JP2598579Y2 - 平行度測定装置 - Google Patents

平行度測定装置

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JP2598579Y2
JP2598579Y2 JP1993063594U JP6359493U JP2598579Y2 JP 2598579 Y2 JP2598579 Y2 JP 2598579Y2 JP 1993063594 U JP1993063594 U JP 1993063594U JP 6359493 U JP6359493 U JP 6359493U JP 2598579 Y2 JP2598579 Y2 JP 2598579Y2
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parallelism
pulley
mounting frame
measuring device
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与四和 駒井
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ベルトによる動力伝達
装置におけるプーリの平行度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】動力伝達用ベルトによる動力伝達装置に
おいては、駆動、従動プーリ及び従動軸同士のミスアラ
イメント(平行度悪い)によるベルトの異常故障が発生
することがある。これを防止するために、ベルトをプー
リに張架する前や、定期点検時に両プーリ間のミスアラ
イメントをチェックすることは、ベルトを長く利用する
ためにも重要となる。
【0003】従来、このプーリ間の平行度について使用
段階でこの駆動、従動プーリ間の平行度をチェックする
場合は、図3に示すように、駆動プーリ又は従動プーリ
のいずれか一方のプーリ1の側面に定規23を当接し、
他方のプーリ2の側面と定規23との隙間dを目視又は
ノギス24等で測定していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法では、例えばノギスの測定精度は1/10mm程度
であり、平行度の測定精度が悪いという問題があった。
また、他の方法として、例えば図3において定規23に
代えてダイヤルゲージを用い、一方のプーリ1のの側面
にダイヤルゲージを保持するマグネットスタンドを吸着
させて固定し、他方のプーリ2の側面にダイヤルゲージ
を当接させて測定することも考えられが、この場合に
は、他方のプーリ2の一方のプーリ1に対する相対的傾
き(所定円周上の振れ)を測定するにはスタンドの吸着
位置を変えて複数箇所を測定する必要があり、その都度
マグネットスタンドを取り外す必要があり、手間である
という問題があった。
【0005】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、プーリの平行度を精度よく簡単に測定すること
が可能な平行度測定装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案の平行度測定装置は、ベルトが張架された一対
のプーリの平行度をプーリを回転させつつ一方のプーリ
側面の固定基準に対して他方のプーリ側面の所定円周の
振れにより測定するための平行度測定装置であって、一
方のプーリの前記固定基準に吸着自在な底面を有する基
台と、該基台に設けられ前記底面と平行な面内で回転自
在な取付枠と、該取付枠の先端部に取り付けられ他方の
プーリの前記円周に当接するダイヤルゲージとを備えて
なり、前記取付枠は指先等の外力で回転してダイヤルゲ
ージの円周当接位置を確保するものの、外力が作用しな
くなると基台と取付枠の相対位置を保持するように回転
自在であるものである。
【0007】
【作用】ダイヤルゲージの取付枠が基台に底面と平行な
面内で回転自在に設けられているので、ベルトが張架さ
れた状態でプーリを回転させつつ、取付枠を指先等の外
力で回転してダイヤルゲージの円周当接位置を確保しな
がら、一方のプーリ側面の固定基準に対して他方のプー
リ側面の所定円周の振れ(平行度)を測定することがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
つつ説明する。図1は本考案の平行度測定装置の構成を
示す部分断面図、図2は図1のA矢視図であって、操作
の様子を示す図である。
【0009】まず、構成を図1に基づき説明する。図1
において、平行度測定装置3は、マグネット等からなり
一方のプーリ1の側面(固定基準)1aに吸着自在な底
面4cを有する基台4と、該基台4に底面4cと垂直方
向に立設された支柱7と、該支柱7にこれと直角方向に
延在して設けられた取付枠11と、該取付枠11の先端
部11aに他方のプーリ2に向けて取付られたダイヤル
ゲージ13とから主に構成される。なお、10、12は
支柱7、取付枠11、ダイヤルゲージ13各部材間の固
定部材である。
【0010】そして、支柱7の基部には、支柱7の軸方
向に対して直角な当接面8aを有する円板8が設けられ
ており、基台4には、図面上方に開口する円筒状の凹部
4dが形成され、該凹部4dの底部には、底面4cに平
行であって円板8が摺動する円形摺動面4aと、その中
央部に開口し支柱4の基端7aを回動自在に収納する収
納孔4bとが形成されている。凹部4dの開口部には蓋
部材5がネジ6で螺合され、この蓋部材5と円板8との
間に圧縮バネ9が介装されて円板8の当接面8aを円形
摺動面4aに押しつけている。
【0011】そして、円板8の支柱7に対する直角度、
及び円形摺動面4aの底面4cに対する平行度は、支柱
7の軸振れを少なくするため高精度に仕上げられる。こ
のように、支柱7が底面4cに対して平行に回転摺動す
る面4a、8aが設けられているので、取付枠11の旋
回に際して支柱7の軸振れが最小限に抑制され、ダイヤ
ルゲージによる平行度の測定精度が高められる。また、
蓋部材5を回転させると、これが矢印14方向に進退
し、円板8の円形摺動面4aへの押しつけ力が加減され
て前記旋回に必要な操作力(硬さ)が調整できるように
なっている。
【0012】つぎに、この平行度測定装置の操作を図1
及び図2により説明する。図1において、基台4を図示
されないスイッチを操作してマグネットにより一方のプ
ーリ1の側面1aの所定位置に吸着させて固定する。そ
して、他方のプーリ2の側面2aの所定位置2bにダイ
ヤルゲージ13の先端を当接させる。そして、図2にお
いて、ベルト17を張架した状態でプーリ1を回転させ
るとプーリ2も従動して回転する(矢印15、16)。
従って、取付枠11を指先等で図の矢印19方向に力を
加えながら回転させ、2点鎖線で示すように、ダイヤル
ゲージの当接位置が所定の円周18上に常に位置するよ
うに保持しつつダイヤルゲージの値を読み取りながらプ
ーリ1を回転させる。これによって、一方のプーリ側面
1aの固定基準に対して他方のプーリ側面2aの所定円
周18の振れを測定することができる。そして、この振
れと両プーリ1、2の軸間距離とから平行度を算出し、
許容値にあるかどうかを判断する。このように、測定に
ダイヤルゲージを用いるので数値を読み取ることがで
き、かつ従来のノギス等に比べて精度よく測定すること
ができる。
【0013】そしてこの際に、図1の蓋部材5を回転さ
せて取付枠11の旋回に必要な操作力を、外力が作用し
なくなると基台4と取付枠11の相対位置を保持するよ
うに調整しておくと、前記操作をしながら適時手を放し
てダイヤルゲージの測定値をメモすること等ができ、さ
らに測定が便利になる(通常は図2の上下方向が使用時
の上下方向である)。なお、図2において、両プーリ
1、2の径が極端に相違するときは、プーリ1、2の回
転につれてその径の差の分だけ基台4とダイヤルゲージ
13との間隔が変化するのを補償すべく、必要に応じて
該間隔を調整する機構を設けてもよい。例えば、図1の
固定部材10、12に対して、それぞれ取付枠11、又
はダイヤルゲージ13を摺動自在に構成することができ
る。
【0014】なお、本考案の平行度測定装置は、上述の
実施例の如きプーリの平行度測定に限定されるものでは
なく、一般的にダイヤルゲージを用いて所定の基準面と
被測定物との平行度を測定する場合にも適用することが
可能である。この場合にも固定された基台の回りにダイ
ヤルゲージを旋回させて平行度を測定することができる
ので測定が簡単であり、かつ、上述の如く支柱の底面に
対して平行な回転摺動面が設けられているので高精度の
測定が可能である。
【0015】
【考案の効果】本考案の平行度測定装置は、上述のよう
に、一方のプーリに吸着自在な底面を有する基台と、基
台に設けられ底面と平行な面内で回転自在な取付枠と、
取付枠の先端部に取り付けられ他方のプーリのに当接す
るダイヤルゲージとを備えてなり、ベルトが張架され状
態でプーリを回転させつつ平行度を測定するものである
ので、簡単に高精度の測定をすることができ、かつ使用
状態での平行度を測定することが可能である。また、取
付枠は、外力が作用しなくなると基台との相対位置を保
持するように回転自在であるので、適時手を放して測定
でき、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の平行度測定装置の構成を示す部分断面
図である。
【図2】本考案の平行度測定装置の操作の様子を示す図
である。
【図3】従来のプーリの平行度測定方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 一方のプーリ 1a 側面 2 他方のプーリ 2a 側面 2b 当接位置 3 平行度測定装置 4 基台 4a 円形摺動面 4b 収納孔 4c 底面 7 支柱 7a 基端 8 円板 8a 当接面 9 圧縮バネ(付勢手段) 11 取付枠 13 ダイヤルゲージ 18 所定円周

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトが張架された一対のプーリの平行
    度をプーリを回転させつつ一方のプーリ側面の固定基準
    に対して他方のプーリ側面の所定円周の振れにより測定
    するための平行度測定装置であって、一方のプーリの前記固定基準に吸着自在な底面を有する
    基台と、 該基台に立設され前記底面と垂直方向な支柱と、 該支柱の軸に対して直角な当接面を有して前記支柱の基
    部に設けられた円板と、前記基台に設けられ、中央部に
    前記支柱の基端を回動自在に収納する収納孔を有して該
    円板が摺動する前記底面に平行な円形摺動面と、 前記円板の当接面を前記円形摺動面に押しつける付勢手
    段と、 前記支柱に設けられ支柱と直角方向に延在する取付枠
    と、 該取付枠の先端部に取り付けられ他方のプーリの前記円
    周に当接するダイヤルゲージとを備えてなり、 前記取付枠は指先等の外力で回転してダイヤルゲージの
    円周当接位置を確保するものの、外力が作用しなくなる
    と基台と取付枠の相対位置を保持するように前記底面と
    平行な面内で回転自在であることを特徴とする平行度測
    定装置。
  2. 【請求項2】 基準面に吸着自在な底面を有する基台
    と、該基台に立設され前記底面と垂直方向な支柱と、該
    支柱に設けられ支柱と直角方向に延在する取付枠と、該
    取付枠の先端部に取付られ前記基準面に向かうダイヤル
    ゲージとを備えてなる平行度測定装置において、 前記支柱の基部に、支柱軸に対して直角な当接面を有す
    る円板を設け、前記基台に、該円板が摺動し前記底面に
    平行な円形摺動面と、該円形摺動面の中央部に開口し前
    記支柱の基端を回動自在に収納する収納孔と、前記円板
    の当接面を前記円形摺動面に押しつける付勢手段とを設
    け、前記取付枠を前記底面と平行な面内で旋回させ平行
    度を測定する平行度測定装置。
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