JPS6042321Y2 - 内径測定器 - Google Patents

内径測定器

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JPS6042321Y2
JPS6042321Y2 JP14675479U JP14675479U JPS6042321Y2 JP S6042321 Y2 JPS6042321 Y2 JP S6042321Y2 JP 14675479 U JP14675479 U JP 14675479U JP 14675479 U JP14675479 U JP 14675479U JP S6042321 Y2 JPS6042321 Y2 JP S6042321Y2
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pair
contact
inner diameter
head
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JP14675479U
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秀夫 坂田
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株式会社三豊製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、リングゲージなどの被測定物の内径を基準ブ
ロックと比較して測定する内径測定器に関する。
従来、リングゲージの内径を自動的に測定できる適切な
測定器はなく、手動により1つ1つ測定しており、非能
率的であるばかりでなく、測定も正確でなかった。
このため、本願考案者は、リングゲージなどの被測定物
の内径を正確かつ能率よく測定できる内径測定器を特願
昭54−54421(特開昭55−146003号)と
して既に提案している。
第1図ないし第3図は、前記特許出願に係る発明の概略
を示す図で、第1図は一部切欠いた装置全体正面図、第
2図は第1図に用いられる測定ヘッドの概略構成を示す
断面図、第3図は測定動作説明図である。
第1図において、ベッド1上にはテーブル2がガイド3
に沿って所定方向に摺動可能に設けられ、このテーブル
2には長さ寸法調整可能な腕部材4及びスライダ5を介
してベッド1に回転自在な回転体6が接続され、この回
転体6は歯車連動機構7を介してモータ8に連結されて
おり、これらの腕部材4、スライダ5、回転体6、歯車
連動機構7及びモータ8によってテーブル駆動機構9が
樹皮されている。
このテーブル駆動機構9には、図示しない割出し機構が
設けられ、回転体6が所定角度、例えば180度回転し
た位置毎に正確に停止できるようにされている。
また、前記腕部材4とテーブル2との連結部及び腕部材
4とスライダ5との連結部とはそれぞれ回転自在に連結
されるとともに、スライダ5は回転体6の偏心位置に取
付けられ、これにより回転体6の回転によって腕部材4
はクランク運動をし、テ−プル2が第1図中矢印方向に
摺動されるようになっている。
さらに、スライダ5は、回転体6の直径方向溝10内に
摺動可能に設けられるとともに、送りねじ軸11に螺合
され、この送りねじ軸11を回転させることによりスラ
イダ5の回転体6の中心からの位置が調整可能にされ、
これによりテーブル2の摺動ストロークが調整可能とさ
れている。
前記テーブル2上には、被測定物載置台12及び基準ブ
ロック載置台13が所定間隔を離して設けられ、これら
の載置台12,13はそれぞれテーブル2上を該テーブ
ル2の摺動方向と直交する方向すなわち第1図紙面直交
方向に摺動可能とされている。
被測定物載置台12は、テーブル2に設けられた送りね
じ軸14に螺合され、この送りねじ軸14の回転により
摺動されるようになっている。
この送りねじ軸14は、プーリ15、ベルト16及びプ
ーリ17を介してモータ18に連結され、モータ18の
駆動により回転されるようになっている。
また、被測定物載置台12上には、被測定物としてのリ
ングゲージ19が図示しない固定治具により所定位置で
固定されている。
前記基準ブロック載置台13は、基台20、中間移動台
21及びブロック固定台22から構成され、この基台2
0とテーブル2との間にはつまみ付き送りねじ軸23が
設けられ、この送りねじ軸23をつまみを介して回転さ
せることにより基台20並びにこの基台20上に設けら
れた中間移動台21及びブロック固定台22が第1図紙
面直交方向に摺動できるようにされている。
基台20上に設けられた中間移動台21は、基台20上
を矢印方向すなわちテーブル2の摺動力向と同一の方向
に摺動可能にされるとともに、この中間移動台21と基
台20との間にもつまみ付き送りねじ軸24が設けられ
、この送りねじ軸24をつまみを介して回転させること
により基台20上で中間移動台21が矢印方向に移動す
るようになっている。
また、中間移動台21上に設けられたブロック固定台2
2上には一対の挾持部材25が挾持間隔調整可能に設け
られ、この一対の挟持部材25間には、一対の挾みブロ
ックゲージ26を介して基準ブロックゲージ27が挟持
固定されている。
前記ベッド1の背面にはコラム28が立設され、このコ
ラム28にはスピンドル29が上下動自在に支持されて
いる。
このスピンドル29は図示しないチェノを介してバラン
サウェイト(図示せず)に連結され、小さな力で円滑に
移動するようにされている。
また、スピンドル29はバンドル30を回転させること
により、図示しない歯車連動機構及び送りねじ機構を介
して上下動できるようにされるとともに、この歯車連動
機構には図示しないクラッチを介して測定ヘッド駆動機
構としてのモータ31が連結され、クラッチの作動時モ
ータ31によってスピンドル29を自動的に上下動でき
るようにされている。
前詰スピンドル29の下端部には測定ヘッド32が固着
され、この測定ヘッド32は一対の接触針33を有して
いる。
また、測定ヘッド32の内部の概略構造は、第2図に示
されている。
第2図において、一対の接触針33は、測定ヘッド32
の筐体部分を構成するヘッド本体34の両端近傍にそれ
ぞれ回動自在に支持された接触針支持部材35にそれぞ
れ各別に固着されている。
これらの支持部材35にはそれぞれ取付部材36を介し
てコア37が取付けられ、このコア37は前記ヘッド本
体34に取付けられたコイル38内に挿入されている。
これらのコア37及びコイル38により差動トランス3
9が構成され、この差動トランス39により各接触針保
持部材35の傾き量ひいては接触針33の傾き量を計測
できるようになっている。
また、ヘッド本体34の中央部には、傾動部材40の下
部が軸41により回動自在に支持され、この傾動部材4
0に上部に設けられた角形切欠部42の両側壁面には偏
心カム43の外面が当接され、この偏心カム43が図示
しないモータにより回転された際、傾動部材40は軸4
1を中心として左または右に傾動するようになっている
さらに、この傾動部材40の下部には、所定間隔を離し
て一対の板ばね44が固定され、この一対の板ばね44
の両端部は傾動部材40から突出して延長されている。
この板ばね44の両延長端部間には、前記各接触針保持
部材35にそれぞれ一端を固定された作動体45の他端
が挿入され、この作動体45の他端に固定された太鼓状
の当接体46が、傾動部材40の傾斜時に、一対の板ば
ね44のいずれかに当接するようにされている。
このような構成の内径測定器の作用につき、第3図をも
参照して説明する。
測定開始前に、腕部材4の長さを調整してテーブル2の
摺動位置を設定するとともに、スライダ5の位置を調整
してテーブル2の摺動のストロークを設定し、さらにつ
まみ付き送りねじ軸24を操作して中間移動台21を動
かし、被測定部材としてのりングゲージ19と基準ブロ
ックゲージ27との中心位間距離が測定ヘッド32の一
対の接触針33間距離にほぼ等しくなるように設定して
おく。
ついで、バンドル30またはモータ31を駆動して測定
ヘッド32を降下させ、接触針33をリングゲージ19
内及び一対の挾みブロックゲージ26間に位置させる。
この際、リングゲージ19内における接触針33の位置
は、第3図中記号0で示される位置である。
この後、電源を入れてテーブル駆動機構9のモータ8を
駆動し、回転体6を駆動してテーブル2を第1図中左方
向に移動させると、やがて接触針33がリングゲージ1
9の右内壁及び右方の挾みゲージ26の左側壁に当接し
、さらにテーブル2をストロークエンドに達するまで移
動させると、接触針33が当接時よりも左方に傾かされ
、この傾きによる接触針33の移動量が差動トランス3
9で測定される。
この際、接触針33には所定の測定圧が加わるように、
測定ヘッド32に設けられたモータ(図示せず)がテー
ブル2の移動を検知して自動的に駆動され、偏心カム4
3が所定角度回転されて傾動部材40が右方に傾けられ
、これにより一対の板ばね44、当接体46、作動体4
5及び支持部材35を介して接触針33の下端は右方に
傾けられている。
従って、接触針33がリングゲージ19あるいは挾みブ
ロックゲージ26に当接して左方に傾けられると、接触
針33には一対の板ばね44による付勢力が測定圧とし
て加わることとなる。
この状態は、第3図の記号1で示されている。
テーブル2が左方向ストロークエンドに達すると、回転
体6の駆動は停止され、一方、被測定物載置台駆動用の
モータ18が自動的に駆動されて被測定物載置台12が
第1図中紙面前面側に向って移動され、接触針33は測
定圧の作用と相俟ってリングゲージ19の右内壁に沿っ
て移動することとなる。
この移動により接触針33がリングゲージ19の右内壁
の最奥部すなわち第3図中記号2の位置を通過する際、
測定ヘッド32の差動トランス39による測定値の変化
量が(+)から(−)に変化することを検知してピーク
値が測定される。
一方、右方の挾みブロックゲージ26に当接されている
接触針33も、当接による傾き量が測定されているため
、両方の接触針33の傾き量の差が検知記録される。
このようにしてピーク値が記録された後、載置台12が
さらに第1図中紙面前面に所定量移動されると、モータ
18の駆動が自動的に停止されて載置台12の送りが停
止され、接触針33の位置は第3図中記号3の位置とな
る。
次に、回転体6が再び駆動され、スライダ5と腕部材4
とのクランク運動により前述とは逆方向すなわちリング
ゲージ19を第1図中右方に移動させるようにテーブル
2を駆動する。
これにより、テーブル2が右方のストロークエンド近傍
になると、接触針33はリングゲージ19の左側の内壁
に当接し、所定量前述とは逆方向に傾けられる。
この際、接触針33には前述とは逆方向の測定圧が加っ
ていなければならないため、測定ヘッド32に設けられ
たモータ(図示せず)が再度駆動されて偏心カム43に
より傾動部材40の傾き方向が変えられ、板ばね44に
よる付勢方向が逆にされる。
テーブル2がストロークエンドになると、回転体6の駆
動が停止され、接触針33の位置は第3図中記号4で示
される位置となる。
ついで、被測定物載置台駆動用のモータ18が前述とは
逆方向に回転され、被測定物載置台12も逆方向に移動
される。
この移動により接触針33はリングゲージ19の左方の
内壁に沿って移動し、第3図中記号5の位置にくるピー
ク値が測定記憶され、かつ、この状態におけるリングゲ
ージ19に接した接触針33の変位量及び左方の挾みブ
ロックゲージ26に当接した接触針33の変位量の差が
測定記憶される。
このピーク値の通過後、載置台12は、リングゲージ1
9の内壁と接触針33との当接位置が第3図中記号6の
位置まで移動されて停止され、ついで回転体6が再び駆
動されて測定初期位置の状態にされ、停止される。
上述の一連の動作により、一対の接触針33の右側ピー
ク値での測定値の差及び左側ピーク値での測定値の差が
測定できるから、これらの差を加えた値にさらに基準ブ
ロックゲージ27の寸法を加えればリングゲージ19の
内直径の測定ができることとなる。
しかし、上述のような既特許出願に係る内径測定器にお
ける測定値の検出は、左右一対の接触針33ごとにそれ
ぞれ別個の差動トランス39により測定された変位量を
もとにして行なわれているため、テーブル2の停止位置
が少しでも異なると、同一のリングゲージ19を測定し
ても測定値が異なってくるという不都合がある。
すなわち、停止位置が異なると、リングゲージ19及び
挾みゲージ26によって傾けられる接触針33傾き状態
が異なることとなる。
このため、コア37のコイル38に対する相対位置が異
なることになるが、2つの差動トランス39における特
性の直線性、中心位置からの対称性、キャリブレーショ
ン(校正)の度合、極性切換時のノイズの影響の受は方
、ドリフト状態等は微妙に異なるため、これらの影響を
受けた測定値には比較的大きな誤差が生じてくることと
なり、測定値をばらつかせる欠点となる。
本考案の目的は、テーブルの停止位置などが多少異って
も測定値に誤差の入り込むことの少ない内径測定器を提
供するにある。
本考案は、各接触針が取付けられる接触針支持部材をヘ
ッド本体に対してそれぞれ別個に揺動可能に支持すると
ともに、これらの支持部材間に跨って両支持部材の相対
変位を検出する検出機構を設け、両支持部材の変位を別
個にではなく、同時に相対変位として検出するようにし
て前記目的を達成しようとするものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
ここにおいて、本実施例の全体外観構造は、前記第1図
の構造と全く同一であるから、説明を省略し、内部構造
の異なる測定ヘッドの部分についてのみ説明する。
また、前記第1図及び第2図の形状測定器と同一もしく
は相当構成部分には同一符号を用い説明を省略または簡
略にする。
第4図ないし第6図には、測定ヘッド32の詳細が示さ
れている。
これらの図において、筐体部分を構成するヘッド本体3
4の天井内側面には、4箇所においてボルト51及びナ
ツト52により取付は位置を調整可能にされた支持天板
53が固定されている。
この支持天板53の長手方向両端面には、所定間隔を隔
てて各々2枚の板ばね54の上端が固定されて吊下され
ている。
これらの板ばね54のうち、互いに向き合った板ばね5
4の下端部間にはそれぞれ支持天板53の長手力向長さ
と等しい長さを有する揺動体55が固定され、これらの
各揺動体55は各一対の板ばね54の作用により、あた
かも遊動内水のように長手方向に平行に揺動できるよう
にされている。
これらの揺動体55の互に反対側の一端部下面にはそれ
ぞれ接触針支持部材35が固着され、これらの接触針支
持部材35にはそれぞれ接触針33の上端がねじ止め固
定されている。
この際、接触針33のねじ止め方向は、接触針33の当
接方向と直交する方向とされ、接触針33が通常の測定
圧より異常に大きい当接力で何かに当接された際、前記
ねじ止め部で接触針33が回動し、接触針33の破損が
防止されるようになっている。
また、接触針支持部材35上にはそれぞれ取付部材36
を介してコア37が取付けられ、このコア37はコイル
38中に挿入され、これらのコア37とコイル38とに
より差動トランス39が構成されている。
この際、この差動トランス39は、前述のように被測定
物の内径寸法を測るために使用されるものではなく、後
述するように、被測定物であるリングゲージ19と基準
ブロックゲージ27との中心間の距離を設定するための
ものである。
前記一対の揺動体55のうち一方、例えば第5図中左方
の揺動体55上にはブラケット56を介してコア57が
取付けられ、他方すなわち第5図中右方の揺動体55上
にはブラケット58を介してコイル59が取付けられ、
このコイル59内に前記コア57が挿入されて検知手段
としての差動トランス60が構成されている。
なお、符号61はヘッド本体34に螺合され、接触針支
持部材35の揺動を規制するストッパであり、符号62
はヘッド本体34に取付けられるカバーである。
次に本実施例の作用につき第7図A−Cをも参照して説
明する。
第7図A−Cは、ベース1に摺動自在なテーブル2に設
けられた被測定物載置台12上に載置されたりングゲー
ジ19と、基準ブロック載置台13上に載置された基準
ゲージブロック27との中心間距離を適正に設定するた
めの動作の説明図である。
第7図Aにおいて、基準ブロック載置台13の基台20
上に設けられた中間移動台21を、つまみ付き送りねじ
軸24を操作して矢印方向すなわち図中右方に移動させ
、リングゲージ19と基準ブロックゲージ27との間隔
を比較的離しておく、この状態でスピンドル29を降下
させ、測定ヘッド32の両方の接触針33をリングゲー
ジ19内あるいは一対の挾みブロックゲージ26間に位
置させる。
この際、回転体6とテーブル2とを連結する腕部材4の
長さは比較的短かい寸法11とされている。
また、リングゲージ19の図中右側の内壁面と左方の接
触針33との距離は、図中右方の挾みブロックゲージ2
6の左側壁面と右方の接触針33との距離よりも小さく
されている。
ついで、第7図Bに示されるように、腕部材4の長さを
前記寸法1□より大きい寸法1□にすると、テーブル2
が矢印方向すなわち図中左方に移動し、リングゲージ1
9の右側の内壁面と左方の接触針33とが接触し、所定
量だけ接触針33が傾けられる。
この接触針33の傾き量を、前記測定ヘッド32の左方
に設けられた差動トランス39を介してメータ63で測
定し、メータ63の指針の移動角度θを記憶しておく。
ついで、このメータ63の回路を右方の接触針33に連
動する差動トランス39の回路に切換え、こののち、第
7図Cに示されるように、再びつまみ付き送りねじ軸2
4を操作して中間移動台21を前述とは逆方向すなわち
図中左方向に移動させ、右方の挾みブロックゲージ26
の左側壁面に右方の接触針33を当接させ、メータ63
の指針の移動角度が丁度θになるまで移動させて停止さ
せる。
このようにすれば、リングゲージ19と基準ブロックゲ
ージ27との中心間距離を適正に設定でき、両方の接触
針33にほぼ同じ測定予圧を与えることができる。
また、このようにして中心間距離を設定したのち、前記
第1図の場合と同様にしてリングゲージ19の内直径を
測定する。
この内直径の測定時には、一対の揺動体55間に設けら
れた差動トランス60を用いてリングゲージ19と基準
ブロックゲージ27との寸法の比較を行ない測定するこ
ととなる。
上述のような本実施例によれば、テーブル2の停止位置
にばらつきがあっても、1つの差動トランス60により
測定しているから、そのばらつきによる測定誤差への影
響を少なくできる。
また、各一対の揺動体55を板ばね54により吊下する
だけで接触子33に測定圧を与えることができ、モータ
等の高価な部品を省略でき、安価に製造できる。
さらに、支持天板53は4箇所で取付は状態調整可能に
されているから、揺動体55の吊下状態を容易に最適状
態にできる。
なお、実施にあたり、一対の揺動体55間に設けられる
検出手段としては、差動トランス60に限らず、他の手
段例えばリニアエンコーダなどを用いてもよく、要する
に一対の揺動体55の相対移動を検出できる手段であれ
ばよい。
また、揺動体55と接触針支持部材35とは前記実施例
のように別体にしたものに限らず、一体にしてもよく、
従って揺動体55は接触針支持部材35の一部と考えて
もよくその名称は問題としない。
さらに、揺動体55の吊下機構は、板ばね54によるも
のに限らず、例えば、単なる棒状部材で各連結部を回動
自在にして吊下げ、この棒状部材と支持天板55との間
に棒状部材の回動時に当接して棒状部材に付勢力を与え
るコイルばねなどの付勢手段を設けたものでよい。
上述のように、本考案によれば、テーブルの停止位置の
ばらつきなどによっても測定誤差を発生することの少な
い内径測定器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は現在出願中の内径測定器の全体構造を示す一部
を切欠いた正面図、第2図は第1図の内径測定器に用い
られる測定ヘッドの概略の内部構造を示す拡大断面図、
第3図は第1図の内径測定器の動作説明図、第4図は本
考案に係る内径測定器に用いられる測定ヘッドのカバー
を取除いた状態の正面図、第5図は第4図の略■−■線
に沿う断面矢視図、第6図は第4図のVI−VI線に沿
う矢視図、第7図A−Cは本考案の動作説明図である。 1・・・・・・ベッド、2・・・・・・テーブル、9・
・・・・・テーブル駆動機構、12・・・・・・被測定
物載置台、13・・・・・・基準ブロック載置台、19
・・・・・・被測定物としてのリングゲージ、26・・
・・・・挾みブロックゲージ、27・・・・・・基準ブ
ロックゲージ、28・・・・・・コラム、32・・・・
・・測定ヘッド、33・・・・・・接触針、34・・・
・・・ヘッド本体、35・・・・・・接触針支持部材、
54・・・・・・板ばね、55・・・・・・揺動体、5
7・・・・・・コア、59・・・・・・コイル、

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)ベッドと、このベッド上を所定方向に摺動可能に
    設けられるとともに被測定物及び基準ブロックを取付は
    可能なテーブルと、前記ベッドに設けられテーブルを所
    定方向に駆動するテーブル駆動機構と、前記テーブル上
    に取付けられた被測定物及び基準ブロックに接触して被
    測定物の内径を計測する一対の接触針を有するとともに
    前記ベッド上に立設されたコラムに上下動可能に設けら
    れた測定ヘッドとを備え、前記測定ヘッドは、ヘッド本
    体を有するとともに、このヘッド本体にそれぞれ別個に
    揺動可能に支持されかつ少なくとも測定時には測定圧を
    生ずる方向に付勢される一対の接触針支持部材を設け、
    この一対の接触針支持部材にはそれぞれ接触針を取付け
    るとともに、一対の接触針支持部材間には両支持部材間
    の相対変位を検出する検出手段を設けたことを特徴とす
    る内径測定器。
  2. (2)前記実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記一対の接触針支持部材は、それぞれ一対の平行板ばね
    によりヘッド本体に吊下され、これらの各一対の平行板
    ばねによって各接触針支持部材はヘッド本体に揺動可能
    かつ測定時の測定圧を付与可能にされたことを特徴とす
    る内径測定器。
JP14675479U 1979-10-23 1979-10-23 内径測定器 Expired JPS6042321Y2 (ja)

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