JPH0518233U - ストレスコーン圧縮装置 - Google Patents
ストレスコーン圧縮装置Info
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- JPH0518233U JPH0518233U JP7292691U JP7292691U JPH0518233U JP H0518233 U JPH0518233 U JP H0518233U JP 7292691 U JP7292691 U JP 7292691U JP 7292691 U JP7292691 U JP 7292691U JP H0518233 U JPH0518233 U JP H0518233U
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- pressing cylinder
- peripheral surface
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ストレスコーン押圧筒体27を、ストレスコー
ン13より硬質の弾性ゴム製とし、内周面にストレスコー
ン13に当接するテーパー面53を有し、外周面にエポキシ
補強絶縁体15の内周面と嵌合する円筒面55を有するもの
とした。 【効果】 ストレスコーン押圧筒体27がエポキシ補強絶
縁体15の内周面にガイドされつつストレスコーン13を押
圧するため、ストレスコーン押圧筒体27、ストレスコー
ン13、電力ケーブル11の各中心軸線を正確にエポキシ補
強絶縁体15の中心軸線と一致させることができる。この
ため電力ケーブルの端末部の電気絶縁性能を良好に保持
することができる。
ン13より硬質の弾性ゴム製とし、内周面にストレスコー
ン13に当接するテーパー面53を有し、外周面にエポキシ
補強絶縁体15の内周面と嵌合する円筒面55を有するもの
とした。 【効果】 ストレスコーン押圧筒体27がエポキシ補強絶
縁体15の内周面にガイドされつつストレスコーン13を押
圧するため、ストレスコーン押圧筒体27、ストレスコー
ン13、電力ケーブル11の各中心軸線を正確にエポキシ補
強絶縁体15の中心軸線と一致させることができる。この
ため電力ケーブルの端末部の電気絶縁性能を良好に保持
することができる。
Description
【0001】
本考案は、電力ケーブルの端末部や接続部に使用されるストレスコーン圧縮装 置に関するものである。
【0002】
図2は電力ケーブルの端末部を示し、図3および図4は同端末部に使用されて いる従来のストレスコーン圧縮装置を示す。 まず図2において、11は電力ケーブル、13は電力ケーブル11の外部導電層から 絶縁体にかけて装着された弾性ゴム製のストレスコーン、15はストレスコーン13 を受け止めるエポキシ補強絶縁体、17は碍管、19は支持碍子、21はケーブル保護 金具、23は防水処理部である。
【0003】 ストレスコーン13を圧縮する圧縮装置25は、ストレスコーン押圧筒体27、スプ リングシャフト29A(後述するように別なスプリングシャフト29Bもある)、コ イルスプリング31、スプリング圧縮板33、固定シャフト35、ナット37などから構 成されている。その詳細を図3および図4を参照して説明する。
【0004】 ストレスコーン押圧筒体27は内面にストレスコーンに当接するテーパー面39を 有しており、また後端側にはフランジ部41を有している。フランジ部41にはスプ リングシャフト29A、29Bの先端部がねじ込み固定されている。スプリングシャ フトには、後端部にネジ部43が形成された長いスプリングシャフト29Aと、後端 部にネジ部が形成されていない短いスプリングシャフト29Bとがあるが、いずれ のスプリングシャフト29A、29Bにもその外周にはコイルスプリング31が挿通さ れている。
【0005】 スプリング圧縮板33は図4に示すように円板状で、中央部に電力ケーブルが挿 入される大きな穴45を有しており、また内周部にはスプリングシャフト29が挿入 される穴47が、外周部には固定シャフト35 (図2参照)が挿入される穴49が、そ れぞれ周方向に所定の間隔をおいて多数形成されている。図3ではスプリングシ ャフト29Aと29Bを1本ずつしか示していないが、実際にはスプリング圧縮板33 の内周部の各穴47に、長いスプリングシャフト29Aと短いスプリングシャフト29 Bが交互に挿入されており、各スプリングシャフト29A、29Bの先端部がそれぞ れストレスコーン押圧筒体27のフランジ部41に同じ間隔でねじ込み固定されてい る。
【0006】 長いスプリングシャフト29Aの後端部のネジ部43にはナット51が螺着されてお り、このナット51はスプリング圧縮板33がコイルスプリング31を軽く圧縮する位 置まで締め付けたところで、カシメ等の手段によりスプリングシャフト29Aに固 定されている。したがってスプリング圧縮板33は外力がかからない限り図3の位 置にあるが、後方から押されると、スプリングシャフト29A、29Bにガイドされ てコイルスプリング31を圧縮する方向に移動する。
【0007】 次に上記のように構成されたストレスコーン圧縮装置25の取り付け方を再び図 2を参照して説明する。ストレスコーン押圧筒体27をストレスコーン13に当接さ せた状態で、スプリング圧縮板33の外周部の各穴49(図4参照)に挿入した固定 シャフト35の先端部をエポキシ補強絶縁体15にねじ込み固定した後、固定シャフ ト35の後端部のネジ部に螺着したナット37を締め上げる。するとスプリング圧縮 板33はナット37に押されて前進し、コイルスプリング31を圧縮する。その結果、 コイルスプリング31の反発力でストレスコーン押圧筒体27がストレスコーン13に 押し付けられ、ストレスコーン13を圧縮することになる。
【0008】
電力ケーブル端末部や接続部が良好な電気絶縁性能を発揮するためには、スト レスコーン圧縮装置によりストレスコーンに圧力を加えて、ストレスコーン13と 電力ケーブル11の界面およびストレスコーン13とエポキシ補強絶縁体15の界面に 均等に適度の圧力が加わるようにすることが必要である。 この要件が満たされるためには、碍管17、エポキシ補強絶縁体15、電力ケーブ ル11およびストレスコーン13のそれぞれの中心軸線が一致していることが必要で ある。
【0009】 このうち碍管17とエポキシ補強絶縁体15は、各々のフランジ部を締結ボルトを 用いて強固に締結しているので、両者の中心軸線は容易に一致させることができ ると共に、中心軸線に対し直角方向の外力が加わっても両者の中心軸線がずれる ことはない。
【0010】 これに対し、ストレスコーン圧縮装置25のストレスコーン押圧筒体27は、エポ キシ補強絶縁体15に、固定シャフト35、スプリング圧縮板33、スプリングシャフ ト29A、29Bを介して取り付けられているので、ストレスコーン押圧筒体27の中 心軸線の位置は、これら角部品の寸法精度および組立精度に依存しており、スト レスコーン押圧筒体27の中心軸線をエポキシ補強絶縁体15の中心軸線と一致させ ることは困難である。また中心軸線が一致したとしても中心軸線に対し直角方向 の外力が加わると、固定シャフト35およびスプリングシャフト29A、29Bが弾性 変形して、ストレスコーン押圧筒体27の中心軸線がエポキシ補強絶縁体15の中心 軸線からずれることがある。
【0011】 ストレスコーン押圧筒体27の中心軸線とエポキシ補強絶縁体15の中心軸線が一 致していないと、ストレスコーン押圧筒体27によってストレスコーン13を押圧す る力の方向がエポキシ補強絶縁体15の中心軸線方向と一致しないため、電力ケー ブル11の中心軸線がエポキシ補強絶縁体15の中心軸線とずれることとなり、その 結果として、ストレスコーン13と電力ケーブル11の界面およびストレスコーン13 とエポキシ補強絶縁体15の界面に加わる圧力が不均等になったり、著しい場合に はいずれかの界面に空隙を生じたりして、電気絶縁性能に悪影響を及ぼすことに なる。
【0012】 このように従来のストレスコーン圧縮装置は、ストレスコーンを押圧したとき に、電力ケーブルがエポキシ補強絶縁体に対して偏心することがあり、電気絶縁 性能に悪影響を及ぼすことがあった。
【0013】
本考案は、上記のような課題を解決したストレスコーン圧縮装置を提供するも ので、その構成は、ストレスコーンを押圧するストレスコーン押圧筒体と、この ストレスコーン押圧筒体をストレスコーンに押し付ける加圧手段とを備えたスト レスコーン圧縮装置において、前記ストレスコーン押圧筒体が、ストレスコーン と同質またはそれより硬質の弾性ゴムからなり、内周面にストレスコーンに当接 するテーパー面を有し、外周面にエポキシ補強絶縁体の内周面と嵌合する円筒面 を有していることを特徴とするものである。
【0014】
上記構成によると、ストレスコーン押圧筒体は、エポキシ補強絶縁体に挿入さ れたときにエポキシ補強絶縁体と嵌合状態となるから、後端側から加圧されると 、エポキシ補強絶縁体の内周面にガイドされて、ストレスコーンを押圧すること になる。このときストレスコーン押圧筒体は圧力に応じて僅かながら弾性変形し 、エポキシ補強絶縁体の内周面に密接するので、ストレスコーン押圧筒体はエポ キシ補強絶縁体と正確に中心軸線が一致し、したがってストレスコーンおよび電 力ケーブルもエポキシ補強絶縁体と正確に中心軸線が一致することになる。
【0015】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例を示す。同図において、11は電力ケーブル、13はスト レスコーン、15はエポキシ補強絶縁体、17は碍管、25はストレスコーン圧縮装置 である。ストレスコーン圧縮装置25が、ストレスコーン押圧筒体27、スプリング シャフト29A、29B(29Bは図示省略) 、コイルスプリング31、スプリング圧縮 板33、ネジ部43、ナット51、固定シャフト35、ナット37などからなることは従来 と同じである。
【0016】 このストレスコーン圧縮装置25が従来と異なる点は、ストレスコーン押圧筒体 27の構造である。このストレスコーン押圧筒体27は、ストレスコーン13と同質ま たはそれより硬質の弾性ゴム製で、内周面にストレスコーンに当接するテーパー 面53を有し、外周面にエポキシ補強絶縁体15の内周面と嵌合する円筒面55を有す る構造となっている。またストレスコーン押圧筒体27の後端面には金属製の環状 板57が接着などの手段により強固に固着されており、その環状平板57にスプリン グシャフト29A、29Bがねじ込み固定されている。
【0017】 このストレスコーン圧縮装置の使用方法は、従来と同様で、固定シャフト35の 後端部に螺着したナット37を締め上げると、スプリング圧縮板33が前進し、コイ ルスプリング31が圧縮されるから、その反発力でストレスコーン押圧筒体27がス トレスコーン13に押し付けられ、ストレスコーン13を圧縮する。
【0018】 ここで用いているストレスコーン押圧筒体27は、その外周面がエポキシ補強絶 縁体15の内周面と嵌合する円筒面55となっているため、エポキシ補強絶縁体15内 に挿入され、コイルスプリング31によって加圧されると、エポキシ補強絶縁体15 の内周面にガイドされて軸線方向に前進すると共に、加圧力によって僅かながら 弾性変形してエポキシ補強絶縁体15の内周面に密接する。このためストレスコー ン押圧筒体27はエポキシ補強絶縁体15と正確に中心軸線が一致した状態でストレ スコーン13を加圧することになる。その結果、ストレスコーン13および電力ケー ブル11もエポキシ補強絶縁体15と正確に中心軸線が一致することになる。
【0019】
以上説明したように本考案のストレスコーン圧縮装置は、ストレスコーン押圧 筒体がエポキシ補強絶縁体の内周面にガイドされつつストレスコーンを押圧する ため、ストレスコーン押圧筒体、ストレスコーンおよび電力ケーブルの各中心軸 線を正確にエポキシ補強絶縁体の中心軸線と一致させることができる。また電力 ケーブルに中心軸線に対し直角方向の外力が加わった場合でも、ストレスコーン 押圧筒体がエポキシ補強絶縁体に保持されているため電力ケーブルの中心軸線が エポキシ補強絶縁体の中心軸線からずれることがなくなる。その結果、電力ケー ブルの端末部または接続部の電気絶縁性能を良好に保持することができる。
【図1】 本考案の一実施例に係るストレスコーン圧縮
装置の断面図。
装置の断面図。
【図2】 従来の電力ケーブル端末部の断面図。
【図3】 図2の端末部に使用した従来のストレスコー
ン圧縮装置の断面図。
ン圧縮装置の断面図。
【図4】 図3のストレスコーン圧縮装置の後端面図。
11:電力ケーブル 13:ストレスコーン 15:エポ
キシ補強絶縁体 17:碍管 27:ストレスコーン押圧筒体 29A、29B:スプリングシャフト 31:コイルスプリ
ング 33:スプリング圧縮板 35:固定シャフト 37:締
付け用のナット 53:テーパー面 55:円筒面 57:環状平板
キシ補強絶縁体 17:碍管 27:ストレスコーン押圧筒体 29A、29B:スプリングシャフト 31:コイルスプリ
ング 33:スプリング圧縮板 35:固定シャフト 37:締
付け用のナット 53:テーパー面 55:円筒面 57:環状平板
Claims (1)
- 【請求項1】ストレスコーンを押圧するストレスコーン
押圧筒体と、このストレスコーン押圧筒体をストレスコ
ーンに押し付ける加圧手段とを備えたストレスコーン圧
縮装置において、前記ストレスコーン押圧筒体が、スト
レスコーンと同質またはそれより硬質の弾性ゴムからな
り、内周面にストレスコーンに当接するテーパー面を有
し、外周面にエポキシ補強絶縁体の内周面と嵌合する円
筒面を有していることを特徴とするストレスコーン圧縮
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7292691U JP2535304Y2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | ストレスコーン圧縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7292691U JP2535304Y2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | ストレスコーン圧縮装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0518233U true JPH0518233U (ja) | 1993-03-05 |
JP2535304Y2 JP2535304Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=13503452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7292691U Expired - Lifetime JP2535304Y2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | ストレスコーン圧縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535304Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100401595B1 (ko) * | 2001-12-05 | 2003-10-17 | 엘지전선 주식회사 | 초고압 케이블용 기중종단 접속함 |
-
1991
- 1991-08-19 JP JP7292691U patent/JP2535304Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100401595B1 (ko) * | 2001-12-05 | 2003-10-17 | 엘지전선 주식회사 | 초고압 케이블용 기중종단 접속함 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2535304Y2 (ja) | 1997-05-14 |
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