JP2000045288A - 緑化工法 - Google Patents
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- JP2000045288A JP2000045288A JP10209708A JP20970898A JP2000045288A JP 2000045288 A JP2000045288 A JP 2000045288A JP 10209708 A JP10209708 A JP 10209708A JP 20970898 A JP20970898 A JP 20970898A JP 2000045288 A JP2000045288 A JP 2000045288A
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 金網製かごマットを用いて、適度な通水性を
良好に維持しつつ、現地発生土などの植生基材の流失を
確実に防止して、法面や岸辺などの安定化に加えて、そ
の安定化法面などの緑化が好適に達成される緑化工法を
提供する。 【解決手段】 緑化対象域に上部を開口5した金網製か
ごマット1を設置し、この金網製かごマット内に、大粒
径の玉石10の層と、植物の通芽が可能なシート材料
(土のう袋)8によって流失が防止される植生基材9と
を、平面視で互いに二分して充填する。
良好に維持しつつ、現地発生土などの植生基材の流失を
確実に防止して、法面や岸辺などの安定化に加えて、そ
の安定化法面などの緑化が好適に達成される緑化工法を
提供する。 【解決手段】 緑化対象域に上部を開口5した金網製か
ごマット1を設置し、この金網製かごマット内に、大粒
径の玉石10の層と、植物の通芽が可能なシート材料
(土のう袋)8によって流失が防止される植生基材9と
を、平面視で互いに二分して充填する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、山腹や堤防、河川
の岸辺などの法面や、道路造成等により形成される法
面、或いは、普段は水に浸らない川原などの安定保持を
図るための緑化工法に関するものである。
の岸辺などの法面や、道路造成等により形成される法
面、或いは、普段は水に浸らない川原などの安定保持を
図るための緑化工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の法面や川原などの安定化と
同時に緑化を図るために、上部を開口した方形型の金網
製かごマットを法面に階段状に積み上げ設置し、或い
は、金網製かごマットを川原などに埋めるように並置し
て、この金網製かごマット内に、所定の大きさの大粒径
の石(例えば玉石であり、以下、玉石と言う。)を充填
する所謂かごマット工法が採用されている。
同時に緑化を図るために、上部を開口した方形型の金網
製かごマットを法面に階段状に積み上げ設置し、或い
は、金網製かごマットを川原などに埋めるように並置し
て、この金網製かごマット内に、所定の大きさの大粒径
の石(例えば玉石であり、以下、玉石と言う。)を充填
する所謂かごマット工法が採用されている。
【0003】かゝる工法では、法面の崩壊や湧水による
法面表層部の浸食が、適度な通水性を有する玉石層によ
って効果的に防止され、また、川原についても、洪水な
どの流水による表層部の浸食が効果的に防止されるもの
で、法面や川原などの安定化が好適に達成される。
法面表層部の浸食が、適度な通水性を有する玉石層によ
って効果的に防止され、また、川原についても、洪水な
どの流水による表層部の浸食が効果的に防止されるもの
で、法面や川原などの安定化が好適に達成される。
【0004】ところが、法面に階段状に設置された金網
製かごマット内の玉石が、遠目で石垣が存するように不
自然に見え、周辺の景観にマッチせず、また、川原に設
置された金網製かごマットにしても、玉石が荒れた川原
の表情を呈するもので、見栄えが非常に悪い点で問題が
あった。
製かごマット内の玉石が、遠目で石垣が存するように不
自然に見え、周辺の景観にマッチせず、また、川原に設
置された金網製かごマットにしても、玉石が荒れた川原
の表情を呈するもので、見栄えが非常に悪い点で問題が
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この点を踏まえて、金
網製かごマットに玉石を充填する際に、潜在的に現地植
物の埋没種子や根株などを含む現地発生土や、植物種子
や肥料を混合した人工の植生基材を、例えば玉石に混ぜ
合わせて充填して、この植生基材による植生層で植物を
生育させる緑化工法がとられるようになった。
網製かごマットに玉石を充填する際に、潜在的に現地植
物の埋没種子や根株などを含む現地発生土や、植物種子
や肥料を混合した人工の植生基材を、例えば玉石に混ぜ
合わせて充填して、この植生基材による植生層で植物を
生育させる緑化工法がとられるようになった。
【0006】しかし、かゝる工法においては、施工初期
では、現地発生土や植生基材が玉石間の空隙を埋めるこ
とで、通水性を悪くし、時を経ては、現地発生土や植生
基材が玉石間の空隙に軟弱に存することで、現地発生土
や植生基材が雨水等により流失し、これに伴って玉石間
に多くの空隙が形成されることで、残り少なくなった植
生層の乾燥が進み易くなり、植物が定着して生育するこ
とが困難で、期待したほどに緑化が達成されなかったの
である。
では、現地発生土や植生基材が玉石間の空隙を埋めるこ
とで、通水性を悪くし、時を経ては、現地発生土や植生
基材が玉石間の空隙に軟弱に存することで、現地発生土
や植生基材が雨水等により流失し、これに伴って玉石間
に多くの空隙が形成されることで、残り少なくなった植
生層の乾燥が進み易くなり、植物が定着して生育するこ
とが困難で、期待したほどに緑化が達成されなかったの
である。
【0007】本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたも
のであって、その目的は、かごマットを用いて、適度な
通水性を良好に維持しつつ、現地発生土などの植生基材
の流失を確実に防止して、法面や岸辺などの安定化に加
えて、その安定化法面などの緑化が好適に達成される緑
化工法を提供する点にある。
のであって、その目的は、かごマットを用いて、適度な
通水性を良好に維持しつつ、現地発生土などの植生基材
の流失を確実に防止して、法面や岸辺などの安定化に加
えて、その安定化法面などの緑化が好適に達成される緑
化工法を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた技術的手段は次の通りである。即
ち、本発明による緑化工法は、緑化対象域に上部を開口
した金網製かごマットを設置し、この金網製かごマット
内に、大粒径の石(例えば玉石であり、以下、玉石と言
う。)の層と、植物の通芽が可能なシート材料によって
流失が防止される植生基材とを、平面視で互いに二分し
て充填する点に特徴を有する(請求項1)。
めに、本発明が講じた技術的手段は次の通りである。即
ち、本発明による緑化工法は、緑化対象域に上部を開口
した金網製かごマットを設置し、この金網製かごマット
内に、大粒径の石(例えば玉石であり、以下、玉石と言
う。)の層と、植物の通芽が可能なシート材料によって
流失が防止される植生基材とを、平面視で互いに二分し
て充填する点に特徴を有する(請求項1)。
【0009】植生基材として、植物種子を含むもの(請
求項2)、具体的には、土壌改良材に植物種子を混合し
た人工の植生基材や、これに有機堆肥、化学肥料、植物
性繊維、保水剤の少なくとも一つを混合した人工の植生
基材が選択され、或いは、潜在的に現地植物の埋没種
子、根株などを含む現地発生土が選択される(請求項
3)。
求項2)、具体的には、土壌改良材に植物種子を混合し
た人工の植生基材や、これに有機堆肥、化学肥料、植物
性繊維、保水剤の少なくとも一つを混合した人工の植生
基材が選択され、或いは、潜在的に現地植物の埋没種
子、根株などを含む現地発生土が選択される(請求項
3)。
【0010】シート材料によって流失防止を図っての金
網製かごマットへの植生基材の充填に際しては、シート
材料を腐食性または非腐食性の土のう袋とし、この土の
う袋を金網製かごマットの内側を覆うように、金網製か
ごマットの植生基材充填空間に設け、かつ、植生基材を
充填して袋口を閉じる態様(請求項4)や、シート材料
を腐食性または非腐食性の土のう袋とし、この土のう袋
に植生基材を詰めて袋口を閉じ、これを金網製かごマッ
トの植生基材充填空間に投入する態様(請求項5)が選
択される。
網製かごマットへの植生基材の充填に際しては、シート
材料を腐食性または非腐食性の土のう袋とし、この土の
う袋を金網製かごマットの内側を覆うように、金網製か
ごマットの植生基材充填空間に設け、かつ、植生基材を
充填して袋口を閉じる態様(請求項4)や、シート材料
を腐食性または非腐食性の土のう袋とし、この土のう袋
に植生基材を詰めて袋口を閉じ、これを金網製かごマッ
トの植生基材充填空間に投入する態様(請求項5)が選
択される。
【0011】この他にも、シート材料を蓋付きの紙製ダ
ンボール箱とし、植物の通芽が可能な多数の小孔を形成
して、これを金網製かごマットの植生基材充填空間に設
置し、植生基材の充填後に蓋する態様(請求項6)や、
上記のダンボール箱に植生基材を充填して、これを金網
製かごマットの植生基材充填空間に設置する態様、更に
は、上記の小孔を塞ぐように、前記ダンボール箱の内面
に、植物の通芽が可能な腐食性材料を設ける態様(請求
項7)が選択される。
ンボール箱とし、植物の通芽が可能な多数の小孔を形成
して、これを金網製かごマットの植生基材充填空間に設
置し、植生基材の充填後に蓋する態様(請求項6)や、
上記のダンボール箱に植生基材を充填して、これを金網
製かごマットの植生基材充填空間に設置する態様、更に
は、上記の小孔を塞ぐように、前記ダンボール箱の内面
に、植物の通芽が可能な腐食性材料を設ける態様(請求
項7)が選択される。
【0012】この際、金網製かごマット内に、植生基材
の充填空間と玉石の充填空間とを二分する仕切り部材を
設けて、植生基材と玉石との充填比率を一定化させるこ
とが好ましく(請求項8)、好適には、シート材料の内
面部に植物種子と肥料の少なくとも一つを付するものと
する(請求項9)。
の充填空間と玉石の充填空間とを二分する仕切り部材を
設けて、植生基材と玉石との充填比率を一定化させるこ
とが好ましく(請求項8)、好適には、シート材料の内
面部に植物種子と肥料の少なくとも一つを付するものと
する(請求項9)。
【0013】上記の緑化工法において、緑化対象が法面
の場合は、植生基材の充填部を金網製かごマットの積み
上げ表層部側に特定することで、法面の表層部が玉石層
で覆われることになり、法面の崩壊や湧水による法面表
層部の浸食が好適に防止されるのみならず、通水性が長
期にわたって良好に維持される。
の場合は、植生基材の充填部を金網製かごマットの積み
上げ表層部側に特定することで、法面の表層部が玉石層
で覆われることになり、法面の崩壊や湧水による法面表
層部の浸食が好適に防止されるのみならず、通水性が長
期にわたって良好に維持される。
【0014】また、金網製かごマットの積み上げ表層部
側には、流失防止を図った状態で、従って、乾燥し難い
状態で、植生基材による植生層が存することから、この
植生基材に周辺の植物種子が飛来して発芽・生育するこ
とで、或いは、植生基材として例えば、土壌改良材に植
物種子を混合したものや、これに有機堆肥、化学肥料、
植物性繊維、保水剤の少なくとも一つを混合したもの、
その他、潜在的に現地植物の埋没種子、根株などを含む
現地発生土を選択した場合は、これらが含む植物種子や
根株が生育することで、かつ、植物が生育することが植
生層の乾燥を一層防止することから、植物を順調に定着
ならびに生育させることができ、法面の安定化と同時に
緑化が好適に達成される。
側には、流失防止を図った状態で、従って、乾燥し難い
状態で、植生基材による植生層が存することから、この
植生基材に周辺の植物種子が飛来して発芽・生育するこ
とで、或いは、植生基材として例えば、土壌改良材に植
物種子を混合したものや、これに有機堆肥、化学肥料、
植物性繊維、保水剤の少なくとも一つを混合したもの、
その他、潜在的に現地植物の埋没種子、根株などを含む
現地発生土を選択した場合は、これらが含む植物種子や
根株が生育することで、かつ、植物が生育することが植
生層の乾燥を一層防止することから、植物を順調に定着
ならびに生育させることができ、法面の安定化と同時に
緑化が好適に達成される。
【0015】一方、緑化対象が川原などである場合は、
例えば植生基材の充填部が直列になるように或いは千鳥
状になるように、金網製かごマットを適宜に配置するこ
とで、通水性を長期にわたって良好に維持させながら、
法面表層部の浸食を好適に防止でき、かつ、川原などを
帯状あるいは市松模様に緑化することができる。
例えば植生基材の充填部が直列になるように或いは千鳥
状になるように、金網製かごマットを適宜に配置するこ
とで、通水性を長期にわたって良好に維持させながら、
法面表層部の浸食を好適に防止でき、かつ、川原などを
帯状あるいは市松模様に緑化することができる。
【0016】更に、植物種子や根株が生育することか
ら、シート材料として、これを植物が生育した段階で腐
食するものにしても、植生基材の流失は好適に防止され
るのであり、かつ、植生基材の流失が防止されることに
加えて植物が生育することで、植生層の乾燥が効果的に
防止されることから、植物を順調に定着ならびに生育さ
せることができる。
ら、シート材料として、これを植物が生育した段階で腐
食するものにしても、植生基材の流失は好適に防止され
るのであり、かつ、植生基材の流失が防止されることに
加えて植物が生育することで、植生層の乾燥が効果的に
防止されることから、植物を順調に定着ならびに生育さ
せることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図4は金網製かごマット1
を用いた緑化工法の一手順を示し、具体的には、川原2
とこれに連なる堤防3の法面4との安定化と緑化の一手
順を示している。
に基づいて説明する。図1〜図4は金網製かごマット1
を用いた緑化工法の一手順を示し、具体的には、川原2
とこれに連なる堤防3の法面4との安定化と緑化の一手
順を示している。
【0018】上記の金網製かごマット1は、例えば線材
を格子状に溶接して、上部に開口5を形成するように方
形型に折り曲げ、適宜、補強線材などを溶接して成るも
ので、例えば高さ寸法Aが500mmで奥行寸法Bが1
000mm、幅寸法Cが2000mm程度のものが一般
的であるが、その他、金網製かごマット1の実施の形態
として、線材を編んだ金網板を方形型に折り曲げた構成
のものも使用可能であり、以下、金網製かごマット1を
用いる緑化手順について説明する。
を格子状に溶接して、上部に開口5を形成するように方
形型に折り曲げ、適宜、補強線材などを溶接して成るも
ので、例えば高さ寸法Aが500mmで奥行寸法Bが1
000mm、幅寸法Cが2000mm程度のものが一般
的であるが、その他、金網製かごマット1の実施の形態
として、線材を編んだ金網板を方形型に折り曲げた構成
のものも使用可能であり、以下、金網製かごマット1を
用いる緑化手順について説明する。
【0019】先ずは、階段状に積み上げる上下の金網製
かごマット1,1の位置ずらし寸法Dと、金網製かごマ
ット1の高さ寸法Aとを勘案して、法面4の緑化対象域
を階段状にカットし、川原2についても、ここに埋める
金網製かごマット1の個数に対応する容積を勘案して、
その緑化対象域(図示する例では、金網製かごマット1
の二列分)をカットし、そのカット面に例えば厚さが1
0〜20mm程度の椰子繊維製の通水性を有する吸い出
し防止マット6を敷設する。
かごマット1,1の位置ずらし寸法Dと、金網製かごマ
ット1の高さ寸法Aとを勘案して、法面4の緑化対象域
を階段状にカットし、川原2についても、ここに埋める
金網製かごマット1の個数に対応する容積を勘案して、
その緑化対象域(図示する例では、金網製かごマット1
の二列分)をカットし、そのカット面に例えば厚さが1
0〜20mm程度の椰子繊維製の通水性を有する吸い出
し防止マット6を敷設する。
【0020】次に、例えばバックホウなどの大型重機に
よって金網製かごマット1を二列、川原2のカット部分
に埋め込み並置し、後述する緑化の施工作業を行って、
緑化の施工を終えた法面4側の金網製かごマット1上に
順次、法面4のカット面部に沿わせて金網製かごマット
1を階段状に積み上げ設置する。
よって金網製かごマット1を二列、川原2のカット部分
に埋め込み並置し、後述する緑化の施工作業を行って、
緑化の施工を終えた法面4側の金網製かごマット1上に
順次、法面4のカット面部に沿わせて金網製かごマット
1を階段状に積み上げ設置する。
【0021】川原2ならびに法面4の緑化の施工作業に
際して、金網製かごマット1が緑化対象域の所定位置に
設置された段階で、金網製かごマット1の空間を、例え
ば500mmの間隔で前後に二分するように、高さ50
0mmの金網製の仕切り部材7をセットする。
際して、金網製かごマット1が緑化対象域の所定位置に
設置された段階で、金網製かごマット1の空間を、例え
ば500mmの間隔で前後に二分するように、高さ50
0mmの金網製の仕切り部材7をセットする。
【0022】尚、金網製かごマット1の設置は、例えば
バックホウなどの大型重機に頼るものとするが、人力作
業で設置してもよく、また、仕切り部材7を予め金網製
かごマット1にセットしておいてもよいのである。
バックホウなどの大型重機に頼るものとするが、人力作
業で設置してもよく、また、仕切り部材7を予め金網製
かごマット1にセットしておいてもよいのである。
【0023】次に、植物の通芽が可能なシート材料、例
えば500mm×500mm又は直径500mmの袋口
8aを有して、その袋口8aを閉じるための蓋部分8b
を備えさせるために、例えば深さを800mmにした大
型の土のう袋8を用意し、この土のう袋8を腐食性の例
えば椰子繊維製にして、必要に応じて内面に植物種子a
と肥料bとを付し、この土のう袋8を、仕切り部材7に
よって二分された金網製かごマット1の法面4とは反対
側に置き、好ましくは、金網製かごマット1や仕切り部
材7の上部側に、例えば番線などで吊り下げ係止して、
方形状の袋空間が形成されるようにする。
えば500mm×500mm又は直径500mmの袋口
8aを有して、その袋口8aを閉じるための蓋部分8b
を備えさせるために、例えば深さを800mmにした大
型の土のう袋8を用意し、この土のう袋8を腐食性の例
えば椰子繊維製にして、必要に応じて内面に植物種子a
と肥料bとを付し、この土のう袋8を、仕切り部材7に
よって二分された金網製かごマット1の法面4とは反対
側に置き、好ましくは、金網製かごマット1や仕切り部
材7の上部側に、例えば番線などで吊り下げ係止して、
方形状の袋空間が形成されるようにする。
【0024】そして、植生基材9として、潜在的に現地
植物の埋没種子や根株などを含む現地発生土、又は、こ
れらの現地発生土に砂利などを混合したものを利用し、
かつ、必要に応じて植物種子を配合したり、更には、植
物種子、肥料、バーク堆肥などの有機質材、砂利などを
混合して、植生基材9を構成し、この植生基材9を例え
ばバックホウなどの大型重機を用いて土のう袋8に充填
し、かつ、蓋部分8bを折り畳んで袋口8aを蓋し(図
5を参照)、この作業を順次、4回繰り返し行うのであ
る。
植物の埋没種子や根株などを含む現地発生土、又は、こ
れらの現地発生土に砂利などを混合したものを利用し、
かつ、必要に応じて植物種子を配合したり、更には、植
物種子、肥料、バーク堆肥などの有機質材、砂利などを
混合して、植生基材9を構成し、この植生基材9を例え
ばバックホウなどの大型重機を用いて土のう袋8に充填
し、かつ、蓋部分8bを折り畳んで袋口8aを蓋し(図
5を参照)、この作業を順次、4回繰り返し行うのであ
る。
【0025】これに前後して又は並行して、仕切り部材
7によって二分された金網製かごマット1の法面4側
に、例えば粒径が10〜20cm程度の一般に玉石と称
される大粒径の石10を、例えばバックホウなどの大型
重機を用いて充填するのであるが、土のう袋8に植生基
材9を充填して後に玉石10を充填する態様をとるなら
ば、この土のう袋8が充填空間の仕切り機能を発揮する
ことから、仕切り部材7は特に必要とはしないのであ
る。
7によって二分された金網製かごマット1の法面4側
に、例えば粒径が10〜20cm程度の一般に玉石と称
される大粒径の石10を、例えばバックホウなどの大型
重機を用いて充填するのであるが、土のう袋8に植生基
材9を充填して後に玉石10を充填する態様をとるなら
ば、この土のう袋8が充填空間の仕切り機能を発揮する
ことから、仕切り部材7は特に必要とはしないのであ
る。
【0026】そして、上記したように、流失防止を図っ
て植生基材9ならびに玉石10を金網製かごマット1に
充填したならば、最終的に金網製かごマット1の開口3
を金網製の網蓋11で閉じるのであり、これによって川
原緑化の施工を完了するのであって、この内の法面4側
の金網製かごマット1上に、上記した位置ずらし寸法D
をもって順次、法面緑化用として空の金網製かごマット
1を階段状に積み上げ設置し、この設置の度に上記一連
の緑化施工を行うのである。
て植生基材9ならびに玉石10を金網製かごマット1に
充填したならば、最終的に金網製かごマット1の開口3
を金網製の網蓋11で閉じるのであり、これによって川
原緑化の施工を完了するのであって、この内の法面4側
の金網製かごマット1上に、上記した位置ずらし寸法D
をもって順次、法面緑化用として空の金網製かごマット
1を階段状に積み上げ設置し、この設置の度に上記一連
の緑化施工を行うのである。
【0027】この際、金網製かごマット1の積み上げ表
層部側に植生基材9を充填し、金網製かごマット1の法
面4への設置部側に玉石10を充填するのであって、こ
の施工を法面4の緑化対象域にわたって繰り返し行うこ
とで、法面緑化の施工を完了するのである。
層部側に植生基材9を充填し、金網製かごマット1の法
面4への設置部側に玉石10を充填するのであって、こ
の施工を法面4の緑化対象域にわたって繰り返し行うこ
とで、法面緑化の施工を完了するのである。
【0028】尚、土のう袋8に蓋部分8bを備えて、植
生基材9の充填後に袋口8aを蓋するようにしている
が、蓋部分8bに代えて袋口8aに口紐を備えて、口紐
によって袋口8aを閉じるようにしてもよい。
生基材9の充填後に袋口8aを蓋するようにしている
が、蓋部分8bに代えて袋口8aに口紐を備えて、口紐
によって袋口8aを閉じるようにしてもよい。
【0029】また、川原2の緑化施工に際して、緑化の
見栄えをよくする上で、植生基材9の充填部を直列や千
鳥状など規則的に並べることが好ましい。
見栄えをよくする上で、植生基材9の充填部を直列や千
鳥状など規則的に並べることが好ましい。
【0030】また、最終的に金網製かごマット1の開口
3を金網製の網蓋11で閉じることは必須の要件ではな
く、例えば植生基材9の充填部分だけを閉じたり、金網
製かごマット1の位置ずらし寸法D部分だけを閉じたり
してもよいのであり、或いは、網蓋11を設けなくても
よいのである。
3を金網製の網蓋11で閉じることは必須の要件ではな
く、例えば植生基材9の充填部分だけを閉じたり、金網
製かごマット1の位置ずらし寸法D部分だけを閉じたり
してもよいのであり、或いは、網蓋11を設けなくても
よいのである。
【0031】上記の緑化工法によれば、土のう袋8を大
型にして、例えばバックホウなどの大型重機を用いて一
連の施工を行うので、人的労力を大幅に軽減できる。
型にして、例えばバックホウなどの大型重機を用いて一
連の施工を行うので、人的労力を大幅に軽減できる。
【0032】そして、金網製かごマット1を、仕切り部
材7によって、植生基材9の充填空間と玉石10の充填
空間とに二分しているので、植生基材9の玉石10との
充填比率を一定化でき、かつ、川原2と法面4の表層部
を玉石10で覆っているので、その表層部の崩壊や浸食
が効果的に防止されることに加えて、通水性も長期にわ
たって良好に維持される。
材7によって、植生基材9の充填空間と玉石10の充填
空間とに二分しているので、植生基材9の玉石10との
充填比率を一定化でき、かつ、川原2と法面4の表層部
を玉石10で覆っているので、その表層部の崩壊や浸食
が効果的に防止されることに加えて、通水性も長期にわ
たって良好に維持される。
【0033】また、川原2の緑化対象域では例えば直列
や千鳥状に、かつ、法面4の緑化対象域では金網製かご
マット1の積み上げ表層部側に、現地発生土による植生
基材9の層すなわち植生層が流失防止の状態で、従っ
て、乾燥し難い状態で存することから、現地発生土が潜
在的に含む植物の埋没種子や根株、必要に応じて配合し
た植物種子あるいは土のう袋8内面に付した植物種子a
が、植生層から土のう袋8を通して良好に発芽・生育す
ることで、更には、周辺から飛来する植物種子も発芽・
生育することで、かつ、植物が生育することが植生層の
乾燥を一層防止することから、植物を順調に定着ならび
に生育させることができ、川原2や法面4が見栄えよく
好適に緑化される。
や千鳥状に、かつ、法面4の緑化対象域では金網製かご
マット1の積み上げ表層部側に、現地発生土による植生
基材9の層すなわち植生層が流失防止の状態で、従っ
て、乾燥し難い状態で存することから、現地発生土が潜
在的に含む植物の埋没種子や根株、必要に応じて配合し
た植物種子あるいは土のう袋8内面に付した植物種子a
が、植生層から土のう袋8を通して良好に発芽・生育す
ることで、更には、周辺から飛来する植物種子も発芽・
生育することで、かつ、植物が生育することが植生層の
乾燥を一層防止することから、植物を順調に定着ならび
に生育させることができ、川原2や法面4が見栄えよく
好適に緑化される。
【0034】一方、法面4に敷設したマット5や、植生
基材9の流失防止を図るための土のう袋8は、これを腐
食性の例えば椰子繊維製としているので、これらは時を
経てやがては風化し、かつ、分解・腐食して植生基材9
と同質化する。
基材9の流失防止を図るための土のう袋8は、これを腐
食性の例えば椰子繊維製としているので、これらは時を
経てやがては風化し、かつ、分解・腐食して植生基材9
と同質化する。
【0035】現地発生土に潜在的に含まれる植物の根株
としては、例えばヨシ、セキショウ、ササ類、スギナ、
ヤナギなどがあり、周辺から飛来する現地の植物種子と
しては、発芽・生育がやゝ遅い例えばススキ、ヨモギ、
チガヤ、ミゾソバなどがあり、これらは現地植物である
ことから、周辺の景観にマッチした緑化が達成されるこ
とは当然であるが、この実施の形態では、これらとは別
の種類の植物種子aによる緑化も達成されるのであり、
この植物種子として、牧草や野草などが選択される。
としては、例えばヨシ、セキショウ、ササ類、スギナ、
ヤナギなどがあり、周辺から飛来する現地の植物種子と
しては、発芽・生育がやゝ遅い例えばススキ、ヨモギ、
チガヤ、ミゾソバなどがあり、これらは現地植物である
ことから、周辺の景観にマッチした緑化が達成されるこ
とは当然であるが、この実施の形態では、これらとは別
の種類の植物種子aによる緑化も達成されるのであり、
この植物種子として、牧草や野草などが選択される。
【0036】尚、上記の緑化工法において、金網製かご
マット1に土のう袋8を置いて、これに植生基材9を充
填することを繰り返し行うようにしているが、図6に示
すように、土のう袋8を大型にして、植生基材9を一挙
に充填するようにしてもよく、或いは、予め植生基材9
を土のう袋8に充填して、これを例えばバックホウなど
の大型重機を用いて、金網製かごマット1の積み上げ表
層部側に投入するようにしてもよいのである。
マット1に土のう袋8を置いて、これに植生基材9を充
填することを繰り返し行うようにしているが、図6に示
すように、土のう袋8を大型にして、植生基材9を一挙
に充填するようにしてもよく、或いは、予め植生基材9
を土のう袋8に充填して、これを例えばバックホウなど
の大型重機を用いて、金網製かごマット1の積み上げ表
層部側に投入するようにしてもよいのである。
【0037】また、土のう袋8として、これを腐食性の
椰子繊維製としているが、非腐食性の構成にしてもよ
く、図7に示すように、例えば合成樹脂製の目合いが3
0×30mm〜50×50mm程度のジオグリッド製の
外網袋8cと、高分子腐食ネット(例えば生分解性プラ
スチックネット)による内袋8dとを組み合わせた土の
う袋8を用いてもよいのである。
椰子繊維製としているが、非腐食性の構成にしてもよ
く、図7に示すように、例えば合成樹脂製の目合いが3
0×30mm〜50×50mm程度のジオグリッド製の
外網袋8cと、高分子腐食ネット(例えば生分解性プラ
スチックネット)による内袋8dとを組み合わせた土の
う袋8を用いてもよいのである。
【0038】上記の実施の形態では、シート材料として
土のう袋8を用いているが、この土のう袋8に代えて、
図8及び図9に示すように、例えば蓋付きのダンボール
箱12を用いることが可能である。
土のう袋8を用いているが、この土のう袋8に代えて、
図8及び図9に示すように、例えば蓋付きのダンボール
箱12を用いることが可能である。
【0039】この際、ダンボール箱本体12aの法面4
とは反対側の面部と蓋12bとに、植物の通芽が可能な
範囲で出来るだけ小径の孔cを多数形成し、必要に応じ
て、充填する植生基材9の流失を防止するために、腐食
性材料(例えば厚さが10〜20mm程度の椰子繊維製
の通水性を有するマット)13を、前記小孔cを塞ぐよ
うにダンボール箱12の内面に設け、必要に応じて植物
種子や肥料を付して、このダンボール箱12を金網製か
ごマット1の植生基材充填空間に設置し、植生基材9と
して、例えば現地発生土をダンボール箱12に充填し、
蓋12bを閉じるのである。
とは反対側の面部と蓋12bとに、植物の通芽が可能な
範囲で出来るだけ小径の孔cを多数形成し、必要に応じ
て、充填する植生基材9の流失を防止するために、腐食
性材料(例えば厚さが10〜20mm程度の椰子繊維製
の通水性を有するマット)13を、前記小孔cを塞ぐよ
うにダンボール箱12の内面に設け、必要に応じて植物
種子や肥料を付して、このダンボール箱12を金網製か
ごマット1の植生基材充填空間に設置し、植生基材9と
して、例えば現地発生土をダンボール箱12に充填し、
蓋12bを閉じるのである。
【0040】この充填作業に前後して又は並行して、金
網製かごマット1の法面4への設置部側に、例えばバッ
クホウなどの大型重機を用いて玉石10を充填するので
あるが、植生基材9を充填して後に玉石10を充填する
態様をとるならば、ダンボール箱12が充填空間の仕切
り機能を発揮することから、図1及び図2に示した仕切
り部材7を特に必要とはしないのである。
網製かごマット1の法面4への設置部側に、例えばバッ
クホウなどの大型重機を用いて玉石10を充填するので
あるが、植生基材9を充填して後に玉石10を充填する
態様をとるならば、ダンボール箱12が充填空間の仕切
り機能を発揮することから、図1及び図2に示した仕切
り部材7を特に必要とはしないのである。
【0041】ここで、図示するように、位置ずらし寸法
Dをもって、上下に金網製かごマット1,1を階段状に
積み上げた際に、玉石10が露呈する状況であれば、こ
れを覆うように、例えば椰子繊維製のマット14を設け
ることとするが、これは必須の要件ではなく、また、こ
の実施の形態では、図1に示した網蓋11の取り付けを
省略しているが、網蓋11を設けてもよいことは勿論で
ある。
Dをもって、上下に金網製かごマット1,1を階段状に
積み上げた際に、玉石10が露呈する状況であれば、こ
れを覆うように、例えば椰子繊維製のマット14を設け
ることとするが、これは必須の要件ではなく、また、こ
の実施の形態では、図1に示した網蓋11の取り付けを
省略しているが、網蓋11を設けてもよいことは勿論で
ある。
【0042】尚、上記した何れの実施の形態において
も、植生基材9として現地発生土を利用していることか
ら、周辺植物の導入が容易に可能であるが、土壌改良材
に植物種子を混合した人工の植生基材や、これに有機堆
肥、化学肥料、植物性繊維、保水剤の少なくとも一つを
混合した人工の植生基材を選択してもよいのである。
も、植生基材9として現地発生土を利用していることか
ら、周辺植物の導入が容易に可能であるが、土壌改良材
に植物種子を混合した人工の植生基材や、これに有機堆
肥、化学肥料、植物性繊維、保水剤の少なくとも一つを
混合した人工の植生基材を選択してもよいのである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金網製かごマットを用いて、適度な通水性を良好に維持
しつつ、現地発生土などの植生基材の流失を確実に防止
して、法面などを安定保持できることは勿論、その安定
化法面などの緑化が好適に達成される緑化工法が提供さ
れる。
金網製かごマットを用いて、適度な通水性を良好に維持
しつつ、現地発生土などの植生基材の流失を確実に防止
して、法面などを安定保持できることは勿論、その安定
化法面などの緑化が好適に達成される緑化工法が提供さ
れる。
【図1】法面の緑化手順を示す説明図である。
【図2】金網製かごマットへの植生基材と玉石との充填
の説明図である。
の説明図である。
【図3】金網製かごマットの法面への階段状の積み上げ
設置の説明図である。
設置の説明図である。
【図4】植生基材と玉石とを充填した金網製かごマット
の側面図である。
の側面図である。
【図5】植生基材を充填した土のう袋の断面図である。
【図6】別の実施の形態による土のう袋を説明する斜視
図である。
図である。
【図7】植生基材を充填した別の実施の形態による土の
う袋の断面図である。
う袋の断面図である。
【図8】シート材料をダンボール箱とした別の実施の形
態による金網製かごマットの法面への積み上げ設置の説
明図である。
態による金網製かごマットの法面への積み上げ設置の説
明図である。
【図9】別の実施の形態によるダンボール箱の断面図で
ある。
ある。
1…金網製かごマット、5…開口、7…仕切り部材、8
…土のう袋、8a…袋口、9…植生基材、10…大粒径
の石、13…腐食性材料、c…小孔。
…土のう袋、8a…袋口、9…植生基材、10…大粒径
の石、13…腐食性材料、c…小孔。
フロントページの続き (72)発明者 杉本 正一 岡山県津山市高尾590番地の1 日本植生 株式会社内 (72)発明者 丹 明博 岡山県津山市高尾590番地の1 日本植生 株式会社内 (72)発明者 植木 忠 岡山県津山市高尾590番地の1 日本植生 株式会社内 (72)発明者 神部 廣之 岡山県津山市高尾590番地の1 日本植生 株式会社内 (72)発明者 光永 演允 岡山県津山市高尾590番地の1 日本植生 株式会社内 (72)発明者 小畑 秀弘 岡山県津山市高尾590番地の1 日本植生 株式会社内 (72)発明者 黒田 祥三 岡山県津山市高尾590番地の1 日本植生 株式会社内 (72)発明者 藤井 友裕 岡山県津山市高尾590番地の1 日本植生 株式会社内 Fターム(参考) 2D044 DA01 DA03 DA12 DA17 DB41 DB43 DB52
Claims (9)
- 【請求項1】 緑化対象域に上部を開口した金網製かご
マットを設置し、この金網製かごマット内に、大粒径の
石の層と、植物の通芽が可能なシート材料によって流失
が防止される植生基材とを、平面視で互いに二分して充
填することを特徴とする緑化工法。 - 【請求項2】 前記植生基材が、植物種子を含む人工の
植生基材である請求項1に記載の緑化工法。 - 【請求項3】 前記植生基材が、現地植物の埋没種子、
根株などを含む現地発生土である請求項1に記載の緑化
工法。 - 【請求項4】 前記シート材料が腐食性または非腐食性
の土のう袋であって、この土のう袋を金網製かごマット
の内側を覆うように、金網製かごマットの植生基材充填
空間に設け、かつ、植生基材を充填して袋口を閉じる請
求項1乃至3のいずれかに記載の緑化工法。 - 【請求項5】 前記シート材料が腐食性または非腐食性
の土のう袋であって、この土のう袋に植生基材を詰めて
袋口を閉じ、金網製かごマットの植生基材充填空間に投
入する請求項1乃至3のいずれかに記載の緑化工法。 - 【請求項6】 前記シート材料が蓋付きの紙製ダンボー
ル箱であって、植物の通芽が可能な多数の小孔を形成し
て、これを金網製かごマットの植生基材充填空間に設置
し、植生基材の充填後に蓋する請求項1乃至3のいずれ
かに記載の緑化工法。 - 【請求項7】 前記小孔を塞ぐように、前記ダンボール
箱の内面に、植物の通芽が可能な腐食性材料を設ける請
求項6記載の緑化工法。 - 【請求項8】 前記金網製かごマット内に、植生基材の
充填空間と石の充填空間とを二分する仕切り部材を設け
てある請求項1乃至7のいずれかに記載の緑化工法。 - 【請求項9】 前記シート材料の内面部に、植物種子と
肥料の少なくとも一つを付する請求項1乃至8のいずれ
かに記載の緑化工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10209708A JP2000045288A (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | 緑化工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10209708A JP2000045288A (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | 緑化工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000045288A true JP2000045288A (ja) | 2000-02-15 |
Family
ID=16577335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10209708A Pending JP2000045288A (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | 緑化工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000045288A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7364124B2 (en) | 2002-10-17 | 2008-04-29 | Furukawa Co., Ltd. | Elevator device for television camera |
WO2012037889A1 (zh) * | 2010-09-21 | 2012-03-29 | Chang Yushun | 一种容物袋组及其制作方法和构成的挡墙 |
KR101665563B1 (ko) * | 2015-11-06 | 2016-10-12 | 주식회사 청솔엔지니어링 | 친환경 식생 토낭 바구니 및 그 시공방법 |
KR101898459B1 (ko) * | 2017-12-01 | 2018-10-29 | 주식회사 와이즈이앤지 | 복합포대를 이용한 식생 활착용 게비온 옹벽구조물 |
KR20190085468A (ko) | 2018-01-10 | 2019-07-18 | 김병구 | 식생용 개비온 및 그 시공방법 |
-
1998
- 1998-07-24 JP JP10209708A patent/JP2000045288A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7364124B2 (en) | 2002-10-17 | 2008-04-29 | Furukawa Co., Ltd. | Elevator device for television camera |
WO2012037889A1 (zh) * | 2010-09-21 | 2012-03-29 | Chang Yushun | 一种容物袋组及其制作方法和构成的挡墙 |
KR101665563B1 (ko) * | 2015-11-06 | 2016-10-12 | 주식회사 청솔엔지니어링 | 친환경 식생 토낭 바구니 및 그 시공방법 |
KR101898459B1 (ko) * | 2017-12-01 | 2018-10-29 | 주식회사 와이즈이앤지 | 복합포대를 이용한 식생 활착용 게비온 옹벽구조물 |
KR20190085468A (ko) | 2018-01-10 | 2019-07-18 | 김병구 | 식생용 개비온 및 그 시공방법 |
KR102227676B1 (ko) * | 2018-01-10 | 2021-03-16 | 김병구 | 식생용 개비온 및 그 시공방법 |
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