JPH05141913A - ねじ状シヤフトの外径振れを測定可能にした真円度測定装置 - Google Patents

ねじ状シヤフトの外径振れを測定可能にした真円度測定装置

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JPH05141913A
JPH05141913A JP30323891A JP30323891A JPH05141913A JP H05141913 A JPH05141913 A JP H05141913A JP 30323891 A JP30323891 A JP 30323891A JP 30323891 A JP30323891 A JP 30323891A JP H05141913 A JPH05141913 A JP H05141913A
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JP
Japan
Prior art keywords
screw
measured
arm
shaft
axis
Prior art date
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Pending
Application number
JP30323891A
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English (en)
Inventor
Minoru Numamoto
実 沼本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はねじ状シャフトの外径振れを測定可
能にした真円度測定装置に関し、従来の円筒物の真円度
測定装置でねじ状シャフトの外径振れを容易に測定可能
にすることを目的とする。 【構成】 被測定物1を軸が回転軸に略一致するように
保持して回転する回転台2、及び回転軸に垂直な平面内
で回転可能に支持されるアーム3と、アーム3の一端に
設けられた測定子4と、アーム3の他端の移動量を検出
する移動量検出手段5と、測定子4が被測定物1に接触
するように付勢する付勢手段6を有する検出器8を備え
た真円度測定装置において、回転軸に垂直に回転可能に
支持される第二アームと、第二アームの先端に回転軸に
垂直な軸を中心として回転可能でねじ溝の幅の二倍以上
の長さの平板とを有するねじ測定補助部材13を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボールねじのようなね
じ状シャフト(以下ねじとする。)の外径振れを測定可
能にした円筒物の真円度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒物の真円度を測定するための被測定
物の軸を回転軸に一致させて回転し、被測定物の側面に
アームに取り付けられた測定子を押し当て、回転による
アーム他端の移動量の変化を検出することで真円度を測
定する装置が利用されている。図3はこの真円度測定装
置の構成を示す図である。
【0003】図3において、1が真円度を測定する円筒
物である。被測定物1は回転台2の上に、円筒の軸が回
転軸に一致するように保持される。8は検出器であり、
回転軸に垂直な方向に回転できるように支点7で支持さ
れたアーム3を有する。アーム3の先端には球状の測定
子4が設けられており、もう一方の端の移動量を差動コ
イル等の移動量検出器5で検出する。6は測定子4を被
測定物1に押し当てる付勢用のばねである。
【0004】測定は、図4に示すような測定子4を被測
定物1の側面に押し当てた状態で回転台2を回転し、移
動量検出器5の出力を読み取って行う。被測定物1の軸
は回転台2の回転軸に完全に一致していることが望まし
く、回転台2にはXYテーブル及び傾斜調整台が備わっ
ており、これを調整して被測定物1の軸を回転軸に合わ
せる。ある程度一致すれば検出値を処理することにより
真円度が求まる。
【0005】ボールねじ等のねじ状シャフトは、シャフ
トの軸受部とボールねじの外径部の同軸度、外径の曲が
り及び真円度が重要であり、シャフト軸受部に対する外
径の振れを測定する必要がある。本来は有効径に相当す
る部分の振れを測定することが望ましいが、この測定は
容易でないため、代わりに外径の振れを測定して有効径
の振れを類推するのが一般的である。そのため円筒物の
真円度測定装置を用いて、ねじの外径振れを測定するこ
とが行われる。
【0006】しかしねじを図3に示すような真円度測定
装置で測定する場合、ねじが一回転する間には、測定子
4がかならずねじ溝に入り込むためそのままでは測定で
きない。そこで検出器8が取り付けられている台14を
上下する機構を利用して、ねじの回転に合わせて検出器
8を上下移動させて測定することが行われる。しかしこ
のような測定は操作が面倒であるという問題がある。
【0007】そこで図4に示すように、測定子4を円筒
状とし、円筒の長さをねじ溝に入り込まないねじ溝の幅
の二倍以上の長さとして上記のような問題を生じること
なくねじの外径を測定することが行われる。ねじの外径
振れを測定する時にのみ、このような円筒状の測定子を
有する検出器に交換される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図4のような円筒状の
測定子を使用することにより、測定子がねじ溝に入り込
むことはなくなる。前述のように回転台2に保持される
ねじ1は、その軸が回転軸と完全に一致するように調整
されることが望ましい。しかしこれを完全に一致するよ
うに調整するのは難しく、非常な手間がかかるため、あ
る程度の範囲で一致すれば、計算処理により真円度が求
まるようにしている。
【0009】そのため測定時に、図5に示すようにねじ
1の軸と回転軸が傾いている場合も生じ得る。この場
合、図5に示すように、平板11はねじ1の外径の一部
に接触するだけで平板11とねじ1の外径の間にすき間
が生じ、検出誤差となる。本発明は上記問題点に鑑みて
なされたものであり、真円度測定装置でねじの外径振れ
を測定する時に、ねじ軸が回転台の回転軸に完全に一致
していなくとも精確な真円度が測定できるようにするこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記問題点
を解決するため、回転台の回転軸に垂直な方向に回転可
能に支持されるアームの先端に、この回転軸に垂直な軸
を中心として回転可能な平板を設け、この平板をねじ溝
に入り込まない大きさとする。そして測定子をこの平板
を介してねじに押し当てる。
【0011】すなわち本発明は、円筒状の被測定物をそ
の軸が自己の回転軸に略一致するよう保持して回転する
回転台、及び回転軸に垂直な平面内で回転可能に支点で
支持されるアームと、アームの一方の端に設けられた測
定子と、アームの他端の移動量を検出する移動量検出手
段と、測定子が被測定物の側面に接触するようにアーム
を付勢する付勢手段とを有する検出器を備えた真円度測
定装置において、回転台の回転軸に垂直な方向に回転可
能に支持される第二アームと、第二アームの先端に回転
台の回転軸に垂直な軸を中心として回転可能に保持され
測定するねじ状シャフトのねじ溝の幅の二倍以上の長さ
の平板を有するねじ測定補助手段を備え、測定子を平板
を介して測定するねじ状シャフトに押し当てることでね
じ状シャフトの外径振れを測定可能にしたことを特徴と
する。
【0012】
【作用】平板は回転台の回転軸に垂直な軸を中心として
回転可能であり、しかも第二アームに設けられているか
ら、測定するねじに押し当てれば常にねじの側面に接す
る。従って測定子を平板を介してねじに押し当てればね
じの外径の振れに一致する変化が平面の裏面、すなわち
測定子が接触する面にそきまま現れる。これが測定子の
位置変化となり移動量検出手段でねじの外径の振れとし
て検出される。すなわち本発明では、ねじの外径の振れ
をねじ測定補助手段により通常の測定子で測定できる形
に変換した上で測定する。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図1に示す。(a) は上面
図、(b) 及び (c)は側面図である。本実施例は、基本的
には図3で示した従来の真円度測定装置にねじ測定補助
手段14を付加したものであり、回転台2及び検出器8
は従来のものである。本実施例で測定するのは、図示の
ようなボールねじ1であり、回転台2に固定される。回
転台2にはXYテーブル及び傾斜調整台が備わってお
り、これらを調整してボールねじ1の軸が、回転台2の
回転軸にほぼ一致するように調整する。回転台は図示し
ていないがモータにより回転される。
【0014】検出器8は台14上に取り付けられてお
り、台14は上下方向にモータ駆動により移動される。
検出器8には支点7で支持され回転台2の回転軸に垂直
な平面内で回転可能なアーム3が備わっており、アーム
3の先端には球状の測定子4がある。アーム3もう一方
の端は差動コイル5の内部にあり、この端の移動量が検
出される。6は付勢用ばねである。
【0015】13はねじ測定補助部材であり、ボールね
じ等のねじを測定する時のみ使用するオプション部品で
あり、容易に取り付け及び取り外しができる。ねじ測定
補助部材13は支点12を中心として回転台2の回転軸
に垂直に回転可能に支持された第二アーム9を備えてい
る。第二アーム9にはベアリングで回転可能に支持され
たシャフト10があり、シャフト10の先端には平板1
1が設けられている。従って平板11はシャフト10を
中心として回転する。平板11のボールねじ1と接触す
る面のボールねじ1の軸方向の長さは、ボールねじ1の
溝の幅の2倍以上である。
【0016】測定する手順は、ボールねじ1を回転台2
に取り付けて、ボールねじ1の軸と回転軸の誤差が所定
範囲内になるように調整する。次にねじ測定補助部材1
3を取り付け、ボールねじ1の測定する位置に合わせ、
図1のように配置する。そして検出器8の位置を調整し
て、測定子4が平板11の面に押し当たるように配置す
る。この状態で回転台2を回転させれば真円度が測定で
きる。ボールねじ1の外径の曲がりや軸受部との同軸度
を測定する場合には検出器8とねじ測定補助部材13を
一緒に上下方向に移動して、各部位で測定する。軸受部
はねじでないのでねじ測定補助部材13は必要ない。軸
受部を測定するには検出器8を回転軸に近づけるように
移動させる必要があり、台14にはこの方向の平行移動
機能が備わっているが、ここでは省略してある。
【0017】図1の実施例では、平板11を取り付けた
シャフト10を回転可能に支持したが、図2に示すよう
に第二アーム9にシャフト10を固定し、このシャフト
10に平板11を回転可能に取り付けても良い。本発明
ではねじ外径の振れを測定する時のみねじ測定補助部材
13を使用するが、測定子4を平板としてアーム3に回
転可能に保持することもできる。しかしこのような構成
にした場合、アーム3に設けられる測定子の部分が大き
くなるため検出感度を上げるのが難しくなるという問題
がある。更に検出器8は高精度な機構であり、測定対象
によって頻繁に交換するのは交換時の衝撃による影響も
あるため好ましくない。図1のようにねじ測定の時のみ
補助部材13を使用するならば検出器8の測定子4は汎
用性のある小球でよく、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】平板に回転機構を設け、固定軸を中心として回
転可能にした実施例を示す図である。
【図3】円筒物の真円度測定装置を示す図である。
【図4】測定子を円筒にしてねじの外径振れを測定する
従来例を示す図である。
【図5】測定子を円筒にした時に、ねじ軸が回転軸に対
して傾いた時の誤差発生を示す図である。
【符号の説明】
1…被測定物(ねじ状シャフト) 2…回転台 3…アーム 4…測定子 5…移動量検出手段(差動アンプ) 6…付勢手段 7…支点 8…検出器 9…第二アーム 10…シャフト 11…平板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の被測定物をその軸が自己の回転
    軸に略一致するよう保持して回転する回転台、及び前記
    回転軸に垂直な平面内で回転可能に支点で支持されるア
    ームと、該アームの一方の端に設けられた測定子と、前
    記アームの他端の移動量を検出する移動量検出手段と、
    前記測定子が被測定物の側面に接触するように前記アー
    ムを付勢する付勢手段とを有する検出器を備えた真円度
    測定装置において、 前記回転台の回転軸に垂直な方向に回転可能に支持され
    る第二アームと、該第二アームの先端に前記回転台の回
    転軸に垂直な軸を中心として回転可能に保持され測定す
    るねじ状シャフトのねじ溝の幅の二倍以上の長さの平板
    を有するねじ測定補助手段を備え、 前記測定子を前記平板を介して測定するねじ状シャフト
    に押し当てることでねじ状シャフトの外径振れを測定可
    能にしたことを特徴とする真円度測定装置。
JP30323891A 1991-11-19 1991-11-19 ねじ状シヤフトの外径振れを測定可能にした真円度測定装置 Pending JPH05141913A (ja)

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JPH05141913A true JPH05141913A (ja) 1993-06-08

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