JP2600050B2 - 法面保護緑化構造 - Google Patents
法面保護緑化構造Info
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Description
構造に関するものである。
った構造やモルタルを吹き付けた構造が一般的である
が、これらは景観を阻害したり経年変化(劣化)したり
する問題があり、特にモルタルについてはその背面に発
生する霜柱等のために剥離するトラブルが多い。
開示されたような新しい法面保護緑化工が開発された。
この法面保護緑化工は、図10に示すように、前部壁5
2と底部壁53とからなる格子枠柵51の複数を順に積
み上げて、法面54の土留めを図るとともに、前部壁5
2の内側に植生緑化用シート55を張って、格子枠柵5
1の格子間から土壌が雨水により流出する現象(エロー
ジョン)を止め、さらに、植生緑化用シート55に担持
させた種子を発芽させて緑化を図る、というものであ
る。
法面保護緑化工にも、次のような問題(1)(2)が残
っていた。 (1)上記のように植生緑化用シート55を張った法面
54に、緑化用植物56の苗や挿し木を植え付けようと
すると、植生緑化用シート55がその植え付け作業やそ
の後の成長の妨げとなる。そこで、植生緑化用シート5
5の所々に貫通孔57を空け、この貫通孔57から法面
54に緑化用植物56の苗や挿し木を植え付けている
が、次のような問題があった。
空いているので、緑化用植物56の根系58の周囲をな
す土壌が植生緑化用シート55では保護されないことに
なる。このため、この土壌がエロージョンを受けて洗掘
孔59となり、根系58の伸長が悪くなって地中への浸
入深さが減少したり、ひどい場合には根系58の伸長が
止まって緑化用植物56が枯れ死したりすることがあっ
た。
せるしかなく、人為的にコントロールすることができな
かった。すると、緑化用植物56の苗や挿し木をたとえ
斜めに植え付けたとしても、その根系58は当初から原
則通り下方へ向かって伸長することになる。このため、
必ずしも法面の安定や表層土の保全に好ましい根系形態
ができるとは限らなかった。
れる切土法面においては、切り取った土や岩石をその法
面保護工に戻して利用することが好ましい。従って、例
えば岩盤斜面からつくられる切土法面に前記法面保護緑
化工を施工する場合には、岩盤斜面の破砕によってでき
た破砕岩石を、格子枠柵の背面側に充填することとな
る。しかし、このような場合に前記植生緑化用シート5
5を使用しても、同シート55は充填した破砕岩石に部
分的に接触するに過ぎないため、同シート55に担持さ
せた緑化用植物の成長に必要な水分や栄養分を供給する
ことができず、従って緑化を図ることは難しかった。
系の周囲をなす土壌のエロージョンを防止するととも
に、緑化用植物の根系が水分を吸収するのを助けて、根
系の伸長を促すことができ、さらには根系の伸長方向を
人為的に自由にコントロールして、法面の安定や表層土
の保全に好ましい根系形態を造成することができる新規
な法面保護緑化構造を提供することにある。
に、請求項1の発明に係る法面保護緑化構造は、金属棒
を格子状に組んでなり水平な底面部と傾斜した斜面部と
を備えた複数の格子枠柵と、前記底面部の下に敷かれた
排水機能を果たす強化繊維シートと、前記強化繊維シー
トと前記底面部との間若しくは前記強化繊維シートの下
側に、前記強化繊維シートと接するように設置された筒
壁、半割筒壁又はチャンネル壁を有する植生部材と、前
記斜面部の背方に充填された盛土と、前記植生部材の内
部又は近傍に植え付け又は植栽された緑化用植物の種、
苗又は挿し木とを備えた構成とした。
構造は、金属棒を格子状に組んでなり水平な底面部と傾
斜した斜面部とを備えた複数の格子枠柵と、前記底面部
の下に敷かれた排水機能を果たす強化繊維シートと、前
記強化繊維シートと前記底面部との間若しくは前記強化
繊維シートの下側に、前記強化繊維シートと接するよう
に設置された筒壁、半割筒壁又はチャンネル壁を有する
植生部材と、前記底面部の上面から斜面部の背面にかけ
て張られ、所々に貫通孔が設けられた植生緑化用シート
と、前記斜面部及び植生緑化用シートの背方に充填され
た盛土と、前記植生緑化用シートの貫通孔を通して前記
盛土に所要の角度で装着された筒壁、半割筒壁又はチャ
ンネル壁を有する植生部材と、前記各植生部材の内部又
は近傍に植え付け又は植栽された緑化用植物の種、苗又
は挿し木とを備えた構成とした。上記の各発明におい
て、植生部材の法面に対する装着角度又は強化シートへ
の設置角度は、水平乃至鉛直の範囲で決定するのが一般
的であるが、水平より手前が下がる角度にしたり、鉛直
より法面に平行に近付く角度にしたりすることも可能で
ある。また、植生部材の長さは、伸長方向をどの程度コ
ントロールするかにより異なり、特に限定されないが、
100〜1000mmが一般的である。植生部材の内径
は、植え付ける緑化用植物の種類により異なり、特に限
定されないが、20〜150mmが一般的である。
は、前記筒壁、半割筒壁又はチャンネル壁に複数の透孔
を形成した。ここで、透孔は、植生部材の筒壁の略全長
・全周に対し均一又は不均一に分散するように形成する
のが一般的であるが、筒壁の一部に偏在するように形成
することもできる。
は、前記筒壁、半割筒壁又はチャンネル壁を土中で次第
に崩壊する材料により形成した。ここで、「土中で次第
に崩壊する材料」としては、紙(数ヵ月〜2年位で腐る
ものがよい)や、結合剤で固めた土又は砂(数ヵ月〜1
年位で分解するものがよい)や、腐蝕しやすい金属又は
合金(植物の成長に悪影響を与えないものがよい)や、
デンプン系化合物(数ヵ月で腐るものがよい)や、蛋白
質系化合物(数ヵ月で腐るものがよい)や、生分解性合
成樹脂(数ヵ月で分解するものがよい)等を例示するこ
とができる。もっとも、根系があまり太く成長しない緑
化用植物を植え付ける場合等には、筒壁等を塩化ビニル
樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、その他
の崩壊しない材料で形成することもできる。
構造は、前記盛土に、布袋の内部に土が詰められてなる
植生部材が配置され、該植生部材の内部に緑化用植物の
種、苗又は挿し木が植え付け又は植栽されてなる構成と
した。
特定のものに限定されず、例えば天然繊維でも人工繊維
でもよい。本発明者の試行では、使用済みの穀物輸送用
布袋の再利用が、当該用途に最も適している。使用済み
の穀物輸送用布袋は、常に多量に発生しており、その再
利用によって廃物利用になるだけでなく、機能的にも丈
夫で、寸法も適当だからである。また、布袋には、一般
に施工現場又はその近辺において土が詰められる。布袋
の口の閉じ方は任意であり、例えば紐で縛ってもよい
し、熱溶着してもよい。なお、この法面保護緑化構造は
盛土法面のみならず切土法面に適用することもでき、斜
面部の背面側には土を盛るだけでなく破砕岩石を加えて
もよい。
緑化用植物の根系の周囲をなす土が植生部材により保護
されて、その土のエロージョンが防止されるとともに、
その土に含まれた水分及び空気が植生部材により保持さ
れる。さらに、強化繊維シートに浸潤して流通する水分
が、植生部材の内部にも浸透してくるので、該植生部材
に植え付けられた緑化用植物の根系が前記水分を吸収で
きる。また、植生部材の周りに植え付けられた緑化用植
物の根系が、前記水分を求めて植生部材に向かって伸長
してくる。このため、根系の伸長が促されて地中への浸
入深さが増加する。
する根(以下、主根という。)は、伸長方向を植生部材
に沿ったり拘束されたりして伸長し、植生部材からはみ
出してからは、自然の原則に従って伸長方向を下方へ曲
げながら伸長する。従って、植生部材の装着角度又は設
置角度を適宜決定することにより、主根の伸長方向を人
為的に自由にコントロールして根系を伸長させることに
より、法面中に根系を這わせる等して、法面の安定や表
層土の保全に好ましい根系形態を造成することができ
る。
れば、植生部材に複数の透孔が形成されているので、水
分や空気の流通が良くなる。また、主根から側方に伸長
する側根は、透孔を通って伸長するため、側根の伸長が
植生部材により妨げられる心配もない。
ば、前記の通り、主根がその伸長方向を植生部材に沿っ
たり拘束されたりして伸長し、側根も土壌に張りめぐら
された後に、植生部材が崩壊することとなる。従って、
その崩壊前までは上記作用が持続し、。その崩壊後には
伸長した根系自身が土壌のエロージョンを防止する。ま
た、主根が太く成長する緑化用植物を植え付け又は植栽
した場合でも、その成長が植生部材により妨げられる心
配が無い。
ば、布袋内の土にも緑化用植物の種、苗又は挿し木を植
え付けるので、その緑化用植物は土から水分や栄養分の
供給を受けて成長することができる。
化用シートとを使用して行う補強盛土法面の保護緑化工
及び同構造に使用する植生部材に具体化した第一実施例
について、図1〜図3を参照して説明する。
金属棒を縦横格子状に溶接してなる網状体をその上下中
央部で折曲することにより形成され、水平な底面部2
と、傾斜した斜面部3と、底面部2の後端及び斜面部3
の上端の間を連結するフック4とを備えている。この格
子枠柵1は、その複数をその斜面部3同志が連続するよ
うに順に積み上げて使用した。
柵1の左右長さは約2600mm、底面部2の奥行は約
700mm、斜面部3の傾斜長さは約600mm(底面
部2に対する斜面の傾斜角は30〜60度)である。ま
た、縦金属棒5の相互間隔は約150mm、横金属棒6
の相互間隔は底面部2においては200〜300mm、
斜面部3においては100〜150mmである。各金属
棒5,6の直径は6〜10mmである。勿論、これらの
数値は適宜変更できる。
ートであり、盛土の安定に必須であるとともに、排水機
能を果たす。8は前記底面部2の上面から斜面部3の背
面にかけて張った植生緑化用シートであり、盛土法面の
エロージョンを防止するとともに、緑化用植物の生育を
助ける機能を果たす。この植生緑化用シート8の所々に
は、後述する植生部材を通すための貫通孔9を設けた。
植生緑化用シート8の背方に充填するため、該盛土10
の正面には斜面部3と同じく傾斜角が約30〜60度の
法面11が形成される。
材であり、その筒壁には略全長・全周にわたって分散す
る多数の透孔13を形成した。標準的な植生部材12の
内径は約50mm、長さは約300mmである。この植
生部材12を、前記植生緑化用シート8の貫通孔9を通
して法面11に所要の角度で打込んだり差込んだりして
装着した。植生部材12の装着角度は、水平ないし水平
に対して80度の範囲内で色々に設定した。これらの数
値も適宜変更できる。
種、苗又は挿し木の状態で植え付け又は植栽した緑化用
植物であり、本実施例ではムクゲ、サルスベリ、ヤナ
ギ、ドロノキ、ツツジ、ウツゲ、イヌガヤ、タイミンチ
ク、カンノンチク、ネコヤナギ、マツ、スギ、ヒノキ、
ヤシャブシ、ブナ、サルスベリ、ポプラ等を使用した
が、特にムクゲ、サルスベリ、ヤナギの結果が良好であ
った。なお、植生部材12の内部の深所には、肥料、土
壌改良剤、成形剤等の機能剤16を土15と混合して装
填し、緑化用植物14の成長の促進等を図った。
激しい降雨があったが、緑化用植物14の根系17の周
囲をなす土15が植生部材12に囲まれることにより保
護されてエロージョンが防止された。また、その土15
に含まれた水分は植生部材12により何日も保持され
た。
材12の内部においては、伸長方向を植生部材12の装
着角度に沿ったり拘束されたりして伸長し、植生部材1
2の挿し込み深部側の開口端からはみ出してからは、自
然の原則に従って伸長方向を下方へ曲げながら伸長し
た。従って、本実施例のように植生部材12の装着角度
を色々に設定することにより、主根18の伸長方向に変
化を与えて、盛土法面11の安定や表層土の保全に好ま
しい根系形態を造成することができた。
材12の多数の透孔13を通ってはみ出し、外部に伸長
した。
生部材12の状態を調べたところ、植生部材12は触れ
ば容易に崩れる程に軟弱になっており、実質的に崩壊し
ていた。従って、主根18のさらなる径方向の成長が、
植生部材12により妨げられる心配は無くなっていた。
の法面保護緑化工を示し、強化繊維シート7と底面部2
との間(図5参照)又は強化繊維シート7の下側(図4
参照)に、それぞれ強化繊維シート7の上面又は下面と
接するように内径20〜30mm、長さ500〜100
0mmの植生部材20を設置した点と、第一実施例と同
様の植生部材12を単に法面11に装着し、あるいは前
記植生部材20を単に強化繊維シート7の上又は下に設
置し、これらの植生部材12,20に苗や挿し木を植え
付けないような使い方を加えた点において、第一実施例
と相違している。強化繊維シート7への植生部材20は
基本的に水平に設置するが、多少角度をもたせることも
ある。
浸潤して流通する水分が、植生部材20の内部にも浸透
してくるので、該植生部材20に植え付けられた緑化用
植物14の根系17が前記水分を吸収できる。また、植
生部材20の周りに植え付けられた緑化用植物の根系
が、前記水分を求めて植生部材20に向かって伸長して
くるという効果もある。また、単に装着又は設置した植
生部材20は土壌の空気流通を良好にするので、その周
りの緑化用植物の根系の伸長に寄与する。なお、植生部
材12,20の装着角度又は設置角度を色々に設定する
ことにより、法面11の安定や表層土の保全に好ましい
根系形態を造成できる点については、第一実施例と同様
である。
を示し、図6の植生部材21は半割筒壁に多数の透孔1
3を形成してなるものであり、図7の植生部材22はチ
ャンネル壁に多数の透孔13を形成してなるものであ
る。これらの植生部材21,22は前記植生部材12,
20に代えて使用することができ、その場合、植生部材
21,22の上方に緑化用植物14を植え付け又は植栽
する。
くられた切土法面の保護緑化工に具体化した第三実施例
について、図8及び図9を参照して説明する。第一実施
例と同様の部材については、図1等と同一の符号を付し
て重複説明を避ける。
岩石であり、本実施例では岩盤斜面の破砕によってでき
た破砕岩石が使用され、この破砕岩石25によって法面
11が形成される。26は破砕岩石25の所々に配置さ
れた植生部材であって、布袋27の内部に土28が詰め
られてなるものである。本実施例では、布袋27として
使用済みの穀物輸送用布袋が再利用され、布袋27の口
は紐29で縛られている。また、土28には肥料、土壌
改良剤、成形剤等の機能剤が適宜添加されている。各布
袋27の底部は、斜面部3の1つの格子内をくぐって正
面側に露出している。14は第一実施例で例示した緑化
用植物であり、植生部材26の内部の土28に種、苗又
は挿し木の状態で植え付けられ又は植栽されて、植生部
材26の露出部から正面側へ成長したものである。
の背面側に、例えば岩盤斜面の破砕によってできた破砕
岩石25を充填することができる。また、充填した破砕
岩石25の所々に植生部材26を配置し、その内部の土
28に緑化用植物14を植え付け又は植栽するので、そ
の緑化用植物14は土28から水分や栄養分の供給を受
けて成長することができる。従って、通常は緑化が難し
い破砕岩石25を主体とする法面であっても、その破砕
岩石25の間から緑化用植物14を成長させて緑化を図
ることができ、もって景観を向上させることができる。
れるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。 (1)前記植生部材を格子枠柵又は植生緑化用シートを
使用しない法面保護緑化工に適用すること。 (2)土留用格子枠柵以外の土留部材を使用すること。 (3)第一実施例又は第二実施例を切土法面に適用する
こと。 (4)第三実施例を盛土法面に適用すること。 (5)第一実施例又は第二実施例と第三実施例とを組み
合せて適用すること。
法面保護緑化構造によれば、緑化用植物の根系の周囲を
なす土壌のエロージョンを防止するとともに、緑化用植
物の根系が水分を吸収するのを助けて、根系の伸長を促
すことができ、さらには根系の伸長方向を人為的に自由
にコントロールし、法面中に根を這わせる等して、法面
の安定や表層土の保全に好ましい根系形態を造成するこ
とができる。
れば、水分や空気の流通を良くして根系の伸長を促すこ
とができ、植生部材による側根の伸長の妨げをなくすこ
ともできる。
ば、主根が太く成長する緑化用植物を植え付け又は植栽
した場合でも、その成長が植生部材により妨げられる心
配が無い。
ば、緑化用植物は布袋内の土から水分や栄養分の供給を
受けて成長することもできる。
工及び植生部材の断面図である。
面図である。
ート 11 法面 12 植生部材 13 透孔 14 緑化用植
物 20,21,22 植生部材 25 破砕岩石 26 植生部材 27 布袋 28 土
Claims (5)
- 【請求項1】 金属棒を格子状に組んでなり水平な底面
部と傾斜した斜面部とを備えた複数の格子枠柵と、 前記底面部の下に敷かれた排水機能を果たす強化繊維シ
ートと、前記強化繊維シートと前記底面部との間若しくは前記強
化繊維シートの下側に、前記強化繊維シートと 接するよ
うに設置された筒壁、半割筒壁又はチャンネル壁を有す
る植生部材と、 前記斜面部の背方に充填された盛土と、 前記植生部材の内部又は近傍に植え付け又は植栽された
緑化用植物の種、苗又は挿し木とを備えた法面保護緑化
構造。 - 【請求項2】 金属棒を格子状に組んでなり水平な底面
部と傾斜した斜面部とを備えた複数の格子枠柵と、 前記底面部の下に敷かれた排水機能を果たす強化繊維シ
ートと、前記強化繊維シートと前記底面部との間若しくは前記強
化繊維シートの下側に、前記強化繊維シートと 接するよ
うに設置された筒壁、半割筒壁又はチャンネル壁を有す
る植生部材と、 前記底面部の上面から斜面部の背面にかけて張られ、所
々に貫通孔が設けられた植生緑化用シートと、 前記斜面部及び植生緑化用シートの背方に充填された盛
土と、 前記植生緑化用シートの貫通孔を通して前記盛土に所要
の角度で装着された筒壁、半割筒壁又はチャンネル壁を
有する植生部材と、 前記各植生部材の内部又は近傍に植え付け又は植栽され
た緑化用植物の種、苗又は挿し木とを備えた法面保護緑
化構造。 - 【請求項3】 前記筒壁、半割筒壁又はチャンネル壁に
複数の透孔が形成された請求項1又は2記載の法面保護
緑化構造。 - 【請求項4】 前記筒壁、半割筒壁又はチャンネル壁が
土中で次第に崩壊する材料により形成された請求項1又
は2記載の法面保護緑化構造。 - 【請求項5】 前記盛土に、布袋の内部に土が詰められ
てなる植生部材が配置され、該植生部材の内部に緑化用
植物の種、苗又は挿し木が植え付け又は植栽された請求
項1又は2記載の法面保護緑化構造。
Priority Applications (1)
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