JP3190723B2 - ローラ偏心量測定装置 - Google Patents
ローラ偏心量測定装置Info
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- JP3190723B2 JP3190723B2 JP07542092A JP7542092A JP3190723B2 JP 3190723 B2 JP3190723 B2 JP 3190723B2 JP 07542092 A JP07542092 A JP 07542092A JP 7542092 A JP7542092 A JP 7542092A JP 3190723 B2 JP3190723 B2 JP 3190723B2
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に樹脂チューブを
被覆した被測定ローラの偏心量を非接触でかつ自動的に
測定し得るローラ偏心量測定装置に関するものである。
被覆した被測定ローラの偏心量を非接触でかつ自動的に
測定し得るローラ偏心量測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機等の定着部には、表面にテトラフ
ロロエチレン等の耐熱耐摩耗性樹脂チーブを被覆したい
わゆるチューブローラが使用されている。このチューブ
ローラは、偏心量が少なく高精度に表面が仕上げられる
ことが要求されている。このため、従来では図9に示す
ような方法によりチューブローラの偏心量を測定してい
た。以下に、この偏心量測定方法について、その概略を
説明する。図9において、1は樹脂チューブを被覆した
チューブローラである。このチューブローラ1の長手方
向に配置したVブロック3上に、上記のチューブローラ
1を載せる。即ち、このVブロック3の外側には、一対
のローラベアリング4が配置され、このローラベアリン
グ4,4間にチューブローラ1の中心軸2を載せるよう
にする。5は偏心量測定装置であり、接触子6の出没に
より表示部7に偏心量が表示される構造となっている。
ロロエチレン等の耐熱耐摩耗性樹脂チーブを被覆したい
わゆるチューブローラが使用されている。このチューブ
ローラは、偏心量が少なく高精度に表面が仕上げられる
ことが要求されている。このため、従来では図9に示す
ような方法によりチューブローラの偏心量を測定してい
た。以下に、この偏心量測定方法について、その概略を
説明する。図9において、1は樹脂チューブを被覆した
チューブローラである。このチューブローラ1の長手方
向に配置したVブロック3上に、上記のチューブローラ
1を載せる。即ち、このVブロック3の外側には、一対
のローラベアリング4が配置され、このローラベアリン
グ4,4間にチューブローラ1の中心軸2を載せるよう
にする。5は偏心量測定装置であり、接触子6の出没に
より表示部7に偏心量が表示される構造となっている。
【0003】そこで、上記の偏心量検査装置5の接触子
6を測定すべきチューブローラ1の下方表面に当てが
い、該チューブローラ1を作業者の手8により矢印A方
向に1回転させる。この時、偏心量測定装置5の接触子
6は、該チューブローラ1の表面に接触しているので、
表示部7に表示される目盛を読むことにより図示では左
端近傍と略中央部の偏心量を測定することができる。な
お、偏心量測定装置5の目盛を、チューブローラ1の初
期位置で0にセットしておく。次に、上記のチューブロ
ーラ1を軸方向に反転させ、その中心軸2を再度Vブロ
ック3のローラベアリング4上に載せ、上記と同様の操
作により偏心量の測定を実施するようにしている。
6を測定すべきチューブローラ1の下方表面に当てが
い、該チューブローラ1を作業者の手8により矢印A方
向に1回転させる。この時、偏心量測定装置5の接触子
6は、該チューブローラ1の表面に接触しているので、
表示部7に表示される目盛を読むことにより図示では左
端近傍と略中央部の偏心量を測定することができる。な
お、偏心量測定装置5の目盛を、チューブローラ1の初
期位置で0にセットしておく。次に、上記のチューブロ
ーラ1を軸方向に反転させ、その中心軸2を再度Vブロ
ック3のローラベアリング4上に載せ、上記と同様の操
作により偏心量の測定を実施するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の偏心量測定装置5を用いた測定方法では、次の
ような解決すべき課題がある。 (1)チューブローラ1の偏心量を測定・検査するのに
偏心量測定装置5の接触子6をチューブローラ1の表面
に接触させるために、該表面へ傷や接触跡等を付けるお
それがある。 (2)検査するチューブローラ1の偏心量は、測定者が
表示部7の表示を見ることにより行なうため、測定ミス
が容易に判別できない。 (3)チューブローラ1は測定者が手動で回転させるた
めに、偏心量測定装置5以外の誤差要素が介在し易く、
測定精度を低下させるおそれがある。 (4)チューブローラ1の中央部及び左右両端部の偏心
量を検査にするには、該チューブローラ1の手動回転位
置を確保する必要等で、偏心量測定装置5をチューブロ
ーラ1の一方の端部には配置することができない。
な従来の偏心量測定装置5を用いた測定方法では、次の
ような解決すべき課題がある。 (1)チューブローラ1の偏心量を測定・検査するのに
偏心量測定装置5の接触子6をチューブローラ1の表面
に接触させるために、該表面へ傷や接触跡等を付けるお
それがある。 (2)検査するチューブローラ1の偏心量は、測定者が
表示部7の表示を見ることにより行なうため、測定ミス
が容易に判別できない。 (3)チューブローラ1は測定者が手動で回転させるた
めに、偏心量測定装置5以外の誤差要素が介在し易く、
測定精度を低下させるおそれがある。 (4)チューブローラ1の中央部及び左右両端部の偏心
量を検査にするには、該チューブローラ1の手動回転位
置を確保する必要等で、偏心量測定装置5をチューブロ
ーラ1の一方の端部には配置することができない。
【0005】そこで、左右いずれか一方の端部及び中央
部の偏心量を測定した後、チューブローラ1を軸方向に
反転させて残る他方の端部の偏心量を測定しなけらばな
らず、測定時間がかかる。本発明は、上記のような各課
題を解決するためになされたもので、非接触式で、か
つ、自動的に迅速に偏心量を測定することができるロー
ラ偏心量測定装置を提供することを目的とするものであ
る。
部の偏心量を測定した後、チューブローラ1を軸方向に
反転させて残る他方の端部の偏心量を測定しなけらばな
らず、測定時間がかかる。本発明は、上記のような各課
題を解決するためになされたもので、非接触式で、か
つ、自動的に迅速に偏心量を測定することができるロー
ラ偏心量測定装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂チューブ
の被覆されている被測定ローラの軸の一端を支承する一
対の支承ローラを有する固定側スタンドと、該固定側ス
タンドに対して接近及び離間可能に位置決めされ、軸の
他端を支承する一対の支承ローラを有する可動側スタン
ドと、固定側スタンドの支承ローラを回転駆動して被測
定ローラを回転させる回転機構と、固定側スタンドと可
動側スタンドとの間でそれぞれ移動可能に位置決めさ
れ、被測定ローラに対して高さ寸法が調整可能な複数の
スライドブロックと、該各スライドブロックに取付けら
れ、被測定ローラの各部の偏心量を光量変化に対応させ
て検出する複数の光センサと、該各光センサの検出信号
に基づいて被測定ローラの各部の偏心量を表示する複数
の表示部とを備えることを特徴とする。
の被覆されている被測定ローラの軸の一端を支承する一
対の支承ローラを有する固定側スタンドと、該固定側ス
タンドに対して接近及び離間可能に位置決めされ、軸の
他端を支承する一対の支承ローラを有する可動側スタン
ドと、固定側スタンドの支承ローラを回転駆動して被測
定ローラを回転させる回転機構と、固定側スタンドと可
動側スタンドとの間でそれぞれ移動可能に位置決めさ
れ、被測定ローラに対して高さ寸法が調整可能な複数の
スライドブロックと、該各スライドブロックに取付けら
れ、被測定ローラの各部の偏心量を光量変化に対応させ
て検出する複数の光センサと、該各光センサの検出信号
に基づいて被測定ローラの各部の偏心量を表示する複数
の表示部とを備えることを特徴とする。
【0007】
【作用】被測定ローラの軸の両端を各一対の支承ローラ
にて支承し、一方の支承ローラを回転駆動して被測定ロ
ーラを回転させるので、非接触で被測定ローラを回転さ
せることができる。また、可動側スタンド及び複数のス
ライドブロックを移動させ、かつスライドブロックを高
さ調整可能としたので、各種寸法の被測定ローラの偏心
量の測定に適用できる。更に、複数の光センサをそれぞ
れ複数の表示部に対応させているので、被測定ローラの
各部の偏心量を瞬時に目視でき、従って、被測定ローラ
が不良品であるか否かを速やかに判断して次の被測定ロ
ーラの測定を開始し、測定作業の作業性を向上させるこ
とができる。
にて支承し、一方の支承ローラを回転駆動して被測定ロ
ーラを回転させるので、非接触で被測定ローラを回転さ
せることができる。また、可動側スタンド及び複数のス
ライドブロックを移動させ、かつスライドブロックを高
さ調整可能としたので、各種寸法の被測定ローラの偏心
量の測定に適用できる。更に、複数の光センサをそれぞ
れ複数の表示部に対応させているので、被測定ローラの
各部の偏心量を瞬時に目視でき、従って、被測定ローラ
が不良品であるか否かを速やかに判断して次の被測定ロ
ーラの測定を開始し、測定作業の作業性を向上させるこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図を参照して詳
細に説明する。図1は本発明のローラ偏心量測定装置の
概略を示す正面図である。図において、ローラ偏心量測
定装置10は、ベース11上のレール14に対し固定側
スタンド12がボルト13により固定されている。固定
側スタンド12に対向して、可動側スタンド15が、レ
ール14上にスライド可能に支持されている。また、レ
ール14上には、該レール14上をスライド可能に、か
つ、上下方向にその高さが調整できる3個のスライドブ
ロック16が設けられている。なお、スライドブロック
16の上下方向の高さ調整は、本実施例の場合、スペー
サ17の交換により行なうが、勿論この方法に限らず、
例えば昇降機構を内蔵させるようにしても良い。
細に説明する。図1は本発明のローラ偏心量測定装置の
概略を示す正面図である。図において、ローラ偏心量測
定装置10は、ベース11上のレール14に対し固定側
スタンド12がボルト13により固定されている。固定
側スタンド12に対向して、可動側スタンド15が、レ
ール14上にスライド可能に支持されている。また、レ
ール14上には、該レール14上をスライド可能に、か
つ、上下方向にその高さが調整できる3個のスライドブ
ロック16が設けられている。なお、スライドブロック
16の上下方向の高さ調整は、本実施例の場合、スペー
サ17の交換により行なうが、勿論この方法に限らず、
例えば昇降機構を内蔵させるようにしても良い。
【0009】上記の固定側スタンド12の上端部内側に
は、図2に示すように水平方向に所定の間隔を置いて一
対の駆動ローラ18,従動ローラ19が配置されてい
る。駆動ローラ18は駆動軸20に固定され、この駆動
軸20の一端には図1に示すように、歯付プーリ21が
固定されている。この歯付プーリ21には歯付ベルト2
2が掛け渡され、この歯付ベルト22は駆動モータ23
のプーリ24に掛け渡されている。従って、駆動モータ
23の回転により歯付ベルト22を介して駆動ローラ1
8が所定速度で回転することになる。一方、可動側スタ
ンド15の上端部内側にも、図2と同様に、水平方向に
所定の間隔を置いて一対の従動ローラ25が配置されて
いる。但し、従動ローラ25の駆動源としてのモータは
設けられていない。
は、図2に示すように水平方向に所定の間隔を置いて一
対の駆動ローラ18,従動ローラ19が配置されてい
る。駆動ローラ18は駆動軸20に固定され、この駆動
軸20の一端には図1に示すように、歯付プーリ21が
固定されている。この歯付プーリ21には歯付ベルト2
2が掛け渡され、この歯付ベルト22は駆動モータ23
のプーリ24に掛け渡されている。従って、駆動モータ
23の回転により歯付ベルト22を介して駆動ローラ1
8が所定速度で回転することになる。一方、可動側スタ
ンド15の上端部内側にも、図2と同様に、水平方向に
所定の間隔を置いて一対の従動ローラ25が配置されて
いる。但し、従動ローラ25の駆動源としてのモータは
設けられていない。
【0010】上記の固定側スタンド12の駆動ローラ1
8,従動ローラ19及び可動側スタンド15の従動ロー
ラ25上には、チューブローラ1の中心軸2が載せられ
ている。これにより、駆動モータ23が回転し前記の動
力伝達経路を経てチューブローラ1が所定速度で回転さ
れる構成となっている。上記チューブローラ1の左右端
部及び略中央部に配置されたスライドブロック16の上
端部には、発光素子及び受光素子からなる前記チューブ
ローラ1の偏心量を光の影の光量変化として検出するた
めの一対の光センサ26が設けられている。この光セン
サ26の概略構成を図3及び図4に示す。即ち、光セン
サ26は、投光側に発光素子として半導体レーザ27を
有する。この半導体レーザ27から発せられたレーザ光
28は、投光レンズユニット29により平行に送り出さ
れ、受光側の所定のスリット部30を通過後、受光素子
31に集光される構成となっている。
8,従動ローラ19及び可動側スタンド15の従動ロー
ラ25上には、チューブローラ1の中心軸2が載せられ
ている。これにより、駆動モータ23が回転し前記の動
力伝達経路を経てチューブローラ1が所定速度で回転さ
れる構成となっている。上記チューブローラ1の左右端
部及び略中央部に配置されたスライドブロック16の上
端部には、発光素子及び受光素子からなる前記チューブ
ローラ1の偏心量を光の影の光量変化として検出するた
めの一対の光センサ26が設けられている。この光セン
サ26の概略構成を図3及び図4に示す。即ち、光セン
サ26は、投光側に発光素子として半導体レーザ27を
有する。この半導体レーザ27から発せられたレーザ光
28は、投光レンズユニット29により平行に送り出さ
れ、受光側の所定のスリット部30を通過後、受光素子
31に集光される構成となっている。
【0011】上記の平行なレーザ光28の範囲内に、偏
心量を測定すべきチューブローラ1を、図4に示すよう
に、該チューブローラ1がレーザ光28を一部遮るよう
に置く。そして、該チューブローラ1を回転させた場合
に、偏心していると、その影に光量変化Bが生じる。従
って、この光量変化Bを図3の受光素子31で光電変換
し、コンパレータ32を介して表示手段33によりディ
ジタル表示するようにするものである。再び図1に戻っ
て、符号34は、図3に示した表示手段33により表示
される検出値ディスプレーパネルを示す。このパネル3
4の表示部35aには、チューブローラ1の左端部の偏
心量がディジタル表示される。また、表示部35bに
は、チューブローラ1の中央部の偏心量がディジタル表
示され、さらに、表示部35cには、チューブローラ1
の右端部の偏心量がそれぞれディジタル表示される。上
記の検出値ディスプレーパネル34は、制御盤36の前
面に取り付けられ、また、該制御盤36内には、上記表
示のための制御回路が内蔵されている。
心量を測定すべきチューブローラ1を、図4に示すよう
に、該チューブローラ1がレーザ光28を一部遮るよう
に置く。そして、該チューブローラ1を回転させた場合
に、偏心していると、その影に光量変化Bが生じる。従
って、この光量変化Bを図3の受光素子31で光電変換
し、コンパレータ32を介して表示手段33によりディ
ジタル表示するようにするものである。再び図1に戻っ
て、符号34は、図3に示した表示手段33により表示
される検出値ディスプレーパネルを示す。このパネル3
4の表示部35aには、チューブローラ1の左端部の偏
心量がディジタル表示される。また、表示部35bに
は、チューブローラ1の中央部の偏心量がディジタル表
示され、さらに、表示部35cには、チューブローラ1
の右端部の偏心量がそれぞれディジタル表示される。上
記の検出値ディスプレーパネル34は、制御盤36の前
面に取り付けられ、また、該制御盤36内には、上記表
示のための制御回路が内蔵されている。
【0012】次に、上記のように構成のローラ偏心量測
定装置10を用いて、チューブローラ1の偏心量を実際
に測定する場合の手順を説明する。まず、被測定ローラ
であるチューブローラ1の長さに対応させて可動スタン
ド15の位置を調整する。即ち、チューブローラ1の中
心軸2の端面から可動スタンド15の内面との間に若干
の隙間があるように調整する。なお、本実施例の場合、
当該間隔を1〜3mmとした。この寸法は、固定側スタン
ド12と駆動ローラ19との間でも同様である。
定装置10を用いて、チューブローラ1の偏心量を実際
に測定する場合の手順を説明する。まず、被測定ローラ
であるチューブローラ1の長さに対応させて可動スタン
ド15の位置を調整する。即ち、チューブローラ1の中
心軸2の端面から可動スタンド15の内面との間に若干
の隙間があるように調整する。なお、本実施例の場合、
当該間隔を1〜3mmとした。この寸法は、固定側スタン
ド12と駆動ローラ19との間でも同様である。
【0013】次に、スライドブロック16を、レール1
4上で移動させ、チューブローラ1と各光センサ26と
の相対的位置関係を調整する。本実施例の場合、チュー
ブローラ1の左右両端部から光センサ26までの距離を
5〜15mmになるように調整する。また、中央部の光セ
ンサ26に対しては、チューブローラ1の中央部から軸
方向に±5mmの範囲に収まるように相対的位置関係を調
整する。また、上記の各光センサ26とチューブローラ
1との高さ方向の相対的位置関係は、何種類か用意した
スペーサ17の交換により所定寸法に調整する。以上の
ような準備作業を行なった後、図5に示すように、測定
者の手8により被測定ローラであるチューブローラ1を
固定スタンド12、可動スタンド15間にセットする。
4上で移動させ、チューブローラ1と各光センサ26と
の相対的位置関係を調整する。本実施例の場合、チュー
ブローラ1の左右両端部から光センサ26までの距離を
5〜15mmになるように調整する。また、中央部の光セ
ンサ26に対しては、チューブローラ1の中央部から軸
方向に±5mmの範囲に収まるように相対的位置関係を調
整する。また、上記の各光センサ26とチューブローラ
1との高さ方向の相対的位置関係は、何種類か用意した
スペーサ17の交換により所定寸法に調整する。以上の
ような準備作業を行なった後、図5に示すように、測定
者の手8により被測定ローラであるチューブローラ1を
固定スタンド12、可動スタンド15間にセットする。
【0014】次に、図1に示した駆動モータ23に接続
されたフットスイッチ37を、図6に示すように、測定
者の足38によりオンさせ、駆動モータ23を回転させ
る。これにより動力伝達機構を介して駆動ローラ18が
回転し、該駆動ローラ18と従動ローラ19との間に挟
まれた中心軸2に動力を伝達し、チューブローラ1を所
定の速度で少なくとも1回転以上回転させて停止させ
る。上記の場合に、最初にセットしたチューブローラ1
の位置を基準にして、チューブローラ1の1回転以上の
回転・停止後の位置における光センサ26の受光素子3
1が受ける光の影の度合いを光量変化として捉える。こ
の光量変化を図3に示すコンパレータ32を介して表示
手段33により検出値ディスプレーパネル34の表示部
35a,35b,35cに、それぞれ図7に示すように
ディジタル表示する。
されたフットスイッチ37を、図6に示すように、測定
者の足38によりオンさせ、駆動モータ23を回転させ
る。これにより動力伝達機構を介して駆動ローラ18が
回転し、該駆動ローラ18と従動ローラ19との間に挟
まれた中心軸2に動力を伝達し、チューブローラ1を所
定の速度で少なくとも1回転以上回転させて停止させ
る。上記の場合に、最初にセットしたチューブローラ1
の位置を基準にして、チューブローラ1の1回転以上の
回転・停止後の位置における光センサ26の受光素子3
1が受ける光の影の度合いを光量変化として捉える。こ
の光量変化を図3に示すコンパレータ32を介して表示
手段33により検出値ディスプレーパネル34の表示部
35a,35b,35cに、それぞれ図7に示すように
ディジタル表示する。
【0015】この表示データがあらかじめ定めた偏心量
に対応する数値よりも少ないものを良品、それ以上のも
のを不良品として判別するようにする。この時に、自動
マーク機構を付加して、良品、不良品にマーク付けする
ようにしても良い。その後、図8に示すように、測定済
のチューブローラ1を測定者の手8によりローラ偏心量
測定装置10から取り外し、偏心量の測定を終了する。
本発明は以上の実施例に限定されない。上記被測定ロー
ラを回転する機構や光センサの構成、表示手段の構成等
は同様の機能を有するものに置き換えて差し支えない。
に対応する数値よりも少ないものを良品、それ以上のも
のを不良品として判別するようにする。この時に、自動
マーク機構を付加して、良品、不良品にマーク付けする
ようにしても良い。その後、図8に示すように、測定済
のチューブローラ1を測定者の手8によりローラ偏心量
測定装置10から取り外し、偏心量の測定を終了する。
本発明は以上の実施例に限定されない。上記被測定ロー
ラを回転する機構や光センサの構成、表示手段の構成等
は同様の機能を有するものに置き換えて差し支えない。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、チューブ
ローラの偏心量を非接触式でかつ自動的に測定できるよ
うにしたので、チューブローラの表面に傷、接触跡等を
付けるおそれがなく、また、測定者の熟練を要せず、短
時間に高精度に偏心量を測定することができる。また、
従来のように、被測定ローラであるチューブローラを測
定者が手動で回転させることがなく、固定側、可動側ス
タンド間にセットするのみで、自動的に回転させること
ができるので、人為的な測定誤差を回避することができ
る等の効果がある。
ローラの偏心量を非接触式でかつ自動的に測定できるよ
うにしたので、チューブローラの表面に傷、接触跡等を
付けるおそれがなく、また、測定者の熟練を要せず、短
時間に高精度に偏心量を測定することができる。また、
従来のように、被測定ローラであるチューブローラを測
定者が手動で回転させることがなく、固定側、可動側ス
タンド間にセットするのみで、自動的に回転させること
ができるので、人為的な測定誤差を回避することができ
る等の効果がある。
【図1】本発明のローラ偏心量測定装置の概略を示す正
面図である。
面図である。
【図2】上記ローラ偏心量測定装置におけるチューブロ
ーラの駆動系統を説明するための側面図である。
ーラの駆動系統を説明するための側面図である。
【図3】上記ローラ偏心量測定装置における光センサの
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図4】上記光センサによりチューブローラの偏心量の
測定原理を説明するための説明図である。
測定原理を説明するための説明図である。
【図5】上記ローラ偏心量測定装置を用いてチューブロ
ーラの偏心量を測定する場合のの手順説明のための斜視
図である。
ーラの偏心量を測定する場合のの手順説明のための斜視
図である。
【図6】上記手順説明におけるローラ偏心量測定装置の
フットスイッチ投入状態を示す斜視図である。
フットスイッチ投入状態を示す斜視図である。
【図7】上記手順説明における偏心量の表示部への表示
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図8】上記手順説明における測定終了後のチューブロ
ーラの取り外し状態を示す斜視図である。
ーラの取り外し状態を示す斜視図である。
【図9】従来のチューブローラの偏心量測定方法を示す
斜視図である。
斜視図である。
1 チューブローラ 2 中心軸 10 ローラ偏心量測定装置 11 ベース 12 固定側スタンド 13 ボルト 14 レール 15 可動側スタンド 16 スライドブロック 17 スペーサ 18 駆動ローラ 19 従動ローラ 21 歯付プーリ 22 歯付ベルト 23 駆動モータ 24 プーリ 25 従動ローラ 26 光センサ 27 半導体センサ 28 レーザ光 29 投光レンズユニット 30 スリット部 31 受光素子 32 コンパレータ 33 表示手段 34 検出値ディスプレーパネル 35a,35b,35c 表示部 36 制御盤 37 フットスイッチ
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 桂二 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番 1号 昭和電線電纜株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−273891(JP,A) 特開 昭57−505(JP,A) 実開 昭59−40807(JP,U) 実開 昭63−157637(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00
Claims (1)
- 【請求項1】 樹脂チューブの被覆されている被測定ロ
ーラの軸の一端を支承する一対の支承ローラを有する固
定側スタンドと、該固定側スタンドに対して接近及び離
間可能に位置決めされ、前記軸の他端を支承する一対の
支承ローラを有する可動側スタンドと、前記固定側スタ
ンドの前記支承ローラを回転駆動して前記被測定ローラ
を回転させる回転機構と、前記固定側スタンドと前記可
動側スタンドとの間でそれぞれ移動可能に位置決めさ
れ、前記被測定ローラに対して高さ寸法が調整可能な複
数のスライドブロックと、該各スライドブロックに取付
けられ、前記被測定ローラの各部の偏心量を光量変化に
対応させて検出する複数の光センサと、該各光センサの
検出信号に基づいて前記被測定ローラの各部の偏心量を
表示する複数の表示部とを備えることを特徴とするロー
ラ偏心量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07542092A JP3190723B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | ローラ偏心量測定装置 |
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