JPH0529242U - ストレスコーン圧縮装置 - Google Patents

ストレスコーン圧縮装置

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JPH0529242U
JPH0529242U JP8322591U JP8322591U JPH0529242U JP H0529242 U JPH0529242 U JP H0529242U JP 8322591 U JP8322591 U JP 8322591U JP 8322591 U JP8322591 U JP 8322591U JP H0529242 U JPH0529242 U JP H0529242U
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JP
Japan
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spring
stress cone
fixed
screwed
shaft
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Pending
Application number
JP8322591U
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English (en)
Inventor
憲 小八田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 固定シャフト31の後端部の所定位置に円環状
の固定板51を固定する。固定板51に、スプリングシャフ
ト27の外周に挿通されたスプリング圧縮ボルト59をねじ
込んでスプリング27を圧縮する。スプリング圧縮ボルト
59を最後までねじ込むと、鍔部61が固定板51に突き当た
り、適正な圧縮状態が得られる。 【効果】 スプリング圧縮ボルトをねじ込んで行き、そ
の鍔部が固定板に突き当たってねじ込みができなくなっ
たところで、ねじ込みを停止するだけで、ストレスコー
ンの適正な圧縮状態が得られる。熟練を必要としない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電力ケーブルの端末部や接続部に使用されるストレスコーン圧縮装 置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のストレスコーン圧縮装置を使用した電力ケーブル端末部を示し、 図5および図6はそのストレスコーン圧縮装置を示す。 まず図4において、11は電力ケーブル、13は電力ケーブル11の外部導電層から 絶縁体にかけて装着された弾性ゴム製のストレスコーン、15はストレスコーン13 を受け止めるエポキシ補強絶縁体、17は碍管、19は固定支持体である。
【0003】 ストレスコーン13を圧縮する圧縮装置21は、ストレスコーン押圧筒体23、スプ リングシャフト25A(後述するように別なスプリングシャフト25Bもある)、ス プリング27、スプリング圧縮板29、固定シャフト31、ナット33などから構成され ている。その詳細を図5および図6を参照して説明する。
【0004】 ストレスコーン押圧筒体23は内面にストレスコーンに当接するテーパー面35を 有しており、また後端側にはフランジ部37を有している。フランジ部37にはスプ リングシャフト25A、25Bの先端部がねじ込み固定されている。スプリングシャ フトには、後端部にネジ部39が形成された長いスプリングシャフト25Aと、後端 部にネジ部が形成されていない短いスプリングシャフト25Bとがあるが、いずれ のスプリングシャフト25A、25Bにもその外周にはスプリング27が挿通されてい る。
【0005】 スプリング圧縮板29は図6に示すように円環状で、中央部に電力ケーブルが挿 入される大きな穴41を有しており、また内周部にはスプリングシャフト25A、25 Bが挿入される穴43が、外周部には固定シャフト31 (図4参照)が挿入される穴 45が、それぞれ周方向に所定の間隔をおいて多数形成されている。図5ではスプ リングシャフト25Aと25Bを1本ずつしか示していないが、実際にはスプリング 圧縮板29の内周部の各穴43に、長いスプリングシャフト25Aと短いスプリングシ ャフト25Bが交互に挿入されており、各スプリングシャフト25A、25Bの先端部 がそれぞれストレスコーン押圧筒体23のフランジ部37に同じ間隔でねじ込み固定 されている。
【0006】 長いスプリングシャフト25Aの後端部のネジ部39にはナット47が螺着されてお り、このナット47はスプリング圧縮板29がスプリング27を軽く圧縮する位置まで 締め付けたところで、カシメ等の手段によりスプリングシャフト25Aに固定され ている。したがってスプリング圧縮板29は外力がかからない限り図5の位置にあ り、後方から押されると、スプリングシャフト25A、25Bにガイドされてスプリ ング27を圧縮する方向に移動する。
【0007】 従来のストレスコーン圧縮装置は以上のような構成であるが、次にこの装置21 の使用方法を再び図4を参照して説明する。ストレスコーン押圧筒体23をストレ スコーン13に当接させ、その状態で、スプリング圧縮板29の外周部の各穴45(図 6参照)に挿入した固定シャフト31の先端部をエポキシ補強絶縁体15にねじ込み 固定した後、固定シャフト31の後端部のネジ部に螺着したナット33を締め上げる 。するとスプリング圧縮板29はナット33に押されて前進し、スプリング27を圧縮 する。その結果、スプリング27の反発力でストレスコーン押圧筒体23がストレス コーン13に押し付けられ、ストレスコーン13を圧縮することになる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ストレスコーンに加えられる圧力は、電力ケーブル端末部や接続部の電気絶縁 性能を決める極めて大きな要因であり、これが小さ過ぎると電気絶縁性能に悪影 響が出る。このため温度変化による各構成部品の伸縮や、経時変化による圧力の 低下を考慮して、ストレスコーン圧縮装置の取付け時にはストレスコーンに加わ る圧力を電気絶縁性能上必要な圧力より高くしてある。
【0009】 しかしストレスコーンに加えられる圧力が過大になると、ストレスコーンまた はエポキシ補強絶縁体が破損するおそれがあるだけでなく、経時変化を加速する ことにもなる。 このためナット33の締付けは、適正なストレスコーン圧縮力が得られるように 、ストレスコーン押圧筒体23とスプリング圧縮板29の距離を測定しながら行って いる。
【0010】 しかし実際の電力ケーブル端末部や接続部の組立作業は、トンネル内など限ら れたスペースで行われることが多く、しかも締結すべきナット33は電力ケーブル の周りに多数あるため、電力ケーブルに遮られて目視できないナットがどのよう な締付け状態にあるのかを確認することが難しい。またストレスコーン押圧筒体 とスプリング圧縮板の距離の測定も電力ケーブルに遮られて目視できないところ は正確な測定を行うことが困難である。
【0011】 このように多数のナットを均等に締め付けることは難しい作業であることから 、ストレスコーン圧縮装置の取付けは熟練した作業者が慎重に行う必要があり、 かつ時間がかかるという問題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のような課題を解決したストレスコーン圧縮装置を提供するも ので、その構成は、 ストレスコーンに当接するストレスコーン押圧筒体と、 このストレスコーン押圧筒体に周方向に所定の間隔をおいて先端部が固定され た多数本のスプリングシャフトと、 各スプリングシャフトの外周に挿通されたスプリングと、 エポキシ補強絶縁体に周方向に所定の間隔をおいて先端部が固定される多数本 の固定シャフトと、 この固定シャフトの後端部の所定位置に取り付けられ、内周部の前記スプリン グシャフトに対応する位置にねじ穴を有する円環状の固定板と、 前記スプリングシャフトの外周に挿通され、かつ固定板のねじ穴にねじ込まれ て先端がスプリングの後端に当接し、後端部に前記ねじ穴より大きい鍔部を有す るスプリング圧縮ボルト とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
この装置でストレスコーンを圧縮するには、まず固定シャフトの先端部をエポ キシ補強絶縁体にねじ込み固定すると共に、ストレスコーン押圧筒体をストレス コーンに当接させ、その状態で固定板を固定シャフトの後端部の所定位置に取り 付ける。これにより固定板の位置が定まるから、その後はスプリング圧縮ボルト を固定板にねじ込み、スプリングを圧縮する。スプリングの圧縮量が適正になる と、スプリング圧縮ボルトの鍔部が定位置にある固定板に突き当たり、それ以上 ねじ込むことができなくなる。したがってすべてのスプリング圧縮ボルトを、鍔 部が固定板に突き当たるまで締め付ければ、すべてのスプリングが適正に圧縮さ れ、適正なストレスコーン圧縮力が得られる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例に係るストレスコーン圧縮装置を用いた電力ケーブル 端末部を示し、図2および図3はそのストレスコーン圧縮装置を示す。図1ない し図3において、図4ないし図6に示した従来の装置と同一部分には同一符号を 付してある。
【0015】 この装置では、従来の装置におけるスプリング圧縮板に代えて、それと同じ大 きさの固定板51を用いている。この固定板51は図2および図3に示すように中央 部に電力ケーブルが挿入される大きな穴53を有する円環状の板で、その内周部に はスプリングシャフト25Aに対応する位置にねじ穴55が形成され、外周部には従 来のスプリング圧縮板と同様に固定シャフト挿入穴57が形成されている。
【0016】 この固定板51のねじ穴55には、スプリングシャフト25Aの外周に挿通されたス プリング圧縮ボルト59がねじ込まれている。このスプリング圧縮ボルト59は後端 部にねじ穴55より大きい鍔部61を有している。またスプリング圧縮ボルト59の先 端はスプリング27の後端に当接している。
【0017】 またスプリングシャフト25Aの後端部には抜け止め用のナット47が螺着され、 カシメまたは接着等の手段によりその位置に固定されている。 固定板51は図1に示すように二つのナット63、65により固定シャフト31の後端 部の所定位置に固定されるものである。
【0018】 次にこのストレスコーン圧縮装置の使用方法を説明する。まず図2に示すよう にスプリング圧縮ボルト59の先端面が固定板51の前面と一致するように組み立て た状態で、ストレスコーン押圧筒体23をストレスコーン13に当接させる。一方、 固定板51の固定シャフト挿入穴57に挿通した固定シャフト31の先端部をエポキシ 補強絶縁体15にねじ込み固定する。この状態で、固定シャフト31の後端部の所定 位置に固定板51を二つのナット63、65で挟み付けて固定する。
【0019】 その後、各スプリング圧縮ボルト59を固定板51にねじ込んで、スプリング27を 圧縮する。スプリング圧縮ボルト59をねじ込んでいくと、最終的には鍔部61が固 定板51に突き当たり(図1はこの状態を示す)、それ以上ねじ込むことができな くなる。この状態がスプリング27の適正な圧縮状態すなわちストレスコーン13の 適正な圧縮状態となるように、固定板51の固定位置とスプリング圧縮ボルト59の 長さが予め定められている。
【0020】 したがって作業者としては、スプリング圧縮ボルト59をねじ込んで行き、鍔部 61が固定板51に突き当たってねじ込めなくなったところで、ねじ込みを停止する だけで、きわめて簡単にストレスコーン13の適正な圧縮状態を得ることができる 。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、スプリング圧縮ボルトをねじ込んで行き 、その鍔部が固定板に突き当たってねじ込みができなくなったところで、ねじ込 みを停止するだけで、ストレスコーンの適正な圧縮状態が得られるので、従来の ようにストレスコーン押圧筒体とスプリング圧縮板との距離を測定しながらナッ トの締付けを行う必要がなくなり、熟練した作業者でなくとも確実にストレスコ ーンの適正な圧縮状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係るストレスコーン圧縮
装置を用いた電力ケーブル端末部の縦断面図。
【図2】 図1のストレスコーン圧縮装置の半分切開側
面図。
【図3】 図1のストレスコーン圧縮装置における固定
板の背面図。
【図4】 従来のストレスコーン圧縮装置を用いた電力
ケーブル端末部の縦断面図。
【図5】 従来のストレスコーン圧縮装置の半分切開側
面図。
【図6】 従来のストレスコーン圧縮装置におけるスプ
リング圧縮板の背面図。
【符号の説明】
11:電力ケーブル 13:ストレスコーン 15:エポ
キシ補強絶縁体 21:ストレスコーン圧縮装置 23:ストレスコーン押
圧筒体 25A、25B:スプリングシャフト 27:スプリング 31:固定シャフト 51:固定板 55:ねじ穴 57:固定シャフト挿入穴 59:スプリング圧縮ボルト 61:鍔部 63、65:ナ
ット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストレスコーンに当接するストレスコーン
    押圧筒体と、 このストレスコーン押圧筒体に周方向に所定の間隔をお
    いて先端部が固定された多数本のスプリングシャフト
    と、 各スプリングシャフトの外周に挿通されたスプリング
    と、 エポキシ補強絶縁体に周方向に所定の間隔をおいて先端
    部が固定される多数本の固定シャフトと、 この固定シャフトの後端部の所定位置に取り付けられ、
    内周部の前記スプリングシャフトに対応する位置にねじ
    穴を有する円環状の固定板と、 前記スプリングシャフトの外周に挿通され、かつ固定板
    のねじ穴にねじ込まれて先端がスプリングの後端に当接
    し、後端部に前記ねじ穴より大きい鍔部を有するスプリ
    ング圧縮ボルトとを備えたことを特徴とするストレスコ
    ーン圧縮装置。
JP8322591U 1991-09-18 1991-09-18 ストレスコーン圧縮装置 Pending JPH0529242U (ja)

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JP8322591U JPH0529242U (ja) 1991-09-18 1991-09-18 ストレスコーン圧縮装置

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JPH0529242U true JPH0529242U (ja) 1993-04-16

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JP8322591U Pending JPH0529242U (ja) 1991-09-18 1991-09-18 ストレスコーン圧縮装置

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