JP2574279Y2 - 輪転印刷機用転動軸受のがた計測装置 - Google Patents

輪転印刷機用転動軸受のがた計測装置

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JP2574279Y2
JP2574279Y2 JP1991022640U JP2264091U JP2574279Y2 JP 2574279 Y2 JP2574279 Y2 JP 2574279Y2 JP 1991022640 U JP1991022640 U JP 1991022640U JP 2264091 U JP2264091 U JP 2264091U JP 2574279 Y2 JP2574279 Y2 JP 2574279Y2
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rolling bearing
printing press
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JP1991022640U
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勝治 北川
実 近藤
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大日本印刷 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、径方向の荷重を支持す
る輪転印刷機用転動軸受の摩耗劣化検査等に用いられる
輪転印刷機用転動軸受のがた計測装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】輪転印刷機は、版胴、圧胴等の回転体を
有し、これら回転体はラジアルボールベアリングの如き
転動軸受により機枠より回転自在に支持されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】輪転印刷機械の版胴に
は被印刷物を挟んで圧胴が径方向に押し付けられるか
ら、これらの転動軸受には比較的大きい径方向荷重が作
用する。このため版胴、圧胴の支持を行う転動軸受に於
いては、その運動面部の経時的な摩耗が比較的激しい。
特に版胴にあっては、これの転動軸受が摩耗劣化する
と、径方向のがたつきが生じ、これは印刷の品質に悪影
響を及ぼす問題になる。このため、特に版胴の支持を行
う転動軸受は、印刷の品質安定のため、所定の規格値ま
で摩耗劣化が進めば、直ちに交換されることを厳格に要
求される。
【0004】本考案は、輪転印刷機用転動軸受が規格値
まで摩耗劣化したことよるこれの交換時期の検出、検査
が簡単且つ的確に行われ得るべく、転動軸受の径方向の
がたを計測する簡便な転動軸受のがた計測装置を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本考
案によれば、インナレースLiとアウタレースLoとの
間に転動体を受容して径方向の荷重を支持する輪転印刷
機用転動軸受Bの前記インナレースLiと前記アウタレ
ースLoとの間の径方向のがたを計測する輪転印刷機用
転動軸受のがた計測装置に於て、L字状をなすベース部
材1の立直部1aに水平方向に固定され、該転動軸受B
のインナレースLiの内径に実質的に等しい外径を持つ
支持部材2であって、前記転動軸受Bの軸線が略水平と
なるように前記インナレースLiを支持するための支持
部材2と、前記アウタレースLoを径方向下側から上側
へ向けて押圧する押圧手段3であって、前記ベース部材
1の水平台部1bに固定されたガイド部材4に嵌合して
おり、前記固定軸2の中心を通る径方向に上下方向に移
動可能な押上ピン5と、作用端を該押上ピン5に係合
し、中間部を前記ベース部材1の水平台部1bに配置し
た枢支点6に枢動可能に支持されたてこ7、とを有する
押圧手段3と、前記アウタレースLoの前記インナレー
スLiに対する径方向の変位量を計測する測長器8とを
有することを特徴とする輪転印刷機用転動軸受のがた計
測装置により達成される。
【0006】
【作用】上述の如き構成によれば、輪転印刷機用転動軸
受のインナレースが支持部材により支持された状態にて
押圧手段によりアウタレースが押圧されることにより、
アウタレースのインナレースに対する径方向の変位量が
測長器により計測され、これは転動軸受の径方向のがた
量、換言すれば転動軸受の摩耗劣化量として転動軸受の
交換時期の検出、検査に直接用いられる。
【0007】
【実施例】以下に添付の図面を参照して本考案を実施例
について詳細に説明する。図1は、本考案による転動軸
受のがた計測装置の一実施例を示しいる。概ねL字状を
なすベース部材1の立直部1aには水平に延在する支持
軸2が片持ち状態にて固定されている。支持軸2はベー
ス部材1に交換可能に固定されてもよく、これはがた計
測すべき輪転印刷機用転動軸受BのインナレースLiの
内径、即ち転動軸受Bの呼び径に実質的に等しい外径の
丸棒材により構成されている。
【0008】ベース部材1に於ける支持軸2の下方位置
には押圧手段3が設けられている。押圧手段3はベース
部材1の水平台部1bに固定されたガイド部材4に嵌合
して固定軸2の中心を通る径方向に、即ち上下方向に移
動可能な押上ピン5を有している。押上ピン5には枢軸
6によりベース部材1の水平台部1bより枢動可能に支
持されたてこ7の作用端が駆動連結されていればよい。
【0009】ベース部材1の立直部1aの上端側には支
持アーム8が支持軸2と平行に延設されている。支持ア
ーム8の先端部には、公知のダイヤルゲージ9が上下位
置を調節可能に取り付けられている。ダイヤルゲージ9
はその下端から突出するロッド状の測定子10を有して
おり、測定子10は支持軸2を上下に挟んで押上ピン5
と同軸をなすように設けられている。
【0010】実際に、輪転印刷機に於ける版胴の軸受と
して或る期間使用した転動軸受Bの径方向のがたを計測
するには、まず、図1に示されている如く、アウタレー
スLoの外周面が押上ピン5及びダイヤルゲージ9の測
定子10と当接し得るように転動軸受Bのインナレース
Liを版胴の図示されていない版動軸と同径の支持軸2
の外周に外接嵌合させ、転動軸受Bが輪転印刷機に於け
る版胴の版胴軸に取り付けられる状態と同じ状態にて支
持軸2より支持された状態とする。
【0011】次に、ダイヤルゲージ9の測定子10がア
ウタレースLiの外周面に上側から軽く当接した状態に
し、この状態にてダイヤルゲージ9の指針11が目盛の
零原点を指すように、ダイヤルゲージ9の原点調整を行
う。そして、図2に示されている如く、てこ7の作用端
を手にて押し下げることにより、てこ7を枢軸6の周り
に図にて反時計周り方向に回動させて押上ピン4を上昇
移動させ、この押上ピン4によりアウタレースLoを径
方向下側から上側へ向けて押圧する。これにより転動軸
受BのインナレースLiとアウタレースLoとの間に径
方向のがたがあれば、不動のインナレースLiに対しア
ウタレースLoが、そのがた分、径方向に移動すること
になる。てこ7が枢軸6の周りにそれ以上図にて反時計
周り方向へ回動できない状態までてこ7が回動されたな
らば、アウタレースLoはインナレースLiに対し最大
限、径方向に移動した状態になり、この時にダイヤルゲ
ージ9の指針10が指す目盛、即ちアウタレースLoの
インナレースLiに対する径方向の変位量が転動軸受B
のインナレースLiとアウタレースLoとの間の径方向
のがた量となる。従って、この時にダイヤルゲージ9の
指針10が指す目盛が読み取られることにより、このが
た量をもって転動軸受の摩耗劣化量が定量的に検出され
ることになる。
【0012】このダイヤルゲージ9の目盛が読取り値が
予め定められた規定値以上であれば、転動軸受Bがこれ
の交換時期に達したとして、転動軸受Bの交換が行われ
ればよい。尚、上述の実施例に於いては、アウタレース
LoのインナレースLiに対する径方向の変位量の計測
はダイヤルゲージ9により行われているが、これはそれ
以外の測長器により行われてもよく、またこの計測はリ
ニアエンコーダにより電気的に行われてもよい。
【0013】
【考案の効果】以上の説明により明らかなように、本考
案による輪転印刷機用転動軸受のがた計測装置によれ
ば、転動軸受のインナレースが支持部材により支持され
た状態にて押圧手段によりアウタレースが押圧されるこ
とにより、アウタレースのインナレースに対する径方向
の変位量が測長器により計測され、この計測値は転動軸
受の径方向のがた量、換言すれば転動軸受の摩耗劣化量
を示すことになり、これによって輪転印刷機用転動軸受
が規格値まで摩耗劣化したことよるこれの交換時期の検
出、検査が熟練度等を必要とすることなく簡単且つ的確
に行われ得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による輪転印刷機用転動軸受のがた計測
装置の一実施例を示す断面図。
【図2】図1に示された輪転印刷機用転動軸受のがた計
測装置をアウタレース押圧状態について示す断面図。
【符号の説明】
1…ベース部材、2…支持軸、3…押圧手段、4…ガイ
ド部材、5…押上ピン、6…枢軸、7…てこ、8…支持
アーム、9…ダイヤルゲージ、10…測定子、11…指
針、B…転動軸受

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナレースLiとアウタレースLoと
    の間に転動体を受容して径方向の荷重を支持する輪転印
    刷機用転動軸受Bの前記インナレースLiと前記アウタ
    レースLoとの間の径方向のがたを計測する輪転印刷機
    用転動軸受のがた計測装置に於て、 L字状をなすベース部材1の立直部1aに水平方向に固
    定され、該転動軸受BのインナレースLiの内径に実質
    的に等しい外径を持つ支持部材2であって、前記転動軸
    受Bの軸線が略水平となるように前記インナレースLi
    を支持するための支持部材2と、 前記アウタレースLoを径方向下側から上側へ向けて押
    圧する押圧手段3であって、前記ベース部材1の水平台
    部1bに固定されたガイド部材4に嵌合しており、前記
    固定軸2の中心を通る径方向に上下方向に移動可能な押
    上ピン5と、作用端を該押上ピン5に係合し、中間部を
    前記ベース部材1の水平台部1bに配置した枢支点6に
    枢動可能に支持されたてこ7、とを有する押圧手段3
    と、 前記アウタレースLoの前記インナレースLiに対する
    径方向の変位量を計測する測長器8とを有することを特
    徴とする輪転印刷機用転動軸受のがた計測装置。
JP1991022640U 1991-04-08 1991-04-08 輪転印刷機用転動軸受のがた計測装置 Expired - Lifetime JP2574279Y2 (ja)

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