JPH0240488Y2 - - Google Patents
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- JPH0240488Y2 JPH0240488Y2 JP4958382U JP4958382U JPH0240488Y2 JP H0240488 Y2 JPH0240488 Y2 JP H0240488Y2 JP 4958382 U JP4958382 U JP 4958382U JP 4958382 U JP4958382 U JP 4958382U JP H0240488 Y2 JPH0240488 Y2 JP H0240488Y2
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Landscapes
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、互いに直交するX,Y及びZ軸線方
向に変位可能とされたスピンドルに取付けられた
測定子を基台上に載置された被測定物に関与さ
せ、この測定子の移動変位から被測定物の形状等
を計測する三次元測定機に関する。
向に変位可能とされたスピンドルに取付けられた
測定子を基台上に載置された被測定物に関与さ
せ、この測定子の移動変位から被測定物の形状等
を計測する三次元測定機に関する。
従来の三次元測定機においては、Z軸線(鉛
直)方向に移動可能とされたスピンドルの上端は
カバーに覆われており、その下端にのみ測定子が
取付けられ、この測定子を下方に移動させて基台
上に載置された被測定物に当接させて被測定物の
形状等の測定を行なつている。
直)方向に移動可能とされたスピンドルの上端は
カバーに覆われており、その下端にのみ測定子が
取付けられ、この測定子を下方に移動させて基台
上に載置された被測定物に当接させて被測定物の
形状等の測定を行なつている。
しかし、大型の中空の被測定物のような場合に
は、被測定物の上下に被測定箇所があるため、こ
れらの測定にあたつては上部の測定と下部の測定
とでは、被測定物の天地を逆にして基台上に取付
け直して測定を行なわねばならず、測定操作が非
常に煩雑になるという欠点があつた。
は、被測定物の上下に被測定箇所があるため、こ
れらの測定にあたつては上部の測定と下部の測定
とでは、被測定物の天地を逆にして基台上に取付
け直して測定を行なわねばならず、測定操作が非
常に煩雑になるという欠点があつた。
このため、スピンドルを支持するスピンドル支
持部を、X方向スライダにY軸線を回動中心とし
て反転可能に設け、被測定物の取付けをそのまま
にして上下の被測定箇所を測定可能にした測定機
が本考案者によつて提案されている(特開昭58−
90116号公報)。
持部を、X方向スライダにY軸線を回動中心とし
て反転可能に設け、被測定物の取付けをそのまま
にして上下の被測定箇所を測定可能にした測定機
が本考案者によつて提案されている(特開昭58−
90116号公報)。
この測定機においては、従来の測定機に比べ作
業性は大巾に改善されてはいるが、被測定物の上
下を交互に計測するような場合には、いちいちス
ピンドルを反転させねばならず、作業能率は必ず
しも良くなく、より作業能率の改善が望まれてい
る。また、反転することによりスピンドルに加わ
る重力の方向が反対となるため、重量バランスを
調整しなければならないが、この調整も難しいと
いう問題点もある。
業性は大巾に改善されてはいるが、被測定物の上
下を交互に計測するような場合には、いちいちス
ピンドルを反転させねばならず、作業能率は必ず
しも良くなく、より作業能率の改善が望まれてい
る。また、反転することによりスピンドルに加わ
る重力の方向が反対となるため、重量バランスを
調整しなければならないが、この調整も難しいと
いう問題点もある。
本考案の目的は、上下に被測定箇所がある被測
定物の測定を迅速に行なえ、かつ、重重バランス
の調整の心配もない三次元測定機を提供するにあ
る。
定物の測定を迅速に行なえ、かつ、重重バランス
の調整の心配もない三次元測定機を提供するにあ
る。
本考案は、X軸線方向に移動可能なスライダに
スピンドル支持体を取付けるとともに、このスピ
ンドル支持体に該スピンドル支持体を貫通してZ
軸線方向変位可能にスピンドルを取付け、このス
ピンドルのスピンドル支持体から突出された両端
部にそれぞれ測定子を取付け、これらの両測定子
により被測定物の上下の被測定箇所を、スピンド
ル支持体の反転等を必要とせず、スピンドルの移
動によつてのみ測定可能とし、かつ、スピンドル
に重量バランス手段を取付けてスピンドルの操作
を軽快にさせ、この重量バランス手段の調整は、
スピンドルを反転させないことにより不要にして
前記目的を達成しようとするものである。
スピンドル支持体を取付けるとともに、このスピ
ンドル支持体に該スピンドル支持体を貫通してZ
軸線方向変位可能にスピンドルを取付け、このス
ピンドルのスピンドル支持体から突出された両端
部にそれぞれ測定子を取付け、これらの両測定子
により被測定物の上下の被測定箇所を、スピンド
ル支持体の反転等を必要とせず、スピンドルの移
動によつてのみ測定可能とし、かつ、スピンドル
に重量バランス手段を取付けてスピンドルの操作
を軽快にさせ、この重量バランス手段の調整は、
スピンドルを反転させないことにより不要にして
前記目的を達成しようとするものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第1図の全体構造図において、略直方体に形成
された石定盤からなる基台21は、複数の被測定
物取付用ねじ穴22をその上面を有するととも
に、長手方向に直交する前後の端面に断面L字形
の把手23をそれぞれ有している。この基台21
の左右の両側面には複数の穴24が設けられてお
り、この穴24は図示してないが第1図中基台2
1の向う側の面にも設けられていて、かつ、Y軸
線方向に一直線状に配列されている。これらの穴
24には接着剤を介して支持軸25が固定され、
これらの基台21の両側の支持軸25にはそれぞ
れY軸線方向案内部を構成する各1本の案内レー
ル31,32が着脱可能に取付けられている。こ
れらの案内レール31,32は、基台21の長手
方向(Y軸線方向)の長さより長く形成されると
ともに、基台21の上面より下方であつてこの上
面に平行かつ基台21の側面から突出して設けら
れている。この際、案内レール31,32が基台
21の上面より下方であるということは、案内レ
ール31,32の上面が基台21の上面と同一以
下の位置にあるという意味である。また、両案内
レール31,32は、円柱の両側を平行に削り落
して長手方向に直交する断面形状が円弧部分及び
直線部分からなる略小判形となるようにされ、さ
らに、一方すなわち第1図中手前の案内レール3
1の外側面には案内レール31の長手方向に沿つ
てほぼその全長にわたつて凹溝(図示せず)が形
成されている。この凹溝内にはスケール33が貼
付され、このスケール33は、例えばステンレス
板の表面にμmオーダーの縦目盛を形成された反
射型スケールとされている。
された石定盤からなる基台21は、複数の被測定
物取付用ねじ穴22をその上面を有するととも
に、長手方向に直交する前後の端面に断面L字形
の把手23をそれぞれ有している。この基台21
の左右の両側面には複数の穴24が設けられてお
り、この穴24は図示してないが第1図中基台2
1の向う側の面にも設けられていて、かつ、Y軸
線方向に一直線状に配列されている。これらの穴
24には接着剤を介して支持軸25が固定され、
これらの基台21の両側の支持軸25にはそれぞ
れY軸線方向案内部を構成する各1本の案内レー
ル31,32が着脱可能に取付けられている。こ
れらの案内レール31,32は、基台21の長手
方向(Y軸線方向)の長さより長く形成されると
ともに、基台21の上面より下方であつてこの上
面に平行かつ基台21の側面から突出して設けら
れている。この際、案内レール31,32が基台
21の上面より下方であるということは、案内レ
ール31,32の上面が基台21の上面と同一以
下の位置にあるという意味である。また、両案内
レール31,32は、円柱の両側を平行に削り落
して長手方向に直交する断面形状が円弧部分及び
直線部分からなる略小判形となるようにされ、さ
らに、一方すなわち第1図中手前の案内レール3
1の外側面には案内レール31の長手方向に沿つ
てほぼその全長にわたつて凹溝(図示せず)が形
成されている。この凹溝内にはスケール33が貼
付され、このスケール33は、例えばステンレス
板の表面にμmオーダーの縦目盛を形成された反
射型スケールとされている。
前記両側の案内レール31,32には角柱状の
支柱41,42がそれぞれ案内レール31,32
の長手方向(Y軸線方向)に沿つて移動自在に支
持されている。これらの両側の支柱41,42の
うち一方の支柱41内には図示しないY方向検出
器が収納され、この検出器と前記スケール33と
により支柱41のY軸線方向の移動量が検出でき
るようにされている。
支柱41,42がそれぞれ案内レール31,32
の長手方向(Y軸線方向)に沿つて移動自在に支
持されている。これらの両側の支柱41,42の
うち一方の支柱41内には図示しないY方向検出
器が収納され、この検出器と前記スケール33と
により支柱41のY軸線方向の移動量が検出でき
るようにされている。
前記両側の支柱41,42の途中には、両支柱
41,42間のY軸線方向と同一平面内で略直交
する方向となるX軸線方向の間隔を所定寸法に設
定するために1本の丸棒からなる横部材43が渡
設され、さらに両支柱41,42の上端部間には
それぞれ連結部44,45を介して2本の丸棒か
らなるスライダ案内レール46,47及び1本の
丸棒からなるスライダ微動レール48が前記案内
レール31,32に直交しかつ基台21の上面に
平行な方向、すなわちX軸線方向に掛け渡されて
いる。これらのスライダ案内レール46,47に
は箱状のスライダ49がスライダ案内レール4
6,47に沿つてX軸線方向移動自在に支持さ
れ、このスライダ49には角度計測手段50を介
して箱状のスピンドル支持体51がY軸線を回動
中心として傾斜可能に支持されている。このスピ
ンドル支持体51にはスピンドル52がスピンド
ル支持体51を貫通してその中心軸方向に摺動自
在に支持されるとともに、このスピンドル52の
上端及び下端には測定子53がそれぞれ取付けら
れている。この際、スピンドル52はスピンドル
支持体51の傾斜が零のとき、丁度Z軸線方向
(鉛直上下方向)に移動できるように設定され、
これにより前記スライダ49のX軸線方向の移動
及び支柱41,42のY軸線方向の移動と相俟つ
てスピンドル52及び上下の測定子53は基台2
1及びこの基台21上に載置される被測定物54
に対し互いに直交するX,Y,Z軸線方向に任意
に移動できるようにされている。また、これらの
支柱41,42、横部材43、連結部44,4
5、スライダ案内レール46,47、スライダ4
9、角度計測手段50、スピンドル支持体51及
びスピンドル52により測定子支持部材40が構
成されている。
41,42間のY軸線方向と同一平面内で略直交
する方向となるX軸線方向の間隔を所定寸法に設
定するために1本の丸棒からなる横部材43が渡
設され、さらに両支柱41,42の上端部間には
それぞれ連結部44,45を介して2本の丸棒か
らなるスライダ案内レール46,47及び1本の
丸棒からなるスライダ微動レール48が前記案内
レール31,32に直交しかつ基台21の上面に
平行な方向、すなわちX軸線方向に掛け渡されて
いる。これらのスライダ案内レール46,47に
は箱状のスライダ49がスライダ案内レール4
6,47に沿つてX軸線方向移動自在に支持さ
れ、このスライダ49には角度計測手段50を介
して箱状のスピンドル支持体51がY軸線を回動
中心として傾斜可能に支持されている。このスピ
ンドル支持体51にはスピンドル52がスピンド
ル支持体51を貫通してその中心軸方向に摺動自
在に支持されるとともに、このスピンドル52の
上端及び下端には測定子53がそれぞれ取付けら
れている。この際、スピンドル52はスピンドル
支持体51の傾斜が零のとき、丁度Z軸線方向
(鉛直上下方向)に移動できるように設定され、
これにより前記スライダ49のX軸線方向の移動
及び支柱41,42のY軸線方向の移動と相俟つ
てスピンドル52及び上下の測定子53は基台2
1及びこの基台21上に載置される被測定物54
に対し互いに直交するX,Y,Z軸線方向に任意
に移動できるようにされている。また、これらの
支柱41,42、横部材43、連結部44,4
5、スライダ案内レール46,47、スライダ4
9、角度計測手段50、スピンドル支持体51及
びスピンドル52により測定子支持部材40が構
成されている。
前記連結部44,45は、第2図に拡大して示
されるように、側面に突出部が形成された連結ブ
ロツク111,112をそれぞれ備え、これらの
連結ブロツク111,112は、図示しない調整
手段を介して各支柱41,42に支持されてい
る。この調整手段は、前記各支柱41,42にね
じ込み位置調整可能に螺合された位置決めブツシ
ユなどからなり、スライダ案内レール46,47
ひいては測定子53のX,Y及びZ軸線方向の位
置調整ができるようになつている。
されるように、側面に突出部が形成された連結ブ
ロツク111,112をそれぞれ備え、これらの
連結ブロツク111,112は、図示しない調整
手段を介して各支柱41,42に支持されてい
る。この調整手段は、前記各支柱41,42にね
じ込み位置調整可能に螺合された位置決めブツシ
ユなどからなり、スライダ案内レール46,47
ひいては測定子53のX,Y及びZ軸線方向の位
置調整ができるようになつている。
また、連結部44の構造は、第2図に示される
ように、支柱41の前後の側壁間の間隔より狭く
形成され両側壁間に隙間をもつて挿入された前記
連結ブロツク111と、このブロツク111にX
軸線方向に貫通して取付けられるとともにスライ
ダ案内レール46,47の端部小径部が挿入され
るブツシユ113,114と、これらの各ブツシ
ユ113,114内に一部が挿入されるとともに
つば部が係止されるつば付ブツシユ115,11
6と、これらの各ブツシユ115,116を貫通
して各案内レール46,47の端部にねじ込まれ
両案内レール46,47と連結ブロツク111と
の連結を行なうボルト117,118と、前記図
示しない調整手段とから構成されている。
ように、支柱41の前後の側壁間の間隔より狭く
形成され両側壁間に隙間をもつて挿入された前記
連結ブロツク111と、このブロツク111にX
軸線方向に貫通して取付けられるとともにスライ
ダ案内レール46,47の端部小径部が挿入され
るブツシユ113,114と、これらの各ブツシ
ユ113,114内に一部が挿入されるとともに
つば部が係止されるつば付ブツシユ115,11
6と、これらの各ブツシユ115,116を貫通
して各案内レール46,47の端部にねじ込まれ
両案内レール46,47と連結ブロツク111と
の連結を行なうボルト117,118と、前記図
示しない調整手段とから構成されている。
なお、他方の連結部45は、第2図に連結ブロ
ツク112のみが示されているが、他の構造は連
結部44と同様であり、X,Y,Z各軸線方向の
位置調整も同様に行なえるようになつている。
ツク112のみが示されているが、他の構造は連
結部44と同様であり、X,Y,Z各軸線方向の
位置調整も同様に行なえるようになつている。
第2図ないし第4図において、前記両連結部4
4,45の連結ブロツク111,112の上端部
間に掛け渡された前記スライダ微動レール48
は、その軸方向に移動可能にされるとともに、連
結ブロツク111に挿通された部分には図示しな
い微細ねじが設けられ、この微細ねじに螺合され
るとともに連結ブロツク111により軸方向移動
不可能に支持された調整ナツト141を回すこと
により微動レール48が軸方向に微量づつ移動で
きるようにされている。また、微動レール48の
途中は、スライダ49の上面に立設された一対の
ブラケツト142,143に摺動自在に挿入され
るとともに、一方のブラケツト142にねじ込ま
れた締付ねじ144で微動レール48を締付ける
ことによりレール48とスライダ49とが一体化
され、この状態で調整ナツト141を回すことに
よりスライダ49をX軸方向に微動送りできるよ
うにされている。また、上方のスライダ案内レー
ル46にはスケール145が固定され、このスケ
ール145とスライダ49内に設けられたX方向
検出器181(第4図参照)との作用によりスラ
イダ49ひいては測定子53のX軸線方向の移動
量を検出できるようになつている。
4,45の連結ブロツク111,112の上端部
間に掛け渡された前記スライダ微動レール48
は、その軸方向に移動可能にされるとともに、連
結ブロツク111に挿通された部分には図示しな
い微細ねじが設けられ、この微細ねじに螺合され
るとともに連結ブロツク111により軸方向移動
不可能に支持された調整ナツト141を回すこと
により微動レール48が軸方向に微量づつ移動で
きるようにされている。また、微動レール48の
途中は、スライダ49の上面に立設された一対の
ブラケツト142,143に摺動自在に挿入され
るとともに、一方のブラケツト142にねじ込ま
れた締付ねじ144で微動レール48を締付ける
ことによりレール48とスライダ49とが一体化
され、この状態で調整ナツト141を回すことに
よりスライダ49をX軸方向に微動送りできるよ
うにされている。また、上方のスライダ案内レー
ル46にはスケール145が固定され、このスケ
ール145とスライダ49内に設けられたX方向
検出器181(第4図参照)との作用によりスラ
イダ49ひいては測定子53のX軸線方向の移動
量を検出できるようになつている。
前記スライダ49の両ブラケツト142,14
3間には支持体角度微調整ねじ151が回転自在
かつ軸方向移動不可能に支持され、この微調整ね
じ151にはナツト部材152が螺合され、この
ナツト部材152の下部に形成されたU字溝15
2A(第4図参照)には固定ねじ153が挿入さ
れ、この固定ねじ153は回動アーム154の横
腕154Aの先端にねじ込まれている。従つて、
この固定ねじ153がゆるめられているときは、
ナツト部材152は微調整ねじ151の回転に伴
ない移動され、一方、締付けられているときは微
調整ねじ151の回転ができないようにされてい
る。また、前記回動アーム154の下端部はスピ
ンドル支持体51の回転中心軸182に摺動駒1
83を介して係合され、この回動アーム154内
に挿入された締付ねじ155をねじ込むことによ
り摺動駒183が中心軸182に圧接されて回動
アーム154と前記回転中心軸182とが一体に
固定されるようになつている。
3間には支持体角度微調整ねじ151が回転自在
かつ軸方向移動不可能に支持され、この微調整ね
じ151にはナツト部材152が螺合され、この
ナツト部材152の下部に形成されたU字溝15
2A(第4図参照)には固定ねじ153が挿入さ
れ、この固定ねじ153は回動アーム154の横
腕154Aの先端にねじ込まれている。従つて、
この固定ねじ153がゆるめられているときは、
ナツト部材152は微調整ねじ151の回転に伴
ない移動され、一方、締付けられているときは微
調整ねじ151の回転ができないようにされてい
る。また、前記回動アーム154の下端部はスピ
ンドル支持体51の回転中心軸182に摺動駒1
83を介して係合され、この回動アーム154内
に挿入された締付ねじ155をねじ込むことによ
り摺動駒183が中心軸182に圧接されて回動
アーム154と前記回転中心軸182とが一体に
固定されるようになつている。
このため、締付ねじ155にをるめた状態では
スピンドル支持体51はスライダ49に傾斜自在
にされ、一方、締付ねじ155を締付ければスピ
ンドル支持体51を任意の角度で固定できるよう
にされ、さらに、この締付ねじ155の締付状態
で、かつ固定ねじ153をゆるめ、微調整ねじ1
51を回転させれば、支持体51の角度を微調整
できるようにされている。また、このときの支持
体51の傾斜角度は、前記角度計測手段50の主
尺156及び副尺157により正確に読取れるよ
うになつている。この際、主尺156は例えばス
ライダ49側に、副尺157はスピンドル支持体
51側に設けられており、これは逆でもよい。ま
た、摺動駒183と回動アーム154内の凹部と
の間には、圧縮ばね184が介装され、このばね
184の付勢力により摺動駒183と中心軸18
2との間に所定の摩擦力を付与し、この摩擦力に
よつて締付ねじ155がゆるめられてもすぐには
スピンドル支持体51が回動しないようにされて
いる。
スピンドル支持体51はスライダ49に傾斜自在
にされ、一方、締付ねじ155を締付ければスピ
ンドル支持体51を任意の角度で固定できるよう
にされ、さらに、この締付ねじ155の締付状態
で、かつ固定ねじ153をゆるめ、微調整ねじ1
51を回転させれば、支持体51の角度を微調整
できるようにされている。また、このときの支持
体51の傾斜角度は、前記角度計測手段50の主
尺156及び副尺157により正確に読取れるよ
うになつている。この際、主尺156は例えばス
ライダ49側に、副尺157はスピンドル支持体
51側に設けられており、これは逆でもよい。ま
た、摺動駒183と回動アーム154内の凹部と
の間には、圧縮ばね184が介装され、このばね
184の付勢力により摺動駒183と中心軸18
2との間に所定の摩擦力を付与し、この摩擦力に
よつて締付ねじ155がゆるめられてもすぐには
スピンドル支持体51が回動しないようにされて
いる。
前記スライダ49内には、図示しない計6個の
ローラが回転自在に支持され、各3個のローラに
より、上、下のスライダ案内レール46,47が
それらの周面120度方向から当接支持されている。
この際、上方のレール46に当接されるローラの
うち1つのローラはレール46の平面部分すなわ
ちスケール145が設けられている面に当接さ
れ、スケール145と前記検出器181に設けら
れるインデツクススケール(図示せず)とが平行
移動できるようにされている。
ローラが回転自在に支持され、各3個のローラに
より、上、下のスライダ案内レール46,47が
それらの周面120度方向から当接支持されている。
この際、上方のレール46に当接されるローラの
うち1つのローラはレール46の平面部分すなわ
ちスケール145が設けられている面に当接さ
れ、スケール145と前記検出器181に設けら
れるインデツクススケール(図示せず)とが平行
移動できるようにされている。
前記スピンドル52には軸方向に沿つてスケー
ル161が設けられるとともに、スピンドル52
はスピンドル支持体51内に設けられた上下各3
個のローラによりその軸方向に摺動自在に支持さ
れている。これらのうち、上方の3個のローラ2
01(第4図では1個のみ示されている)は、互
いにその法線方向が120度をなすようにされ、下
方の3個のローラは第4図に1個のローラ204
のみが示されているが、上方のローラ201と同
様に120度等配位置に設けられている。また、こ
れらの各ローラ201,204は偏心軸あるいは
偏心ブツシユに被嵌され、スピンドル52への当
接調整ができるようにされている。
ル161が設けられるとともに、スピンドル52
はスピンドル支持体51内に設けられた上下各3
個のローラによりその軸方向に摺動自在に支持さ
れている。これらのうち、上方の3個のローラ2
01(第4図では1個のみ示されている)は、互
いにその法線方向が120度をなすようにされ、下
方の3個のローラは第4図に1個のローラ204
のみが示されているが、上方のローラ201と同
様に120度等配位置に設けられている。また、こ
れらの各ローラ201,204は偏心軸あるいは
偏心ブツシユに被嵌され、スピンドル52への当
接調整ができるようにされている。
前記スケール161とスピンドル支持体51内
に設けられたZ方向検出器205との作用により
スピンドル52ひいては上下の測定子53の軸方
向の移動量すなわち支持体51の傾斜が零のとき
はZ軸線方向の移動量が計測できるようにされて
いる。また、スピンドル52の下端と支持体51
との間には、薄肉、巾広の板ばね材からなり、一
端をぜんまいばね状に巻込まれて形成された定圧
ばね162が張設されている。この定圧ばね16
2により重量バランス手段が構成されるととも
に、スピンドル52は定圧ばね162の付勢力と
自重とのバランスによりわずかな速度で上昇する
ように付勢され、かつ、スケール161の表面保
護も行なえるようにされている。
に設けられたZ方向検出器205との作用により
スピンドル52ひいては上下の測定子53の軸方
向の移動量すなわち支持体51の傾斜が零のとき
はZ軸線方向の移動量が計測できるようにされて
いる。また、スピンドル52の下端と支持体51
との間には、薄肉、巾広の板ばね材からなり、一
端をぜんまいばね状に巻込まれて形成された定圧
ばね162が張設されている。この定圧ばね16
2により重量バランス手段が構成されるととも
に、スピンドル52は定圧ばね162の付勢力と
自重とのバランスによりわずかな速度で上昇する
ように付勢され、かつ、スケール161の表面保
護も行なえるようにされている。
また、スピンドル支持体51を回転させてこの
スピンドル支持体51をX軸線方向と一致させた
場合には、スピンドル52、測定子53には定圧
ばね162の張力と逆方向に変位しようとする力
はほとんど作用しないので、前記より速い速度で
スピンドル52を所定の位置に移動させるよう構
成される。
スピンドル支持体51をX軸線方向と一致させた
場合には、スピンドル52、測定子53には定圧
ばね162の張力と逆方向に変位しようとする力
はほとんど作用しないので、前記より速い速度で
スピンドル52を所定の位置に移動させるよう構
成される。
前記スピンドル52の下端部には、第2図に示
されるように、スピンドル52と平行なスピンド
ル微動軸163が軸方向移動可能に支持され、こ
の微動軸163に設けられた微細ねじ(図示せ
ず)に螺合された調整ナツト164はスピンドル
52の下部に回転自在かつ軸方向移動不可能に支
持されており、この調整ナツト164を回すこと
によつてスピンドル52と微動軸163とは軸方
向に相対移動するようにされている。また、支持
体51の側面には前記微動軸163を支持体51
に固定する締付ねじ165がねじ込まれ、この締
付ねじ165により微動軸163を支持体51に
固定した状態で調整ナツト164を回転すること
によりスピンドル52をその軸方向に微動できる
ようになつている。
されるように、スピンドル52と平行なスピンド
ル微動軸163が軸方向移動可能に支持され、こ
の微動軸163に設けられた微細ねじ(図示せ
ず)に螺合された調整ナツト164はスピンドル
52の下部に回転自在かつ軸方向移動不可能に支
持されており、この調整ナツト164を回すこと
によつてスピンドル52と微動軸163とは軸方
向に相対移動するようにされている。また、支持
体51の側面には前記微動軸163を支持体51
に固定する締付ねじ165がねじ込まれ、この締
付ねじ165により微動軸163を支持体51に
固定した状態で調整ナツト164を回転すること
によりスピンドル52をその軸方向に微動できる
ようになつている。
さらに、スピンドル52の上端及び下端には測
定子取付ブツシユ171が止めねじ172により
着脱可能に取付けられ、この取付ブツシユ171
には測定子53が止めねじ173により着脱可能
に取付けられている。また、取付ブツシユ171
には、第5図にも示されるように、スピンドル5
2の軸線と直交する方向にも取付孔171Aが穿
設され、この取付孔171Aに測定子53を挿入
して止めねじ173で固定することにより、スピ
ンドル52の軸線と90度異なる方向に測定子53
の先端を向けうるようにされている。測定子53
は、その両端部に異なる形状の接触部53A,5
3Bが形成され、一方の接触部53Aは尖鋭状に
されるとともに、他方の接触部53Bは球状にさ
れている。なお、取付ブツシユ171を用いない
ことにより、取付ブツシユ171と同じ太さの測
定子530を使用することもできるようになつて
いる。
定子取付ブツシユ171が止めねじ172により
着脱可能に取付けられ、この取付ブツシユ171
には測定子53が止めねじ173により着脱可能
に取付けられている。また、取付ブツシユ171
には、第5図にも示されるように、スピンドル5
2の軸線と直交する方向にも取付孔171Aが穿
設され、この取付孔171Aに測定子53を挿入
して止めねじ173で固定することにより、スピ
ンドル52の軸線と90度異なる方向に測定子53
の先端を向けうるようにされている。測定子53
は、その両端部に異なる形状の接触部53A,5
3Bが形成され、一方の接触部53Aは尖鋭状に
されるとともに、他方の接触部53Bは球状にさ
れている。なお、取付ブツシユ171を用いない
ことにより、取付ブツシユ171と同じ太さの測
定子530を使用することもできるようになつて
いる。
前記スライダ49の下面には、第4図に示され
るように、スピンドル支持体51をスライダ49
に対して所定角度、例えばスピンドル52の軸線
が丁度鉛直方向(Z軸線方向)になるよう位置出
しする位置出し装置210が設けられている。こ
の位置出し装置210は、スライダ49にボルト
(図示せず)で固定される軸受部材212と、こ
の軸受部材212の貫孔212Aに水平方向摺動
自在に支持されるとともに一端部にねじ部として
の雄ねじ213A及びテーパ部としてのテーパ軸
213Bを一体に形成された係合軸213と、こ
の係合軸213の雄ねじ213A及びテーパ軸2
13Bにそれぞれ螺合及び係合されるねじ部とし
ての雌ねじ214A及びテーパ部としてのテーパ
孔214Bを一体に形成されるとともにスピンド
ル支持体51に接着剤215を介して位置決めし
て固定された係合ブツシユ214と、前記係合軸
213の他端に固定されたつまみ216と、この
つまみ216と軸受部材212との間に介装され
係合軸213を前記係合ブツシユ214から離れ
る方向に付勢する圧縮コイルばね217と、前記
係合軸213のテーパ軸213Bの近傍において
取付けられ前記ばね217による図中右方への付
勢力によつて係合軸213が軸受部材212から
脱出するのを防止するストツパ218とから構成
されている。
るように、スピンドル支持体51をスライダ49
に対して所定角度、例えばスピンドル52の軸線
が丁度鉛直方向(Z軸線方向)になるよう位置出
しする位置出し装置210が設けられている。こ
の位置出し装置210は、スライダ49にボルト
(図示せず)で固定される軸受部材212と、こ
の軸受部材212の貫孔212Aに水平方向摺動
自在に支持されるとともに一端部にねじ部として
の雄ねじ213A及びテーパ部としてのテーパ軸
213Bを一体に形成された係合軸213と、こ
の係合軸213の雄ねじ213A及びテーパ軸2
13Bにそれぞれ螺合及び係合されるねじ部とし
ての雌ねじ214A及びテーパ部としてのテーパ
孔214Bを一体に形成されるとともにスピンド
ル支持体51に接着剤215を介して位置決めし
て固定された係合ブツシユ214と、前記係合軸
213の他端に固定されたつまみ216と、この
つまみ216と軸受部材212との間に介装され
係合軸213を前記係合ブツシユ214から離れ
る方向に付勢する圧縮コイルばね217と、前記
係合軸213のテーパ軸213Bの近傍において
取付けられ前記ばね217による図中右方への付
勢力によつて係合軸213が軸受部材212から
脱出するのを防止するストツパ218とから構成
されている。
第6図には、本実施例の制御系の概略ブロツク
図が示され、変位検出装置300は、X方向検出
装置301、Y方向検出装置302及びZ方向検
出装置303を備えるとともに、Z方向検出装置
303の出力を、上方の測定子53が使用されて
いるか、下方の測定子53が使用されているかで
補正する上下測定子間補正機能304を備え、こ
の補正機能304は、測定者が操作する切換スイ
ツチなどから構成される識別手段310によつて
作動され、もしくは作動されないようになつてい
る。すなわち、補正機能304は両測定子53の
先端間寸法を記憶しており、今仮りに下方の測定
子53を基準として測定を行なつている場合、こ
の下方の測定子53による測定時には補正機能3
04は作動されず、一方、上方の測定子53によ
る測定時には作動されて両測定子53間の寸法分
補正した値を出力するようになつている。
図が示され、変位検出装置300は、X方向検出
装置301、Y方向検出装置302及びZ方向検
出装置303を備えるとともに、Z方向検出装置
303の出力を、上方の測定子53が使用されて
いるか、下方の測定子53が使用されているかで
補正する上下測定子間補正機能304を備え、こ
の補正機能304は、測定者が操作する切換スイ
ツチなどから構成される識別手段310によつて
作動され、もしくは作動されないようになつてい
る。すなわち、補正機能304は両測定子53の
先端間寸法を記憶しており、今仮りに下方の測定
子53を基準として測定を行なつている場合、こ
の下方の測定子53による測定時には補正機能3
04は作動されず、一方、上方の測定子53によ
る測定時には作動されて両測定子53間の寸法分
補正した値を出力するようになつている。
前記X,Y,Z方向検出装置301,302,
303は、それぞれ前記X方向検出器181、Y
方向検出器(図示せず)及びZ方向検出器205
を含む検出部を備えるとともに、これらの検出部
からの信号を増巾、波形整形、微分、その他の処
理をする信号処理部並びにこの信号処理部からの
信号を計数する計数部を備えており、一般的な検
出装置である。これらのX,Y方向検出装置30
1,302の出力及び補正機能304を介するZ
方向検出装置303の出力は、それぞれ演算・制
御装置320に入力され、所定の演算処理等がな
されて表示装置330及びプリンタ等のデータ処
理装置340に出力され、表示及び記録されるよ
うになつている。
303は、それぞれ前記X方向検出器181、Y
方向検出器(図示せず)及びZ方向検出器205
を含む検出部を備えるとともに、これらの検出部
からの信号を増巾、波形整形、微分、その他の処
理をする信号処理部並びにこの信号処理部からの
信号を計数する計数部を備えており、一般的な検
出装置である。これらのX,Y方向検出装置30
1,302の出力及び補正機能304を介するZ
方向検出装置303の出力は、それぞれ演算・制
御装置320に入力され、所定の演算処理等がな
されて表示装置330及びプリンタ等のデータ処
理装置340に出力され、表示及び記録されるよ
うになつている。
次に本実施例の使用法につき説明する。
使用開始にあたり、スピンドル支持体51の傾
斜を許容する締付ねじ155を除き、他の締付ね
じ87,144及び165をゆぬめ、支柱41、
スライダ49及びスピンドル52の動きを自由に
し、上下の測定子53をX,Y,Z軸線の任意位
置に動きうるようにしておき、この状態で測定子
支持部材40を第1図に示されるように基台21
の一端側に移動させておく。
斜を許容する締付ねじ155を除き、他の締付ね
じ87,144及び165をゆぬめ、支柱41、
スライダ49及びスピンドル52の動きを自由に
し、上下の測定子53をX,Y,Z軸線の任意位
置に動きうるようにしておき、この状態で測定子
支持部材40を第1図に示されるように基台21
の一端側に移動させておく。
ついで、基台21上に被測定物54を搬入し、
基台21上の適宜な被測定物取付用ねじ穴22及
び図示しない取付治具を用いて基台21に固定す
る。
基台21上の適宜な被測定物取付用ねじ穴22及
び図示しない取付治具を用いて基台21に固定す
る。
基台21上に固定された被測定物54は、従来
の三次元測定機と同様にして各部の寸法、形状等
が計測される。すなわち、スピンドル52の下部
を把持し、一方、例えば下方の測定子53の先端
を順次被測定物54の下方の所定位置に接触さ
せ、このときの測定子53のX,Y及びZ軸線方
向の移動量を、支柱41の下部に取付けられた図
示しない検出器並びにスライダ49及びスピンド
ル支持体51内にそれぞれ設けられた検出器18
1,205と各スケール33,145,161と
により読取り、表示装置330等へ表示し、さら
には常用のデータ処理装置340でデータ処理し
てプリントアウトする。この際、識別手段310
は下方の測定子53の使用モードとしておく。
の三次元測定機と同様にして各部の寸法、形状等
が計測される。すなわち、スピンドル52の下部
を把持し、一方、例えば下方の測定子53の先端
を順次被測定物54の下方の所定位置に接触さ
せ、このときの測定子53のX,Y及びZ軸線方
向の移動量を、支柱41の下部に取付けられた図
示しない検出器並びにスライダ49及びスピンド
ル支持体51内にそれぞれ設けられた検出器18
1,205と各スケール33,145,161と
により読取り、表示装置330等へ表示し、さら
には常用のデータ処理装置340でデータ処理し
てプリントアウトする。この際、識別手段310
は下方の測定子53の使用モードとしておく。
このようにして被測定物54の下方の被測定箇
所の測定が完了したら、識別手段310を上方の
測定子53の使用モードに切換え、上方の測定子
53を被測定物54の上方の被測定箇所に順次接
触させて前述と同様に表示し、プリントアウトす
る。この際、変位検出装置300から出力される
データは、上下測定子間補正機能304により予
め補正されているから、演算・制御装置320の
演算等は、前記下方の測定子53の場合と全く同
様に行なえる。
所の測定が完了したら、識別手段310を上方の
測定子53の使用モードに切換え、上方の測定子
53を被測定物54の上方の被測定箇所に順次接
触させて前述と同様に表示し、プリントアウトす
る。この際、変位検出装置300から出力される
データは、上下測定子間補正機能304により予
め補正されているから、演算・制御装置320の
演算等は、前記下方の測定子53の場合と全く同
様に行なえる。
また、必要に応じて、前述でゆるめた各締付ね
じ87,144及び165を締付け、支柱41,
42のY軸線方向への、スライダ49のX軸線方
向への及びスピンドル52のZ軸線方向への微動
送りを行なつてもよい。
じ87,144及び165を締付け、支柱41,
42のY軸線方向への、スライダ49のX軸線方
向への及びスピンドル52のZ軸線方向への微動
送りを行なつてもよい。
前記測定子支持部材40の移動操作中に測定子
支持部材40が前後に大きく移動してシヨツクア
ブゾーバ90に当つた場合には、シヨツクアブゾ
ーバ90内の図示しない圧縮ばねが撓み、これに
より測定子支持部材40への衝撃が緩和され、測
定子支持部材40に変形等が生じることが有効に
防止される。
支持部材40が前後に大きく移動してシヨツクア
ブゾーバ90に当つた場合には、シヨツクアブゾ
ーバ90内の図示しない圧縮ばねが撓み、これに
より測定子支持部材40への衝撃が緩和され、測
定子支持部材40に変形等が生じることが有効に
防止される。
また、Z軸線に対し所定角度を有する被測定箇
所は、この角度に一致するようにスピンドル支持
体51を傾斜させて行なう。この支持体51の傾
斜は、位置出し装置210の係合軸213と係合
ブツシユ214との係合を外すとともに、締付ね
じ155をゆるめて支持体51を傾斜自在とし、
この状態でほぼ所望の角度となるように角度計測
手段50を見ながら支持体51を傾斜設定して締
付ねじ155を締付け、その位置で固定する。つ
いで、固定ねじ153をゆるめた状態で角度調整
ねじ151を回して角度の微調整を行なつて固定
し、傾斜方向の測定を行なう。
所は、この角度に一致するようにスピンドル支持
体51を傾斜させて行なう。この支持体51の傾
斜は、位置出し装置210の係合軸213と係合
ブツシユ214との係合を外すとともに、締付ね
じ155をゆるめて支持体51を傾斜自在とし、
この状態でほぼ所望の角度となるように角度計測
手段50を見ながら支持体51を傾斜設定して締
付ねじ155を締付け、その位置で固定する。つ
いで、固定ねじ153をゆるめた状態で角度調整
ねじ151を回して角度の微調整を行なつて固定
し、傾斜方向の測定を行なう。
上述のような本実施例によれば、次のような効
果がある。
果がある。
すなわち、スピンドル52の上下両端に測定子
53を取付けたから、スピンドル52を反転させ
ることなく被測定物54の上下の被測定箇所を測
定でき、作業能率を著しく改善できる。また、反
転させることがないから、スピンドル52の重量
バランスが崩れることがなく、重量バランス手段
としての定圧ばね162の調整も必要でなく、こ
の点からも作業能率を向上できる。さらに、切換
スイツチなどからなる識別手段310の選択操作
をするだけで、上下の測定子53の使い分けがで
き、この使い分けごとに各測定子53の原点チエ
ツク(原点設定)を行なわなくともよく、測定を
簡易に行なえる。また、変位検出装置300には
上下測定子間補正機能304が設けられているか
ら、演算・制御装置320での演算等が容易とな
り、かつ、従来と全く同一の装置を使用できる。
53を取付けたから、スピンドル52を反転させ
ることなく被測定物54の上下の被測定箇所を測
定でき、作業能率を著しく改善できる。また、反
転させることがないから、スピンドル52の重量
バランスが崩れることがなく、重量バランス手段
としての定圧ばね162の調整も必要でなく、こ
の点からも作業能率を向上できる。さらに、切換
スイツチなどからなる識別手段310の選択操作
をするだけで、上下の測定子53の使い分けがで
き、この使い分けごとに各測定子53の原点チエ
ツク(原点設定)を行なわなくともよく、測定を
簡易に行なえる。また、変位検出装置300には
上下測定子間補正機能304が設けられているか
ら、演算・制御装置320での演算等が容易とな
り、かつ、従来と全く同一の装置を使用できる。
さらに、スライダ49に対しスピンドル支持体
51を傾斜可能、すなわち、いわゆるZ軸スピン
ドル52を傾斜可能としたから、傾斜面に穴を有
する被測定物54の穴径、穴深さ等を一次元的に
簡易に測定でき、いわゆる輪郭測定機的機能をも
付加できる。また、この傾斜面等の測定にあた
り、従来のように被測定物54側を傾斜させる必
要がなく、この点からも測定の簡易化を図ること
ができる。また、適当な形状の測定子53並びに
測定子53に代えてテストインジケータ、罫書き
針等を用いることにより単なる測定に限らず、
種々の傾斜方向の作業が行なえる。この場合、基
台21上に回転テーブルを介して被測定物54を
載置すれば、被測定物54の各面の傾斜等の測定
を容易に行なうことができる。
51を傾斜可能、すなわち、いわゆるZ軸スピン
ドル52を傾斜可能としたから、傾斜面に穴を有
する被測定物54の穴径、穴深さ等を一次元的に
簡易に測定でき、いわゆる輪郭測定機的機能をも
付加できる。また、この傾斜面等の測定にあた
り、従来のように被測定物54側を傾斜させる必
要がなく、この点からも測定の簡易化を図ること
ができる。また、適当な形状の測定子53並びに
測定子53に代えてテストインジケータ、罫書き
針等を用いることにより単なる測定に限らず、
種々の傾斜方向の作業が行なえる。この場合、基
台21上に回転テーブルを介して被測定物54を
載置すれば、被測定物54の各面の傾斜等の測定
を容易に行なうことができる。
さらに、測定子支持部材40の案内レール3
1,32は基台21の側方に設けられ、基台21
上には何の邪魔物もなく、かつ、スピンドル支持
体51が傾斜可能であるから、基台21から突出
した被測定物54の測定も可能であり、測定範囲
の拡大がなされる。
1,32は基台21の側方に設けられ、基台21
上には何の邪魔物もなく、かつ、スピンドル支持
体51が傾斜可能であるから、基台21から突出
した被測定物54の測定も可能であり、測定範囲
の拡大がなされる。
また、スピンドル支持体51とスピンドル52
との間には定圧ばね162が張設されているか
ら、スピンドル52の操作を非常に軽い力で行な
うことができる。この定圧ばね162はスピンド
ル52の引出しとともに引出され、スケール16
1の表面を覆うから、被測定物54、その他の物
に触れやすいスケール161の下方突出側の表面
保護を有効に行なうことができる。
との間には定圧ばね162が張設されているか
ら、スピンドル52の操作を非常に軽い力で行な
うことができる。この定圧ばね162はスピンド
ル52の引出しとともに引出され、スケール16
1の表面を覆うから、被測定物54、その他の物
に触れやすいスケール161の下方突出側の表面
保護を有効に行なうことができる。
さらに、スピンドル支持体51の傾斜角度は角
度計測手段50により読取ることができ、かつ、
主尺156と副尺157との作用により精密に計
測できる。また、スピンドル支持体51を垂直状
態に戻す、すなわち、基点復帰させる場合、この
角度計測手段50を用いて行なうことができると
ともに、位置出し装置210を用いて行なうこと
もでき、この位置出し装置210を用いれば、迅
速かつ正確に基点復帰させることができる。
度計測手段50により読取ることができ、かつ、
主尺156と副尺157との作用により精密に計
測できる。また、スピンドル支持体51を垂直状
態に戻す、すなわち、基点復帰させる場合、この
角度計測手段50を用いて行なうことができると
ともに、位置出し装置210を用いて行なうこと
もでき、この位置出し装置210を用いれば、迅
速かつ正確に基点復帰させることができる。
なお、前記実施例においては、切換スイツチな
どからなる識別手段310を用いて上下の測定子
53の相違による補正を行なうようにしたが、測
定子53が接触により自身で信号を発するいわゆ
るタツチ部材プローブであるような場合には、上
下の測定子53毎に別個な電気回路を設け、いず
れかの回路に補正機能304を持たせるようにし
てもよい。また、スピンドル支持体51は必ずし
も傾斜(回動)可能としなくともよいが、傾斜
(回動)可能とすれば前述の効果がある。さらに、
前記各実施例では測定子53は接触式の構造のも
のを図示したが、本考案でいう測定子はこれに限
定されず、静電容量を用いたもの、あるいはレー
ザ測長器等のいわゆる非接触式の構造のものも含
むものである。また、前記各実施例では定圧ばね
162はスピンドル52の下部に1個のみ設けた
が、スピンドル52の上部とスピンドル支持体5
1との間にも設けてもよく、このようにすればス
ケール161の上部での保護がより確実にでき
る。この際、上方の定圧ばねは下方の定圧ばね1
62より数段弱く設定し、スピンドル52の自重
を含む重量バランスが適正となるように各ばね圧
を設定する。また、重量バランス手段はばねに限
らず、エア圧、流体圧を利用したもの、さらに重
錘を利用したものであつても良い。
どからなる識別手段310を用いて上下の測定子
53の相違による補正を行なうようにしたが、測
定子53が接触により自身で信号を発するいわゆ
るタツチ部材プローブであるような場合には、上
下の測定子53毎に別個な電気回路を設け、いず
れかの回路に補正機能304を持たせるようにし
てもよい。また、スピンドル支持体51は必ずし
も傾斜(回動)可能としなくともよいが、傾斜
(回動)可能とすれば前述の効果がある。さらに、
前記各実施例では測定子53は接触式の構造のも
のを図示したが、本考案でいう測定子はこれに限
定されず、静電容量を用いたもの、あるいはレー
ザ測長器等のいわゆる非接触式の構造のものも含
むものである。また、前記各実施例では定圧ばね
162はスピンドル52の下部に1個のみ設けた
が、スピンドル52の上部とスピンドル支持体5
1との間にも設けてもよく、このようにすればス
ケール161の上部での保護がより確実にでき
る。この際、上方の定圧ばねは下方の定圧ばね1
62より数段弱く設定し、スピンドル52の自重
を含む重量バランスが適正となるように各ばね圧
を設定する。また、重量バランス手段はばねに限
らず、エア圧、流体圧を利用したもの、さらに重
錘を利用したものであつても良い。
上述のような本考案によれば、被測定物の上下
の被測定箇所を迅速に測定でき、かつ、重量バラ
ンスの調整の心配もない三次元測定機を提供でき
るという効果がある。
の被測定箇所を迅速に測定でき、かつ、重量バラ
ンスの調整の心配もない三次元測定機を提供でき
るという効果がある。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図はそのスライダ部分を示す一部を切欠いた拡大
斜視図、第3図は同正面図、第4図は同断面図、
第5図は測定子取付部の構造を示す一部を断面し
た分解斜視図、第6図は本実施例の制御系統の概
略構成を示すブロツク図である。 40……測定子支持部材、41,42……支
柱、46,47……スライダ案内レール、49…
…スライダ、50……角度計測手段、51……ス
ピンドル支持体、52……スピンドル、53……
測定子、54……被測定物、162……定圧ば
ね、301……X方向検出装置、302……Y方
向検出装置、303……Z方向検出装置。
図はそのスライダ部分を示す一部を切欠いた拡大
斜視図、第3図は同正面図、第4図は同断面図、
第5図は測定子取付部の構造を示す一部を断面し
た分解斜視図、第6図は本実施例の制御系統の概
略構成を示すブロツク図である。 40……測定子支持部材、41,42……支
柱、46,47……スライダ案内レール、49…
…スライダ、50……角度計測手段、51……ス
ピンドル支持体、52……スピンドル、53……
測定子、54……被測定物、162……定圧ば
ね、301……X方向検出装置、302……Y方
向検出装置、303……Z方向検出装置。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 鉛直上下方向となるZ軸線方向に変位可能と
されたスピンドルに取付けられた測定子を基台
上に載置された被測定物に関与させ、この測定
子の移動変位から被測定物の形状等を計測する
三次元測定機において、Z軸線方向と任意の平
面内で直交する水平方向となるX軸線方向変位
可能にされたスライダにスピンドル支持体を取
付けるとともに、このスピンドル支持体に当該
スピンドル支持体を貫通してZ軸線方向変位可
能にスピンドルを取付け、このスピンドルの両
端にそれぞれ測定子を取付け、かつ、スピンド
ルに重量バランス手段を連結し、さらに測定子
のX軸線方向の変位量を検出するX方向検出装
置と、このX軸線方向と同一平面内において直
交する方向となるY軸線方向の測定子の変位量
を検出するY方向検出装置と、測定子のZ軸線
方向の変位量を検出するZ方向検出装置とを備
えて構成されることを特徴とする三次元測定
機。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
記スピンドル支持体はY軸線方向を回動中心と
して前記スライダに回動可能に取付けられたこ
とを特徴とする三次元測定機。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
において、前記重量バランス手段は板ばねから
なる定圧ばねを巻回し、この張力により前記ス
ピンドルをこのスピンドルに取着される一方の
測定子から他方の測定子側へ変位させるよう構
成されたことを特徴とする三次元測定機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4958382U JPS58151808U (ja) | 1982-04-06 | 1982-04-06 | 三次元測定機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4958382U JPS58151808U (ja) | 1982-04-06 | 1982-04-06 | 三次元測定機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58151808U JPS58151808U (ja) | 1983-10-12 |
JPH0240488Y2 true JPH0240488Y2 (ja) | 1990-10-29 |
Family
ID=30060428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4958382U Granted JPS58151808U (ja) | 1982-04-06 | 1982-04-06 | 三次元測定機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58151808U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4638667A (en) * | 1984-01-20 | 1987-01-27 | Westinghouse Electric Corp. | Remote probe positioning apparatus |
JPS6126111U (ja) * | 1984-07-24 | 1986-02-17 | 東京貿易株式会社 | 面歪測定機の測定子ヘツド |
-
1982
- 1982-04-06 JP JP4958382U patent/JPS58151808U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58151808U (ja) | 1983-10-12 |
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