JPH04117919U - 転動軸受のがた計測装置 - Google Patents

転動軸受のがた計測装置

Info

Publication number
JPH04117919U
JPH04117919U JP2264091U JP2264091U JPH04117919U JP H04117919 U JPH04117919 U JP H04117919U JP 2264091 U JP2264091 U JP 2264091U JP 2264091 U JP2264091 U JP 2264091U JP H04117919 U JPH04117919 U JP H04117919U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling bearing
measuring device
inner race
race
radial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2264091U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2574279Y2 (ja
Inventor
勝治 北川
実 近藤
Original Assignee
大日本印刷株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大日本印刷株式会社 filed Critical 大日本印刷株式会社
Priority to JP1991022640U priority Critical patent/JP2574279Y2/ja
Publication of JPH04117919U publication Critical patent/JPH04117919U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2574279Y2 publication Critical patent/JP2574279Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転動軸受が規格値まで摩耗劣化したことよる
これの交換時期の検出、検査が簡単且つ的確に行われよ
う、転動軸受の径方向のがたを計測する。 【構成】 転動軸受Bの軸線が略水平となるようにイン
ナレースLiを支持する支持軸2をベース部材1に設
け、ベース部材1に取り付けた押圧手段3によりアウタ
レースLoを下側から上側へ向けて押圧し、測長器9に
よりアウタレースLoのインナレースLiに対する径方
向の変位量を計測する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラジアルボールベアリングの如く、径方向の荷重を支持する転動軸 受の摩耗劣化検査等に用いられる転動軸受のがた計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
輪転印刷機等の回転式の印刷機械は、版胴、圧胴等の回転体を有し、これら回 転体はラジアルボールベアリングの如き転動軸受により機枠より回転自在に支持 されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
印刷機械の版胴には被印刷物を挟んで圧胴が径方向に押し付けられるから、こ れらの転動軸受には比較的大きい径方向荷重が作用する。このため版胴、圧胴の 支持を行う転動軸受に於いては、その運動面部の経時的な摩耗が比較的激しい。 特に版胴にあっては、これの転動軸受が摩耗劣化すると、径方向のがたつきが生 じ、これは印刷の品質に悪影響を及ぼす問題になる。このため、特に版胴の支持 を行う転動軸受は、印刷の品質安定のため、所定の規格値まで摩耗劣化が進めば 、直ちに交換されることを厳格に要求される。
【0004】 このことは、印刷機械の版胴に限らず、回転体の支持に転動軸受が用いられ、 その回転体に所定の回転精度、即ち径方向のがたつきがないことを要求される回 転機械に於ても同様である。 本考案は、転動軸受が規格値まで摩耗劣化したことよるこれの交換時期の検出 、検査が簡単且つ的確に行われ得るべく、転動軸受の径方向のがたを計測する簡 便な転動軸受のがた計測装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の如き目的は、本考案によれば、インナレースとアウタレースとの間に転 動体を受容して径方向の荷重を支持する転動軸受の前記インナレースと前記アウ タレースとの間の径方向のがたを計測するがた計測装置に於て、前記転動軸受の 軸線が略水平となるように前記インナレースを支持する支持部材と、前記アウタ レースを径方向下側から上側へ向けて押圧する押圧手段と、前記アウタレースの 前記インナレースに対する径方向の変位量を計測する測長器とを有することを特 徴とする転動軸受のがた計測装置により達成される。
【0006】
【作用】
上述の如き構成によれば、転動軸受のインナレースが支持部材により支持され た状態にて押圧手段によりアウタレースが押圧されることにより、アウタレース のインナレースに対する径方向の変位量が測長器により計測され、これは転動軸 受の径方向のがた量、換言すれば転動軸受の摩耗劣化量として転動軸受の交換時 期の検出、検査に直接用いられる。
【0007】
【実施例】
以下に添付の図面を参照して本考案を実施例について詳細に説明する。 図1は、本考案による転動軸受のがた計測装置の一実施例を示しいる。概ねL 字状をなすベース部材1の立直部1aには水平に延在する支持軸2が片持ち状態 にて固定されている。支持軸2はベース部材1に交換可能に固定されてもよく、 これはがた計測すべき転動軸受BのインナレースLiの内径、即ち転動軸受Bの 呼び径に実質的に等しい外径の丸棒材により構成されている。
【0008】 ベース部材1に於ける支持軸2の下方位置には押圧手段3が設けられている。 押圧手段3はベース部材1の水平台部1bに固定されたガイド部材4に嵌合して 固定軸2の中心を通る径方向に、即ち上下方向に移動可能な押上ピン5を有して いる。押上ピン5には枢軸6によりベース部材1の水平台部1bより枢動可能に 支持されたてこ7の作用端が駆動連結されていればよい。
【0009】 ベース部材1の立直部1aの上端側には支持アーム8が支持軸2と平行に延設 されている。支持アーム8の先端部には、公知のダイヤルゲージ9が上下位置を 調節可能に取り付けられている。ダイヤルゲージ9はその下端から突出するロッ ド状の測定子10を有しており、測定子10は支持軸2を上下に挟んで押上ピン 5と同軸をなすように設けられている。
【0010】 実際に、例えば印刷機械の輪転印刷機に於ける版胴の軸受として或る期間使用 した転動軸受Bの径方向のがたを計測するには、まず、図1に示されている如く 、アウタレースLoの外周面が押上ピン5及びダイヤルゲージ9の測定子10と 当接し得るように転動軸受BのインナレースLiを版胴の図示されていない版動 軸と同径の支持軸2の外周に外接嵌合させ、転動軸受Bが輪転印刷機に於ける版 胴の版胴軸に取り付けられる状態と同じ状態にて支持軸2より支持された状態と する。
【0011】 次に、ダイヤルゲージ9の測定子10がアウタレースLiの外周面に上側から 軽く当接した状態にし、この状態にてダイヤルゲージ9の指針11が目盛の零原 点を指すように、ダイヤルゲージ9の原点調整を行う。 そして、図2に示されている如く、てこ7の作用端を手にて押し下げることに より、てこ7を枢軸6の周りに図にて反時計周り方向に回動させて押上ピン4を 上昇移動させ、この押上ピン4によりアウタレースLoを径方向下側から上側へ 向けて押圧する。これにより転動軸受BのインナレースLiとアウタレースLo との間に径方向のがたがあれば、不動のインナレースLiに対しアウタレースL oが、そのがた分、径方向に移動することになる。てこ7が枢軸6の周りにそれ 以上図にて反時計周り方向へ回動できない状態までてこ7が回動されたならば、 アウタレースLoはインナレースLiに対し最大限、径方向に移動した状態にな り、この時にダイヤルゲージ9の指針10が指す目盛、即ちアウタレースLoの インナレースLiに対する径方向の変位量が転動軸受BのインナレースLiとア ウタレースLoとの間の径方向のがた量となる。従って、この時にダイヤルゲー ジ9の指針10が指す目盛が読み取られることにより、このがた量をもって転動 軸受の摩耗劣化量が定量的に検出されることになる。
【0012】 このダイヤルゲージ9の目盛が読取り値が予め定められた規定値以上であれば 、転動軸受Bがこれの交換時期に達したとして、転動軸受Bの交換が行われれば よい。 尚、上述の実施例に於いては、アウタレースLoのインナレースLiに対する 径方向の変位量の計測はダイヤルゲージ9により行われているが、これはそれ以 外の測長器により行われてもよく、またこの計測はリニアエンコーダにより電気 的に行われてもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明により明らかなように、本考案による転動軸受のがた計測装置によ れば、転動軸受のインナレースが支持部材により支持された状態にて押圧手段に よりアウタレースが押圧されることにより、アウタレースのインナレースに対す る径方向の変位量が測長器により計測され、この計測値は転動軸受の径方向のが た量、換言すれば転動軸受の摩耗劣化量を示すことになり、これによって転動軸 受が規格値まで摩耗劣化したことよるこれの交換時期の検出、検査が熟練度等を 必要とすることなく簡単且つ的確に行われ得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による転動軸受のがた計測装置の一実施
例を示す断面図。
【図2】図1に示された転動軸受のがた計測装置をアウ
タレース押圧状態について示す断面図。
【符号の説明】
1 ベース部材 2 支持軸 3 押圧手段 4 ガイド部材 5 押上ピン 6 枢軸 7 てこ 8 支持アーム 9 ダイヤルゲージ 10 測定子 11 指針 B 転動軸受

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナレースとアウタレースとの間に転
    動体を受容して径方向の荷重を支持する転動軸受の前記
    インナレースと前記アウタレースとの間の径方向のがた
    を計測するがた計測装置に於て、前記転動軸受の軸線が
    略水平となるように前記インナレースを支持する支持部
    材と、前記アウタレースを径方向下側から上側へ向けて
    押圧する押圧手段と、前記アウタレースの前記インナレ
    ースに対する径方向の変位量を計測する測長器とを有す
    ることを特徴とする転動軸受のがた計測装置。
JP1991022640U 1991-04-08 1991-04-08 輪転印刷機用転動軸受のがた計測装置 Expired - Lifetime JP2574279Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991022640U JP2574279Y2 (ja) 1991-04-08 1991-04-08 輪転印刷機用転動軸受のがた計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991022640U JP2574279Y2 (ja) 1991-04-08 1991-04-08 輪転印刷機用転動軸受のがた計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04117919U true JPH04117919U (ja) 1992-10-22
JP2574279Y2 JP2574279Y2 (ja) 1998-06-11

Family

ID=31908104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991022640U Expired - Lifetime JP2574279Y2 (ja) 1991-04-08 1991-04-08 輪転印刷機用転動軸受のがた計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2574279Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014202569A (ja) * 2013-04-03 2014-10-27 株式会社東京計測 かぶり厚測定装置
WO2017013999A1 (ja) * 2015-07-22 2017-01-26 Ntn株式会社 転がり軸受の状態監視装置及び転がり軸受の状態監視方法
US9791349B2 (en) 2013-06-13 2017-10-17 Mitsubishi Electric Corporation End play measurement apparatus

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS533659A (en) * 1976-06-29 1978-01-13 Omron Tateisi Electronics Co Method of producing printed substrate
JPS6130165U (ja) * 1984-07-27 1986-02-22 オムロン株式会社 自動取引装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS533659A (en) * 1976-06-29 1978-01-13 Omron Tateisi Electronics Co Method of producing printed substrate
JPS6130165U (ja) * 1984-07-27 1986-02-22 オムロン株式会社 自動取引装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014202569A (ja) * 2013-04-03 2014-10-27 株式会社東京計測 かぶり厚測定装置
US9791349B2 (en) 2013-06-13 2017-10-17 Mitsubishi Electric Corporation End play measurement apparatus
WO2017013999A1 (ja) * 2015-07-22 2017-01-26 Ntn株式会社 転がり軸受の状態監視装置及び転がり軸受の状態監視方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2574279Y2 (ja) 1998-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6153641B2 (ja)
KR20050064834A (ko) 베어링의 유극 측정장치
JPS6351244B2 (ja)
US3194061A (en) Instrument for measuring hardness of the surface of a resilient roll
JPH04117919U (ja) 転動軸受のがた計測装置
KR102428891B1 (ko) 디스크 검사장치
CN102425985A (zh) 一种锥管螺纹环规用内螺纹锥度检具
CN112747657A (zh) 一种轴承游隙检测系统及其检测方法
CN107144247A (zh) 一种数显轴跳动仪及轴跳动检测方法
KR100287684B1 (ko) 허브 및 드럼의 계측장치
JP2762636B2 (ja) 転がり軸受の回転精度の測定方法及びその装置
KR20200133617A (ko) 자동 기어 검사 장치 및 방법
US3708885A (en) Apparatus for measuring shaft sealing rings having an annular sealing lip
JP3190723B2 (ja) ローラ偏心量測定装置
JPH06185917A (ja) 転動軸受の摩耗測定装置
KR100803428B1 (ko) 크랭크 샤프트의 필렛 롤링 검사장치
JPH0456927B2 (ja)
JPH052170B2 (ja)
JPS6133456B2 (ja)
CN111579362A (zh) 一种活性粉末混凝土挠度检测装置及使用方法
CN220170110U (zh) 一种角接触轴承凸出量测量工装
CN220187616U (zh) 一种轴承套圈圆度测量装置
CN215572613U (zh) 测量球笼游隙的专用检具
JP2006071557A (ja) 摩擦試験方法および装置
CN219121274U (zh) 一种角接触球轴承内圈旋转精度检测装置