれ周方向に所定の間隔
をおいて多数形成されている。図3ではスプリングシャ
フト29Aと29Bを1本ずつしか示していないが、実際に
はスプリング圧縮板33の内周部の各穴47に、長いスプリ
ングシャフト29Aと短いスプリングシャフト29Bが交互
に挿入されており、各スプリングシャフト29A、29Bの
先端部がそれぞれストレスコーン押圧筒体27のフランジ
部41に同じ間隔でねじ込み固定されている。
【0006】長いスプリングシャフト29Aの後端部のネ
ジ部43にはナット51が螺着されており、このナット51は
スプリング圧縮板33がコイルスプリング31を軽く圧縮す
る位置まで締め付けたところで、カシメ等の手段により
スプリングシャフト29Aに固定されている。したがって
スプリング圧縮板33は外力がかからない限り図3の位置
にあるが、後方から押されると、スプリングシャフト29
A、29Bにガイドされてコイルスプリング31を圧縮する
方向に移動する。
【0007】次に上記のように構成されたストレスコー
ン圧縮装置25の取り付け方を再び図2を参照して説明す
る。ストレスコーン押圧筒体27をストレスコーン13に当
接させた状態で、スプリング圧縮板33の外周部の各穴49
(図4参照)に挿入した固定シャフト35の先端部をエポ
キシ補強絶縁体15にねじ込み固定した後、固定シャフト
35の後端部のネジ部に螺着したナット37を締め上げる。
するとスプリング圧縮板33はナット37に押されて前進
し、コイルスプリング31を圧縮する。その結果、コイル
スプリング31の反発力でストレスコーン押圧筒体27がス
トレスコーン13に押し付けられ、ストレスコーン13を圧
縮することになる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】電力ケーブル端末部や
接続部が良好な電気絶縁性能を発揮するためには、スト
レスコーン圧縮装置によりストレスコーンに圧力を加え
て、ストレスコーン13と電力ケーブル11の界面およびス
トレスコーン13とエポキシ補強絶縁体15の界面に均等に
適度の圧力が加わるようにすることが必要である。この
要件が満たされるためには、碍管17、エポキシ補強絶縁
体15、電力ケーブル11およびストレスコーン13のそれぞ
れの中心軸線が一致していることが必要である。
【0009】このうち碍管17とエポキシ補強絶縁体15
は、各々のフランジ部を締結ボルトを用いて強固に締結
しているので、両者の中心軸線は容易に一致させること
ができると共に、中心軸線に対し直角方向の外力が加わ
っても両者の中心軸線がずれることはない。
【0010】これに対し、ストレスコーン圧縮装置25の
ストレスコーン押圧筒体27は、エポキシ補強絶縁体15
に、固定シャフト35、スプリング圧縮板33、スプリング
シャフト29A、29Bを介して取り付けられているので、
ストレスコーン押圧筒体27の中心軸線の位置は、これら
角部品の寸法精度および組立精度に依存しており、スト
レスコーン押圧筒体27の中心軸線をエポキシ補強絶縁体
15の中心軸線と一致させることは困難である。また中心
軸線が一致したとしても中心軸線に対し直角方向の外力
が加わると、固定シャフト35およびスプリングシャフト
29A、29Bが弾性変形して、ストレスコーン押圧筒体27
の中心軸線がエポキシ補強絶縁体15の中心軸線からずれ
ることがある。
【0011】ストレスコーン押圧筒体27の中心軸線とエ
ポキシ補強絶縁体15の中心軸線が一致していないと、ス
トレスコーン押圧筒体27によってストレスコーン13を押
圧する力の方向がエポキシ補強絶縁体15の中心軸線方向
と一致しないため、電力ケーブル11の中心軸線がエポキ
シ補強絶縁体15の中心軸線とずれることとなり、その結
果として、ストレスコーン13と電力ケーブル11の界面お
よびストレスコーン13とエポキシ補強絶縁体15の界面に
加わる圧力が不均等になったり、著しい場合にはいずれ
かの界面に空隙を生じたりして、電気絶縁性能に悪影響
を及ぼすことになる。
【0012】このように従来のストレスコーン圧縮装置
は、ストレスコーンを押圧したときに、電力ケーブルが
エポキシ補強絶縁体に対して偏心することがあり、電気
絶縁性能に悪影響を及ぼすことがあった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
課題を解決したストレスコーン圧縮装置を提供するもの
で、その構成は、ストレスコーンを押圧するストレスコ
ーン押圧筒体と、このストレスコーン押圧筒体をストレ
スコーンに押し付ける加圧手段とを備えたストレスコー
ン圧縮装置において、前記ストレスコーン押圧筒体が、
ストレスコーンと同質またはそれより硬質の弾性ゴムか
らなり、内周面にストレスコーンに当接するテーパー面
を有し、外周面にエポキシ補強絶縁体の内周面と嵌合す
る円筒面を有していることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】上記構成によると、ストレスコーン押圧筒体
は、エポキシ補強絶縁体に挿入されたときにエポキシ補
強絶縁体と嵌合状態となるから、後端側から加圧される
と、エポキシ補強絶縁体の内周面にガイドされて、スト
レスコーンを押圧することになる。このときストレスコ
ーン押圧筒体は圧力に応じて僅かながら弾性変形し、エ
ポキシ補強絶縁体の内周面に密接するので、ストレスコ
ーン押圧筒体はエポキシ補強絶縁体と正確に中心軸線が
一致し、したがってストレスコーンおよび電力ケーブル
もエポキシ補強絶縁体と正確に中心軸線が一致すること
になる。
【0015】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本考案の一実施例を示す。同図にお
いて、11は電力ケーブル、13はストレスコーン、15はエ
ポキシ補強絶縁体、17は碍管、25はストレスコーン圧縮
装置である。ストレスコーン圧縮装置25が、ストレスコ
ーン押圧筒体27、スプリングシャフト29A、29B(29B
は図示省略) 、コイルスプリング31、スプリング圧縮板
33、ネジ部43、ナット51、固定シャフト35、ナット37な
どからなることは従来と同じである。
【0016】このストレスコーン圧縮装置25が従来と異
なる点は、ストレスコーン押圧筒体27の構造である。こ
のストレスコーン押圧筒体27は、ストレスコーン13と同
質またはそれより硬質の弾性ゴム製で、内周面にストレ
スコーンに当接するテーパー面53を有し、外周面にエポ
キシ補強絶縁体15の内周面と嵌合する円筒面55を有する
構造となっている。またストレスコーン押圧筒体27の後
端面には金属製の環状板57が接着などの手段により強固
に固着されており、その環状平板57にスプリングシャフ
ト29A、29Bがねじ込み固定されている。
【0017】このストレスコーン圧縮装置の使用方法
は、従来と同様で、固定シャフト35の後端部に螺着した
ナット37を締め上げると、スプリング圧縮板33が前進
し、コイルスプリング31が圧縮されるから、その反発力
でストレスコーン押圧筒体27がストレスコーン13に押し
付けられ、ストレスコーン13を圧縮する。
【0018】ここで用いているストレスコーン押圧筒体
27は、その外周面がエポキシ補強絶縁体15の内周面と嵌
合する円筒面55となっているため、エポキシ補強絶縁体
15内に挿入され、コイルスプリング31によって加圧され
ると、エポキシ補強絶縁体15の内周面にガイドされて軸
線方向に前進すると共に、加圧力によって僅かながら弾
性変形してエポキシ補強絶縁体15の内周面に密接する。
このためストレスコーン押圧筒体27はエポキシ補強絶縁
体15と正確に中心軸線が一致した状態でストレスコーン
13を加圧することになる。その結果、ストレスコーン13
および電力ケーブル11もエポキシ補強絶縁体15と正確に
中心軸線が一致することになる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案のストレスコ
ーン圧縮装置は、ストレスコーン押圧筒体がエポキシ補
強絶縁体の内周面にガイドされつつストレスコーンを押
圧するため、ストレスコーン押圧筒体、ストレスコーン
および電力ケーブルの各中心軸線を正確にエポキシ補強
絶縁体の中心軸線と一致させることができる。また電力
ケーブルに中心軸線に対し直角方向の外力が加わった場
合でも、ストレスコーン押圧筒体がエポキシ補強絶縁体
に保持されているため電力ケーブルの中心軸線がエポキ
シ補強絶縁体の中心軸線からずれることがなくなる。そ
の結果、電力ケーブルの端末部または接続部の電気絶縁
性能を良好に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係るストレスコーン圧縮
装置の断面図。
【図2】 従来の電力ケーブル端末部の断面図。
【図3】 図2の端末部に使用した従来のストレスコー
ン圧縮装置の断面図。
【図4】 図3のストレスコーン圧縮装置の後端面図。
【符号の説明】
11:電力ケーブル 13:ストレスコーン 15:エポ
キシ補強絶縁体 17:碍管 27:ストレスコーン押圧筒体 29A、29B:スプリングシャフト 31:コイルスプリ
ング 33:スプリング圧縮板 35:固定シャフト 37:締
付け用のナット 53:テーパー面 55:円筒面 57:環状平板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストレスコーンを押圧するストレスコーン
    押圧筒体と、このストレスコーン押圧筒体をストレスコ
    ーンに押し付ける加圧手段とを備えたストレスコーン圧
    縮装置において、前記ストレスコーン押圧筒体が、スト
    レスコーンと同質またはそれより硬質の弾性ゴムからな
    り、内周面にストレスコーンに当接するテーパー面を有
    し、外周面にエポキシ補強絶縁体の内周面と嵌合する円
    筒面を有していることを特徴とするストレスコーン圧縮
    装置。
JP7292691U 1991-08-19 1991-08-19 ストレスコーン圧縮装置 Expired - Lifetime JP2535304Y2 (ja)

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JP7292691U JP2535304Y2 (ja) 1991-08-19 1991-08-19 ストレスコーン圧縮装置

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JP7292691U JP2535304Y2 (ja) 1991-08-19 1991-08-19 ストレスコーン圧縮装置

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JPH0518233U JPH0518233U (ja) 1993-03-05
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KR100401595B1 (ko) * 2001-12-05 2003-10-17 엘지전선 주식회사 초고압 케이블용 기중종단 접속함

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JPH0518233U (ja) 1993-03-05

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